JP2016132154A - 印刷物の製造方法、印刷装置、および印刷装置を制御する制御プログラム - Google Patents

印刷物の製造方法、印刷装置、および印刷装置を制御する制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】後工程の作業負担を軽減できる連続用紙を用いる印刷物の製造方法を提供する。【解決手段】複数のジョブに基づく画像を連続用紙の幅方向に並べて配置した印刷物の製造方法であって、複数のジョブそれぞれの画像の印刷に必要な連続用紙の前記搬送方向の長さを、ジョブ長として算出するステップと、各ジョブに基づく画像の搬送方向の印刷終了位置が揃うように、算出した各ジョブのジョブ長に基づいて、各ジョブの印刷開始位置をずらして各ジョブに基づく画像を連続用紙に印刷するステップと、を含む。【選択図】図13

Description

本発明は、連続用紙を用いる印刷物の製造方法、印刷装置、および印刷装置を制御する制御プログラムに関する。
ロール紙などの連続用紙を用いて印刷物を製造する印刷装置がある。このような印刷装置では、たとえば、ロール状に巻き取られている連続用紙を、巻出しながら搬送し、画像形成位置においてジョブに基づく画像を印刷する。印刷済みの連続用紙は、印刷終了位置で幅方向に切断されて、再びロール状に巻き取られ、印刷物として完成する。ロール状の印刷物は、後工程において適宜使用される。たとえば、ロール状の印刷物は、ラベラー(自動ラベル貼り機)に装填され、必要に応じて、連続用紙が引き出されつつ、画像部分がラベルとして使用される。
上記印刷装置において、連続用紙に複数のジョブの画像を印刷する場合、通常、入力されたジョブの順番に、連続用紙の搬送方向に画像を形成する。しかし、ジョブに基づく画像の幅が連続用紙の幅よりも小さく、他のジョブの画像を幅方向に並べる余裕がある場合がある。このような場合、異なるジョブでも、幅方向に画像を並べて形成する印刷装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。幅方向に画像を並べれば、製造効率が高く、連続用紙の使用効率も高くなる。
特許文献1に記載の印刷装置では、複数のジョブの画像を幅方向に並べるため、印刷物を製造する際には、連続用紙を幅方向に切断した後、連続用紙を搬送方向に切断する必要がある。これにより、印刷時には幅方向に並んでいた複数のジョブの画像がそれぞれ分離され、複数の印刷物が製造される。
特開2002−137483号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の印刷装置では、連続用紙の幅方向に並べた複数のジョブの画像が、連続用紙の搬送方向の同じ位置で印刷終了するとは限らない。したがって、ジョブの画像の印刷が終了した後、搬送方向の最も後端にある画像の位置に合わせて、連続用紙を幅方向に切断する必要がある。
これでは、その後、連続用紙をジョブごとに搬送方向に切断して、複数の印刷物を形成した場合、ほとんどの印刷物の搬送方向の後端には余白ができることになる。特に、ロール状の印刷物が搬送方向の後端から逆向きに巻き出して使用される場合、使用の開始位置に余白があり、余白をカットした後でないと使用できないという問題が生じてしまう。これでは、印刷物を使用する後工程の作業負担が増加されてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、後工程の作業負担を軽減できる印刷物の製造方法、印刷装置、および印刷装置を制御する制御プログラムを提供することを目的とする。
(1)複数のジョブに基づく画像を連続用紙の幅方向に並べて配置した印刷物の製造方法であって、
前記複数のジョブそれぞれの画像の印刷に必要な連続用紙の前記搬送方向の長さを、ジョブ長として算出するステップと、
前記各ジョブに基づく画像の前記搬送方向の印刷終了位置が揃うように、前記算出した各ジョブのジョブ長に基づいて、各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷するステップと、
を含む印刷物の製造方法。
(2)前記印刷するステップにおいて、前記算出した各ジョブのジョブ長と前記各ジョブ長のうち最長のジョブ長との差を、前記各ジョブの余白量として算出し、前記算出した各ジョブの余白量に応じて、前記各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷する上記(1)に記載の印刷物の製造方法。
(3)前記印刷するステップでは、前記印刷終了位置側を上部として正立するように、各ジョブに基づく前記画像を印刷する上記(1)または(2)に記載の印刷物の製造方法。
(4)前記印刷終了位置で、前記連続用紙を幅方向に裁断するステップをさらに含む、上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の印刷物の製造方法。
(5)連続用紙を前記複数のジョブのそれぞれの画像の幅に応じて短冊状に分離するように、前記連続用紙を前記搬送方向に裁断するステップを含む、上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の印刷物の製造方法。
(6)前記印刷するステップの後、前記連続用紙の幅方向に並べて配置した他の複数のジョブに基づく画像を印刷する追加印刷ステップを、さらに含み、
