JP2016122741A - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2016122741A
JP2016122741A JP2014262182A JP2014262182A JP2016122741A JP 2016122741 A JP2016122741 A JP 2016122741A JP 2014262182 A JP2014262182 A JP 2014262182A JP 2014262182 A JP2014262182 A JP 2014262182A JP 2016122741 A JP2016122741 A JP 2016122741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anode foil
insulating resin
resin layer
foil
lead tab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014262182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6726835B2 (ja
Inventor
大輔 久保
Daisuke Kubo
大輔 久保
青山 達治
Tatsuji Aoyama
達治 青山
雅幸 高橋
Masayuki Takahashi
雅幸 高橋
田代 智之
Tomoyuki Tashiro
智之 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014262182A priority Critical patent/JP6726835B2/ja
Publication of JP2016122741A publication Critical patent/JP2016122741A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6726835B2 publication Critical patent/JP6726835B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】電解コンデンサの漏れ電流の上昇や短絡を改善すること。
【解決手段】電解コンデンサにおいて、表面に誘電体層が設けられた陽極箔と陰極箔とセパレータとを介して重ねて巻回した巻回素子を有するコンデンサ素子と、電解質と、を備え、陽極箔の幅方向の端部の表面の少なくとも一部、または長手方向の端部の表面の少なくとも一部に絶縁性の樹脂層が設けられ、この絶縁性の樹脂層は、セパレータを介して、陰極箔の少なくとも一部と重なる構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は各種電子機器、産業機器、自動車用機器等に使用される蓄電デバイスに関する。
従来の電解コンデンサは、アルミニウム等の弁作用金属のエッチング箔に化成被膜を形成した陽極箔と、アルミニウム等の弁作用金属のエッチング箔からなる陰極箔とを絶縁紙等からなるセパレータを介して巻回してコンデンサ素子を形成し、このコンデンサ素子に駆動用電解液を含浸するとともに、金属からなる有底筒状の外装ケースに収納し、外装ケースの開口部をゴムよりなる封口材で封止した構成となっている。
また、最近では、高周波領域におけるESRを低減するために、電解質として従来の電解液よりも電気伝導度の高い導電性高分子等の固体電解質を用いた固体電解コンデンサが検討され製品化されており、このような固体電解コンデンサは、陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介して巻回したコンデンサ素子の内部に導電性高分子を充填した構成を有している。(例えば、特許文献1)。
特開昭63−158829号公報
ところで、近年、電解コンデンサが車載用途に使用される傾向にあり、自動車のエンジンや電装品等の制御回路や駆動回路等に搭載されるようになっている。このような車載用途では、自動車の走行時の振動や、エンジンの振動等により、コンデンサは激しい振動を常に受け続け、また、エンジンルーム等に搭載した場合には、大きな温度変化に曝され続けることなり、このような振動や温度変化によって、電解コンデンサの内部に収納されたコンデンサ素子が振動、或いは収縮を繰り返すことにより、コンデンサ素子を構成している陽極箔と陰極箔、或いは陽極箔とセパレータ、或いは陰極箔とセパレータとがずれてしまい、その結果漏れ電流の上昇や短絡などの不具合を生じる場合がある。従って、このような激しい振動や、大きな温度変化に耐えられる電解コンデンサが必要となっている。
そこで、本発明は、上記のような課題を解決し、耐振性、対温度変化に優れた電解コンデンサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電解コンデンサは、表面に誘電体層が設けられた陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して重ねて巻回した巻回素子を有するコンデンサ素子と電解質とを備え、陽極箔の幅方向の端部の少なくとも一部、または長手方向の端部の少なくとも一部に絶縁性の樹脂層が設けられ、この絶縁性の樹脂層は、セパレータを介して、陰極箔の少なくとも一部と重なる構成とする。
