JP2016124356A - 部品取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】表皮材の開口縁部が蓋部材の縁からはみ出してしまうことを抑制することができる部品取付構造を提供する。
【解決手段】トリムカバーアセンブリ32は、表皮材18と、表皮材18の裏面18Aに重ね合された枠状の枠体34と、を含んで構成されている。枠体34は、縫製部40(固定部)と巻掛部42とから成っており、縫製部40が表皮材18に縫製されることで、枠体34が表皮材18に固定されている。表皮材18には、枠体34の開口部36と重なる部分に、折返し部48が形成されており、折返し部48を表皮材18の裏面18A側へ折返すことで、表皮材18が巻掛部42に巻き掛けられると共に開口部36が解放される。
【選択図】図4

Description

本発明は、部品取付構造に関する。
下記特許文献1には、シートバックの調節等に用いられる操作系部品を備える車両用シートにおける、操作系部品周辺の構造が開示されている。このような車両用シートでは、開口が形成された表皮材を操作系部品の周りに保持すると共に、表皮材の開口縁部を乗員から見えないように隠すことが求められる。
そこで、特許文献1に開示された構造においては、まず、表皮材に、枠状の補強部材に合わせた開口が形成される。次に、補強部材の全周が表皮材の開口縁部と縫製(又は溶着等)されて補強部材が表皮材に固定され、トリムカバーアセンブリが製造される。さらに、トリムカバーアセンブリがシートパッドに被せられると共に、補強部材が操作系部品に位置合わせされる。そして、その上から蓋部材が取付けられる。
特開2007−131199号公報
しかしながら、上記技術では、表皮材と補強部材(枠体)との固定(縫製や溶着等)が適切に行われず、車両用シートの完成状態で、表皮材の開口縁部が蓋部材の縁からはみ出してしまうことがあった。
本発明は、上記事実を鑑み、表皮材の開口縁部が蓋部材の縁からはみ出してしまうことを抑制することができる部品取付構造を提供することを課題とする。
請求項1記載の本発明に係る部品取付構造は、裏面へ折返して開口を形成する折返し部が設けられた表皮材と、前記表皮材の裏面に配置された枠体と、を備え、前記枠体は、前記開口の縁部が固定される固定部と、前記折返し部が巻き掛けられる巻掛部と、を有する。
この部品取付構造では、枠体の固定部に表皮材の開口の縁部が固定されているので、表皮材の裏面に枠体が配置された状態で表皮材と枠体との位置がずれることがない。
また、この部品取付構造の表皮材には、折返し部が設けられている。このため、折返し部を表皮材の裏面側へ折返し、折返し部を枠体の巻掛部に巻き掛けることにより、開口を開放させることができる。従って、この部品取付構造によって、操作系部品を備える車両用シートを製造することができる。
以上のように、枠体における巻掛部では、表皮材と枠体とを固定する必要がない。このため、枠体の全周を固定する従来の技術と比較して、固定する部位が少なく、固定による手間が軽減されている。
また、シート完成状態で、表皮材の折返し部の端末は、枠体の巻掛部を回り込んで表皮材の裏面に配置される。このため、蓋部材が被せられた状態(シート完成状態)で、表皮材の開口縁部が蓋部材の縁からはみ出してしまうことが抑制されている。
請求項2記載の本発明に係る部品取付構造は、請求項1に記載の部品取付構造において、前記固定部は、前記枠体の開口部を挟んで対向して2つ形成され、前記縁部が縫製される縫製部であり、前記2つの縫製部の間が巻掛部とされている。
この部品取付構造では、固定部は、表皮材の開口の縁部が縫製される縫製部であり、枠体の開口部を挟んで対向した位置に2つ形成されている。つまり、枠体は、開口部を挟んだ2つの部位で表皮材に縫製されている。このため、枠体を表皮材に安定して固定することができる。
また、2つの縫製部の間が巻掛部とされている。つまり、巻掛部もまた、開口部を挟んで2つ形成されている。このため、シート完成状態では、2つの巻掛部が対向する方向に作用する外力によって表皮材の開口縁部が蓋部材の縁からはみ出してしまうことが、より効率的に抑制されている。
請求項3記載の本発明に係る部品取付構造は、請求項1又は請求項2に記載の部品取付構造において、前記折返し部は、前記表皮材の裏面側へ折返されて、前記表皮材の裏面に接着されている。
