JP2016125727A - 蓄熱式空気調和機 - Google Patents

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修二 藤本
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Kebi Chen
柯壁 陳
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拓哉 中尾
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Abstract

【課題】利用側熱交換器と膨張弁との直列接続部分に並列に蓄熱用熱交換器を接続した蓄熱式空気調和機において、蓄冷運転時に、過多となる液冷媒が熱源側熱交換器に溜まり込むことを抑制する。【解決手段】蓄冷運転時には、熱源側熱交換器(22)と蓄熱用熱交換器(37)との間で冷媒を循環させる。その際、蓄熱ユニット(50)内の開閉弁(25)が開制御されると共に、利用側熱交換器(27)に直列接続された膨張弁(26)が閉制御される。従って、蓄冷運転時には、単純冷房運転時に比して過多となる液冷媒を、蓄熱ユニット(50)から室内ユニット(20b)の膨張弁(26)までの配管長の長い冷媒配管(71a)に溜め込むことができる。【選択図】図4

Description

本発明は蓄熱式空気調和機に関し、特に、蓄熱媒体の蓄熱作用を利用して冷熱を蓄熱するための蓄熱用熱交換器を備えた蓄熱式空気調和機の改良に関する。
従来、蓄熱用熱交換器を備えた蓄熱式空気調和機として、例えば特許文献1に記載される構成のものがある。この蓄熱式空気調和機では、熱源側熱交換器と、膨張弁が直列に接続された利用側熱交換器と、上記利用側熱交換器と膨張弁との直列接続部分に並列に接続された蓄熱用熱交換器とを備えている。
そして、上記蓄熱式空気調和機では、冷房運転と蓄冷運転との2種類の運転態様が可能であり、冷房運転では、上記熱源側熱交換器と利用側熱交換器と膨張弁との間で冷媒を循環させて室内を冷房し、蓄冷運転では、上記熱源側熱交換器と蓄熱用熱交換器との間で冷媒を循環させることにより、蓄熱用熱交換器で蓄熱媒体と冷媒とを熱交換させて蓄熱媒体を冷却し、包接水和物を生成して、蓄熱媒体に冷熱を蓄える構成としている。
特許第4407582号公報
ところで、上記構成の蓄熱式空気調和機では、熱源側熱交換器と蓄熱用熱交換器とは共に室外の所定位置に並んで配置され、利用側熱交換器は所定の室内に配置される。このため、熱源側熱交換器と蓄熱用熱交換器間で行う蓄冷運転時での冷媒循環回路の周長は短く、熱源側熱交換器と利用側熱交換器間で行う冷房運転時での冷媒循環回路の周長は長くなる。特に、蓄熱用熱交換器と利用側熱交換器間を接続する冷媒配管の配管長が長い場合には、冷房運転時での冷媒循環回路の周長は、蓄冷運転時での冷媒循環回路の周長よりも極めて長くなる。
そのため、蓄熱式空気調和機において、冷房運転時での冷房能力を確保すべく、冷房運転時に形成される冷媒循環回路での必要冷媒量を確保すると、蓄冷運転時での冷媒循環回路では、冷媒量は過多となる。
その結果、蓄冷運転時には、余剰の液冷媒が熱源側熱交換器や冷媒循環回路に配置されるアキュムレータなどに溜まり込んで、熱源側熱交換器の能力が低下し、蓄冷能力が減少する欠点が生じる。
本発明は係る点に鑑み、その目的は、利用側熱交換器と膨張弁との直列接続部分に蓄熱用熱交換器が並列に接続された蓄熱式空気調和機において、冷房運転時よりも冷媒量が過多となる蓄冷運転時には、その余剰の液冷媒を熱源側熱交換器ではなく、空きの冷媒通路に溜め込む構成を採用して、蓄冷能力を所期通り確保することにある。
上記目的を達成するため、第1の発明の蓄熱式空気調和機は、熱源側熱交換器(22)と、利用側熱交換器(27)と、上記利用側熱交換器(27)に接続された膨張弁(26)と、上記利用側熱交換器(27)と膨張弁(26)との直列接続部分に並列に接続され、蓄熱媒体と冷媒とを熱交換させる蓄熱用熱交換器(37)とを備え、上記熱源側熱交換器(22)と利用側熱交換器(27)と膨張弁(26)との間で冷媒を循環させて冷房する冷房運転と、上記熱源側熱交換器(22)と蓄熱用熱交換器(37)との間で冷媒を循環させて、上記蓄熱媒体に冷熱を蓄える蓄冷運転とを行うことが可能な蓄熱式空気調和機において、上記蓄冷運転時には、上記膨張弁(26)を閉じることを特徴とする。
上記第1の発明では、冷房運転時には、室外に配置される熱源側熱交換器と室内に配置される利用側熱交換器と膨張弁との間で冷媒が循環し、蓄冷運転時には、双方が室外に配置される熱源側熱交換器と蓄熱用熱交換器との間で冷媒が循環する。
従って、冷房運転時での必要冷媒量を確保すると、蓄冷運転時には、冷房運転時に比べて冷媒量が過多となる。しかし、この蓄冷運転時には、利用側熱交換器に接続された膨張弁が閉じられる。従って、蓄冷運転時に熱源側熱交換器で液冷媒となった過多の冷媒は、蓄熱用熱交換器から利用側熱交換器に接続された膨張弁までの冷媒通路に溜まり込むことになる。その結果、熱源側熱交換器には余剰の液冷媒が溜まり込むことがないので、熱源側熱交換器の能力の低下を防止できて、蓄冷能力を所期通り確保することができる。
第2の発明は、上記蓄熱式空気調和機において、上記熱源側熱交換器(22)から蓄熱用熱交換器(37)を経て利用側熱交換器(27)に冷媒を循環させて、上記蓄熱媒体の冷熱を利用して冷房する利用冷房運転が可能であり、上記利用冷房運転時には、上記蓄熱用熱交換器(37)に並列に接続された開閉弁(25)を閉じ、上記蓄冷運転時には、上記開閉弁(25)を開くことを特徴とする。
上記第2の発明では、蓄熱用熱交換器に並列に接続された開閉弁を利用して、蓄冷運転時には、利用冷房運転時に閉制御されるこの開閉弁を開くと共に、利用側熱交換器に接続された膨張弁を閉じることにより、蓄熱用熱交換器から利用側熱交換器側の膨張弁までの冷媒通路に冷媒を溜め込むことができる。従って、既存の機器を利用して、追加の機器を要することなく蓄冷運転時での余剰の冷媒を冷媒通路に溜め込むことが可能である。
