JP2013227519A - ポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物及びこれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ポリウレタン樹脂の製造用ポリオール組成物及びこれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法に関するものである。
硬質ポリウレタンフォームを製造する際に使用する発泡剤として、従来クロロフルオロカーボン類が使用されてきたが、「京都議定書」等に示される通り従来のクロロフルオロカーボン類は規制対象となり、それに対応すべくハイドロフルオロカーボンや低沸点炭化水素などが発泡剤として使用されつつある。しかし、ハイドロフルオロカーボンも自主規制の方向が示されており、低沸点炭化水素を発泡剤として使用するケースが増えてきた。
また、難燃剤を付与し、ポリウレタン樹脂成形品の難燃化がはかられている。(例えば、非特許文献1参照)
また、難燃剤を付与し、ポリウレタン樹脂成形品の難燃化がはかられている。(例えば、非特許文献1参照)
一方、近年コストダウン等を目的として、発泡剤の量を増やしてポリウレタンフォームの低密度化が図られている。しかしながら、低密度化はポリウレタンフォームの硬度等の機械強度や耐燃焼性(難燃性)が悪化するという問題がある。
機械強度に優れたポリウレタンフォームとして、特許文献1が知られている。しかしながら、低沸点炭化水素を用いた低密度化の際には、作業性改善のため原料ポリオールの水酸基価を低くして反応混合物の粘度を低下させる場合など製造処方によっては、極端にポリウレタンフォームの硬度の不足による寸法安定性の悪化や耐燃焼性の低下(とくにフリー発泡フォームの場合)が見られる場合がある。
機械強度に優れたポリウレタンフォームとして、特許文献1が知られている。しかしながら、低沸点炭化水素を用いた低密度化の際には、作業性改善のため原料ポリオールの水酸基価を低くして反応混合物の粘度を低下させる場合など製造処方によっては、極端にポリウレタンフォームの硬度の不足による寸法安定性の悪化や耐燃焼性の低下(とくにフリー発泡フォームの場合)が見られる場合がある。
岩田敬治編、ポリウレタン樹脂ハンドブック、日刊工業新聞社刊、昭和62年9月25日発行、P167,174〜177
本発明の目的は、ポリウレタンフォームの成形密度を低減しても、硬度等の機械物性を低下させず、寸法安定性や耐燃焼性(難燃性)に優れたフォームを得ることができるポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物を提供することである。
すなわち、本発明のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物(P)は、下記一般式(I)で示されるビニル重合性官能基を有する化合物(a1)と芳香環濃度(mmol/g)が1.2〜16.0である活性水素含有基を有しビニル重合性官能基を有しないポリオール(b)と無機微粒子(c)とを含有することを要旨とする。
[一般式(I)中、Rは、水素、炭素数1〜15のアルキル基又は炭素数6〜21のアリール基を表す。]
また、本発明のポリウレタン樹脂の製造方法は、上記のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物(P)と有機ポリイソシアネート(I)とを反応させてなることを要旨とする。
また、本発明のポリウレタン樹脂の製造方法は、上記のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物(P)と有機ポリイソシアネート(I)とを反応させてなることを要旨とする。
本発明のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物(P)を用いて得られたポリウレタン樹脂は、従来のポリウレタン樹脂と比較して寸法安定性及び耐燃焼性(難燃性)に優れている。
ビニル重合性官能基を有する化合物(a1)の前記一般式(I)で示されるビニル重合性官能基の例としては、(メタ)アクリロイル基、アリル基、プロペニル基及び1−ブテニル基からなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。これらの中で、難燃性の観点から、(メタ)アクリロイル基、アリル基及びプロペニル基が好ましく、さらに好ましくは、(メタ)アクリロイル基及びアリル基である。ここで(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基及び/又はメタアクリロイル基を意味し、以下同様の記載法を用いる。
ビニル重合性官能基を有する化合物(a1)は分子内に前記ビニル重合性官能基を少なくとも1個有する。ビニル重合性官能基の数は、寸法安定性や耐燃焼性(難燃性)の観点から、1〜10個が好ましく、さらに好ましくは1〜7個、特に好ましくは1〜5個、最も好ましくは2〜4個である。
化合物(a1)のビニル重合性官能基濃度(mmol/g)は、圧縮硬さ等の機械物性や耐燃焼性(難燃性)の観点から、1.0〜14.0が好ましく、さらに好ましくは2.0〜14.0、次にさらに好ましくは3.0〜13.0である。
化合物(a1)としては、機械物性の観点から、活性水素含有基とビニル重合性官能基とを有し、下記(a11)〜(a16)からなる群より選ばれる少なくとも1種の活性水素化合物であり、活性水素価が10〜1300、ビニル重合性官能基濃度(mmol/g)が1.0〜13.0である活性水素化合物を含んでなることが好ましい。
(a11)〜(a16)が有する活性水素含有基としては、例えば、ヒドロキシル基、メルカプト基、1級アミノ基及び2級アミノ基からなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。耐燃焼性(難燃性)、機械物性の観点から、ヒドロキシル基及びメルカプト基が好ましく、さらに好ましくはヒドロキシル基である。
(a11)ポリオールの不飽和カルボン酸部分エステル
ポリオールとしては、多価アルコール、多価フェノール、多価アルコール又は多価フェノールのアルキレンオキサイド(以下AOと略記)付加物、アミンのAO付加物及び多価アルコールとポリカルボン酸又はラクトンとから誘導されるポリエステルポリオール等が挙げられる。
不飽和カルボン酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。
なお、部分エステルとは、ポリオールの有する水酸基の一部が不飽和カルボン酸でエステル化されていることを意味する。
ポリオールとしては、多価アルコール、多価フェノール、多価アルコール又は多価フェノールのアルキレンオキサイド(以下AOと略記)付加物、アミンのAO付加物及び多価アルコールとポリカルボン酸又はラクトンとから誘導されるポリエステルポリオール等が挙げられる。
不飽和カルボン酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。
なお、部分エステルとは、ポリオールの有する水酸基の一部が不飽和カルボン酸でエステル化されていることを意味する。
(a11)の製造に用いる多価アルコールとしては、例えば、炭素数(以下、Cと略記する)2〜18(好ましくは2〜12)の2価アルコール[エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−及び1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール並びにネオペンチルグリコール等]、C3〜18(好ましくは3〜12)の3〜5価の多価アルコール[アルカンポリオール及びその分子内又は分子間脱水物、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ジグリセリン;糖類及びその誘導体、例えば、α−メチルグルコシド、キシリトール、グルコース、フルクトース;等]、及びC5〜18(好ましくは5〜12)の6〜10価又はそれ以上の多価アルコール[6〜10価のアルカンポリオール、及び多価アルカンポリオールの分子内又は分子間脱水物、例えば、ジペンタエリスリトール;糖類及びその誘導体、例えば、ソルビトール、マンニトール、ショ糖;等]及びこれらの2種以上の併用が挙げられる。
(a11)の製造に用いる多価フェノールとしては、2価のフェノール〔単環多価フェノール(ハイドロキノン等)、ビスフェノール(ビスフェノールA及びビスフェノールF等)等〕、3〜5価の多価フェノール〔単環多価フェノール(ピロガロール、フロログルシン等)、フェノール化合物のホルマリン低縮合物(3〜5価)(数平均分子量1000以下)(ノボラック樹脂、レゾールの中間体)等〕、6〜10価又はそれ以上の多価フェノール〔フェノール化合物のホルマリン低縮合物(6価以上)(数平均分子量1000以下)(ノボラック樹脂、レゾールの中間体)等〕、フェノールとアルカノールアミンとの縮合物(マンニッヒポリオール)、及びこれらの2種以上の併用が挙げられる。
(a11)の製造に用いるアミンのAO付加物におけるアミンとしては、例えば、アンモニア;C2〜20のアルカノールアミン[モノ−、ジ−又はトリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、アミノエチルエタノールアミン等];C1〜20のアルキルアミン[メチルアミン、エチルアミン、n−ブチルアミン、オクチルアミン等];C2〜6のアルキレンジアミン[エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等];アルキレン基のCが2〜6のポリアルキレンポリアミン(重合度2〜8)[ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等];C6〜20の芳香族アミン[アニリン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、メチレンジアニリン、ジフェニルエーテルジアミン、ナフタレンジアミン、アントラセンジアミン等];C4〜15の脂環式アミン[イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジアミン等];C4〜15の複素環式アミン[ピペラジン、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ジアミノエチルピペラジン等]及びこれらの2種以上の併用などが挙げられる。
