JP2016126573A - 住居情報開示システムおよびこの住居情報開示システムを用いた住居情報開示方法 - Google Patents

住居情報開示システムおよびこの住居情報開示システムを用いた住居情報開示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】個々の担当者が詳細な情報を把握していなくても、入居希望者による住居の内覧時に、住居の部位に関する詳細情報を適切に提供可能な住居情報開示システムを提供する。【解決手段】住居の各部位に対応した複数の動画81〜87を格納するとともに、通信ネットワーク20を介して動画81〜87に関連付けられた識別情報を受け取った際に、通信ネットワークを介して識別情報に応じた動画81〜87を携帯端末30に向けて送信可能なサーバ10と、動画81〜87に関連付けた識別情報が与えられ、住居の各部位に配置された性能説明用識別マーク42と、を設け、携帯端末30の読取部により住居の各部位に配置された性能説明用識別マーク42を読み込んで取得した識別情報をサーバ10に送信して、住居の各部位に対応した動画81〜87を携帯端末30の表示部に表示する。【選択図】図4

Description

本発明は、携帯電話などの携帯端末を利用した住居情報開示システムおよびこの住居情報開示システムを用いた住居情報開示方法に関する。
従来、住居を探す入居希望者は、不動産業者の店舗やインターネットに公開された住居の価格、建築年数、位置、間取り、設備などの情報を、文字、画像、動画などにより知ることができる。
また、入居希望者が詳細な住居に関する詳細な情報を知る手段としては、入居希望者が、実際に住居に行って、住居の実際の内装品質や日照や建物周りの環境などを確認することができるいわゆる内覧が知られている。この場合、入居希望者は、住居の目に見えない耐震、耐火、防犯に関する構造などについても、不動産業者の担当者から説明を聞いて知ることが可能である。
あるいは、不動産情報やその詳細情報について、携帯電話を通じて詳細な内容を見ることができる企画配信表示方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術は、建築物などの不動産について、建築物の価格、建築年数などの一般的な情報に加え、耐震強度や内装その他の品質や、日照や、眺望などの詳細情報を、携帯電話画像により表示可能な説明用画像情報として情報処理装置に入力する。
そして、QRコード(登録商標)などの二次元情報をシールなどに転写して住居の販売の場に設置し、入居希望者は、モデルルームなどの販売の場においてこの二次元情報を携帯電話により入力すると、携帯電話により画像や動画として表示する。これにより、入居希望者は、二次元情報を携帯電話に入力するだけで現地まで行くことなく詳細情報を視覚的に知ることができる。
特開2007−334405号公報
しかしながら、上述の一般的な内覧では、住居の状態を目視により確認可能ではあるものの、内部構造など目に見えない住居性能などについては、不動産業者の担当者の説明に頼るしかなく、住居性能を的確に十分に伝えることができない場合もあった。
さらに、前記担当者が建物知識に精通していない場合には、不動産業者の説明に不安を感じ入居判断を適格にできないおそれもあった。
一方、上記特許文献に記載の技術の場合、住居の販売の場に設置した二次元情報を携帯電話に入力して、説明情報を携帯電話で見ることができるものの、住居と販売の場とが異なることから、住居の詳細性能を部位ごとに的確に確認することが難しかった。
さらに、各住居が同一の構造を有している集合住宅の場合に、一部の住居の詳細情報を開示することで、その集合住宅全体の住居の詳細情報が一般に公開されるおそれがあり、防犯性能などの機密性を保持したい情報が、不特定多数者に拡散するおそれがあった。
本発明は、上述の問題を解決することを目的とするものであり、入居希望者による住居の内覧時に、住居の各部位に対応した詳細な開示情報を適切に表示可能であるとともに、詳細な開示情報が不用意に拡散するのを抑制可能な住居情報開示システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の住居情報開示システムは、
住居に関する開示情報を、前記住居の内覧者に開示する住居情報開示システムであって、
前記内覧者に開示するための前記住居の各部位に対応した複数の内覧者用開示情報を格納するとともに、通信ネットワークを介して前記内覧者用開示情報に関連付けられた識別情報を受け取った際に、前記通信ネットワークを介して前記識別情報に応じた前記内覧者用開示情報を携帯端末に向けて送信可能なサーバと、
前記内覧者用開示情報に関連付けた前記識別情報が与えられ、前記住居の対応する各部位に配置された第1の識別マークと、
を設け、
前記携帯端末の読取手段により前記住居の各部位に配置された前記第1の識別マークを読み込んで取得した前記識別情報を前記サーバに送信して、前記第1の識別マークを読み込んだ前記住居の部位に対応した前記内覧者用開示情報を前記携帯端末の表示手段により表示するようにしたことを特徴とする。
なお、識別マークは、例えば、バーコード、QRコード(登録商標)、AR(Augmented Reality)マーカなどの二次元記号であり、他の識別マークと識別可能な数字、文字などによる識別情報が与えられているものである。
また、携帯端末は、携帯型の通信機器(いわゆる携帯電話)や、携帯型の情報機器(ノート型、タブレット型のパーソナルコンピュータなど)などの二次元画像の読み取りおよび画面や音による表示が可能な機器である。
また、前記サーバは、前記識別情報の受信時に、予め設定された期間のみ前記内覧者用開示情報の送信を許可し、前記期間外は前記送信を禁止する送信可否判定部を備えていることが好ましい。
さらに、前記サーバは、前記識別情報の受信時に、前記携帯端末から、前記識別情報に加え予め設定された許可情報が入力された場合に前記内覧者用開示情報の送信を許可し、前記許可情報の入力が無い場合には前記送信を禁止する送信可否判定部を備えていることが好ましい。
加えて、前記サーバは、前記内覧者用開示情報として、前記住居の入居者からの住居に関する情報を開示する第2の内覧者用開示情報が、第2の識別マークに与えられた前記識別情報に関連付けて格納され、
前記第2の識別マークを有した前記内覧者に配布用の二次元媒体が設けられ、
前記サーバは、前記第2の識別マークに与えられた前記識別情報の受信時には、前記第2の内覧者用開示情報を、前記携帯端末に送信することが好ましい。
そして、前記サーバは、前記内覧者用開示情報とは別に、不特定多数者に公開するための1または複数の一般用開示情報が格納されるとともに、前記一般用開示情報に関連付けられた前記識別情報を受け取った際に、前記通信ネットワークを介して前記識別情報に応じた前記一般用開示情報を送信可能に形成され、
前記一般用開示情報に関連付けた識別情報が与えられた第3の識別マークを、不特定多数者に公開用の二次元媒体に配置していることが好ましい。
また、本発明の住居情報開示方法は、本発明の住居情報開示システムを用いた住居情報開示方法であって、
前記住居の各部位に対応した前記複数の内覧者用開示情報を作成し、各内覧者用開示情報を前記識別情報に関連付けて前記サーバに格納するステップと、
