JP6355677B2 - ワークの振れ止め方法 - Google Patents

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本発明は、工作段階におけるワークの振動を防止するために必要不可欠であるワークの振れ止め方法を対象としている。
工作中にあるワークの振動を防止することは、ワークに対する正確な加工を実現する上で必要不可欠な事項である。
ワークは、円周方向に沿って加工領域と非加工領域とに区分されており、振れ止め用の振れ止め保持部が既に加工した領域を圧接した状態にて主軸と共に移動することが、頻繁に行われている。
従来技術による振れ止め保持部による圧接状態は、図5に示すように、圧接領域が狭小であって、加工領域の一部領域を圧接することが行われていた。
然るに、このような圧接状態の場合には、振れ止め保持部による圧接領域が、加工によって非加工領域であって所定の半径を有する領域から窪んだ領域、即ち凹部内に嵌入し、次の加工のためにワークを円柱上の中心軸に沿って回動しようとしても、当該嵌入を原因として回動に支障が生ずることが頻繁に生じていた。
しかしながら、従来技術においては、振れ止め保持部の圧接領域が既に加工された凹部に嵌入した場合の上記弊害について、格別の配慮が行われている訳ではない。
因みに、特許文献1においては、カムシャフトワークの研削に関し、加工部位の存在及びワークの振れ止めに関する説明を行っているが、相互の関係については何ら記載している訳ではない。
特許文献2においては、ワークによる加工及び振れ止め装置の双方について記載するも、既に加工した領域に圧接領域が接触した場合の問題点につき、特に説明している訳ではない。
特開2005−169530号公報 特開2010−99746号公報
本発明は、振れ止め装置の振れ止め保持部による圧接領域がワークの加工された領域の凹部に嵌入することにより生ずる弊害を避けることを可能とする加工段階にある振れ止め方法の構成を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本願発明の基本構成は、
(1) 長手方向と直交する方向の断面における中心位置の両側が加工領域と非加工領域とに区分されており、非加工領域が所定の半径を有している円柱状のワークの両側と相向かい合う一対の振れ止め保持部と回動自在に接続すると共に、一個の油圧シリンダと連動している圧力伝達部を設置し、油圧の変化によってワークに対する接近及び離脱を実現し、しかもワークの回動によって外周表面に対する圧接位置を変更する加工段階にあるワークの振れ止め方法であって、振れ止め保持部のワークの両側を圧接する一対の両側面が円弧状であり、かつ当該円弧の曲率半径がワークの上記半径と同一の状態にて、当該一対の振れ止め保持部が、加工領域を跨った状態にて当該加工領域を挟んだ状態にある非加工領域の両端及びその近傍における4か所の位置を圧接し、かつ保持する加工段階にあるワークの振れ止め方法。
(2)長手方向と直交する方向の断面における中心位置の両側が加工領域と非加工領域とに区分されており、非加工領域が所定の半径を有している円柱状のワークの両側と相向かい合う一対の振れ止め保持部によって圧接し、かつ前記一対の振れ止め保持部と回動自在に接続すると共に、一個の油圧シリンダと連動している圧力伝達部を設置し、油圧の変化によってワークに対する接近及び離脱を実現し、しかもワークの回動によって前記外周表面に対する圧接位置を変更する加工段階にあるワークの振れ止め方法であって、振れ止め保持部のワークの両側を圧接する一対の両側面が円弧状であり、かつ当該円弧の曲率半径がワークの上記半径よりも大きい状態にて、当該一対の振れ止め保持部が、加工領域を跨った状態にて当該加工領域を挟んだ状態にある非加工領域の両端における4か所の位置を圧接し、かつ保持する加工段階にあるワークの振れ止め方法。
