JP2016124307A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でブレーキ制御を実現する。【解決手段】ブレーキ操作子(ブレーキレバーL1,L2)と、ブレーキ操作子に機械的に連結されたロータ軸21,31を有する電動モータ(モータ20,30)と、制御装置100とを備える車両用ブレーキ装置1である。制御装置100は、電動モータの逆起電力に基づいてブレーキ操作子の操作情報を取得する操作情報取得手段と、操作情報取得手段が取得した操作情報に基づいて電動モータを駆動することで、ブレーキ力を制御するブレーキ制御手段とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ブレーキ装置に関する。
車両のブレーキ制御装置は、一般に、ブレーキペダルなどのブレーキ操作子と車輪ブレーキとの間を繋ぐ液圧回路に設けられ、複数の電磁弁により液圧路の遮断・開放を制御することでブレーキ力を制御している。そして、マスタシリンダ圧やブレーキ操作子の位置をセンサにより取得して、これらの情報に基づいてブレーキを制御している。
特開2009−202690号公報
しかしながら、ブレーキ液圧を制御する場合、複雑な液圧回路を備える装置が重く大きいため、車両の重量が大きくなり、コストも高くなるという問題がある。また、マスタシリンダ圧やブレーキ操作子の位置などを検出する各種のセンサを設けることもコスト高の要因となる。
そこで、本発明は、簡素な構造でブレーキを制御することが可能な車両用ブレーキ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明の車両用ブレーキ装置は、ブレーキ操作子と、前記ブレーキ操作子に機械的に連結されたロータ軸を有する電動モータと、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記電動モータの逆起電力に基づいてブレーキ操作子の操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記操作情報取得手段が取得した操作情報に基づいて前記電動モータを駆動することで、ブレーキ力を制御するブレーキ制御手段とを有することを特徴とする。
このような車両用ブレーキ装置では、ブレーキ操作子を操作すると、ブレーキ操作子に機械的に連結されたロータ軸が回転し、その回転速度に応じた逆起電力が発生する。そのため、操作情報取得手段は、この逆起電力自体、または、逆起電力から計算して得た情報を操作情報として利用することができる。本発明の車両用ブレーキ装置は、ブレーキ制御手段が、この操作情報に基づいて電動モータを制御してブレーキ力を制御するので、液圧回路を備えた大きな装置は不要となり、簡素な構成で車両用ブレーキ装置を構成することができる。
前記した装置において、前記制御装置は、前記逆起電力を積分して、前記ブレーキ操作子の操作量を算出する操作量演算部を備えることができる。
ブレーキ操作子に機械的に連結された電動モータの逆起電力は、ロータ軸の回転速度、すなわちブレーキ操作子の操作速度を意味するので、操作量演算部は、逆起電力を積分することでブレーキ操作子の操作量を算出することができる。
前記した装置において、前記操作量演算部は、前記操作量が所定値未満になった場合に、非制動状態に前記ブレーキ操作子の操作が戻されたと判定することができる。
電動モータの逆起電力は、ブレーキ操作子を制動側に操作した場合と戻し側に操作した場合とで正負が逆に発生する。そのため、ブレーキ操作子が非制動状態に戻されたときには、逆起電力の積分で求めた操作量が略0になるはずであるので、操作量が所定値未満になった場合に、非制動状態に前記ブレーキ操作子の操作が戻されたと判定することができる。
前記した装置において、前記ブレーキ制御手段は、前記逆起電力の絶対値に基づいて、急制動を判定するように構成することができる。
逆起電力の絶対値は、ブレーキ操作子の操作速度に応じた大きさを有するので、逆起電力の絶対値から急制動を判定することができる。
前記した装置において、前記ブレーキ制御手段は、急制動が判定された場合に、前記電動モータを駆動して、前記ブレーキ操作子に制動側への力を付与するブレーキアシスト制御部であってもよい。
