JP2016125877A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サンプルカップの不慮の離脱あるいは人為的な過誤による置き違えによって、再検時に誤った試料の分析結果が記録されてしまうことを防止する手段を備えた自動分析装置を提供する。【解決手段】自動分析装置は、試料容器17に付された記録媒体から情報を読み取る情報読取部と、試料容器に載置されたサンプルカップ17a内の試料の液面高さを測定する液面高さ測定部16cと、サンプルカップ17a内の試料の分注後の液面高さを記録媒体に記録されている情報と対応付けて記憶するデータ記憶部と、サンプルカップ17aから試料を吸引する際に、吸引する試料の液面高さと、記録媒体から読み取った情報に対応付けて記憶されている液面高さと、を比較する演算部とを備える。サンプルカップ17aの試料の液面高さと、記録媒体から読み取った情報に対応付けて記憶されている液面高さとの差が、所定の許容範囲を上回る場合は、警告を通知する。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、被検体から採取された試料に含まれる成分を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置は、生化学検査項目や免疫検査項目等を対象とし、試料と各検査項目の試薬との混合液の反応によって生ずる色調や濁りの変化を光学的に測定する。この測定により、試料に含まれる各検査項目成分の濃度や酵素の活性等で表される分析データを生成する。
この自動分析装置は、試料ごとに複数の検査項目の中から設定された検査対象の項目の分析を行なう。各試料は、上方に開口を有する細長い筒状の試料容器に収納されている。各試料に関する患者情報や検査対象項目などは、試料容器に付された記録媒体から読み取った情報に基づいて特定することができる。そして、サンプル分注プローブは、試料容器内の試料を吸引して反応容器に吐出する。このサンプル分注プローブは、試料容器から試料を吸引するほか、試料容器上に載置されたサンプルカップから試料を吸引する場合もある。サンプルカップは、試料容器よりも浅く、試料容器に収容する試料よりも少ない量の試料の分析を行なう際に使われる。
しかしながら、サンプルカップには、記録媒体を付すスペースがないため、記録媒体は、サンプルカップが載置される試料容器に付されている。そのため、不慮のサンプルカップの試料容器からの分離が起こった際に、サンプルカップを載置していた元の試料容器がわからなくなってしまうことがある。また、人為的な過誤による置き違えが生じることもある。このように、サンプルカップが元の試料容器とは異なった試料容器に取り違えて載置されてしまうと、取り違えた状態を自動分析装置が判別することができずに、取り違えたままの分析結果を正しいものとして出力してしまうおそれがある。
特開2013−68432号公報 特許第4457091号公報
本発明が解決しようとする課題は、試料を収容するサンプルカップと当該サンプルカップに収容されている試料に関する情報を記録した記録媒体が付された容器との不慮の分離あるいは人為的な過誤による置き違えなどによって、分析結果が取り違えて記録されてしまうことを防止する自動分析装置を提供することである。
上記課題を達成するために、請求項1に係る実施形態の自動分析装置は、試料を収容可能な試料容器に付された記録媒体から情報を読み取る情報読取部と、前記記録媒体が付された試料容器に載置されたサンプルカップ内に収容されている試料の液面高さを測定する液面高さ測定部と、前記サンプルカップ内に収容されている試料の分注後の液面高さを、前記記録媒体に記録されている情報と対応付けて記憶するデータ記憶部と、サンプルカップから試料を吸引する際に、吸引しようとしているサンプルカップに収容されている試料の液面高さと、このサンプルカップが載置されている試料容器に付されている記録媒体から前記情報読取部が読み取った情報に対応付けて前記データ記憶部に記憶されている液面高さとを比較する演算部と、前記演算部が比較した結果、サンプルカップに収容されている試料の液面高さと、記録媒体から読み取った情報に対応付けて前記データ記憶部に記憶されている液面高さとの差が、所定の許容範囲を上回る場合に、警告を通知する手段と、を備える。
また、請求項7に係る実施形態の自動分析装置は、試料を収容可能な試料容器に付された記録媒体から情報を読み取る情報読取部と、前記記録媒体が付された試料容器内に収容された試料の液面高さを測定する液面高さ測定部と、前記試料容器内に収容されている試料の分注後の液面高さを、前記記録媒体に記録されている情報と対応付けて記憶するデータ記憶部と、前記試料容器から試料を吸引する際に、前記試料容器に収容されている試料の液面高さと、この試料容器に付されている記録媒体から前記情報読取部が読み取った情報に対応付けて前記データ記憶部に記憶されている液面高さとを比較する演算部と、前記演算部が比較した結果、試料容器内に収容されている試料の液面高さと、記録媒体から読み取った情報に対応付けて前記データ記憶部に記憶されている液面高さとの差が、所定の許容範囲を上回る場合に、警告を通知する手段と、を備える。