多価アルコール、多価フェノール又はアミンに付加させるAOとしては、エチレンオキサイド(以下、EOと略記)、1,2−プロピレンオキサイド(以下、POと略記)、1,3−プロピレンオキサイド、1,2−、1,3−、1,4−又は2,3−ブチレンオキサイド、α−オレフィンオキサイド(C5〜30又はそれ以上)、スチレンオキサイド等及びこれらの2種以上の併用(併用する場合には、ランダム付加、ブロック付加、及びこれらの組合せのいずれでもよい。)が挙げられる。これらのAOのうち、C2〜8のものが好ましく、PO及び/又はEOを主成分とし、必要により20重量%以下の他のAOを含むものがさらに好ましく、次にさらに好ましくはPO及び/又はEOである。1分子当たりのAOの付加モル数は、成形時のハンドリング(ポリオール成分の粘度)及びポリウレタン樹脂の強度の観点から、1〜70が好ましく、更に好ましくは1〜50である。AO付加反応は、従来公知の通常の方法により行うことができ、付加時に用いる触媒としては、通常用いられるアルカリ触媒(KOH、CsOH等)の他、特開2000−344881号公報に記載の触媒〔トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン等〕、特開2002−308811号公報に記載の触媒(過塩素酸マグネシウム等)を用いてもよい(以下のAO付加物も同様)。
(a11)の製造に用いるポリオールのうちポリエステルポリオールに用いる多価アルコールは、前記と同様のものが挙げられる。ポリカルボン酸としては、例えば、C4〜18の脂肪族ポリカルボン酸[コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸等]、C8〜18の芳香族ポリカルボン酸[フタル酸又はその異性体、トリメリット酸等]、これらのポリカルボン酸のエステル形成性誘導体[酸無水物、アルキル基のCが1〜4の低級アルキルエステルなど]及びこれらの2種以上の併用が挙げられる。ラクトンとしては、ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン及びこれらの2種以上の併用が挙げられる。
(a11)又は下記に述べる(a12)の製造に用いるポリオールとしては、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、ヒドロキシル基を3〜10個有するものが好ましく、更に好ましくは3〜6個有するものである。
(a11)又は下記に述べる(a12)は、部分(メタ)アクリル酸エステル及び部分アリルエーテルの場合を例にとると、例えば、以上例示したポリオールを、1分子中に少なくとも1個のヒドロキシル基が未反応で残るような当量比で、ハロゲン化(メタ)アクリル又はハロゲン化アリルを用いて部分(メタ)アクリロイルエステル化又は部分アリルエーテル化することにより得られる。ハロゲン化(メタ)アクリルとしては、塩化(メタ)アクリロイル、臭化(メタ)アクリロイル、及びヨウ化(メタ)アクリロイルが挙げられる。ハロゲン化アリルとしては、塩化アリル、臭化アリル、及びヨウ化アリルが挙げられる。また、上記ポリオールと(メタ)アクリル酸とを用い、1分子中に少なくとも1個のヒドロキシル基が未反応で残るような当量比で、通常の方法でエステル化反応してもよい。
また(a11)は、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、不飽和カルボン酸及びその誘導体(エステル、無水物等)、又は不飽和アルコールに前記のAOを付加しても得ることができる。この場合、AOの中では、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、PO及び/又はEOを主成分とし、必要により20重量%以下の他のAOを含むものが好ましく、さらに好ましくはPO及び/又はEOである。付加反応は、従来公知の通常の方法により行うことができる。AOの付加モル数は、成形時のハンドリング(ポリオール成分の粘度)及びポリウレタン樹脂の強度の観点から、1〜70が好ましく、更に好ましくは1〜50である。
また(a11)は、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、不飽和カルボン酸及びその誘導体(エステル、無水物等)、又は不飽和アルコールに前記のAOを付加しても得ることができる。この場合、AOの中では、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、PO及び/又はEOを主成分とし、必要により20重量%以下の他のAOを含むものが好ましく、さらに好ましくはPO及び/又はEOである。付加反応は、従来公知の通常の方法により行うことができる。AOの付加モル数は、成形時のハンドリング(ポリオール成分の粘度)及びポリウレタン樹脂の強度の観点から、1〜70が好ましく、更に好ましくは1〜50である。
(a12)ポリオールの不飽和アルキル部分エーテル
ポリオールとしては、(a11)のところで上述したものが挙げられる。
不飽和アルキルエーテルとしては、アリルエーテルが挙げられる。
なお、部分エーテルとは、ポリオールの有する水酸基の一部が不飽和アルキルエーテル化されていることを意味する。
ポリオールとしては、(a11)のところで上述したものが挙げられる。
不飽和アルキルエーテルとしては、アリルエーテルが挙げられる。
なお、部分エーテルとは、ポリオールの有する水酸基の一部が不飽和アルキルエーテル化されていることを意味する。
(a13)アミンの不飽和カルボン酸部分アミド化物
不飽和カルボン酸アミドとしては、(メタ)アクリルアミドが挙げられる。
部分アミドとは、アミンの有する活性水素の一部が不飽和カルボン酸でアミド化されていることを意味する。
不飽和カルボン酸アミドとしては、(メタ)アクリルアミドが挙げられる。
部分アミドとは、アミンの有する活性水素の一部が不飽和カルボン酸でアミド化されていることを意味する。
(a14)アミンの不飽和アルキル部分アルキル化物
不飽和アルキルとしては、アリルが挙げられる。
部分アルキル化とは、アミンの有する活性水素の一部が不飽和アルキル基で置換されていることを意味する。
不飽和アルキルとしては、アリルが挙げられる。
部分アルキル化とは、アミンの有する活性水素の一部が不飽和アルキル基で置換されていることを意味する。
(a13)及び(a14)の製造に用いるアミンとしては、(a11)のところで上述したものが挙げられる。
(a13)及び(a14)は、例えば、ポリアミン又はアルカノールアミンと、前記のハロゲン化(メタ)アクリル又はハロゲン化アリルを、1分子中に少なくとも1個のアミノ基又は水酸基(アルカノールアミンの場合)が未反応で残るような当量比で、反応させることにより得られる。
(a13)及び(a14)は、例えば、ポリアミン又はアルカノールアミンと、前記のハロゲン化(メタ)アクリル又はハロゲン化アリルを、1分子中に少なくとも1個のアミノ基又は水酸基(アルカノールアミンの場合)が未反応で残るような当量比で、反応させることにより得られる。
(a15)ポリチオールの不飽和カルボン酸部分チオエステル
不飽和カルボン酸チオエステルとしては、(メタ)アクリルチオエステルが挙げられる。
なお、部分チオエステルとは、ポリチオールの有するメルカプト基の一部が不飽和カルボン酸でチオエステル化されていることを意味する。
不飽和カルボン酸チオエステルとしては、(メタ)アクリルチオエステルが挙げられる。
なお、部分チオエステルとは、ポリチオールの有するメルカプト基の一部が不飽和カルボン酸でチオエステル化されていることを意味する。
(a16)ポリチオールの不飽和アルキル部分チオエーテル
不飽和アルキルチオエーテルとしては、アリルチオエーテルが挙げられる。
なお、部分チオエーテルとは、ポリチオールの有するメルカプト基の一部が不飽和アルキルチオエーテル化されていることを意味する。
不飽和アルキルチオエーテルとしては、アリルチオエーテルが挙げられる。
なお、部分チオエーテルとは、ポリチオールの有するメルカプト基の一部が不飽和アルキルチオエーテル化されていることを意味する。
(a15)及び(a16)の製造に用いるポリチオールとしては、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、チオール基を2〜4個有し、C2〜18のものが好ましく、例えば、エタンジチオール、1,2−プロパンジチオール、1,3−プロパンジチオール、1,4−ブタンジチオール、1,4−ベンゼンジチオール、1,2−ベンゼンジチオール、ビス(4−メルカプトフェニル)スルフィド、4−t−ブチル−1,2−ベンゼンジチオール、エチレングリコールジチオグリコレート、トリメチロールプロパントリス(チオグリコレート)チオシアヌル酸、ジ(2−メルカプトエチル)スルフィド、及びジ(2−メルカプトエチル)エーテルが挙げられる。
(a15)及び(a16)は、これらポリチオールに、前記のハロゲン化(メタ)アクリル又はハロゲン化アリルを、1分子中に少なくとも1個のチオール基が未反応で残るような当量比で、反応させることにより得られる。
(a15)及び(a16)は、これらポリチオールに、前記のハロゲン化(メタ)アクリル又はハロゲン化アリルを、1分子中に少なくとも1個のチオール基が未反応で残るような当量比で、反応させることにより得られる。
(a11)〜(a16)は活性水素含有基を少なくとも1個有し、好ましくは1〜8個、さらに好ましくは1〜5個、特に好ましくは1〜3個、最も好ましくは1〜2個有する。活性水素含有基が1〜8個であるとポリウレタン樹脂の成形時の硬化性が良好である。
なお、(a1)のビニル重合性官能基数及び活性水素含有基数は、(a1)の反応混合物等組成が単一でない場合は、数平均の個数を用いる。
なお、(a1)のビニル重合性官能基数及び活性水素含有基数は、(a1)の反応混合物等組成が単一でない場合は、数平均の個数を用いる。
活性水素化合物(a11)〜(a16)の活性水素価は、10〜1300であり、圧縮硬さ等の機械物性の観点から、20〜1000が好ましく、さらに好ましくは30〜600、特に好ましくは40〜500、最も好ましくは50〜400である。
ここで、活性水素価は、「56100/活性水素1個当たりの分子量」を意味し、活性水素を有する基が水酸基の場合、水酸基価に相当する。活性水素価の測定方法は、上記定義の値を測定できる方法であれば公知の方法でよく、特に限定されないが、水酸基価の場合、例えばJIS K1557−1に記載の方法が挙げられる。
ここで、活性水素価は、「56100/活性水素1個当たりの分子量」を意味し、活性水素を有する基が水酸基の場合、水酸基価に相当する。活性水素価の測定方法は、上記定義の値を測定できる方法であれば公知の方法でよく、特に限定されないが、水酸基価の場合、例えばJIS K1557−1に記載の方法が挙げられる。
化合物(a11)〜(a16)のビニル重合性官能基濃度(mmol/g)は、耐燃焼性(難燃性)の観点から、1.0〜13.0であり、好ましくは2.0〜10.1である。
化合物(a1)としては、耐燃焼性(難燃性)の観点から、ビニル重合性官能基を有し、活性水素含有基を持たない化合物(a17)を含んでなることが好ましい。
(a17)のビニル重合性官能基としては、化合物(a11)〜(a16)におけるビニル重合性官能基と同様のものが挙げられ、好ましいものも同様である。
(a17)中のビニル重合性官能基数は、耐燃焼性(難燃性)の観点から、1〜10個が好ましい。
(a17)のビニル重合性官能基としては、化合物(a11)〜(a16)におけるビニル重合性官能基と同様のものが挙げられ、好ましいものも同様である。