前記住居の内覧前に、前記識別情報が与えられた前記識別マークを、前記住居において、前記内覧者用開示情報の対象部位にあらかじめ配置するステップと、
前記住居の内覧時に、前記携帯端末の前記読取手段により読み込まれた前記識別マークに与えられた前記識別情報が前記サーバに送信されたのに応じて、前記識別情報に関連付けられた前記内覧者用開示情報を、前記携帯端末の前記表示手段により表示させるステップと、
を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の住居情報開示方法は、
前記住居の各部位に対応した前記複数の内覧者用開示情報を作成し、それぞれ、前記識別情報に関連付けて前記サーバに格納するステップでは、同時に、前記第2の内覧者用開示情報を作成するとともに第2の識別マークに与えられた前記識別情報に関連付けて前記サーバに格納し、
前記住居の内覧時に前記内覧者に配布用の前記第2の識別マークを配置した前記二次元媒体を作成するステップを実行することが好ましい。
加えて、本発明の住居情報開示方法は、
前記住居の各部位に対応した前記複数の内覧者用開示情報を作成し、それぞれ、前記識別情報に関連付けて前記サーバに格納するステップでは、前記複数の内覧者用開示情報に加え、前記一般用開示情報を作成するとともに、前記一般用開示情報に前記第3の識別マークに与えられた前記識別情報を関連付けて前記サーバに格納し、
前記識別マークを、前記住居の内覧前に、前記内覧者用開示情報の対象部位にあらかじめ配置するステップに先立ち、不特定多数者に向けて公開用の前記第3の識別マークを配置した前記二次元媒体を作成し公開するステップを実行することが好ましい。
本発明の住居情報開示システムでは、住居の内部を入居希望の内覧者に公開する内覧を実行する場合、内覧に先立ち、あらかじめ建物や住居の内覧者用開示情報に対応した部位に第1の識別マークを配置する。
内覧者は、内覧時に、住居の詳細情報を知りたい場合には、住居の各部位に配置された第1の識別マークを携帯端末により読み込み通信ネットワークを介してサーバに送信する。サーバは、送られてきた第1の識別マークに与えられた識別情報に対応した内覧者用開示情報を携帯端末に送信し、第1の識別マークを配置した住居の部位に対応した内覧者用開示情報を、携帯端末の表示手段により、例えば、画像、動画、文字、音声、音楽などを用いて表示する。
したがって、不動産業者の担当者が、住居の詳細な情報を把握していない場合でも、内覧者は、間取りや部屋の質感や日照などの視認可能な一般的な情報に加え、視認できない耐震性能、耐火性能、防犯性能などの詳細な内覧者用開示情報を、携帯端末の表示手段を用いて確認することができる。
しかも、その内覧者用開示情報は、住居の各部位に配置された識別マークに対応した詳細な内覧者用開示情報であり、住居の各部位の場所において、その詳細な情報を的確に知ることが可能となる。
一方、このような内覧者用開示情報は、内覧者に限り開示することにより、住居性能などの詳細情報が不特定多数者に拡散することを抑制できる。
すなわち、同一構造の複数の住居から成る集合住宅などでは、1つの住居の詳細な情報を開示した場合、同時に他の住居の情報も開示されることになるため、例えば、防犯性能などを不特定多数者に開示することに不安を感じる住人も存在する可能性がある。
それに対し、将来、住人になる可能性が高い内覧者に限って情報を開示することにより、詳細情報の拡散を抑えつつ、内覧者には的確に情報を開示することができる。
さらに、サーバが識別情報を受信した際に、送信可否判定部が、予め設定された期間のみ、内覧者用開示情報の送信を許可するようにした場合には、設定期間を越えて内覧者用情報を開示することが無い。したがって、内覧者用開示情報が不要に拡散されることをいっそう抑制できる。
加えて、サーバが識別情報を受信した際に、送信可否判定部が予め設定された許可情報が入力されたときに内覧者用開示情報を送信するようにした場合には、許可情報を持たない識別情報の受信時には内覧者用開示情報の送信を禁止し、内覧者用開示情報の不要な拡散をいっそう抑制することができる。
なお、許可情報としては、例えば、内覧を行う住居の位置を示す位置情報や、予め設定されたパスワードなどが挙げられる。
また、サーバが、内覧者用開示情報として、内覧を行っている住居やこの住居に類似した仕様の住居の入居者からの住居情報を開示する第2の内覧者用開示情報を、前記識別情報に関連付けて格納するようにした場合には、第2の識別マークに与えられた識別情報の受信時には、第2の内覧者用開示情報を、携帯端末に送信する。
したがって、内覧者は、内覧を行っている住居の入居者からの住居に関する情報を、内覧時に知ることができる。
よって、内覧者は、住居に関する情報を、より詳しく知ることができ、加えて、入居意欲の向上を図ることが可能となる。
また、サーバが、内覧者用開示情報とは別に、不特定多数者に公開するための1または複数の一般用開示情報を格納し、この一般用開示情報に関連付けた識別情報が与えられた第3の識別マークを不特定多数者に公開用の二次元媒体に配置するようにした場合には、内覧者は、内覧を行う前に、まず、不特定多数者に公開用の二次元媒体の第3の識別マークを携帯端末に読み込むことで、内覧者用開示情報を携帯端末に表示できる。よって、内覧希望者は、住居の一般用開示情報を知ることができる。なお、一般用開示情報としては、例えば、住居の位置や間取りや近隣の駅、学校、商店などの情報が挙げられる。
したがって、内覧希望者は、前もって、住居に関する情報を知ることによって、内覧に行く意欲および入居意欲を高めることができる。
また、本発明の住居情報開示システムを用いた住居情報開示方法では、まず、住居の各部位に対応した複数の内覧者用開示情報を作成し、それぞれ、識別情報に関連付けてサーバに格納する。
次に、住居の内覧前に、識別情報が与えられた第1の識別マークを、住居において、内覧者用開示情報の対象部位にあらかじめ配置する。
そして、内覧者は、住居の内覧時に、住居の各部位において、必要に応じて携帯端末の読取手段により第1の識別マークを読み込むと、サーバから送信される内覧者用開示情報を、表示手段により表示させることができる。
したがって、内覧者は、住居の、例えば、柱、壁、窓、玄関などの各部位の前において、その部位に関する内部構造などの情報を、的確に把握することが可能である。
さらに、上記住居情報開示方法において、さらに、住居の内覧時に内覧者に配布用の第2の識別マークを有した二次元媒体を作成するようにした場合には、内覧者は、二次元媒体の第2の識別マークを携帯端末の読取手段により読み込んで、携帯端末の表示手段により、第2の内覧者用開示情報である、入居者からの住居情報を知ることができる。
よって、内覧者の内覧対象となる住居の入居意欲を向上させて商品性の向上を図ることが可能である。
上記の住居情報開示方法において、住居の内覧前に、不特定多数者に向けて公開用の第3の識別マークを配置した二次元媒体を作成し公開した場合には、住居を探している人である内覧希望者が携帯端末の読取手段により二次元媒体の第3の識別マークを読み込んだ際には、携帯端末の表示部により住居の一般開示用情報が表示される。