また、前記ブレーキ制御手段は、前記ブレーキ操作子の操作量に応じて前記電動モータを駆動して、前記ブレーキ操作子に制動側への力を付与するパワーアシスト制御部であってもよい。
また、前記ブレーキ制御手段は、車輪がロックしかけたときに、前記電動モータを駆動して、前記ブレーキ操作子にブレーキ操作を戻す側への力を付与するアンチロックブレーキ制御部であってもよい。
また、前記した装置において、前記ブレーキ制御手段は、加速時の車輪の空転を検知したときに、前記電動モータを駆動して、前記ブレーキ操作子に制動側への力を付与するトラクションコントール制御部であってもよい。
また、前記した装置において、前記ブレーキ制御手段は、車両の停止時に前記電動モータを駆動して、前記ブレーキ操作子に制動側への力を付与する車両保持制御部であってもよい。
前記した装置において、前記第1電動モータは、バーハンドル車両におけるバーハンドルに取り付けることができる。
本発明によれば、ブレーキ制御手段が、電動モータの逆起電力から取得した操作情報に基づいて電動モータを制御してブレーキ力を制御するので、液圧回路を備えた大きな装置は不要となり、簡素な構成で車両用ブレーキ装置を構成することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用ブレーキ装置の構成を示す図である。 電動モータのロータ軸を通る、ブレーキレバーとモータの断面図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 ブレーキレバーの操作パターンとその操作時に発生する逆起電力を示す図(a)〜(c)である。 電動モータに発生した逆起電力(a)と操作量(b)の関係を示すグラフである。 制御装置の全体処理のフローチャートである。 パラメータの取得・演算処理のフローチャートである。 急制動判定処理のフローチャートである。 アンチロックブレーキ制御のフローチャートである。るマップである。 第1変形例に係る制御装置のブロック図である。 第2変形例に係る制御装置のブロック図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、一実施形態に係る車両用ブレーキ装置1は、自動二輪車、自動三輪車またはバギーカーなどのバーハンドル10を備える車両に設けられるブレーキ装置であり、前の車輪WFに設けられたホイールシリンダCFと、後の車輪WRに設けられたホイールシリンダCRにブレーキ液を供給するように構成されている。
具体的には、バーハンドル10には、右側に前輪用のマスタシリンダM1が固定され、ブレーキホースH1によりマスタシリンダM1がホイールシリンダCFに接続されている。同様に、バーハンドル10の左側には、後輪用のマスタシリンダM2が固定され、ブレーキホースH2によりマスタシリンダM2がホイールシリンダCRに接続されている。
マスタシリンダM1をバーハンドル10に支持するベース部MB1には、ブレーキ操作子の一例としての右のブレーキレバーL1が回動可能に設けられ、同様に、マスタシリンダM2をバーハンドル10に支持するベース部MB2には、ブレーキ操作子の一例としての左のブレーキレバーL2が回動可能に設けられている。
図2に示すように、右のブレーキレバーL1は、セレーション13によって電動モータの一例としての右のモータ20のロータ軸21と機械的に連結されており、ロータ軸21が右のブレーキレバーL1の回動軸となっている。図2では、右のブレーキレバーL1について示すが、括弧書きで符号を示したように、左のブレーキレバーL2も、同様の構造で、電動モータの一例としての左のモータ30のロータ軸31を介してベース部MB2に支持されている。このため、右のブレーキレバーL1の操作は、ロータ軸21の回転となり、逆に、右のモータ20を駆動することによりロータ軸21を回動させると、右のブレーキレバーL1が回動するようになっている。また、左のブレーキレバーL2の操作は、ロータ軸31の回転となり、逆に、左のモータ30を駆動することによりロータ軸31を回動させると、左のブレーキレバーL2が回動するようになっている。なお、本実施形態においては、ロータ軸がブレーキレバーと同じ角度だけ回転するように直結されているが、減速ギアを介してブレーキレバーと連結してもよい。減速ギアを設けることで、電動モータとして出力トルクが小さいものを採用でき、また、ブレーキレバーを操作したときのロータ軸の回転量が多くなって逆起電力を検出しやすくなる。