前記追加印刷ステップは、前記他の複数のジョブに基づく画像を、先行して印刷される前記複数のジョブに基づく画像の前記印刷終了位置から揃えて印刷する上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の印刷物の製造方法。
(7)先行して印刷される前記複数のジョブに基づく画像および前記他の複数のジョブに基づく画像は、いずれも先行して印刷される前記複数のジョブの前記印刷終了位置を正立の上部として前記連続用紙に印刷されることにより、正立の向きが反対である上記(6)に記載の印刷物の製造方法。
(8)前記追加印刷ステップでは、前記他の複数のジョブに基づく前記画像の幅方向の並び順を変更して印刷する上記(6)または(7)に記載の印刷物の製造方法。
(9)前記他の複数のジョブに基づく画像のうち、前記搬送方向の長さが最も長い画像の印刷が終了した後、前記連続用紙を前記搬送方向の逆方向に巻き戻し、先行して印刷される画像の前記印刷終了位置で、前記連続用紙を幅方向に裁断するステップをさらに含む、上記(6)〜(8)のいずれか一つに記載の印刷物の製造方法。
(10)連続用紙を前記他の複数のジョブのそれぞれの画像の幅に応じて短冊状に分離するように、前記連続用紙を前記搬送方向に裁断するステップを含む、上記(8)または(9)に記載の印刷物の製造方法。
(11)複数のジョブに基づく画像を連続用紙の幅方向に並べて配置して印刷する印刷装置であって、
前記複数のジョブそれぞれの画像の印刷に必要な連続用紙の前記搬送方向の長さを、ジョブ長として算出する算出部と、
前記算出部により算出した前記各ジョブに基づく画像の前記搬送方向の印刷終了位置が揃うように、前記算出した各ジョブのジョブ長に基づいて、各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷する印刷部と、
を有する印刷装置。
(12)前記印刷部は、前記算出部により算出した前記各ジョブのジョブ長と前記各ジョブ長のうち最長のジョブ長との差を、前記各ジョブの余白量として算出し、前記算出した各ジョブの余白量に応じて、前記各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷する上記(11)に記載の印刷装置。
(13)前記印刷部は、前記前記印刷終了位置側を上部として正立するように、各ジョブに基づく前記画像を印刷する上記(11)または(12)に記載の印刷装置。
(14)前記印刷部は、前記複数のジョブに画像を印刷した後、さらに、前記連続用紙の幅方向に並べる他の複数のジョブに基づく画像を、先行して印刷される前記複数のジョブに基づく画像の前記印刷終了位置から揃えて印刷する上記(11)〜(13)のいずれか一つに記載の印刷装置。
(15)先行して印刷される前記複数のジョブに基づく画像および前記他の複数のジョブに基づく画像は、いずれも先行して印刷される前記複数のジョブの前記印刷終了位置を正立の上部として前記連続用紙に印刷されることにより、正立の向きが反対である上記(14)に記載の印刷装置。
(16)前記印刷部は、前記他の複数のジョブに基づく前記画像の幅方向の並び順を変更して印刷する上記(14)または(15)に記載の印刷装置。
(17)複数のジョブに基づく画像を連続用紙の幅方向に並べて配置して印刷する印刷装置を制御するコンピューターで実行される制御プログラムであって、
前記複数のジョブそれぞれの画像の印刷に必要な連続用紙の前記搬送方向の長さを、ジョブ長として算出する手順(A)と、
前記各ジョブに基づく画像の前記搬送方向の印刷終了位置が揃うように、前記算出した各ジョブのジョブ長に基づいて、各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷する手順(B)と、
を含む制御プログラム。
本発明では、複数のジョブを連続用紙の幅方向に並べて配置して印刷する場合、各ジョブのジョブ長を算出し、各ジョブに基づく画像の印刷終了位置が揃うように、算出した各ジョブのジョブ長に基づいて、各ジョブの印刷開始位置をずらす。このため、本発明により製造した印刷物を幅方向に切断した後、画像の印刷終了位置の後ろに余白は生じない。したがって、後工程において、各ジョブに基づく画像を、印刷物の後端側から使用する場合でも、余白部分を切断する必要がなく、作業負担を軽減できる。
第1実施形態に係る印刷装置の概略構成の一例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 画像制御ASICの機能を示すブロック図である。 画像メモリーに展開された画像を示す模式図である。 メモリー読出しモジュールを応用して連続用紙に画像を印刷する例を示す図である。 第1実施形態に係る印刷装置の動作フローチャートである。 操作表示部に表示したジョブリスト画面の例を示す図である。 操作表示部に表示した設定変更画面の例を示す図である。 操作表示部に表示したレイアウト変更画面の例を示す図である。 操作表示部に表示したプレビュー画面の例を示す図である。 ジョブ長の算出例を示す図である。 余白量の算出例を示す図である。 第1実施形態に係る印刷装置による印刷処理の例を示す図である。 印刷処理した後の切断工程を説明する図である。 第1実施形態に係る印刷装置による印刷処理の効果を説明するための図である。 第2実施形態に係る印刷装置の動作フローチャートである。 操作表示部に表示したジョブリスト画面の例を示す図である。 第2実施形態に係る印刷装置による印刷処理の効果を説明するための図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
〔第1実施形態〕
(印刷装置の構成)
