JP2016124912A - 樹脂製造用活性水素含有組成物およびフォームの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち本発明は、活性水素含有化合物(A)、ビニル重合性化合物(Z)、水を含有する発泡剤(B)、整泡剤(C)及び触媒(Y)を含有する樹脂製造用活性水素含有組成物であって、ビニル重合性化合物(Z)が、下記一般式(1)で示されるビニル重合性官能基を有し、分子内のビニル重合性官能基の濃度が0.5〜20(mmol/g)である下記(Z1)〜(Z3)からなる群より選ばれる1種以上のビニル重合性化合物であり、触媒(Y)が、1〜3級アミンとカルボン酸の塩(Y1)を含有する樹脂製造用活性水素含有組成物;上記の樹脂製造用活性水素含有組成物と有機ポリイソシアネート(E)とを反応させる硬質ポリウレタンフォーム又は硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造方法;並びに、上記の製造方法によって得られた断熱材用ポリウレタンフォーム又は断熱材用ポリイソシアヌレートフォーム;である。
R
|
CH2=C− (1)
[一般式(1)中、Rは、水素、炭素数1〜15のアルキル基又は炭素数6〜21のアリール基を表す。]
(Z1)ポリオールの不飽和カルボン酸エステル又は不飽和アルキルエーテル
(Z2)アミンの不飽和カルボン酸アミド化物又は不飽和アルキル化物
(Z3)ポリチオールの不飽和カルボン酸チオエステル又は不飽和アルキルチオエーテル
なお、本発明において、後述するビニル重合性化合物(Z)に該当するものは、活性水素含有化合物(A)に含めない。
多価アルコールとしては、上記のものが挙げられる。
これらのうち工業上の観点からさらに好ましいのは、PO、およびEO/POの組み合わせである。
AOの付加量は、活性水素原子1個当たり好ましくは1〜10モル、さらに好ましくは2〜6モルである。
(A3)のMnは、ポリウレタンフォームの機械物性の観点から好ましくは150〜3,000、さらに好ましくは200〜2,500、とくに好ましくは250〜1,500である。
P/Pは、ポリオール(前記OH末端のポリエーテルポリオールおよび/またはポリエステルポリオール、またはこれらと前記の多価アルコールとの混合物)中でエチレン性不飽和モノマーをその場で重合させることにより得られる。
エチレン性不飽和モノマーには、アクリルモノマー[(メタ)アクリロニトリル、アルキル(C1〜20またはそれ以上)(メタ)アクリレート(メチルメタクリレート等)等]、炭化水素(以下HCと略記)モノマー[芳香族不飽和HC(スチレン等)、脂肪族不飽和HC(C2〜20またはそれ以上のアルケン、アルカジエン等(α−オレフィン、ブタジエン等)等]、並びにこれらの2種以上の併用[アクリロニトリル/スチレンの併用(重量比100/0〜80/20)等]が含まれる。
P/Pは、例えば5〜80重量%またはそれ以上、好ましくは30〜70重量%の重合体含量を有する。
ここで、活性水素価は、”56100/活性水素1個当たりの分子量”を意味し、活性水素を有する基が水酸基の場合、水酸基価に相当する。なお、水酸基価は、試料1gを中和するのに相当するKOHのmgであって、”56100/水酸基1個当たりの分子量”を意味する。なお、ここで56100はKOH1モルのmg数を示している。活性水素価の測定方法は、上記定義の値を測定できる方法であれば公知の方法でよく、特に限定されないが、水酸基価の場合、例えばJIS K1557−1に記載の方法が挙げられる。
R
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CH2=C− (1)
[一般式(1)中、Rは、水素、炭素数1〜15のアルキル基、又は炭素数6〜21のアリール基を表す。]
(z1)ポリオールの不飽和カルボン酸エステル又は不飽和アルキルエーテル
(z2)アミンの不飽和カルボン酸アミド化物又は不飽和アルキル化物
(z3)ポリチオールの不飽和カルボン酸チオエステル又は不飽和アルキルチオエーテル
上記Rにおける炭素数1〜15のアルキル基としては、メチル基、エチル基等が挙げられる。炭素数6〜21のアリール基としては、フェニル基、p−メチルフェニル基等が挙げられる。
ビニル重合性官能基の濃度=
(分子内のビニル重合性官能基の数/分子量)×1000 〔1〕
