JP2016128210A - 振れ止め方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】振れ止め保持部による圧接領域がワークの加工領域の凹部に嵌入することにより生ずる弊害を避けることを可能とする振れ止め方法を提供すること。
【解決手段】加工領域21と非加工領域22とに区分されている円柱状のワーク2の外周表面に対し、複数個の振れ止め保持部11が、圧接状態にて保持する振れ止め方法であって、前記回動の中心線の位置を基準とする角度範囲において、当該中心線の両側に位置している一対の振れ止め保持部11の両端によって形成される角度範囲が、加工領域21の角度範囲よりも大きい状態にあり、上記保持部11の両端が加工されたワーク2表面の凹部に嵌入しない状態にある加工段階にあるワーク2に対する振れ止め方法。
【選択図】図3

Description

本発明は、加工段階におけるワークの振動を防止するための振れ止め方法を対象としている。
加工中にあるワークの振動を防止することは、ワークに対する正確な加工を実現する上で必要不可欠な事項である。
ワークは、円周方向に沿って加工領域と非加工領域とに区分されており、振れ止め用の保持部が既に加工した領域を圧接した状態にて主軸と共に移動することが、頻繁に行われている。
従来技術による保持部による圧接状態は、図5に示すように、圧接領域が狭小であって、加工領域の一部領域を圧接することが行われていた。
然るに、このような圧接状態の場合には、保持部による圧接領域が、加工によって窪んだ領域、即ち凹部内に嵌入し、次の加工のためにワークを円柱上の中心軸に沿って回動しようとしても、当該嵌入を原因として回動に支障が生ずることが頻繁に生じていた。
しかしながら、従来技術においては、保持部の圧接領域が既に加工された凹部に嵌入した場合の上記弊害について、格別の配慮が行われている訳ではない。
因みに、特許文献1においては、カムシャフトワークの研削に関し、加工部位の存在及びワークの振れ止めに関する説明を行っているが、相互の関係については何ら記載している訳ではない。
特許文献2においては、ワークによる加工及び振れ止め装置の双方について記載するも、既に加工した領域に圧接領域が接触した場合の問題点につき、特に説明している訳ではない。
特開2005−169530号公報 特開2010−99746号公報
本発明は、振れ止め保持部による圧接領域がワークの加工された領域の凹部に嵌入することにより生ずる弊害を避けることを可能とする振れ止め方法の構成を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本願発明の基本構成は、加工領域と非加工領域とに区分されている円柱状のワークの外周表面に対し、複数個の振れ止め保持部が、油圧シリンダから供給される圧力によって圧接状態にて保持すると共に、ワークの回動によって前記外周表面に対する圧接位置を変更することによる振れ止め方法であって、前記回動の中心線の位置を基準とする角度範囲において、当該中心線の両側に位置している一対の振れ止め保持部の両端によって形成される角度範囲が、加工領域の角度範囲よりも大きい状態にあり、上記保持部の両端が加工されたワーク表面の凹部に嵌入しない状態にある加工段階にあるワークに対する振れ止め方法からなる。
前記基本構成による本願発明においては、振れ止め保持部の圧接部位が加工領域における凹部に嵌入することはあり得ず、その後のワークの回転に生ずる支障を避けることができる。
しかも、後述する実施例においては、保持部の位置を個別に調整することによって、ワークの精度誤差を容易に補正することが可能となる。
第1の実施形態を示す側断面図である。 第2の実施形態を示す側断面図である。 第3の実施形態を示す側断面図である。 実施例1の振れ止め方法を示す側断面図であり、かつ実施例2の油圧供給装置の状態を示すブロック図である。 従来技術による振れ止め方法の状態を示す側断面図である。
前記基本構成に示すように、本発明は、加工領域21と非加工領域22とに区分されている円柱状のワーク2における回動の中心線の位置を基準とする角度範囲において、一対の振れ止め保持部11の両端によって形成される角度範囲が、加工領域21の角度範囲よりも大きい状態であることを特徴としている。
このような基本構成は、幾多の実施形態が存在するが、図1、2、3は、典型的な実施形態を示す。
図1は、保持部11の圧接する側の面が円弧状であって、かつ当該円弧の曲率半径と同一の半径を備えたワーク2を切削対象とすることを特徴とする第1の実施形態を示す。
第1の実施形態の場合には、非加工部領域22を集中して圧接することができる。
言う迄もなく、既に加工された領域21の凹部に振れ止め保持部11が嵌入することはあり得ない。
図2は、振れ止め保持部11の圧接する側の面が円弧状であって、かつ当該円弧の曲率半径よりも小さな半径を備えたワーク2を切削対象とすることを特徴とする第2の実施形態を示す。
図3は、振れ止め保持部11の圧接する側の面が平面状態であることを特徴とする第3の実施形態を示す。
第2及び第3の実施形態の場合には、図2、3に示すように、振れ止め保持部11の圧接する側の面が加工領域21の面に接するか又は近接する可能性がある。
しかしながら、図2、3に示すように、これらの実施形態の場合においても、振れ止め保持部11の両端の角度範囲は加工領域21の角度範囲よりも大きな角度範囲に形成されていることから、第1の実施形態の場合と同様に、加工領域21の凹部に嵌入することはあり得ない。
図1、2、3に示すように、第1、2、3の各実施形態においては、ワーク2の両側の非加工領域22を一対の振れ止め保持部11によって圧接し、かつ当該一対の保持部11と回動自在に接続しているが、図2、3に示すように、第2、3の実施形態の場合には、一対の振れ止め保持部11の間に他の振れ止め保持部11を設置し、油圧の変化によってワーク2に対する接近及び離脱を実現している実施形態を採用することができる。
第1の実施形態の場合には、たとえ加工領域21全体が図1に示すように凹部を形成したとしても、非加工領域22の両側を圧接しており、少なくとも4カ所の圧接領域が形成されることから、図5に示す従来技術の場合のように、両側からワーク2を挟持する振れ止め保持部11以外に、油圧シリンダ31からの油圧をストレートに伝達する振れ止め保持部11を設ける必要はない。
これに対し、第2、第3の実施形態の場合には、図2、3の場合のように、非加工領域22の両側を必ずしも圧接する訳ではなく、例えば、加工領域21の窪みの程度が極めて少ない場合には、加工領域21の2カ所を圧接する場合が生じる以上、実質的には2カ所の圧接状態が形成されることから、図2、3に示すように油圧シリンダ31からの圧力によって、ストレートにワーク2を押圧・圧接する第3の振れ止め保持部11を設けると良い。
したがって、第1の実施形態は、第3の振れ止め保持部11を不要としている点において、第2、3の実施形態よりも簡潔な設計及び費用を実現することができる。
しかしながら、第1の実施形態の場合には、様々なワーク2の径に対応する曲率半径による振れ止め保持部11が個別に必要となる点において、第2、第3の形態に比し、煩雑である。
以下、実施例にしたがって説明する。
実施例1は、図4に示すように、各振れ止め保持部11が個別に油圧シリンダ31と連動し、かつ当該油圧の変化によってワーク2に対する接近及び離脱を実現していることを特徴としている。
ワーク2に精度誤差が生じた場合には、速やかに振れ止め保持部11による圧接状態を開放し、精度誤差が生じた加工領域21を主軸側の作動位置に回動することを必要とする。
このような場合、図5のような従来技術及び図1、2、3に示すような実施形態の場合には、圧力伝達部12の作動及び第3の振れ止め保持部11の移動等、煩雑な制御を必要とする。
これに対し、実施例1の場合には、個別の振れ止め保持部11に対し、油圧シリンダ31から供給されている圧力を直ちに解放することによって、上記回動状態を実現し、かつ速やかに前記精度誤差に対処することができる。
実施例2は、図4に示すように、圧接状態を作出する油圧回路において、振れ止め保持部11に油圧を供給する電磁弁33と並列状態にてリリーフ弁34を設置していることを特徴としている。
即ち、従来技術の場合と同様に油圧シリンダ31、圧力を調節する減圧弁32、減圧の伝達のON及びOFFを実現する電磁弁33を採用する一方、油圧バイパス回路と並列するリリーフ弁34を設定している。
このような実施例2の場合には、リリーフ弁34をONとすることによって、ワーク2の振動状態が変化し、ひいては振れ止め保持部11における圧接に必要な圧力の程度が変化したとしても、リリーフ弁34によって当該圧力の変化を吸収し、油圧シリンダ31に対する上記圧力の伝達を極力減少させることが可能となる。
このように、本発明は、ワークの加工に際し、加工領域における凹部への嵌入という支障を伴わずに振れ止めを実現すると共に、精度誤差の発生に対し速やかに対処することが可能であり、利用価値は絶大である。
1 振れ止め装置
11 振れ止め保持部
12 圧力伝達部
2 ワーク
21 加工領域
22 非加工領域
3 油圧伝達装置
31 油圧シリンダ
32 減圧弁
33 電磁弁
34 リリーフ弁
35 油圧供給部