(a17)中のビニル重合性官能基数は、耐燃焼性(難燃性)の観点から、1〜10個が好ましい。
(a17)としては、芳香族炭化水素単量体[スチレン、α−メチルスチレン等]、不飽和ニトリル[(メタ)アクリロニトリル等]等を用いることができる。(a17)の好適な具体例としては、下記(a171)〜(a176)が挙げられる。
(a171)ポリオールの不飽和カルボン酸エステル〔特に(メタ)アクリル酸エステル〕
(a172)ポリオールの不飽和アルキルエーテル〔特にアリルエーテル〕
(a173)アミンの不飽和カルボン酸アミド化物〔特に(メタ)アクリルアミド化物〕(a174)アミンの不飽和アルキル化物〔特にアリル化物〕
(a175)ポリチオールの不飽和カルボン酸チオエステル〔特に(メタ)アクリルチオエステル〕
(a176)ポリチオールの不飽和アルキルチオエーテル〔特にアリル化物〕
(a172)ポリオールの不飽和アルキルエーテル〔特にアリルエーテル〕
(a173)アミンの不飽和カルボン酸アミド化物〔特に(メタ)アクリルアミド化物〕(a174)アミンの不飽和アルキル化物〔特にアリル化物〕
(a175)ポリチオールの不飽和カルボン酸チオエステル〔特に(メタ)アクリルチオエステル〕
(a176)ポリチオールの不飽和アルキルチオエーテル〔特にアリル化物〕
(a171)〜(a176)はそれぞれ、例えば、前記(a11)〜(a16)の製造時において、用いる原料の反応モル比を変えて、未反応の活性水素含有基が残らないように反応させることにより得られる。
これら(a1)の中では、燃焼性(難燃性)、機械物性の観点から、(a11)及び(a12)が好ましく、さらに好ましくは(a11)、最も好ましくは多価アルコールの部分(メタ)アクリル酸エステル及び多価アルコールのAO付加物の部分(メタ)アクリル酸エステルである。
ポリオール組成物(P)の重量を基準とする化合物(a1)の含有量は、寸法安定性や耐燃焼性(難燃性)の観点から、0.1〜99.8重量%が好ましく、さらに好ましくは5〜90重量%、特に好ましくは5〜80重量%である。
本発明におけるポリオール組成物(P)は、活性水素含有基を有しビニル重合性官能基を有しないポリオール(b)を含有し、(b)は芳香環を有する。
活性水素含有基としては、水酸基、アミノ基、チオール基等が含まれる。これら活性水素含有化合物は、1種類でも複数種類でも使用することができる。活性水素含有基のうち、寸法安定性、難燃性の観点から水酸基及びアミノ基が好ましく、さらに好ましくは水酸基である。
ポリオール(b)としては、芳香環を有していればよく、芳香環を有する多価アルコール及び芳香環を有する多価フェノール並びにこれらのAO付加物及び芳香環を有する多価アミンのAO付加物を使用することができる。
付加させるAOとしては、炭素数2〜6のAO、例えば、EO、PO、1,3−プロピレンオキサイド、1,2−ブチレンオキサイド及び1,4−ブチレンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、性状や反応性の観点から、PO、EO及び1,2-ブチレンオキサイドが好ましい。AOを2種以上使用する場合(例えば、PO及びEO)の付加方法としては、ブロック付加であってもランダム付加であってもよく、これらの併用であってもよい。
さらに、ポリオール(b)としては、活性水素含有化合物とポリカルボン酸(脂肪族ポリカルボン酸や芳香族ポリカルボン酸)との縮合反応で得られる活性水素含有化合物(ポリエステル化合物)を使用することができる。縮合反応においては活性水素含有化合物、ポリカルボン酸共に1種類を使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
なお、(b)がポリエステル化合物である場合、(b)が芳香環を有するためには、縮合反応に使用するポリカルボン酸及び活性水素含有化合物の少なくともいずれかにおいて、芳香環を有する化合物を使用する必要がある。
なお、(b)がポリエステル化合物である場合、(b)が芳香環を有するためには、縮合反応に使用するポリカルボン酸及び活性水素含有化合物の少なくともいずれかにおいて、芳香環を有する化合物を使用する必要がある。
脂肪族ポリカルボン酸とは、以下(1)、(2)を満たす化合物を意味する。
(1)1分子が有するカルボキシル基が2個以上である。
(2)カルボキシル基が芳香環に直接結合していない。
(1)1分子が有するカルボキシル基が2個以上である。
(2)カルボキシル基が芳香環に直接結合していない。
脂肪族ポリカルボン酸には、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸及びフマル酸等が挙げられる。
芳香族ポリカルボン酸とは以下(1)〜(3)を満たす化合物を意味する。
(1)1分子が有する芳香環の数が1個以上である。
(2)1分子が有するカルボキシル基の数が2個以上である。
(3)カルボキシル基が芳香環に直接結合している。
(1)1分子が有する芳香環の数が1個以上である。
(2)1分子が有するカルボキシル基の数が2個以上である。
(3)カルボキシル基が芳香環に直接結合している。
芳香族ポリカルボン酸としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2,2’-ビベンジルジカルボン酸、トリメリット酸、ヘミリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸及びナフタレン−1,4ジカルボン酸、ナフタレン−2,3,6トリカルボン酸、ジフェン酸、2,3−アントラセンジカルボン酸、2,3,6−アントラセントリカルボン酸及びピレンジカルボン酸等の炭素数8〜18の芳香族ポリカルボン酸が挙げられる。
また、ポリカルボン酸と活性水素含有化合物との縮合反応を実施する際に、ポリカルボン酸の無水物や低級アルキルエステルを使用することもできる。
ポリエステル化合物の製造に使用する活性水素含有化合物としては、多価アルコール及び多価フェノールが挙げられる。
多価アルコールとしては、C2〜20の2価アルコール、C3〜20の3価アルコール及びC5〜20の4〜8価アルコール等が挙げられる。
C2〜20の2価アルコールとしては、脂肪族ジオール(エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−及び1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール並びにネオペンチルグリコール等)及び脂環式ジオール(シクロヘキサンジオール及びシクロヘキサンジメタノール等)が挙げられる。
C3〜20の3価アルコールとしては、脂肪族トリオール(グリセリン及びトリメチロールプロパン等)が挙げられる。
C5〜20の4〜8価の多価アルコールとしては、脂肪族ポリオール(ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン及びジペンタエリスリトール等並びに糖類(ショ糖、グルコース、マンノース、フルクトース、メチルグルコシド及びその誘導体)が挙げられる。
多価アルコールとしては、C2〜20の2価アルコール、C3〜20の3価アルコール及びC5〜20の4〜8価アルコール等が挙げられる。
C2〜20の2価アルコールとしては、脂肪族ジオール(エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−及び1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール並びにネオペンチルグリコール等)及び脂環式ジオール(シクロヘキサンジオール及びシクロヘキサンジメタノール等)が挙げられる。
C3〜20の3価アルコールとしては、脂肪族トリオール(グリセリン及びトリメチロールプロパン等)が挙げられる。
C5〜20の4〜8価の多価アルコールとしては、脂肪族ポリオール(ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン及びジペンタエリスリトール等並びに糖類(ショ糖、グルコース、マンノース、フルクトース、メチルグルコシド及びその誘導体)が挙げられる。
多価フェノールとしては、ピロガロール、ハイドロキノン及びフロログルシン等の単環多価フェノール;ビスフェノールA、ビスフェノールF及びビスフェノールS等のビスフェノール;フェノールとホルムアルデヒドとの縮合物(ノボラック)並びに米国特許3265641号明細書に記載のポリフェノール等が含まれる。
また、活性水素含有化合物としては、多価アルコール又は多価フェノールにAOを付加させたものも含まれる。AOとしてはEO、PO、1,3−プロピレオキサイド及び1,4−ブチレンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、PO及びEOが好ましい。AOを2種以上使用する場合(例えば、PO及びEO)の付加方法としては、ブロック付加であってもランダム付加であってもよく、これらの併用であってもよい。
ポリエステル化合物を製造する際に、活性水素含有化合物は、1種類を使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリエステル化合物は、公知の方法を用いてポリカルボン酸と活性水素含有化合物とを縮合することにより容易に得られる。
ポリオール(b)としては活性水素含有基以外にビニル重合性官能基を除く他の置換基を含有してもよい。
他の置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、ハロゲン原子、カルボニル基、カルボキシル基、ヒドロキシアミノ基、ニトロ基、ホスフィノ基、アルデヒド基、エーテル基、アリール基、アミド基、シアノ基、ウレア基、ウレタン基、スルホン基、エステル基及びアゾ基等が挙げられる。
ポリオール(b)としては、具体的に以下のものが例示できる。
フロログルシン、クレゾール、ピロガロ―ル、カテコール、ヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、1−ヒドロキシナフタレン、1,3,6,8−テトラヒドロキシナフタレン、アントロール、1,8,9−トリヒドロキシアントラセン、1,4,5,8−テトラヒドロキシアントラセン及び1−ヒドロキシピレン等のフェノール、ポリオール、フェノールとホルムアルデヒドとの縮合物(ノボラック)並びに米国特許3265641号明細書に記載のポリフェノール等及びこれらのAO付加物;アニリン、1,2−、1,3−及び1,4−フェニレンジアミン並びに2,3−、2,4−、2,5−及び2,6−トルエンジアミン等の芳香環を有するアミンのAO付加物等が挙げられる。