(3)長手方向と直交する方向の断面における中心位置の両側が加工領域と非加工領域とに区分されており、非加工領域が所定の半径を有している円柱状のワークの両側を一対の振れ止め保持部によって圧接し、かつ前記一対の振れ止め保持部と回動自在に接続すると共に、一個の油圧シリンダと連動している圧力伝達部を設置し、油圧の変化によってワークに対する接近及び離脱を実現し、しかもワークの回動によって前記外周表面に対する圧接位置を変更する加工段階にあるワークの振れ止め方法であって、振れ止め保持部のワークの両側を圧接する一対の両側面が平面状態にて、当該一対の振れ止め保持部が、加工領域を跨った状態にて当該加工領域を挟んだ状態にある非加工領域の両端における4か所の位置を圧接し、かつ保持する加工段階にあるワークの振れ止め方法、
からなる。
前記基本構成による本願発明においては、振れ止め装置の振れ止め保持部の圧接部位が加工領域における凹部に嵌入することはあり得ず、その後のワークの回転に生ずる支障を避けることができる。
しかも、後述する実施例においては、振れ止め保持部の位置を個別に調整することによって、ワークの精度誤差を容易に補正することが可能となる。
基本構成(1)を示す側断面図である。 基本構成(2)を示す側断面図である。 基本構成(3)を示す側断面図である。 実施例の油圧供給装置の状態を示すブロック図である。 従来技術による振れ止め装置の状態を示す側断面図である。
前記基本構成(1)、(2)、(3)においては、それぞれ図1、図2、図3に示すように、ワーク2における長手方向と直交する中心位置の両側が加工領域21と非加工領域22とに区分されており、非加工領域22が所定の半径を有しているワーク2の両側を相向かい合う一対の振れ止め保持部11によって圧接し、かつ前記振れ止め保持部11と回動自在に接続すると共に、一個の油圧供給部35と連動している圧力伝達部12を設置し、油圧の変化によってワーク2に対する接近及び離脱を実現している。 しかも、円柱状のワーク2における回動の中心線の位置を基準とする角度範囲において、振れ止め保持部11の両端によって形成される角度範囲が、加工領域21の角度範囲よりも大きい状態であって、一対の振れ止め保持部11が、加工領域を跨った状態にて当該加工領域21を挟んだ状態にある非加工領域22の両側及びその近傍(基本構成(1)の場合)、又は両側(基本構成(2)、(3)の場合)を保持している。
図1は、振れ止め保持部11の圧接する両側の面が円弧状であって、かつ当該円弧の曲率半径がワーク2の非加工領域22における径と同一である基本構成(1)を示す。
基本構成(1)の場合には、図1に示すように、一対の振れ止め保持部11が、加工領域を跨った状態にて当該加工領域21を挟んだ状態にある非加工部領域22の両端及びその近傍における4か所の位置を集中して圧接することができる。
言う迄もなく、既に加工された領域21の凹部に振れ止め保持部11が嵌入することはあり得ない。
図2は、振れ止め保持部11の圧接する両側の面が円弧状であって、かつ当該円弧の曲率半径がワーク2の非加工領域22における径よりも大きい基本構成(2)を示す。
図3は、振れ止め保持部11の圧接する両側の面が平面状態である基本構成(3)を示す。
基本構成(2)と(3)の場合にも、夫々図2、図3に示すように、一対の振れ止め保持部11が、加工領域を跨った状態にて当該加工領域21を挟んだ状態にある非加工領域22の両端における4か所の位置を集中して圧接することができる。
図2、3に示すように、基本構成(2)及び同(3)の場合においても、振れ止め保持部11の両端の角度範囲は加工領域21の角度範囲よりも大きな角度範囲に形成されており、しかも振れ止め保持部11が、加工領域21を挟んだ状態にあることから、基本構成(1)の場合と同様に、加工領域21の凹部に嵌入することはあり得ない。
以下、実施例にしたがって説明する。
実施例は、図4に示すように、圧接状態を作出する油圧回路において、振れ止め装置1に油圧を供給する電磁弁33と並列状態にてリリーフ弁34を設置していることを特徴としている(尚、図4は、振れ止め保持部11として、基本構成(2)を採用した場合を示す。)。