図1に戻り、右のモータ20と左のモータ30は、ともに制御装置100に接続され、制御装置100により制御されるようになっている。また、車両用ブレーキ装置1は、適宜な箇所に前輪の車輪速を検出する前輪速センサ81と、後輪の車輪速を検出する後輪速センサ82と、右のモータ20の逆起電力を検出する第1起電力センサ91と、左のモータ30の逆起電力を検出する第2起電力センサ92とを備え、これらの各センサの検出値は制御装置100に出力されている。なお、第1起電力センサ91および第2起電力センサ92は、制御装置100内に設けられていてもよい。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力回路を備えており、各センサからの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって制御を実行する。具体的に図3に示すように、制御装置100は、スリップ率演算部110と、操作量演算部120と、アンチロックブレーキ(以下、「ABS」と省略する。)制御部130と、ブレーキアシスト(以下、「BA」と省略する。)制御部140と、モータ制御部180と、記憶部190を備えている。
スリップ率演算部110は、前輪速センサ81および後輪速センサ82から取得した前の車輪WFと後の車輪WRの車輪速に基づき公知の手法により車体速度Vを演算する。そして、車体速度Vと各車輪速の差を車体速度Vで割ることでスリップ率SL1,SL2を演算する。なお、各変数の符号において、最後につける1は、前輪に対応する変数であることを示し、2は、後輪に対応する変数であることを示すこととする。スリップ率SL1,SL2は、例えば、減速時に車輪がロックしそうなとき、すなわち、車体速度Vよりも車輪速が遅い場合に正の値をとるように算出することとするが、この正負は逆であってもよい。算出されたスリップ率SL1,SL2は、ABS制御部130へ出力される。なお、スリップ率SL1,SL2に代えて、同様の意味を持つスリップ量(車体速度Vと各車輪速の差)を用いてもよい。
操作量演算部120は、電動モータの逆起電力に基づいてブレーキ操作子の操作情報を取得する操作情報取得手段の一例であり、第1起電力センサ91および第2起電力センサ92から取得した右のモータ20の逆起電力VM1および左のモータ30の逆起電力VM2に基づいて、右のブレーキレバーL1の操作量B1と左のブレーキレバーL2の操作量B2を算出する。具体的には、操作量演算部120は、逆起電力VM1,VM2をそれぞれ積分することで、操作量B1,B2を算出し、算出した操作量B1,B2をBA制御部140に出力する。この積分は、例えば、制御サイクルごとに取得した逆起電力VM1,VM2を積算し続けることで行うことができる。
図4(a)に示すように、ブレーキレバーL1,L2を速く強く握って戻した場合、逆起電力VM1,VM2は、プラス側に大きく発生した後、マイナス側に発生する。図4(a)のグラフと基線との間で囲まれる面積は、プラス側に現れる部分が制動側への操作量となり、マイナス側へ現れる部分が戻し側への操作量となる。ブレーキレバーL1,L2を完全に戻すと、プラス側に現れた部分の総面積と、マイナス側に現れた部分の総面積は等しく、逆起電力VM1,VM2の積分は理論上0になる。
ブレーキレバーL1,L2をゆっくり軽く握って戻した場合、図4(b)に示すように、プラス側に小さな逆起電力VM1,VM2が発生し、ゆっくり戻すことで、マイナス側にも小さな逆起電力VM1,VM2が発生する。
ブレーキレバーL1,L2を一度握った後、握り増して戻した場合、図4(c)に示すように、プラス側に2回逆起電力VM1,VM2が発生した後、マイナス側に逆起電力VM1,VM2が発生する。