フロログルシン、クレゾール、ピロガロ―ル、カテコール、ヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、1−ヒドロキシナフタレン、1,3,6,8−テトラヒドロキシナフタレン、アントロール、1,8,9−トリヒドロキシアントラセン、1,4,5,8−テトラヒドロキシアントラセン及び1−ヒドロキシピレン等のフェノール、ポリオール、フェノールとホルムアルデヒドとの縮合物(ノボラック)並びに米国特許3265641号明細書に記載のポリフェノール等及びこれらのAO付加物;アニリン、1,2−、1,3−及び1,4−フェニレンジアミン並びに2,3−、2,4−、2,5−及び2,6−トルエンジアミン等の芳香環を有するアミンのAO付加物等が挙げられる。
ポリオール(b)の芳香環濃度は1.2〜16.0(mmol/g)であり、寸法安定性、難燃性の観点から、好ましくは1.5〜13.0(mmol/g)、最も好ましくは2.0〜11.0(mmol/g)である。
ポリオール組成物(P)の重量を基準とするポリオール(b)の含有量は、寸法安定性、耐燃焼性(難燃性)の観点から、0.1〜99.8重量%が好ましく、さらに好ましくは1〜94.7重量%、特に好ましくは5〜90重量%、最も好ましくは10〜90重量%である。
本発明におけるポリオール組成物(P)は、無機微粒子(c)を含有する。
無機微粒子(c)としては、酸化物{二酸化珪素(斜方晶、立法晶、六方晶及び単斜晶等)、酸化珪素(無定形等)、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム等}、炭化物{炭化珪素及び炭化アルミニウム等}、窒化物{窒化チタン等}又はこれらの複合組成物からなる微粒子等が挙げられる。これらのうち、酸化物微粒子が好ましく、さらに好ましくは二酸化珪素微粒子である。無機微粒子(c)には二酸化珪素を含有することが好ましく、さらに好ましくは無機物粒子(c)の重量に基づいて80〜100重量%の二酸化珪素を含有すること、特に好ましくは90〜100重量%、最も好ましくは95〜100重量%の二酸化珪素を含有することである。この範囲であると耐燃焼性(難燃性)がさらに優れる。
無機微粒子は、その構造中に有機基や水酸基を含有することがある。当該有機基とは、例えば置換されていてもよい炭素数20以下のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基からなる群より選ばれる少なくとも1種である。無機微粒子を構成する無機微粒子は1種のみである必要はなく、2種以上であってもよい。
無機微粒子(c)の体積平均粒子径(μm)は、0.001〜500が好ましく、さら好ましくは0.005〜300、特に好ましくは0.01〜150である。この範囲であると耐燃焼性(難燃性)がさらに優れる。なお、体積平均粒子径は、分散媒に検査試料を50〜100mg加え超音波を60秒かけた後SKレーザー粒度分布測定器(セイシン企業社製)を用いて測定する。なお、ここでいう粒子径は必ずしも一次粒子の粒径を意味するのではなく、凝集物あるいは造粒物としての粒径であってもよい。
無機微粒子(c)の形状は粒子径が上記範囲内であれば任意の形状でよく、たとえば、球状、顆粒状、破砕状、針状、薄片状及びこれらの粒子が互いに融着したような凝集状等が挙げられる。これらのうち、ハンドリングの観点から、球状、顆粒状が好ましい。
無機微粒子(c)の含有量(重量%)は、ポリオール組成物の重量に基づいて、0.1〜30が好ましく、さらに好ましくは0.3〜25、特に好ましくは0.5〜20である。この範囲であると、耐燃焼性(難燃性)がさらに良好となる。
ポリオール組成物(P)中には、(a1)とポリオール(b)、無機微粒子(c)以外に、必要により、ポリオール(d)を含有してもよい。ポリオール(d)としては具体的には下記の多価アルコール、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオール等の公知のポリオールであって、(a1)及び(b)以外の物をいう。
(d)はビニル重合性官能基を実質的に有しないポリオールであり、脂肪族アミンのAO付加物(d1)、芳香族アミンのAO付加物(d2)、多価アルコール又は多価フェノールのAO付加物(d3)、ポリエステルポリオール(d4)、ポリマーポリオール(d5)等が挙げられ、2種以上を併用してもよい。これらの中で、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、(d1)、(d2)、(d3)、(d4)及びこれら2種以上の併用が好ましい。
(d1)の脂肪族アミンとしては、1級及び/又は2級アミンが挙げられ、1級及び/又は2級アミノ基の数は、1〜4個が好ましく、更に好ましくは1〜3個であり、アミノ基に由来する活性水素の数は、2〜8個が好ましく、更に好ましくは2〜4個である。
(d1)として具体的には、前記(a1)の項で述べた、アルカノールアミン、C1〜20のアルキルアミン、C2〜6のアルキレンジアミン及びアルキレン基のCが2〜6のポリアルキレンポリアミン(重合度2〜8)等が挙げられる。(d1)としては、アルカノールアミン及びアルキレンジアミンが好ましい。
(d1)において付加するAOとして、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、PO及び/又はEOを主成分とし、必要により20重量%以下の他のAOを含むものが好ましく、特に好ましくはPO及びPOとEOとの併用である。
(d1)として具体的には、前記(a1)の項で述べた、アルカノールアミン、C1〜20のアルキルアミン、C2〜6のアルキレンジアミン及びアルキレン基のCが2〜6のポリアルキレンポリアミン(重合度2〜8)等が挙げられる。(d1)としては、アルカノールアミン及びアルキレンジアミンが好ましい。
(d1)において付加するAOとして、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、PO及び/又はEOを主成分とし、必要により20重量%以下の他のAOを含むものが好ましく、特に好ましくはPO及びPOとEOとの併用である。
(d2)の芳香族アミンとしては、前記(a1)の項で述べた、C6〜20の芳香族アミン等が挙げられ、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、アニリン、1,2−、1,3−及び1,4−フェニレンジアミン並びに2,3−、2,4−、2,5−及び2,6−トルエンジアミンが好ましい。
(d2)において付加するAOとして、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、PO及び/又はEOを主成分とし、必要により20重量%以下の他のAOを含むものが好ましく、特に好ましくはPO及びPOとEOとの併用である。
(d2)において付加するAOとして、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、PO及び/又はEOを主成分とし、必要により20重量%以下の他のAOを含むものが好ましく、特に好ましくはPO及びPOとEOとの併用である。
(d3)の多価アルコールとしては、(a1)の製造に用いる多価アルコールとして例示したものが挙げられる。
(d3)の多価フェノールとしては、(a1)の製造に用いる多価フェノールとして例示したものが挙げられる。
(d3)において付加するAOとして、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、PO及び/又はEOを主成分とし、必要により20重量%以下の他のAOを含むものが好ましく、特に好ましくはPO及びPOとEOとの併用である。
(d3)の多価フェノールとしては、(a1)の製造に用いる多価フェノールとして例示したものが挙げられる。
(d3)において付加するAOとして、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、PO及び/又はEOを主成分とし、必要により20重量%以下の他のAOを含むものが好ましく、特に好ましくはPO及びPOとEOとの併用である。
(d4)のポリエステルポリオールとしては、多価水酸基含有化合物(前記の多価アルコール等)と芳香族ポリカルボン酸(前述したもの等)及び脂肪族ポリカルボン酸(アジピン酸等)、これらの無水並びにこれらの低級アルキル(アルキル基のCが1〜4)エステル等のエステル形成性誘導体(無水フタル酸及びテレフタル酸ジメチル等)との縮合反応性生物;前記多価アルコールの前記カルボン酸無水物及びAOの付加反応物;これらのAO(EO、PO等)付加反応物;ポリラクトンポリオール(例えば前記多価アルコールを開始剤としてラクトン(ε−カプロラクトン等)を開環重合させることにより得られるもの);並びにポリカーボネートポリオール(例えば前記多価アルコールとアルキレンカーボネートとの反応物)等が挙げられる。
(d5)のポリマーポリオールとしては、通常ポリウレタン樹脂に使用されるもの、例えば、ポリオール中で、ビニルモノマー(アクリロニトリル、スチレンなど)を重合して得られるポリマーポリオール、並びにこれらの混合物が挙げられる。このポリオールとしては、前記のポリカルボン酸に前記のAOを付加したポリエーテルポリオール、前記ポリエステルポリオール及びそのAO付加物、低分子量ポリオール(例えば前記多価アルコール)、前記アルカノールアミン、並びに前記多価アルコール又は多価フェノールのAO付加物(d3)から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
(d5)において、上記AOとして好ましいものは、PO及び/又はEOである。これらの中で、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、(d3)から得られるポリマーポリオールが好ましい。
(d5)の製造方法は、従来のポリマーポリオールにおける重合法と同様に行うことができる。例えば、必要により分散剤を含むポリオール中で、ビニルモノマーを重合開始剤の存在下に重合させる方法(米国特許第3383351号明細書、特公昭39−24737号公報、特公昭47−47999号公報又は特開昭50−15894号公報に記載の方法)が挙げられる。また、重合は、バッチ式でも連続式でも行うことができ、常圧下、加圧下又は減圧下において重合することができる。必要に応じて、溶剤、連鎖移動剤を使用することができる。(d5)中の重合体の体積平均粒子径は0.3〜15μmが好ましい。
(d5)において、上記AOとして好ましいものは、PO及び/又はEOである。これらの中で、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、(d3)から得られるポリマーポリオールが好ましい。
(d5)の製造方法は、従来のポリマーポリオールにおける重合法と同様に行うことができる。例えば、必要により分散剤を含むポリオール中で、ビニルモノマーを重合開始剤の存在下に重合させる方法(米国特許第3383351号明細書、特公昭39−24737号公報、特公昭47−47999号公報又は特開昭50−15894号公報に記載の方法)が挙げられる。また、重合は、バッチ式でも連続式でも行うことができ、常圧下、加圧下又は減圧下において重合することができる。必要に応じて、溶剤、連鎖移動剤を使用することができる。(d5)中の重合体の体積平均粒子径は0.3〜15μmが好ましい。
