JP2016123224A - 多芯ケーブルのシール構造、及び、シール部材 - Google Patents

多芯ケーブルのシール構造、及び、シール部材 Download PDF

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Abstract

【課題】電線とゴム栓とのシール性を高めることができる多芯ケーブルのシール構造、及び、シール部材を提供する。【解決手段】複数の電線がシースで包囲されると共に前記シースの端部から前記複数の電線が導出された多芯ケーブルと、前記複数の電線のそれぞれが貫通されると共に前記シースの端部に外嵌されるゴム栓と、前記ゴム栓に外嵌されて前記ゴム栓を内方に押圧するキャップと、前記ゴム栓と並んで配されて前記シースに加締められる加締め部材と、を備え、 前記加締め部材は係止部を有すると共に前記キャップは被係止部を有し、前記係止部と前記被係止部とが係止することで前記電線と前記ゴム栓との相対的な位置が保持されるようになっている。【選択図】図2

Description

本明細書に開示される技術は、多芯ケーブルのシール構造、及び、シール部材に関する。
従来、複数の電線を一括して防水処理する方法として、複数の電線がそれぞれ挿通される複数の電線挿通孔を有するゴム栓が知られている。各電線の外周と、各電線挿通孔の内周とが密着することにより、各電線とゴム栓とがシールされるようになっている。
特開平11−329567号公報
このような一括型のゴム栓を、複数の電線がシースで包囲された多芯ケーブルの端末部分に取り付ける場合には、仮想的な技術として、ゴム栓にシースの端部に外嵌されるシース外嵌部を一体に設ける構成が考えられる。また、多芯ケーブルとゴム栓とのシール性をさらに高めるために、ゴム栓全体にキャップを外嵌し、ゴム栓をシースおよび複数の電線に押圧する構成が考えられる。
しかしながら上記の仮想的な技術によると、シースに対して外部から例えば捻じるような強い力が作用した場合に、シースがゴム栓に対して周方向に位置ずれしたり、シースの中で各電線が動いて各電線がゴム栓に対して捻じれ、ひいては、電線の外周と電線挿通孔の内周との密着性が低下して、電線とゴム栓とのシール性が低下する虞がある。
本明細書に開示される技術は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線とゴム栓とのシール性を高めることができる多芯ケーブルのシール構造、及び、シール部材を提供することを目的とする。
本明細書に開示される多芯ケーブルのシール構造は、複数の電線がシースで包囲されると共に前記シースの端部から前記複数の電線が導出された多芯ケーブルと、前記複数の電線のそれぞれが貫通されると共に前記シースの端部に外嵌されるゴム栓と、前記ゴム栓に外嵌されて前記ゴム栓を内方に押圧するキャップと、前記ゴム栓と並んで配されて前記シースに加締められる加締め部材と、を備え、前記加締め部材は係止部を有すると共に前記キャップは被係止部を有し、前記係止部と前記被係止部とが係止することで前記電線と前記ゴム栓との相対的な位置が保持されるようになっていることを特徴とする。
また、本明細書に開示されるシール部材は、複数の電線がシースで包囲されると共に前記シースの端部から前記複数の電線が導出された多芯ケーブルに取り付けられるものであって、前記複数の電線のそれぞれが貫通されると共に前記シースの端部に外嵌されるゴム栓と、前記ゴム栓に外嵌されて前記ゴム栓を内方に押圧するキャップと、前記ゴム栓と並んで配されて前記シースに加締められる加締め部材と、を備え、前記加締め部材は係止部を有すると共に前記キャップは被係止部を有し、前記係止部と前記被係止部とが係止することで前記加締め部材と前記キャップとの相対的な位置が保持されるようになっていることを特徴とする。
本明細書に開示される技術によれば、キャップは、ゴム栓に対して内方を押圧しつつ外嵌されているから、キャップとゴム栓とは相対的な位置が保持されている。一方、加締め部材はシースを加締めているから、加締め部材とシースとは相対的な位置が保持されている。また、シースのうち加締め部材により加締められている部分においては、複数の電線は、加締め部材によりシース内で動かないように保持されている。
そして、キャップおよび加締め部材は、被係止部および係止部が係止することで相対的な位置が保持されているから、結局、キャップに保持されたゴム栓、および、加締め部材に加締められたシースひいては電線の相対的位置が、間接的に保持されることとなる。従って、外部からシースに対して例えば捻るような強い力が作用した場合でも、電線とゴム栓とのシール性を良好な状態に保つことができる。
上記多芯ケーブルのシール構造、及び、シール部材は、以下の構成を備えていてもよい。
加締め部材はシースを加締める本体部を備え、係止部は、本体部からキャップに向けて延出された係止片であり、被係止部は、係止片を嵌め入れる受け凹部であり、係止片と受け凹部とが係止することで加締め部材とキャップとが回り止めされている構成としてもよい。
上記の態様によれば、簡単な構成で、かつ、位置合わせを容易に行いつつ加締め部材の係止片をキャップの受け凹部に嵌め入れて、本体部をシースに取り付けることができる。また、加締め部材とキャップとが回り止めされるから、電線がゴム栓に対して捻じれることが抑制される。
加締め部材は、シースの外周に沿う断面C字形状の筒状をなしてシースを加締める本体部を備える構成としてもよい。
また、加締め部材は、シースの外周に巻きつくように圧着されてシースを加締める本体部を備える構成としてもよい。
本明細書に開示される技術によれば、多芯ケーブルから導出された複数の電線とゴム栓とのシール性を高めることができる。