本発明に係る電解コンデンサによれば、激しい振動や、大きな温度変化を繰り返し受ける使用環境においても、コンデンサ素子を構成している陽極箔と陰極箔、或いは陽極箔とセパレータ、或いは陰極箔とセパレータとのずれを抑制することができ、その結果、耐振
性、対温度変化に優れた電解コンデンサが得られる。
本発明の実施の形態における電解コンデンサの断面図 図1に示すコンデンサ素子12のA部の拡大図 本発明の実施の形態における他の例を示すコンデンサ素子12の断面の部分拡大図。 (a)本発明の他の実施の形態における陽極箔の平面図、(b)図4(a)に示す陽極箔のB−B´断面の部分拡大図、(c)図4(a)に示す陽極箔のC−C´部分断面図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお図面では理解しやすいように一部寸法の縦横比を変えて示している。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における電解コンデンサの断面図である。図2は図1に示すコンデンサ素子12のA部の拡大図である。図3は本発明の実施の形態における他の例を示すコンデンサ素子12の断面の部分拡大図である。
図1に示すように、本発明の電解コンデンサ1は、コンデンサ素子12が外装体15内に封入された構造を有する。
コンデンサ素子12は、表面に誘電体層を有する陽極箔21と陰極箔22とセパレータ23とを重ねて巻回された巻回素子11と、リードタブ端子16,17とを備える。
セパレータ23は、陽極箔21と陰極箔22との間に挟まれて巻回されている。
リードタブ端子16は陽極箔21に、リードタブ端子17は陰極箔22に、それぞれ接続されて巻回素子11の一方の端面から巻回素子11の外に導出されている。
コンデンサ素子12は、ケース13と封口体14とを備える外装体15に封入され、リードタブ端子16、17は、封口体14に設けられた貫通孔14aを通じて外部に導出されている。
電解質19は、電解液や導電性高分子等の固体電解質等、特に限定されないが陽極箔21、陰極箔22、セパレータ23に被着、または陽極箔21とセパレータとの間、陰極箔22とセパレータ23との間に存在している。
そして、陽極箔21の幅方向の端部の表面の少なくとも一部、または陽極箔21の長手方向の端部の表面の少なくとも一部に絶縁性の樹脂層18が設けられ、この絶縁性の樹脂層18は、セパレータ23を介して、陰極箔22と重なっている(図2または図3のDに示す部分)。
以上のように、陽極箔21の端部の表面に絶縁性の樹脂層18を設け、この絶縁性の樹脂層18が、セパレータ23を介して陰極箔22と重なるようにすることで、この重なる部分において、陽極箔21、セパレータ23、陰極箔22夫々を抑える圧力が大きくなることで、陽極箔21、セパレータ23、陰極箔22がお互いにずれにくくなり、その結果、激しい振動や大きな温度変化を連続的に或いは繰り返し受けるような使用環境においても、漏れ電流特性や絶縁性が劣化し難い電解コンデンサが得られる。
また、陽極箔21の一方の面における幅方向の端部の表面に設けられた絶縁性の樹脂層18は、陽極箔21の幅方向の端面に設けられた絶縁性の樹脂層18aに繋がり、さらに、陽極箔21の幅方向の端面に設けられた絶縁性の樹脂層18aは、陽極箔21の他方の面における幅方向の端部の表面に設けられた絶縁性の樹脂層18と繋がっている。
このように、陽極箔21の一方の面における幅方向の端部の表面に設けられた絶縁性の樹脂層18と、陽極箔21の幅方向の端面に設けられた絶縁性の樹脂層18aとが繋がることで、陽極箔21への絶縁性の樹脂層の付着力を高め、電解コンデンサの信頼性を高めることができる。そして、陽極箔21の一方の面における幅方向の端部の表面に設けられた絶縁性の樹脂層18と、陽極箔21の幅方向の端面に設けられた絶縁性の樹脂層18aと、陽極箔21の他方の面における幅方向の端部の表面に設けられた絶縁性の樹脂層18とが繋がることで、さらに陽極箔21への絶縁性の樹脂層の付着力を高めることができる。
さらに詳しく説明すると、
陽極箔21は、アルミニウム等の弁作用金属からなる金属箔をエッチング処理することにより粗面化し、さらにその表面に化成処理等によって誘電体層が設けられている。一方、陰極箔22はアルミニウム等の金属で構成されている。
なお、陰極箔22は、アルミニウム等の金属の表面に、化成皮膜が設けられていてもよく、異種金属や非金属の被膜が設けられていてもよい。異種金属や非金属としては、例えば、チタンのような金属やカーボンのような非金属などを挙げることができる。
リードタブ端子16、17の材料は特に限定されず、導電性材料であればよいが、少なくとも陽極箔21、陰極箔22との接合部分は、陽極箔21、陰極箔22と同じ材料で構成されていることが好ましい。
リードタブ端子16、17は、その表面が化成処理されていてもよい。また、リードタブ端子16、17の封口体14と接触する部分が樹脂材料で覆われていてもよい。
セパレータ23は、セルロース繊維を含んでいる。セルロース繊維とは、セルロースを主成分とした繊維の総称であり、マニラ麻、エスパルト、ヘンプ(Hemp)、クラフトパルプ、竹などの天然の材料から得られる天然繊維の他、これら天然の材料を一旦溶解させ紡糸して得られるレーヨンなどの再生繊維、および、天然の材料に化学的処理を加えて得られるアセテート等の半合成繊維を含んでいる。セパレータ23は、セルロース繊維以外の繊維、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ビニロン、ポリアミド繊維(ナイロンなどの脂肪族ポリアミド繊維およびアラミドなどの芳香族ポリアミド繊維)などを含んでいてもよい。
