JP2016131853A - 什器 - Google Patents

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Gang Wang
▲鋼▼ 王
村田 浩幸
Hiroyuki Murata
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Abstract

【課題】迅速且つ正確に組み立て得る什器を提供する。
【解決手段】什器は、床面に載置されるベース1、このベース1から立設される支柱2を有するものであって、ベース1及び支柱2間に設けられた管状体32及び挿入体31を有する係合装置3が、管状体32及び挿入体31の何れか一方に設けられ他方を所定方向に押圧する押圧爪34と、前記管状体32の内面に密着することにより前記所定方向への動きを禁止する密着面33と、前記所定方向に対し直交する直交方向の動きを禁止する係合部Xとを具備することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、商品を陳列するために店舗等に配置される什器に関するものである。
店舗内に配置され商品を陳列するための什器のうち、店舗設営の際や店舗内の配置変更等に迅速に対応すべく、複数の部品に分けられた状態で設置場所まで容易に運搬可能であり且つ当該設置場所で容易に組み立てることができる店舗用の什器が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
前記特許文献1に記載の什器は、床面に載置されたベースに対し支柱を組み付けるとき、支柱側に設けたピンをベース側に設けたスリットに挿入し、しかる後にベースと支柱とをビス止めするものとしている。このとき、ベース側に設けた起立片が矩形管状の支柱の内壁を押圧することにより、ベースと支柱とをがたつきなく組み付けることができる。また特許文献2に記載の什器では、ベース側に設けた複数の起立片が矩形管状の支柱の内壁を押圧する構造をなしている。
しかしながら、特許文献1に記載の什器は確実な組付けが実現されるものの、組み付け時に支柱の組み付け作業に加え、ビス止めの作業を要するものであるため、迅速な什器の組み立ての為にはビス止めの作業を迅速に行うことを要する。また特許文献2に記載の什器は、起立片の押圧方向のがたつきは有効に抑制されるものの、前記押圧方向に直交する方向のがたつき防止は専ら支柱とベース側の帯金との嵌合により実現しようとするものであるため、支柱と帯金との寸法の誤差がそのまま組み付けの確実性に影響されてしまい確実な組み付けが容易に実現できないという懸念がある。すなわち、実際に迅速且つ正確に組み立て得る什器が求められているのが現状である。
特許第2743886号公報 特開昭57−148910号公報
本発明は、このような現状に着目したものであり、迅速且つ正確に組み立て得る什器を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る什器は、床面に載置されるベースと、このベースから立設される支柱と、これらベース及び支柱の何れか一方に設けられた管状体及び他方に設けられ前記管状体の内壁面に挿入される挿入体の間に設けられた係合装置とを有する什器であって、前記係合装置が、前記管状体及び挿入体の何れか一方に設けられ他方を前記床面の面方向における所定方向に押圧する押圧爪と、前記挿入体に設けられ前記管状体の内面に密着することにより前記所定方向への相対動作を禁止する密着面と、前記床面の面方向であり且つ前記所定方向に対し直交する直交方向の相対動作を禁止する係合部とを具備することを特徴とする。
このようなものであれば、ベースに支柱を組み付けるべく、管状体に対し挿入体を挿入する作業のみで、別途ビス止め等の必要もなく支柱は床面の面方向における何れの方向へも動くことが禁止される。これにより、何ら工具等も用いずに簡便でありながら迅速且つ正確な組み立てを行い得る什器の提供に資する。すなわち本発明によれば、迅速且つ正確に組み立て得る什器を提供することが可能となる。
係合装置をコンパクトとしながらも簡素な構成とするためには、管状体を支柱の下端とするとともに挿入体を支柱の内面に嵌合し得るように形成した立壁とし、この立壁の平面視一端に前記押圧爪を設けるとともに平面視他端に前記密着面を設けることが望ましい。
また、より迅速な什器の組み立てに寄与し得る態様の一つとしては、係合部が、管状体及び挿入体のうち何れか一方から突出可能に設けたピンと、他方に設けられピンを直交方向に隙間無く挿通させ得る開口とを有している態様を挙げることができる。
