JP2016124696A - 段ボールシート先端検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシートの先端を検出する。
【解決手段】段ボールシート11の搬送方向と直交するシート幅方向に沿って長尺に形成したローラ軸42に、シート幅方向に沿ってローラ幅をそれぞれ狭く形成した複数のローラ43が回転自在に取り付けられ、且つ、段ボールシート11にローラ43が接離する動作に伴って上下動するローラ部材41と、ローラ部材41のローラ軸42の両端部に固着されており、ローラ部材41の段ボールシート11への接離動作に伴ってローラ部材41と一体に変位する一対の連動部材(アーム)47と、一対の連動部材47を変位可能に支持する一対の固定部材45と、ローラ部材41が段ボールシート11の搬送方向の第1先端部11aに当接したときに、一対の連動部材47のうち一方の連動部材47の変位を検出する検出器48とを備えた段ボールシート先端検出装置40を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、段ボールシートを搬送路に沿って搬送する際に、段ボールシートの搬送方向の先端を検出する段ボールシート先端検出装置に関する。
一般的に、厚みのある段ボールシートは、商品の外装に用いる容器材料として多用されている。この段ボールシートを用いて梱包箱を作製する前に、段ボールシート上に商品名、商品型番、製造者名などをインクジェット印刷装置や、孔版印刷装置や、レーザー印刷装置などを用いて印刷している。
この際、段ボールシートなどの大版用紙にも印刷ができるように構成した印刷方法・印刷装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された印刷方法・印刷装置では、ここでの図示を省略するものの、給紙台上に積載された段ボールシートなどの大版用紙は給紙手段の給紙ローラによりシート搬送方向に送り出される。この後、大版用紙は、この先端をセンサにより検知され、一対のローラによって印刷ドラム(版胴)の回転を基準にして計算された特定のタイミングで印刷ドラムに向かい、印刷ローラ(プレスローラ)によって印刷ドラムの円筒状外周面に巻装された印刷用版(孔版原紙)側に押し付けられる。そして、印刷ドラムの内部に供給されたインクが印刷用版を通って大版用紙に転移して、印刷用版に穿孔した画像情報に応じたインク画像が大版用紙上に印刷される。
特開2003−341212号公報
ところで、上記した特許文献1に記載の印刷方法・印刷装置を用いて段ボールシート上にインク画像を印刷する際に、シート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシート上に印刷したい場合がある。
ここで、従来例の印刷方法・印刷装置を用いて、シート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシート上にインク画像を印刷する際に、段ボールシートの先端形状について図6を用いて説明する。
図6(a)はシート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する前の状態を示した上面図であり、同図(b)は先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する状態を示した上面図である。尚、図6(a),(b)において、段ボールシート中で梱包箱作製用の折れ線部位を点線で図示している。
図6(a),(b)に示す如く、段ボールシート11は梱包箱を作製するために、印刷装置内で搬送されるシート搬送方向の先端側が異形に形成されている。
上記した段ボールシート11は、シート搬送方向の先端側に第1先端部11aがこのシート搬送方向と直交するシート幅方向の中央部を挟んで間隔を隔てて両側に分かれて形成されていると共に、第2先端部11bがシート幅方向の中央部位に凹状に形成した第1凹部11c内に第1先端部11aよりも引っ込んで第1先端部11aと平行に形成されている。
また、段ボールシート11は、先端側とは反対側の後端側も前後対称に第1後端部11dがシート幅方向の中央部を挟んで両側に分かれて形成されていると共に、第2後端部11eがシート幅方向の中央部位に凹状に形成した第2凹部11f内に第1後端部11dよりも引っ込んで第1後端部11dと平行に形成されている。
従って、段ボールシート11は、シート搬送方向の前後が対称に形成されているので、先端側,後端側のどちらを先頭にして搬送しても良いが、以下の説明では第1,第2先端部11a,11b側について述べる。
ここで、段ボールシート11の先端側を先頭にしてこの段ボールシート11を印刷装置に向けて搬送する際、段ボールシート11への印刷タイミングなどを制御するために段ボールシート11の先端を検出する必要がある。
この際、特許文献1中では段ボールシート11の先端をセンサにより検知しているが、図6(a),(b)に示す如く、段ボールシート11の先端を検出する一つのセンサSを例えばシート幅方向の中央部位近傍に設置した場合には、一つのセンサSで段ボールシート11の第2先端部11bを検出したときに、段ボールシート11の先端を検出したと制御部(図示せず)により判断されてしまう。これにより、実質上の先端となる段ボールシート11の第1先端部11aを検出することができないので、段ボールシート11の先端検出時に誤検出が発生するために問題である。
上記した先端誤検出の問題を解決するために、段ボールシート11の第1先端部11aに合わせて一つのセンサSを設置すれば良いが、段ボールシート11の先端形状が異なる場合には一つのセンサSの位置をその都度設置しなおさねばならない。