一実施形態に係る多芯ケーブルのシール構造およびシール部材を示す平面図 多芯ケーブルのシール構造およびシール部材を示す底面図 図5におけるIII−III線断面図 図5におけるIV−IV線断面図 シール部材を示す正面図 図1におけるVI−VI線断面図 図1におけるVII−VII線断面図 ゴム栓を示す斜視図 ゴム栓を示す平面図 ゴム栓を示す正面図 ゴム栓を示す背面図 キャップを示す斜視図 キャップを示す背面図 ガイド部材を示す斜視図 加締め部材を示す正面図 シースを皮剥ぎされた多芯ケーブルにおいて、複数の電線にガイド部材を取り付けた状態を示す斜視図 多芯ケーブルのシースの端部にゴム栓を外嵌させた状態を示す斜視図 多芯ケーブルに外嵌されたゴム栓にキャップを外嵌させた状態を示す斜視図 ホルダの分解斜視図 下ホルダの平面図 シール部材を取り付けた多芯ケーブルが配された状態の下ホルダの平面図 シール部材を取り付けた多芯ケーブルが配された状態の上ホルダの底面図 シール部材を取り付けた多芯ケーブルが配された状態の上ホルダの斜視図 嵌合部を受け凹部に嵌め込んだ状態を示す要部拡大斜視図 多芯ケーブルをホルダに組み付けた状態の斜視図 多芯ケーブルにホルダに組み付けた状態の断面図 他の実施形態のかしめ部材の正面図 他の実施形態の多芯ケーブルをホルダに組み付けた状態の断面図
一実施形態を、図1ないし図26を参照しつつ説明する。本実施形態は、例えば、車両(図示せず)に搭載された、電気パーキングブレーキ用のワイヤーハーネスに使用することができる。なお、以下の説明において、図1における右側を前方とし、左側を後方とする。また、図3における上側を上方とし、下側を下方とする。さらに、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
(多芯ケーブル11)
図3〜図4および図16〜図18に示すように、本実施形態に係る多芯ケーブル11は、複数の電線13A,13B,13C,13D(本実施形態では4つ)が絶縁性の合成樹脂製のシース14で包囲された構成となっている。電線13A,13B,13C,13Dは、金属製の芯線(図示せず)の外周が合成樹脂製の絶縁被覆(図示せず)で覆われた構成となっている。多芯ケーブル11の断面形状は円形状をなしている。以下、電線13A,13B,13C,13Dを区別せずに記載する場合は、電線13とする。
図6〜図7に示すように、4本の電線13A,13B,13C,13Dは、異なる外径寸法を有する2種の電線13A,13B,13C,13Dを含む。本実施形態においては、電気パーキングブレーキ用のモータに接続される第1電線13A、及び第2電線13Bと、アンチロックブレーキシステムのセンサ用の第3電線13C、及び第4電線13Dが含まれる。第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dの断面形状は円形状をなしている。
第1電線13Aと第2電線13Bの外径寸法は、第3電線13Cと第4電線13Dの外径寸法よりも大きく設定されている。第1電線13Aの外径寸法と、第2電線13Bの外径寸法とは同じに設定されている。また、第3電線13Cの外径寸法と、第4電線13Dの外径寸法とは同じに設定されている。多芯ケーブル11のシース14の端部14Aからは第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが導出されて、それぞれ分岐されている。
(シール部材10)
図1〜図4に示すように、多芯ケーブル11のシース14の端部14Aにおいて、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが分岐された領域には、シール部材10が取り付けられている。シール部材10によって、シース14の端部14Aから水、油等の液体がシース14内に浸入することが抑制されるようになっている。シール部材10は、シース14の端部14Aに取り付けられるゴム栓15と、ゴム栓15の内部に取り付けられるガイド部材16と、ゴム栓15に外嵌されるキャップ17と、シース14の端部寄りの位置にゴム栓15と並んで外嵌される加締め部材40と、を備える。
(ゴム栓15)
図3及び図4に示すように、シース14の端部14Aには、ゴム栓15が取り付けられている。ゴム栓15は、シース14の端部14Aに外嵌されるシース外嵌部18を有する。シース外嵌部18は、後方側(図3における左側)に向けて開口するフード状に形成されている。シース外嵌部18は、自然状態において実質的に円筒形状に形成されている。シース外嵌部18の後方側の端縁部には、シース外嵌部18の径方向の外方に突出するフランジ部19が形成されている(図8および図9参照)。フランジ部19の一部には、後述するキャップ17の延出片17Aを通すための切欠部19Aが設けられている(図10および図11参照)。
図3、図4及び図11に示すように、シース外嵌部18の内周には、内方に突出する複数のシース側リップ20が、シース外嵌部18の周方向に沿って環状に形成されている。シース外嵌部18がシース14の端部14Aに外嵌された状態で、シース側リップ20は、シース14の外周に密着するようになっている。これにより、ゴム栓15と、シース14との間がシールされる。
図3、図4及び図10に示すように、ゴム栓15のうち前方側(図3における右側)の端部には、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dのそれぞれが貫通される、複数(本実施形態では4つ)の貫通孔22A,22B,22C,22Dを有する電線貫通部21が設けられている。複数の貫通孔22A,22B,22C,22Dは、第1電線13Aが貫通される第1貫通孔22Aと、第2電線13Bが貫通される第2貫通孔22Bと、第3電線13Cが貫通される第3貫通孔22Cと、第4電線13Dが貫通される第4貫通孔22Dと、を含む。
図7および図10に示すように、電線貫通部21の断面形状は、角の丸められた台形状に形成されている。電線貫通部21の断面形状は、上下方向に伸びる長辺23と、この長辺23に平行であって長辺23よりも短い短辺24と、長辺23の端部と短辺24の端部とを連結する2つの斜辺25と、を備える。