さらに、上記同様により迅速な什器の組み立てに寄与し得る他の態様としては、係合部が、管状体及び挿入体のうち何れか一方に設けられたスリットと、他方に設けられスリットの直交方向に対向する両端面に略接するように突出した突出面及び所定方向とは反対方向の移動を禁止し得るオーバーハング面を有する係合突起とを有している態様を挙げることができる。
そして、係合装置がベースの巾方向両端に向かい合わせて対をなして設けられたものであり、これらの係合装置から立設する対をなす支柱に棚板が架設されているものであれば、棚板を安定支持し得る什器を提供することができる。
また一方、係合装置がベースの前後方向中央に設けられたものであり、支柱の前後にそれぞれ棚板を取り付けているものであれば、より多くの商品を陳列しうる什器を好適に構成することができる。
また他方、係合装置が前記ベースの後端に設けられたものであり、前記支柱の前方のみに棚板を取り付けているものであれば、店舗内のスペースをより有効に利用し得る什器を好適に好適することができる。
本発明によれば、迅速且つ正確に組み立て得る什器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る斜視図。 同実施形態に係る要部の分解図。 図2に係る要部の拡大図。 同実施形態に係る係合装置を示す正断面図。 図4に係るA−A線断面図。 同実施形態の変形例に係る要部の拡大図。 図6に係る要部の拡大図。 同変形例に係る係合装置を示す正断面図。 図8に係るB−B線断面図。 同実施形態の他の変形例に係る斜視図。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る什器は、図1に示すように、例えば店舗において商品を陳列するために好適に用いられるものである。この什器は、床面に載置されるベース1と、このベース1の巾方向両端且つ前後方向中央から立設される対をなす支柱2と、この対をなす支柱2に固定された仕切部材5と、対をなす支柱2に着脱可能に架設される棚板6とを主な構成要素としている。そしてベース1に対する支柱2の取り付けは、支柱2の下端部23に位置する管状体32と、ベース1から立設させた挿入体31との係り合いによって、なんら工具等を用いることなく実現している。換言すれば、なんら工具等を用いることなく容易且つ確実に組み付けるべく、管状体32と挿入体31との間に、本実施形態に係る係合装置3を設けている。なお本実施形態では支柱2に対する棚板の取り付けをも何ら工具を用いることなく実現し得る。すなわち本実施形態に係る什器は、なんら工具を用いることが無く全ての組み立て工程を完了し得る。
また本実施形態では、支柱2と仕切部材5とを互いに固定しておくことによって、支柱ユニット2Uを構成し、当該支柱ユニット2Uとして一つの部材として取り扱い得るようにしている。すなわち本実施形態では当該什器は流通時や店舗への搬入時にはベース1、支柱ユニット2U及び棚板6といった少ない部品単位で分解されて梱包されている。
また図10に示す本実施形態の他の変形例のように、ベース1の後端に支柱2を配し、当該支柱2の前方のみに棚板6を配した什器を構成しても良い。このようなものであれば、店舗内の限られたスペースを有効利用することができる。
ここで、本実施形態に係る什器は、挿入体31に設けられ管状体32を所定方向である巾方向に押圧する押圧爪34と、挿入体31に設けられ管状体32の内壁面32aに密着することにより所定方向である巾方向への相対動作を禁止する密着面33と、床面の面方向であり且つ所定方向に対し直交する直交方向すなわち前後方向の相対動作を禁止する係合部Xとを具備することを特徴とする。
以下、斯かる什器の構成について、図1〜図5を参照しつつ具体的に説明する。なお図中yで示されたものは部材の溶接により形成された溶接継ぎ手である。
ベース1は、本実施形態ではキャスタ13によって床面に載置されることによって任意に移動可能に構成されたものであるが、勿論当該ベース1に代えて、或いはベース1と共にアジャスタを配しても良い。このベース1は、板金素材により構成された矩形枠状の枠フレーム11と、この枠フレーム11の平面視内側に溶接により組み付けられたキャスタフレーム12と、このキャスタフレーム12の下面側に固定されたキャスタ13と、枠フレーム11の上面をカバーするとともに、棚板6同様に上面に商品等を載置するためのフレームカバー14とを有している。このベース1におけるキャスタ13以外の構成要素は板金素材の曲げ及び溶接によって構成されている。そしてこのベース1の巾方向両端且つ前後方向中央には、それぞれ向かい合わせて挿入体31が配されている。この挿入体31の構成については後に説明する。
