JP2016130218A - クエン酸第二鉄を高濃度で含有するゲル状組成物の製造方法 - Google Patents

クエン酸第二鉄を高濃度で含有するゲル状組成物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】腎不全患者又は嚥下困難者(高齢者)等が容易に摂取できるような、クエン酸第二鉄を高濃度で含有するゲル状組成物及びその製造方法を提供すること。する。【解決手段】クエン酸第二鉄を5質量%以上含むゲル状組成物の製造方法であって、(A)増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液を調製する工程、及び(B)加熱下で、該水溶液に該クエン酸第二鉄を最終濃度5質量%以上となるように添加・撹拌する工程、を含む前記製造方法、及び、該製造方法により得られた、医薬用又は食品用のゲル状組成物。【選択図】図2

Description

本発明は、有効成分としてクエン酸第二鉄を含有するゲル状組成物の製造方法及び該製造方法によって得られたゲル状組成物等に関する。
クエン酸第二鉄を含有する錠剤が高リン血症の治療に有効であることが知られている。
特許文献1には、該錠剤の打錠時の成型性、ならびに錠剤のひび割れ、崩壊性、溶出性等の改善を目的として、医薬有効成分としてのクエン酸第二鉄と部分アルファー化デンプンを含む錠剤及びその製造方法が記載されている。
特許文献2には、β参加水酸化鉄を実質的に含有しない高純度クエン酸第二鉄の製造方法などが記載されている。
更に、特許文献3には、クエン酸第二鉄に加えて、ポリビニルアルコール・ポリエチレングルコール・グラフトコポリマー、及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸共重合体を含む錠剤が記載されている。
一般に、ゼリーなどのゲル状組成物は、のどへの付着が少なく、粉末及び液体などのように飛散しないことから取扱性に優れている等の理由から、食品及び医薬の分野で幅広く利用されている。
例えば、腎不全の患者は、水分の排泄が困難であるために、日常の水分摂取量が制限される。そのために薬剤又は食品をゲル状組成物として摂取することによって、それらを飲料水なしに摂取することが容易となり、水分摂取量を抑制することが可能となる。
又、嚥下困難者(特に高齢者)は、水、茶などの液体の大量摂取が困難である一方、喉への付着性が高い固形物の摂取も困難である。そのため、嚥下困難者での普通に摂取できるように、食品を喉への付着性が少ないゲル状組成物に調製することが有効である。
ところで、上述の理由から、腎不全患者、あるいは嚥下困難者(高齢者)が、薬剤などの有効成分を含むゲル状組成物を摂取する場合、その摂取量は少量であることが好ましいので、ゲル状組成物中の有効成分は高濃度であることが望まれる。
しかしながら、有効成分を高濃度で含むゲル状組成分を製造する場合、有効成分または増粘多糖類の種類によっては、製造工程において粉を内側に含むダマを生じ得、あるいはダマがダマの形状のまま水を吸収してゲル化し、例えば、タピオカなどのような塊状物質となり得る。これらのダマおよび塊状物質の発生は、均一濃度で成分を含む均質な製品の提供には適さない。また、ダマおよび塊状物質が製品に含まれると、製品を摂取した場合にむせて呼吸困難を引き起こす、あるいは誤って気管に入るなどの問題を生じ得る。さらに、容器への充填も困難にする。しかし、これまでは、有効成分を高濃度で含み、かつダマおよび塊状物質を生じないゲル状組成物の製造は困難であった。
本発明者は、このような問題点を解決し、上記の目的に適するゲル状組成物の製造方法を開発した(特許文献4)。特許文献4に記載されている製造方法においては、増粘多糖類と低分子糖類を混合して増粘多糖類溶液を調製する工程は45℃以下、実施例の記載によれば、常温下で行われている。更に、こうして得られた増粘多糖類溶液に有効成分である水溶性物質を添加して溶液を調製しているが、その際に加熱等を必要とする旨の記載はなく、同様に常温下で実施されているものと思われる。又、実施例で水溶性物質の例として具体的に使用されているのは、カルニチン及びシャンピニオンである。
特開2013−05316号公報 特開2012−162522号公報 特開2012−031166号公報 特許第5090848号公報