この部品取付構造では、折返し部は、表皮材の裏面側に折返されて、表皮材の裏面に接着されている。このため、表皮材をシートパッドに被せる作業の際に折返し部が邪魔にならない。
請求項4記載の本発明に係る部品取付構造は、請求項3に記載の部品取付構造において、前記枠体が前記表皮材と共に収容される収容部を有するベース部材と、前記ベース部材に取付けられ、前記枠体を前記収容部に保持する蓋部材と、をさらに備える。
この部品取付構造では、枠体が表皮材と共にベース部材の収容部に収容される。そして、蓋部材がベース部材に取付けられて、枠体が収容部に保持される。このため、表皮材をベース部材の周りに保持することができる。さらに、この部品取付構造では、表皮材の折返し部の端末は、枠体の巻掛部を回り込んで表皮材の裏面に配置されている。このため、表皮材の開口縁部が蓋部材の縁からはみ出してしまうことが抑制されている。
以上説明したように、本発明に係る部品取付構造は、表皮材の開口縁部が蓋部材の縁からはみ出してしまうことを抑制することができるという優れた効果を有する。
本実施形態の車両用シートにおける操作系部品周辺を示した平面図である。 本実施形態の車両用シートの操作系部品周辺の構造が示し、(A)は図1の2A−2A線での端面図であり、(B)は図1の2B−2B線での端面図である。 本実施形態の車両用シートの一部を構成する蓋部材を示し、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 本実施形態の部品取付構造を示し、(A)は枠体の底面図であり、(B)は枠体が縫製(固定)される前段階の表皮材の底面図であり、(C)は枠体を表皮材に縫製(固定)した状態を示す底面図である。 本実施形態の車両用シートの操作系部品周辺の構造を示す分解斜視図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る部品取付構造の実施形態について説明する。図1には、本実施形態に係る部品取付構造が適用された車両用シート10における操作系部品12周辺の外観が示されている。操作系部品12は、例えばシートバックの上部などに配置されている。以下の説明では、便宜上、この図の矢印に示された方向を前後左右方向として話を進める。この際、紙面の手前を上方向とし、紙面の奥を下方向とする。
この図に示されるように、シートバックの調整等に用いられる操作ボタン14が乗員から操作可能に露出して設けられている。そして、操作ボタン14を囲むように、略矩形をした枠状の蓋部材16が設けられている。なお、蓋部材16は、蓋部材16の下方に位置し、この図には示されない後述するベース部材50に取付けられている。蓋部材16の周りには、表皮材18が存在しており、表皮材18は蓋部材16の縁16Aから、蓋部材16の下に入り込んでいる。
図3(A)には、蓋部材16が平面視にて示されている。この図に示されるように、蓋部材16は、略矩形の枠状に形成された本体部20と、本体部20の内側に形成された傾斜部22と、を含んで構成されている。傾斜部22は、本体部20の内側端部から下方に傾斜して形成されている。
図3(B)には、蓋部材16が側面視にて示されている。この図に示されるように、蓋部材16の裏側には、爪部24が形成されている。爪部24は、本実施形態では合計4つ形成されており、この図においては、そのうちの2つが示されている。爪部24は、本体部20の裏面から下方に突出した垂下部26と、垂下部26の先端に形成された係合部28と、から構成されている。この係合部28が後述するベース部材50の孔部60と係合することで、蓋部材16がベース部材50に取付けられる。
また、蓋部材16の裏側には、位置決め部30が形成されている。位置決め部30は、本体部20の裏面から下方に突出して形成されており、この位置決め部30により、ベース部材50への取付時に位置決めがしやすくなっている。