図5(b)は、図5(a)のグラフと基線との間で囲まれる面積、すなわち、逆起電力の積分を示したグラフである。図5(a)のプラス側に現れる部分は制動側への操作量となり、マイナス側へ現れる部分は戻し側への操作量となる。ブレーキレバーL1,L2を完全に戻すと、プラス側に現れた部分の総面積と、マイナス側に現れた部分の総面積は等しく、逆起電力VM1,VM2の積分は理論上0になる。
なお、本実施形態においては、逆起電力VM1,VM2は、各ブレーキレバーL1,L2を制動側に握ったときに正の値となり、戻したときに負の値となることとするが、この正負は逆であってもよい。正負が逆である場合、操作量演算部120は、逆起電力VM1,VM2の積分値の符号を逆にしたものを操作量として算出するとよい。
そして、操作量演算部120は、操作量B1,B2が0に近い所定値Bmin未満になった場合に、非制動状態に各ブレーキレバーL1,L2の操作が戻されたと判定し、判定結果をBA制御部140に出力する。
また、操作量演算部120は、第1起電力センサ91および第2起電力センサ92から取得した逆起電力VM1,VM2自体も、各ブレーキレバーL1,L2の操作速度を示す操作情報としてBA制御部140に出力する。
ABS制御部130は、スリップ率演算部110が算出したスリップ率SL1,SL2に基づいて、車輪WF,WRがロックしかけたときに、右のモータ20または左のモータ30を駆動して、ブレーキレバーL1,L2にブレーキ操作を戻す側への力を付与し、ブレーキ力を減少させる機能を有する。具体的には、ABS制御部130は、スリップ率SL1が閾値SL1thより大きくなった場合や、スリップ率SL2が閾値SL2thより大きくなった場合に、ABS制御を開始する。そして、各車輪WF,WRが減速中(例えば、今回の車輪速から前回の車輪速を引いた値が負)であれば、ブレーキ操作を戻す側に右のモータ20または左のモータ30を駆動して、ブレーキレバーL1,L2の操作量を減少させて制動力を減少させる。一方、各車輪WF,WRが加速中(例えば、今回の車輪速から前回の車輪速を引いた値が正)であれば、ブレーキ操作を戻す側に右のモータ20または左のモータ30を駆動して、ブレーキレバーL1,L2の操作量を保持する。また、スリップ率SL1が閾値SL1th以下になった場合や、スリップ率SL2が閾値SL2th以下になった場合には、右のモータ20または左のモータ30の駆動を停止してブレーキ力を増加させる。
ABS制御は、前の車輪WFと後の車輪WRのそれぞれについて行われる。また、ABS制御の実行中の有無は、フラグFB1,FB2により管理され、フラグFB1,FB2が0の場合は非実行中であり、フラグFB1,FB2が1の場合は実行中であることとする。ABS制御部130は、ABS制御の開始条件を満たしたときに、対応するフラグFB1,FB2を1にし、操作量演算部120により、非制動状態に各ブレーキレバーL1,L2の操作が戻されたと判定されたときに、対応するフラグFB1,FB2を0にリセットする。
なお、各車輪WF,WRが減速中であるときのABS制御における制動力(車両の減速度ではなく、ホイールシリンダCF,CRで発生する制動力)の減少量は、操作量演算部120から操作量B1,B2や逆起電力VM1,VM2を取得して、これらの操作情報に基づいて目標値を決定し、その目標値の減少量で速やかに制動力を減少させてもよい。この場合には、ABS制御部130は、ブレーキ制御手段の一例である。このようにすることで、より適切なブレーキ制御を行うことが可能となる。
BA制御部140は、ブレーキ制御手段の一例であり、操作量演算部120が取得した操作情報としての逆起電力VM1,VM2、操作量B1,B2に基づいて、右のモータ20および左のモータ30を駆動する。具体的には、BA制御部140は、逆起電力VM1の絶対値が閾値VM1thより大きく、かつ、操作量B1が閾値B1thより大きい場合に、前輪ブレーキで急制動がなされたと判定し、逆起電力VM2の絶対値が閾値VM2thより大きく、かつ、操作量B2が閾値B2thより大きい場合に、後輪ブレーキで急制動がなされたと判定する。なお、本実施形態では、ブレーキレバーL1,L2を制動側に操作したときに発生する逆起電力VM1,VM2は正であるので、計算処理上は、逆起電力VM1,VM2を絶対値化する必要はない。