支柱2は、例えば金属製の矩形パイプ部材である支柱本体21を主体としたものである。この支柱本体21には上端から下端近傍まで、所定の間隔をなしてフック穴22が設けられている。このフック穴22は棚板6を掛け止めるために所定の形状及び寸法、配置をなすことにより、棚板6を所望の高さ位置に着脱可能にとりつけることができる。当該フック穴22の具体的な構成については既存の構成を種々利用し得るものであるため、具体的な説明を省略する。そして支柱2の下端部23には、ベース1側に組み付けるべく係合装置3を構成する管状体32が一体に設けられている。この管状体32の構成については上記挿入体31とともに後に説明する。
仕切部材5は、対をなす支柱2間に固定されたもので、フレームカバー14又は棚板6上に載置された商品が落下したり不意に移動したりすることを防ぐためのものである。本実施形態では仕切部材5は、支柱2の上端間に固定された上フレーム51と、支柱2の下端近傍間に架設固定された下フレーム52と、これら上フレーム51、下フレーム52及び対をなす支柱2間に格子状に張り設けられた金属線材からなる網状部53とを有している。本実施形態では実質この網状部53を適用することにより、仕切部材5の向こう側の視認性を確保している。
棚板6は、商品を載置するための棚板本体61と、この棚板本体61に固定されつつ支柱2に設けられたフック穴22に掛け止め得るフックを設けたブラケット62とを有したものである。棚板本体61は、棚板6取り付け時には平面視ベース1と略同じ面積において上面側に商品を載置し得る。またこの棚板本体61を構成する素材は一例として板金素材を用いたもの等が挙げられるが勿論、木製のものや樹脂製、さらには紙素材を用いたものやこれら複数の素材を組み合わせたもの等、既存の種々のものを用い得る。ブラケット62は、本実施形態では例えば金属板製のものとし、先端側にて棚板本体61を固定しつつ、支柱2に設けられた上下二つのフック穴22に引っ掛け得るフックを配してなる。当該ブラケット62についても、棚板本体61を適宜取り替えたり、異なる素材や態様の棚板本体61に適用し得るようにしたりする等、既存の種々の構成を有効に利用し得る。
しかして本実施形態に係る什器は上述した通り、ベース1と支柱2との間に係合装置3を設けてなる。この係合装置3が、ベース1側に設けた挿入体31に設けられ、支柱2の下端部23に設けた管状体32を巾方向へ押圧する上下二つの押圧爪34と、管状体32の内面に密着することにより押圧爪34の押圧による動作を禁止する密着面33と、支柱2の前後方向の動きを禁止する係合部Xとを具備するものとしている。
以下、係合装置3を構成する管状体32及び挿入体31の構成について、図3〜図5を参照しつつ説明する。
管状体32は、支柱2の下端部23における内側面側において、支柱2内方へ突出し挿入体31側へ前後方向移動不能となるように係合させ得るピン37を有している。また本実施形態では図4及び図5に示すように、内壁面32aが挿入体31に対し巾方向へは隙間無く嵌合し得る一方、前後方向には若干のクリアランスが形成されているが勿論、前後方向へも隙間無く内壁面32aが挿入体31側へ嵌合し得る構成を否定するものではない。このピン37は、支柱2に固定された固定子と、この固定子に取り付けられ弾性付勢されながら突出し得るピン本体37aとを有している。このピン本体37aが弾性により挿入体31へ向けて突出し得るための構成は既存の構成を種々適用することができる。
挿入体31は前記挿入体31が前記支柱2の内面に嵌合し得るように枠フレーム11に溶接により立設された平面視コの字状をなす立壁であり、この立壁の一端面31aに押圧爪34を設けるとともに平面視他端である立壁の両端に密着面33を設けている。押圧爪34は、一端面31aから板金を前記支柱2又は前記ベース1を構成する素材の上下二箇所の切り起こしにより一体に設けられたものであり、切り起こされた基端側が傾斜方向に突出し適宜弾性変形し得る弾性変形部34aであり、先端側が管状体32の内壁面32aを押圧し得る押圧面34bである。そしてこの挿入体31には、上記押圧爪34の若干上側に、前後方向からピン本体37aを挟持し得る内向端面35aを有した開口35を配している。
そして本実施形態では、係合部Xが上述したように、管状体32から突出可能に設けたピン37と、挿入体31に設けられ前記ピン37を前後方向に隙間無く挿通させ得る開口35とを有する構成により、管状体32及び挿入体31は前後方向へも巾方向へも相対移動不能に係り合う。