分子内のビニル重合性官能基の濃度(mmol/g)は、0.5〜20.0であり、好ましくは5.0〜15.0、さらに好ましくは8.0〜14.0である。分子内のビニル重合性官能基の濃度が0.5未満であると、得られるフォームの難燃性が不十分である。20.0を超えると反応性が低下し硬質ウレタンフォームの硬化が遅くなる。
(Z)の組成が単一で無い場合は、上記のビニル重合性官能基の数は平均の数を用い、分子量は組成からの計算値を用いる。
(Z1)ポリオールの不飽和カルボン酸エステル又は不飽和アルキルエーテル
ポリオールとしては、多価アルコール、多価フェノール、多価アルコールもしくは多価フェノールのAO付加物、アミンのAO付加物、多価アルコールと多価カルボン酸もしくはラクトンとから誘導されるポリエステルポリオール等が挙げられる。
不飽和カルボン酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。
不飽和アルキルエーテルとしては、アリルエーテルが挙げられる。
(Z2)アミンの不飽和カルボン酸アミド化物又は不飽和アルキル化物
不飽和カルボン酸アミドとしては、(メタ)アクリルアミドが挙げられる。
不飽和アルキルとしては、アリルが挙げられる。
(Z3)ポリチオールの不飽和カルボン酸チオエステル又は不飽和アルキルチオエーテル
不飽和カルボン酸チオエステルとしては、(メタ)アクリルチオエステルが挙げられる。
不飽和アルキルチオエーテルとしては、アリルチオエーテルが挙げられる。
(Z1)の製造に用いるポリオールとしては、好ましくはヒドロキシル基を3〜10個、さらに好ましくは3〜6個有するものである。
(Z3)は、これらポリチオールに、前記のハロゲン化(メタ)アクリル又はハロゲン化アリルを、未反応のチオール基が残らないような当量比で反応させることにより得られる。
水素原子含有ハロゲン化炭化水素の具体例としては、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)タイプのもの(例えば、HFC−245fa及びHFC−365mfc)、HFO(ハイドロフルオロオレフィン)タイプのもの(例えば、HFO−1336mzzZ及びHFO−1234yf)などが挙げられる。
低沸点炭化水素は、沸点が−5〜70℃の炭化水素が挙げられ、その具体例としては、ブタン、ペンタン又はシクロペンタンが挙げられる。これらのうち、ペンタン及びシクロペンタンが好ましく、さらに好ましくはシクロペンタンである。
本発明において、発泡剤(B)として水を必須成分として用いる。水と共に水素原子含有ハロゲン化炭化水素を用いるのが好ましい。
発泡剤(B)の合計含有量は、活性水素含有化合物(A)とビニル重合性化合物(Z)の合計重量に基づいて、5〜60重量%が好ましく、さらに好ましくは10〜40重量%である。
本発明の樹脂製造用活性水素含有組成物において、樹脂化及び/又は泡化触媒として、1〜3級アミンとカルボン酸の塩(Y1)を必須成分として含有する。
塩(Y1)において、カチオン(1〜3級アミン)とアニオン(カルボン酸)の当量比は、好ましくは、カチオン/アニオン=0.8〜1.2であり、さらに好ましくは、カチオン/アニオン=0.95〜1.05である。
難燃剤(D)としては、リン酸エステル、ハロゲン化リン酸エステル、水酸化アルミニウム、酸化アンチモン、ホウ素化合物、臭素化合物、塩素化パラフィン、及び環状脂肪酸等が挙げられる。これらの中で、好ましくはリン酸エステル、及びロゲン化リン酸エステルである。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数6〜10の脂肪族ジイソシアネート等が挙げられる。具体例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等が挙げられる。
脂環式ポリイソシアネートとしては、炭素数6〜16の脂環式ジイソシアネート等が挙げられる。具体例としては、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート等が挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネート等が挙げられる。具体例としては、キシリレンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