第3の発明は、上記蓄熱式空気調和機において、上記蓄冷運転の開始時には、上記開閉弁(25)を先に開き、その所定時間後に、上記膨張弁(26)を閉じることを特徴とする。
上記第3の発明では、蓄冷運転の開始時には、先ず、蓄熱用熱交換器に並列に接続された開閉弁が先に開かれ、その所定時間後に、利用側熱交換器側の膨張弁が閉じられる。従って、蓄冷運転の前に液バック防止のためのポンプダウン運転によって蓄熱用熱交換器から膨張弁までの冷媒通路にガス冷媒が溜まっていたとしても、そのガス冷媒は利用側熱交換器から排出されて、蓄熱用熱交換器側からの液冷媒が上記膨張弁までの冷媒通路に流れ込んで溜まり込むことになる。
上記第1の発明の蓄熱式空気調和機によれば、蓄冷運転時に、過多の液冷媒を蓄熱用熱交換器から利用側熱交換器に至る冷媒通路に溜め込むことができるので、熱源側熱交換器の能力の低下を防止できて、蓄冷能力を所期通り確保することが可能である。
また、上記第2の発明によれば、蓄冷運転時には、既存の開閉弁及び膨張弁を利用して、過多の液冷媒を蓄熱用熱交換器から利用側熱交換器に至る冷媒通路に溜め込むので、追加の機器を不要としながら、蓄冷能力を所期通り確保することができる。
更に、上記第3の発明によれば、蓄冷運転の開始時に、蓄熱用熱交換器から膨張弁までの冷媒通路にガス冷媒が溜まっていても、そのガス冷媒を排出して、その冷媒通路に過多の液冷媒を確実に溜め込むことができるので、熱源側熱交換器の能力の低下を確実に防止できる。
図1は蓄熱式空気調和機の構成図である。 図2は単純冷房運転時の冷媒の流れを表す図である。 図3は単純暖房運転時の冷媒の流れを表す図である。 図4は蓄冷運転時の冷媒及び蓄熱媒体の各流れを表す図である。 図5は利用冷房運転時の冷媒及び蓄熱媒体の各流れを表す図である。 図6は冷房蓄冷運転時の冷媒及び蓄熱媒体の各流れを表す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、又はその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
≪実施形態≫
<概要>
本実施形態に係る蓄熱式空気調和機(10)は、後述する蓄熱タンク(62)に冷熱を蓄えたり、蓄えた冷熱を利用して室内を冷房したりすることができるシステムである。更に、蓄熱式空気調和機(10)は、蓄熱タンク(62)に冷熱を蓄えながらも室内の冷房を行うことができる。
図1に示すように、蓄熱式空気調和機(10)は、室外ユニット(20a)と、室内ユニット(20b)と、蓄熱ユニット(50)と、コントローラ(100)(運転制御部に相当)とで構成されており、冷媒回路(11)及び蓄熱回路(61)を有する。
上記蓄熱ユニット(50)は、上記室外ユニット(20a)と室内ユニット(20b)との間の位置にて、室内ユニット(20b)と並列に配置される。上記室外ユニット(20a)と蓄熱ユニット(50)との間は、両ユニット(20b,50)が共に室外の近傍位置に配置されるため、配管長の短い冷媒配管(70a,70b)で接続される。一方、室内ユニット(20b)は所定の室内に配置されて蓄熱ユニット(50)と離れた位置にあるため、蓄熱ユニット(50)と室内ユニット(20b)との間は、配管長の長い冷媒配管(71a,71b)で接続される。
コントローラ(100)は、蓄熱式空気調和機(10)の運転を制御するためのものである。コントローラ(100)は、冷媒回路(11)の圧縮機(21)や蓄熱回路(61)の循環ポンプ(63)の駆動制御、複数の膨張弁(23,24c,26,29c,38)の開度制御、及び複数の開閉弁(25,39,40,41)の開閉制御等を行う。
<冷媒回路の構成>
冷媒回路(11)には冷媒が充填されており、冷媒が循環することによって冷凍サイクルが行われる。図1に示すように、冷媒回路(11)は、主として、圧縮機(21)、室外熱交換器(熱源側熱交換器)(22)、室外膨張弁(23)、室外側過冷却熱交換器(24)、第1開閉弁(25)、蓄熱側過冷却熱交換器(29)、室内膨張弁(26)、室内熱交換器(利用側熱交換器)(27)及び四方切換弁(28)により構成されている。このうち、圧縮機(21)、室外熱交換器(22)、室外膨張弁(23)、室外側過冷却熱交換器(24)及び四方切換弁(28)は、室外ユニット(20a)に設けられ、室内膨張弁(26)及び室内熱交換器(27)は、室内ユニット(20b)に設けられている。第1開閉弁(25)及び蓄熱側過冷却熱交換器(29)は、蓄熱ユニット(50)に設けられている。
圧縮機(21)は冷媒を圧縮して吐出する。圧縮機(21)は、容量可変式であって、図示しないインバータ回路によって回転数(運転周波数)が変更される。
室外熱交換器(22)は、配管(12)を介して四方切換弁(28)と接続されている。室外熱交換器(22)は、例えばクロスフィンアンドチューブ式であって、室外ユニット(20a)に設けられた室外ファン(22a)によって室外空気が供給されると、当該室外空気と冷媒との熱交換を行う。
室外膨張弁(23)は、配管(13)を介して室外熱交換器(22)と接続され、配管(14a)を介して室外側過冷却熱交換器(24)と接続されている。室外膨張弁(23)は、例えば電子膨張弁で構成されており、開度を変更することで冷媒の流量を調整する。
室外側過冷却熱交換器(24)は、配管(14a)を介して室外膨張弁(23)と接続された高圧側通路(24a)と、高圧側通路(24a)の入口側及び圧縮機(21)の吸入側に接続された低圧側通路(24b)とを有する。室外側過冷却熱交換器(24)は、高圧側通路(24a)及び低圧側通路(24b)それぞれを流れる冷媒同士が熱交換を行うことで高圧側通路(24a)を流れる冷媒が過冷却されるように構成されている。膨張弁(24c)の開度を変更することによって、高圧側通路(24a)出口の過冷却度を調節する。