また、複数のセンサSをシート幅方向に沿って1列に配置することで、段ボールシート11の第1先端部11aを第2先端部11bよりも先に検出できるが、コスト高になってしまう。
更に、段ボールシート11の先端形状をカメラなどにより撮影して画像処理により先端形状を把握する方法も考えられるが、画像処理が煩雑でより一層コスト高になってしまう。
そこで、本発明は、シート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシートでも、その先端を誤検出することなく簡易な構造で確実に検出できる段ボールシート先端検出装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、段ボールシートを搬送路に沿って搬送する際に、前記段ボールシートの搬送方向の先端を検出する段ボールシート先端検出装置であって、
少なくとも一つのローラがローラ軸に回転自在に取り付けられてなるローラ部材と、
前記ローラ部材の前記ローラ軸の両端部に固着された一対の連動部材と、
前記ローラ部材が前記段ボールシートの搬送方向と直交する状態で前記一対の連動部材を移動可能に支持し、前記段ボールシートが前記搬送路に沿って搬送される際に前記段ボールシートが下方に付勢された前記ローラに当接して前記ローラ部材をシート搬送方向に沿ってななめ上方に変位させ、同時に前記一対の連動部材を変位させることを許容する一対の固定部材と、
前記段ボールシートの搬送方向の先端が前記ローラに当接したとき、前記一対の連動部材のうち、少なくとも一方の連動部材の変位を検出する検出器とを備えたことを特徴とする段ボールシート先端検出装置である。
また、第2の発明は、段ボールシートを搬送路に沿って搬送する際に、前記段ボールシートの搬送方向の先端を検出する段ボールシート先端検出装置であって、
ローラ幅を狭く形成した複数のローラがローラ軸に回転自在に取り付けられるか、あるいはローラ幅を長尺に形成した一つのローラがローラ軸に回転自在に取り付けられてなるローラ部材と、
前記ローラ部材の前記ローラ軸の両端部に固着された一対の連動部材と、
前記ローラ部材が前記段ボールシートの搬送方向と直交する状態で前記一対の連動部材を移動可能に支持し、前記段ボールシートが前記搬送路に沿って搬送される際に前記段ボールシートが下方に付勢された前記ローラに当接して前記ローラ部材をシート搬送方向に沿ってななめ上方に変位させ、同時に前記一対の連動部材を変位させることを許容する一対の固定部材と、
前記段ボールシートの搬送方向の先端が前記ローラに当接したとき、前記一対の連動部材のうち、少なくとも一方の連動部材の変位を検出する検出器とを備えたことを特徴とする段ボールシート先端検出装置である。
また、第3の発明は、上記した第1又は第2の発明の段ボールシート先端検出装置において、
前記一対の連動部材は前記一対の固定部材に一対の支点軸を介して回動可能に支持された一対のアームであり、前記一対のアームの各一端部側に前記ローラ軸の両端部が固着され、且つ、前記一対のアームのうち少なくとも一方のアームの前記支点軸を介した他端部側の下方近傍に前記検出器を設けたことを特徴とする段ボールシート先端検出装置である。
また、第4の発明は、上記した第1又は第2の発明の段ボールシート先端検出装置において、
前記一対の連動部材は前記一対の固定部材に形成した各傾斜溝内を移動する一対のスライダであり、前記一対のスライダに前記ローラ軸の両端部が固着され、且つ、前記一対のスライダのうち少なくとも一方のスライダが移動する前記傾斜溝の下方近傍に前記検出器を設けたことを特徴とする段ボールシート先端検出装置である。
第1又は第2の発明の段ボールシート先端検出装置によると、段ボールシートが搬送路に沿って搬送される際に、段ボールシートがローラに当接してローラ部材をななめ上方に変位させるので、段ボールシートとローラとの衝突ダメージが低減され、段ボールシート先端のダメージを抑えつつ、簡単な構造で異形の段ボールシートであっても先端を確実に検出できる。
また、第3の発明の段ボールシート先端検出装置によると、一対の連動部材は一対の固定部材に一対の支点軸を介して回動可能に支持された一対のアームであり、一対のアームのうち少なくとも一方のアームの支点軸を介した他端部側の下方近傍に検出器を設けることで、例えば、ローラ部材が段ボールシートの先端に当接していないときに検出器をON動作させ、且つ、ローラ部材が段ボールシートの先端に当接したときに検出器をOFF動作させることが可能となるので、段ボールシートの先端検出時に段ボールシートの厚みが変化した場合にも対応できる。
また、第4の発明の段ボールシート先端検出装置によると、一対の連動部材は一対の固定部材に形成した各傾斜溝内を移動する一対のスライダであり、一対のスライダのうち少なくとも一方のスライダが移動する傾斜溝の下方近傍に検出器を設けることで、例えば、ローラ部材が段ボールシートの先端に当接していないときに検出器をON動作させ、且つ、ローラ部材が段ボールシートの先端に当接したときに検出器をOFF動作させることが可能となるので、段ボールシートの先端検出時に段ボールシートの厚みが変化した場合にも対応できる。