実施形態に係る自動分析装置のブロック図。 実施形態に係る分析部の構成を示す斜視図。 実施形態に係る情報読取部が記録媒体の記録内容を読み取る様子を表す図。 実施形態に係る分注プローブの構成を示す図。 実施形態に係る液面高さ測定部による液面高さ測定の様子を表す図。 実施形態に係る初回の自動分析装置の動作を表すフローチャート。 実施形態に係る再度検査を行う時の自動分析装置の動作を表すフローチャート。
以下、発明を実施するための実施形態について説明する。
本実施形態に係る自動分析装置の構成を説明する。第1の実施形態に係る自動分析装置100は、試料容器17に載置されたサンプルカップ17a内の試料を分注した後の試料の液面高さと、一度分注を終えて再度分注を行なう際における吸引時の試料の液面高さとを比較することにより、サンプルカップ17aの取り違えなどの異常を検出する。
以下、第1の実施形態に係る自動分析装置100が備える各部を説明し、続いて、サンプル分注プローブ16による試料吸引時における試料の液面高さの測定方法の一例と、試料液面高さの比較に基づく、試料の同一性の判別方法について詳述する。
図1は、本実施形態に係る自動分析装置100の構成を示したブロック図である。この自動分析装置100は、操作者からの入力を受け付ける操作部50と、操作部50で受け付けた入力に基づいて、自動分析装置100全体のシステム制御を行なうシステム制御部60とを備える。システム制御部60は、駆動部30を制御する分析制御部31と、データ処理に係るデータ処理部35と、演算結果の出力に係る出力部40と、試料容器17に貼付された記録媒体17bの記録内容を読み取る情報読取部51とを制御する。駆動部30は、分析部24の各分析ユニットを駆動させる。
分析部24は、試料と試薬を反応容器3に分注してつくる混合液を測定して、試料の特定成分の濃度を計測する。分析部24の分析結果は、データ処理部35に送られ、記憶して読み出しできるようにする。
データ処理部35から送られるデータは、出力部40の印刷部41で印刷出力したり、表示部42で表示したりすることができる。
図2は、分析部24の構成を示した斜視図である。この分析部24は、試料を収容する試料容器17と、この試料容器17を保持するサンプルディスク5とを備えている。また、試料に含まれる検査項目の成分と反応する1試薬系及び2試薬系の第1試薬を収容する試薬容器6と、この試薬容器6を回動可能に保持する試薬ラック1aとを備えている。
試薬庫1は、試薬ラック1aに保持された試薬容器6内の第1試薬を保冷する。試薬容器7は2試薬系の第1試薬と対をなす第2試薬を収容する。また、試薬ラック2aは、試薬容器7を回動可能に保持し、試薬庫2が試薬ラック2aに保持された試薬容器7内の第2試薬を保冷する。反応ディスク4は、円周上に配置された複数の反応容器3を回転可能に保持する。
図3は、記録媒体17bが貼付された試料容器17にサンプルカップ17aが載置され、情報読取部51によって記録媒体17bが読み取られる様子を示す。試料容器17は、上方に開口を有する細長い筒状の容器であり、バーコードが記録されたラベルをバーが長手方向と直交するように貼付することが容易である。サンプルカップ17aは試料容器17と比べて底が浅く、小容量な容器であり、試料容器17に載置することが可能な形状である。サンプルカップ17aは、試料容器17の試料が少なくなった際などに、試料容器17内の試料を移し変えて用いる。サンプルカップ17aは、ポリスチレンやポリプロピレンなどの材質で構成される。一般的に、サンプルカップ17aには、バーコードなどの記録媒体17bを貼り付けるスペースがないため、サンプルカップ17a内の試料を特定するための情報は、試料容器17に貼付された記録媒体17bに記録される。
以下、試料容器17に貼付される記録媒体17bを、バーコードを記載したシールとして説明するが、記録媒体17bにICタグを適用することもできる。記録媒体17bがバーコードを記載したシールであれば、情報読取部51はバーコードリーダであるが、記録媒体17bがICタグであれば、情報読取部51はICタグリーダに置き換えられる。情報読取部51は、読み取った情報をデータ処理部35へ送信する。なお、記録媒体17bは、情報読取部51が記録内容を読み取ることができる範囲であれば、貼付によらない形態で試料容器17に設けてもよい。
