JP2016122555A - スイッチとスイッチモジュールと電動ドライバ - Google Patents

スイッチとスイッチモジュールと電動ドライバ Download PDF

Info

Publication number
JP2016122555A
JP2016122555A JP2014261509A JP2014261509A JP2016122555A JP 2016122555 A JP2016122555 A JP 2016122555A JP 2014261509 A JP2014261509 A JP 2014261509A JP 2014261509 A JP2014261509 A JP 2014261509A JP 2016122555 A JP2016122555 A JP 2016122555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
switch
motor
switch module
movable contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014261509A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6333167B2 (ja
Inventor
伸男 鳥居
Nobuo Torii
伸男 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKAI BUHIN KOGYO CO Ltd
Original Assignee
TOKAI BUHIN KOGYO CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKAI BUHIN KOGYO CO Ltd filed Critical TOKAI BUHIN KOGYO CO Ltd
Priority to JP2014261509A priority Critical patent/JP6333167B2/ja
Publication of JP2016122555A publication Critical patent/JP2016122555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6333167B2 publication Critical patent/JP6333167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】 構成の簡略化と小型化を図ることができるスイッチとスイッチモジュールと電動ドライバを提供すること。【解決手段】 常閉接点と、常開接点と、弾性部材からなり常時は自身の弾性力によって上記常閉接点に接触され、弾性力に抗して押圧操作されることにより上記常閉接点から離間して上記常開接点に接触される可動接点と、を具備したことを特徴とするスイッチ、このスイッチが複数設置されたスイッチモジュール、及び、上記スイッチ又はスイッチモジュールを用いた電動ドライバ。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、モータの正転・逆転操作に用いるスイッチとそのスイッチを複数使用したスイッチモジュールとそのスイッチモジュールを使用した電動ドライバに係り、特に、構成の簡略化と小型化を図ることができるように工夫したものに関する。
電動ドライバ、例えば、医療用の電動ドライバは、比較的狭隘な空間で使用されることが多く、その小型化が要求されている。電動ドライバを小型化するためには、例えば、スイッチの小型化が一つの方法として考えられる。スイッチを小型化するためには、可動接点としてドームスプリングを用いることが考えられる。ドームスプリングを用いたスイッチの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1、等がある。
この特許文献1に記載されたスイッチでは、上記ドームスプリングが可動接点として用いられ、上記可動接点が押圧・変形されることにより、2つの固定接点間を選択的に導通させるように構成されている。
このようなドームスプリングを用いたスイッチを、例えば、電動ドライバに用いた場合の電気回路の一例を図12に示す。
まず、電源501があり、この電源501は、電池502、503をポリスイッチ505を介して直列に接続した構成になっている。この電源501には、電源プラス端子504と電源マイナス端子506が設置されている。
また、モータ507が設置されており、上記電源プラス端子504と上記モータ507のモータプラス端子508との間には第1スイッチ509が設置されている。また、上記電源プラス端子504と上記モータ507のモータマイナス端子510との間には第2スイッチ511が設置されている。
上記第1スイッチ509及び第2スイッチ511は、それぞれ、ドームスプリングを用いた可動接点513と、第1固定接点515、第2固定接点517とから構成されている。上記可動接点513の一端は上記第1固定接点515に固着されており、その他端は常時は上記第2固定接点517から離間されている。上記可動接点513が弾性力に抗して押圧操作されると、その他端が上記第2固定接点517と接触して、上記第1固定接点515と上記第2固定接点517との間が導通する。