第1開閉弁(開閉弁)(25)は、配管(14b)を介して過冷却熱交換器(24)の高圧側通路(24a)に接続され、配管(14c)を介して蓄熱側過冷却熱交換器(29)と接続されている。第1開閉弁(25)は、例えば電磁弁で構成されており、配管(14b,14c)の間の冷媒の流れを許容または停止させるものである。第1開閉弁(25)に並列に、逆止弁(25a)が接続されている。逆止弁(25a)は、後述する単純暖房運転時に蓄熱側過冷却熱交換器(29)側から室外側過冷却熱交換器(24)側に向けて冷媒が流れるように設けられている。
蓄熱側過冷却熱交換器(29)は、高圧側通路(29a)と低圧側通路(29b)とを有する。高圧側通路(29a)の一端は配管(14c)に接続され、他端は、蓄熱ユニット(50)と室内ユニット(20b)とを接続する冷媒配管(71a)及び室内ユニット(20b)内の配管(14d)を介して室内膨張弁(26)に接続されている。低圧側通路(29b)の一端は配管(17)を介して高圧側通路(29a)の入口側に接続され、他端は配管(16)(圧縮機(21)の吸入側)に接続されている。蓄熱側過冷却熱交換器(29)は、高圧側通路(29a)及び低圧側通路(29b)それぞれを流れる冷媒同士が熱交換を行うことで高圧側通路(29a)を流れる冷媒が過冷却されるように構成されている。膨張弁(29c)の開度を変更することによって、高圧側通路(29a)出口の過冷却度を調節する。
室内膨張弁(26)は、配管(15)を介して室内熱交換器(27)と直列に接続されている。室内膨張弁(26)は、例えば電子膨張弁で構成されており、開度を変更することで冷媒の循環量を調整する。
室内熱交換器(27)は、室内ユニット(20b)と蓄熱ユニット(50)とを接続する冷媒配管(71b)及び蓄熱ユニット(50)内の配管(16)、更には蓄熱ユニット(50)と室外ユニット(20a)を接続する冷媒配管(70b)を介して四方切換弁(28)と接続されている。室内熱交換器(27)は、例えばクロスフィンアンドチューブ式であって、室内ユニット(20b)に設けられた室内ファン(27a)によって室内空気が供給されると、当該空気と冷媒との熱交換を行う。室内熱交換器(27)によって熱交換された後の空気は、再び室内に供給される。
四方切換弁(28)は、4つのポートを有する。具体的に、四方切換弁(28)の第1ポートは、圧縮機(21)の吐出側に接続され、四方切換弁(28)の第2ポートは、図示しないアキュムレータを介して圧縮機(21)の吸入側に接続されている。四方切換弁(28)の第3ポートは、配管(12)を介して室外熱交換器(22)に接続され、四方切換弁(28)の第4ポートは、配管(16)を介して室内熱交換器(27)に接続されている。四方切換弁(28)は、蓄熱式空気調和機(10)の運転種類に応じて、各ポートの接続状態を第1状態(図1の実線で示す状態)または第2状態(図1の破線で示す状態)に切り換える。
<バイパス流路の構成>
図1に示すように、冷媒回路(11)は、バイパス流路(31)を含む。バイパス流路(31)は、室内熱交換器(27)と室内膨張弁(26)との直列接続部分に並列に接続されており、内部を冷媒が通過する。具体的に、バイパス流路(31)の一端は、室外側過冷却熱交換器(24)と第1開閉弁(25)との間の配管(14b)に接続されている。バイパス流路(31)の他端は、室内熱交換器(27)と四方切換弁(28)の第4ポートとの間の配管(16)に接続されている。バイパス流路(31)は、主として、予熱用熱交換器(36)及び蓄熱用熱交換器(37)、蓄熱用膨張弁(38)、及び第2〜第3開閉弁(39,40)を有する。
予熱用熱交換器(36)は、冷媒側通路(36a)と蓄熱側通路(36b)とを有する。冷媒側通路(36a)は、配管(32)上、つまりはバイパス流路(31)の一端と蓄熱用膨張弁(38)との間に位置し、内部には冷媒が流れる。蓄熱側通路(36b)は、蓄熱回路(61)に直列に接続され、内部には蓄熱媒体(後述)が流れる。予熱用熱交換器(36)は、冷媒と蓄熱媒体との熱交換を行う。つまり、予熱用熱交換器(36)は、蓄熱用熱交換器(37)にて熱交換する前の冷媒を、蓄熱媒体と熱交換させる。
蓄熱用熱交換器(37)は、冷媒側通路(37a)と蓄熱側通路(37b)とを有する。冷媒側通路(37a)は、配管(33)上において蓄熱用膨張弁(38)と第3開閉弁(40)との間に位置し、内部には冷媒が流れる。蓄熱側通路(37b)は、蓄熱回路(61)に直列に接続され、内部には蓄熱媒体が流れる。蓄熱用熱交換器(37)は、冷媒と蓄熱媒体との熱交換を行うことで、蓄熱媒体を冷却等することができる。つまり、蓄熱用熱交換器(37)は、予熱用熱交換器(36)にて熱交換した後の冷媒を、蓄熱媒体と熱交換させる。
蓄熱用膨張弁(38)は、予熱用熱交換器(36)の冷媒側通路(36a)と蓄熱用熱交換器(37)の冷媒側通路(37a)との間に接続されている。蓄熱用膨張弁(38)は、例えば電子膨張弁で構成されており、開度を変更することで冷媒の圧力を調整する。
第2開閉弁(39)は、逆止弁(39a)と直列に接続されている。互いに直列接続された第2開閉弁(39)及び逆止弁(39a)は、蓄熱用膨張弁(38)に対し並列に接続されている。逆止弁(39a)は、予熱用熱交換器(36)側から蓄熱用熱交換器(37)側への冷媒の流れのみを許容する。第3開閉弁(40)は、配管(34)上に設けられている。なお、配管(34)の一端は、配管(33)に接続され、配管(34)の他端は、配管(16)に接続されている。
なお、蓄熱用膨張弁(38)に並列に、圧力逃がし弁(44)が設けられている。圧力逃がし弁(44)は、例えば蓄熱式空気調和機(10)の運転停止時、蓄熱用熱交換器(37)側の圧力が許容値を超えた場合に、当該圧力を放出させるための弁である。
<第1分岐流路>