記録媒体17bの記録内容は、例えば、検体IDである。検体IDは検体ごとに固有な情報であって、検体IDの情報がデータ処理部35に送信されると、演算部36が検体IDに基づいて、データ記憶部37に記憶された検体情報を呼び出す。検体情報は、患者情報(患者ID、氏名、性別など)や検査項目、分注量などの全て、複数のいくつか、あるいはいずれか一つであってもよい。分析部24からデータ処理部35に検査結果が送信されると、検体IDに関連付けて検査結果が保存される。なお、以上は記録媒体17bには検体IDのみ記録して、検体情報はデータ記憶部37から出力する形態を説明したが、記録媒体17bに直接、検体情報や装置設定に関する情報を記録するようにしてもよい。
情報読取部51は、図3に示すように、試料容器17に貼付された記録媒体17bの記録内容を読み取る。情報読取部51は、サンプルディスク5の近傍、たとえばサンプルディスク5の外側または内側に配置され、サンプルディスク5に保持されている試料容器17に貼付された記録媒体17bと対向する。情報読取部51による記録媒体17bの記録内容の読み取りは、読み取り対象の記録媒体17bが貼付された試料容器17上に載置されているサンプルカップ17aまたは試料容器17に収容されている試料の液面が、サンプル分注プローブ16の下端部に接触するまでに行われる。
サンプル分注プローブ16は、サンプル分注ポンプ16aの吸引及び吐出動作により、サンプルディスク5に保持された試料容器17あるいはサンプルカップ17a内の試料を吸引して反応容器3内へ吐出する分注を行う。また、サンプル分注アーム10は、サンプル分注プローブ16を回動及び上下移動可能に保持する。試料検出器16bは、試料容器17あるいはサンプルカップ17a内の試料の液面とサンプル分注プローブ16の下端部との接触及び離間を検出する。洗浄部70はサンプル分注プローブ16を洗浄する。
次に、図4を参照して、分析部24におけるサンプル分注ポンプ16a及びサンプル分注プローブ16について説明する。
図4は、吸引位置で試料の吸引を行うサンプル分注プローブ16を示した図である。このサンプル分注プローブ16は、内部が例えば純水等の圧力伝達媒体で満たされ、サンプル分注ポンプ16aと圧力伝達媒体で満たされたチューブ161で連通している。また、上端部がサンプル分注アーム10に保持されている。
サンプルディスク5に保持された試料容器17あるいはサンプルカップ17a内の試料の吸引に際して、試料検出器16bがサンプル分注プローブ16下端部の試料への接触を検出した位置から所定距離だけ下降した吸引位置で、サンプル分注プローブ16は停止する。ここで所定距離とは、試料の吸引によって液面が下降することを考慮して定める距離である。吸引位置で停止した後、駆動部30によるサンプル分注ポンプ16aの吸引駆動により、サンプル分注プローブ16は試料を吸引する。
なお、試料検出器16bには、サンプル分注プローブ16の下端部が試料の液面に接触した時の、静電容量や抵抗値の変化を検出する方式や、分注プローブ内の液体の圧力を検出する方式等を採用することができる。
液面高さ測定部16cは、パルスモーターへの入力パルス数を監視し、入力パルス数からサンプル分注プローブ16の移動量を求める。図5に、試料容器17の上に載置されたサンプルカップ17aから試料を吸引するときの、液面高さ測定部16cの液面高さ測定の様子を示す。サンプル分注プローブ16は、サンプル分注アーム10に支持される。サンプル分注アーム10は、駆動部30のモーター301を駆動源として上下移動する。モーター301は例えばパルスモーターである。パルスモーターの回転角度は、入力パルス数に比例する。液面高さ測定部16cが入力パルス数を計測することで、サンプル分注プローブ16の移動量が把握できる。具体的には、サンプル分注プローブ16の分注位置の上方停止位置から、試料検出器16bにより検出される、サンプル分注プローブ16下端部と試料との接触地点までに移動するのに入力された入力パルス数を液面高さ測定部16cが計測する。なお、入力パルス数計測の開始地点は以下では分注位置でのサンプル分注プローブの上死点とするが、サンプル分注プローブ16が水平移動する際の一定の高さや、試料容器17に載置されたサンプルカップ17aよりもサンプル分注プローブ16の下端部が上方に位置する一定の高さを設定してもよい。
吸引後の液面高さは、上記で求めたサンプル分注プローブ16の移動量に加え、液面低下量を求めることにより判断できる。液面低下量は、試料ごとに設定された吸引量とサンプルカップ17aの形状情報を用いて求める。サンプルカップ17aの形状情報は、例えば内径であり、この情報は、事前にデータ記憶部37に記憶するか、あるいは、操作部50から操作者が入力することによって設定できる。
液面高さ測定部16cによる、サンプル分注プローブ16の移動量と液面低下量の計測によって求まった、試料の液面高さの情報は、データ処理部35に送られる。液面高さのデータは、演算部36によってデータ記憶部37に記憶される。データ記憶部37に記憶されたデータは、演算部36によって随時読み出し可能となる。