絶縁性の樹脂層18、18aを構成する樹脂の材料としては、シリコン系、エポキシ系、フッ素系、アクリル系、アラミド系、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂、ゴム等が挙げられる。
また、絶縁性の樹脂層18、18aの硬度は、デュロメータにおいて、E20〜A90であることが好ましい。絶縁性の樹脂層18、18aの硬度をデュロメータにおいて、E20〜A90とすることによって、コンデンサ素子12を構成する陽極箔21と陰極箔22およびセパレータ23のずれを抑制する効果を向上することができる。絶縁性の樹脂層18、18aの硬度がこの範囲より低くなると陽極箔21の滑性が悪くなり、巻回時において皺が発生しやすくなる、また硬度がこの範囲より高くなると陽極箔21の剛性が高く
なり過ぎ、巻回が困難になる。
電解質として固体電解質を用いる場合、この固体電解質に導電性高分子を含んでいてよい。導電性高分子として例えば、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリアセン、ポリチオフェンビニレンなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよく、2種以上のモノマーの共重合体でもよい。なお、本明細書では、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリンなどは、それぞれ、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリンなどを基本骨格とする高分子を意味する。したがって、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリンなどには、それぞれの誘導体も含まれ得る。例えば、ポリチオフェンには、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)などが含まれる。
導電性高分子は、ドーパントを含んでいてもよい。ドーパントとしては、例えば、ポリビニルスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリアリルスルホン酸、ポリアクリルスルホン酸、ポリメタクリルスルホン酸、ポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸)、ポリイソプレンスルホン酸、ポリアクリル酸などのアニオンが挙げられる。なかでも、ポリスチレンスルホン酸由来のポリアニオンが好ましい。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、これらは単独モノマーの重合体であってもよく、2種以上のモノマーの共重合体であってもよい。
導電性高分子は電解コンデンサの陰極としても機能する。
また、固体電解質に替えて、電解液を用いても良い。電解液は、有機溶媒に溶質を溶解して調製されている。有機溶媒として、アルコール類や、非プロトン性のアミド系溶剤、ラクトン類、スルホキシド類等を用いることができる。アルコール類としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロブタノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロプレングリコール、グリセリン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メトキシプロピレングリコール、グリコール類の重縮合物などが挙げられる。アミド系溶剤としては、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどが挙げられる。ラクトン類としては、γ−ブチロラクトン、β−ブチロラクトン、α−バレロラクトン、γ−バレロラクトンなどが挙げられる。スルホキシド類としては、スルホラン、3−メチルスルホラン、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。
また、溶質である電解質成分の塩基成分としては、アルキル置換アミジン基を有する化合物、で、イミダゾール化合物、ベンゾイミダゾール化合物、脂環式アミジン化合物(ピリミジン化合物、イミダゾリン化合物)などが挙げられる。また、電解質成分の塩基成分としては、アルキル置換アミジン基を有する化合物の4級アンモニウムを用いることもでき、アルキル置換アミジン基を有する化合物の4級アンモニウムとしては、炭素数1〜11のアルキル基またはアリールアルキル基で4級化されたイミダゾール化合物、ベンゾイミダゾール化合物、脂環式アミジン化合物(ピリミジン化合物、イミダゾリン化合物)などが挙げられる。また、塩基成分として、アンモニウム、一級アミン(メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミンエチレンジアミン、モノエタノールアミン等)、二級アミン(ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、エチルメチルアミン、ジフェニルアミン、ジエタノールアミン等)、三級アミン(トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウンデセン−7、トリエタノールアミン等)を用いてもよい。