電線貫通部21には、長辺23寄りの位置に、第1貫通孔22A及び第2貫通孔22Bが、長辺23の延びる方向(上下方向)に沿って並んで形成されている。また、電線貫通部21には、短辺24寄りの位置に、第3貫通孔22C及び第4貫通孔22Dが、短辺24の延びる方向(上下方向)に沿って並んで形成されている。
第1貫通孔22Aの内径寸法は、第1電線13Aの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図8及び図10に示すように、第1貫通孔22Aの内周には、第1電線13Aの外周に密着する第1電線側リップ26A(電線側リップの一例)が、第1貫通孔22Aの周方向に沿って環状に形成されている。第1電線側リップ26Aは、第1貫通孔22Aの内部に第1電線13Aが貫通された状態で、第1電線13Aの外周に密着するようになっている。これより、第1電線13Aとゴム栓15との間がシールされる。
第2貫通孔22Bの内径寸法は、第2電線13Bの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図8及び図10に示すように、第2貫通孔22Bの内周には、第2電線13Bの外周に密着する第2電線側リップ26B(電線側リップの一例)が、第2貫通孔22Bの周方向に沿って環状に形成されている。第2電線側リップ26Bは、第2貫通孔22Bの内部に第2電線13Bが貫通された状態で、第2電線13Bの外周に密着するようになっている。これにより、第2電線13Bとゴム栓15との間がシールされる。
第3貫通孔22Cの内径寸法は、第3電線13Cの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図8及び図10に示すように、第3貫通孔22Cの内周には、第3電線13Cの外周に密着する第3電線側リップ26C(電線側リップの一例)が、第3貫通孔22Cの周方向に沿って環状に形成されている。第3電線側リップ26Cは、第3貫通孔22Cの内部に第3電線13Cが貫通された状態で、第3電線13Cの外周に密着するようになっている。これにより、第3電線13Cとゴム栓15との間がシールされる。
第4貫通孔22Dの内径寸法は、第4電線13Dの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図8及び図10に示すように、第4貫通孔22Dの内周には、第4電線13Dの外周に密着する第4電線側リップ26D(電線側リップの一例)が、第4貫通孔22Dの周方向に沿って環状に形成されている。第4電線側リップ26Dは、第4貫通孔22Dの内部に第4電線13Dが貫通された状態で、第4電線13Dの外周に密着するようになっている。これにより、第4電線13Dとゴム栓15との間がシールされる。
図3及び図4に示すように、ゴム栓15には、シース外嵌部18の内部であって、シース側リップ20と、電線貫通部21との間の位置に、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dがそれぞれ挿通される複数(本実施形態では4つ)のガイド孔38A,38B,38C,38Dを有する、後述するガイド部材16が保持される保持部28が形成されている。
(キャップ17)
図3及び図4に示すように、ゴム栓15には合成樹脂製のキャップ17が外嵌されている。キャップ17は後方側(図3における左側)に向けて開口しており、ゴム栓15に前方側(図3における右側)から外嵌されている。
キャップ17の開口側(図3における左側)は、ゴム栓15のシース外嵌部18に外嵌される大径部30とされている。図6および図13に示すように、大径部30の断面形状は、シース外嵌部18の外形状に倣って、円形状に形成されている。
大径部30の内周は、図3および図4に示すように、シース外嵌部18の外周に形成された複数(本実施形態では3つ)の大径部側リップ31と密着するようになっている。図8及び図9に示すように、大径部側リップ31は、シース外嵌部18の外周面に、外方に突出すると共に、シース外嵌部18の周方向に沿って形成されている。大径部側リップ31と、キャップ17の大径部30の内周とが密着することにより、キャップ17の大径部30と、ゴム栓15のシース外嵌部18との間がシールされる。
また、図6及び図13に示すように、キャップ17の大径部30の内部には、キャップ17の開口方向に沿って延びるリブ状をなす複数(本実施形態では2つ)のゴム栓用係止部32が形成されている。2つのゴム栓用係止部32は、大径部30の内周において、互いに対向する位置に形成されている。
図6及び図8に示すように、ゴム栓15のシース外嵌部18及び保持部28の外周には、複数(本実施形態では2つ)のゴム栓用係止部32が嵌入される2つのゴム栓用被係止部33が、シース外嵌部18の延びる方向に沿って溝状に陥没して形成されている。2つのゴム栓用被係止部33のそれぞれは、大径部30に形成された2つのゴム栓用係止部32のそれぞれに対応する位置に形成されている。
大径部30のゴム栓用係止部32と、シース外嵌部18のゴム栓用被係止部33とが係止することにより、ゴム栓15が、キャップ17に対して、ゴム栓15の周方向について回転することが抑制されるようになっている。
図3及び図4に示すように、キャップ17の大径部30が、ゴム栓15のシース外嵌部18に外嵌された状態で、大径部30はシース外嵌部18を、シース外嵌部18の径方向の内方に押圧するようになっている。これにより、シース外嵌部18は、シース14の外周に外方から押圧されるようになっている。これにより、シース外嵌部18のシース側リップ20は、シース14の外周に確実に密着されるようになっている。