したがって、内覧希望者は、内覧を希望する住居を選択するための情報を手軽に手に入れることができる。また、二次元媒体に設けた第3の識別マークでは、一般用開示情報しか表示されないため、内覧者用開示情報が不要に拡散するのを抑えることができる。
図1は、本発明の実施の形態1の住居情報開示システムの全体を示す全体システム図である。 図2は、実施の形態1の住居情報開示システムに用いる一般開示用識別マークを配置した二次元媒体を示す平面図である。 図3(a)は、実施の形態1の住居情報開示システムに用いる複数の性能説明用識別マークを備えたシールを示す平面図であり、図3(b)は入居者情報用識別マークを配置した二次元媒体を示す平面図である。 図4は、実施の形態1の住居情報開示システムの作用を説明するための作用説明全体図である。 図5は、実施の形態1の住居情報開示システムを用いた、住居を提供する側が実行する手順およびその住居を内覧する内覧者が実行する手順を示す手順説明図である。 図6は、実施の形態2の住居情報開示システムにおける送信許可判定部に関する内覧者用開示情報の送受信手順の概略を示す送信処理説明図である。 図7は、実施の形態3の住居情報開示システムの識別情報送信時の処理の手順の概略を示す送受信処理説明図である。
以下に、本発明の実施の形態1の住居情報開示システムおよび住居情報開示方法について、図1〜図5に基づいて説明する。
まず、実施の形態1の住居情報開示システムAの概略構成を図1の全体システム図に基づいて説明する。
実施の形態1の住居情報開示システムAは、サーバ10と通信ネットワーク20と携帯端末30と識別マーク40とを備えている。
サーバ10は、住居に関する情報を提供するもので、1または複数のコンピュータにより構成され、通信部11、読取情報取得部12、記憶部13、制御部14、表示データ生成部15を備えている。
通信ネットワーク20は、インターネットなどの通信回線により構成されている。
携帯端末30は、携帯型の通信機器(いわゆる携帯電話)や、携帯型の情報機器(ノート型、タブレット型のパーソナルコンピュータなど)などの画像の読み取りおよび動画の再生が可能な端末であり、通信部31、読取部32、表示部33、記憶部34を備えている。
識別マーク40は、バーコード、QRコード(登録商標)やAR(Augmented Reality)マーカなどの二次元表示された表示媒体であり、紙やシールに印刷されたものや、画面上に表示されたものである。なお、本実施の形態1では、識別マーク40として、後述する3種類の一般開示用識別マーク41(特許請求の範囲の第3の識別マークに相当する)、性能説明用識別マーク42(特許請求の範囲の第1の識別マークに相当する)、入居者情報用識別マーク43(特許請求の範囲の第2の識別マークに相当する)を用いる。また、これらの各識別マーク41〜43のうちの特定のものを指さない場合には、単に識別マーク40と総称する。
次に、携帯端末30について説明を加える。
通信部31は、通信インターフェースであり、通信ネットワーク20を介してサーバ10とデータの送受信を行う。
読取部32は、撮像部で撮影した画像をデータ化して記録する読取装置およびこの処理を行う処理ソフトを含むものであり、識別マーク40を撮影あるいはスキャンして、識別マーク40が有する識別情報を読み取る。
表示部33は、液晶などの表示パネルおよびスピーカなどの音声再生を行う構成を含む。
記憶部34は、読取部32が読み取った識別情報や、サーバ10から受信した各種情報を記憶する。
次に、サーバ10について説明を加える。
通信部11は、通信インターフェースであり、通信ネットワーク20を介して携帯端末30とデータの送受信を行う。
読取情報取得部12は、携帯端末30から送信された識別マーク40に与えられた識別情報を、通信部11を介して取得する。
記憶部13は、建物、住居の構造に関する情報などの住居の内覧に関する開示情報を、識別マーク40に与えられた識別情報と関連付けて記憶している。この開示情報としては、不特定多数者に開示するための一般用開示情報と、開示対象を内覧者に特定した内覧者用開示情報とが含まれており、これらの開示情報は、画像、動画およびその音声解説(ナレーション)の形で記憶されている。なお、本実施の形態1では、動画は後述する他のサーバ90(図4参照)に記憶し、サーバ10では、サーバ90にアクセスするためのアクセスURL(uniform resource locator)が記憶されているものとするが、サーバ10に直接記憶するようにしてもよい。
内覧者用情報としては、本実施の形態では、住居性能に関する詳細情報から成り、工場情報、耐震情報、耐火情報、遮音構造情報、防犯構造情報などの住居性能に関する内覧者用開示情報と、入居者からの住居に関する情報であり居住感想などの入居者情報(第2の内覧者用開示情報)とが含まれる。
工場情報は、例えば、建物や住居ごとに、その製造品質を裏付ける製造工場に関する内覧者用開示情報を動画81(図4参照)として作成されたものが記憶されている。
耐震情報は、例えば、建物や住居の仕様ごとに、その骨格構造や柱構造や構造壁の耐震性能に関する内覧者用開示情報が動画82(図4参照)として作成されたものが記憶されている。
耐火情報は、建物や住居の仕様ごとに、外壁や界壁部分の耐火性能に関する内覧者用開示情報が動画83(図4参照)として作成されたものが記憶されている。
遮音構造情報は、建物や住居の外壁や床や壁の仕様ごとに、その遮音性能に関する内覧者用開示情報を動画84,85(図4参照)として作成されたものが記憶されている。
防犯構造情報は、建物や住居の仕様ごとに、その壁、窓、玄関の構造や防犯カメラの有無などに応じ、防犯性能に関する内覧者用開示情報が動画86,87(図4参照)として作成されたものが記憶されている。
入居者情報は、集合住宅の場合、複数の入居者が、実際にその集合住宅に住んだ上での感想や、その住居に類似した仕様の住居および集合住宅の住人の感想などの内覧者用開示情報が、再生可能な音声データである入居者の声88(図4参照)として記憶されている。また、住居が戸建住居の場合は、前あるいは現在の入居者からの情報を記憶する。
制御部14は、読取情報取得部12により取得された各識別マーク40に与えられた識別情報に応じて、その識別情報に関連付けて記憶部13に記憶された各内覧者用開示情報(動画81〜87および入居者の声88)を取り出し、表示データ生成部15に出力する。
また、制御部14は、送信可否判定部14aを備えており、識別情報の入力時に、その識別情報に対応した開示情報の送信の可否を判定し、所定の許可条件が成立した場合のみ、開示情報を送信し、許可条件が成立しない場合には、開示情報の送信を禁止する。
ここで、本実施の形態1では、送信可否判定部14aは、内覧者用開示情報の送信を、内覧キャンペーン期間中に制限し、この内覧キャンペーン期間中以外の期間は、各識別マーク40が有する識別情報が送られてきても、内覧者用開示情報を送信しないようにしている。
表示データ生成部15は、制御部14から得られた開示情報を、携帯端末30により生成可能な表示データとして通信部11に出力する。そして、この表示データは、通信部11から通信ネットワーク20を介して携帯端末30に送られて再生される。
次に、識別マーク40と、その識別情報に関連付けて記憶された各開示情報とについて説明する。