現在、市販されているクエン酸第二鉄を含有する錠剤(リオナ錠250mg)は直径約14.9mm、短径約6.9mm、厚さ約4.6mmの大型錠であり、最低6錠/日、最大24錠/日を服用する必要があり、水分の排泄が困難であり日常の水分摂取量が制限されている腎不全の患者には、服用が困難という欠点がある。また、食品添加物のクエン酸第二鉄は比表面積が小さく溶解性が低いことから、溶解性を向上させるために比表面積を大きくする処理を施しており、その為に製造に手間を要するという問題点がある。
クエン酸第二鉄は水に対する溶解性が低いので、その溶液からは沈殿が生じ、便にそのまま排出される。又、それを含む錠剤等の製造中には沈殿が生じて均一性が悪化する。このような水難溶性であるクエン酸第二鉄を有効成分として含有し、腎不全患者又は嚥下困難者(高齢者)が容易に摂取できるようなゲル状組成物は存在しない。
そこで、上記の課題を解決し、腎不全患者又は嚥下困難者(高齢者)等が容易に摂取できるような、クエン酸第二鉄を均一、且つ、高濃度で含有するゲル状組成物及びその製造方法を提供することが本発明の目的である。
本発明者は、クエン酸第二鉄を有効成分として、均一、且つ、高含量含むゲル状組成物を製造すべく、製造工程中でダマ、あるいはダマがゲル化した塊状物質を生じない、又は、クエン酸第二鉄が沈殿しない製造方法について鋭意検討を行った結果、上記課題を解決することに成功し、本発明を完成した。
即ち、本発明の態様は以下である。
[態様1]
クエン酸第二鉄を5質量%以上含むゲル状組成物の製造方法であって、
(A)増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液を調製する工程、及び
(B)加熱下で、該水溶液に該クエン酸第二鉄を最終濃度5質量%以上となるように添加・撹拌する工程、
を含む、前記製造方法。
[態様2]
前記クエン酸第二鉄が、ゲル状組成物中に10質量%以上含まれる、態様1記載の製造方法。
[態様3]
増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液のpHが3.8〜4.0の範囲の酸性である、態様1又は2記載の製造方法。
[態様4]
水溶液がクエン酸及び/又はクエン酸塩を含む、態様3記載の製造方法。
[態様5]
加熱下で水溶液を調製する、態様1から4のいずれか一項に記載の製造方法。
[態様6]
工程(B)における加熱が温度55℃〜100℃の範囲である、態様1から5のいずれか一項に記載の製造方法。
[態様7]
増粘多糖類がデキストリン、キサンタンガム、又はローカズビーンガムのいずれかを含む、態様1から6のいずれか一項に記載の製造方法。
[態様8]
低分子糖類がブドウ糖を含む、態様1から7のいずれか一項に記載の製造方法。
[態様9]
該増粘多糖類1質量部に対して低分子糖類が3質量部以上である、態様1から8のいずれか一項に記載の製造方法。
[態様10]
第16改正日本薬局方溶出試験法パドル法で第16改正日本薬局方溶出試験溶出試験液II液を試験液とし、回転数を50回/分とする溶出試験において、溶出時間が30分における鉄の溶出率が75%以上であるゲル状組成物である、態様1から9のいずれかの項に記載の製造方法。
[態様11]
第16改正日本薬局方溶出試験法パドル法で第16改正日本薬局方溶出試験溶出試験液I液を試験液とし、回転数を50回/分とする溶出試験において、溶出時間が45分における鉄の溶出率が80%以上であるゲル状組成物である、態様1から9のいずれかの項に記載の製造方法。
[態様12]
第16改正日本薬局方溶出試験法パドル法で水を試験液とし、回転数を50回/分とする溶出試験において、溶出時間が45分における鉄の溶出率が80%以上であるゲル状組成物である、態様1から9のいずれかの項に記載の製造方法。
[態様13]
ゲル状組成物の粘度が30000mPa・s以下である、態様1から12のいずれかの項に記載の製造方法。
[態様14]
態様1から13のいずれかの項に記載の製造方法により得られた、医薬用又は食品用のゲル状組成物。
[態様15]
さらに、(C)態様14記載のゲル状組成物を、スティック状の三方シールに充填する工程を含む、ゲル状組成物製品の製造方法。
本発明の主な効果を列記すると以下の通りである。