図1は、第1実施形態に係る印刷装置の概略構成の一例を示す図である。印刷装置1は、給紙装置100、給紙調整装置200、画像形成装置300、排紙調整装置400および巻取装置500を有する。
給紙装置100は、用紙搬送方向下流側に連続用紙Sを送り出す。給紙装置100では、たとえば、ロール状の連続用紙Sが支持軸に巻回されて回転可能に保持される。
給紙調整装置200は、給紙装置100と画像形成装置300と間の微小な用紙搬送速度の差および用紙の寄りを吸収するためのバッファー機能を有する。給紙調整装置200は、給紙装置100から搬送された連続用紙Sを、画像形成装置300へと搬送する。
画像形成装置300は、ジョブに基づく画像を連続用紙Sに印刷する。画像形成装置300は、像担持体として、感光体ドラム320(Y、M、C、K)および中間転写ベルト330が用いられる。中間転写ベルト330は、無端ベルトであり、複数のローラーにより走行可能に支持される。感光体ドラム320(Y、M、C、K)に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト330上に逐次転写され、各色(Y、M、C、K)の層が重畳したトナー像(カラー画像)が中間転写ベルト330上に形成される。そして、トナーと逆極性のバイアスを転写ローラーに印加することにより、中間転写ベルト330上に形成されたトナー像は連続用紙S上に転写され、その後、定着部340により定着される。
画像形成装置300の上部には操作表示部350を有している。操作表示部350は、ユーザーの操作を受付けるとともに、各種情報を表示する。操作表示部350は、たとえば、タッチパネルなどのように操作部分と表示部分とが一体に構成されているもの、ボタンやキーなどのハードキーと液晶表示装置などのような構成等、どのような構成であってもよい。また、操作表示部350は、図示するように画像形成装置300の筺体に設置されているものの他、画像形成装置300の筺体から分離しているものであってもよい。
排紙調整装置400も、給紙調整装置200と同様に、画像形成装置300と巻取装置500との間の微小な用紙搬送速度の差および用紙の寄りを吸収するためのバッファー機能を有する。排紙調整装置400は、画像形成装置300から搬送された連続用紙Sを、巻取装置500へと搬送する。また、排紙調整装置400は、連続用紙Sを切断する切断器410を有しており、所望位置で連続用紙Sを搬送方向に直交する幅方向に沿って切断可能である。
巻取装置500は、排紙調整装置400から搬送された連続用紙Sを巻き取る。巻取装置500では、たとえば、連続用紙Sが支持軸に巻回されてロール状に保持される。
なお、この実施形態では、連続用紙Sとしてロール紙を使用しているが、連続用紙Sがロール紙に限定されるものではなく、用紙が連続しているものであればよく、例えば、交互に折り曲げられた形態の用紙であってもよい。また、連続用紙Sは、材質が紙に限定されず、布などの媒体を用いるものであってもよい。さらに、連続用紙Sは、紙に接着剤を塗布したラベルを剥離紙に貼り合わせたラベル紙であってもよい。ラベル紙を用いる場合は、切断器410によりラベルを画像に対応した大きさで切り抜くようにしてもよい。
図2は、画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置300は、制御部310、操作表示部350、大容量の記憶装置であるHDD360、原稿画像の読取を行うスキャナー370、プリンタコントローラー380および書込みユニット390を備える。
制御部310は、CPU311、プラットフォームコントロールハブ(PCH)312、画像制御ASIC313、画像処理ASIC314、DRAM315、316を備える。
CPU311は、DRAM315またはHDD360に保存されている各種プログラムを実行することにより画像形成装置300および印刷装置1の全体の動作を統括的に制御する。
PC等の構成される端末装置900から送られてきた印刷用の画像データはプリンタコントローラー380を経由して画像メモリーとしてのDRAM316に保存される。またスキャナー370が読み取って得られた原稿の画像データも同様にDRAM316に保存される。印刷時には、DRAM316から印刷する画像データを読み出し、書込みユニット390に画像信号を送る。
図3は、画像制御ASICの機能を示すブロック図である。画像制御ASIC313は、画像制御部601、カウンター602、603、複数個のメモリー読出しモジュール604および出力バッファー605を備える。
画像制御部601は、水平および垂直同期信号(HV、VV)、インデックス信号index、画素クロック信号clk、等の各種のタイミング信号を受ける。画像制御部601は、DRAM316に保存されている画像データをメモリー読出しモジュール604で読み出して保持させ、これらの画像データを受けたタイミング信号に応じて出力バッファー605に送る。出力バッファー605では、カウンター602、603からのタイミング信号に応じて1ライン毎に画素信号を書込みユニット390に送る。
本実施形態においては、このような構成を用いて、連続用紙Sの搬送方向に沿って画像データを複数、連続して出力するためにハード構成としてメモリー読出しモジュール604を設けている。
図4は、画像メモリーに展開された画像を示す模式図である。同図に示すように、DRAM316には、ラスタライズ処理され、ビットマップ形式の画像A、画像C、画像Dおよびバリアブルの画像(数字1〜6等で示す)が展開され保存されている。バリアブルの画像とは、固定のフレーム画像とその内部領域に配置された可変の画像を組み合わせた画像である。各画像のデータは、それぞれ割り当てられたメモリー領域において、左上隅の画素を先頭とし、右下隅の画素を終端として一連のアドレスに対応する領域に格納される。