図4に示すように、管状体32の内壁面32aは挿入体31の一端面31a及び密着面33に対し隙間無く嵌合しているため、巾方向への移動が禁止される。しかも押圧爪34は図3に示す状態から同図に示すように一端面31aから全く突出しない位置まで弾性変形部34aが弾性変形した状態にある。すなわち図4に示す状態において押圧面34bは内壁面32aを巾方向に強く押圧した状態が実現され、その押圧力により、密着面33は内壁面32aに強固に密着する。これにより、支柱2に巾方向からの外力がある程度加わったとしても、ベース1に対して支柱2はがたつくことは無い。
図5に示すように、管状体32に設けたピン37、具体的にはピン本体37aは、開口35の内向端面35aに摺接しながら挿通する。これにより、管状体32及び挿入体31の前後の相対動作が禁止される。換言すれば、支柱2に前後方向の外力がある程度加わったとしても、ベース1に対して支柱2はがたつくことは無い。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る什器は、管状体32に対し挿入体31を挿入する作業のみで、別途ビス止め等の必要もなく支柱2は床面の面方向における何れの方向へも動くことが禁止され得る構成が実現されている。その結果、何ら工具等も用いずに簡便でありながら迅速且つ正確な組み立てを行い得る什器の提供に資する。すなわち実施形態によれば、迅速且つ正確に組み立て得る什器を提供せしめている。
係合装置3をコンパクトとしながらも簡素な構成とするために本実施形態では、管状体32を支柱2の下端としてその形状を有効に利用しつつ、挿入体31を支柱2の内面である内壁面32aに嵌合し得るように形成した立壁とし、この立壁の平面視一端に押圧爪34を設けるとともに平面視他端に密着面33を設けることで、構成の簡素化を図っている。
また、より迅速な什器の組み立てを実現すべく本実施形態では、係合部Xが、管状体32から突出可能に設けたピン37と、挿入体31に設けられピン37を前後方向に隙間無く挿通させ得る開口35とを有する構成を適用している。
そして本実施形態では、係合装置3をベース1の巾方向両端に向かい合わせて対をなして設け、これらの係合装置3から立設する対をなす支柱2に棚板6を架設することにより、棚板6を安定支持し得る什器の提供を実現している。
また本実施形態では、係合装置3をベース1の前後方向中央に設け、支柱2の前後にそれぞれ棚板6を取り付けるようにすることで、より多くの商品を陳列しうる什器を適用せしめている。
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。当該変形例について上記実施形態の構成要素に相当するものに対しては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態では挿入体31に設けた開口35及び管状体32に設けたピン37によって係合部Xを構成したが、本変形例では、係合部Xを、管状体32に設けられたスリット38と、挿入体31に設けられた概略突出した球形状をなす係合突起36とを有する構成を適用している。なお当該変形例では、支柱2の取り付け時に係合突起36が仕切部材5に干渉しないよう、下フレーム52の両端の一部を凹ませて形成した退避部52aを設けている。
具体的に説明すると本変形例に係る係合部Xは、図6、図7及び図8に示すように、係合突起36が、スリット38の前後方向に対向する両端面たる挟持面38aに略接するように突出した突出面36aと、巾方向の移動を禁止し得るオーバーハング面36bを有する。またスリット38はオーバーハング面36bに対し、上端に設けた終端面38bでも突出面36aへ接し得る。換言すれば、当該スリット38は管状体32の挿入体31への差し込み動作終端の位置決めを行う役割をも担っている。
これにより当該係合部Xの構成のみで、管状体32と挿入体31との前後方向及び巾方向の相対動作を有効に禁止し得る。また本実施形態では当該オーバーハング面36bを、前記突出面36aの先端に設けられた部分球状体の一部であるように形成しているが勿論、挿入体31の一端面31aとともに管状体32を構成する板金素材を表裏から挟持し得る形状であれば形状は限定されない。