本発明に係る段ボールシート先端検出装置を適用した段ボールシート印刷装置の全体構成を示した図である。 本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置を説明するための図である。 本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置を部分的に示した斜視図である。 本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置を一部変形させた変形例の段ボールシート先端検出装置を説明するための図である。 本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置を一部変形させた変形例の段ボールシート先端検出装置を部分的に示した斜視図である。 従来例の印刷方法・印刷装置を用いて段ボールシート上にインク画像を印刷する際に、シート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシートを説明するための図である。
以下に本発明に係る段ボールシート先端検出装置の一実施形態について詳細に説明する。
まず、この段ボールシート先端検出装置を適用した段ボールシート印刷装置について、図1を用いて説明する。
図1は本発明に係る段ボールシート先端検出装置を適用した段ボールシート印刷装置の全体構成を示している。
図1に示す如く、段ボールシート印刷装置10では、段ボールシート11を複数枚に積層して収納するホッパ20が、シート載置テーブル21と、フロントゲート22と、一対のサイドフェンス23(片側のみ図示)とで囲まれて構成されている。
この実施形態において、ホッパ20内に収納される段ボールシート11は、シート搬送方向の先端側が異形に形成されており、先に図6を用いて説明したような第1先端部11aと、この第1先端部11aよりも内側に引っ込んだ第2先端部11bとがシート搬送方向と直交するシート幅方向(紙面に垂直な方向)に沿って形成されているが、これに限定されることなく、シート搬送方向の先端側が異形に形成されていなくても良い。
そして、シート載置テーブル21上に、厚みtが例えば3mm〜5mm程度の段ボールシート11が初期時にはこのシート載置テーブル21の上面21a上に水平な状態で複数枚(例えば100枚)程度積層可能になっている。
また、ホッパ20内でシート搬送方向下流側となるシート載置テーブル21の前方には、板状のフロントゲート22がシート載置テーブル21の上面21aに対して垂直に設置されている。
上記したフロントゲート22は、シート載置テーブル21上に積層された複数の段ボールシート11のうちで最下層の段ボールシート11αを除いた各段ボールシート11の第1先端部11aをこの内面22aで規制していると共に、外面22bよりもシート搬送方向下流側に段ボールシート11を搬送する搬送路が設置されている。
また、フロントゲート22の下端には、下端開口部22cがシート載置テーブル21の上面21aを基準面としたときに段ボールシート11の厚みtよりも僅かに高い高さ寸法T(T>t)に設定されており、この下端開口部22cで複数の段ボールシート11のうちで最下層の段ボールシート11αを上層側に対して分離して最下層の段ボールシート11αのみをシート搬送方向に1枚だけ通過可能に開口されている。
この際、段ボールシート11の厚みtが例えば3.0mmである場合に、フロントゲート22の下端開口部22cの高さ寸法Tは例えば4.0mm程度に設定されている。
従って、最下層の段ボールシート11αの上側に位置する下から2番目の段ボールシート11β及びこの段ボールシート11βよりも上方に積層された複数の段ボールシート11は、フロントゲート22の下端開口部22cを通り抜けることはできない。
尚、フロントゲート22の下端開口部22cの高さ寸法Tは、段ボールシート11の厚みtに応じて調整可能になっている。
また、複数の段ボールシート11のシート搬送方向と直交するシート幅方向の両側に一対のサイドフェンス23(片側のみ図示)が間隔を離して互い対向してシート載置テーブル21の上面21aに対して垂直に設置されている。
上記した一対のサイドフェンス23によりホッパ20内に収納された複数の段ボールシート11のシート幅方向の両端部を規制している。
尚、一対のサイドフェンス23間の間隔は段ボールシート11の幅寸法に応じて調整可能になっている。
また、シート載置テーブル21の上面21a上でシート搬送方向下流側とは反対側のシート搬送方向上流側の後端部21b近傍には、略台形状に形成した傾斜型キッカー24がシート載置テーブル21上に一体的に取り付けられている。
この傾斜型キッカー24は、段ボールシート11のシート幅方向に沿って長尺に形成されている。
この際、傾斜型キッカー24は、その先端側部分が段ボールシート11の厚みt以下でこの厚みtよりも若干低い高さで垂直に形成されてシート載置テーブル21上に搭載した最下層の段ボールシート11αの第1後端部11dを押しながらこの段ボールシート11αをフロントゲート22の下端開口部22c側に押し出す押し出し面24aが段ボールシート11αのシート搬送方向下流側に向いている。
また、傾斜型キッカー24は、押し出し面24aによる押し出し方向とは反対側でシート搬送方向上流側に向かって徐々に高さが高くなるように傾斜形成され且つ最下層の段ボールシート11αの押し出し動作に伴って最下層の段ボールシート11αの上層側に位置する一つ以上の段ボールシート11を上方に持ち上る持ち上げ面24bと、この持ち上げ面24bで持ち上げられた上層側に位置する一つ以上の段ボールシート11を保持する保持面24cとが形成されている。
また、フロントゲート22の下方には、段ボールシート11の搬送路の一部を形成する板状のシートガイド板25が固定設置されている。このシートガイド板25は、上面25aがシート載置テーブル21の上面21aと略同一高さに設定されてフロントゲート22の下方に位置する最下層の段ボールシート11αの第1先端部11aが初期時に搭載されている。