図4(A)には、本実施形態の部品取付構造が適用されたトリムカバーアセンブリ32の一部を構成する枠体34が底面視にて示されている。この図に示されるように、枠体34は、略矩形の平板部材の中心に開口部36を形成された部材であり、全体として枠状の部材として形成されている。そして、枠体34は、前後の枠を構成する一対の固定部としての一対の縫製部40と、左右の枠を構成する一対の巻掛部42と、から成っている。縫製部40は、後述するように表皮材18と縫製により固定される部位であり、巻掛部42は、後述するように表皮材18が巻き掛けられる部位である。縫製部40は、ミシン等による縫製に必要なだけの幅(前後方向の幅)で形成され、巻掛部42は、縫製部よりも狭い幅(左右方向の幅)で形成されている。なお、枠体34の材質としては、例えばポリプロピレンが用いられる。
図4(B)には、枠体34が縫製(固定)される前段階の表皮材18が底面視にて示されている。この図に示されるように、表皮材18は、略H状の裁断部44に沿って裁断されている。裁断部44は、横方向の切込みである一対の横切込44Aと、縦方向の切込みである縦切込44Bと、から成っている。横切込44Aの長さは、枠体34の開口部36の横の長さに一致しており、縦切込44Bの長さは、枠体34の開口部36の縦の長さに一致している。
図4(C)には、枠体34を表皮材18に縫製(固定)した状態、すなわちトリムカバーアセンブリ32が示されている。この図に示されるように、枠体34の開口部36が表皮材18の略H状の裁断部44に位置合わせされて、枠体34が表皮材18の裏面18Aに重ね合されている。そして、一対の縫製部40が、縫糸46により、表皮材18に縫製されている。これにより、枠体34は、表皮材18の裏面に重ね合された状態で、表皮材18に固定されている。
そして、表皮材18のうち、枠体34が重ね合された状態で開口部36と重なる部分は、枠体34の開口部36を通じて表皮材18の裏面18A側へ折返し可能とされている(この図では、折返された状態が示されている)。すわなち、表皮材18には、裁断部44で裁断されることにより、枠体34の開口部36と重なる部分に2つの折返し部48が形成されている。折返し部48が開口部36を通じて表皮材18の裏面18A側へ折返されることにより、枠体34の巻掛部42は、枠体34の表面側から裏面側にかけて表皮材18に巻き掛けられた状態となる。
なお、上記説明では、枠体34を表皮材18に縫製する前に裁断部44を裁断したが、枠体34を表皮材18に縫製した後に裁断部44を裁断してもよい。
図5には、車両用シート10の操作系部品12周辺の構造が分解斜視図にて示されている。この図に示されるように、車両用シート10は、上述した蓋部材16、表皮材18及び枠体34の他に、ベース部材50を備えている。そして、表皮材18及び枠体34(トリムカバーアセンブリ32)は、ベース部材50と蓋部材16とで挟まれるようにして、ベース部材50に取付けられる。
この図に示されるように、ベース部材50には、枠体34が載置される載置面52が形成されている。載置面52は、枠体34の形状に合わせて形成されている。そして、ベース部材50には、載置面52を囲むように、上方に向かって縦面54が形成されている。この載置面52と縦面54とにより、枠体34を収容する収容部56が形成されている。さらに、縦面54の上端からは、水平方向に延びる上面58が形成されている。
また、ベース部材50には、載置面52を貫通するように孔部60が形成されている。孔部60は、蓋部材16の爪部24に対応して設けられており、本実施形態では爪部24と同じく4つ形成されている。
図2には、シート完成状態における車両用シート10の操作系部品12周辺の構造が端面図にて示されている。図2(A)は図1における2A−2A線端面図であり、図2(B)は図1における2B−2B線端面図である。なお、これらの図では、操作ボタン14が省略して示されている。
図2(A)に示されるように、トリムカバーアセンブリ32は、表皮材18の折返し部48が表皮材18の裏面18A側へ折返された状態で、ベース部材50に取付けられている。そして、折返された折返し部48は、接着テープ62により表皮材18の裏面18Aに接着されている。なお、接着テープ62は、折返し部48の前後方向全体を覆うように接着している。
枠体34の巻掛部42は、表皮材18が巻き掛けれた状態で、ベース部材50の載置面52に載置されている。そして、蓋部材16が上方から被せられ、ベース部材50の孔部60に蓋部材16の爪部24が挿入されている。さらに、爪部24の係合部28が孔部60に係合して、蓋部材16がベース部材50に取付けられている。