(d)としては、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、ヒドロキシル基を2〜8個有するものが好ましく、更に好ましくは2〜6個である。
ポリオール(d)の水酸基価(mgKOH/g)は、成形時のハンドリング(ポリオール成分の粘度)及び圧縮硬さ等の機械物性の観点から、20〜1900が好ましく、さらに好ましくは20〜1000、次にさらに好ましくは30〜800、特に好ましくは40〜700、最も好ましくは50〜600である。
ポリオール組成物(P)は、寸法安定性、難燃性の観点から、ポリオール組成物(P)の重量を基準としてビニル重合性官能基を有する化合物(a1)の含有量が5〜60重量%であり、(b)の含有量が5〜80重量%であり、無機微粒子(c)の含有量が0.5〜8重量%であり、ポリオール(d)の含有量が10〜89.5重量%であることが好ましい。
本発明のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物(P)は、(P)と有機ポリイソシアネート(I)とを反応させてなる各種ポリウレタン樹脂の製造方法に用いることができ、発泡又は非発泡ポリウレタン樹脂を製造するのに好適に用いられる。
ここで、発泡又は非発泡ポリウレタン樹脂の製造に用いるとは、すなわち、ポリオール成分とイソシアネート成分とを、必要により添加剤の存在下反応させて、発泡又は非発泡ポリウレタン樹脂を製造する際、ポリオール成分の少なくとも一部として、(P)を使用することである。
ここで、発泡又は非発泡ポリウレタン樹脂の製造に用いるとは、すなわち、ポリオール成分とイソシアネート成分とを、必要により添加剤の存在下反応させて、発泡又は非発泡ポリウレタン樹脂を製造する際、ポリオール成分の少なくとも一部として、(P)を使用することである。
(P)をポリウレタン樹脂の製造に用いるポリウレタン樹脂の製造方法としては、ポリオール成分とイソシアネート成分とを反応させてポリウレタン樹脂を製造する方法において、ポリオール成分が上記ポリオール組成物(P)をポリオール成分の重量に対して10〜100重量%、好ましくは20〜80重量%であり、さらに好ましくは30〜60重量%含有するポリウレタン樹脂の製造方法が含まれる。
本発明で使用される有機ポリイソシアネート(I)としては、イソシアネート基を分子内に2個以上有する化合物であればよく、ポリウレタン樹脂の製造に通常使用されるものを用いることができる。このようなイソシアネートとしては、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、これらの変性物(例えば、ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレット基、イソシヌアレート基、又はオキサゾリドン基含有変性物など)及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、C(NCO基中の炭素を除く;以下のイソシアネートも同様)6〜16の芳香族ジイソシアネート、C6〜20の芳香族トリイソシアネート及びこれらのイソシアネートの粗製物などが挙げられる。具体例としては、1,3−及び/又は1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−及び/又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,4’−及び/又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート(粗製MDI)、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’,4’’−トリイソシアネートなどが挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、C6〜10の脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどが挙げられる。
脂環式ポリイソシアネートとしては、C6〜16の脂環式ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネートなどが挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、C8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、キシリレンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、C6〜10の脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどが挙げられる。
脂環式ポリイソシアネートとしては、C6〜16の脂環式ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネートなどが挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、C8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、キシリレンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。
変性ポリイソシアネートの具体例としては、ウレタン変性MDI、カルボジイミド変性MDI、ショ糖変性TDI、ひまし油変性MDIなどが挙げられる。
有機ポリイソシアネート(I)としては、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、2,4−及び/又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、2,4’−及び/又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート(粗製MDI)、及びこれら変性物からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機ポリイソシアネート(i)が好ましい。
(I)中の有機ポリイソシアネート(i)の含有量は、(I)の重量を基準として、40〜100重量%が好ましく、さらに好ましくは80〜100重量%である。
有機ポリイソシアネート(I)としては、ポリウレタン樹脂の物性の観点から、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、2,4−及び/又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、2,4’−及び/又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート(粗製MDI)、及びこれら変性物からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機ポリイソシアネート(i)が好ましい。
(I)中の有機ポリイソシアネート(i)の含有量は、(I)の重量を基準として、40〜100重量%が好ましく、さらに好ましくは80〜100重量%である。
ポリオール組成物(P)と有機ポリイソシアネート(I)とを反応させてポリウレタン樹脂を製造する際のイソシアネート指数(NCO INDEX)[(NCO基/活性水素原子含有基)の当量比×100]は、50〜250が好ましく、更に好ましくは70〜200、特に好ましくは75〜180、最も好ましくは80〜160である。
本発明において、ポリウレタン樹脂は、圧縮硬さ等の機械物性の観点から、(a1)のビニル重合性官能基の重合と共に、(b)、(c)及び必要により(d)と(I)とによるポリウレタン形成反応を、反応により得られるビニル重合鎖部分とポリウレタン鎖部分の架橋が起こる条件下で行わせることが好ましい。ここで、ビニル重合性官能基の重合と共にポリウレタン形成反応をビニル重合鎖部分とポリウレタン鎖部分の架橋が起こる条件下で行わせるということは、ビニル重合性官能基の重合とポリウレタン形成反応とを、少なくとも一部の期間並行して行わせることを意味する。架橋密度を上げて、機械的物性を向上させるためには、一方の反応で硬化して樹脂が形成されてしまう前に、もう一方の反応を開始させて、2つの反応を同時に行わせるのが望ましい。
(a1)のビニル重合性官能基の重合反応を行わせるには、後述のラジカル重合開始剤を使用することが好ましく、さらに好ましくはラジカル重合開始剤を後述の量使用することが好ましい。
(a1)のビニル重合性官能基の重合反応を行わせるには、後述のラジカル重合開始剤を使用することが好ましく、さらに好ましくはラジカル重合開始剤を後述の量使用することが好ましい。
製造するポリウレタン樹脂は、非発泡ポリウレタン樹脂であっても、発泡剤(E)の存在下に(P)と(I)とを反応させて得られる発泡ポリウレタン樹脂であってもよい。
本発明で必要により用いられる発泡剤(E)としては、水、水素原子含有ハロゲン化炭化水素、低沸点炭化水素、液化炭酸ガス等が用いられ、2種以上を併用してもよい。
水素原子含有ハロゲン化炭化水素の具体例としては、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)タイプのもの(例えばHCFC−123及びHCFC−141b);HFC(ハイドロフルオロカーボン)タイプのもの(例えば、HFC−245fa及びHFC−365mfc)などが挙げられる。
低沸点炭化水素は、沸点が−5〜70℃の炭化水素が挙げられ、その具体例としては、ブタン、ペンタン及びシクロペンタンが挙げられる。これらのうち、ペンタン及びシクロペンタンが好ましく、さらに好ましくはシクロペンタンである。
これらの発泡剤の中で、低沸点炭化水素、水及び低沸点炭化水素と水との併用が好ましい。
本発明で必要により用いられる発泡剤(E)としては、水、水素原子含有ハロゲン化炭化水素、低沸点炭化水素、液化炭酸ガス等が用いられ、2種以上を併用してもよい。
水素原子含有ハロゲン化炭化水素の具体例としては、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)タイプのもの(例えばHCFC−123及びHCFC−141b);HFC(ハイドロフルオロカーボン)タイプのもの(例えば、HFC−245fa及びHFC−365mfc)などが挙げられる。
低沸点炭化水素は、沸点が−5〜70℃の炭化水素が挙げられ、その具体例としては、ブタン、ペンタン及びシクロペンタンが挙げられる。これらのうち、ペンタン及びシクロペンタンが好ましく、さらに好ましくはシクロペンタンである。
これらの発泡剤の中で、低沸点炭化水素、水及び低沸点炭化水素と水との併用が好ましい。