また電解質成分の酸成分としては、脂肪族カルボン酸である飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸、芳香族カルボン酸等を用いることができる。脂肪族飽和カルボン酸としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、1,6−デカンジカルボン酸、5,6−デカンジカルボン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸などが挙げられる。脂肪族不飽和カルボン酸としては、マレイン酸、フマル酸、イコタン酸、アクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸を含む。芳香族カルボン酸は、フタル酸、サリチル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、安息香酸、レゾルシン酸、ケイ皮酸、ナフトエ酸などが挙げられる。また、これらのカルボン酸以外にもカルボン酸のニトロ誘導体やスルホン酸誘導体、無機酸であるリン酸誘導体やホウ酸誘導体などを電解質の酸成分として用いることができる。
電解液は、セパレータ23内部の空隙や、陽極箔21のエッチングピットにより構成された孔に入り込み、誘電体膜の欠陥部を修復する作用を有する。
また、固体電解質と電解液とを併用してもよい。固体電解質と電解液を併用することで、電解コンデンサのESR特性と、耐電圧特性とを向上することができる。
外装体15は、コンデンサ素子12より引き出されたリードタブ端子16、17の端部を外部に導出するようにしてコンデンサ素子12を封じている。
外装体15は、ケース13と、封口体14とを有する。ケース13はコンデンサ素子12を収納している。
封口体14にはリードタブ端子16、17を挿通させる貫通孔14aが設けられている。封口体14はケース13の開口部に配置され、ケース13の外周面を絞り加工部13aで圧縮することでケース13の開口部を封止している。
封口体14には、エチレンプロピレンゴムやイソブチルとイソプレンの共重合体であるブチルゴム等のゴム材料のほか、エポキシ樹脂などの樹脂材料などを用いることができる。
ケース13は金属製である。軽量化の観点から、ケース13はアルミニウムで構成することが好ましい。
次に本発明の実施の形態1における電解コンデンサの製造方法について説明する。
(電極箔の準備)
陽極箔21は、アルミニウムなどの弁作用金属からなる金属箔をエッチング処理することにより粗面化し、さらに化成処理により、粗面化された金属箔の表面に誘電体酸化被膜を形成する。エッチング処理としては、例えば直流電解法や交流電解法などを適用すればよい。化成処理としては、例えば金属箔をアジピン酸アンモニウム溶液などの化成液に浸漬した状態で電圧を印加すればよい。
化成処理により誘電体酸化被膜が形成された金属箔を、必要に応じて所定の幅にスリットする。
陰極箔22は、金属箔をそのまま用いてもよいし、表面を粗面化して用いてもよい。
表面を粗面化する方法としては、陽極箔21と同様にエッチング処理が適用できる。
陰極箔22に用いる金属箔も、必要に応じて所定の幅にスリットする。
(セパレータの準備)
天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維等の繊維等を含むセパレータ基材24をそのままセパレータ23として用いてもよいし、セパレータ基材24に導電性高分子等の固体電解質25を含浸、被着させたものをセパレータ23として用いてもよい。このセパレータ23も必要に応じて所定の幅にスリットする。
(陽極箔への絶縁性の樹脂層の形成)
陽極箔21に絶縁性の樹脂層18、18aを形成する方法としては、例えばロールによるコーティング方法が適用できる。
一例として、グラビアロールを用いたグラビアコートによる方法を説明する。
まず、絶縁性の樹脂層18、18aとなる樹脂を溶剤に溶解した樹脂液を、回転するグラビアロールの表面に付着させる。このとき樹脂液はグラビアロールの表面に規則正しく配置された容積が略同じ複数の微小なセルに受容されるので、グラビアロールの表面のどの部分においても、略同じ量の樹脂液が付着している。
そして、樹脂液が付着したグラビアロールの表面に、陽極箔21の幅方向の端部の表面を接触させながら、陽極箔をグラビアロールの回転方向と同じ方向或いは逆の方向に走行させる。このときグラビアロールの表面に付着した樹脂液の一定量が、グラビアロールの表面から陽極箔の幅方向の端部の表面に転写し塗着する。
その後陽極箔に塗着した樹脂液から溶剤成分を除去して乾燥することで、陽極箔の幅方向の端部の表面と端面に絶縁性の樹脂層18が形成される。
なお、絶縁性の樹脂層18を形成する樹脂が熱硬化性の樹脂或いは紫外線硬化性の樹脂などの場合には、溶剤を除去した後に、加熱或いは紫外線照射などの硬化手段を施せばよい。
なお、上記のようなグラビアコートによる方法では、陽極箔の幅方向の端面への樹脂液の塗着から、樹脂液から溶剤を除去して樹脂液を乾燥するまでの工程を、ロール状に巻き取った長尺の陽極箔21を巻き出し、そして再び巻き取るまでの間の搬送中に逐次行なえば、陽極箔21の端部の表面に連続的に絶縁性の樹脂層18を形成することができる。
なお、上記のように、陽極箔21の幅方向の端部の表面に絶縁性の樹脂層18を形成する場合には、図1に示すように、陽極箔21に形成する絶縁性の樹脂層18が陰極箔22に重なるように、陽極箔21および陰極箔22の幅方向の寸法と、絶縁性の樹脂層18の幅方向(陽極箔21における幅方向)の寸法を制御する。