図5は、メモリー読出しモジュール604を応用して連続用紙Sに画像を印刷する例を示す図である。同図に示すように幅方向(主走査方向)に沿って複数の画像A、C、Dおよびバリアブル画像1〜6を並べて配置している。
メモリー読出しモジュール604は、リピート機能とメモリー読出し機能を備える。リピート機能は、DRAM316に展開された通常の画像(画像A、C、D)をメモリー読出しモジュール604に読み出し、これを主走査方向(連続用紙Sの幅方向)の任意の位置に配置し、副走査方向に繰り返し出力する機能である。メモリー読出し機能は、バリアブルの画像データ(1〜6)をDRAM316から順番に読出し、これを順に主走査方向の任意の位置に配置し、出力する機能である。
これらの2つの機能は、1の回路構成で対応できる。具体的には、カウンター値と画像制御部601からの指示で行う。画像制御部601は、メモリー読出しモジュール604毎に、主走査方向に関するスタート位置(図5参照)および画像幅(横)、副走査方向に関するスタート位置、画像幅(縦)、画像間隔および繰り返し回数の設定を行う。また、このほかに画像読出しアドレス、方向およびサイズが設定可能であり、設定値に応じてそれぞれのメモリー読出しモジュール604に対して指示する。なお、副走査方向に関するカウンターの出力の最大値は、連続用紙Sの長さ(4〜6km)に対応している。
画像制御ASIC313は、n個のメモリー読出しモジュール604を備えている。それぞれのメモリー読出しモジュール604は、画像制御部601からの指示に従い、カウンター602、603からの主、副のカウンター値に応じて、逐次DRAM316から画像を読み出し、出力バッファー605にデータを保存する。出力バッファー605は、各メモリー読出しモジュール604からの画像データを1ラインの中に配置する。そして1ラインのデータが揃ったところで統合して画像処理ASIC314を経由して書込みユニット390に出力する。
図5に示すように、バリアブル画像でない通常の画像を連続用紙Sに配置する場合、最初の画像は副走査スタート=余白量Mで設定し、次の画像は副走査スタート=(前の画像の副走査スタート)+画像幅Wy+画像間隔Wgyに設定する。これを設定されている繰り返し数(設定数)だけ繰り返す。バリアブル画像を連続用紙Sに配置する場合は、1ページ目(1画像目)は、副走査スタート=余白量M、繰り返し数=1で設定し、2ページ目(2画像目)以降は、副走査スタート=(前のページの副走査スタート)+画像幅Wy+画像間隔Wgyで設定する。ここで、上記最初の画像の副走査スタート位置または1ページ目の副走査スタート位置は、搬送方向の印刷開始位置ともいう。余白量Mの算出、ならびに画像間隔Wgyおよび繰り返し数の設定については、後述する。
(印刷装置の動作)
図6は、第1実施形態に係る印刷装置の動作フローチャートである。図6に示されるアルゴリズムは、HDD360にプログラムとして記録されており、制御部310によって実行される。
まず、制御部310は、ユーザーからの指示に基づいてジョブの受付けを行い、ジョブの受付けに応じてジョブリストの作成、更新を行う(S101、S102)。
図7〜図10は、操作表示部に表示した各種操作画面の例を示す図である。
図7に示す操作画面351aには、HDD360に保持されているジョブリストの例を示している。操作画面351aには、リスト表示欄a1、印刷開始ボタンb1、設定変更ボタンb2、レイアウト変更ボタンb3、プレビューボタンb4および削除ボタンb5を配置している。
ジョブリストに表示しているジョブは、連続用紙Sによる印刷を行う実行待ちジョブである。同図に示すように、ジョブ1〜ジョブ4は、連続用紙の幅方向に並べて配置させることで同時に印刷処理されるジョブセットである。なお、1のジョブに、画像幅Wxが同じである複数の画像を、副走査方向に順番に配置させることもできる。たとえば、ジョブリストに表示しているジョブ1には、画像幅Wxが同じである画像Aおよび画像Bが配置されている。
また、リスト表示欄a1に表示している画像の何れかをカーソル操作により選択してから(符号a21)設定変更ボタンb2を操作することで、図8に示す設定変更画面351bに画面遷移する。
設定変更画面351bには、プレビュー欄a2、画像間隔設定欄b21、枚数設定欄b22、確定ボタンb23およびキャンセルボタンb24を配置している。プレビュー欄a2には選択された画像がプレビュー表示される。画像間隔設定欄b21の設定により搬送方向に並べて繰り返し印刷する画像間の間隔(Wgy)を設定する(図5参照)。枚数設定欄b22の設定により画像の繰り返し印刷回数を設定する。設定変更が完了した場合には、ユーザーは確定ボタンb23を操作することにより設定を確定させることができる。確定ボタンb23またはキャンセルボタンb24を操作することにより画面遷移する前の元の画面351aに戻る。
また、ユーザーは、ジョブリストに新規のジョブや画像を追加したりレイアウトを変更したりしたい場合は、図7の操作画面351aにおいて、レイアウト変更ボタンb3を操作する。これにより、図9(a)に示すレイアウト変更画面351cに画面遷移する。レイアウト変更画面351cには、既にレイアウトされた画像を表示するレイアウトリスト欄a3、メッセージ欄b31、入れ替えボタンb32、列追加ボタンb33、画像追加ボタンb34、削除ボタンb35、確定ボタンb36およびキャンセルボタンb37を配置している。