前の車輪WFの急制動は、フラグFA1で管理され、後の車輪WRの急制動は、フラグFA2で管理される。BA制御部140は、急制動を判定したとき対応するフラグFA1,FA2を1にし、操作量演算部120により、非制動状態に各ブレーキレバーL1,L2の操作が戻されたと判定されたときに、対応するフラグFA1,FA2を0にリセットする。
BA制御部140は、急制動を判定した場合、ABS制御に入る前であれば、速やかにABS制御が開始されるように、対応するモータ20,30を駆動して、対応するブレーキレバーL1,L2に制動側への力を付与する。このときのモータ20,30の供給電力は、一例として、可能な限り大きい電力とすることができる。これにより、急制動時に速やかにABS制御を開始して、十分な車両の減速度を発生させることができる。
モータ制御部180は、ABS制御部130およびBA制御部140からの指令を受けて、右のモータ20および左のモータ30に電力を供給するように構成されている。
記憶部190は、車両用ブレーキ装置1の制御に必要な変数や定数を記憶している。操作量B1,B2、逆起電力VM1,VM2、各閾値などは、記憶部190に記憶される。
以上のように構成された車両用ブレーキ装置1の制御装置100の処理の一例について説明する。
図6に示すように、制御装置100は、各種のパラメータの取得・演算をする(S200)。具体的には、図7に示すように、スリップ率演算部110が前後の車輪速を取得し(S201)、車輪速から車体速度Vを推定する(S202)。そして、スリップ率演算部110は、前後の車輪速と車体速度Vからスリップ率SL1,SL2を算出する(S203)。次に、操作量演算部120は、各モータ20,30の逆起電力VM1,VM2を取得し(S204)、逆起電力VM1,VM2を積分することで操作量B1,B2を算出する(S205)。
図6に戻り、制御装置100は、BA制御部140により急制動を判定する(S300)。具体的には、図8に示すように、BA制御部140は、逆起電力VM1が閾値VM1thより大きく、かつ、操作量B1が閾値B1thより大きいか否かを判定し、これが満たされた場合には(S301,Yes)、急制動を判定し、フラグFA1を1にする。一方、ステップS301の条件を満たさない場合には(S301,No)、フラグFA1を変更することなくステップS303に進む。また、BA制御部140は、逆起電力VM2が閾値VM2thより大きく、かつ、操作量B2が閾値B2thより大きいか否かを判定し、これが満たされた場合には(S303,Yes)、急制動を判定し、フラグFA2を1にする。一方、ステップS303の条件を満たさない場合には(S303,No)、フラグFA2を変更することなく急制動の判定処理を終了する。
図6に戻り、制御装置100は、ABS制御部130で、スリップ率SL1が閾値SL1thより大きいか否か判定し、大きい場合には(S101,Yes)、ABSのフラグFB1を1にし(S105)、ABS制御を実行する(S400)。ここでのABS制御は、図9に示すように、車輪加速度(例えば、今回の車輪速から前回の車輪速を引いた値)が0より大きければ(S401,Yes)、対応するモータ20,30を戻し側に駆動してブレーキレバーL1,L2の操作量を保持し(S403)、車輪加速度が0より大きくなければ(S401,No)、対応するモータを戻し側に駆動してブレーキレバーL1,L2の操作量を減少させる(S402)。
図6に戻り、スリップ率SL1が閾値SL1thより大きくない場合(S101,No)、BA制御部140は、フラグFA1が1か否か判定し、1である場合(S102,Yes)、さらに、フラグFB1が0か否か、つまり、ABS制御に入っていないかどうか判定する。ここで、フラグFB1が0であれば(S103,Yes)、BA制御部140は、右モータを制動側に駆動して、BA制御を実行してステップS111に進む(S104)。一方、フラグFA1が1でない場合や(S102,No)、フラグFB1が0でない場合(S103,No)、BA制御を実行せずにステップS111に進む。
ステップS111〜S115およびステップS400は、後輪(左)ブレーキについて、ステップS101〜S105およびステップS400と同様の処理を実行するものであるので、ここでは詳細な説明を省略する。