図8に示すように、管状体32の内壁面32aは挿入体31の一端面31a及び密着面33に対し上記実施形態同様隙間無く嵌合しているため、巾方向への移動が上記実施形態同様に禁止される。しかも押圧爪34は図7に示す状態から同図に示すように一端面31aから全く突出しない位置まで弾性変形部34aが弾性変形した状態にある。すなわち図8に示す状態において押圧面34bは内壁面32aを巾方向に強く押圧した状態が実現され、その押圧力により、密着面33は内壁面32aに強固に密着する。しかも本変形例では、一端面31a及びオーバーハング面36bがスリット38の上端において管状体32を構成する板金素材を表裏かから強固に挟持する。これにより、支柱2に巾方向からの外力がある程度加わったとしても、ベース1に対して支柱2はがたつくことは無い。
図9に示すように、挿入体31に設けた係合突起36、具体的には突出面36aは、スリット38の挟持面38aに摺接しながらスリット38内に上下方向から差し込まれる。その結果、管状体32及び挿入体31の前後の相対動作が禁止される。換言すれば、支柱2に前後方向の外力がある程度加わったとしても上記実施形態同様、ベース1に対して支柱2はがたつくことは無い。
このようなものであれば、上記実施形態同様、迅速且つ正確に組み立て得る什器を提供することが可能となる。なお当該変形例によっても、ベース1の仕様を変更することにより、図10に示すような係合装置3が前記ベース1の後端に設けられたものであり、支柱2の前方のみに棚板6を取り付けている什器を構成し得ることはいうまでもない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では支柱の下端部の形状をそのまま利用して管状体を設けた態様を開示したが勿論、ベースから管状体を立設し、支柱の下端部を管状体の内壁面に密着するよう嵌合させるようにしたものであってもよい。また上記実施形態では押圧爪を挿入体に設けたが勿論、管状体に設けてもよい。また上記実施形態では単一のベースから二本の支柱を立設した什器を開示したが勿論、単一のベースに三本以上の支柱を取り付け得る什器に本発明を適用しても良いことはいうまでもない。また支柱やベースの具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は商品を陳列するために店舗等に配置される什器として利用することができる。
1…ベース
2…支柱
23…下端部
3…係合装置
31…挿入体、立壁(挿入体)
32…管状体
33…密着面
34…押圧爪
35…開口
36…係合突起
37…ピン
38…スリット
6…棚板
X…係合部

Claims (7)

  1. 床面に載置されるベースと、このベースから立設される支柱と、これらベース及び支柱の何れか一方に設けられた管状体及び他方に設けられ前記管状体の内壁面に挿入される挿入体の間に設けられた係合装置とを有する什器であって、
    前記係合装置が、前記管状体及び挿入体の何れか一方に設けられ他方を前記床面の面方向における所定方向に押圧する押圧爪と、
    前記挿入体に設けられ前記管状体の内面に密着することにより前記所定方向への相対動作を禁止する密着面と、
    前記床面の面方向であり且つ前記所定方向に対し直交する直交方向の相対動作を禁止する係合部と
    を具備することを特徴とする什器。
  2. 前記管状体が前記支柱の下端であるとともに前記挿入体が前記支柱の内面に嵌合し得るように形成された立壁であり、
    この立壁の平面視一端に前記押圧爪を設けているとともに平面視他端に前記密着面を設けている請求項1記載の什器。
  3. 前記係合部が、前記管状体及び前記挿入体のうち何れか一方から突出可能に設けたピンと、他方に設けられ前記ピンを前記直交方向に隙間無く挿通させ得る開口とを有している請求項1又は2記載の什器。
  4. 前記係合部が、前記管状体及び前記挿入体のうち何れか一方に設けられたスリットと、他方に設けられ前記スリットの前記直交方向に対向する両端面に略接するように突出した突出面及び前記所定方向の移動を禁止し得るオーバーハング面を有する係合突起とを有している請求項1又は2記載の什器。
  5. 前記係合装置が前記ベースの巾方向両端に向かい合わせて対をなして設けられたものであり、これらの係合装置から立設する対をなす前記支柱に棚板が架設されている請求項1、2、3又は4記載の什器。
  6. 前記係合装置が前記ベースの前後方向中央に設けられたものであり、前記支柱の前後にそれぞれ棚板を取り付けている請求項1、2、3、4又は5記載の什器。
  7. 係合装置が前記ベースの後端に設けられたものであり、前記支柱の前方のみに棚板を取り付けている請求項1、2、3、4又は5記載の什器。
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