Claims (7)

  1. 加工領域と非加工領域とに区分されている円柱状のワークの外周表面に対し、複数個の振れ止め保持部が、油圧シリンダから供給される圧力によって圧接状態にて保持すると共に、ワークの回動によって前記外周表面に対する圧接位置を変更することによる振れ止め方法であって、前記回動の中心線の位置を基準とする角度範囲において、当該中心線の両側に位置している一対の振れ止め保持部の両端によって形成される角度範囲が、加工領域の角度範囲よりも大きい状態にあり、上記保持部の両端が加工されたワーク表面の凹部に嵌入しない状態にある加工段階にあるワークに対する振れ止め方法。
  2. 一対の振れ止め保持部の圧接する側の面が円弧状であって、かつ当該円弧の曲率半径と同一の半径を備えたワークを切削対象とすることを特徴とする請求項1記載の振れ止め方法。
  3. 一対の振れ止め保持部の圧接する側の面が円弧状であって、かつ当該円弧の曲率半径よりも小さな半径を備えたワークを切削対象とすることを特徴とする請求項1記載の振れ止め方法。
  4. 一対の振れ止め保持部の圧接する側の面が平面状態であることを特徴とする請求項1記載の振れ止め方法。
  5. 一対の振れ止め保持部の間に他の1個の振れ止め保持部を設置し、油圧の変化によってワークに対する接近及び離脱を実現していることを特徴とする請求項3、4の何れか一項に記載の振れ止め方法。
  6. 各振れ止め保持部が個別に油圧シリンダと連動し、かつ油圧の変化によってワークに対する接近及び離脱を実現していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5の何れか一項に記載の振れ止め方法。
  7. 圧接を実現するための圧力を供給する油圧回路において、振れ止め方法に油圧を供給する電磁弁と並列状態にてリリーフ弁を設置していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6の何れか一項に記載の振れ止め方法。
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