図1に示すように、冷媒回路(11)は、第1分岐流路(35)を更に含む。第1分岐流路(35)の一端は、バイパス流路(31)における配管(33,34)の接続ポイントに接続され、第1分岐流路(35)の他端は、配管(14c)に接続されている。第1分岐流路(35)は、主として、第4開閉弁(41)及び逆止弁(41a)を有する。第4開閉弁(41)及び逆止弁(41a)は、互いに直列に接続されている。逆止弁(41a)は、配管(33)側から配管(14c)側への冷媒の流れのみを許容する。
<第2分岐流路>
図1に示すように、冷媒回路(11)は、第2分岐流路(42)を更に含む。第2分岐流路(42)の一端は、バイパス流路(31)における配管(33,34)の接続ポイント、つまりはバイパス流路(31)と第1分岐流路(35)との接続ポイントに接続されている。第2分岐流路(42)の他端は、配管(16)に接続されている。第2分岐流路(42)は、主として、蒸発圧力調整弁(43)を有する。蒸発圧力調整弁(43)は、蓄熱用熱交換器(37)における冷媒の蒸発圧力を調整するための弁であって、例えば膨張弁で構成されている。
なお、蒸発圧力調整弁(43)は、基本的には全閉状態を保っている。
<蓄熱回路の構成>
蓄熱回路(61)には蓄熱媒体が充填されており、蓄熱媒体を循環させて冷熱を蓄熱する蓄冷サイクル等が行われる。蓄熱回路(61)は、主として、蓄熱タンク(62)及び循環ポンプ(63)の他に、上述した予熱用熱交換器(36)及び蓄熱用熱交換器(37)の各蓄熱側通路(36b,37b)によって構成されている。
ここで、蓄熱媒体について説明する。蓄熱媒体には、冷却によって包接水和物が生成される蓄熱材、即ち流動性を有する蓄熱材が採用される。この蓄熱媒体は、例えば、冷却によって0℃より高く20℃より低い温度にて固体成分が生成されるものであることができる。固体成分とは、その融点において液体から相転移(潜熱変化)し、発熱した状態にある成分を言う。蓄熱媒体の具体例としては、臭化テトラnブチルアンモニウムを含有する臭化テトラnブチルアンモニウム(TBAB:Tetra Butyl Ammonium Bromide)水溶液、トリメチロールエタン(TME:Trimethylolethane)水溶液、パラフィン系スラリーなどが挙げられる。例えば、臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液は、安定的に冷却されて当該水溶液の温度が水和物生成温度よりも低くなった過冷却状態でもその水溶液の状態を維持するが、この過冷却状態にて何らかのきっかけが与えられると、過冷却の溶液が包接水和物を含んだ溶液(即ちスラリー)へと遷移する。即ち、臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液は、過冷却状態を解消して、臭化テトラnブチルアンモニウムと水分子とからなる包接水和物(水和物結晶)が生成されて粘性の比較的高いスラリー状となる。ここで、過冷却状態とは、蓄熱媒体が水和物生成温度以下の温度となっても包接水和物が生成されずに溶液の状態を保っている状態を言う。逆に、スラリー状となっている臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液は、加熱により当該水溶液の温度が水和物生成温度よりも高くなると、包接水和物が融解して流動性の比較的高い液状態(溶液)となる。
本実施形態では、上記蓄熱媒体として、臭化テトラnブチルアンモニウムを含有する臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液を採用している。特に、上記蓄熱媒体は、調和濃度の近傍の濃度を有する媒体であることが好ましい。本実施形態では、調和濃度を約40%とする。この場合の臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液の水和物生成温度は、約12℃である。
なお、蓄熱媒体の濃度に応じて、臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液の水和物生成温度は変化する。例えば、蓄熱媒体の濃度が約20%である場合、水和物生成温度は約8.5℃となる。調和濃度とは、包接水和物が生成される前後において、水溶液の濃度が変化しない濃度を意味する。
蓄熱タンク(62)は、中空の容器であって、蓄熱媒体を貯留する。例えば、蓄熱タンク(62)は、両端が閉塞された円筒状に形成され、その軸方向が上下方向となるように配置されている。蓄熱タンク(62)には、流出口と流入口とが形成されており、流出口は、例えば流入口よりも上方に位置している。
循環ポンプ(63)は、蓄熱回路(61)において、蓄熱タンク(62)、予熱用熱交換器(36)及び蓄熱用熱交換器(37)の間で蓄熱媒体を循環させる。蓄熱媒体の循環方向は、蓄熱タンク(62)から流出した蓄熱媒体が予熱用熱交換器(36)の蓄熱側通路(36b)を通過し、更にその後に循環ポンプ(63)を介して蓄熱用熱交換器(37)の蓄熱側通路(37b)を通過して、蓄熱タンク(62)に流入する方向となっている。循環ポンプ(63)の運転のオン及びオフや蓄熱媒体の流量は、コントローラ(100)によって制御される。
以上の構成により、蓄熱回路(61)は、閉回路となっている。
<蓄熱式空気調和機の運転動作>
蓄熱式空気調和機(10)の運転種類としては、単純冷房運転、単純暖房運転、蓄冷運転、利用冷房運転、及び冷房蓄冷運転が挙げられる。コントローラ(100)は、これらの各運転が行われるように、冷媒回路(11)及び蓄熱回路(61)における各種機器を制御する。
単純冷房運転とは、冷媒回路(11)の冷房サイクルによって得られる冷熱のみを用いて室内の冷房を行う運転である。単純暖房運転とは、冷媒回路(11)の暖房サイクルによって得られる温熱のみを用いて室内の暖房を行う運転である。蓄冷運転とは、蓄熱回路(61)の蓄冷サイクルによって得られる冷熱を蓄熱タンク(62)に蓄える運転である。利用冷房運転とは、蓄熱タンク(62)内の蓄熱媒体を冷熱源として用いて室内の冷房を行う運転である。冷房蓄冷運転は、蓄熱回路(61)においては蓄冷サイクルで得られる冷熱を蓄熱タンク(62)に貯留しながら、冷媒回路(11)においては冷房サイクルで得られる冷熱のみを用いて室内の冷房を行う運転である。即ち、冷房蓄冷運転では、蓄冷と冷房とが同時に行われる。