開示情報としては、前述したように、一般用開示情報と内覧者用開示情報とが設定されている。
一般開示情報は、不特定多数者への公開用の情報であって、内覧キャンペーンの対象となる集合住宅などの住居の場所、間取り、キャンペーン期間、あるいはそれに付随したプレゼント、クイズなどの情報を含む。
そこで、これらの一般用開示情報を取り出すための識別情報を有した識別マーク40として、図2に示す一般開示用識別マーク41が設定されている。
図2は、複数の一般開示用識別マーク41を設けた二次元媒体50を示している。この二次元媒体50は、本実施の形態1では、インターネット上の表示画面とするが、不特定多数者に配布可能なチラシや、ポスター、ノボリなどの掲示物や、雑誌などの広告媒体を用いてもよい。
なお、この一般開示用識別マーク41には、それに関連付けられた一般用開示情報が設定されている。この一般用開示情報としては、例えば、内覧対象となる住居を表示する地図などの位置情報や、その住居の間取りや、キャンペーン期間あるいは内覧期間に関する開示情報などが設定されている。
内覧者用開示情報は、住居の内覧に来た内覧者のみに開示する情報であって、前述したように住居性能に関する内覧者用開示情報としての動画81〜87に加え、入居者の声88を備えている。
そこで、これらの内覧者用開示情報を取り出すための識別情報を有した識別マーク40として、図3(a)に示す性能説明用識別マーク42を有したシール60および図3(b)に示す入居者情報用識別マーク43を有した二次元媒体70が設定されている。
図3(a)に示すシール60は、前述した性能説明用の動画81〜87にそれぞれ関連付けられた性能説明用識別マーク42がプリントされ、かつ、各性能説明用識別マーク42は、分割されている。そして、このシール60は、裏面に図示を省略した接着層およびそれを覆う剥離紙を備え、剥離紙を剥がして、各性能説明用識別マーク42を、独立して接着可能に形成されている。
したがって、内覧者用開示情報の説明に応じた住居の各部位に、各性能説明用識別マーク42を張り付けることができる。すなわち、図4に示すように、玄関h1や窓h2には防犯性能に関連付けた識別情報が与えられた性能説明用識別マーク42を張り付ける。また、外壁h3や集合住宅の界壁(図示省略)には耐火性能に関連付けた識別情報が与えられた性能説明用識別マーク42や、遮音性能に関連付けた識別情報が与えられた性能説明用識別マーク42を張り付ける。
なお、図4では、性能説明用識別マーク42を貼り付ける住居として一戸建ての住居を示しているが、これら性能説明用識別マーク42を張り付ける対象となる住居は、集合住宅の住居であってもよい。以下の説明は、集合住宅における住居の内覧を主として説明する。
図3(b)に示す二次元媒体70は、住居の内覧時に受け付けにおいて内覧者に渡される物件パンフレットなどを格納したクリアファイルやチラシなどであり、この二次元媒体70に入居者情報用識別マーク43が印刷されている。この入居者情報用識別マーク43が有する識別情報は、前述したように、入居者の声88(図4参照)に関連付けられている。この入居者の声88は、集合住宅の場合、実際の入居者からのその集合住宅およびその住居の住み心地や周りの環境などの感想を集めたものであり、一戸建住宅の場合、その住居の前の居住者の同様の感想である。
(実施の形態の作用)
次に、実施の形態の住居情報開示システムの作用を、実施の形態の住居情報開示方法の手順に沿って、図4および図5に基づいて説明する。
この説明にあたり、不動産業者など住居を提供する側が実行する手順と、住居を探す側の入居希望者およびその中で内覧に至る内覧者が実行する手順と、を分けて説明する。
[住居提供側の手順]
まず、不動産業者など、住居を提供する側が実行する手順を図5に基づいて説明する。
(開示情報作成ステップ)
まず、ステップS1において内覧者用開示情報および一般用開示情報を作成する。
ここでは、集合住宅において、複数の住居の入居者を募集する場合を想定しており、内覧者用開示情報は、内覧の対象となる集合住宅を設計・施工した建築メーカにより集合住宅の建物の各部位(内壁、外壁、床、天井、窓、玄関、屋根など)の特徴要素を抽出し、それぞれの特徴を簡潔に説明する内覧者用開示情報としての動画81〜87(図4参照)を作成する。
加えて、集合住宅の場合、既入居者、あるいは、同様の仕様の集合住宅の入居者からの住居に対する感想などを集めた、音声などから成る入居者の声88を作成する。なお、この入居者の声88および動画81〜87における音声データは、ナレーターが作成する。
一般用開示情報は、内覧を予定している集合住宅に関する情報(集合住宅の地図上の位置、間取りなど)としての、画像、動画などを作成する。
(識別マークの作成)
上記の各開示情報を作成するステップS1と並行して、ステップS2では、各識別マーク41,42,43を有したシール60や二次元媒体50,70の作成を行う。具体的には、本実施の形態1では、一般開示用識別マーク41を有した二次元媒体50、性能説明用識別マーク42を有したシール60、入居者情報用識別マーク43を有した二次元媒体70を作成する。
(サイト立ち上げステップ)
次に、図5のステップS1,S2に続くステップS3では、サーバ10(図1参照)に、内覧キャンペーンサイト110(図4参照)を立ち上げ、内覧の対象となる住居の内覧者用開示情報としての動画81〜87および入居者の声88を格納し再生可能とする。
さらに、この際、各動画81〜87および入居者の声88と、各識別マーク42,43が有する識別情報とを関連付ける。
なお、図4に示す例では、動画81〜87自体は、他のサーバ90に格納し、この内覧キャンペーンサイト110には、これらの動画81〜87にリンクするURLを格納しているものとする。
そして、本実施の形態1では、内覧キャンペーンサイト110には、内覧キャンペーンサイト110のコンテンツ111や内覧キャンペーンの紹介ページ112を設定し、これらは不特定多数者により確認可能とする。なお、内覧キャンペーンは、内覧の期間や内覧対象の住居、集合住宅の位置、価格などを必要に応じて記載する。
さらに、本実施の形態1では、サーバ10には、各種内覧キャンペーンを紹介するキャンペーン閲覧ページ120を設定する。本実施の形態1では、前述の二次元媒体50は、このキャンペーン閲覧ページ120に設け、不特定多数者に公開用(一般公開用)の情報を、この二次元媒体50に配置した一般開示用識別マーク41の識別情報に関連付ける。なお、このキャンペーン閲覧ページ120は、サーバ10とは別に、携帯端末30による閲覧専用の他のサーバに設けてもよい。また、キャンペーン閲覧ページ120とは別に、チラシなどの二次元媒体50を配布することも可能である。
なお、内覧キャンペーンサイト110は、特定の集合住宅に関する内覧者用開示情報が格納されているのに対し、キャンペーン閲覧ページ120は、複数の集合住宅や住居に関する一般用開示情報が格納されている。したがって、住居を探している人は、まず、キャンペーン閲覧ページ120において、各種内覧キャンペーンに関する一般情報を見て、内覧キャンペーンを行う複数の集合住宅あるいは戸建住宅の中から、内覧したいものを絞り込むことができる。