また、シート載置テーブル21の下面21c側には、シート載置テーブル21と一体に傾斜型キッカー24をシート搬送方向下流側及びこのシート搬送方向下流側とは反対側のシート搬送方向上流側に向けて往復動させるキッカー往復動手段30が設置されている。
上記したキッカー往復動手段30は、正逆転する第1ギアードモータ31と、この第1ギアードモータ31と連結されて正逆転する駆動側スプロケット32と、駆動側スプロケット32に対して従動回転する従動側スプロケット33と、駆動側スプロケット32と従動側スプロケット33との間にエンドレスに巻回されて正逆転し且つシート幅方向の両側に設けられた一対のチェーン34(片側のみ図示)とで構成されている。
この際、一対のチェーン34上には、傾斜型キッカー24を一体的に取り付けたシート載置テーブル21が跨って搭載されている。
そして、キッカー往復動手段30では、第1ギアードモータ31により駆動側スプロケット32が時計方向に正転したときには、チェーン34を介してシート載置テーブル21と一体に傾斜型キッカー24が不図示の初期位置からシート搬送方向下流側に移動し、この傾斜型キッカー24に押されて最下層の段ボールシート11αがフロントゲート22の下端開口部22cを通り抜けてシート搬送方向下流側に押し出される。
一方、第1ギアードモータ31により駆動側スプロケット32が反時計方向に逆転したときには、チェーン34を介してシート載置テーブル21と一体に傾斜型キッカー24がシート搬送方向上流側に移動して元の初期位置に戻るようになっている。
上記から複数枚の段ボールシート11をホッパ20内に略水平に積層して、複数枚の段ボールシート11のうちで最下層の段ボールシート11αを傾斜型キッカー24によりホッパ20内でシート搬送方向下流側に設けたフロントゲート22の下端開口部22c側に押し出して、この下端開口部22cを通過した最下層の段ボールシート11αを1枚ずつシート搬送方向下流側に設置した後述のインクジェット印刷部60に供給搬送している。
また、板状のシートガイド板25よりも下流の搬送路には、本発明の実施形態に係る段ボールシート先端検出装置40と、段ボールシート11を下流側に搬送するベルトプラテン部50と、段ボールシート11上に画像情報を印刷するインクジェット印刷部60と、排紙部70とが設置されている。
まず、本発明の実施形態に係る段ボールシート先端検出装置40は、ホッパ20内から送り出された段ボールシート11を印刷する前に、シート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシート11の先端をこの段ボールシート11上に接離するローラ部材41の高さ変位により検出しているが、段ボールシート先端検出装置40については後で詳述する。
次に、上記したベルトプラテン部50は、複数のエアー吸引孔(図示せず)を有して帯状に形成されたベルトプラテン51がエンコーダ52をモータ後端軸に取り付けた第2ギアードモータ53により一定の搬送速度で回転駆動される駆動プーリ54と、複数の従動プーリ55〜57とにエンドレスに掛け渡されており、ベルトプラテン51上に搬送された段ボールシート11をエアー吸引部58でエアー吸引しながら矢印方向に搬送している。
また、ベルトプラテン部50の上流側に設置した従動プーリ57の上方には、ベルトプラテン51を介して段ボールシート先端検出装置40の一部を構成するローラ部材41が回転自在に設置されている。
このローラ部材41は、シート搬送方向と直交するシート幅方向(紙面に垂直な方向)に沿って長尺に形成されたローラ軸42に、レジスト用のローラ(レジストローラ)43が回転自在に取り付けられて一体構成されている。そして、ローラ部材41は、ローラ43が段ボールシート11に接離する動作に伴って上下動すると共に、このローラ部材41と一体に変位する連動部材となるアーム47にローラ軸42が固着されている。
この際、ローラ部材41のローラ43は、段ボールシート11の先端を検出する先端検出機能と、段ボールシート11の斜行を補正しながら段ボールシート11の搬送タイミングを調整するレジスト機能とを兼ねている。
また、ベルトプラテン部50の下流側に設置した駆動プーリ54の上方には、ベルトプラテン51を介してシート押さえ用のローラ(シート押さえローラ)59が回転自在に設置されている。
次に、上記したインクジェット印刷部60は、ベルトプラテン部50の上方でこのベルトプラテン部50と僅かに間隔を離して対向して設けられている。
このインクジェット印刷部60では、複数色のインクと対応して複数のライン型インクジェットヘッド61(61C,61K,61M,61Y)がシート搬送方向の上流側から下流側に向かってC(シアン)用,K(ブラック)用,M(マゼンタ)用,Y(イエロー)用の順に固定設置されている。
尚、ここでは、段ボールシート11上にカラー印刷するために4色(CKMY)のインクに対応して4つのライン型インクジェットヘッド61を設置した例を図示しているが、例えば文字だけを印刷する場合には1色(K)用だけで良いので、ライン型インクジェットヘッド61は少なくとも一つ以上設置すれば良いものである。
更に、段ボールシート印刷装置10及び段ボールシート先端検出装置40を制御する制御部80が適宜な場所に設置されている。
そして、段ボールシート11をエアー吸引によりベルトプラテン51上に固定した状態でベルトプラテン51の回転より矢印方向に搬送しながら複数のライン型インクジェットヘッド61により段ボールシート11上にカラーでインク画像を印刷し、印刷済みの段ボールシート11を排紙部70へ送っている。