これらの中で、フォーム物性の観点から、芳香族ポリイソシアネートが好ましく、さらに好ましくは2,4’−及び/又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート及びポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート並びにそれらの変性物からなる群より選ばれる1種以上である。
フォーム物性の観点から、(E)中の2,4’−及び/又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート及びポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート並びにそれらの変性物からなる群より選ばれる1種以上の含有量は40重量%以上が好ましく、さらに好ましくは80重量%以上である。
(F)のうちラジカル重合開始剤(F1)としては、アゾ化合物(例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタン等)、有機過酸化物(例えばジベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等)、過酸化物とジメチルアニリンとの組み合わせ(レドックス触媒)等の水溶性ラジカル重合開始剤が挙げられる。
ラジカル重合開始剤(F1)の量は、活性水素含有化合物(A)とビニル重合性化合物(Z)の合計重量に基づいて、10重量%以下が好ましく、さらに好ましくは0.001〜5重量%、とくに好ましくは0.005〜3重量%、最も好ましくは0.01〜2.5重量%である。10重量%以下ではウレタン化反応と同時に重合反応を進行させるのが容易であり、0.001重量%以上では、キュアー性の良好な硬質ポリウレタンフォーム又は硬質ポリイソシアヌレートフォームが得られる。
評価方法としては、まず、活性水素含有化合物(A)、ビニル重合性化合物(Z)、発泡剤(B)、整泡剤(C)、触媒(Y)、及び必要により難燃剤(D)や他の添加剤(F)を所定量混合する。この混合物(活性水素含有組成物)を、40℃にて2週間保存し、保存前後での有機ポリイソシアネート(E)との反応性変化を、貯蔵安定性の指標とする。反応性変化は、開放モールド(フリー発泡)にてクリームタイムとゲルタイムを観測する。
まず、活性水素含有化合物(A)、ビニル重合性化合物(Z)、発泡剤(B)、整泡剤(C)、触媒(Y)、及び必要により難燃剤(D)や他の添加剤(F)を所定量混合する。次いでポリウレタン発泡機又は攪拌機を用いて、この混合物と有機ポリイソシアネート(E)とを急速混合した混合液(発泡原液)をモールドに流し入れ、所定時間硬化後、脱型して硬質フォームを得る。モールドは開放モールド(フリー発泡)、密閉モールド(モールド発泡)のどちらでもよく、また常温でも加熱下(例えば30〜80℃)でもよい。また、スプレー発泡、連続発泡のどちらでもよい。ウレタン化反応は、プレポリマー法では各成分を混合した原液の粘度が高くなるためワンショット法が好ましい。
なお、本発明の方法は、スラブフォームにもRIM(反応射出成形)法による成形にも適用でき、またメカニカルフロス法で硬質フォームを得るのに用いることもできる。
硬質フォーム中のビニル重合性官能基濃度(mmol/g)は、原料の配合量から以下の計算により求められる。
硬質フォーム中のビニル重合性官能基濃度(mmol/g)
=〔(Z)1分子中のビニル重合基数/(Z)の数平均分子量〕×(Z)の配合量/〔(A)の配合量+(Z)の配合量+(C)の配合量+(D)の配合量+(Y)の配合量+(E)の配合量+(F)の配合量〕×1000
(1)活性水素含有化合物(A)
(A−1)数平均活性水素含有官能基数が2、水酸基価が280のグリセリンPO付加物。
(A−2)数平均活性水素含有官能基数が2、水酸基価が250のエステルポリオール(マキシモールRFK−505(川崎化成工業(株)製))。
(2)ビニル重合性化合物(Z)
(Z−1)ペンタエリスリトールとアクリル酸を反応させた、分子内のビニル重合性官能基が10.1(mmol/g)、活性水素価が25のビニル重合性化合物。
(Z−2)ペンタエリスリトールとアクリル酸を反応させた、分子内のビニル重合性官能基が11.4(mmol/g)、活性水素価が0のビニル重合性化合物。