メッセージ欄b31には、ユーザーに操作手順を案内するメッセージや操作の結果を知らせるメッセージを表示する。ユーザーは、たとえば、メッセージ欄b31の案内に従い、画像Cをカーソル操作により指示し(符号a22)、さらに画像Dをカーソル操作により指示してから、入れ替えボタンb32を操作する。これにより、図9(b)に示すように、画像Cと画像Dのレイアウト位置を入れ替えることができる。また、ユーザーは、メッセージ欄b31の案内に従い、対応する画像を指示してから列追加ボタンb33を操作することで、図9(c)に示すように、画像Cとバリアブル画像1の間に新たなジョブとして画像Eを追加することができる。さらに、ユーザーは、メッセージ欄b31の案内に従い、対応する画像を指示してから画像追加ボタンb34を操作することで、図9(d)に示すように、レイアウト位置が2列目の画像Cの後にレイアウト位置が同列である画像Eを追加することができる。画像Eは、HDD360に保持されているレイアウトが配置されていない画像であり、画像Cと画像幅Wxが同じである。また、ユーザーは、メッセージ欄b31の案内に従い、対応する画像を指示してから削除ボタンb35を操作することで、図9(e)に示すように、レイアウトリスト欄a3から画像Cを削除することができる。なお、図7に示した操作画面351aにおいて、同様に何れかの画像を選択してから削除ボタンb5を操作することで選択した画像を削除することができる。レイアウト変更が完了した場合には、ユーザーは確定ボタンb36を操作することにより変更を確定させることができる。確定ボタンb36またはキャンセルボタンb37を操作することにより画面遷移する前の元の画面351aに戻る。
さらに、ユーザーは、図7に示した操作画面351aにおいて、プレビューボタンb4を操作することで、図10に示すプレビュー画面351dに遷移する。プレビュー画面351dには、プレビュー欄a4、前頁ボタンb41、次頁ボタンb42および戻るボタンb43を配置している。プレビュー欄a4には、レイアウトされたジョブセットのプレビュー画像が表示される。ユーザーは、前頁ボタン41および次頁ボタン42を操作することで、各ページのプレビュー画像を表示する。戻るボタンb43を操作することにより画面遷移する前の元の画面351aに戻る。
以上のように、ジョブの配置を確定(たとえば、図10に示すようなレイアウト配置)したら、ユーザーは、印刷開始ボタンb1を操作することで、リスト表示欄a1においてレイアウト位置が確定されたジョブセットの印刷開始を指示する。印刷が開始されると、レイアウト位置が確定されたジョブセットに対するユーザーによる更なる変更はできなくなる。
図6のフローチャートの説明に戻る。制御部310は、操作画面を通じてユーザーからの印刷開始の指示を受付ける(S103)。
続いて、制御部310は、印刷指示されたジョブセットにおける各ジョブのジョブ長Lyを算出する(S104)。各ジョブには図7に示したように、副走査長(画像サイズWy)、画像間隔、枚数の数値が設定等されているので、搬送方向(Y方向)の画像サイズである画像幅Wyに画像間隔Wgyを加え、これに枚数を掛けることでジョブ長Lyを算出できる。なお、ジョブ長Lyの算出は、ジョブリストに追加されたときに行ってもよい。図11は、各ジョブのジョブ長Lyの算出例を示す図である。図7に示すように、ジョブ1には、画像Aおよび画像Bが含まれているため、各画像に基づいて算出したジョブ長をさらに加算してジョブ長Lyとする。ジョブ2のジョブ長についても、同様に算出する。なお、ジョブ長Lyを算出しながら、各ジョブ長Lyのうち最長のジョブ長Lymaxを同時に算出することもできる。たとえば、最初に算出したジョブ長Lyを最長ジョブ長Lymaxとし、次から算出されるジョブ長Lyを最長ジョブ長Lymaxと比較して、次に算出されるジョブ長Lyが大きい場合には、最長ジョブ長Lymaxを当該ジョブ長Lyに更新する。
続いて、制御部310は、各ジョブの余白量Mを算出する(S105)。具体的には、ステップS104で算出した各ジョブ長Lyと各ジョブ長Lyのうち最長のジョブ長Lymaxとの差を、各ジョブの余白量Mとして算出する。図12は、各ジョブの余白量Mの算出例を示す図である。
続いて、制御部310は、各ジョブの印刷開始位置を調整する(S106)。具体的には、ステップS105で算出した各ジョブの余白量Mに応じて、各ジョブの印刷開始位置をずらす。すなわち、最長のジョブ長Lymaxを有するジョブ2の印刷開始位置を基準にして、ジョブ1、ジョブ3およびジョブ4の印刷開始位置をそれぞれ余白量Mの分をずらす(図5参照)。これにより、各画像の搬送方向の印刷終了位置が揃う。
続いて、制御部310は、各ジョブの画像の印字方向およびレイアウト位置を自動調整する(S107)。具体的には、制御部310は、図4に示したメモリーに展開された各画像の終端アドレスから先頭アドレスまで逆方向に画像データを読み出す。なお、同列に配置された画像(たとえば、画像Aと画像B、画像Cと画像E)については、列の後端に配置された画像を先に読み出す(たとえば、先に画像B、画像Eを読み出し、次に画像A、画像Cを読み出す。図13a参照)。これにより、各画像は、図10に示したレイアウトの印字方向とは上下が反転され、印刷終了位置側を上部として正立する。さらに、制御部310は、印字方向を反転させた各画像のレイアウト位置の順番を逆転させる(図13(b)参照)。これにより、各画像のレイアウト位置は、図10に示したレイアウト位置(左から右で順番に画像A、画像C、バリアブル、画像Dが並ぶ)と一致する。