上記の実施形態にかかる段ボールシート印刷装置10によれば、ローラ部材41との接触による段ボールシート11の変形が緩やかに行われるので、段ボールシート11がホッパ20から運ばれて印刷が終了するまでの区間に、従来のように段ボールシートをつぶしながら搬送するローラ対がないため、段ボールシート全体(特に先端部)にダメージがかかることを抑えることができ、印刷の品質を上げることができる。
尚、この実施形態では、段ボールシート11への印刷に対してインクジェット印刷方式を採用しているが、これに限定されることなく、孔版印刷方式やレーザー印刷方式などを用いても良い。
ここで、本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置40について、図2及び図3を用いて説明する。
[実施例]
図2は本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置において、(a),(b)は先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する前の状態を示した上面図,正面図であり、(c),(d)は先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する状態を示した上面図,正面図である。尚、図2(a),(c)において、段ボールシート中で梱包箱作製用の折れ線部位を点線で図示している。
また、図3は本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置において、(a)は段ボールシートの先端部を検出する前の状態を部分的に示した斜視図であり、(b)は段ボールシートの先端部を検出する状態を部分的に示した斜視図である。
図2及び図3に示した本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置40は、シート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシート11の先端をローラ部材41の段ボールシート11への接離動作に伴う高さ変位により確実に検出できるように構成されている。
尚、この段ボールシート先端検出装置40は、シート搬送方向の先端側が異形に形成されていない段ボールシート11の先端も確実に検出できる。
図2(a),(c)に示す如く、シート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシート11は、先に図6を用いて説明したと同様に、シート搬送方向の先端側に第1先端部11aがこのシート搬送方向と直交するシート幅方向の中央部を挟んで間隔を隔てて両側に分かれて形成されていると共に、第2先端部11bがシート幅方向の中央部位に凹状に形成した第1凹部11c内に第1先端部11aよりも引っ込んで第1先端部11aと平行に形成されている。
また、段ボールシート11は、先端側とは反対側の後端側も前後対称に、第1後端部11dと、第2凹部11f内に引っ込んだ第2後端部11eとが形成されているので、後端側を先頭にして搬送することも可能である。
また、上記した本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置40では、ローラ部材41が段ボールシート11のシート搬送方向と直交するシート幅方向に沿って設けられている。
このローラ部材41は、シート幅方向に沿って長尺に形成したローラ軸42に、シート幅方向に沿ってローラ幅をそれぞれ狭く形成した複数のローラ43が回転自在に取り付けられて一体的に構成されている。
この実施例において、ローラ部材41の長尺なローラ軸42上で段ボールシート11のシート幅寸法以内にローラ43を複数に分かれて回転自在に取り付けることで、ローラ部材41の軽量化が図られている。
この際、ローラ部材41のローラ軸42は回転せずに、複数のローラ43が図1に示したベルトプラテン部50のベルトプラテン51の回転に従動できるように、各ローラ43はこの両側をローラ軸42に嵌め込んだEワッシャ44(図3のみ図示)により位置決めされた状態で回転自在に取り付けられている。
尚、ローラ部材41は、シート幅方向に沿って長尺に形成したローラ軸42に、シート幅方向に沿ってローラ幅を長尺に形成した一つのローラ43を回転自在に取り付けてもよい。ただし、この場合、長尺な一つのローラ43は重量が複数のローラ43に分けた場合よりも重くなる。このため、ローラ43、ローラ軸42、又はその双方の材質として軽量なものを用い、ローラ部材41の軽量化を図るのがよい。
また、ローラ部材41のローラ軸42のシート幅方向の両端部は、正面視においてこれと対応してシート幅方向と直交して固定設置した一対の固定部材45に右上方に向かって高さが高くなるように傾斜させて形成した各傾斜溝45a内に嵌め込まれて、これらの各傾斜溝45aを通りぬけて外側に突出している。
また、一対の固定部材45の外側下方には一対の支点軸46が横設されており、これら一対の支点軸46に一対のアーム47が回動可能に支持されている。
更に、一対のアーム47には、一対の支点軸46を介した各一端部(上端部)47a側にローラ部材41のローラ軸42の長手方向の両端部が固着されていると共に、一対の支点軸46を介した各他端部(下端部)47b側のうちで一方の他端部(下端部)47b側の下方近傍にマイクロスイッチなどを用いた検出器(以下、マイクロスイッチと記す)48が不図示のブラケットを介して取り付けられている。