(Z−3)トリメチロールプロパンとアクリル酸を反応させた、分子内のビニル重合性官能基が9.8(mmol/g)、活性水素価が18のビニル重合性化合物。
(B−1)水
(B−2)HFC−245fa
(B−3)HFO−1234yf
(4)整泡剤(C)
(C−1)ポリエーテルシロキサン重合体(東レダウコーニング(株)製「SH−193」)
(5)難燃剤(D)
(D−1)トリクロロプロピルフォスフェート(大八化学(株)製)
(6)触媒(Y)
(Y1−1)触媒(1,2−ジメチルイミダゾールとギ酸からなる塩)
(Y1−2)触媒(1,2−ジメチルイミダゾールと酢酸からなる塩)
(Y1−3)触媒(N,N,N’−トリメチルアミノエチルエタノールアミンとギ酸からなる塩)
(Y−1)触媒(オクチル酸カリウムのジエチレングリコール溶液、エアープロダクツジャパン(株)製DabcoK−15)
(Y−2)触媒(エアープロダクツジャパン(株)製DabcoTMR7)
(Y−3)触媒(33重量%のトリエチレンジアミンと 67重量%のジプロピレングリコールの混合物、エアープロダクツジャパン(株)製Dabco33LV)
(Y−4)触媒(ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、エアープロダクツジャパン(株)製DabcoBL19)
(7)有機ポリイソシアネート(E)
(E−1)粗製MDI(日本ポリウレタン工業(株)製「MR−200」)、NCO%=31.5
実施例1〜14、比較例1〜10の硬質ポリウレタンフォーム又は硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造方法は、以下のとおりである。
表1に示した重量部数〔有機ポリイソシアネート(E)はイソシアネート指数を記載〕にて、20±5℃に温調した活性水素含有化合物(A)、ビニル重合性化合物(Z)、発泡剤(B)、整泡剤(C)、難燃剤(D)及び触媒(Y)を所定量配合し、ポリオールプレミックス(活性水素含有組成物)を作成した。このポリオールプレミックスに20±5℃に温調した有機ポリイソシアネート(B)を所定のイソシアネート指数となるよう加えて、攪拌機[ホモディスパー:プライミクス製]にて8000rpm×7秒間急速混合した。その後、反応性については、250×250×400mmのボックスを用いてフリー発泡させて、下記の方法で確認した。モールド成型品については、60℃に温調し、かつモールドの上面と下面に250×250×0.5mmの鋼板パネルをセットした300×300×40mmのモールドに混合液をすみやかに流し入れ、モールド発泡させて硬質フォームを得た。
試料〔樹脂製造用活性水素含有組成物から(B−2)および(B−3)を除いたもの〕をイソプロピルアルコールと水との混合溶媒に溶解し、JIS Z8802−1976に基づいてpH測定を行う。
上記製造方法で製造時の、クリームタイム〔混合開始から発泡が始まるまでの時間(秒)〕とゲルタイム〔混合開始から、増粘が起こってゲル強度が出始める(樹脂化)時間(秒)〕とを、活性水素含有組成物を40℃の恒温槽で2週間保存した前(初期値)と後とで、それぞれ測定した。、
上記方法で成形した後、下記式により算出した。単位はkg/m3
成型品密度(kg/m3)=(鋼板パネル付き成型品の重量(g)−2枚の鋼板パネル合計重量(g))/成型品の体積(cm3)×1000
JIS A1412−2にしたがい、モールド発泡で得られた300(縦)×300(横)×40(厚み)mmの硬質フォームを、200(縦)×200(横)×40(厚み)mmのサイズに切り出した。その後、熱伝導率測定機「AUTO−Λ HC−074」英弘精機株式会社(製)を使用して熱伝導率を測定した。
成形品の中央部から990(長さ)×990(幅)×400(高さ)mmのサンプル片を2個得て、ISO5660に準拠して、総発熱量(MJ/m2)、最大発熱速度(KW/m2)、着火時間(秒)、燃焼時間(秒)、およびフォーム減少率(%)を測定した。
NCO指数が110、成型品密度が約48kg/m3、発泡剤が水とHCFCとの併用である実施例5のフォームは、同じ発泡剤、NCO指数、成型品密度の比較例7のフォームに比べて貯蔵安定性及び難燃性に優れる。
NCO指数が300、成型品密度が約48kg/m3、発泡剤が水とHFOとの併用である実施例6のフォームは、同じ発泡剤、NCO指数、成型品密度の比較例5及び6のフォームに比べて貯蔵安定性(経時での反応性の低下が小さい)に優れる。さらにビニル重合性化合物(Z)を用いない比較例6のフォームは、難燃性(総発熱量)が劣っている。