キャップ17(大径部30)の後方側の開口端縁の一部(下端部)には、後方側に向けて延出された延出片17Aが設けられている(図2および図24参照)。この延出片17Aは、上述したゴム栓15の切欠部19Aを通って、シース14側(後方側)に延びている。これにより、キャップ17がゴム栓15に対して、ゴム栓15の周方向について回転することが抑制されるようになっている。キャップ17(大径部30)の開口端縁のうち、延出片17A以外の部分は、ゴム栓15のフランジ部19に当接している(図4参照)。
延出片17Aは、内周面が大径部30の内周面と面一な曲面状とされるとともに、外周面が大径部30の外周面と面一な曲面状とされている。延出片17Aの延出寸法は、フランジ部19の厚さ寸法と後述する加締め部材40の嵌合部44(係止片43)の板厚との和とほぼ同等とされており、延出方向における先端縁(本実施形態における後方側の端縁部)は、ゴム栓15のフランジ部19よりシース14側(後方側)に突出している(図2および図24参照)。
また、延出片17Aの延出方向における先端面はシース14側(後方側)から凹状に切り欠かれており、後述する加締め部材40の係止片43(嵌合部44)を嵌め入れる受け凹部17Bとされている。受け凹部17Bの切り欠き深さは、後述する加締め部材40の係止片43(嵌合部44)の板厚とほぼ同等とされている。係止片43(嵌合部44)が受け凹部17Bに嵌め込まれることにより、加締め部材40がキャップ17に対して周方向について回転することが抑制されるようになっている。
図3及び図4に示すように、キャップ17のうち大径部30の前方(図3における右側)には、ゴム栓15の電線貫通部21に外嵌される小径部34が設けられている。小径部34の外径寸法は、大径部30の外径寸法よりも小さく設定されている。図5及び図12に示すように、小径部34の断面形状は、電線貫通部21の外形状に倣って、角の丸められた台形状に形成されている。
図3及び図4に示すように、小径部34の内周は、電線貫通部21の外周に形成された複数(本実施形態では3つ)の小径部側リップ35と密着するようになっている。図8及び図9に示すように、小径部側リップ35は、電線貫通部21の外周面に、外方に突出すると共に、電線貫通部21の周方向に沿って形成されている。小径部側リップ35と、キャップ17の小径部34の内周とが密着することにより、キャップ17の小径部34と、ゴム栓15の電線貫通部21との間がシールされる。
図3及び図4に示すように、キャップ17の小径部34が、ゴム栓15の電線貫通部21に外嵌された状態で、小径部34は電線貫通部21を、電線貫通部21の径方向の内方に押圧するようになっている。これにより、電線貫通部21は外方から圧縮される。これにより、第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dの内周に形成された第1〜第4電線側リップ26A,26B,26C,26Dは、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれの外周に確実に密着されるようになっている。
図3及び図4に示すように、キャップ17は、小径部34の前方側(図3における右側)に奥壁36を備えている。図5および図12に示すように、奥壁36には、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dのそれぞれがキャップ17から導出される、第1導出孔37A、第2導出孔37B、第3導出孔37C、及び第4導出孔37Dが、奥壁36を貫通して形成されている。
図6に示すように、キャップ17の大径部30に形成されたゴム栓用係止部32と、ゴム栓15のシース外嵌部18に形成されたゴム栓用被係止部33とが係止することにより、キャップ17に対するゴム栓15の相対的な位置決めがなされている。これにより、図3及び図4に示すように、ゴム栓15に形成された第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、キャップ17に形成された第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれとが、整合するようになっている。詳細に説明すると、第1貫通孔22Aと第1導出孔37Aとが整合し、第2貫通孔22Bと第2導出孔37Bとが整合し、第3貫通孔22Cと第3導出孔37Cとが整合し、第4貫通孔22Dと第4導出孔37Dとが整合するようになっている。
図5および図12に示すように、キャップ17には、小径部34の外面から小径部34の径方向外方に突出する2つの係止突起50A,50Bが形成されている。2つの係止突起50A,50Bのうち、一方の係止突起50Aは小径部34の長辺23側から突出しており、他方の係止突起50Bは小径部34の短辺24側から突出している。2つの係止突起50A,50Bは板状をなしており、全体として、概ね長方形状をなしている。
またキャップ17には、大径部30の外周に、上方に突出する回り止め突起51が形成されている。回り止め突起51は、大径部30の伸び方向(図1における左右方向)に延びるリブ状をなしている。
(ガイド部材16)
ガイド部材16は合成樹脂製であって、図6および図14に示すように、第1電線13Aが挿通される第1ガイド孔38Aと、第2電線13Bが挿通される第2ガイド孔38Bと、第3電線13Cが挿通される第3ガイド孔38Cと、第4電線13Dが挿通される第4ガイド孔38Dと、が貫通されている。
図6及び図11に示すように、ゴム栓15の保持部28の内周には、内方に突出する複数(本実施形態では4つ)のガイド部材用係止部29が形成されている。
ガイド部材16には、4つのガイド部材用係止部29のそれぞれが嵌入される複数(本実施形態では4つ)のガイド部材用被係止部39が、ガイド部材16の外周から陥没して形成されている。ガイド部材16に形成された4つのガイド部材用被係止部39のそれぞれは、ゴム栓15に形成された4つのガイド部材用係止部29のそれぞれと対応する位置に形成されている。