[1]本発明のゲル状組成物の製造方法によれば、クエン酸第二鉄を5質量%以上含むゲル状組成物の製造において、ダマ、あるいはダマがゲル化した塊状物質を生じずに、クエン酸第二鉄と増粘多糖類とを均一に分散・溶解させることが可能である。したがって、少量摂取でクエン酸第二鉄(有効成分)の必要量を摂取でき、かつ均質なゲル状組成物を提供することができる。更に、喉に詰まるなどの心配がなく、例えば、嚥下困難な高齢者などが安心して摂取できる。
[2]各容器中には同一濃度のクエン酸第二鉄が含まれるため、クエン酸第二鉄の摂取量に誤差が生じにくく、安全性が高い製剤(ゲル状組成物)を提供できる。
[3]比表面積が小さいクエン酸第二鉄の粉末を使用しても溶出性が高い製剤が得られる。
[4]ゲル状組成物は胃液ですぐに溶解し、鉄が溶出し、食事由来のリンと結合することで効能効果が得られる。
[5]ゲル状組成物の充填に際して、ダマによる液の溢れがなく、充填ノズルの目詰まりも少ない。その結果、ゲル状組成物は小容量の容器(スティック状の三方シール)に容易に充填することができる。
[6]本発明の製造方法によって製造される小容量のスティック状の三方シールに充填されたゲル状組成物から成る製品は、開封が容易である、全量摂取し易い(食べ残りが少ない)、携帯性に優れるなどの取扱い性に優れるという利点を有する。更に、スティック状の三方シールに充填後、クエン酸第二鉄が沈殿せずに分散状態であることにより、溶出性が高く保たれる。
[7]本発明の製造方法によって得られるゲル状組成物は、第16改正日本薬局方溶出試験法パドル法で第16改正日本薬局方溶出試験溶出試験液II液を試験液とし、回転数を50回/分とする溶出試験において、溶出時間が30分における鉄の溶出率が75%以上という、優れた溶出率を示す。
[8]本発明の製造方法によって得られるゲル状組成物は、第16改正日本薬局方溶出試験法パドル法で第16改正日本薬局方溶出試験溶出試験液I液を試験液とし、回転数を50回/分とする溶出試験において、溶出時間が45分における鉄の溶出率が80%以上という、優れた溶出率を示す。
[9]本発明の製造方法によって得られるゲル状組成物は、第16改正日本薬局方溶出試験法パドル法で水を試験液とし、回転数を50回/分とする溶出試験において、溶出時間が45分における鉄の溶出率が80%以上という、優れた溶出率を示す。
クエン酸第二鉄スティックゼリーの製造工程のフローを示す。 クエン酸第二鉄スティックゼリーからの鉄溶出特性を評価した結果を示す。
本発明のクエン酸第二鉄を5質量%以上含むゲル状組成物の製造方法は以下の工程を含むことを特徴とする。
(A)増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液を調製する工程、及び
(B)加熱下で、該水溶液に該クエン酸第二鉄を最終濃度5質量%以上となるように添加・撹拌する工程。
加熱下で、増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液へのクエン酸第二鉄の添加及び撹拌を行うことによって、本発明の効果が得られ、特に、ダマ、あるいはダマがゲル化した塊状物質を生じずに、クエン酸第二鉄と増粘多糖類及び低分子糖類とを均一に分散・溶解させることが可能となる。尚、適宜、該水溶液を撹拌しながらクエン酸第二鉄を添加しても良い。
その結果、本発明の製造方法においては、クエン酸第二鉄の最終濃度(すなわち、得られるゲル状組成物に含まれるクエン酸第二鉄の濃度)が5質量%以上、好ましくは7質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に、クエン酸第二鉄の最終濃度が20質量%以下となるように添加することが可能となる。
因みに、クエン酸第二鉄の添加量は、さらに、ゲル状組成物中に、クエン酸第二鉄が1日の推奨摂取量含まれるように設定することが好ましい。例えば、クエン酸第二鉄の1日の推奨摂取量は1500〜6000mgである。
尚、上記の水溶液は当業者に公知の任意の方法で調製することが出来る。例えば、増粘多糖類及び低分子糖類を個別に、又は予めそれらの混合物を調製し該混合物を水に溶解して水溶液を調製することが出来る。
更に、クエン酸第二鉄の溶解度を高めるために、増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液を酸性状態にしても良い。かかる酸性状態は、当業者に公知の任意のpH調節剤(塩類)を用いて予め酸性に調整された液に増粘多糖類及び低分子糖類を含む溶解するか、又は、上記水溶液を調製した後に、かかるpH調節剤(塩類)を用いて該水溶液を酸性としても良い。例えば、後の工程で、クエン酸第二鉄を撹拌添加することを考慮すると、pH調節剤としてクエン酸及び/又はクエン酸塩を用いることが好ましい。