また、前述の内覧キャンペーンサイト110には、メールなどの通信ネットワーク20に接続用のリンク部113を設定し、内覧者がキャンペーン閲覧ページ120のアドレスを友人に送ることができるようにしている。
(内覧者用開示情報に関連付けられた識別マークを張り付けるステップ)
内覧キャンペーンサイト110およびキャンペーン閲覧ページ120を立ち上げたステップS3に続くステップS4では、内覧の開催前に、内覧対象となる住居の各部位に、性能説明用識別マーク42を貼り付ける。
この場合、例えば、耐震性能の動画82に関連付けた識別情報を有した性能説明用識別マーク42は、例えば、柱、外壁h3などの住居構造部分に貼り付ける。また、耐火性能の動画83に関連付けた識別情報を有した性能説明用識別マーク42は、例えば、外壁h3や集合住宅の界壁に貼り付ける。また、遮音性能の動画84,85に関連付けた識別情報を有した性能説明用識別マーク42は、その性能(構造)に応じたものを、例えば、床や内外の壁に貼り付ける。また、防犯性能の動画86,87に関連付けた識別情報を有した性能説明用識別マーク42は、例えば、玄関h1や窓h2などに張り付ける。
(内覧時)
内覧の開催時には、住居提供側である不動産業者などは、内覧申込時に住所氏名などの必要情報を提示した内覧者(入居希望者)に、クリアファイルなどの入居者情報用識別マーク43を有した二次元媒体70を配布する。
[住居を探す側の手順]
次に、住居を探す側である入居希望者(内覧者)が実行する手順を説明する。
(一般用開示情報に基づいて住居を探すステップ)
まず、ステップS21では、入居希望者は、一般公開された二次元媒体50を備えたキャンペーン閲覧ページ120を閲覧し、内覧対象の住居に関する情報を取得する。
この時、二次元媒体50に配置された一般開示用識別マーク41を携帯端末30により読み取り、サーバ10に送信する。これにより、キャンペーン閲覧ページ120を開いて、内覧可能な住居に関する各種一般用開示情報を知ることができる。
(内覧申し込みステップ)
入居希望者が、キャンペーン閲覧ページ120を閲覧して、内覧を希望する住居を見つけた場合、キャンペーン閲覧ページ120、あるいは、キャンペーンの紹介ページ112に移動して、住所氏名などの必要な情報と共に内覧の申し込みを行うことができる(ステップS22)。
なお、内覧希望者は、ステップS22を省略して、直接内覧に行く(続くステップS23)こともできる。
(内覧に行くステップ)
入居希望者は、内覧キャンペーン期間中に、内覧対象の集合住宅の受付に行って、内覧を申し込む。この場合、サーバ10を介した申し込みを行っていない人は、受付にて、住所、氏名その他の内覧に必要な情報を申込書に記入する。
(二次媒体の受取ステップ)
内覧者(入居希望者)は、内覧を開催する集合住宅の受付に行った際に、まず、二次元媒体70を受け取り、これを持って住居の内覧を行う。
そして、内覧者は、住居の内外の内覧を行う際に、住居の内外の各部位に張り付けられた各性能説明用識別マーク42を見つけた場合、携帯端末30によりこれを読み取って、サーバ10に送ると、各動画81〜87のいずれかが再生されて性能説明用識別マーク42が張り付けられた部位の性能に関する説明を視聴することができる。
例えば、玄関h1において性能説明用識別マーク42を読み取った場合、その玄関の防犯性能などの説明の動画86,87を視聴することができる。すなわち、玄関h1の仕様の違い、例えば、内部構造、鍵の数、防犯カメラの有無などが異なることで、防犯性能も異なる。したがって、内覧者は、玄関h1の前で、その玄関h1の仕様に対応した防犯性能についての説明を視聴することができる。
また、窓h2においても、その仕様の違いにより、遮音性能、断熱性能、耐火性能、防犯性能などが異なる。よって、内覧者は、窓h2の前で、その窓h2の仕様に応じた各種性能を、携帯端末30により視聴することができる。
同様に、外壁h3や、図示を省略した内壁、床、天井などによっても、遮音性能、断熱性能、耐火性能、防犯性能などが異なる。
特に、集合住宅の場合、界壁や天井や床による遮音性能は重要である。このような性能は、仕様により異なるため、不動産業者は、その仕様ごとの性能を把握するのは難しい。それに対し、本実施の形態1では、内覧キャンペーンサイト110を立ち上げ、動画81〜87の作成の際に、集合住宅を設計・施工した建築メーカにより集合住宅の建物の各部位(内壁、外壁、床、天井、窓、玄関、屋根など)の特徴要素を抽出して行う。このため、内覧者は、住居の性能に関する詳細な情報を、その対象部位の前で、視聴して的確に把握することができる。
加えて、本実施の形態1では、内覧者は、受付で受け取った二次元媒体70に配置された入居者情報用識別マーク43を携帯端末30により読み取りサーバ10に送信することで、入居者の声88を視聴することができる。
例えば、内覧対象が集合住宅の場合は、内覧者は、複数の入居者からの、内覧対象の集合住宅の情報や、その周辺の環境の情報などを、視聴することができる。
また、一戸建の住居であっても、例えば、前の入居者からの入居者あるいは同様の仕様の住居に関する生の声を視聴することが可能である。
(内覧後の紹介ステップ)
内覧後、内覧者は、内覧キャンペーンサイト110のリンク部113から、友人などの他人へ内覧キャンペーンを紹介することができる。そして、この紹介を受け取った人は、入居希望者として、キャンペーン閲覧ページ120を閲覧することができる。
このように、実際に内覧した内覧者も、情報発信源となり、キャンペーンを広める役割を持つことができるため、キャンペーンの周知効果が増加される。
なお、内覧後、内覧者が住性能などを再度確認したい場合に、再確認可能に、前述した内覧時に渡されるクリアファイルに、内覧キャンペーンサイト110にリンクする識別マーク40を設定してもよい。
また、各識別マーク42,43を、入居を募集する販売店向けの販売図面や募集パンフレットに印刷あるいはシールを貼って、販売店にて確認可能としてもよい。
(実施の形態1の効果)
以上説明したように、本実施の形態1の住居情報開示システムでは、以下に述べる効果を得ることができる。
1)実施の形態1の住居情報開示システムは、
住居に関する開示情報を、前記住居の内覧者に開示する住居情報開示システムであって、
前記内覧者に開示するための前記住居の各部位に対応した複数の内覧者用開示情報としての動画81〜87を格納するとともに、通信ネットワーク20を介して動画81〜87に関連付けられた識別情報を受け取った際に、前記通信ネットワーク20を介して前記識別情報に応じた動画81〜87を携帯端末30に向けて送信可能なサーバ10と、
前記内覧者用開示情報としての動画81〜87に関連付けた識別情報が与えられ、前記住居の対応する各部位に配置された第1の識別マークとしての性能説明用識別マーク42と、
を設け、
前記携帯端末30の読取部32により前記住居の各部位に配置された性能説明用識別マーク42を読み込んで取得した前記識別情報を前記サーバ10に送信して、性能説明用識別マーク42を読み込んだ前記住居の部位に対応した前記内覧者用開示情報としての動画81〜87を前記携帯端末30の表示部33により表示するようにしたことを特徴とする。