ポリオール組成物(P)100重量部に対する発泡剤の使用量は、水の場合は、0.1〜30重量部が好ましく、さらに好ましくは1〜20重量部である。水素原子含有ハロゲン化炭化水素の場合は、50重量部以下が好ましく、さらに好ましくは10〜45重量部である。低沸点炭化水素の場合は、0.1〜50重量部が好ましく、更に好ましくは1〜40重量部、特に好ましくは10〜30重量部、最も好ましくは15〜25重量部である。液化炭酸ガスの場合は、30重量部以下が好ましく、さらに好ましくは1〜25重量部である。低沸点炭化水素と水とを併用する場合は、低沸点炭化水素は上述の量が好ましく、水は10重量部以下が好ましく、更に好ましくは0.1〜5重量部、特に好ましくは0.1〜3重量部、最も好ましくは0.2〜2重量部である。
本発明の製造方法を用いてポリウレタン樹脂を製造する際、ウレタン化触媒(F)、整泡剤(G)、必要により難燃剤(H)を用いることが出来る。
ウレタン化触媒(F)、整泡剤(G)、難燃剤(H)については以下を例示出来る。ウレタン化触媒(3級アミン触媒、例えばトリエチレンジアミン、N−エチルモルホリン、ジエチルエタノールアミン、N、N、N’、N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、ジアミノビシクロオクタン、1,2−ジメチルイミダゾール、1−メチルイミダゾール、1−イソブチル−2−メチルイミダゾール、ビス(ジメチルアミノエチル)エ−テル、1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0]−ウンデセン−7等、及び/又は金属触媒、例えばオクチル酸第一スズ、ジラウリル酸ジブチル第二スズ、オクチル酸鉛等)、整泡剤(ジメチルシロキサン系、ポリエーテル変性ジメチルシロキサン系等)、難燃剤(リン酸エステル、ハロゲン化リン酸エステル等)。
ポリオール組成物(P)100重量部に対するそれぞれの添加量は、整泡剤は、10重量部以下が好ましく、更に好ましくは0.01〜7重量部、特に好ましくは0.05〜5重量部、最も好ましくは0.1〜3重量部である。ウレタン化触媒は、キュアー性及びウレタン化反応と同時に重合反応を進行させる観点から、15重量部以下が好ましく、更に好ましくは0.01〜10重量部、特に好ましくは0.02〜5.0重量部、最も好ましくは0.1〜3.5重量部である。難燃剤は、50重量部以下が好ましく、更に好ましくは1〜40重量部、特に好ましくは3〜30重量部、最も好ましくは5〜25重量部である。
本発明の製造方法を用いてポリウレタン樹脂を製造する際、必要に応じて添加剤を用いることができる。添加剤としては、ラジカル重合開始剤及びその他の添加剤が含まれる。
添加剤のうちラジカル重合開始剤としては、アゾ化合物(例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタンなど)、有機過酸化物(例えばジベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイドなど)、過酸化物とジメチルアニリンとの組み合わせ(レドックス触媒)などの水溶性ラジカル重合開始剤が挙げられる。
添加剤のうちラジカル重合開始剤としては、アゾ化合物(例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタンなど)、有機過酸化物(例えばジベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイドなど)、過酸化物とジメチルアニリンとの組み合わせ(レドックス触媒)などの水溶性ラジカル重合開始剤が挙げられる。
ラジカル重合開始剤の量は、ポリオール組成物(P)100重量部に対して、ウレタン化反応と同時に重合反応を進行させる観点から、0〜10重量部が好ましく、ポリウレタン樹脂の硬化性の観点から、さらに好ましくは0.001〜5重量部、特に好ましくは0.005〜3重量部、最も好ましくは0.01〜2.5重量部である。
その他の添加剤としては着色剤(染料、含量等)、可塑剤(フタル酸エステル、アジピン酸エステル等)、有機充填剤(合成短繊維、熱可塑性もしくは熱硬化性樹脂からなる中空微小球等)、抗酸化剤(ヒンダードフェーノール系、ヒンダードアミン系等)、老化防止剤(トリアゾール系、ベンゾフェノン系等)、離型剤(ワックス系、金属石鹸系、又はこれらの混合系)など公知の添加剤の存在下で反応させることができる。
その他添加剤の量は、ポリオール組成物(P)100重量部に対して、着色剤は、2重量部以下が好ましく、更に好ましくは1重量部以下である。可塑剤は、50重量部以下が好ましく、更に好ましくは20重量部以下、特に好ましくは10重量部以下である。有機充填材は、50重量部以下が好ましく、更に好ましくは40重量部以下、特に好ましくは30重量部以下である。抗酸化剤は、1重量部以下が好ましく、更に好ましくは0.01〜0.5重量部である。老化防止剤は、1重量部以下が好ましく、更に好ましくは0.01〜0.5重量部である。離型剤は、10重量部以下が好ましく、更に好ましくは5重量部以下、特に好ましくは3重量部以下である。
発泡ポリウレタン樹脂を製造する場合には、ポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物(P)と有機ポリイソシアネート(I)とを、発泡剤(E)、ウレタン化触媒(F)及び整泡剤(G)の存在下に反応させてなることが好ましい。
本発明のポリウレタン樹脂の製造方法の一例を示せば以下のとおりである。
まず、ポリオール組成物(P)、並びに必要によりウレタン化触媒、発泡剤、必要により難燃剤、添加剤を所定量混合する。次いでポリウレタン発泡機又は攪拌機を用いて、この混合物と有機ポリイソシアネート(I)とを急速混合した混合液をモールドに流し入れ、所定時間硬化後、脱型してポリウレタン樹脂を得る。モールドは開放モールド、密閉モールドのどちらでもよく、また常温でも加熱下(例えば30〜80℃)でもよい。ウレタン化反応は、プレポリマー法では各成分を混合した原液の粘度が高くなるためワンショット法が好ましい。
なお、本発明のポリウレタン樹脂は、スラブフォーム、RIM(反応射出成形)法による成形品、及びメカニカルフロス法による発泡ポリウレタン樹脂であってもよい。
まず、ポリオール組成物(P)、並びに必要によりウレタン化触媒、発泡剤、必要により難燃剤、添加剤を所定量混合する。次いでポリウレタン発泡機又は攪拌機を用いて、この混合物と有機ポリイソシアネート(I)とを急速混合した混合液をモールドに流し入れ、所定時間硬化後、脱型してポリウレタン樹脂を得る。モールドは開放モールド、密閉モールドのどちらでもよく、また常温でも加熱下(例えば30〜80℃)でもよい。ウレタン化反応は、プレポリマー法では各成分を混合した原液の粘度が高くなるためワンショット法が好ましい。
なお、本発明のポリウレタン樹脂は、スラブフォーム、RIM(反応射出成形)法による成形品、及びメカニカルフロス法による発泡ポリウレタン樹脂であってもよい。
また、ポリオール成分とイソシアネート成分を反応させる条件は、通常用いられる公知の条件でよい。
一例を示せば、まず、ポリオール成分及び必要により添加剤を所定量混合する。次いで、ポリウレタン低圧又は高圧注入発泡機又は撹拌機を使用して、この混合物とイソシアネート成分とを急速混合する。得られた混合液を密閉型もしくは開放型のモールド(金属製又は樹脂製)に注入し、ウレタン化反応を行わせ、所定時間硬化後、脱型してポリウレタンを得る。
一例を示せば、まず、ポリオール成分及び必要により添加剤を所定量混合する。次いで、ポリウレタン低圧又は高圧注入発泡機又は撹拌機を使用して、この混合物とイソシアネート成分とを急速混合する。得られた混合液を密閉型もしくは開放型のモールド(金属製又は樹脂製)に注入し、ウレタン化反応を行わせ、所定時間硬化後、脱型してポリウレタンを得る。
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
下記の実施例及び比較例における発泡ポリウレタン樹脂の原料は次の通りである。
(1)活性水素含有基とビニル重合性官能基とを有する化合物
(a11−1)ペンタエリスリトールPO付加物(数平均分子量1000、水酸基価224.4)とアクリル酸とを反応させた、水酸基価が48で、分子内のビニル重合性官能基が2.6(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−2)トリメチロールプロパンとアクリル酸とを反応させた、水酸基価が232で、分子内のビニル重合性官能基が8.3(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−3)グリセリンにPO2.7モルを付加させた水酸基価250のポリエーテルポリオールとアクリル酸とを反応させた、水酸基価が157で、分子内のビニル重合性官能基が5.6(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−4)ソルビトールとアクリル酸とを反応させた、水酸基価が1189で、分子内のビニル重合性官能基が4.2(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−5)スクロースのPO付加物(数平均分子量2500、水酸基価179.5)とアクリル酸とを反応させた、水酸基価が61で、分子内のビニル重合性官能基が1.8(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−6)ジペンタエリスリトールとアクリル酸とを反応させた、水酸基価が405で、分子内のビニル重合性官能基が7.2(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a12−1)アリルアルコールにEO7.8モルを付加させた水酸基価139で、分子内のビニル重合性官能基が2.5(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a13−1)水酸基価555で、分子内のビニル重合性官能基が9.9(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物(東京化成工業(株)社製「N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド」)