−単純冷房運転−
図2に示されるように、単純冷房運転では、冷媒回路(11)は、室外熱交換器(22)が凝縮器となり室内熱交換器(27)が蒸発器となる冷房サイクルを行う。バイパス流路(31)及び第1分岐流路(35)には冷媒は流入せず、蓄熱回路(61)は蓄熱媒体を循環させない。具体的に、バイパス流路(31)では、蓄熱用膨張弁(38)の開度は全閉状態に設定され、バイパス流路(31)及び第1分岐流路(35)の開閉弁(39,41)は閉状態に設定される。但し、バイパス流路(31)の開閉弁(40)は、蓄熱熱交換器(37)の冷媒側通路(37a)に冷媒が溜まることを防ぐため、開状態に設定される。蓄熱回路(61)では、循環ポンプ(63)は停止する。
冷媒回路(11)では、四方切換弁(28)が第1状態に設定され、第1開閉弁(25)及び第3開閉弁(40)は開状態に設定される。室外膨張弁(23)の開度は全開状態に設定され、蓄熱側過冷却熱交換器(29)の膨張弁(29c)は全閉状態、室内膨張弁(26)の開度は所定の開度(室内熱交換器(27)の出口における冷媒の過熱度が目標過熱度となる開度)に設定される。圧縮機(21)、室外ファン(22a)及び室内ファン(27a)は作動する。
圧縮機(21)から吐出された冷媒は、配管(12)を介して室外熱交換器(22)に流入し、室外熱交換器(22)を通過する間に室外空気に放熱して凝縮する。室外熱交換器(22)にて凝縮された冷媒は、配管(13)及び室外膨張弁(23)を介して室外側過冷却熱交換器(24)に流入し、更に冷却される。更に冷却された冷媒は、配管(14b)、第1開閉弁(25)、配管(14c)及び蓄熱側過冷却熱交換器(29)の高圧側通路(29a)、冷媒配管(71a)並びに配管(14d)を介して室内膨張弁(26)に流入し、室内膨張弁(26)にて減圧される。室内膨張弁(26)にて減圧された冷媒は、配管(15)を介して室内熱交換器(27)に流入し、室内熱交換器(27)を通過する間に室内空気から吸熱して蒸発する。これにより、室内空気が冷却される。室内熱交換器(27)にて蒸発したガス冷媒は、配管(16)を介して圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
その際、第3開閉弁(40)が開状態に、蓄熱用膨張弁(38)の開度が全閉状態にあるので、上記室内熱交換器(27)にて蒸発したガス冷媒の一部は、配管(16)、配管(34)、開状態の第3開閉弁(40)及び配管(33)に流入し、蓄熱用熱交換器(37)に溜まり込む。従って、この単純冷房運転時に、室外熱交換器(22)からの液冷媒が蓄熱ユニット(50)内の配管(32)を介して蓄熱用熱交換器(37)に溜まり込むことがないので、冷媒不足とならず、適量の液冷媒が室内熱交換器(27)に流通して、冷房能力が所期通りに確保される。
−単純暖房運転−
図3に示されるように、単純暖房運転では、冷媒回路(11)は、室内熱交換器(27)が凝縮器となり室外熱交換器(22)が蒸発器となる暖房サイクルを行う。単純冷房運転と同様、バイパス流路(31)及び第1分岐流路(35)には冷媒は流れず、蓄熱回路(61)は蓄熱媒体を循環させない。
冷媒回路(11)では、四方切換弁(28)が第2状態に設定される。室内膨張弁(26)の開度は、所定の開度(室内熱交換器(27)の出口における冷媒の過冷却度が目標過冷却度となる開度)に設定される。各過冷却熱交換器(29,24)の膨張弁(29c,24c)は全閉状態、第1開閉弁(25)は閉状態、室外膨張弁(23)の開度は所定の開度(室外熱交換器(22)の出口における冷媒の過熱度が目標過熱度となる開度)に設定される。圧縮機(21)、室外ファン(22a)及び室内ファン(27a)は作動する。
圧縮機(21)から吐出された冷媒は、配管(16)を介して室内熱交換器(27)に流入し、室内熱交換器(27)を通過する間に室内空気に放熱して凝縮する。この時、室内空気は温められる。室内熱交換器(27)にて凝縮された冷媒は、各種配管(15,14d~14a)、室内膨張弁(26)、各過冷却熱交換器(29,24)の高圧側通路(29a,24a)、及び逆止弁(25a)を介して室外膨張弁(23)に流入し、室外膨張弁(23)にて減圧される。減圧後の冷媒は、配管(13)を介して室外熱交換器(22)に流入し、室外熱交換器(22)を通過する間に室外空気から吸熱して蒸発する。蒸発後の冷媒は、配管(12)を介して圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
−蓄冷運転−
図4に示すように、蓄冷運転では、室外熱交換器(22)及び予熱用熱交換器(36)の冷媒側通路(36a)にて凝縮及び冷却された冷媒が、蓄熱用熱交換器(37)の冷媒側通路(37a)にて蒸発することで、蓄熱側通路(37b)内の蓄熱媒体が冷却されて蓄熱タンク(62)に貯留される。冷媒回路(11)では、冷媒がバイパス流路(31)に流れるが、第1分岐流路(35)には流れない。蓄熱回路(61)は、蓄熱用熱交換器(37)にて冷却された蓄熱媒体が蓄熱タンク(62)に貯留するように蓄熱媒体を循環する蓄冷サイクルを行う。
具体的に、四方切換弁(28)は第1状態、第1開閉弁(25)及び第3開閉弁(40)は開状態、第2開閉弁(39)及び第4開閉弁(41)は閉状態にそれぞれ設定される。室外膨張弁(23)の開度は全開状態、各過冷却熱交換器(24,29)の膨張弁(24c,29c)は全閉状態、室内膨張弁(26)の開度は全閉状態、蓄熱用膨張弁(38)の開度は所定の開度(蓄熱用熱交換器(37)の冷媒側通路(37a)の出口における冷媒の蒸発温度が目標蒸発温度となる開度)にそれぞれ設定される。圧縮機(21)は概ね一定の回転数で作動する。室外ファン(22a)は作動し、室内ファン(27a)は停止する。