この際、一対のアーム47は、ローラ部材41の重力によって一対の支点軸46を中心にしてローラ部材41側が下方に下がるように付勢されている。
また、ローラ部材41が段ボールシート11の先端に当接していない状態でローラ部材41側が下方に下がったときに、一対のアーム47のうち一方のアーム47の他端部47bにマイクロスイッチ48が当接してON動作し、且つ、ローラ部材41が段ボールシート11の先端に当接した状態でローラ部材41側が上方に移動したときに、一方のアーム47の他端部47bがマイクロスイッチ48から離間してOFF動作することで、段ボールシート11の先端検出時に段ボールシート11の厚みが変化した場合にも対応できるようになっている。
また、一対のアーム47のうち一方のアーム47上では、支点軸46と他端部47b側のマイクロスイッチ当接点との間のアーム長さが、支点軸46と一端部47a側のローラ軸42との間のアーム長さよりも長く設定されており、ローラ部材41が段ボールシート11に接離したときの高さ変位に対してアーム47のマイクロスイッチ当接点での回動変位を拡大することができる。
そして、アーム47上のマイクロスイッチ当接点の回動変位をマイクロスイッチ48で検出して、この検出結果が制御部80(図1)に入力されている。
ここで、上記のように構成した本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置40の動作について説明する。
まず、図2(a),(b)及び図3(a)に示す如く、先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する前の状態では、ローラ部材41のローラ軸42に取り付けられた複数のローラ43が段ボールシート11から離間している。
また、ローラ部材41のローラ軸42の両端部を固着させた一対のアーム47は、このローラ部材41の重力によって正面視において一対の支点軸46を中心にしてローラ部材41が下動する方向となる反時計方向に付勢されているので、ローラ部材41の複数のローラ43がベルトプラテン51(図1)上に当接してベルトプラテン51の回転に従動回転している。
このとき、一対のアーム47に固着させたローラ部材41のローラ軸42は、一対の固定部材45に形成した各傾斜溝45a内を正面視において左斜め下方に付勢されている。
そして、一対のアーム47の反時計方向への回動に伴って、一方のアーム47の他端部47bがマイクロスイッチ48に当接するので、制御部80(図1)は段ボールシート11の第1先端部11aを検出する前の状態であると判断する。
次に、図2(c),(d)及び図3(b)に示す如く、先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する状態では、ホッパ20(図1)から送り出された段ボールシート11の第1先端部11aにローラ部材41のローラ軸42に取り付けられた複数のローラ43が当接するので、ローラ部材41が上動する。
また、ローラ部材41を固着させた一対のアーム47は、正面視においてこのローラ部材41の重力に抗して一対の支点軸46を中心にしてローラ部材41が上動する方向となる時計方向に回動する。
このとき、一対のアーム47に固着させたローラ部材41のローラ軸42は、一対の固定部材45に形成した各傾斜溝45a内を正面視において右斜め上方に向かって移動している。
また、一対のアーム47の時計方向への回動に伴って、ローラ部材41が右斜め上方(シート搬送方向に沿ってななめ上方)に向かいながら段ボールシート11の第1先端部11aに当接するために第1先端部11aにダメージが生じにくく、段ボールシート先端のつぶれ防止と衝突音の低減効果が期待でき、更に、段ボールシート11がベルトプラテン51によってシート搬送方向に搬送されるときにローラ部材41が段ボールシート11上を押圧しているので良好に搬送できる。
そして、一対のアーム47の時計方向への回動に伴って、一方のアーム47の他端部47bがマイクロスイッチ48から離間するので、制御部80(図1)は段ボールシート11の第1先端部11aを検出した状態であると判断する。
この結果、先に発明が解決しようとする課題の欄で説明したような一つのセンサS{図6(b)}による段ボールシート11の第2先端部11bへの誤検出は全く生じないので、簡単な構造に構成した段ボールシート先端検出装置40により先端側が異形に形成された段ボールシート11の先端を誤検出することなく確実に検出できるために、段ボールシート先端検出装置40の品質及び信頼性向上に寄与できる。
次に、本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置を一部変形させた変形例の段ボールシート先端検出装置について、図4及び図5を用いて説明する。
[変形例]
図4は本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置を一部変形させた変形例の段ボールシート先端検出装置において、(a),(b)は先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する前の状態を示した上面図,正面図であり、(c),(d)は先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する状態を示した上面図,正面図である。尚、図4(a),(c)において、段ボールシート中で梱包箱作製用の折れ線部位を点線で図示している。