ゴム栓15の保持部28に形成された4つのガイド部材用係止部29のそれぞれと、ガイド部材16に形成された4つのガイド部材用被係止部39のそれぞれとが、係合する。これにより、ガイド部材16は、ゴム栓15に対してガイド部材16の周方向に回転することが抑制された状態で保持されるようになっている。これにより、ゴム栓15とガイド部材16との相対的な位置決めがなされる。この結果、図3及び図4に示すように、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれとが、整合するようになっている。詳細に説明すると、第1貫通孔22Aと第1ガイド孔38Aとが整合し、第2貫通孔22Bと第2ガイド孔38Bとが整合し、第3貫通孔22Cと第3ガイド孔38Cとが整合し、第4貫通孔22Dと第4ガイド孔38Dとが整合するようになっている。
(加締め部材40)
図1ないし図4に示すように、シース14には、その端部14A寄りのゴム栓15の後方側に、ゴム栓15と並んで加締め部材40が取り付けられている。加締め部材40は、金属製で、断面C字形状の略筒状をなす本体部41を有している(図15参照)。本体部41のうち、周方向における両端縁は、波型に形成されている(図1参照)。本体部41は開閉方向に弾性を有する。
本体部41のうち、周方向における中央部には、周方向に沿う長孔42が、本体部41の長さ方向に並んでその板面を貫通して2つ設けられている(図2参照)。
また、本体部41の長さ方向における一端側(前方側)の周方向の中央部には、図2および図24に示すように、前方(図2の右側)に向けて延出形成された係止片43が設けられている。この係止片43は、本体部41に沿って延出された後、先端側が外側に向けてL字形状に屈曲されており、その先端が上述したキャップ17の延出片17Aに設けられた受け凹部17Bにぴったり嵌め入れられる幅寸法の嵌合部44とされている。
(ホルダ52)
シース14の端部にシール部材10が取り付けられた多芯ケーブル11は、ホルダ52内に装着される。
ホルダ52は、図19に示すように、下ホルダ52Aと、この下ホルダ52Aに組み付けられる上ホルダ52Bと、を備える。
(下ホルダ52A)
図19及び図2に示すように、下ホルダ52Aは、底壁と、底壁の側縁から上方に立ち上がる側壁と、を備える。側壁には、第1電線13A及び第2電線13Bが導出されるモータ用電線導出口55Aと、第3電線13C及び第4電線13Dが導出されるセンサ用電線導出口56Aとが、半円形状に陥没して開口されている。また、モータ用電線導出口55A及びセンサ用電線導出口56Aが形成された側壁とは異なる側壁には、モータ又はセンサと異なる機器に接続される電線(図示せず)のための、予備導出口57Aが半円形状に陥没して開孔されている。
モータ用電線導出口55A、センサ用電線導出口56A、及び予備導出口57Aの内周面には、図示しないコルゲートチューブを保持するための複数の保持溝58が形成されている。
下ホルダ52Aの側壁のうち、モータ用電線導出口55A、センサ用電線導出口56A、及び予備導出口57Aが形成されたものとは異なる側壁には、外方に突出する延出部59Aが形成されている。延出部59Aの断面形状は略半円形状に形成されている。
延出部59Aの先端側は、シース14を加締めた状態の加締め部材40が保持される加締め部材保持部60とされている。加締め部材保持部60の内径寸法は、シース14を加締めた状態の加締め部材40の本体部41が径方向にがたつくことなく収容される寸法に設定されている(図21および図22参照)。
加締め部材保持部60のうち、先端側の端縁部には、内方に突出すると共に加締め部材保持部60の周方向に延びる保持リブ61が形成されている。この保持リブ61により、加締め部材40が加締め部材保持部60から外側に抜け出ることが防止されるようになっている。
また、加締め部材保持部60の伸び方向の寸法は、加締め部材40の本体部41がシース14に加締められ、嵌合部44がキャップ17の受け凹部17Bに嵌め込まれた状態において、加締め部材40が伸び方向にがたつくことなく収容される寸法に設定されている。
延出部59Aの基端側から、下ホルダ52Aのうち延出部59Aからやや内側の位置に亘って、キャップ17が保持されるキャップ保持部62が形成されている。
キャップ保持部62のうち、延出部59Aの基端側は、キャップ17の大径部30が収容されるようになっている。この大径部30が収容される部分の寸法は、大径部30が径方向にがたつくことなく収容される寸法に設定されている(図21および図22参照)。
また、キャップ保持部62のうち、側壁よりも下ホルダ52Aの内側の位置には、底壁から上方に突出する隔壁63が形成されており、この隔壁63によって囲まれた領域内には、キャップ17の小径部34が収容されるようになっている。隔壁63には、キャップ17が隔壁63の内部に収容された状態で、キャップ17の係止突起50A,50Bに対応する位置に、係止突起50A,50Bが挿入される係止溝64が、隔壁63の上端縁から下方に延びて形成されている。
キャップ保持部62にキャップ17が収容された状態で、係止突起50A,50Bは係止溝64の内部に挿入されている。これにより、係止突起50A,50Bが、係止溝64の内側面に対して、係止突起50A,50Bの厚み方向から当接することにより、キャップ17とホルダ52との相対的な位置がずれることが抑制されるようになっている(図21参照)。
係止溝64は、隔壁63のうち、下ホルダ52Aの側壁のやや内側の位置に形成されている。これにより、キャップ17に加えられた力が、下ホルダ52Aの側壁によって受けられるようになっている。
係止溝64の幅寸法は、係止突起50A、50Bの厚さ寸法と、同じか、やや大きく設定されている。係止溝64の開口縁部には、係止突起50A、50Bをガイドするための傾斜面が、上方に拡径して形成されている。