したがって、内覧者は、内覧時に、建物および住居を直接視認できるのに加え、動画81〜87による住居の各部位の性能に関する説明を視聴することができる。すなわち、内覧者は、内覧時に、住居の詳細な性能に関する情報を知りたい場合には、住居の玄関h1、窓h2、柱や外壁h3などの各部位に配置された性能説明用識別マーク42を携帯端末30により読み取り、通信ネットワーク20を介してサーバ10に送信する。これにより、その性能説明用識別マーク42が貼り付けられた部位の目の前で、その性能に関する動画81〜87のいずれかを視聴して、その性能を的確に把握することができる。
よって、不動産業者の担当者が、住居の詳細な性能情報を把握していない場合でも、内覧者は、間取りや部屋の質感や日照などの視認可能な一般情報に加え、視認できない耐震性能、耐火性能、防犯性能などの詳細情報を、携帯端末30の表示部33を用いて確認することができる。
しかも、その詳細性能情報は、性能説明用識別マーク42が配置された住居の各部位に関する詳細な内覧者用開示情報であり、例えば、内覧時以外や、これらの性能をまとめて視聴するものと比較して、住居の各部位ごとに的確に把握することができる。
一方、このような内覧者用開示情報は、必要情報を提示した内覧者に限定して開示することにより、住居性能などの詳細情報が不特定多数者に拡散することを抑制できる。すなわち、同一構造の複数の住居から成る集合住宅などでは、1つの住居の詳細な情報を開示した場合、同時に他の住居の情報も開示されることになるため、例えば、防犯性能などを不特定多数者に開示することに不安を感じる住人も存在する可能性がある。
それに対し、将来、住人になる可能性が高い内覧者に限定して情報を開示することにより、詳細情報の拡散を抑えつつ、内覧者には的確に情報を開示することができる。
2)実施の形態1の住居情報開示システムは、
前記サーバ10は、前記識別情報の受信時に、予め設定された期間である内覧キャンペーン期間のみ前記内覧者用開示情報としての動画81〜87の送信を許可し、前記期間外は前記送信を禁止する送信可否判定部14aを備えていることを特徴とする。
したがって、送信可否判定部14aは、識別情報が送られてきた際に、各動画81〜87および第2の内覧者用開示情報としての入居者の声88の送信を、予め設定された期間であるキャンペーン期間中のみ許可し、その期間外では、送信を禁止する。
よって、住居に関する詳細な情報である内覧者開示情報としての各動画81〜87および入居者の声88が、キャンペーン期間外まで視聴可能として、これらの動画81〜87や入居者の声88が不用意に拡散されることを、いっそう抑制できる。
3)実施の形態1の住居情報開示システムは、
前記サーバ10は、前記内覧者用開示情報として、前記住居の入居者からの前記住居に関する情報を開示する第2の内覧者用開示情報としての入居者の声88が、第2の識別マークとしての入居者情報用識別マーク43に与えられた前記識別情報に関連付けて格納され、
前記入居者情報用識別マーク43を有した前記内覧者に配布用の二次元媒体70を設け、
前記サーバ10は、入居者情報用識別マーク43に与えられた前記識別情報の受信時には、前記入居者の声88を、前記携帯端末30に送信することを特徴とする。
したがって、内覧者は、内覧を行っている住居と同じ集合住宅に住んでいる住人の住居に関する情報を、内覧時に知ることができる。
よって、内覧者は、住居に関する情報を、より詳しく知ることができる。また、これにより内覧者の入居意欲の促進を図ることも可能である。
4)実施の形態1の住居情報開示システムは、
前記サーバ10は、前記内覧者用開示情報としての動画81〜87および入居者の声88とは別に、不特定多数者に公開するための1または複数の一般用開示情報をキャンペーン閲覧ページ120に格納するとともに、前記一般用開示情報に関連付けられた前記識別情報を受け取った際に、前記通信ネットワーク20を介して前記識別情報に応じた前記一般用開示情報を送信可能とし、
前記一般用開示情報に関連付けた識別情報が与えられた第3の識別マークとしての一般開示用識別マーク41を、不特定多数者に公開用の二次元媒体50に配置したことを特徴とする。
したがって、内覧者は、まず、不特定多数者に公開された二次元媒体50を利用して、内覧可能な住居の一般用開示情報を知ることができる。
なお、一般用開示情報としては、例えば、住居の位置や間取りや近隣の駅、学校、商店などの情報が挙げられる。このように、内覧希望者は、前もって、住居に関する情報を知ることによって、内覧に行くか否かをより的確に判断することが可能となり、かつ、内覧に行く意欲および入居意欲を高め商品性を高めることができる。
5)実施の形態1の住居情報開示方法は、
前記住居の各部位に対応した前記複数の内覧者用開示情報としての動画81〜87を作成し、各動画81〜87を前記識別情報に関連付けて前記サーバ10に格納するステップS1、S3と、
前記住居の内覧前に、前記識別情報が与えられた性能説明用識別マーク42を、前記住居において、前記動画81〜87の対象部位にあらかじめ配置するステップS4と、
前記住居の内覧時に、前記携帯端末30の前記読取部32により読み込まれた前記性能説明用識別マーク42に与えられた前記識別情報が前記サーバ10に送信されたのに応じて、前記識別情報に関連付けられた前記動画81〜87を、前記携帯端末30の前記表示部33により表示させるステップS25と、
を実行することを特徴とする。
したがって、内覧者は、住居の内覧時に、住居の各部位において、必要に応じて携帯端末30の読取部32により性能説明用識別マーク42を読み取り、サーバ10に送信することで、動画81〜87を携帯端末30の表示部33により表示させることができる。
したがって、内覧者は、住居の、例えば、玄関h1、窓h2、外壁h3、柱、壁などの各部位の前において、その部位に関する内部構造などに基づく耐震、耐火、遮音、防犯などの性能情報を、的確に把握することが可能である。
6)実施の形態1の住居情報開示方法は、
前記住居の各部位に対応した前記複数の内覧者用開示情報としての動画81〜87を作成し、それぞれ、前記識別情報に関連付けて前記サーバ10に格納するステップS1、S3では、同時に、前記第2の内覧者用開示情報としての入居者の声88を作成するとともに前記識別情報に関連付けて前記サーバ10に格納し、
前記住居の内覧時に、前記内覧者に配布用の前記第2の識別マークとしての入居者情報用識別マーク43を配置した前記二次元媒体70を作成するステップS5を実行することを特徴とする。
したがって、内覧者は、携帯端末30の読取部32により入居者情報用識別マーク43を読み込んだ際には、携帯端末30の表示部33により、入居者の声88を視聴して、入居者からの住居情報を知ることができる。
よって、内覧対象となる住居の商品性の向上を図ることができる。
7)実施の形態1の住居情報開示方法は、
前記住居の各部位に対応した前記複数の内覧者用開示情報としての動画81〜87を作成し、それぞれ、前記識別情報に関連付けて前記サーバ10に格納するステップS1、S3では、前記動画81〜87に加え、前記一般用開示情報を作成するとともに、この前記一般用開示情報に前記識別情報を関連付けて前記サーバ10あるいはこのサーバ10外のサーバのキャンペーン閲覧ページ120に格納し、