また、図5は本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置を一部変形させた変形例の段ボールシート先端検出装置において、(a)は段ボールシートの先端部を検出する前の状態を部分的に示した斜視図であり、(b)は段ボールシートの先端部を検出する状態を部分的に示した斜視図である。
図4及び図5に示した変形例の段ボールシート先端検出装置40’は、先に図2及び図3を用いて説明した実施例の段ボールシート先端検出装置40の構成に対して一部異なっており、ここでは説明の便宜上、先に示した構成部材に対しては同一の符号を付し、且つ、先に示した構成部材は必要に応じて適宜説明し、実施例に対して異なる構成部材に新たな符号を付して説明する。
上記した変形例の段ボールシート先端検出装置40’も、前述の実施例と同様に、シート搬送方向の先端側が異形に形成された段ボールシート11の先端をローラ部材41の段ボールシート11への接離動作に伴う高さ変位により確実に検出できるように構成されている。
尚、この段ボールシート先端検出装置40’も、シート搬送方向の先端側が異形に形成されていない段ボールシート11の先端も確実に検出できる。
変形例の段ボールシート先端検出装置40’では、前述の実施例で説明したローラ部材41と一体に変位する連動部材となるアーム47に代えて、ローラ部材41のローラ軸42のシート幅方向の両端部に、ローラ部材41と一体に変位する連動部材となる一対の矩形状スライダ49が固着されている。
これら一対の矩形状スライダ49は、前述の実施例とは異なって、正面視においてシート幅方向と直交して固定設置した一対の固定部材45’に右上方に向かって高さが高くなるように傾斜させて形成した各傾斜溝45b内に回り止めされながら嵌め込まれている。
また、一対の矩形状スライダ49のうち一方の矩形状スライダ49側では、固定部材45’に形成した傾斜溝45bの下方近傍にマイクロスイッチ48が取り付けられている。
この際、一対の矩形状スライダ49は、ローラ部材41の重力によって一対の固定部材45’に形成した各傾斜溝45b内をローラ部材41と一体に下方に下がるように付勢されている。
また、ローラ部材41が段ボールシート11の先端に当接していない状態でローラ部材41側が下方に下がったときに、一対の矩形状スライダ49のうち一方の矩形状スライダ49にマイクロスイッチ48が当接してON動作し、且つ、ローラ部材41が段ボールシート11の先端に当接した状態でローラ部材41側が上方に移動したときに、一方の矩形状スライダ49がマイクロスイッチ48から離間してOFF動作することで、段ボールシート11の先端検出時に段ボールシート11の厚みが変化した場合にも対応できるようになっている。
ここで、上記のように構成した変形例の段ボールシート先端検出装置40’の動作について説明する。
まず、図4(a),(b)及び図5(a)に示す如く、先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する前の状態では、ローラ部材41のローラ軸42に取り付けられた複数のローラ43が段ボールシート11から離間している。
また、ローラ部材41のローラ軸42の両端部を固着させた一対の矩形状スライダ49は、正面視においてこのローラ部材41の重力によって一対の固定部材45’に形成した各傾斜溝45b内をローラ部材41と一体に左斜め下方に下がっているので、ローラ部材41の複数のローラ43がベルトプラテン51(図1)上に当接してベルトプラテン51の回転に従動回転している。
そして、一方の矩形状スライダ49がマイクロスイッチ48に当接しているので、制御部80(図1)は段ボールシート11の第1先端部11aを検出する前の状態であると判断する。
次に、図4(c),(d)及び図5(b)に示す如く、先端側が異形に形成された段ボールシートの先端部を検出する状態では、ホッパ20(図1)から送り出された段ボールシート11の第1先端部11aにローラ部材41のローラ軸42に取り付けられた複数のローラ43が当接するので、ローラ部材41がシート搬送方向に沿ってななめ上方に上動する。
また、ローラ部材41を固着させた一対の矩形状スライダ49は、このローラ部材41の重力に抗して一対の固定部材45’に形成した各傾斜溝45b内をローラ部材41と一体に正面視において右斜め上方に向かって移動する。
このとき、一対の矩形状スライダ49の上動に伴って、正面視においてローラ部材41が右斜め上方に向かいながら段ボールシート11の第1先端部11aに当接するために第1先端部11aにダメージが生じにくく、段ボールシート先端のつぶれ防止と衝突音の低減効果が期待でき、更に、段ボールシート11がベルトプラテン51によってシート搬送方向に搬送されるときにローラ部材41が段ボールシート11上を押圧しているので良好に搬送できる。
そして、一対の矩形状スライダ49の上動に伴って、一方の矩形状スライダ49がマイクロスイッチ48から離間するので、制御部80(図1)は段ボールシート11の第1先端部11aを検出した状態であると判断する。
この結果、先に発明が解決しようとする課題の欄で説明したような一つのセンサS{図6(b)}による段ボールシート11の第2先端部11bへの誤検出は全く生じないので、簡単な構造に構成した段ボールシート先端検出装置40’により先端側が異形に形成された段ボールシート11の先端を誤検出することなく確実に検出でき、段ボールシート先端検出の品質及び信頼性向上に寄与できる。
以上詳述した本発明の実施例に係る段ボールシート先端検出装置40及び変形例の段ボールシート先端検出装置40’では、段ボールシート11に印刷する前にこの段ボールシート11の先端を検出する場合について説明したが、これに限ることなく、段ボールシート11の搬送路中で段ボールシート11の先端を検出する必要がある箇所に段ボールシート先端検出装置40又は40’を設置しても良い。