以上、液面高さ測定部16cについて説明したが、液面高さ測定部16cの構成と液面高さの測定方法は上記に限らない。以下に、液面高さ測定部16cの構成と液面高さの測定方法に係る変形例を示す。
<変形例1>
本変形例では、サンプル分注プローブ16の下端部が試料から離間するタイミングに着目する。液面高さ測定部16cは、サンプル分注プローブ16の下端部が、吸引後の試料の液面からの離間を検出した時点から、サンプル分注プローブが上死点で停止する時点までの、入力パルス数を監視する。吸引後の試料の液面からサンプル分注プローブの上死点までの距離を入力パルス数から算出し、液面高さを求める。
<変形例2>
本変形例では、電磁波、例えば赤外線やレーザー、超音波を用いて、液面高さを検出する。液面高さ測定部16cは、液面高さ測定部16cから電磁波を照射して、液面で反射した電磁波を受信するまでにかかる時間から、液面高さ測定部16cと距離を測定する。測定した距離に基づいて、液面高さを求める。
<変形例3>
本変形例では、カメラを用いて試料の液面を撮影することで液面高さを検出する。例えば、サンプルカップ17aの側面を撮影可能な位置に定点カメラを備え、撮影画像から液面高さを求める。
なお、以上で説明した複数の液面高さ測定方法の変形例は、サンプルカップ17aが上に載置されていない状態の試料容器17内の試料を分注する際も適用できる。
第1試薬分注プローブ14は、第1試薬分注ポンプ14aの吸引及び吐出動作により、試薬ラック1aに保持された試薬容器6内の第1試薬を吸引して試料が吐出された反応容器3内に吐出する分注を行う。第1試薬分注アーム8は、第1試薬分注プローブ14を回動及び上下移動可能に保持する。また、第1試薬検出器14bは、試薬容器6内の第1試薬の液面と第1試薬分注プローブ14の下端部との接触及び離間を検出する。洗浄部80は、第1試薬分注プローブ14を洗浄する。
第1撹拌子18は、反応容器3内に吐出された試料と第1試薬の混合液を撹拌する。なお、第1撹拌子18を混合液内に挿入して撹拌する代わりに、超音波振動を用いた撹拌を行なってもよい。第1撹拌アーム20は、第1撹拌子18を回動及び上下移動可能に保持する。また、洗浄槽18aは、混合液の撹拌終了ごとに第1撹拌子18を洗浄する。
第2試薬分注プローブ15は、第2試薬分注ポンプ15aの吸引及び吐出動作により、試薬ラック2aに保持された試薬容器7内の第2試薬を吸引して第1試薬が吐出された反応容器3内に吐出する分注を行う。第2試薬分注アーム9は、第2試薬分注プローブ15を回動及び上下移動可能に保持する。また、第2試薬検出器15bは、試薬容器7内の第2試薬の液面と第2試薬分注プローブ15の下端部との接触及び離間を検出する。洗浄部90は、第2試薬分注プローブ15を洗浄する。
第2撹拌子19は、反応容器3内の試料、第1試薬、及び第2試薬の混合液を撹拌する。なお、第2撹拌子19を混合液内に挿入して撹拌する代わりに、超音波振動を用いた撹拌を行なってもよい。第2撹拌アーム21は第2撹拌子19を回動及び上下移動可能に保持する。また、洗浄槽19aは、混合液の撹拌終了ごとに第2撹拌子19を洗浄する。また、洗浄ノズル12は、測定部13で測定を終了した反応容器3内を洗浄する。
測定部13は、光を反応容器の側面に照射して、反応容器3内の試料を含む混合液を透過した光を検査項目の波長毎に検出する。測定部13が検出した信号は、データ処理部35に送信される。
データ処理部35は、演算部36とデータ記憶部37を含む。演算部36は、分析部24の測定部13で検出した信号を吸光度として処理する。吸光度は、事前に取得される成分濃度と吸光度との関係から、試料の特定成分の濃度を特定するのに用いる。演算部36は、生成した試料の特定成分の濃度データを、データ記憶部37に記憶させる。
データ記憶部37は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどを備え、演算部36から送られる試料の特定成分の濃度データの他、試料の検査項目設定情報などを記憶する。
出力部40は、演算部36で生成された試料の特定成分の濃度などを印刷出力する印刷部41及び表示出力する表示部42を備えている。そして、印刷部41は、プリンタなどを備え、あらかじめ設定されたフォーマットに従って、プリンタ用紙などに演算部36から送られるデータを印刷する。
表示部42は、液晶ディスプレイやLED(Light Emitting Diode)ディスプレイなどを備え、演算部36で生成された試料の特定成分の濃度を表示する。また、各検査項目の分析パラメータである、反応容器3内に吐出させる試料の量、第1試薬の量、及び第2試薬の量等の設定を行うための分析パラメータ設定画面を表示する。所定の検査項目に関して、再度検査を行なう再検が必要な場合は、再検指示を表示する。