なお、陽極箔の、絶縁性の樹脂層18を形成した端部の、幅方向における反対側の端部の表面に絶縁性の樹脂層18を形成する場合、或いは絶縁性の樹脂層18を形成した面の裏面の端部に絶縁性の樹脂層18を形成する場合にも上記の方法を適用すればよい。
また、陽極箔21の幅方向の端面に絶縁性の樹脂層18aを設ける場合には、陽極箔21に塗着する樹脂液の表面張力を下げるように溶剤の種類或いは樹脂液の組成を制御して、陽極箔21の端部に塗着された樹脂液が、陽極箔21の端部の表面から、陽極箔21の幅方向の端面へと回り込むようにすればよい。
(巻回素子の形成)
絶縁性の樹脂層18が形成された陽極箔21と、陰極箔22とにリードタブ端子を接続した後、陽極箔21の幅方向の端部の表面に形成した絶縁性の樹脂層18と、陰極箔22の端部とがセパレータ23を介して重なるように、陽極箔21、セパレータ23、陰極箔22、そして二つ目のセパレータ23を配置したものを巻回して巻回素子11を形成する。
なお、陽極箔21の長手方向の端部の表面に絶縁性の樹脂層18を形成する場合には、巻回素子11を形成する工程において、巻回前の陽極箔21の巻き始め、または巻き終わりの長手方向の端部の表面を、絶縁性の樹脂を溶媒に溶解させた樹脂液を含むフェルト或いは多孔質体に接触させて、陽極箔21の長手方向の端部に樹脂液を塗着させた後、塗着した樹脂液中の溶媒を除去して乾燥することによって、絶縁性の樹脂層18を形成することができる。
(コンデンサ素子の形成)
電解質として固体電解質を用いる場合には、予め固体電解質を含浸させたセパレータ23を用いてコンデンサ素子12を形成してもよいし、固体電解質を溶解或いは固体電解質の微粒子を分散させた液剤に巻回素子11を浸漬して、固体電解質を被着させてもよい。
また、電解質として電解液を用いる場合には、巻回素子11に電解液を含浸してコンデンサ素子12を形成した後に、このコンデンサ素子12をケース13に収納してもよいし、巻回素子11をケース13に収納した後に、ケース13に電解液を注入してもよいし、ケース13に電解液を注入した後に巻回素子11をケース13に収納してもよい。
(電解コンデンサの形成)
コンデンサ素子12が収納されたケース13の開口部に封口体14を配置し、封口体14の貫通孔14aからリードタブ端子16、17を導出し、絞り加工部13aで封止して電解コンデンサ1を形成する。
実施の形態2
次に本発明の実施の形態2について説明する。
図4(a)、は、本発明の実施の形態2における電解コンデンサ1の、コンデンサ素子12を構成する陽極箔21と、この陽極箔21に接続されたリードタブ端子16とを示す平面図である。図4(b)は図4(a)に示す陽極箔21とリードタブ端子16との接続部をB−B´で切断した断面の部分拡大図である。図4(c)は図4(a)に示す陽極箔21とリードタブ端子16との接続部をC−C´で切断した断面の部分断面図である。
図4(a)、(b)、(c)に示すように、陽極箔21の幅方向の端部の表面には絶縁性の樹脂層18が設けられている。そして陽極箔21の長手方向の端部の表面にも絶縁性の樹脂層18が設けられている。これらの絶縁性の樹脂層18は、この陽極箔21の一方の面の端部の表面から陽極箔21の端面を経て、陽極箔21の他方の面の端部の表面にも一方の面と同様に設けられ、一方の面に設けられた絶縁性の樹脂層18と他方の面に設けられた絶縁性の樹脂層18は、陽極箔の幅方向の端面に設けられた絶縁性の樹脂層18aを介して繋がっている。
陽極箔21の表面にはリードタブ端子16が針かしめ部26により接続されている。そして、陽極箔21とリードタブ端子16との接続部におけるリードタブ端子16の表面にも絶縁性の樹脂層38が設けられている。さらに、リードタブ端子16が接続された陽極
箔21の一方の面とは反対側の他方の面の、陽極箔21とリードタブ端子16との接続部と対向する部分にも絶縁性の樹脂層38bが設けられている。
以上のような構成とすることで、絶縁性の樹脂層18と38と38bとは、セパレータ23を介して、陰極箔22と重なることになり、この重なる部分において、陽極箔21、セパレータ23、陰極箔22夫々を抑える圧力が大きくなることで、陽極箔21、セパレータ23、陰極箔22がお互いにずれにくくなり、その結果、激しい振動や大きな温度変化を連続的に或いは繰り返し受けるような使用環境においても、漏れ電流特性や絶縁性が劣化しない電解コンデンサが得られる。
次に、実施の形態2における電解コンデンサの製造方法について説明する。
陽極箔21、陰極箔22、絶縁性の樹脂層18、18a、38、38bの材料は、実施の形態1と同じものが使用できる。
陽極箔21の幅方向の端部の表面に絶縁性の樹脂層18を形成する方法としては実施の形態1と同じ方法が適用できる。
陽極箔21の長手方向の端部の表面に絶縁性の樹脂層18を形成する方法としては実施の形態1と同じ方法が適用できる。
陽極箔21とリードタブ端子16との接続部におけるリードタブ端子16の表面に絶縁性の樹脂層38を設ける方法、およびリードタブ端子16が接続された陽極箔21の一方の面とは反対側の、他方の面のリードタブ端子16との接続部と対向する部分に絶縁性の樹脂層38bを設ける方法としては、巻回素子11を形成する工程において、巻回前の陽極箔21に予め接続されたリードタブ端子16の表面および、リードタブ端子16が接続された陽極箔21の一方の面とは反対側の他方の面の、リードタブ端子16との接続部と対向する部分に、絶縁性の樹脂を溶媒に溶解させた樹脂液を含ませたフェルト或いは多孔質体に接触させて、樹脂液を転写させた後、転写した樹脂液中の溶媒或いは分散媒を除去して乾燥することによって、陽極箔21に予め接続されたリードタブ端子16の表面および、リードタブ端子16が接続された陽極箔21の一方の面とは反対側の他方の面の、リードタブ端子16との接続部と対向する部分に絶縁性の樹脂層38を形成することができる。