また、上述の実施例においてはローラ部材41にはローラ43が5つ設けられた例が示されているが、ローラ43の数としては複数であればよく、好ましくは中央部とその両側2つの3つ以上を設けるのが良い。
また、実施例の段ボールシート先端検出装置40及び段ボールシート先端検出装置40’において、ローラ部材41のローラ軸42の両端部に一対の連動部材47又は49を固着させた際に、一対の固定部材45又は45’は、ローラ部材41が段ボールシート11の搬送方向と直交する状態で一対の連動部材47又は49を移動可能に支持し、段ボールシート11が搬送路に沿って搬送される際に段ボールシート11が下方に付勢されたローラ43に当接してローラ部材41をシート搬送方向に沿ってななめ上方に変位させ、同時に一対の連動部材47又は49を変位させることを許容している。
これにより、段ボールシート11とローラ43との衝突ダメージが低減され、段ボールシート先端のダメージを抑えつつ、簡単な構造で異形の段ボールシート11であっても先端を確実に検出できる。
また上述の実施例および変形例においては、ローラ部材41(ローラ43)は自重により下方に付勢されているが、ローラ部材41の重量が小さい場合に、段ボールシート11の先端をつぶさない程度にローラ部材41を下方に付勢するバネを設けるようにしてもよい。
また上述の実施例および変形例においては、検出器(マイクロスイッチ)48をローラ部材41の片側のみに設けているが、両側に設けるようにしてもよい。
10…段ボールシート印刷装置、
11…段ボールシート、11a…第1先端部、11b…第2先端部、
11c…第1凹部、11d…第1後端部、11e…第2後端部、11f…第2凹部、
11α…最下層の段ボールシート、11β…下から2番目の段ボールシート、
20…ホッパ、21…シート載置テーブル、22…フロントゲート、
23…サイドフェンス、24…傾斜型キッカー、25…シートガイド板、
40…実施例の段ボールシート先端検出装置、
40’…変形例の段ボールシート先端検出装置、
41…ローラ部材、42…ローラ軸、43…ローラ、44…Eワッシャ、
45,45’…固定部材、46…支点軸、
47…連動部材(アーム)、47a…一端部、47b…他端部、
48…検出器(マイクロスイッチ)、49…連動部材(スライダ)、
50…ベルトプラテン部、60…インクジェット印刷部、70…排紙部、
80…制御部。

Claims (4)

  1. 段ボールシートを搬送路に沿って搬送する際に、前記段ボールシートの搬送方向の先端を検出する段ボールシート先端検出装置であって、
    少なくとも一つのローラがローラ軸に回転自在に取り付けられてなるローラ部材と、
    前記ローラ部材の前記ローラ軸の両端部に固着された一対の連動部材と、
    前記ローラ部材が前記段ボールシートの搬送方向と直交する状態で前記一対の連動部材を移動可能に支持し、前記段ボールシートが前記搬送路に沿って搬送される際に前記段ボールシートが下方に付勢された前記ローラに当接して前記ローラ部材をシート搬送方向に沿ってななめ上方に変位させ、同時に前記一対の連動部材を変位させることを許容する一対の固定部材と、
    前記段ボールシートの搬送方向の先端が前記ローラに当接したとき、前記一対の連動部材のうち、少なくとも一方の連動部材の変位を検出する検出器とを備えたことを特徴とする段ボールシート先端検出装置。
  2. 段ボールシートを搬送路に沿って搬送する際に、前記段ボールシートの搬送方向の先端を検出する段ボールシート先端検出装置であって、
    ローラ幅を狭く形成した複数のローラがローラ軸に回転自在に取り付けられるか、あるいはローラ幅を長尺に形成した一つのローラがローラ軸に回転自在に取り付けられてなるローラ部材と、
    前記ローラ部材の前記ローラ軸の両端部に固着された一対の連動部材と、
    前記ローラ部材が前記段ボールシートの搬送方向と直交する状態で前記一対の連動部材を移動可能に支持し、前記段ボールシートが前記搬送路に沿って搬送される際に前記段ボールシートが下方に付勢された前記ローラに当接して前記ローラ部材をシート搬送方向に沿ってななめ上方に変位させ、同時に前記一対の連動部材を変位させることを許容する一対の固定部材と、
    前記段ボールシートの搬送方向の先端が前記ローラに当接したとき、前記一対の連動部材のうち、少なくとも一方の連動部材の変位を検出する検出器とを備えたことを特徴とする段ボールシート先端検出装置。
  3. 前記一対の連動部材は前記一対の固定部材に一対の支点軸を介して回動可能に支持された一対のアームであり、前記一対のアームの各一端部側に前記ローラ軸の両端部が固着され、且つ、前記一対のアームのうち少なくとも一方のアームの前記支点軸を介した他端部側の下方近傍に前記検出器を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の段ボールシート先端検出装置。
  4. 前記一対の連動部材は前記一対の固定部材に形成した各傾斜溝内を移動する一対のスライダであり、前記一対のスライダに前記ローラ軸の両端部が固着され、且つ、前記一対のスライダのうち少なくとも一方のスライダが移動する前記傾斜溝の下方近傍に前記検出器を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の段ボールシート先端検出装置。
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