即ち、従来技術の場合と同様に油圧シリンダ31、圧力を調節する減圧弁32、減圧の伝達のON及びOFFを実現する電磁弁33を採用する一方、油圧バイパス回路と並列するリリーフ弁34を設定している。
このような実施例の場合には、リリーフ弁34をONとすることによって、ワーク2の振動状態が変化し、ひいては振れ止め保持部11における圧接に必要な圧力の程度が変化したとしても、リリーフ弁34によって当該圧力の変化を吸収し、油圧シリンダ31に対する上記圧力の伝達を極力減少させることが可能となる。
このように、本発明は、ワークの加工に際し、加工領域における凹部への嵌入という支障を伴わずに振れ止めを実現すると共に、精度誤差の発生に対し速やかに対処することが可能であり、利用価値は絶大である。
1 振れ止め装置
11 振れ止め保持部
12 圧力伝達部
2 ワーク
21 加工領域
22 非加工領域
3 油圧伝達装置
31 油圧シリンダ
32 減圧弁
33 電磁弁
34 リリーフ弁
35 油圧供給部

Claims (4)

  1. 長手方向と直交する方向の断面における中心位置の両側が加工領域と非加工領域とに区分されており、非加工領域が所定の半径を有している円柱状のワークの両側と相向かい合う一対の振れ止め保持部と回動自在に接続すると共に、一個の油圧シリンダと連動している圧力伝達部を設置し、油圧の変化によってワークに対する接近及び離脱を実現し、しかもワークの回動によって外周表面に対する圧接位置を変更する加工段階にあるワークの振れ止め方法であって、振れ止め保持部のワークの両側を圧接する一対の両側面が円弧状であり、かつ当該円弧の曲率半径がワークの上記半径と同一の状態にて、当該一対の振れ止め保持部が、加工領域を跨った状態にて当該加工領域を挟んだ状態にある非加工領域の両端及びその近傍における4か所の位置を圧接し、かつ保持する加工段階にあるワークの振れ止め方法。
  2. 長手方向と直交する方向の断面における中心位置の両側が加工領域と非加工領域とに区分されており、非加工領域が所定の半径を有している円柱状のワークの両側と相向かい合う一対の振れ止め保持部によって圧接し、かつ前記一対の振れ止め保持部と回動自在に接続すると共に、一個の油圧シリンダと連動している圧力伝達部を設置し、油圧の変化によってワークに対する接近及び離脱を実現し、しかもワークの回動によって前記外周表面に対する圧接位置を変更する加工段階にあるワークの振れ止め方法であって、振れ止め保持部のワークの両側を圧接する一対の両側面が円弧状であり、かつ当該円弧の曲率半径がワークの上記半径よりも大きい状態にて、当該一対の振れ止め保持部が、加工領域を跨った状態にて当該加工領域を挟んだ状態にある非加工領域の両端における4か所の位置を圧接し、かつ保持する加工段階にあるワークの振れ止め方法。
  3. 長手方向と直交する方向の断面における中心位置の両側が加工領域と非加工領域とに区分されており、非加工領域が所定の半径を有している円柱状のワークの両側を一対の振れ止め保持部によって圧接し、かつ前記一対の振れ止め保持部と回動自在に接続すると共に、一個の油圧シリンダと連動している圧力伝達部を設置し、油圧の変化によってワークに対する接近及び離脱を実現し、しかもワークの回動によって前記外周表面に対する圧接位置を変更する加工段階にあるワークの振れ止め方法であって、振れ止め保持部のワークの両側を圧接する一対の両側面が平面状態にて、当該一対の振れ止め保持部が、加工領域を跨った状態にて当該加工領域を挟んだ状態にある非加工領域の両端における4か所の位置を圧接し、かつ保持する加工段階にあるワークの振れ止め方法。
  4. 圧接を実現するための圧力を供給する油圧回路において、振れ止め装置に油圧を供給する電磁弁と並列状態にてリリーフ弁を設置していることを特徴とする請求項1、2、3の何れか一項に記載の加工段階にあるワークの振れ止め方法。
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