操作部50は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、検査項目毎の分析パラメータ設定などの入力が行なえる。
システム制御部60は、CPU(Central Processing Unit)および記憶回路を備え、操作部50から入力された各検査項目の分析パラメータ、試料に設定された検査項目の情報等の入力情報を記憶回路に記憶した後、これらの入力情報に基づいて、分析制御部31、データ処理部35、出力部40、および情報読取部51を統括してシステム全体を制御する。
駆動部30は、分析部24の各分析ユニットを駆動するための駆動源、および駆動源からの駆動力を、各分析ユニットに伝達する機構等を備えている。駆動源は例えばパルスモーターである。駆動部30は、サンプルディスク5を駆動して試料容器17を移動する。また、試薬ラック1a,2aをそれぞれ駆動して試薬容器6,7を回動させたり、反応ディスク4を駆動して反応容器3を回転移動させたりする。
駆動部30は、サンプル分注アーム10、第1試薬分注アーム8、第1撹拌アーム20、第2試薬分注アーム9及び第2撹拌アーム21をそれぞれ回動駆動及び上下駆動する。そして、サンプル分注プローブ16、第1試薬分注プローブ14、第1撹拌子18、第2試薬分注プローブ15及び第2撹拌子19を移動する。
駆動部30は、サンプル分注ポンプ16aを駆動して、サンプル分注プローブ16に試料の吸引及び吐出を行わせる。また、第1試薬分注ポンプ14aを駆動して、第1試薬分注プローブ14に第1試薬の吸引及び吐出を行わせる。さらに、第2試薬分注ポンプ15aを駆動して、第2試薬分注プローブ15に第2試薬の吸引及び吐出を行わせる。
駆動部30は、洗浄部70の各洗浄ユニットを駆動してサンプル分注プローブ16の洗浄を行わせる。また、洗浄部80の各洗浄ユニットを駆動して第1試薬分注プローブ14の洗浄を行わせる。また、洗浄部90の各洗浄ユニットを駆動して第2試薬分注プローブ15の洗浄を行わせる。分析制御部31は、サンプルディスク5を回動させ、分注する試料を収容するサンプルカップ17aが載置されている試料容器17または分注する試料を収容する試料容器17を分注位置上に移動させ、サンプルディスク5を停止させる。また、洗浄部70上に待機しているサンプル分注プローブ16を上死点の高さで水平方向(サンプルディスク5方向)に移動させ、分注位置に位置している試料容器17の開口上方の上停止位置で停止させる。次いで、上停止位置から下方向に移動させ、サンプル分注プローブ16の下端部と試料容器17あるいはサンプルカップ17a内の試料の液面との接触を試料検出器16bにより検出した時点から所定距離だけ下降した吸引位置で試料をサンプル分注プローブ16に吸引させる。ここで、所定距離は、サンプル分注プローブ16による試料の吸引によって試料の液面が下降することを考慮して定める距離である。吸引位置でサンプル分注プローブ16による試料の吸引が行われた後、サンプル分注プローブ16を吸引位置から上停止位置まで移動させ、更に反応ディスク4に向かって水平移動させ、反応ディスク4に保持されている反応容器3の開口上方の上停止位置で停止させる。次いで、上停止位置から下方向に移動させ、分注位置に位置している反応容器3内の底面にサンプル分注プローブ16の下端部が接触する吐出位置でサンプル分注プローブ16から試料を吐出させる。
特定の試料容器17に収容されている特定の試料の、特定の反応容器3に対する分注、または、同一試料の、複数の異なった反応容器3に対する分注が終了した後、駆動部30は、次の試料の分注を開始させる前に、洗浄部70によりサンプル分注プローブ16の洗浄を行わせる。
また、分析制御部31は、第1試薬分注プローブ14を上死点の高さで水平方向(試薬庫1方向)に移動させ、試薬ラック1aに保持されている試薬容器6の開口上方の上停止位置で停止させる。次いで、上停止位置から下方向に移動させ、第1試薬分注プローブ14の下端部と試薬容器6内の第1試薬の液面との接触を第1試薬検出器14bにより検出した時点から所定距離だけ下降した吸引位置で第1試薬を第1試薬分注プローブ14に吸引させる。ここで、所定距離は、第1試薬分注プローブ14による第1試薬の吸引によって第1試薬の液面が下降することを考慮して定める距離である。吸引位置で第1試薬分注プローブ14による第1試薬の吸引が行われた後、第1試薬分注プローブ14を吸引位置から上停止位置まで移動させ、更に反応ディスク4に向かって水平移動させて反応ディスク4の反応容器3の開口上に位置させ、反応容器3内の所定位置まで下降させ、第1試薬を第1試薬分注プローブ14から吐出させる。