前記性能説明用識別マーク42を、配置するステップに先立ち、前記第3の識別マークとしての一般開示用識別マーク41を配置した前記不特定多数者に向けて公開用の前記二次元媒体50を作成し公開するステップS3を実行することを特徴とする。
したがって、住居を探している人である入居希望者は、携帯端末30の読取部32により、二次元媒体50の一般開示用識別マーク41を読み込んで、携帯端末30の表示部33により住居の一般開示用情報を表示することができる。
したがって、入居希望者は、内覧を希望する住居を選択するための情報を手に入れることができる。また、二次元媒体50に設けた一般開示用識別マーク41では、一般用開示情報しか表示されないため、内覧者用開示情報としての動画81〜87や入居者の声88が不要に拡散するのを抑えることができる。
(他の実施の形態)
次に、他の実施の形態の住居情報開示システムについて説明する。
なお、他の実施の形態を説明するのにあたり、実施の形態1と共通する構成には実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点のみ説明する。
(実施の形態2)
以下に、実施の形態2の住居情報開示システムについて説明する。
実施の形態2では、送信可否判定部14aによる内覧者用開示情報の制限期間を、さらに短くして、機密保持性を高めた例である。
図6は、実施の形態2の住居情報開示システムにおける、内覧者用詳細情報に関連付けられた性能説明用識別マーク42および入居者情報用識別マーク43が有する識別情報の送信に対応する送信処理の流れを示す送信処理説明図である。
STEP201では、携帯端末30により、各識別マーク42,43を読み取ってその識別情報をサーバ10に送信する。
STEP202では、サーバ10は、接続用のURLを携帯端末30に向けて発行する。この接続用のURLは、所定時間(例えば、1〜数時間)のみ有効なURLである。
STEP203では、内覧者は、携帯端末30から、サーバ10が発効したURLを送り返す。
STEP204では、上記STEP203によるUPLの送り返し時点が、URLの発行からの前述の所定時間内である場合に、携帯端末30の表示部33においてパスワード(PW)を問い合わせる。
このパスワードは、予め内覧を主催する住居提供側の担当者が把握し、内覧者に伝えるもので、例えば、二次元媒体70の配布と一緒に内覧者に開示するものとする。
STEP205では、携帯端末30にパスワードを入力し、サーバ10へ送信する。
サーバ10の送信可否判定部14aは、前述の有効なURLの入力と、有効なパスワードの入力とが行われた場合に、内覧者用開示情報の送信を許可し、STEP206を実行する。このSTEP206では、最初のSTEP201にて送られた識別情報に応じた各動画81〜87および入居者の声88のいずれかを送信する。
以上のように、実施の形態2の住居情報開示システムでは、内覧する住居あるいは受付に行かないと得られないパスワードと、各識別マーク42,43を読み取ってから発行される、所定時間のみ有効なURLとを入力しないと、内覧者用開示情報としての動画81〜87や入居者の声88を再生することができない。
よって、各識別マーク42,43それ自体や、その画像データが携帯端末30の記憶部34に保存して持ち帰られても、上記の所定時間を越えた後は、各識別マーク42,43の識別情報をサーバ10に送信しても、内覧者用開示情報としての動画81〜87や入居者の声88を視聴することができない。
したがって、内覧者に開示される住居や集合住宅に関する詳細情報が、不用意に拡散することが無い。
実施の形態2の住居情報開示システムは、以下の効果を奏する。
2-1)実施の形態2の住居情報開示システムは、
前記サーバ10は、前記識別情報の受信時に、前記携帯端末30から、前記識別情報に加え予め設定された許可情報としてのURLとパスワードとが入力された場合に前記内覧者用開示情報としての動画81〜87および入居者の声88の送信を許可し、前記URLとパスワードとの入力が無い場合には前記送信を禁止する送信可否判定部14aを備えていることを特徴とする。
よって、各識別マーク42,43が拡散することはあっても、内覧者に開示される住居や集合住宅に関する詳細情報である動画81〜87および入居者の声88が、不用意に拡散することを抑制し、機密保持性を高めることができる。
(実施の形態3)
次に、図7に示す実施の形態3の住居情報開示システムについて説明する。
この実施の形態3は、実施の形態2と同様に、内覧者用開示情報の拡散を抑えるもので、その手法が実施の形態2と異なり、内覧者用開示情報としての動画81〜87や入居者の声88の再生を、内覧対象としての住居内のみで再生可能とした例である。
携帯端末30には、各識別マーク42,43を読み取って識別情報を送る際に、識別情報と一緒に、携帯端末30の位置情報を送るアプリケーションを、予め、ダウンロードしておく。
そして、内覧者は、実施の形態1と同様の手順で、内覧の対象となる住居に行った際に前記アプリケーションを起動させる。このアプリケーションの起動状態で、各識別マーク42,43を撮影により読み取りその識別情報を送信すると、携帯端末30が有するGPS(Global Positioning System)機能に基づいて、識別情報と一緒に位置情報を送信する。
サーバ10の送信可否判定部14aは、予め内覧対象となる住居の位置情報が入力されており、識別情報と一緒に送られてきた位置情報が、予め入力されている位置と一致した場合に限り、動画81〜87や入居者の声88を送信するのを許可する。
以上のように、実施の形態3の住居情報開示システムでは、内覧する住居から各識別マーク42,43が送信された場合に限り、内覧者用開示情報としての動画81〜87や入居者の声88の再生を許可する。
よって、一旦撮影した各識別マーク42,43それ自体や、各識別マーク42,43を携帯端末30の記憶部34に残して、内覧後に、内覧対象の住居以外から送信しても、内覧者用開示情報としての動画81〜87や入居者の声88の再生は許可されない。
したがって、これら内覧者用開示情報としての動画81〜87や入居者の声88により開示される住居や集合住宅に関する詳細情報が、不用意に拡散することを抑制し、機密保持性を高めることができる。
実施の形態3の住居情報開示システムは、以下の効果を奏する。
3-1)実施の形態2の住居情報開示システムは、
前記サーバ10は、前記識別情報の受信時に、前記携帯端末30から、前記識別情報に加え予め設定された許可情報としての内覧を開催している住居の位置に一致する位置情報が入力された場合に内覧者用開示情報としての動画81〜87および入居者の声88の送信を許可し、前記位置情報の入力が無い場合には前記送信を禁止する送信可否判定部14aを備えていることを特徴とする。
よって、各識別マーク42,43が拡散することはあっても、内覧者に開示される住居や集合住宅に関する詳細情報である動画81〜87および入居者の声88が、不用意に拡散することを抑制し、機密保持性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。
例えば、実施の形態では、内覧者用開示情報として動画81〜87、入居者の声88を示したが、これらに限定されるものではなく、音声によるナレーションのみの説明や、図解による説明などを用いてもよい。