酸性度は、他の製造条件及びゲル状組成物の含有成分等を考慮して当業者が適宜設定することが出来る。pHは、例えば、約3.5〜約4.5、好ましくは、約3.8〜約4.0範囲である。
尚、水溶液に含有される増粘多糖類及び低分子糖類の量は、ゲル状組成物が得られる範囲内の量であればよく、特に制限されない。所望の粘度となるように適宜調整され得る。水溶液の温度は、増粘多糖類の種類に応じて適宜設定すればよい。
更に、例えば、水を予め加熱する等の方法によって、増粘多糖類及び低分子糖類を含む水溶液を加熱下で調製することによって、工程(B)において、加熱下での水溶液に該クエン酸第二鉄を添加・撹拌する工程が容易となる。別の方法として、増粘多糖類及び低分子糖類を含む水溶液を常温下で調製した後に加熱してもよい。
クエン酸第二鉄は、粉末の状態でそのまま添加してもよいし、予め水などで分散した溶液を添加してもよい。クエン酸第二鉄の水溶液を用いる場合には、予め、加熱しておくことが好ましい。尚、増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液を調製する工程における加熱は、約45℃以下であることが好ましい。
本発明方法の工程(B)における加熱操作は、水難溶性であるクエン酸第二鉄の水溶液へ溶解を促進させる為に行う操作であり、加熱の程度は、当業者が適宜調節することが出来る。例えば、約55℃〜約100℃、好ましくは、約60℃〜約90℃の範囲である。尚、各工程において一定温度である必要はなく、例えば、該水溶液にクエン酸第二鉄等の各種原料を添加する際には、約60℃〜約70℃の範囲とし、その後の撹拌中に、最終的には約80℃〜約90℃の範囲まで加熱することが出来る。
尚、水に増粘多糖類及び低分子糖類を溶解して水溶液を調製する際に、増粘多糖類に、予め特定の割合で低分子糖類を混合した後、この混合物を、攪拌中の大量の水に少量ずつ加えて分散させ、時間をおいて水溶液とすることが好ましい。増粘多糖類及び低分子糖類の割合は、他の製造条件及びゲル状組成物の含有成分等を考慮して当業者が適宜設定することが出来るが、溶液中にダマが生じないように、例えば、該増粘多糖類1質量部に対して低分子糖類が好ましくは3質量部以上、より好ましくは5質量部以上であることが好ましい。
本発明に用いる増粘多糖類は、高い粘性を有する難溶性の多糖である。例えば、グルコマンナン、グアガム、ローカストビーンガム、タマリンドガム、カラギナン、キサンタンガム、アラビアガム、カラヤガム、ペクチン、寒天、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ジェランガム、プルラン、カードランなどが挙げられる。例えば、グアガム、ローカストビーンガム、およびタマリンドガムは、マメ科植物の実から抽出することによって得られる。カラギナンは、藻類から抽出することによって得られる。ペクチンは、カンキツ類、リンゴなどを原料として得られる。そしてキサンタンガムおよびカードランは、微生物より得られる。増粘多糖類としては、さらに増粘安定剤として用いられるものも含まれる。増粘多糖類は、単独で用いてもよいし、あるいは2種以上を適当な割合で組み合わせて用いてもよい。
例えば、本明細書の実施例で用いられているような、デキストリン、キサンタンガム、又はローカズビーンガムのいずれかを含むことが好ましい。
本発明に用いる低分子糖類は、食品または医薬品(経口薬剤)に通常添加され得るものであればよく、特に制限されない。例えば、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)などの単糖類、スクロース、マルトース、ラクトース、トレハロースなどの二糖類、これらの誘導体(例えば、スクラロースなど)、これらの混合物などが挙げられる。低分子糖類としては、粉状低分子糖類および液状低分子糖類(液糖)が用いられる。液糖としては、例えば、市販の果糖ブドウ糖液糖が用いられる。更に、当業者に公知の各種の甘味料(アスパルテーム、ステビア、スクラロース等)も使用することが出来る。