また、この蓄冷運転の開始時には、第1開閉弁(25)の開動作と室内膨張弁(26)の閉動作とは同時に行われるのではなく、先ず第1開閉弁(25)が開制御され、その後、予め設定した所定時間が経過した時点で、室内膨張弁(26)が閉制御される。
圧縮機(21)から吐出された冷媒は、配管(12)を介して室外熱交換器(22)に流入し、室外熱交換器(22)にて室外空気に放熱して凝縮する。凝縮された液冷媒は、配管(13,14a)、室外膨張弁(23)及び室外側過冷却熱交換器(24)の高圧側通路(24a)を介して冷媒配管(70a)及び配管(14b)に流れる。蓄熱ユニット(50)では、第1開閉弁(25)が開状態であるため、当該液冷媒の一部は、配管(14c)側に流入するが、他の液冷媒はバイパス流路(31)側へと流入し、予熱用熱交換器(36)の冷媒側通路(36a)にて更に冷却される。予熱用熱交換器(36)から流出された冷媒は、蓄熱用膨張弁(38)にて減圧され、その後蓄熱用熱交換器(37)の冷媒側通路(37a)にて蓄熱媒体から吸熱して蒸発する。蒸発した冷媒は、第3開閉弁(40)及び配管(34)を介してバイパス流路(31)から流出し、配管(16)に流入する。その後、冷媒は、四方切換弁(28)を介して圧縮機(21)に吸入され、再び圧縮される。
蓄熱回路(61)では、循環ポンプ(63)が作動する。蓄熱タンク(62)内の蓄熱媒体は、該タンク(62)から流出して予熱用熱交換器(36)の蓄熱側通路(36b)に流入する。蓄熱側通路(36b)を通過する間に、蓄熱媒体は、冷媒側通路(36a)を流れる冷媒によって加熱される。加熱された蓄熱媒体は、循環ポンプ(63)を介して蓄熱用熱交換器(37)の蓄熱側通路(37b)に流入する。蓄熱側通路(37b)を通過する間に、蓄熱媒体は、冷媒側通路(37a)を流れる冷媒によって冷却される。冷却された蓄熱媒体は、蓄熱タンク(62)内に流入する。このようにして、蓄熱タンク(62)には冷熱が蓄えられる。
上記蓄熱ユニット(50)内で配管(14c)側に流入した一部の冷媒は、更に冷媒配管(71a)を通じて室内ユニット(20b)に流入する。この室内ユニット(20b)では、蓄冷運転の開始時には室内膨張弁(26)が開状態にあるので、たとえこの蓄冷運転前の運転停止時などで液バック防止用のポンプダウン運転が行われていてガス冷媒が室内ユニット(20b)内の配管(14d)や蓄熱ユニット(50)に接続された冷媒配管(71a)に溜まっていたとしても、それ等のガス冷媒は、開状態の室内膨張弁(26)を通じて室内ユニット(20b)から冷媒配管(71b)に排出される。そして、このガス冷媒の排出が終了した上記所定時間の経過後は、室内膨張弁(26)が全閉状態に制御されてこの室内膨張弁(26)で室内ユニット(20b)内の配管(14d)が閉じられる。従って、上記蓄熱ユニット(50)の配管(14c)から室内ユニット(20b)に繋がる冷媒配管(71a)及び室内ユニット(20b)内の配管(14d)に流れ込んだ一部の液冷媒は、室内ユニット(20b)の室内膨張弁(26)の手前で、これ等の冷媒配管(14c,71a,14d)に溜まり込むことになる。
−利用冷房運転−
図5に示すように、利用冷房運転では、蓄熱タンク(62)に蓄えられた冷熱と冷媒回路(11)の冷凍サイクルによって得られる冷熱とを用いて室内の冷房が行われる。つまり、室外熱交換器(22)にて凝縮及び冷却された冷媒が、更に予熱用熱交換器(36)及び蓄熱用熱交換器(37)にて蓄熱媒体から冷熱を得た後に室内熱交換器(27)にて蒸発することで、室内空気が冷却される。蓄熱回路(61)は、蓄熱タンク(62)から流出した蓄熱媒体が予熱用熱交換器(36)及び蓄熱用熱交換器(37)を順に通過して蓄熱タンク(62)に再度流入するように蓄熱媒体を循環させる。
この場合、冷媒回路(11)側においては、室外熱交換器(22)が凝縮器、室内熱交換器(27)が蒸発器となる。特に、バイパス流路(31)においては、予熱用熱交換器(36)及び蓄熱用熱交換器(37)が共に過冷却器(即ち放熱器)となり、冷媒は、バイパス流路(31)の途中で第1分岐流路(35)へと流れる。
具体的には、四方切換弁(28)は第1状態、第1開閉弁(25)及び第3開閉弁(40)は閉状態、第2開閉弁(39)及び第4開閉弁(41)は開状態にそれぞれ設定される。室外膨張弁(23)及び蓄熱用膨張弁(38)の開度は全開状態、室外側過冷却熱交換器(24)の膨張弁(24c)は全閉状態、室内膨張弁(26)の開度は所定の開度(室内熱交換器(27)の出口における冷媒の過熱度が目標過熱度となる開度)にそれぞれ設定される。圧縮機(21)、室外ファン(22a)及び室内ファン(27a)は作動する。
圧縮機(21)から吐出された冷媒は、配管(12)を介して室外熱交換器(22)に流入し、室外熱交換器(22)にて室外空気に放熱して凝縮する。凝縮された冷媒は、全開である室外膨張弁(23)及び室外側過冷却熱交換器(24)の高圧側通路(24a)を介して配管(14b)に流れる。第1開閉弁(25)が閉状態であるため、当該冷媒は、配管(14b)の途中でバイパス流路(31)内へと流入する。バイパス流路(31)に流入した冷媒は、予熱用熱交換器(36)の冷媒側通路(36a)を通過する間に蓄熱側通路(36b)を流れる蓄熱媒体によって更に冷却され、その後は全開である蓄熱用膨張弁(38)または第2開閉弁(39)を介して蓄熱用熱交換器(37)に流入する。蓄熱用熱交換器(37)に流入した冷媒は、冷媒側通路(37a)を通過する間に、蓄熱側通路(37b)を流れる蓄熱媒体によって更に冷却される。この冷媒は、第1分岐流路(35)を介して配管(14c)に流入する。その後、冷媒は、蓄熱側過冷却熱交換器(29)に流入し、更に冷却される。更に冷却された冷媒は、冷媒配管(71a)及び配管(14d)を介して室内膨張弁(26)に流入する。室内膨張弁(26)にて減圧された後、室内熱交換器(27)にて室内空気から吸熱して蒸発する。これにより、室内空気が冷却される。蒸発した冷媒は、配管(16)及び四方切換弁(28)を介して圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