また、上記モータ507のモータプラス端子508と上記電源501の電源マイナス端子506との間には、第1リレ519と第2リレ接点521が並列に設置されており、上記モータ507のモータマイナス端子510と上記電源501の電源マイナス端子506との間には、第2リレ523と第1リレ接点525が並列に設置されている。
上記第1リレ接点525には、第1固定接点527、第2固定接点529、及び、可動接点531がある。常時は、図示しない弾性部材により上記可動接点531が付勢され、上記第1固定接点527と上記第2固定接点529は離間されている。上記第1リレ519が動作すると上記可動接点531が上記図示しない弾性部材の弾性力に抗して上記第1固定接点527、第2固定接点529の側に引き寄せられ、上記第1固定接点527と上記第2固定接点529とが導通する。
上記第2リレ接点521も、上記第1リレ接点525と同様の構成であり、第1固定接点527、第2固定接点529、及び、可動接点531から構成されている。常時は、上記第1固定接点527と上記第2固定接点529とは離間している。上記第2リレ523が動作すると、上記可動接点531によって、上記第1固定接点527と上記第2固定接点529とが導通する。
上記第1スイッチ509と上記第2スイッチ511の両方が押圧操作されていない状態では、上記モータ507のモータプラス端子508とモータマイナス端子510は、上記電源プラス端子504や電源マイナス端子506に導通されておらず、上記モータ507は動作しない。
上記第1スイッチ509のみが押圧操作されると、上記第1スイッチ509の上記第1固定接点515と上記第2固定接点517とが導通され、これにより、上記第1リレ519が動作されて、上記第1リレ接点525の第1固定接点527と第2固定接点529とが可動接点531によって導通される。このとき、上記モータ507のモータプラス端子508が上記第1スイッチ509を介して電源プラス端子504と導通し、上記モータ507のモータマイナス端子510は上記第1リレ接点525を介して上記電源マイナス端子506と導通し、上記モータ507が正転される。
これに対して、上記第2スイッチ511のみが押圧操作されると、上記第2スイッチ511の上記第1固定接点515と上記第2固定接点517とが導通され、これにより、上記第2リレ523が動作されて、上記第2リレ接点521の第1固定接点527と第2固定接点529とが可動接点531によって導通される。このとき、上記モータ507のモータマイナス端子508が上記第2スイッチ511を介して電源プラス端子504と導通し、上記モータ507のモータプラス端子508は上記第2リレ接点521を介して上記電源マイナス端子506と導通し、上記モータ507が逆転される。
また、上記モータ507のモータプラス端子508とモータマイナス端子510との間には、サージキラ533が設置されている。このサージキラ533により、上記モータ507の逆起電力に起因する、上記第1スイッチ509等の接点の損傷や、周囲への電磁ノイズの放射、等を防止している。
なお、ドームスプリングを使用したものではないが、電動ドライバのモータの正転・逆転を制御するための構成を開示したものとして、例えば、特許文献2がある。
特開平2000−149703号公報 特許第4551386号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
前述したように、ドームスプリングからなる可動接点513によって2つの固定接点515、517を選択的に導通させるような第1スイッチ509、第2スイッチ511を用いて、上記モータ507に供給される電流の向きを任意に変更できるような回路を構成しようとすると、図12に示すように、第1リレ519、第2リレ521を用いる必要があり、回路の構成が複雑化・大型化してしまい、結局、電動ドライバの構成の簡略化・小型化を阻害してしまうという問題があった。
また、上記第1スイッチ509と第2スイッチ511が両方同時に押圧操作されると、上記モータ507のモータプラス端子508とモータマイナス端子510が上記電源プラス端子504に導通されるとともに、上記第1リレ519と上記第2リレ523も動作されるので、上記モータ507のモータプラス端子508とモータマイナス端子510は上記電源マイナス端子506にも導通されることになる。そのため、上記電源501の上記電源プラス端子504と上記電源マイナス端子506の間が短絡してしまい、上記第1スイッチ509と第2スイッチ511の同時押しを防止する構成が必要となり、このことによっても、電動ドライバの構成の簡略化・小型化を阻害してしまう。
本願発明はこのような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、構成の簡略化と小型化を図ることができるスイッチとスイッチモジュールと電動ドライバを提供することにある。