このように構成されて、枠体34の巻掛部42は、表皮材18が巻き掛けられた状態で、ベース部材50の載置面52と蓋部材16の本体部20の裏面との間に挟持されている。より詳細には、巻掛部42は、表皮材18が巻き掛けられた状態で、ベース部材50の載置面52と、ベース部材50の縦面54と、蓋部材16の本体部20の裏面18Aと、によって表皮材18が圧縮された状態で挟持されている。これにより、巻掛部42及び巻掛部42に巻付いた表皮材18がベース部材50の収容部56から移動しないように保持されている。
また、図2(B)に示されるように、蓋部材16の爪部24及びベース部材50の孔部60が現れない断面においても、枠体34の巻掛部42は、表皮材18が巻き掛けられた状態で、ベース部材50の載置面52と、ベース部材50の縦面54と、蓋部材16の本体部20の裏面と、によって表皮材18が圧縮された状態で挟持されている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
車両用シート10が使用される状態では、着座する乗員等から表皮材18に対して様々な力が作用する。そのため、表皮材18の開口縁部(端末)が蓋部材16の縁16Aからはみ出してしまう方向に、表皮材18が引張られることがある(例えば、図1の矢印F)。従って、車両用シート10における操作系部品12周辺の構造では、表皮材18を操作系部品12の周辺に確実に保持し、表皮材18の開口縁部が蓋部材16からはみ出さないようにすることが要求される。
本実施形態のトリムカバーアセンブリ32では、表皮材18の裏面18Aに枠体34が重ね合された状態で、枠体34の縫製部40が表皮材18に縫製により固定されている。このため、トリムカバーアセンブリ32では、表皮材18と枠体34との位置がずれることがない。
特に、本実施形態のトリムカバーアセンブリ32では、縫製部40が開口部36を挟んで対向した位置に2つ形成されている。つまり、枠状の枠体34は、開口部36を挟んだ2つの部位で表皮材18に縫製されている。このため、枠体34を表皮材18に安定して固定することができる。
また、枠体34は枠状に形成されて開口部36を有しているため、枠体34が表皮材18の裏面18Aに重ね合されて固定された状態で、開口部36と重なる部分に表皮材18の一部分が存在する。ここで、本実施形態のトリムカバーアセンブリ32の表皮材18には、枠体34の開口部36と重なる部分が略H状の裁断部44で裁断されている。すなわち、表皮材18には、枠体34の開口部36と重なる部分に折返し部48が形成されている。このため、折返し部48を表皮材18の裏面18A側へ折返し、表皮材18を枠体34の巻掛部42に巻き掛けることにより、開口部36を開放させることができる。従って、このトリムカバーアセンブリ32を使用して、操作系部品12を備える車両用シート10を製造することができる。
本実施形態のトリムカバーアセンブリ32では、枠体34における巻掛部42では、表皮材18と枠体34とを固定(縫製)する必要がない。このため、枠体の全周を固定する従来の技術と比較して、固定する部位が少なくなり、固定(特に縫製)によるデメリットが緩和されている。すなわち、枠体を表皮材に縫製するには、縫製のため枠体の枠の幅を確保する必要があり枠の幅を狭くできず、また、縫製時に残った糸をカットする処理が必要であったが、本実施形態のトリムカバーアセンブリ32では、巻掛部42の枠の幅を狭くすることが出来、また、残った糸をカットする処理負担が軽減されている。また、全周を固定する従来の技術と比較して、表皮材18と枠体34との位置合わせのズレが発生しづらい。
また、図2(A)、(B)に示されるように、車両用シート10完成状態では、表皮材18の折返し部48の端末48Aは、枠体34の巻掛部42を回り込んで表皮材18の裏面18Aに配置されている。このため、蓋部材16が被せられた状態(車両用シート10完成状態)で、表皮材18の端末48Aが蓋部材16の縁16Aからはみ出してしまうことが抑制されている。
また、本実施形態では、2つの縫製部40の間が巻掛部42とされている。つまり、図2(A)、(B)に示されるように、巻掛部42もまた、開口部36を挟んで2つ形成されている。このため、車両用シート10完成状態では、2つの巻掛部42が対向する方向に外力(図2の矢印F)が作用した場合に、表皮材18の端末48Aが蓋部材16の縁16Aからはみ出してしまうことが、より効率的には抑制されている。