コンデンサ素子12を形成する工程および、外装体にコンデンサ素子12を封入して電解コンデンサとする工程は実施の形態1と同じ方法が適用できる。
次に実施例について説明する。なお、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1について説明する。
陽極箔としては、厚みが115μmのアルミニウム箔の表面をエッチング処理により粗面化し、粗面化した表面に陽極酸化処理により誘電体皮膜を形成し、所定の幅にスリットしたものを用いた。
絶縁性の樹脂層の材料として、シリコーンゴム(信越化学工業株式会社製、商品名RVTシリコーンゴム)を使用した。
絶縁性の樹脂層の材料となるシリコーンゴム素材を溶剤に溶解し希釈した樹脂液を、グラビアコート法により、陽極箔の一方の面の幅方向の端部の表面に塗着し、樹脂液中の溶剤を除去して乾燥し絶縁性の樹脂層を形成した。陽極箔の他方の面の幅方向の端部の表面にも、陽極箔の一方の面と同様の方法で、絶縁性の樹脂層を形成した。
このとき、陽極箔の端部の表面に形成された絶縁性の樹脂層に繋るように、陽極箔の幅方向の端面にも絶縁性の樹脂層を形成した。
陽極箔の幅方向の端部の表面に形成された絶縁性の樹脂層は、陽極箔の幅方向の端面から0.4mmの幅で、厚みが15μmであった。また、陽極箔の幅方向の端面に形成した絶縁性の樹脂層は、陽極箔の幅方向の端面からの厚みが12μmであった。
そして、陽極箔の端部に形成した絶縁性の樹脂層の硬度は、デュロメータにおいて、A50であった。
陰極箔としては、厚みが115μmのアルミニウム箔を用い、この陰極箔と絶縁性の樹脂層が形成された陽極箔とに、アルミニウム製のリードタブ端子をそれぞれ針かしめにより接続した。そして厚みが60μmの天然繊維製のセパレータを介して、陽極箔の幅方向の端部の表面に形成した絶縁性の樹脂層と陰極箔の幅方向の端部が0.3mmの幅で重なるように、陽極箔とセパレータと陰極箔とを重ねて巻回して巻回素子を形成した。
そして、巻回素子に、固体電解質として導電性高分子を被着させてコンデンサ素子を形成した。
巻回素子に被着させる導電性高分子は、ポリスチレンスルホン酸をドーパントとして含む、ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェン(以下PEDOTと記載する)を用いた。
このPEDOTの微粒子を、水を主成分とする分散媒に分散させた分散液に、巻回素子の巻回部分が全て浸かるように浸漬し、圧力が50kPaの減圧下で10分間浸漬状態を維持して巻回素子に分散液を含浸した。
巻回素子を分散液から取り出し、高温槽で加熱して、巻回素子に含浸されている分散液中の分散媒を除去した。
以上の操作により、コンデンサ素子を形成した。
そして、導電性高分子が被着されたコンデンサ素子を、エチレングリコールに1,6−デカンジカルボン酸アンモニウムを溶解して調製した電解液とともに有底ケースに収納して封止し、電解コンデンサを作製した。
外装ケースとなる有底ケースは、アルミニウム製のものを用いた。
有底ケースの開口端を封止する封口体は、ブチルゴム製のものを用いた。
この実施例1では、定格電圧35V、容量47μFの電解コンデンサを作製した。
(実施例2)
実施例2は、絶縁性の樹脂層のデュロメータにおける硬度をE20としたことが異なる以外は実施例1と同様に電解コンデンサを作製した。
(実施例3)
実施例3は、絶縁性の樹脂層のデュロメータにおける硬度をA90としたとしたことが異なる以外は実施例1と同様に電解コンデンサを作製した。
(実施例4)
実施例4では、陽極箔の一方の面における幅方向の端部の表面に絶縁性の樹脂層を形成し、陽極箔の一方の面における長手方向の端部の表面にも絶縁性の樹脂層を形成した。さらに、陽極箔の他方の面における幅方向の端部の表面と、陽極箔の他方の面における長手方向の端部の表面とにも絶縁性の樹脂層を形成し、陽極箔の一方の面に形成した絶縁性の樹脂層と、他方の面に形成した絶縁性の樹脂層とが、陽極箔の端面に形成した絶縁性の樹脂層を介して繋がるようにした。
そして、陽極箔の表面にリードタブ端子16を針かしめにより接続し、陽極箔とリードタブ端子との接続部におけるリードタブ端子の表面に絶縁性の樹脂層を形成した。このとき、リードタブ端子の表面に形成した絶縁性の樹脂層の厚みは20μmであった。
さらに、リードタブ端子が接続された陽極箔の一方の面とは反対側の他方の面の、リードタブ端子との接続部と対向する部分に絶縁性の樹脂層を形成した。このときの絶縁性の樹脂層の厚みは20μmであった。
この実施例4において形成した絶縁性の樹脂層の硬度はディユロメータにおいてA60であった。
実施例4における電解コンデンサの製造方法について説明する。
陽極箔、陰極箔、絶縁性の樹脂層等の材料は、実施例1と同じものを使用した。
陽極箔の幅方向の端部の表面に絶縁性の樹脂層を形成する方法としては実施例1と同じ方法を適用した。
陽極箔の長手方向の端部の表面に絶縁性の樹脂層を形成方法としては実施例1と同じ方法を適用した。