第1試薬の分注が終了した後、次の第1試薬の分注を行わせる前に、洗浄部80は第1試薬分注プローブ14を洗浄する。そして、次の第1試薬の前に分注された第1試薬が影響を与える試薬であり、次の第1試薬がその影響を与える試薬から影響を受ける試薬である場合を除いて、第1試薬分注プローブ14を洗浄部80の第1の洗浄位置へ移動させ、第1の洗浄液を用いて洗浄を行わせる。また、次の第1試薬の前に分注された第1試薬が影響を与える試薬であり、次の第1試薬がその影響を与える試薬から影響を受ける試薬である場合、第1試薬分注プローブ14を洗浄部80の第2の洗浄位置へ移動させ、第2の洗浄液を用いて洗浄を行わせる。
さらに、分析制御部31は、第2試薬分注プローブ15を上死点の高さで水平方向(試薬庫2方向)に移動させ、試薬ラック2aに保持されている試薬容器7の開口上方の上停止位置で停止させる。次いで、上停止位置から下方向に移動させ、第2試薬分注プローブ15の下端部と試薬容器7内の第2試薬の液面との接触を第2試薬検出器15bにより検出した時点から所定距離だけ下降した吸引位置で停止させる。ここで、所定距離は、第2試薬分注プローブ15による第2試薬の吸引によって第2試薬の液面が下降することを考慮して定める距離である。吸引位置で第2試薬分注プローブ15による第2試薬の吸引が行われた後、第2試薬分注プローブ15を吸引位置から上停止位置まで移動させ、更に反応ディスク4に向かって水平移動させ、反応ディスク4の反応容器3の開口上に位置させ、反応容器3内の所定位置まで下降させ、第2試薬を第2試薬分注プローブ15から吐出させる。
第2試薬の分注が終了した後、次の第2試薬の分注を行わせる前に、洗浄部90により第2試薬分注プローブ15の洗浄を行わせる。そして、次の第2試薬の前に分注された第2試薬が影響を与える試薬であり、次の第2試薬がその影響を与える試薬から影響を受ける試薬である場合を除いて、第2試薬分注プローブ15を洗浄部90の第1の洗浄位置へ移動させ、第1の洗浄液を用いて洗浄を行わせる。また、次の第2試薬の前に分注された第2試薬が影響を与える試薬であり、次の第2試薬がその影響を与える試薬から影響を受ける試薬である場合、第2試薬分注プローブ15を第2の洗浄位置へ移動させ、第2の洗浄液を用いて洗浄を行わせる。
サンプルカップ17aからの分注が一度終わり、このサンプルカップから17aから再度分注を開始する場合を考える。例えば、試料の初回の検査で、検査結果に異常があって再度検査を行なう再検がこの場合に当たる。また、自動分析装置を複数台連結して運用する際に、例えば2台連結していたとして、1台目の自動分析装置で分注が終了し、2台目の自動分析装置での分注が開始される場合も該当する。
初回の試料検査時に、分注後の試料の液面高さを取得して、次回の吸引開始時に、分注時の液面高さがデータ記憶部37に記憶されているデータと異なる場合に警告を通知するまでの流れを説明する。なお、3回以上の分注が繰り返される場合は、初回を直前の分注と読み替えればよい。
まず、初回の検査時の流れについて図6のフローチャートを用いながら説明する。
S1では、操作部50が装置設定情報や検体情報の入力を受け付ける。入力する内容は、自動分析装置100を設置する環境のシステムに応じて適宜変更してよい。
S2では、システム制御部60は、S1において操作部50が受け付けた情報を、データ処理部35に送信する。
S3では、データ記憶部37が、データ処理部35の受信したデータを記憶する。このとき、検体情報は検体IDによって検索可能な状態となるように記憶される。
S4では、操作部50が、検査開始の指示を操作者から受け付けると、システム制御部60は、分析制御部31やデータ処理部35、出力部40、情報読取部51などに指示を与えて検査を開始する。
S5では、操作部50での検査開始指示を受けて、システム制御部60が、分析部24を駆動部30によって駆動させる。駆動部30が、試料容器17を、情報読取部51が記録媒体17bを読み取り可能な位置まで移動させると、情報読取部51は、試料容器17に貼付された記録媒体17bの記録内容に記録された情報を読み取る。
S6では、読み取った記録媒体17bの情報に基づいて、検体情報を読み出し、指定された検査項目の検査を開始するため、駆動部30が分析部24を駆動させる。分析部24では、サンプルカップ17aが載置された試料容器17をサンプル分注プローブ16の分注位置上に移動させる。
S7では、サンプル分注プローブ16がサンプル分注アーム10に支持されて分注位置に移動する。サンプル分注プローブが吸引を開始する前に、液面高さ測定部16cは、サンプルカップ17a内の試料の吸引後の液面高さを測定する。測定された液面高さは、データ処理部35に送られ、データ記憶部37に検体IDと対応付けて記憶される。
S8では、サンプル分注プローブ16が、試料を反応容器3へ吐出する。反応容器3に吐出された試料には、第1試薬分注プローブ14または、第2試薬分注プローブ15によって試薬が分注され、第1撹拌子18または第2撹拌子19が撹拌する。撹拌終了後、測定部13が試料の吸光度を測定し、演算部36により、試料の特定成分の濃度データが生成される。生成されたデータは、データ記憶部37に記憶されて、初回の検査時の流れは終了する。