図19ないし図21に示すように、下ホルダ52Aの底壁には、ゴム栓15の第1?第4貫通孔22A,22B,22C,22Dから導出された複数の第1?第4電線13A,13B,13C,13Dを所定の配索経路にガイドするための、第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bが形成されている。第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bは、底壁から上方に立ち上がる壁状に形成されている。第2電線配索部65Bは、センサ用電線導出口56Aに近い側に設けられている。
第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bは、キャップ保持部62の近傍の位置から、モータ用電線導出口55Aの近傍の位置まで、緩やかに曲がって形成されている。第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bは、上方から見て略S字状に形成されている。第1電線配索部65Aと第2電線配索部65Bとの間には、第1電線13A、及び第2電線13Bが収容されるようになっている。これにより、第1電線13Aと第2電線13Bは、キャップ17からモータ用電線導出口55Aに至る配索経路に配索されている。
第2電線配索部65Bには、センサ用電線導出口56Aの近傍の位置に、センサ用電線導出口56Aに向かって延びるガイド突起66が形成されている。キャップ17から導出された第3電線13Cと第4電線13Dは、第2電線配索部65Bに当接すると共にガイド突起66と当接することによりガイドされ、キャップ17からセンサ用電線導出口56Aに至る配索経路に配索されている。
下ホルダ52Aの側壁には、ブラケット67が下方に突出して形成されている(図19参照)。ブラケット67にはボルト挿通孔68が貫通して形成されている。ボルト挿通孔68内にボルト(図示せず)が挿通されて、車両にねじ止めされることにより、ホルダ52が車両に対して固定されるようになっている。
(上ホルダ52B)
図19、図22及び図23に示すように、上ホルダ52Bは、上壁と、上壁の端縁から下方に延びる側壁と、を備える。上ホルダ52Bの側壁には、下ホルダ52Aの側壁に形成された複数のロック部69に対応する位置に、複数のロック受け部70が形成されている。ロック部69とロック受け部70とが弾性的に係合することにより、下ホルダ52Aと上ホルダ52Bとが組み付けられるようになっている(図25参照)。
上ホルダ52Bの側壁には、下ホルダ52Aと上ホルダ52Bとが組み付けられた状態で、下ホルダ52Aの、モータ用電線導出口55A、センサ用電線導出口56A、予備導出口57A、及び延出部59Aに対応する位置に、それぞれ、モータ用電線導出口55B、センサ用電線導出口56B、予備導出口57B、及び延出部59Bが形成されている。
上ホルダ52Bの延出部59Bには、キャップ17がキャップ保持部62に収容された状態において、キャップ17の回り止め突起51に対応する位置に、回り止め孔71が貫通して形成されている(図19および図25参照)。回り止め孔71の内部に回り止め突起51が挿入されて、回り止め突起51が回り止め孔71の内周面に当接することにより、キャップ17がキャップ保持部62内においてキャップ17の大径部30の周方向に回転することが抑制されるようになっている。
また、回り止め孔71が上ホルダ52Bに設けられていることにより、ホルダ52に対して、キャップ17(シール部材10)を、上下方向について確実に位置合わせすることができる。これにより、キャップ17から導出される第1?第4電線13A,13B,13C,13Dと、第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bとの位置合わせも容易に行うことができる。
なお、上ホルダ52Bのうち、下ホルダ52Aの加締め部材保持部60、キャップ保持部62、係止溝64に対応する位置には、同様の形態の加締め部材保持部60、キャップ保持部62、係止溝64が形成されている。
(製造工程)
続いて、本実施形態の製造工程の一例について説明する。なお、本実施形態の製造工程は、以下の記載に限定されない。
まず、多芯ケーブル11のシース14を、公知の手法により、皮剥ぎする。これより、シース14の端部14Aから第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dが導出された状態にする。
次に、図16に示すように、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれに、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを挿通される。詳細には、第1ガイド孔38Aに第1電線13Aを挿通させ、第2ガイド孔38Bに第2電線13Bを挿通させ、第3ガイド孔38Cに第3電線13Cを挿通させ、第4ガイド孔38Dに第4電線13Dを挿通させる。
次に、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれに、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを挿通させる。詳細には、第1貫通孔22Aに第1電線13Aを挿通させ、第2貫通孔22Bに第2電線13Bを挿通させ、第3貫通孔22Cに第3電線13Cを挿通させ、第4貫通孔22Dに第4電線13Dを挿通させる。その後、ゴム栓15をガイド部材16の位置にまで移動させる。
次に、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれとが、整合した配置になるように、ゴム栓15とガイド部材16との相対的な位置を調整する。上記の状態で、ゴム栓15のガイド部材16側係止部と、ガイド部材16のガイド部材16側被係止部と、を係止させる。これにより、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれとが整合した状態で、ガイド部材16がゴム栓15の保持部28に保持される。その後、図17に示すように、ゴム栓15をシース14の端部14Aにまで移動させ、シース14の端部14Aに、ゴム栓15のシース外嵌部18を外嵌させる。