以上の方法で製造されたゲル状組成物は、クエン酸第二鉄を5質量%以上、好ましくは10質量%以上含まれる。該ゲル状組成物は、様々な用途、例えば、貧血及び便秘等の予防・治療、並びに、体質改善等の様々な目的を有する各種の医薬(経口薬剤)用、又は、健康食品及び補助食品等の各種食品用の製剤として利用することが出来る。
尚、上記の各種の製剤は、その用途等に応じて、本発明のゲル状組成物を様々な形態で提供することが出来る。例えば、該ゲル組成物をスティック状の三方シールに充填した状態の製剤(ゲル状組成物製品)とすることが出来る。
更に、本発明においては、本発明の効果を損なわない範囲で、具体的には、均一な分散・溶解を妨げない範囲で、食品、医薬品に通常用いられる素材、添加剤などが適宜用いられ得る。例えば、甘味料、酸味料(クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸等)、賦形剤(デキストリン、澱粉等)、保存剤(安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸など)、pH調整剤(フィチン酸など)、香料、果汁、着色料などが使用され得る。これらの素材、添加剤は、各工程において、当業者が通常用いる方法により適宜添加することが出来る。
以下、本発明のゲル状組成物の製造方法の具体的態様を更に詳しく記載する。
まず、増粘多糖類と低分子糖類とを混合し、該混合物を水に溶解させて増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液(適宜、酸性状態)を得る。増粘多糖類および低分子糖類の量は、増粘多糖類1質量部に対して、低分子糖類が好ましくは3質量部以上、より好ましくは5質量部以上となるように混合する。低分子糖類が3質量部未満の場合、溶液中にダマが生じるおそれがある。低分子糖類の上限量は、特に制限されない。得られるゲル状組成物の物性、あるいは嗜好性(甘味)に影響を与えない範囲で適宜設定すればよい。
低分子糖類として液状低分子糖類(液糖)を用いる態様において、上記混合は、例えば、攪拌中の液糖に増粘多糖類を直接添加した後、攪拌を続ける、あるいは液糖を水で希釈した希釈液を攪拌しながら、増粘多糖類を添加した後、攪拌を続けるなどの方法が採用される。この場合、増粘多糖類およびクエン酸第二鉄のより均一な分散・溶解が得られる点で、増粘多糖類1質量部に対して、液糖を好ましくは3質量部以上、より好ましくは5質量部以上の割合で用いることが特に好ましい。増粘多糖類は、ダマを生じにくくするために、少量ずつ分けて添加することが好ましい。
増粘多糖類を、液糖またはその希釈液に投入する際の液温は、増粘多糖類の種類に応じて適宜設定される。例えば、グルコマンナン(細粒)などの吸湿性の高い増粘多糖類を用いる場合、投入に際し、湯気で吸湿しダマが生じやすいため、低温、好ましくは45℃以下、より好ましくは10℃〜30℃の範囲で行うことが好ましい。
他方、粉状の低分子糖類を用いる態様においては、上記混合は、例えば、まず、増粘多糖類と、粉状の低分子糖類とを混合して混合粉末を得る。増粘多糖類は、低分子糖類に比べて粒子が大きいため、得られる混合粉末は、低分子糖類の粉末が増粘多糖類の粒にまぶされた状態である。次いで、この混合粉末を、攪拌中の水に添加して攪拌を続ける方法が採用される。この場合、増粘多糖類およびクエン酸第二鉄のより均一な分散・溶解が得られる点で、増粘多糖類1質量部に対して、粉状の低分子糖類を好ましくは3質量部以上、より好ましくは5質量部以上の割合で用いる。
また、液糖と粉状の低分子糖類とを併用する態様においては、例えば、増粘多糖類と粉状の低分子糖類とを混合して混合粉末を得、この混合粉末を、液糖に添加して攪拌などを行う方法が採用される。この場合、増粘多糖類1質量部に対して、粉末の低分子糖類と液糖との合計量が好ましくは3質量部以上、より好ましくは5質量部以上となるように用いる。
上記混合後、増粘多糖類及び低分子糖類を溶解させる目的で、必要に応じて適宜加熱する。このようにして増粘多糖類及び低分子糖類を含む水溶液が調製される。該水溶液が均一に調製されたことの確認は、例えば、増粘多糖類を含む液中に増粘多糖類の粉末または塊(ダマ)が存在しないことを目視にて観察することによって行われる、あるいは増粘多糖類を含む液を所定の大きさ(例えば、50メッシュ)の篩に通し、増粘多糖類の粉末または塊(ダマ)がメッシュ上に残存しないことを確認することによって行われる。