次に、サンプルカップ17a内の試料を再度検査する場合の流れを図7のフローチャートを用いながら説明する。
S9では、操作部50での検査開始指示を受けて、システム制御部60が、分析部24を駆動部30によって駆動させる。駆動部30が、試料容器17を、情報読取部51が記録媒体17bを読み取り可能な位置まで移動させると、情報読取部51は、試料容器17に貼付された記録媒体17bに記録された情報を読み取る。
S10では、データ処理部35が受信した、記録媒体17bに記録された情報、例えば検体ID、を基にして、データ記憶部37から該当する検体の、前回の分注後の液面高さを演算部36が検索する。演算部36は、データ記憶部37から読み出した液面高さと、液面高さ測定部16cで計測される、今、吸引しようとしている試料の液面高さとを比較する。
S11では、データ記憶部37に記憶されている、前回の分注後の液面高さと、今吸引しようとしている試料の液面高さとの差が、許容誤差以下であれば、S12に進む。一方、データ記憶部37に記憶されている、前回の分注終了時の液面高さと、今吸引しようとしている試料の液面高さとの差が、許容誤差を上回る場合は、サンプルカップ17aの取り違えが生じたと判断し、警告を表示部42に表示する(S13)。なお、表示に代えて、音声を発するようにしてもよい。
許容誤差は、例えばサンプル分注プローブ16が吸引を終えて引き上げられる際に、サンプル分注プローブ16に試料が付着して、液面高さ測定時よりも試料がわずかに減少することを考慮して設定する。許容誤差の値は、データ記憶部37に既定値を記憶させて読み出すことができるようにしてもよいし、操作部50で操作者からの入力値を受け付けてもよい。
S12では、サンプル分注プローブ16が、試料を反応容器3へ分注する。反応容器3に分注された試料には、第1試薬分注プローブ14または、第2試薬分注プローブ15によって試薬が分注され、第1撹拌子18または第2撹拌子19が撹拌する。撹拌終了後、測定部13が検体の被検データを測定し、演算部36により、被検データは標準データと比較、分析される。分析結果は、データ記憶部37に記憶される。
前述の通り、本実施形態に係る自動分析装置100は、試料の液面高さを測定する液面高さ測定部16cと、液面高さ測定部16cで測定して得る検体ごとの分注後の液面高さを記憶するデータ記憶部37と、液面高さを比較する演算部36とを備える。液面高さが検体情報の1つとしてデータ記憶部37に記憶でき、随時、液面高さを演算部36が読み出す。記憶された液面高さの情報は、試料を一度分注して、再度分注する際に、吸引しようとする試料容器17の液面位置と比較する。これにより、サンプルカップが元の試料容器とは異なった試料容器に載置されたときの取り違えが判明する。
サンプルカップ17aには、記録媒体を付すスペースがないため、記録媒体は、サンプルカップが載置される試料容器に付されている。このため、試料容器17に貼付された記録媒体17bから読み取られた記録内容が確かに分注の対象となる試料に係る情報であっても、その試料容器17に載置されたサンプルカップ17aは記録内容の指す検体の試料ではないこともある。このような事象が発生した場合でも、前回の試料分注終了時の液面高さが検体情報と関連付けてデータ記憶部37に記録されているので、一度分注して、再度分注する際に、吸引しようとしている試料の液面高さと比較し、液面高さが異なる場合に警告を発することが可能である。
以上説明した少なくとも1つの実施形態の自動分析装置によれば、前回の試料分注終了時の液面高さと、再度の液面高さとを比較することで、不慮のサンプルカップ離脱あるいは人為的な過誤による置き違えなどによって、分析結果が取り違えて記録されてしまうことを防止することができる。なお、サンプルカップが載置されていない試料容器に試料を収容して検査する場合であっても、前回の試料分注終了時の液面高さと、再度の液面高さとを比較して人為的な試料容器の取り違えを防止する同等の効果を得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 試薬庫
1a,2a 試薬ラック
2 試薬庫
3 反応容器
4 反応ディスク
5 サンプルディスク
6,7 試薬容器
8 第1試薬分注アーム
9 第2試薬分注アーム
10 サンプル分注アーム
12 洗浄ノズル
13 測定部
14 第1試薬分注プローブ
14a 第1試薬分注ポンプ
14b 第1試薬検出器
15 第2試薬分注プローブ
15a 第2試薬分注ポンプ
15b 第2試薬検出器
16 サンプル分注プローブ
16a サンプル分注ポンプ
16b 試料検出器
16c 液面高さ測定部
17 試料容器
17a サンプルカップ
17b 記録媒体
18 第1撹拌子