蓄熱回路(61)では、循環ポンプ(63)が作動する。蓄熱タンク(62)内の蓄熱媒体は、該タンク(62)から流出して予熱用熱交換器(36)の蓄熱側通路(36b)に流入する。蓄熱側通路(36b)を通過する間に、蓄熱媒体は、冷媒側通路(36a)を流れる冷媒から吸熱する。吸熱した蓄熱媒体は、循環ポンプ(63)を介して蓄熱用熱交換器(37)の蓄熱側通路(37b)に流入する。蓄熱側通路(37b)を通過する間に、蓄熱媒体は、冷媒側通路(37a)を流れる冷媒から更に吸熱する。更に吸熱した蓄熱媒体は、蓄熱タンク(62)内に流入される。このようにして、蓄熱媒体から冷媒へ冷熱が付与される。
−冷房蓄冷運転−
図6に示すように、冷房蓄冷運転では、冷媒回路(11)においては室外熱交換器(22)で凝縮された冷媒が室内熱交換器(27)で蒸発するように冷媒が循環する冷房サイクルが行われる。特に、冷媒回路(11)では、冷媒の一部がバイパス流路(31)へも流れる。そして、冷房蓄冷運転では、蓄熱回路(61)においては蓄熱媒体が蓄熱用熱交換器(37)にて冷媒により冷却され蓄熱タンク(62)に貯留される蓄冷サイクルが行われる。つまり、冷房サイクルと蓄冷サイクルとが同時に行われる。
この場合、冷媒回路(11)側においては、室外熱交換器(22)が凝縮器、室内熱交換器(27)が蒸発器となる。特に、バイパス流路(31)においては、予熱用熱交換器(36)は過冷却器(即ち放熱器)、蓄熱用熱交換器(37)は蒸発器となる。なお、冷媒は、第1分岐流路(35)には流れない。
具体的には、四方切換弁(28)は第1状態、第1開閉弁(25)及び第3開閉弁(40)は開状態、第2開閉弁(39)及び第4開閉弁(41)は閉状態にそれぞれ設定される。室外膨張弁(23)の開度は全開状態、室外側過冷却熱交換器(24)の膨張弁(24c)は全閉状態、蓄熱用膨張弁(38)及び室内膨張弁(26)の開度は、コントローラ(100)によって冷媒流量調節のための開度制御が行われる。圧縮機(21)、室外ファン(22a)及び室内ファン(27a)は作動する。
圧縮機(21)から吐出された冷媒は、配管(12)を介して室外熱交換器(22)に流入し、室外熱交換器(22)にて室外空気に放熱して凝縮する。凝縮された冷媒は、全開である室外膨張弁(23)及び室外側過冷却熱交換器(24)の高圧側通路(24a)を通過する。第1開閉弁(25)は開状態であって、且つ蓄熱用膨張弁(38)は全閉状態ではないため、室外側過冷却熱交換器(24)から流出した冷媒は、配管(14b)の途中にて、第1開閉弁(25)側とバイパス流路(31)側とに分岐して流れる。
第1開閉弁(25)側に流れた冷媒は、配管(14c)を介して蓄熱側過冷却熱交換器(29)の高圧側通路(29a)に流入し、更に冷却される。更に冷却された冷媒は、配管(14d)を介して室内膨張弁(26)に流入し、室内膨張弁(26)にて減圧される。室内膨張弁(26)にて減圧された冷媒は、室内熱交換器(27)にて室内空気から吸熱して蒸発する。これにより、室内空気が冷却される。
一方、バイパス流路(31)側に流れた冷媒は、配管(32)を介して予熱用熱交換器(36)の冷媒側通路(36a)に流入し、当該冷媒側通路(36a)を通過する間に蓄熱側通路(36b)を流れる蓄熱媒体を加熱する。これにより、蓄熱タンク(62)から流出する蓄熱媒体に含まれる包接水和物は融解する。従って、予熱用熱交換器(36)を通過後の蓄熱媒体が通過する配管(蓄熱用熱交換器(37)の蓄熱側通路(37b)を含む)にて、蓄熱媒体の包接水和物が大量に生成されて蓄熱回路(61)が閉塞することを防ぐことができる。
特に、冷房蓄冷運転では、室外側過冷却熱交換器(24)での冷媒の冷却が行われていない。仮に室外側過冷却熱交換器(24)で冷媒が冷却されると、予熱用熱交換器(36)にて冷媒が蓄熱媒体を加熱する効果が薄れてしまい、包接水和物による蓄熱回路(61)の閉塞が生じ易くなるためである。
そして、予熱用熱交換器(36)にて蓄熱媒体を加熱した冷媒は、冷やされた状態で予熱用熱交換器(36)から流出し、蓄熱用膨張弁(38)にて減圧される。その後、冷媒は、蓄熱用熱交換器(37)において、冷媒側通路(37a)を通過する間に、蓄熱側通路(37b)を流れる蓄熱媒体から吸熱して蒸発する。蒸発した冷媒は、第3開閉弁(40)及び配管(34)を流れ、室内熱交換器(27)を通過した冷媒と配管(16)にて合流する。合流した冷媒は、四方切換弁(28)を介して圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
蓄熱回路(61)では、循環ポンプ(63)が作動する。蓄熱タンク(62)内の蓄熱媒体は、該タンク(62)から流出して予熱用熱交換器(36)の蓄熱側通路(36b)に流入する。この蓄熱側通路(36b)を通過する間に、蓄熱媒体は、冷媒側通路(36a)を流れる冷媒から吸熱することで加熱される。これにより、蓄熱媒体に含まれる包接水和物は融かされる。吸熱した蓄熱媒体は、循環ポンプ(63)を介して蓄熱用熱交換器(37)の蓄熱側通路(37b)に流入する。蓄熱側通路(37b)を通過する間に、蓄熱媒体は、冷媒側通路(37a)を流れる冷媒によって冷却される。冷却された蓄熱媒体は、蓄熱タンク(62)内に流入する。このようにして、蓄熱タンク(62)には冷熱が蓄えられる。