陽極箔とリードタブ端子との接続部におけるリードタブ端子の表面、およびリードタブ端子が接続された陽極箔の一方の面とは反対側の他方の面の、リードタブ端子との接続部と対向する部分に絶縁性の樹脂層を形成する方法としては、巻回素子を形成する工程において、巻回前の陽極箔に予め接続されたリードタブ端子の表面および、リードタブ端子が接続された陽極箔の一方の面とは反対側の他方の面の、リードタブ端子との接続部と対向する部分に、絶縁性の樹脂を溶媒に溶解させた樹脂液を含ませたフェルトに接触させて、樹脂液を転写させた後、転写した樹脂液中の溶媒或いは分散媒を除去することによって、絶縁性の樹脂層を形成した。
巻回素子に導電性高分子を被着させてコンデンサ素子とする工程および、外装体にコンデンサ素子を封入して電解コンデンサとする工程は実施の形態1と同じ方法を適用した。
(実施例5)
実施例5は、リードタブ端子が接続された陽極箔の一方の面とは反対側の他方の面の、リードタブ端子との接続部と対向する部分に絶縁性の樹脂層を形成しないようにしたことが異なる以外は、実施例4と同様に電解コンデンサを作製した。
次に比較例について説明する。
(比較例1)
比較例1は、陽極箔に絶縁性の樹脂層を形成しない構成としたことが異なる以外は、実施例1と同様に電解コンデンサを作製した。
(比較例2)
比較例2は、絶縁性の樹脂層のデュロメータにおける硬度をE17としたことが異なる以外は、実施例1と同様に陽極箔に絶縁性の樹脂層を形成し、電解コンデンサの作製を試みたが、絶縁性の樹脂層が柔らかすぎる為に、陽極箔の滑性が悪く巻回素子を形成することができなかった。
(比較例3)
比較例3は、絶縁性の樹脂層のデュロメータにおける硬度をA95としたことが異なる以外は、実施例1と同様に陽極箔に絶縁性の樹脂層を形成し、電解コンデンサの作製を試みたが、絶縁性の樹脂層が硬すぎる為に、巻回素子を形成することができなかった。
(電解コンデンサの評価)
実施例および比較例で作製した電解コンデンサについて評価を行なった。
評価方法は、実施例、比較例で作製した電解コンデンサ夫々100個を振動試験にかけ、振振動試験後の漏れ電流値が、試験前の漏れ電流値の5倍以上となったものをNG判定としてカウントした。
振動試験の条件は、
周波数は、10Hz〜55Hz往復1分間/ 1分 /Cycle、
全振幅は、1.5mm、
振動方向と時間は、互いに直角な3方向に各2時間、合計6時間である。
評価結果を表1に示す。
表1に示すように、比較例1では、振動試験後の漏れ電流値が、試験前の漏れ電流値の5倍以上になったNG判定数が、試験数100個の内7個となっているのに対し、実施例1〜5の電解コンデンサでは、振動試験後の漏れ電流値が試験前の漏れ電流値の5倍以上になったNG判定数が、試験数100個の内3個以下となっており、本発明による耐震性の向上が認められる。
また、実施例4、5においては、振動試験後の漏れ電流値が試験前の漏れ電流値の5倍以上になったNG判定数が0〜1個となっており、陽極箔とリードタブ端子との接続部におけるリードタブ端子の表面に絶縁性の樹脂層を形成することによって、また、それに加えてリードタブ端子が接続された陽極箔の一方の面とは反対側の他方の面の、リードタブ端子との接続部と対向する部分に絶縁性の樹脂層を形成することによって、より耐振動性の向上が図られることがわかる。
Figure 2016122741
本発明は陽極体と、陰極体とセパレータを備えた電解コンデンサに適用できる。
1 電解コンデンサ
11 巻回素子
12 コンデンサ素子
13 ケース
13a 絞り加工部
14 封口体
14a 貫通孔
15 外装体
16、17 リードタブ端子
18、18a,38、38b 絶縁性の樹脂層
19 電解質
21 陽極箔
22 陰極箔
23 セパレータ
26 針かしめ部

Claims (5)

  1. 表面に誘電体層が設けられた陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して重ねて巻回した巻回素子を有するコンデンサ素子と、電解質とを備え、前記陽極箔の幅方向の端部の少なくとも一部、または長手方向の端部の少なくとも一部に絶縁性の樹脂層が設けられ、前記絶縁性の樹脂層は、前記セパレータを介して、前記陰極箔の少なくとも一部と重なることを特徴とする電解コンデンサ。
  2. 前記陽極箔の一方の面にはリードタブ端子が接続され、前記リードタブ端子の表面の少なくとも一部に絶縁性の樹脂層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサ。
  3. 前記陽極箔の一方の面にはリードタブ端子が接続され、前記陽極箔の、前記リードタブ端子が接続された一方の面とは反対側の他方の面の、前記リードタブ端子の接続部と対向する部分に絶縁性の樹脂層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサ。
  4. 前記陽極箔の、前記リードタブ端子が接続された一方の面とは反対側の他方の面の、前記リードタブ端子の接続部と対向する部分に絶縁性の樹脂層が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電解コンデンサ。
  5. 前記絶縁性の樹脂層の硬度が、デュロメータにおいてE20〜A90の範囲であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電解コンデンサ。
JP2014262182A 2014-12-25 2014-12-25 電解コンデンサ Active JP6726835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014262182A JP6726835B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014262182A JP6726835B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016122741A true JP2016122741A (ja) 2016-07-07