18a 洗浄槽
19 第2撹拌子
19a 洗浄槽
20 第1撹拌アーム
21 第2撹拌アーム
24 分析部
30 駆動部
31 分析制御部
35 データ処理部
36 演算部
37 データ記憶部
40 出力部
41 印刷部
42 表示部
50 操作部
51 情報読取部
60 システム制御部
70 洗浄部
80 洗浄部
90 洗浄部
100 自動分析装置
161 チューブ
301 モーター

Claims (7)

  1. 試料と試薬を吸引して反応容器に吐出する分注を行ない、前記反応容器内の前記試料と前記試薬の混合液を測定する自動分析装置において、
    前記試料を収容可能な試料容器に付された記録媒体から情報を読み取る情報読取部と、
    前記記録媒体が付された試料容器に載置されたサンプルカップ内に収容されている試料の液面高さを測定する液面高さ測定部と、
    前記サンプルカップ内に収容されている試料の分注後の液面高さを、前記記録媒体に記録されている情報と対応付けて記憶するデータ記憶部と、
    前記サンプルカップから試料を吸引する際に、吸引しようとしているサンプルカップに収容されている試料の液面高さと、このサンプルカップが載置されている試料容器に付されている記録媒体から前記情報読取部が読み取った情報に対応付けて前記データ記憶部に記憶されている液面高さとを比較する演算部と、
    前記演算部が比較した結果、サンプルカップに収容されている試料の液面高さと、記録媒体から読み取った情報に対応付けて前記データ記憶部に記憶されている液面高さとの差が、所定の許容範囲を上回る場合に、警告を通知する手段と、
    を備えた自動分析装置。
  2. 前記液面高さ測定部は、
    前記サンプルカップ内に収容されている試料の分注後の液面高さを、
    サンプル分注プローブの分注位置の上方停止位置から、サンプル分注プローブの下端部が液面に接触するまでの移動量と、
    サンプル分注プローブの吸引量に基づいて求まる試料の液面下降量と、
    を用いて求める、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記液面高さ測定部は、
    前記サンプルカップ内に収容されている試料の分注後の液面高さを、
    サンプル分注プローブが吸引を終えて上昇し、サンプル分注プローブの下端部が液面から離間した時点から、サンプル分注プローブの分注位置の上方停止位置までの移動量を用いて求める、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  4. 前記液面高さ測定部は、
    前記サンプルカップ内に収容されている試料の分注後の液面高さを、
    前記液面高さ測定部から電磁波を試料の液面に照射して、反射して受信されるまでにかかる時間から求まる、前記液面高さ測定部と試料の液面までの距離に基づいて求める、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  5. 前記液面高さ測定部は、
    前記サンプルカップ内に収容されている試料の分注後の液面高さを、
    カメラを用いて撮影した試料の液面の画像に基づいて求める、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  6. 前記試料の初回検査終了後、検査結果のなかに結果が異常な異常項目がある場合に、
    異常項目のある前記試料の再検を行なうよう指示する手段を備えた、
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の自動分析装置。
  7. 試料と試薬を吸引して反応容器に吐出する分注を行ない、前記反応容器内の前記試料と前記試薬の混合液を測定する自動分析装置において、
    前記試料を収容可能な試料容器に付された記録媒体から情報を読み取る情報読取部と、
    前記記録媒体が付された試料容器内に収容された試料の液面高さを測定する液面高さ測定部と、
    前記試料容器内に収容されている試料の分注後の液面高さを、前記記録媒体に記録されている情報と対応付けて記憶するデータ記憶部と、
    前記試料容器から試料を吸引する際に、前記試料容器に収容されている試料の液面高さと、この試料容器に付されている記録媒体から前記情報読取部が読み取った情報に対応付けて前記データ記憶部に記憶されている液面高さとを比較する演算部と、
    前記演算部が比較した結果、試料容器内に収容されている試料の液面高さと、記録媒体から読み取った情報に対応付けて前記データ記憶部に記憶されている液面高さとの差が、所定の許容範囲を上回る場合に、警告を通知する手段と、
    を備えた自動分析装置。
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