なお、以上の説明では、冷房蓄冷運転において、蒸発圧力調整弁(43)の開度が全閉状態に設定され、第3開閉弁(40)が開状態に設定される場合を例に挙げたが、冷房蓄冷運転において、第3開閉弁(40)を閉状態に設定し、蒸発圧力調整弁(43)の開度を所定の開度に調節してよい。この場合、蓄熱用熱交換器(38)から流出した冷媒は、蒸発圧力調整弁(43)において減圧され、配管(16)と四方切換弁(28)とを順に通過して圧縮機(21)に吸入されることになる。このように制御することにより、蓄熱用熱交換器(38)における冷媒の蒸発圧力を圧縮機(21)の吸入圧力よりも高くすることができ、蓄熱用熱交換器(38)における冷媒の蒸発温度が低くなり過ぎることを防止することができる。これにより、蓄熱用熱交換器(38)において蓄熱媒体が冷却され過ぎて、包接水和物が大量に生成されて蓄熱媒体の循環効率が低下することを防止することができる。
(本実施形態の効果)
従って、本実施形態では、図2に示した単純冷房運転時には、形成される冷媒循環回路は、蓄熱ユニット(50)と室内ユニット(20b)とを接続する配管長の長い一対の冷媒配管(71a,71b)を含むため、この単純冷房運転を適切に行うための必要冷媒量は多い。一方、図4に示した蓄冷運転時には、互いに近い位置関係で配置される室外ユニット(20a)と蓄熱ユニット(50)間で冷媒循環回路を形成するため、この蓄冷運転時での必要冷媒量は、上記単純冷房運転時での必要冷媒量よりも少なく、冷媒量は過多となる。
しかし、図4の蓄冷運転時には、蓄熱ユニット(50)内の第1開閉弁(25)が開制御されると共に、室内ユニット(20b)内の室内膨張弁(26)が閉制御される。その結果、室外ユニット(20a)からの液冷媒の一部が、配管(14c)及び第1開閉弁(25)を通じて室内ユニット(20b)に繋がる冷媒配管(71a)と、室内ユニット(20b)内の室内膨張弁(26)の手前の配管(14d)にまで流れ込んで、これらの冷媒配管(14c,71a,14d)に溜まり込む。従って、この蓄冷運転時での冷媒量の過多を抑制できて、必要冷媒量に調整することが可能である。よって、従来のように過多の液冷媒が室外熱交換器(22)内に溜まり込んで、室外熱交換器(22)の能力が低下することを抑制できて、蓄冷能力を所期通りに確保することが可能である。
しかも、上記蓄冷運転時には、図5の利用冷房運転時に閉制御される第1開閉弁(25)を開制御すると共に、室内ユニット(20b)の室内膨張弁(26)を閉制御することによって、蓄熱ユニット(50)と室内ユニット(20b)間の冷媒配管(71a)に液冷媒を溜め込むことが可能であるので、既存の機器を利用して、機器の追加を不要としながら、蓄冷能力を所期通りに確保することが可能である。
更に、蓄冷運転の開始時には、先に第1開閉弁(25)を開制御し、その所定時間後に室内膨張弁(26)を閉制御したので、蓄熱ユニット(50)と室内ユニット(20b)間の冷媒配管(71a)や室内ユニット(20b)内の配管(14d,15)にたとえポンプダウン運転によりガス冷媒が溜まり込んでいたとしても、それ等のガス冷媒を排出して、確実に上記蓄熱ユニット(50)に繋がる冷媒配管(71a)や室内ユニット(20b)内の配管(14d)に液冷媒を溜め込むことができる。従って、室外熱交換器の能力の低下を確実に防止できて、蓄冷能力を所期通り確保できる。
(その他の実施形態)
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
冷媒回路(11)は、過冷却熱交換器(24)を有さずとも良い。
蓄熱媒体は、冷却によって0℃より高く20℃より低い温度にて固体成分が生成される蓄熱媒体であれば良く、臭化テトラnブチルアンモニウムを含有する臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液以外の蓄熱材であっても良い。
以上説明したように、本発明は、蓄熱タンクに冷熱を蓄冷する蓄熱式空気調和機に適用して、有用である。
10 空調システム(蓄熱式空気調和機)
11 冷媒回路
14d 配管
20a 室外ユニット
20b 室内ユニット
22 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
25 第1開閉弁(開閉弁)
26 室内膨張弁(膨張弁)
27 室内熱交換器(利用側熱交換器)
37 蓄熱用熱交換器
50 蓄熱ユニット
61 蓄熱回路
62 蓄熱タンク
63 循環ポンプ
70a、70b、71a、71b 冷媒配管
100 コントローラ

Claims (3)

  1. 熱源側熱交換器(22)と、利用側熱交換器(27)と、上記利用側熱交換器(27)に接続された膨張弁(26)と、
    上記利用側熱交換器(27)と膨張弁(26)との直列接続部分に並列に接続され、蓄熱媒体と冷媒とを熱交換させる蓄熱用熱交換器(37)とを備え、
    上記熱源側熱交換器(22)と利用側熱交換器(27)と膨張弁(26)との間で冷媒を循環させて冷房する冷房運転と、
    上記熱源側熱交換器(22)と蓄熱用熱交換器(37)との間で冷媒を循環させて、上記蓄熱媒体に冷熱を蓄える蓄冷運転とを行うことが可能な蓄熱式空気調和機において、
    上記蓄冷運転時には、上記膨張弁(26)を閉じる
    ことを特徴とする蓄熱式空気調和機。
  2. 上記請求項1記載の蓄熱式空気調和機において、
    上記熱源側熱交換器(22)から蓄熱用熱交換器(37)を経て利用側熱交換器(27)に冷媒を循環させて、上記蓄熱媒体の冷熱を利用して冷房する利用冷房運転が可能であり、
    上記利用冷房運転時には、上記蓄熱用熱交換器(37)に並列に接続された開閉弁(25)を閉じ、
    上記蓄冷運転時には、上記開閉弁(25)を開く
    ことを特徴とする蓄熱式空気調和機。
  3. 上記請求項2記載の蓄熱式空気調和機において、
    上記蓄冷運転の開始時には、
    上記開閉弁(25)を先に開き、
    その所定時間後に、上記膨張弁(26)を閉じる
    ことを特徴とする蓄熱式空気調和機。
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