後輪(左)ブレーキについての処理の後、操作量演算部120は、操作量B1が所定値Bmin未満か判定し、操作量B1が所定値Bmin未満であれば(S121,Yes)、ABS制御部130は、フラグFB1を0にリセットし、BA制御部140は、フラグFA1を0にリセットする(S122)。後輪(左)ブレーキについても同様に、操作量B2が所定値Bmin未満か判定し、操作量B2が所定値Bmin未満であれば(S123,Yes)、ABS制御部130は、フラグFB2を0にリセットし、BA制御部140は、フラグFA2を0にリセットする(S124)。
以上に説明した車両用ブレーキ装置1によれば、ライダーがブレーキレバーL1,L2を急に握ると、モータ20,30のロータ軸21,31が速い速度で回転し、大きな逆起電力VM1,VM2が発生する。このため、操作量演算部120で急制動が判定されて、BA制御部140によりブレーキレバーL1,L2の操作がアシストされ、制動力が大きくなることで、車輪WF,WRのスリップ率SL1,SL2が大きくなる。そして、スリップ率SL1,SL2が大きくなると、ABS制御が開始されて、十分な制動力が発生される。また、ブレーキレバーL1,L2が完全に戻された場合には、ABS制御が終了する。
このように、車両用ブレーキ装置1は、複雑で重い液圧回路を備えず、簡素な構成でありながら、ブレーキ制御を実行することが可能である。そして、モータ20,30の逆起電力から、ブレーキレバーL1,L2の操作量B1,B2と、操作速度を取得することができるので、逆起電力VM1,VM2を取得するだけの簡素な構成でブレーキ制御を実現することができる。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、適宜変形して実施することができる。
例えば、車両用ブレーキ装置は、図10に示すように、制御装置100Bがトラクションコントロール(以下、「TCS」とする。)制御部160を有する構成とすることができる。制御装置100Bは、TCS制御のため、スリップ量演算部110Bを備える。スリップ量演算部110Bは、前輪速センサ81および後輪速センサ82から取得した前の車輪WFと後の車輪WRの車輪速に基づき車体速度Vを推定する。そして、車体速度Vと後の車輪WRの車輪速の差をとってスリップ量を算出する。算出されたスリップ量はTCS制御部160に出力される。
TCS制御部160は、スリップ量演算部110Bから取得したスリップ量と、操作量演算部120から取得した操作量B1,B2に基づいて、TCS制御をするか否かと、制御量を決定する。すなわち、スリップ量が所定値以上になったときに、加速時の車輪の空転を検知して、モータ30に電力を供給してブレーキレバーL2に、制動側への力を付与する。
このような制御装置100Bを備える車両用ブレーキ装置によれば、加速時に車輪WRが空転したときに、モータ30で車輪WRに制動力を与えて、車輪WRの空転を抑制することができる。したがって、本形態によれば、簡易な構成でTCS制御を実現することができる。
また、車両用ブレーキ装置は、図11に示すように、制御装置100Cが車両保持制御部170を有していてもよい。車両保持制御部170は、前輪速センサ81、後輪速センサ82から各車輪WF,WRの角速度を取得するとともに、操作量演算部120から操作量B1,B2を取得する。また、車両の前後方向の傾斜角(加速度)を検出する傾斜角センサ95から、傾斜角を取得する。そして、車両保持制御部170は、車両が停止したとき、すなわち、車体速度Vが所定値未満になったときに、路面の傾斜と、ライダーのブレーキレバーL1,L2の操作量B1,B2とから、車両の停止を維持するのに不足している制動力を算出する。そして、車両保持制御部170は、当該制動力に応じた供給電力でモータ20,30を駆動して、ブレーキレバーL1,L2に制動側への力を付与するように構成されている。
このような制御装置100Cを備える車両用ブレーキ装置によれば、車両が斜面で停止したときなどに車両の移動を抑制する車両保持制御を、簡易な構成で実現することができる。
また、本発明は、以下に説明するように、種々の構成を採用することができる。