また、図2に示される本実施形態のトリムカバーアセンブリ32では、折返し部48は、表皮材18の裏面18A側に折返されて、表皮材18の裏面18Aに接着テープ62により接着されている。つまり、枠体34の開口部36が解放された状態となっている。このため、トリムカバーアセンブリ32をシートパッドに被せる際の作業が容易であると共に、表皮材18の端末48Aが蓋部材16の縁16Aからはみ出してしまうことがより効率的に抑制されている。
また、本実施形態の車両用シート10では、トリムカバーアセンブリ32の枠体34が表皮材18と共に、ベース部材50の収容部56に収容されている。そして、蓋部材16がベース部材50に取付けられて、トリムカバーアセンブリ32の枠体34が収容部56に保持される。このため、トリムカバーアセンブリ32の表皮材18をベース部材50の周りに保持することができる。さらに、この車両用シート10では、表皮材18の折返し部48の端末48Aは、枠体34の巻掛部42を回り込んで表皮材18の裏面18Aに配置されている。このため、表皮材18の開口縁部が蓋部材16の縁16Aからはみ出して露出してしまうことが防止又は抑制されている。
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、上記実施形態では、図4(C)で、折返し部48が表皮材18の裏面18Aに接着されていない状態のトリムカバーアセンブリ32を説明し、図2で、折返し部48が表皮材18の裏面18A側へ折返されて裏面18Aに接着されている状態のトリムカバーアセンブリ32を説明した。本発明の部品取付構造は、どちらの態様をも含み、折返し部が表皮材の裏面に接着されていてもよいし、また、接着されていなくてもよい(ベース部材への取付ける段階になって初めて接着されてもよい)。
また、上記実施形態の部品取付構造が適用されたトリムカバーアセンブリ32では、枠体34の固定部(縫製部40)が縫製により表皮材18に固定されていたが、本発明はこれに限られず、固定部を溶着等により表皮材18に固定してもよい。
また、上記実施形態の部品取付構造が適用されたトリムカバーアセンブリ32では、表皮材18が略H字状の裁断部44で裁断されることにより、2つの折返し部48が形成されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、略C字状の裁断部で裁断することにより1つの折返し部としてもよいし、また、3つの折返し部を形成してもよい。
また、上記実施形態では、表皮材18を裁断部44で裁断することにより折返し部48を形成したが、折返し部48の形成の仕方はこれに限られず、打ち抜き加工によってされてもよい。
また、上記実施形態の枠体34は略矩形の枠状部材であったが、本発明はこれに限られず、操作ボタンの形状に合わせて、枠体は様々な形状を採用することが出来る。例えば、略半円形状の枠状部材であってもよいし、五角形状の枠状部材であってもよい。
10 車両用シート(部品取付構造)
16 蓋部材
18 表皮材
18A 裏面
32 部品取付構造
34 枠体
36 開口部
40 縫製部(固定部)
42 巻掛部
48 折返し部
50 ベース部材
56 収容部

Claims (4)

  1. 裏面へ折返して開口を形成する折返し部が設けられた表皮材と、
    前記表皮材の裏面に配置された枠体と、
    を備え、
    前記枠体は、前記開口の縁部が固定される固定部と、前記折返し部が巻き掛けられる巻掛部と、を有する、
    部品取付構造。
  2. 前記固定部は、前記枠体の開口部を挟んで対向して2つ形成され、前記縁部が縫製される縫製部であり、
    前記2つの縫製部の間が巻掛部とされている、
    請求項1に記載の部品取付構造。
  3. 前記折返し部は、前記表皮材の裏面側へ折返されて、前記表皮材の裏面に接着されている、
    請求項1又は請求項2に記載の部品取付構造。
  4. 前記枠体が前記表皮材と共に収容される収容部を有するベース部材と、
    前記ベース部材に取付けられ、前記枠体を前記収容部に保持する蓋部材と、
    をさらに備える請求項3に記載の部品取付構造。
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