次に、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれに、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを挿通させる。詳細には、第1導出孔37Aに第1電線13Aを挿通させ、第2導出孔37Bに第2電線13Bを挿通させ、第3導出孔37Cに第3電線13Cを挿通させ、第4導出孔37Dに第4電線13Dを挿通させる。その後、キャップ17を、シース14の端部14Aに外嵌されたゴム栓15の位置にまで移動させる。
次に、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれとが、整合した配置になるように、ゴム栓15とキャップ17との相対的な位置を調整する。上記の状態で、キャップ17のゴム栓15側係止部と、ゴム栓15のゴム栓15側被係止部、を係止させる。これにより、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれとが整合した状態で、キャップ17がゴム栓15に外嵌される。その後、キャップ17を、ゴム栓15のフランジ部19に当接するまで押し込む(図18参照)。
この時、キャップ17の延出片17Aは、ゴム栓15のフランジ部19に設けた切欠部19Aを通り、その先端部がフランジ部19の背面より後方側に突出した状態とされる(図24参照)。
次に、加締め部材40の嵌合部44がキャップ17の受け凹部17Bに嵌め込まれるように位置合わせを行いつつ、本体部41をシース14に取り付ける。本体部41は、弾性変形しつつシース14に取り付けられ、シース14に装着された状態において、シース14を内側に向けて加締めつける。これにより、加締め部材40がシース14に対して相対的に固定されるとともに、シース14内の電線13は動かないように保持される。
このようにして、本実施形態に係るシール部材10が完成すると共に、多芯ケーブル11のシール構造12が完成する(図1ないし図4参照)。
続いて、図21に示すように、下ホルダ52Aの加締め部材保持部60に、シース14を加締めた加締め部材40を載置すると共に、キャップ保持部62に、キャップ17の回り止め突起51が上方を向く姿勢でキャップ17を載置する。このとき、キャップ17の係止突起50A,50Bが係止溝64に上方から挿入されるようにする。
次に、キャップ17から導出された第1電線13A及び第2電線13Bを第1電線配索部65Aと第2電線配索部65Bとの間に配置し、モータ用電線導出口55Aへと配索する。また、キャップ17から導出された第3電線13C及び第4電線13Dを、第2電線配索部65B、及びガイド突起66に沿わせながら、センサ用電線導出口56Aへと配索する。
続いて、上ホルダ52Bを下ホルダ52Aに対して上方から組み付ける。このとき、ロック部69とロック受け部70とが弾性的に係合することにより、上ホルダ52Bと下ホルダ52Aとが一体に組み付けられる(図25参照)。またこの状態で、キャップ17の回り止め突起51は、上ホルダ52Bの回り止め孔71内に嵌め入れられている。
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。
本実施形態の多芯ケーブル11のシール構造12、及び、シール部材10によれば、キャップ17は、ゴム栓15に対して内方を押圧しつつ外嵌されるとともに、ゴム栓用係止部32がゴム栓用被係止部33に係止し、かつ、延出片17Aが切欠部19Aに通されることにより回り止めがなされているから、キャップ17とゴム栓15とは相対的な位置が保持されている。
一方、加締め部材40はシース14を加締めているから、加締め部材40とシース14とは相対的な位置が保持されている。また、シース14のうち加締め部材40(本体部41)により加締められている部分においては、複数の電線13は、加締め部材40によりシース14内で動かないように保持されている。
そして、キャップ17および加締め部材40は、係止片43の嵌合部44が受け凹部17Bに嵌め込まれることにより相対的な位置が保持されているから、結局、ゴム栓15およびシース14、ひいては、ゴム栓15および電線13の相対的位置が間接的に保持されることとなる。従って、外部からシース14に対して例えば捻るような強い力が作用した場合でも、電線13とゴム栓15とのシール性を良好な状態に保つことができる。
また、加締め部材40とキャップ17との係止構造は、加締め部材40の本体部41から延出された係止片43の嵌合部44を、キャップ17に設けた受け凹部17Bに嵌め入れるだけの簡単な構成であるから、複雑な係止構造は不要であり、また、位置合わせが簡単で作業性に優れる。またこのような構成により、加締め部材40とキャップ17との回り止めが確実に行われ、電線13がゴム栓15に対して捻じれることが抑制される。
このように、本実施形態によれば、多芯ケーブル11から導出された複数の電線13とゴム栓15とのシール性を高めることができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、キャップ17に設けた受け凹部17Bに加締め部材40の係止片43の嵌合部44を嵌め込むことにより、キャップ17と加締め部材40とを回り止めした状態とする形態を示したが、キャップ側に嵌合部を設け、加締め部材側に嵌合部を受け入れる受け凹部を設ける構成としてもよい。