NCO指数が300、成型品密度が約30kg/m3、発泡剤が水とHCFCとの併用である実施例11のフォームは、同じ発泡剤、NCO指数、成型品密度の比較例8のフォームに比べて貯蔵安定性及び難燃性に優れる。
NCO指数が200、成型品密度が約50kg/m3、発泡剤が水とHCFCとの併用である実施例14のフォームは、同じ発泡剤、NCO指数、成型品密度の比較例9、10のフォームに比べて貯蔵安定性に優れる。さらにビニル重合性化合物(Z)を用いない比較例10のフォームは、難燃性(総発熱量)が劣っている。
Claims (10)
- 活性水素含有化合物(A)、ビニル重合性化合物(Z)、水を含有する発泡剤(B)、整泡剤(C)及び触媒(Y)を含有する樹脂製造用活性水素含有組成物であって、ビニル重合性化合物(Z)が、下記一般式(1)で示されるビニル重合性官能基を有し、分子内のビニル重合性官能基の濃度が0.5〜20(mmol/g)である下記(Z1)〜(Z3)からなる群より選ばれる1種以上のビニル重合性化合物であり、触媒(Y)が、1〜3級アミンとカルボン酸の塩(Y1)を含有する樹脂製造用活性水素含有組成物。
R
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CH2=C− (1)
[一般式(1)中、Rは、水素、炭素数1〜15のアルキル基又は炭素数6〜21のアリール基を表す。]
(Z1)ポリオールの不飽和カルボン酸エステル又は不飽和アルキルエーテル
(Z2)アミンの不飽和カルボン酸アミド化物又は不飽和アルキル化物
(Z3)ポリチオールの不飽和カルボン酸チオエステル又は不飽和アルキルチオエーテル - ビニル重合性化合物(Z)の活性水素価が0〜500である請求項1記載の樹脂製造用活性水素含有組成物。
- 触媒(Y1)のカルボン酸が、飽和若しくは不飽和脂肪族カルボン酸である請求項1又は2に記載の樹脂製造用活性水素含有組成物。
- 活性水素含有化合物(A)とビニル重合性化合物(Z)の合計重量に基づく触媒(Y1)の量が0.1〜10重量%である請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂製造用活性水素含有組成物。
- 活性水素含有化合物(A)の活性水素価が50〜1900である請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂製造用活性水素含有組成物。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂製造用活性水素含有組成物と有機ポリイソシアネート(E)とを反応させる硬質ポリウレタンフォーム又は硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造方法。
- 有機ポリイソシアネート(E)が、2,4’−及び/又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート及びポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート並びにそれらの変性物からなる群より選ばれる1種以上を含有する請求項6に記載の硬質ポリウレタンフォーム又は硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造方法。
- イソシアネート指数が70〜500である請求項6又は7に記載の硬質ポリウレタンフォーム又は硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造方法。
- 得られる硬質ポリウレタンフォーム又は硬質ポリイソシアヌレートフォームが、サンドイッチパネル、ボード、サイディング又はスプレーに使用される請求項6〜8のいずれかに記載の硬質ポリウレタンフォーム又は硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造方法。
- 請求項6〜9のいずれかに記載の製造方法によって得られた断熱材用ポリウレタンフォーム又は断熱材用ポリイソシアヌレートフォーム。
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