続いて、制御部310は、ステップS106およびステップS107で印刷開始位置、印字方向およびレイアウト位置を自動調整した後の各種設定値(余白量M等)をメモリー読出しモジュール604などに指示し、ジョブセットを印刷する(S108)。
次に図13、14に基づいて本実施形態で製造した印刷物について説明する。図13(a)は、印刷開始位置と印字方向が自動調整された後に印刷処理した連続用紙Sを示し、図13(b)は、さらにレイアウト位置を自動調整した後に印刷処理した連続用紙Sを示している。
図13に示すように、本実施形態で製造した印刷物は、各画像の印刷終了位置が揃っている。図13に示すような画像が印刷された連続用紙Sからそれぞれの画像を分離した印刷物を得るためには、以下の裁断工程を経る。最初は連続用紙Sの画像の印刷終了位置(切断位置X)で切断する。この切断は印刷装置1の切断器410で行ってもよい。この場合、連続用紙S切断位置Xが切断器410に到達したときに連続用紙Sの搬送を一旦停止させ、停止状態の連続用紙Sを切断する。あるいは切断器410を用いずに印刷装置10以外の裁断装置によって、オフラインで処理してもよい。
次にY方向(搬送方向)に沿って延びる切断位置2〜4(Y)で切断する。この切断は、図14(a)に示すようにロールR1の形態の連続用紙Sを切断位置2〜4(Y)に沿って、カッターCにより軸に垂直な方向で輪切りにすることにより行える。またロールR1の直径が大きいために、輪切りが困難である場合には、図14(b)に示すように図1の巻き方向とは逆方向に連続用紙Sを引き出しながら、切断位置2〜4(Y)に対応する位置に配置したカッターCによって切断位置2〜4(Y)に沿って切断する。連続用紙Sが、ラベル紙であれば、以上までで、印刷物を製造する工程は終了である。得られたロール状の印刷物は、ラベラー(自動ラベル貼り機)に装填され次工程で用いられる。
連続用紙Sの材質が通常の紙であれば、以上のようにY方向の切断位置2〜4で切断した後、図14(c)に示すようにそれぞれの画像で分離するために、X方向の切断位置で切断する。これを全てのジョブの画像に対して行う。これにより画像毎にカットした印刷物を得ることができる。
(効果)
図15は、印刷装置1で印刷した連続用紙Sの状態を示す図であり、図15(a)は、図6に示した印刷処理を実行することにより実施例に係る印刷物の例である。図15(b)は、この印刷処理を実行しない場合の比較例に係る印刷物の例である。
図15(a)に示すように、ジョブセットに含まれる画像の印刷終了位置(切断位置)が揃っている。一方で、このような制御を行わない場合には、図15(b)の比較例に示すように各画像の印刷終了位置が揃っておらず、ほとんどのジョブの印刷終了位置の後端には余白領域BSが生じる。
このように本実施形態では、複数のジョブを連続用紙の幅方向に並べて配置して印刷する場合、各ジョブのジョブ長を算出し、各ジョブに基づく画像の印刷終了位置が揃うように、算出した各ジョブのジョブ長に基づいて、各ジョブの印刷開始位置をずらす。このため、製造した印刷物を幅方向に切断した後、画像の印刷終了位置の後ろに余白は生じない。したがって、後工程において、各ジョブに基づく画像を、印刷物の後端側から使用する場合でも、余白部分を切断する必要がなく、作業負担を軽減できる。
上記第1実施形態では、各ジョブの印刷開始位置を調整した後、さらにステップS107の処理において印字方向およびレイアウト位置を自動調整している。しかし、本実施形態はこれに限らず、ステップS107の処理を実行しなくてもよく、ステップS107の処理において印字方向のみ自動調整してもよい。
〔第2実施形態〕
上述した第1実施形態に係る印刷装置1では、複数のジョブに基づく画像が印刷された連続用紙Sの画像の印刷終了位置で切断することにより1のロール状の印刷物を製造している。第2実施形態では、複数のジョブに基づく画像の印刷が終了した後、直ちに複数のジョブに基づく画像の印刷終了位置で連続用紙を切断することなく、連続用紙の幅方向に並べて配置した他の複数のジョブに基づく画像を続いて追加印刷する。
第2実施形態に係る印刷装置の構成は、第1実施形態と同様である。しかし、第1実施形態と比較して、印刷装置の動作が一部異なる。したがって、以下では、印刷装置の動作についてのみ説明する。
(印刷装置の動作)
図16は、第2実施形態に係る印刷装置の動作フローチャートである。
図16に示すように、第2実施形態に係る印刷装置の動作は、第1実施形態に係る印刷装置1の動作と比較して、ステップS209〜ステップS211の処理が追加されていることで相違する。具体的には、第2実施形態のステップS201〜S208に示す処理と、第1実施形態のステップS101〜S108に示す処理とは、処理内容が全く同様である。したがって、第2実施形態において、第1実施形態と同様の上記処理については、説明を省略する。
ステップS208の処理後に続いて、制御部310は、追加ジョブの有無を判断する(S209)。
図17は、操作表示部に表示したジョブリスト画面の例を示す図である。図17に示すジョブリスト画面352aは、図7に示したジョブリスト画面351aと比較して、リスト表示欄a1には、さらに各ジョブの状態が表示され、図7の印刷ボタンb1が追加印刷ボタンb6に変わっていることで異なる。図17に示すように、ジョブ3およびジョブ4を含むジョブセットは、現在印刷中の先行ジョブセットである。追加ジョブ1〜追加ジョブ3からなるジョブセットは、現在実行中の先行ジョブセットに続いて連続的に印刷を行う追加ジョブセットである。ユーザーは、先行ジョブセットの印刷中に、第1実施形態のステップS102で説明したように、追加ジョブの選択及び配置をすることができる(図8〜図10を参照)。追加ジョブの選択配置が終了すると、ユーザーは印刷追加ボタンb6を操作することで、追加印刷を指示する。