(a11−1)ペンタエリスリトールPO付加物(数平均分子量1000、水酸基価224.4)とアクリル酸とを反応させた、水酸基価が48で、分子内のビニル重合性官能基が2.6(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−2)トリメチロールプロパンとアクリル酸とを反応させた、水酸基価が232で、分子内のビニル重合性官能基が8.3(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−3)グリセリンにPO2.7モルを付加させた水酸基価250のポリエーテルポリオールとアクリル酸とを反応させた、水酸基価が157で、分子内のビニル重合性官能基が5.6(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−4)ソルビトールとアクリル酸とを反応させた、水酸基価が1189で、分子内のビニル重合性官能基が4.2(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−5)スクロースのPO付加物(数平均分子量2500、水酸基価179.5)とアクリル酸とを反応させた、水酸基価が61で、分子内のビニル重合性官能基が1.8(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a11−6)ジペンタエリスリトールとアクリル酸とを反応させた、水酸基価が405で、分子内のビニル重合性官能基が7.2(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a12−1)アリルアルコールにEO7.8モルを付加させた水酸基価139で、分子内のビニル重合性官能基が2.5(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物
(a13−1)水酸基価555で、分子内のビニル重合性官能基が9.9(mmol/g)のビニル重合性官能基含有活性水素化合物(東京化成工業(株)社製「N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド」)
(2)ビニル重合性官能基を有し活性水素含有基を有さない化合物
(a171−1)ジペンタエリスリトールとアクリル酸を反応させた、水酸基価が0で、分子内のビニル重合性官能基が10.4(mmol/g)のビニル重合性官能基を有し活性水素含有基を持たない化合物
(a171−2)ペンタエリスリトールとアクリル酸を反応させた、水酸基価が0で、分子内のビニル重合性官能基が11.4(mmol/g)のビニル重合性官能基を有し活性水素含有基を持たない化合物
(a171−1)ジペンタエリスリトールとアクリル酸を反応させた、水酸基価が0で、分子内のビニル重合性官能基が10.4(mmol/g)のビニル重合性官能基を有し活性水素含有基を持たない化合物
(a171−2)ペンタエリスリトールとアクリル酸を反応させた、水酸基価が0で、分子内のビニル重合性官能基が11.4(mmol/g)のビニル重合性官能基を有し活性水素含有基を持たない化合物
(3)活性水素含有基を有しビニル重合性官能基を有しないポリオール(b)
(b−1)2,4−トルエンジアミンにPOとEOを付加させた水酸基価400、芳香環濃度1.8(mmol/g)のポリオール。
(b−2)2,4−トルエンジアミンにEOを付加させた水酸基価272、芳香環濃度1.2(mmol/g)のポリオール。
(b−3)1,8,9−トリヒドロキシアントラセン(水酸基価744、芳香環濃度13.3(mmol/g)(東京化成工業(株)社製)。
(b−4)ビスフェノールAにEOを付加させた水酸基価278、芳香環濃度5.0(mmol/g)のポリオール。
(b−5)ビスフェノールAにEOを付加させた水酸基価229、芳香環濃度4.1(mmol/g)のポリオール。
(b−6)テレフタル酸/フタル酸=90/10(モル%)の混合物にジエチレングリコール/トリエチレングリコール=60/40(モル%)の混合物を付加させたもの90重量%とジエチレングリコール10重量%の混合物であり水酸基価250、芳香環濃度3.0(mmol/g)のポリオール。
(b−1)2,4−トルエンジアミンにPOとEOを付加させた水酸基価400、芳香環濃度1.8(mmol/g)のポリオール。
(b−2)2,4−トルエンジアミンにEOを付加させた水酸基価272、芳香環濃度1.2(mmol/g)のポリオール。
(b−3)1,8,9−トリヒドロキシアントラセン(水酸基価744、芳香環濃度13.3(mmol/g)(東京化成工業(株)社製)。
(b−4)ビスフェノールAにEOを付加させた水酸基価278、芳香環濃度5.0(mmol/g)のポリオール。
(b−5)ビスフェノールAにEOを付加させた水酸基価229、芳香環濃度4.1(mmol/g)のポリオール。
(b−6)テレフタル酸/フタル酸=90/10(モル%)の混合物にジエチレングリコール/トリエチレングリコール=60/40(モル%)の混合物を付加させたもの90重量%とジエチレングリコール10重量%の混合物であり水酸基価250、芳香環濃度3.0(mmol/g)のポリオール。
(4)無機微粒子(c)
(c−1)二酸化珪素((株)トクヤマ社製 レオロシールQS30(体積平均粒子径0.007μm))
(c−2)二酸化珪素(日本アエロジル社製 アエロジルOX50(体積平均粒子径0.04μm))
(c−3)酸化アルミニウム(株式会社テクノライズ社製 溶融アルミナ(体積平均粒子径57μm))
(c−1)二酸化珪素((株)トクヤマ社製 レオロシールQS30(体積平均粒子径0.007μm))
(c−2)二酸化珪素(日本アエロジル社製 アエロジルOX50(体積平均粒子径0.04μm))
(c−3)酸化アルミニウム(株式会社テクノライズ社製 溶融アルミナ(体積平均粒子径57μm))
(5)ポリオール(d)
(d−1)特開2000−344881号公報に準じて製造したグリセリンにPOを付加させた、水酸基価=56、1級水酸基の比率74%のポリオール
(d−2)グリセリンにPOとEOをブロック付加させて得られた平均官能基数3.0、水酸基価34、EO単位含有量=13重量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール
(d−3)ペンタエリスリトールにPOとEOをブロック付加させて得られた平均官能基数4.0、水酸基価37、EO単位含有量=17.5重量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール及びグリセリンにPOとEOをブロック付加させて得られた平均官能基数3.0、水酸基価37、EO単位含有量=15重量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール中で、スチレンとアクリロニトリル(重量比:30/70)を共重合させた重合体ポリオール(重合体含量32重量%)水酸基価25
(d−4)グリセリンにPOとEOをランダム付加させて得られた平均官能基数3.0、水酸基価24、EO単位の合計=72重量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール
(d−5)ペンタエリスリトールにPO7.3モルを付加させた水酸基価400のポリエーテルポリオール
(d−6)エチレンジアミンにPOを付加させて得られた水酸基価755のポリエーテルポリオール
(d−7)2,4−トルエンジアミンにEOとPOをブロック付加させて得られた水酸基価400のポリエーテルポリオール
(d−8)テレフタル酸にジエチレングリコール/トリエチレングリコール=60/40(モル%)の混合物を付加させたもの90重量%とジエチレングリコール10重量%の混合物であり水酸基価250、芳香環濃度3.0(mmol/g)のポリオール。
(d−1)特開2000−344881号公報に準じて製造したグリセリンにPOを付加させた、水酸基価=56、1級水酸基の比率74%のポリオール
(d−2)グリセリンにPOとEOをブロック付加させて得られた平均官能基数3.0、水酸基価34、EO単位含有量=13重量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール
(d−3)ペンタエリスリトールにPOとEOをブロック付加させて得られた平均官能基数4.0、水酸基価37、EO単位含有量=17.5重量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール及びグリセリンにPOとEOをブロック付加させて得られた平均官能基数3.0、水酸基価37、EO単位含有量=15重量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール中で、スチレンとアクリロニトリル(重量比:30/70)を共重合させた重合体ポリオール(重合体含量32重量%)水酸基価25
(d−4)グリセリンにPOとEOをランダム付加させて得られた平均官能基数3.0、水酸基価24、EO単位の合計=72重量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール
(d−5)ペンタエリスリトールにPO7.3モルを付加させた水酸基価400のポリエーテルポリオール
(d−6)エチレンジアミンにPOを付加させて得られた水酸基価755のポリエーテルポリオール
(d−7)2,4−トルエンジアミンにEOとPOをブロック付加させて得られた水酸基価400のポリエーテルポリオール
(d−8)テレフタル酸にジエチレングリコール/トリエチレングリコール=60/40(モル%)の混合物を付加させたもの90重量%とジエチレングリコール10重量%の混合物であり水酸基価250、芳香環濃度3.0(mmol/g)のポリオール。
(6)有機ポリイソシアネ−ト(I)
(I−1)TDI−80(2,4−及び2,6−TDI。2,4−体の比率が80重量%)/粗製MDI(平均官能基数:2.9)=80/20(重量比)
(I−2)粗製MDI(日本ポリウレタン工業(株)社製「ミリオネートMR−200」)、NCO%=31.0
(I−1)TDI−80(2,4−及び2,6−TDI。2,4−体の比率が80重量%)/粗製MDI(平均官能基数:2.9)=80/20(重量比)
(I−2)粗製MDI(日本ポリウレタン工業(株)社製「ミリオネートMR−200」)、NCO%=31.0
(7)発泡剤(E)
(E1)水
(E2)シクロペンタン
(E1)水
(E2)シクロペンタン
(8)ウレタン化触媒(F)
(F1)アミン触媒A(サンアプロ(株)社製「U−CAT 1000」)
(F2)アミン触媒B(東ソー(株)社製「TOYOCAT−DT」)
(F3)東ソー(株)社製「TOYOCAT ET」(ビス(ジメチルアミノエチル)エーテルの70%ジプロピレングリコール溶液)
(F4)日東化成(株)社製「ネオスタン U−28」(オクチル酸第一スズ)
(F1)アミン触媒A(サンアプロ(株)社製「U−CAT 1000」)
(F2)アミン触媒B(東ソー(株)社製「TOYOCAT−DT」)
(F3)東ソー(株)社製「TOYOCAT ET」(ビス(ジメチルアミノエチル)エーテルの70%ジプロピレングリコール溶液)
(F4)日東化成(株)社製「ネオスタン U−28」(オクチル酸第一スズ)
(9)整泡剤(G)
(G1)モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製「L−540」
(G2)ポリエーテルシロキサン重合体(東レダウコーニング(株)社製「SH−193」)
(G1)モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製「L−540」
(G2)ポリエーテルシロキサン重合体(東レダウコーニング(株)社製「SH−193」)
(10)難燃剤(H)
(H−1)トリクロロプロピルフォスフェート(大八化学(株)社製「TMCPP」)