(2)また、例えば、キャップおよび加締め部材のどちらか一方に係止孔を設けるとともに他方に係止孔と係止可能な係止部を設け、係止孔と係止部の係止により、シースの伸び方向における相対的な位置についても保持する構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、加締め部材40の本体部41を、弾性を有する断面C字形状の筒状としたが、例えば、図27に示すように、本体部を、シース14の外周に巻きつくように圧着されてシースを加締める形態としてもよい。
(4)上記実施形態では、加締め部材40を金属製としたが、例えば、樹脂性でもよい。
(5)上記実施形態では、ゴム栓用係止部32とゴム栓用被係止部33とを設けることによっても、キャップ17とゴム栓15とを回り止めする構成としたが、これらは省略してもよい。
(6)多芯ケーブル11に配された複数の電線は、2本〜3本、又は5本以上であってもよい。
(7)複数の電線は、2種類の外径寸法を有する電線を含む構成であったが、これに限られず、3種類以上の外径寸法を有する電線を含む構成としてもよい。あるいは、 複数の電線の外径寸法は全て同じであってもよい。
(8)ガイド部材16は省略することができる。
(9)電線はシールド電線でもよい。また、電線は、複数の金属細線が撚り合わされた芯線を備えた撚線であってもよく、また、金属棒材を芯線とするいわゆる単芯線であってもよい。このように電線としては、必要に応じて任意の電線を適宜に選択することができる。
(10)多芯ケーブル11は、いわゆるキャブタイヤケーブルであってもよく、また、複数の電線の外周がシールド層で包囲された多芯のシールド電線であってもよい。このように多芯ケーブル11としては、必要に応じて任意の多芯ケーブル11を適宜に選択することができる。
(11)本実施形態に係るシール部材10又はシール構造12によれば、水、油、有機溶媒等、必要に応じて任意の液体をシールすることができる。
(12)本実施形態においては、シース14を皮剥ぎされた多芯ケーブル11に対して、ガイド部材16、ゴム栓15、キャップ17、加締め部材40を、この順に組み付けることにより、シール部材10を組み立て、且つ、多芯ケーブル11のシール構造12を形成する構成としたが、これに限られず、予め組み付けられたシール部材10に、シース14を皮剥ぎされた多芯ケーブル11の複数の電線を挿通させることにより、多芯ケーブル11とシール部材10とを組み付けてもよい。
(13)下ホルダ52Aの加締め部材保持部60のうち、加締め部材40が収容された状態において長孔42に対応する位置に、長孔42に嵌まり込む突部60Aを設け、長孔42と突部60Aとの凹凸係合によって、加締め部材40を加締め部材保持部60内により安定的に保持させる構成としてもよい(図28参照)。
10:シール部材10
11:多芯ケーブル
12:シール構造
13:電線 14:シース
15:ゴム栓
16:ガイド部材
17:キャップ
17A:延出片(被係止部)
17B:受け凹部(被係止部)
18:シース外嵌部
19:フランジ部
19A:切欠き
21:電線貫通部
28:保持部
30:大径部
34:小径部
40:加締め部材
41:本体部
43:係止片(係止部)
44:嵌合部(係止部)

Claims (8)

  1. 複数の電線がシースで包囲されると共に前記シースの端部から前記複数の電線が導出された多芯ケーブルと、
    前記複数の電線のそれぞれが貫通されると共に前記シースの端部に外嵌されるゴム栓と、
    前記ゴム栓に外嵌されて前記ゴム栓を内方に押圧するキャップと、
    前記ゴム栓と並んで配されて前記シースに加締められる加締め部材と、を備え、
    前記加締め部材は係止部を有すると共に前記キャップは被係止部を有し、
    前記係止部と前記被係止部とが係止することで前記電線と前記ゴム栓との相対的な位置が保持されるようになっている多芯ケーブルのシール構造。
  2. 前記加締め部材は前記シースを加締める本体部を備え、前記係止部は、前記本体部から前記キャップに向けて延出された係止片であり、
    前記被係止部は、前記係止片を嵌め入れる受け凹部であり、
    前記係止片と前記受け凹部とが係止することで前記加締め部材と前記キャップとが回り止めされている請求項1に記載の多芯ケーブルのシール構造。
  3. 前記加締め部材は、前記シースの外周に沿う断面C字形状の筒状をなして前記シースを加締める本体部を備える請求項1または請求項2に記載の多芯ケーブルのシール構造。
  4. 前記加締め部材は、前記シースの外周に巻きつくように圧着されて前記シースを加締める本体部を備える請求項1または請求項2に記載の多芯ケーブルのシール構造。
  5. 複数の電線がシースで包囲されると共に前記シースの端部から前記複数の電線が導出された多芯ケーブルに取り付けられるシール部材であって、
    前記複数の電線のそれぞれが貫通されると共に前記シースの端部に外嵌されるゴム栓と、
    前記ゴム栓に外嵌されて前記ゴム栓を内方に押圧するキャップと、
    前記ゴム栓と並んで配されて前記シースに加締められる加締め部材と、を備え、
    前記加締め部材は係止部を有すると共に前記キャップは被係止部を有し、
    前記係止部と前記被係止部とが係止することで前記加締め部材と前記キャップとの相対的な位置が保持されるようになっているシール部材。
  6. 前記加締め部材は前記シースを加締める本体部を備え、前記係止部は、前記本体部から前記キャップに向けて延出された係止片であり、
    前記被係止部は、前記係止片を嵌め入れる受け凹部であり、
    前記係止片と前記受け凹部とが係止することで前記加締め部材と前記キャップとが回り止めされる請求項5に記載のシール部材。
  7. 前記加締め部材は、前記シースの外周に沿う断面C字形状の筒状をなして前記シースを加締める本体部を備える請求項5または請求項6に記載のシール部材。
  8. 前記加締め部材は、前記シースの外周に巻きつくように圧着されて前記シースを加締める本体部を備える請求項5または請求項6に記載のシール部材。
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