上記クエン酸第二鉄を添加した後に、本願発明の効果を損なわない範囲で、具体的には、クエン酸第二鉄の均一な分散・溶解を妨げない範囲で、必要に応じて、さらに増粘多糖類又は低分子糖類を添加してもよい。これらの増粘多糖類又は低分子糖類は、水で容易に分散し得るものが用いられるが、その場合でも予め水に溶解させた後に、添加することが好ましい。
こうして調製された、増粘多糖類、低分子糖類及びクエン酸第二鉄を含む水溶液は、次いで、当業者が通常用いるゲル状組成物の調製方法を用いて目的のゲル状組成物に調製される。例えば、ゲル状組成物として、ゼリー状飲料を調製する場合、上記水溶液は、その後、殺菌工程(例えば、85℃以上で30分間以上程度)、充填工程、および冷却工程を経て、本発明のゲル状組成物が製造される。
上記充填工程の一例として、例えば、スティック状の三方シール、特に小容量のスティック状の三方シールに充填することが好ましい。スティック状の三方シール中に充填される上記クエン酸第二鉄と増粘多糖類とを含む溶液の量として、例えば10g以下、好ましくは7g以下である。量の下限は特に制限されないが、通常、3g以上であり得る。充填量は、クエン酸第二鉄(有効成分)の濃度およびその必要摂取量に応じて適宜設定される。このようにして得られるスティック状の三方シールに充填されたゲル状組成物は、少量摂取で有効成分の必要量を摂取でき、さらに、開封が容易である、全量摂取し易い(食べ残りが少ない)、携帯性に優れるなどの取り扱い性に優れている。
本発明の方法により製造されるゲル状組成物の粘度は、増粘多糖類の種類、および所望の食感に応じて適宜設定されるが、通常、嚥下困難者(特に高齢者)が摂取しやすく、且つ、溶出性を向上させるために、例えば、3000mPa・s〜30000mPa・s、好ましくは5000mPa・s〜30000mPa・s、より好ましくは15000〜25000mPa・sに設定される。嚥下困難者(特に高齢者)の摂取を考慮すると、比較的柔らかい粘度に設定することが好ましい。尚、粘度は、回転式粘度計(ビスコリードL型)を用いた当業者に公知の方法、(条測定件:30rpm、1分、温度20℃)で測定することが出来る。
次に本発明の実施例に則して詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(クエン酸第二鉄スティックゼリーの製造)
以下の表1に示す成分を用い、図1に示した工程によって、クエン酸第二鉄スティックゼリー(本発明のゲル状組成物製品)を製造した。
Figure 2016130218
(試験例1:クエン酸第二鉄スティックゼリー溶出試験)
当業者に公知の表2Aで示した標準的な条件で鉄の溶出試験を行い、実施例1で得られたクエン酸第二鉄スティックゼリーからの鉄溶出特性を評価した。結果は表2B及び図2に示す。尚、溶出率(%)は、クエン酸第二鉄スティックゼリーに含まれるクエン酸第二鉄無水物500mg中の鉄含有量(理論値)に対する溶出された鉄の割合である。
Figure 2016130218
Figure 2016130218
表2B及び図2に示されたように、本発明の方法で製造したクエン酸第二鉄スティックゼリーは、先発錠剤(市販されているクエン酸第二鉄を含有するリオナ錠250mg)の規格(条件1:30分に於ける溶出率75%以上、条件2:45分に於ける溶出率80%以上、及び、条件3:45分に於ける溶出率80%以上)以上の優れた溶出率を示した。
尚、条件1では、実際のベッセル内のゼリー残より溶出率が高い印象があった。条件2では、I液はゼリー表面が軟化し滑らかになるが、柔らかいゼリーではゼリーが分散し、最も溶出率が良好であった。又、条件3では、ゼリー表面軟化は確認されず。実際のベッセル内のゼリー残より溶出率が高い印象があった。
以上の結果から、本発明の方法により得られるゲル状組成物の少量摂取で必要量のクエン酸第二鉄が摂取できるため、過剰の水分摂取の必要がない上に、携帯性、嚥下性に優れている。
尚、表2Aで示した標準的な条件で、実施例1で得られたクエン酸第二鉄スティックゼリー(6つの試料)中の鉄含有量を表2Aで示した標準的な条件で測定した結果、表2Cの結果に示されるように、スティックゼリー内のクエン酸第二鉄無水物500mg中の鉄含有量(理論値)に対する鉄の割合が95〜105%範囲内であり、均一であった。
Figure 2016130218