追加ジョブが有る場合(S209:YES)、制御部310は、各追加ジョブの印刷開始位置を調整する(S210)。具体的には、追加ジョブセットに基づく画像を先行ジョブセットに基づく画像の印刷終了位置から揃えるように、追加ジョブセットに含まれる各ジョブの印刷開始位置を調整する。
続いて、制御部310は、ステップS211で印刷開始位置を調整した後の追加ジョブセットに含まれる各ジョブの各種設定値をメモリー読出しモジュール604などに指示し、先行ジョブセットに続いて追加ジョブセットを印刷する(S212)。また、追加ジョブを印刷する際、必要に応じて、追加ジョブセットに基づく画像を、先行ジョブセットの印刷終了位置を正立の上部として連続用紙に印刷されるように、印刷することができる。これにより、先行ジョブセットの画像と追加ジョブセットの画像の正立の向きが反対となる。なお、追加ジョブセットに基づく画像の幅方向の並び順をさらに変更して印刷することもできる(図13参照)。これにより、印刷後の追加ジョブセットのレイアウトがユーザーによるレイアウト配置と一致する。
一方、追加ジョブがない場合(S209:NO)、制御部310は、ステップS211およびステップS212の処理を実行しない。
先行ジョブセットおよび追加ジョブセットの画像が続いて印刷された連続用紙からそれぞれの画像を分離した印刷物を得るためには、以下の巻戻し裁断工程を経る。最初は追加ジョブセットに基づく画像のうち、搬送方向の長さが最も長い画像の印刷が終了した後、その印刷終了位置で切断機410により切断する。その後、印刷したロールを巻き取り装置500から取り外し、これを外部の巻き取り装置により(印刷装置10での)搬送方向とは逆方向に途中まで巻き戻して追加ジョブセットに対応した別のロールを形成する。そして先行ジョブセットの画像の印刷終了位置(切断位置)まで巻き戻してから連続用紙を幅方向に切断して、先行ジョブセットおよび追加ジョブセットにそれぞれ対応した2つのロール状の印刷物を得る。このように得られる印刷物に対して、図14に示すような方法で切断すれば、先行ジョブセットおよび追加ジョブセットに含まれるそれぞれの画像毎にカットした印刷物を得ることができる。
(効果)
図18は、第2実施形態に係る印刷装置で印刷した連続用紙の状態を示す図であり、図18(a)は、図16に示した印刷処理を実行することにより得られた実施例に係る印刷物の例である。図18(b)は、この印刷処理を実行せず、第1実施形態の図6に示した印刷処理を実行することにより得られた比較例に係る印刷物の例である。図18(b)に示すように、通常、2ロール目の追加ジョブを印刷する際には、追加ジョブの画像の印刷開始位置の先端には、巻きつけのりしろ部分が生じる。巻きつけのりしろ部分は、画像が印刷されず、切断位置で切断後に、このまき付けのりしろ部分を先頭として別のロールに巻き取るための白紙部分である。
図18(a)に示すように、先行ジョブセットに含まれる画像の印刷終了位置と追加ジョブセットに含まれるが画像の印刷開始位置が揃っている。一方で、このような制御を行わない場合には、図18(b)の比較例に示すように各画像の印刷終了位置が揃っておらず、巻きつけのりしろが生じる。このため、第2実施形態を応用して得られる印刷物では、巻きつけのりしろの無駄を省くことができる。
上記第2実施形態では、2つのジョブセットに基づく画像を連続的に印刷し、その後巻き戻して断裁することで、2つのロール状印刷物を製造している。しかし、連続的に印刷するジョブセットは2つに限らない。たとえば、複数のジョブセットに基づく画像を続いて印刷する場合、奇数番目のジョブセットについては、ステップS201〜S209の処理のみを実行させ、偶数番目のジョブセットについてのみ、ステップS211、S212の処理を実行させることもできる。
以上の印刷装置の構成は特許請求の範囲に記載された内容によって規定されるものであり、様々な変形形態が可能である。例えば、各変形例は組わせて適用することも可能である。また印刷装置の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的な印刷装置が備える構成を排除するものではない。
1 印刷装置
100 給紙装置、
200 給紙調整装置、
300 画像形成装置、
310 制御部、
311 CPU、
312 PCH、
313 画像制御ASIC、
314 画像処理ASIC、
315 DRAM、
316 DRAM(画像メモリー)、
320 感光体ドラム、
330 中間転写ベルト、
340 定着部、
350 操作表示部、
360 HDD(ジョブ蓄積部)、
370 スキャナー、
380 プリンタコントローラー、
390 書き込みユニット、
400 排紙調整装置、
410 切断器、
500 巻取装置、
601 画像制御部、
602 カウンター(主走査)、
603 カウンター(副走査)、
604 メモリー読出しモジュール、
605 出力バッファー、
BS 余白領域、
Wgy 画像間隔、
Wx、Wy 画像幅、
Ly、Lmax ジョブ長、
M 余白量。

Claims (17)

  1. 複数のジョブに基づく画像を連続用紙の幅方向に並べて配置した印刷物の製造方法であって、
    前記複数のジョブそれぞれの画像の印刷に必要な連続用紙の前記搬送方向の長さを、ジョブ長として算出するステップと、