(H−1)トリクロロプロピルフォスフェート(大八化学(株)社製「TMCPP」)
〔実施例1〜5、比較例1〜4〕
表1に示す部数のポリオール組成物(P)、発泡剤(E)、ウレタン化触媒(F)及び整泡剤(G)と表1に示すイソシアネート指数となる有機ポリイソシアネートを用いて、下記の発泡条件によりポリウレタンフォームを製造して、一昼夜放置後のポリウレタンフォーム諸物性を測定した。物性の測定値も表1に記載した。
表1に示す部数のポリオール組成物(P)、発泡剤(E)、ウレタン化触媒(F)及び整泡剤(G)と表1に示すイソシアネート指数となる有機ポリイソシアネートを用いて、下記の発泡条件によりポリウレタンフォームを製造して、一昼夜放置後のポリウレタンフォーム諸物性を測定した。物性の測定値も表1に記載した。
(発泡条件)
型サイズ :30cm×30cm×30cm天空き箱
材質 :木材
ミキシング方法:ハンドミキシング
型サイズ :30cm×30cm×30cm天空き箱
材質 :木材
ミキシング方法:ハンドミキシング
フォーム物性の測定方法及び単位を以下に示す。
コア密度:JIS K6400に準拠、単位はkg/m3
硬さ(25%−ILD):JIS K6400に準拠、単位はN/314cm2
引張強度:JIS K6400に準拠、単位はN/cm2
引裂強度:JIS K6400に準拠、N/cm
反発弾性:JIS K6400に準拠、単位は%
伸び率:JIS K6400に準拠、単位は%
燃焼試験(難燃性):MVSS−302に準拠
コア密度:JIS K6400に準拠、単位はkg/m3
硬さ(25%−ILD):JIS K6400に準拠、単位はN/314cm2
引張強度:JIS K6400に準拠、単位はN/cm2
引裂強度:JIS K6400に準拠、N/cm
反発弾性:JIS K6400に準拠、単位は%
伸び率:JIS K6400に準拠、単位は%
燃焼試験(難燃性):MVSS−302に準拠
表1において、本発明実施例のウレタンフォームは、比較例のウレタンフォームよりも、硬さ及び難燃性が向上し、他のフォーム物性は同等である。
〔実施例6〜18、比較例5〜8〕
実施例6〜18、比較例5〜8の発泡ポリウレタン樹脂の製造方法は、以下のとおりである。
表2に示した重量部数にて、まず、25±5℃に温調したポリオール組成物(P)と発泡剤(E)、整泡剤(G)やウレタン化触媒(F)及び難燃剤(H)を所定量混合しポリオールプレミックスを作成した。このポリオールプレミックスに25±5℃に温調した有機ポリイソシアネート(D)を所定の重量部数となるよう加えて、攪拌機[ホモディスパー:特殊機化(株)製]にて8000rpm×6秒間急速混合し、100mm×100mmに調整した不燃石膏ボード(吉野石膏(株)製 NM−8619)を入れた、25℃の240×240×240mmの天蓋のないアルミ製の箱に混合液をすみやかに流し入れ、フリー発泡させて発泡ポリウレタン樹脂を得た。
実施例6〜18、比較例5〜8の発泡ポリウレタン樹脂の製造方法は、以下のとおりである。
表2に示した重量部数にて、まず、25±5℃に温調したポリオール組成物(P)と発泡剤(E)、整泡剤(G)やウレタン化触媒(F)及び難燃剤(H)を所定量混合しポリオールプレミックスを作成した。このポリオールプレミックスに25±5℃に温調した有機ポリイソシアネート(D)を所定の重量部数となるよう加えて、攪拌機[ホモディスパー:特殊機化(株)製]にて8000rpm×6秒間急速混合し、100mm×100mmに調整した不燃石膏ボード(吉野石膏(株)製 NM−8619)を入れた、25℃の240×240×240mmの天蓋のないアルミ製の箱に混合液をすみやかに流し入れ、フリー発泡させて発泡ポリウレタン樹脂を得た。
各実施例及び比較例により得られた発泡ポリウレタン樹脂の、コア密度、圧縮強度、寸法安定性及び燃焼性の測定結果を表2に示す。
<コア密度の測定方法>
上記方法で成形した後、温度25℃、相対湿度60%にて1日養生したものを、成形品の中央部から50(長さ)×50(幅)×50(高さ)mmのサンプル片を4個得た。このサンプル片について、JIS A 9511(1995年度版)のコア密度の試験法に基づいて測定した。
<コア密度の測定方法>
上記方法で成形した後、温度25℃、相対湿度60%にて1日養生したものを、成形品の中央部から50(長さ)×50(幅)×50(高さ)mmのサンプル片を4個得た。このサンプル片について、JIS A 9511(1995年度版)のコア密度の試験法に基づいて測定した。
<圧縮強度の測定方法>
コア密度の測定を行ったサンプル片について、JIS A 9511(1995年度版)の圧縮硬さの試験法に基づいて測定した。
コア密度の測定を行ったサンプル片について、JIS A 9511(1995年度版)の圧縮硬さの試験法に基づいて測定した。
<寸法安定性の測定方法>
不燃石膏ボードを使用せず天空き箱内で発泡して得た発泡ポリウレタン樹脂から、100mm×100mm×100mmの試験片を切り出し、試験片を−20℃で24時間静置した前後の試験片の各辺の寸法を測定し変化率を算出し寸法安定性とした。
寸法安定性 =(静置後の寸法−切出後の寸法)×100/切出後の寸法
不燃石膏ボードを使用せず天空き箱内で発泡して得た発泡ポリウレタン樹脂から、100mm×100mm×100mmの試験片を切り出し、試験片を−20℃で24時間静置した前後の試験片の各辺の寸法を測定し変化率を算出し寸法安定性とした。
寸法安定性 =(静置後の寸法−切出後の寸法)×100/切出後の寸法
<燃焼性(コーンカロリーメーター)の測定方法>
成形品中の石膏ボードを含む部分から、100(長さ)×100(幅)×38(高さ)mmのサンプル片を5個得、ISO5660に準拠して測定した。
成形品中の石膏ボードを含む部分から、100(長さ)×100(幅)×38(高さ)mmのサンプル片を5個得、ISO5660に準拠して測定した。
表2に示されるように、本発明の発泡ポリウレタン樹脂は、耐燃焼性に優れた樹脂であり、従来のものと同等の圧縮硬さに優れた樹脂である。すなわち、無機粒子有無以外を同様にした実施例6と比較例5、実施例7と比較例6、実施例8と比較例7を比較すると、本発明の実施例は、耐燃焼制に優れ、従来のものと同等の圧縮強度に優れた樹脂である。
本発明のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物を使用して得られたポリウレタン樹脂はポリウレタン樹脂のあらゆる用途で好適に使用することができる。特にポリウレタンフォームは、車両座席用、家具用、建材用、寝具用、アパレル用、電気機器用、電子機器用、包装用、その他用途(サニタリー用品、化粧用品)等のポリウレタンフォームのあらゆる用途で好適に使用することができる。
Claims (16)
- 化合物(a1)のビニル重合性官能基濃度(mmol/g)が1.0〜14.0である請求項1に記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- 化合物(a1)が、活性水素含有基とビニル重合性官能基とを有し、下記(a11)〜(a16)からなる群より選ばれる少なくとも1種の活性水素化合物を含んでなり、該活性水素化合物の活性水素価が10〜1300、ビニル重合性官能基濃度(mmol/g)が1.0〜13.0である請求項1又は2に記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
(a11):ポリオールの不飽和カルボン酸部分エステル
(a12):ポリオールの不飽和アルキル部分エーテル
(a13):アミンの不飽和カルボン酸部分アミド化物
(a14):アミンの不飽和アルキル部分アルキル化物
(a15):ポリチオールの不飽和カルボン酸部分チオエステル
(a16):ポリチオールの不飽和アルキル部分チオエーテル - 化合物(a1)が、ビニル重合性官能基を有し活性水素含有基を有さない化合物(a17)を含んでなる請求項1〜3のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- ビニル重合性官能基を有する化合物(a1)の含有量が、ポリオール組成物(P)の重量を基準として、0.1〜99.8重量%である請求項1〜4のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- ポリオール(b)の含有量が、ポリオール組成物(P)の重量を基準として、0.1〜99.8重量%である請求項1〜5のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- 無機微粒子(c)の含有量が、ポリオール組成物(P)の重量を基準として、0.1〜30重量%である請求項1〜6のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- 無機微粒子(c)の体積平均粒子径(μm)が0.001〜500である請求項1〜7のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- ビニル重合性官能基を有する化合物(a1)及びポリオール(b)以外のポリオール(d)をさらに含有する請求項1〜8のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- ポリオール(d)が、水酸基価(mgKOH/g)20〜1900のポリエーテルポリオールである請求項9に記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- ポリオール組成物(P)の重量を基準として、ビニル重合性官能基を有する化合物(a1)の含有量が5〜60重量%であり、ポリオール(b)の含有量が5〜80重量%であり、無機微粒子(c)の含有量が0.5〜8重量%であり、ポリオール(d)の含有量が10〜89.5重量%である請求項9又は10に記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- ポリウレタン樹脂の形態が、ポリウレタンフォームである請求項1〜11のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物。
- 請求項1〜12のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用ポリオール組成物(P)と有機ポリイソシアネート(I)とを反応させてなるポリウレタン樹脂の製造方法。
- ポリオール組成物(P)と有機ポリイソシアネート(I)とを、発泡剤(E)、ウレタン化触媒(F)及び整泡剤(G)の存在下に反応させてなる請求項13に記載のポリウレタン樹脂の製造方法。
- 反応により得られるビニル重合鎖部分とポリウレタン鎖部分との架橋が起こる条件下でビニル重合性官能基の重合と共にポリウレタン形成反応を行わせてなる請求項13又は14に記載のポリウレタン樹脂の製造方法。
- ポリウレタン樹脂の形態が、ポリウレタンフォームである請求項13〜15のいずれかに記載のポリウレタン樹脂の製造方法。
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