前記した実施形態においては、バーハンドル型の車両に搭載されるブレーキ装置を例示したが、一般の四輪自動車に本発明の車両用ブレーキ装置を採用することもできる。この場合、ブレーキ操作子は、1つのブレーキペダルとすることができる。
また、ブレーキ制御としても、前記した形態に限定されず、車両挙動制御などを行ってもよい。
前記実施形態においては、逆起電力VM1,VM2と、操作量B1,B2とから急制動を判定していたが、逆起電力VM1,VM2のみから急制動を判定しても構わない。
前記実施形態においては、ブレーキ力の伝達方式として油圧式を採用していたが、ワイヤや空圧で伝達してもよいし、電気信号によるいわゆるバイワイヤ方式のブレーキであっても構わない。
1 車両用ブレーキ装置
20 モータ
21 ロータ軸
30 モータ
31 ロータ軸
81 前輪速センサ
82 後輪速センサ
91 第1起電力センサ
92 第2起電力センサ
100,100A,100B,100C 制御装置
110 スリップ率演算部
110B スリップ量演算部
120 操作量演算部
130 アンチロックブレーキ制御部
140 ブレーキアシスト制御部
150 パワーアシスト制御部
160 トラクションコントロール制御部
170 車両保持制御部
180 モータ制御部
190 記憶部
L1 ブレーキレバー
L2 ブレーキレバー

Claims (9)

  1. ブレーキ操作子と、
    前記ブレーキ操作子に機械的に連結されたロータ軸を有する電動モータと、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記電動モータの逆起電力に基づいて前記ブレーキ操作子の操作情報を取得する操作情報取得手段と、
    前記操作情報取得手段が取得した操作情報に基づいて前記電動モータを駆動することで、ブレーキ力を制御するブレーキ制御手段とを有することを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 前記制御装置は、前記逆起電力を積分して、前記ブレーキ操作子の操作量を算出する操作量演算部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
  3. 前記操作量演算部は、前記操作量が所定値未満になった場合に、非制動状態に前記ブレーキ操作子の操作が戻されたと判定する請求項2に記載の車両用ブレーキ装置。
  4. 前記ブレーキ制御手段は、前記逆起電力の絶対値に基づいて、急制動を判定するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ装置。
  5. 前記ブレーキ制御手段は、急制動が判定された場合に、前記電動モータを駆動して、前記ブレーキ操作子に制動側への力を付与するブレーキアシスト制御部であることを特徴とする請求項3に記載の車両用ブレーキ装置。
  6. 前記ブレーキ制御手段は、車輪がロックしかけたときに、前記電動モータを駆動して、前記ブレーキ操作子にブレーキ操作を戻す側への力を付与するアンチロックブレーキ制御部であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ装置。
  7. 前記ブレーキ制御手段は、加速時の車輪の空転を検知したときに、前記電動モータを駆動して、前記ブレーキ操作子に制動側への力を付与するトラクションコントール制御部であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ装置。
  8. 前記ブレーキ制御手段は、車両の停止時に前記電動モータを駆動して、前記ブレーキ操作子に制動側への力を付与する車両保持制御部であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ装置。
  9. 前記第1電動モータは、バーハンドル車両におけるバーハンドルに取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ装置。
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