    前記各ジョブに基づく画像の前記搬送方向の印刷終了位置が揃うように、前記算出した各ジョブのジョブ長に基づいて、各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷するステップと、
    を含む印刷物の製造方法。
  2. 前記印刷するステップにおいて、前記算出した各ジョブのジョブ長と前記各ジョブ長のうち最長のジョブ長との差を、前記各ジョブの余白量として算出し、前記算出した各ジョブの余白量に応じて、前記各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷する請求項1に記載の印刷物の製造方法。
  3. 前記印刷するステップでは、前記印刷終了位置側を上部として正立するように、各ジョブに基づく前記画像を印刷する請求項1または請求項2に記載の印刷物の製造方法。
  4. 前記印刷終了位置で、前記連続用紙を幅方向に裁断するステップをさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷物の製造方法。
  5. 連続用紙を前記複数のジョブのそれぞれの画像の幅に応じて短冊状に分離するように、前記連続用紙を前記搬送方向に裁断するステップを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の印刷物の製造方法。
  6. 前記印刷するステップの後、前記連続用紙の幅方向に並べて配置した他の複数のジョブに基づく画像を印刷する追加印刷ステップを、さらに含み、
    前記追加印刷ステップは、前記他の複数のジョブに基づく画像を、先行して印刷される前記複数のジョブに基づく画像の前記印刷終了位置から揃えて印刷する請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷物の製造方法。
  7. 先行して印刷される前記複数のジョブに基づく画像および前記他の複数のジョブに基づく画像は、いずれも先行して印刷される前記複数のジョブの前記印刷終了位置を正立の上部として前記連続用紙に印刷されることにより、正立の向きが反対である請求項6に記載の印刷物の製造方法。
  8. 前記追加印刷ステップでは、前記他の複数のジョブに基づく前記画像の幅方向の並び順を変更して印刷する請求項6または請求項7に記載の印刷物の製造方法。
  9. 前記他の複数のジョブに基づく画像のうち、前記搬送方向の長さが最も長い画像の印刷が終了した後、前記連続用紙を前記搬送方向の逆方向に巻き戻し、先行して印刷される画像の前記印刷終了位置で、前記連続用紙を幅方向に裁断するステップをさらに含む、請求項6〜8のいずれか一項に記載の印刷物の製造方法。
  10. 連続用紙を前記他の複数のジョブのそれぞれの画像の幅に応じて短冊状に分離するように、前記連続用紙を前記搬送方向に裁断するステップを含む、請求項8または9に記載の印刷物の製造方法。
  11. 複数のジョブに基づく画像を連続用紙の幅方向に並べて配置して印刷する印刷装置であって、
    前記複数のジョブそれぞれの画像の印刷に必要な連続用紙の前記搬送方向の長さを、ジョブ長として算出する算出部と、
    前記算出部により算出した前記各ジョブに基づく画像の前記搬送方向の印刷終了位置が揃うように、前記算出した各ジョブのジョブ長に基づいて、各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷する印刷部と、
    を有する印刷装置。
  12. 前記印刷部は、前記算出部により算出した前記各ジョブのジョブ長と前記各ジョブ長のうち最長のジョブ長との差を、前記各ジョブの余白量として算出し、前記算出した各ジョブの余白量に応じて、前記各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷する請求項11に記載の印刷装置。
  13. 前記印刷部は、前記前記印刷終了位置側を上部として正立するように、各ジョブに基づく前記画像を印刷する請求項11または請求項12に記載の印刷装置。
  14. 前記印刷部は、前記複数のジョブに画像を印刷した後、さらに、前記連続用紙の幅方向に並べる他の複数のジョブに基づく画像を、先行して印刷される前記複数のジョブに基づく画像の前記印刷終了位置から揃えて印刷する請求項11〜13のいずれか一項に記載の印刷装置。
  15. 先行して印刷される前記複数のジョブに基づく画像および前記他の複数のジョブに基づく画像は、いずれも先行して印刷される前記複数のジョブの前記印刷終了位置を正立の上部として前記連続用紙に印刷されることにより、正立の向きが反対である請求項14に記載の印刷装置。
  16. 前記印刷部は、前記他の複数のジョブに基づく前記画像の幅方向の並び順を変更して印刷する請求項14または請求項15に記載の印刷装置。
  17. 複数のジョブに基づく画像を連続用紙の幅方向に並べて配置して印刷する印刷装置を制御するコンピューターで実行される制御プログラムであって、
    前記複数のジョブそれぞれの画像の印刷に必要な連続用紙の前記搬送方向の長さを、ジョブ長として算出する手順(A)と、
    前記各ジョブに基づく画像の前記搬送方向の印刷終了位置が揃うように、前記算出した各ジョブのジョブ長に基づいて、各ジョブの印刷開始位置をずらして前記各ジョブに基づく画像を前記連続用紙に印刷する手順(B)と、
    を含む制御プログラム。
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