また、送信可否判定部による内覧者用開示情報の可否判定として、送信期間を制限したり、許可情報としての、URL、パスワード、位置情報を示したが、これ以外の手段を用いたり、その組み合わせを変えたりしてもよい。例えば、実施の形態2においてパスワードに代えて位置情報を用いるようにしてもよい。
また、実施の形態では、第1の識別マークを、シールにして住居の各部位に貼り付ける例を示したが、第1の識別マークの各部位への配置はこれに限定されない。例えば、第1の識別マークの表示画面を備えた携帯端末などの表示装置を配置したり、第1の識別マークが印刷された紙などの印刷物を、パネルなどを用いて配置したりしてもよい。
また、実施の形態では、携帯端末として表示手段は動画が再生可能なものを示したが、これには限定されず、画像や文字の表示が可能なものや、音声の再生が可能なものであればよい。
10 サーバ
14a 送信可否判定部
20 通信ネットワーク
30 携帯端末
32 読取部
33 表示部
40 識別マーク
41 一般開示用識別マーク(第3の識別マーク)
42 性能説明用識別マーク(第1の識別マーク)
43 入居者情報用識別マーク(第2の識別マーク)
50 二次元媒体
60 シール
70 二次元媒体
81 動画(製造工場に関する内覧者用開示情報)
82 動画(耐震性能に関する内覧者用開示情報)
83 動画(耐火性能に関する内覧者用開示情報)
84,85 動画(遮音性能に関する内覧者用開示情報)
86,87 動画(防犯性能に関する内覧者用開示情報)
88 入居者の声(第2の内覧者用開示情報)
90 サーバ
120 キャンペーン閲覧ページ
A 住居情報開示システム
h1 玄関(住居の部位)
h2 窓(住居の部位)
h3 外壁(住居の部位)

Claims (8)

  1. 住居に関する開示情報を、前記住居の内覧者に開示する住居情報開示システムであって、
    前記内覧者に開示するための前記住居の各部位に対応した複数の内覧者用開示情報を格納するとともに、通信ネットワークを介して前記内覧者用開示情報に関連付けられた識別情報を受け取った際に、前記通信ネットワークを介して前記識別情報に応じた前記内覧者用開示情報を携帯端末に向けて送信可能なサーバと、
    前記内覧者用開示情報に関連付けた前記識別情報が与えられ、前記住居の対応する各部位に配置された第1の識別マークと、
    を設け、
    前記携帯端末の読取手段により前記住居の各部位に配置された前記第1の識別マークを読み込んで取得した前記識別情報を前記サーバに送信して、前記第1の識別マークを読み込んだ前記住居の部位に対応した前記内覧者用開示情報を前記携帯端末の表示手段により表示するようにしたことを特徴とする住居情報開示システム。
  2. 請求項1に記載の住居情報開示システムにおいて、
    前記サーバは、前記識別情報の受信時に、予め設定された期間のみ前記内覧者用開示情報の送信を許可し、前記期間外は前記送信を禁止する送信可否判定部を備えていることを特徴とする住居情報開示システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の住居情報開示システムにおいて、
    前記サーバは、前記識別情報の受信時に、前記携帯端末から、前記識別情報に加え予め設定された許可情報が入力された場合に前記内覧者用開示情報の送信を許可し、前記許可情報の入力が無い場合には前記送信を禁止する送信可否判定部を備えていることを特徴とする住居情報開示システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の住居情報開示システムにおいて、
    前記サーバは、前記内覧者用開示情報として、前記住居の入居者からの前記住居に関する情報を開示する第2の内覧者用開示情報が、第2の識別マークに与えられた前記識別情報に関連付けて格納され、
    前記第2の識別マークを有した前記内覧者に配布用の二次元媒体が設けられ、
    前記サーバは、前記第2の識別マークに与えられた前記識別情報の受信時には、前記第2の内覧者用開示情報を、前記携帯端末に送信することを特徴とする住居情報開示システム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の住居情報開示システムにおいて、
    前記サーバは、前記内覧者用開示情報とは別に、不特定多数者に公開するための1または複数の一般用開示情報が格納されるとともに、前記一般用開示情報に関連付けられた前記識別情報を受け取った際に、前記通信ネットワークを介して前記識別情報に応じた前記一般用開示情報を送信可能に形成され、
    前記一般用開示情報に関連付けた識別情報が与えられた第3の識別マークを、不特定多数者に公開用の二次元媒体に配置したことを特徴とする住居情報開示システム。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の住居情報開示システムを用いた住居情報開示方法であって、
    前記住居の各部位に対応した前記複数の内覧者用開示情報を作成し、各内覧者用開示情報を前記識別情報に関連付けて前記サーバに格納するステップと、
    前記住居の内覧前に、前記識別情報が与えられた前記識別マークを、前記住居において、前記内覧者用開示情報の対象部位にあらかじめ配置するステップと、
    前記住居の内覧時に、前記携帯端末の前記読取手段により読み込まれた前記識別マークに与えられた前記識別情報が前記サーバに送信されたのに応じて、前記識別情報に関連付けられた前記内覧者用開示情報を、前記携帯端末の前記表示手段により表示させるステップと、
    を実行することを特徴とする住居情報開示方法。
  7. 請求項4に記載の住居情報開示システムを用いた請求項6に記載の住居情報開示方法であって、
    前記住居の各部位に対応した前記複数の内覧者用開示情報を作成し、それぞれ、前記識別情報に関連付けて前記サーバに格納するステップでは、同時に、前記第2の内覧者用開示情報を作成するとともに第2の識別マークに与えられた前記識別情報に関連付けて前記サーバに格納し、
    前記住居の内覧時に前記内覧者に配布用の前記第2の識別マークを配置した前記二次元媒体を作成するステップを実行することを特徴とする住居情報開示方法。
  8. 請求項5に記載の住居情報開示システムを用いた請求項6に記載の住居情報開示方法であって、
    前記住居の各部位に対応した前記複数の内覧者用開示情報を作成し、それぞれ、前記識別情報に関連付けて前記サーバに格納するステップでは、前記複数の内覧者用開示情報に加え、前記一般用開示情報を作成するとともに、前記一般用開示情報に前記第3の識別マークに与えられた前記識別情報を関連付けて前記サーバに格納し、
    前記識別マークを、前記住居の内覧前に、前記内覧者用開示情報の対象部位にあらかじめ配置するステップに先立ち、前記不特定多数者に向けて公開用の前記第3の識別マークを配置した前記二次元媒体を作成し公開するステップを実行することを特徴とする住居情報開示方法。
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