JP6726835B2 JP6726835B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=56329195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014262182A Active JP6726835B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6726835B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021200882A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 日本ケミコン株式会社 固体電解コンデンサ及びその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4852847U (ja) * 1971-10-20 1973-07-09
JPS55105942U (ja) * 1979-01-20 1980-07-24
JPS55111336U (ja) * 1979-01-29 1980-08-05
JPS6273531U (ja) * 1985-10-28 1987-05-11
JPS63110023U (ja) * 1987-01-07 1988-07-15

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4852847U (ja) * 1971-10-20 1973-07-09
JPS55105942U (ja) * 1979-01-20 1980-07-24
JPS55111336U (ja) * 1979-01-29 1980-08-05
JPS6273531U (ja) * 1985-10-28 1987-05-11
JPS63110023U (ja) * 1987-01-07 1988-07-15

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021200882A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 日本ケミコン株式会社 固体電解コンデンサ及びその製造方法
EP4131300A4 (en) * 2020-03-31 2024-06-19 Nippon Chemi-Con Corporation SOLID ELECTROLYTE CAPACITOR AND METHOD FOR MANUFACTURING SAME

Also Published As

Publication number Publication date
JP6726835B2 (ja) 2020-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7390601B2 (ja) 蓄電デバイス
JP5934878B2 (ja) 電解コンデンサおよびその製造方法
US7621970B2 (en) Manufacturing method of electrolytic capacitor
JP6476420B2 (ja) 蓄電デバイスおよびその製造方法
WO2020017530A1 (ja) 固体電解コンデンサ
JP6578505B2 (ja) 電解コンデンサ
JP6487285B2 (ja) ゲル電解質用組成物ならびにそれを用いたゲル電解質および電解コンデンサ
JP5327255B2 (ja) 電解コンデンサの製造方法
JP6435502B2 (ja) 蓄電デバイス
JP6450925B2 (ja) 蓄電デバイスおよびその製造方法
JP6500206B2 (ja) 蓄電デバイス
JP6726835B2 (ja) 電解コンデンサ
JP6500205B2 (ja) 蓄電デバイスの製造方法
JP6643582B2 (ja) 蓄電デバイスの製造方法
JPWO2020059672A1 (ja) 固体電解コンデンサ
WO2024070604A1 (ja) 固体電解コンデンサ及び製造方法
WO2024070603A1 (ja) 固体電解コンデンサ及び製造方法
JP2021163781A (ja) 固体電解コンデンサ及び製造方法
JP2006080112A (ja) 電解コンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160520

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181129

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200323

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200525

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6726835

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151