(試験例2:クエン酸第二鉄スティックゼリーの粘度測定)
ファンギラボ社製回転式粘度計ビスコリードL型(条件:30rpm、1分、温度20℃)で粘度を測定し、実施例1で得られたクエン酸第二鉄スティックゼリーの粘度を評価した。その結果を表3に示す。
Figure 2016130218
本発明の方法によれば、少量の摂取でクエン酸第二鉄(有効成分)の必要量が摂取でき、かつ均質なゲル状組成物を提供することができる。さらに、本発明の方法に得られるゲル状組成物は、ダマまたは塊状物質が含まれる可能性が非常に少ないため、喉に詰まるなどの心配がなく、例えば、嚥下困難な高齢者などが安心して摂取できる。
本発明の方法により得られるゲル状組成物は、食品及び医薬品(経口薬剤)等の各種用途に利用できる。
更に、該ゲル状組成物を開封及び摂取しやすい少容量の容器である三方シールに充填することにより摂取量が少量であるためのどの詰まりが少なく、水の摂取制限することができ、携帯性にすぐれているなど、いくつかの機能に対応した製品を提供することが可能となった。
更に、該ゲル状組成物は、透析患者及び腎不全の高リン血症の予防、便秘、体臭消臭、貧血などに応用できる。

Claims (15)

  1. クエン酸第二鉄を5質量%以上含むゲル状組成物の製造方法であって、
    (A)増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液を調製する工程、及び
    (B)加熱下で、該水溶液に該クエン酸第二鉄を最終濃度5質量%以上となるように添加・撹拌する工程、
    を含む、前記製造方法。
  2. 前記クエン酸第二鉄が、ゲル状組成物中に10質量%以上含まれる、請求項1記載の製造方法。
  3. 増粘多糖類及び低分子糖類の水溶液のpHが3.8〜4.0の範囲の酸性である、請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 水溶液がクエン酸及び/又はクエン酸塩を含む、請求項3記載の製造方法。
  5. 加熱下で水溶液を調製する、請求項1から4のいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 工程(B)における加熱が温度55℃〜100℃の範囲である、請求項1から5のいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 増粘多糖類がデキストリン、キサンタンガム、又はローカズビーンガムのいずれかを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 低分子糖類がブドウ糖を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の製造方法。
  9. 該増粘多糖類1質量部に対して低分子糖類が3質量部以上である、請求項1から8のいずれか一項に記載の製造方法。
  10. 第16改正日本薬局方溶出試験法パドル法で第16改正日本薬局方溶出試験溶出試験液II液を試験液とし、回転数を50回/分とする溶出試験において、溶出時間が30分における鉄の溶出率が75%以上であるゲル状組成物である、請求項1から9のいずれかの項に記載の製造方法。
  11. 第16改正日本薬局方溶出試験法パドル法で第16改正日本薬局方溶出試験溶出試験液I液を試験液とし、回転数を50回/分とする溶出試験において、溶出時間が45分における鉄の溶出率が80%以上であるゲル状組成物である、請求項1から9のいずれかの項に記載の製造方法。
  12. 第16改正日本薬局方溶出試験法パドル法で水を試験液とし、回転数を50回/分とする溶出試験において、溶出時間が45分における鉄の溶出率が80%以上であるゲル状組成物である、請求項1から9のいずれかの項に記載の製造方法。
  13. ゲル状組成物の粘度が30000mPa・s以下である、請求項1から12のいずれかの項に記載の製造方法。
  14. 請求項1から13のいずれかの項に記載の製造方法により得られた、医薬用又は食品用のゲル状組成物。
  15. さらに、(C)請求項14記載のゲル状組成物を、スティック状の三方シールに充填する工程を含む、ゲル状組成物製品の製造方法。
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