上記課題を解決するべく請求項1記載のスイッチは、常閉接点と、常開接点と、弾性部材からなり常時は自身の弾性力によって上記常閉接点に接触され、弾性力に抗して押圧操作されることにより上記常閉接点から離間して上記常開接点に接触される可動接点と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2記載のスイッチは、請求項1記載のスイッチにおいて、上記可動接点はドームスプリングであることを特徴とするものである。
又、請求項3記載のスイッチモジュールは、請求項1又は請求項2記載のスイッチを複数設置してモジュール化したことを特徴とするものである。
又、請求項4記載のスイッチモジュールは、請求項3記載のスイッチモジュールにおいて、上記スイッチが2つ設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項5記載のスイッチモジュールは、請求項4記載のスイッチモジュールにおいて、シーソ部材が設置されていて、一方のスイッチの可動接点を押圧して常開接点に接触させると上記シーソ部材により他方のスイッチの可動接点の押圧が規制され、他方のスイッチの可動接点を押圧して常開接点に接触させると上記シーソ部材により一方のスイッチの可動接点の押圧が規制されることを特徴とするものである。
又、請求項6記載のスイッチモジュールは、請求項5記載のスイッチモジュールにおいて、上記シーソ部材を介して上記2つのスイッチの可動接点を押圧操作する押圧操作部材がそれぞれ設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項7記載のスイッチモジュールは、請求項6記載のスイッチモジュールにおいて、これら押圧操作部材と上記シーソ部材との間には回転体からなる中間操作部材がそれぞれ介装されていることを特徴とするものである。
又、請求項8記載のスイッチモジュールは、請求項7記載のスイッチモジュールにおいて、上記中間操作部材は球状部材であることを特徴とするものである。
又、請求項9記載のスイッチモジュールは、請求項4〜請求項8の何れかに記載のスイッチモジュールにおいて、上記2つのスイッチのそれぞれの常閉接点に設けられた貫通孔に配線部材を挿し込むとともに、それぞれの常開接点に設けられた貫通孔に配線部材を挿し込むことにより、所望の接続状態を得ることを特徴とするものである。
又、請求項10記載の電動ドライバは、請求項1〜請求項9の何れかに記載のスイッチ又はスイッチモジュールを用いることを特徴とするものである。
又、請求項11記載の電動ドライバは、請求項10記載の電動ドライバにおいて、医療用であることを特徴とするものである。
以上述べたように、請求項1記載のスイッチは、常閉接点と、常開接点と、弾性部材からなり常時は自身の弾性力によって上記常閉接点に接触され、弾性力に抗して押圧操作されることにより上記常閉接点から離間して上記常開接点に接触される可動接点と、を具備したため、上記可動接点自身に弾性復帰力を持たせるとともに、常閉接点を設けているので、例えば、電流の向きを任意に変更する回路を簡単な構成とすることができ、これにより上記スイッチが使用される装置も小型化することができる。
又、請求項2記載のスイッチは、請求項1記載のスイッチにおいて、上記可動接点はドームスプリングであるため、更に小型化することができる。
又、請求項3記載のスイッチモジュールは、請求項1又は請求項2記載のスイッチを複数設置してモジュール化したため、小型化することができると共に、このスイッチモジュールを用いた装置も小型化することができる。
又、請求項4記載のスイッチモジュールは、請求項3記載のスイッチモジュールにおいて、上記スイッチが2つ設置されているため、小型化することができると共に、このスイッチモジュールを用いた装置も小型化することができる。
又、請求項5記載のスイッチモジュールは、請求項4記載のスイッチモジュールにおいて、シーソ部材が設置されていて、一方のスイッチの可動接点を押圧して常開接点に接触させると上記シーソ部材により他方のスイッチの可動接点の押圧が規制され、他方のスイッチの可動接点を押圧して常開接点に接触させると上記シーソ部材により一方のスイッチの可動接点の押圧が規制されるため、上記一方のスイッチと上記他方のスイッチが同時に押されることを確実に防止できる。
又、請求項6記載のスイッチモジュールは、請求項5記載のスイッチモジュールにおいて、上記シーソ部材を介して上記2つのスイッチの可動接点を押圧操作する押圧操作部材がそれぞれ設置されているので、操作性が向上するとともに、シーソ部材の作用により非操作側の押圧操作部材は確実に元の位置に戻される。
又、請求項7記載のスイッチモジュールは、請求項6記載のスイッチモジュールにおいて、これら押圧操作部材と上記シーソ部材との間には回転体からなる中間操作部材がそれぞれ介装されているため、操作し易くなる。
又、請求項8記載のスイッチモジュールは、請求項7記載のスイッチモジュールにおいて、上記中間操作部材は球状部材であるため、更に操作し易くなる。
又、請求項9記載のスイッチモジュールは、請求項4〜請求項8の何れかに記載のスイッチモジュールにおいて、上記2つのスイッチのそれぞれの常閉接点に設けられた貫通孔に配線部材を挿し込むとともに、それぞれの常開接点に設けられた貫通孔に配線部材を挿し込むことにより、所望の接続状態を得るものであるため、上記スイッチモジュールの組み立てを容易にすることができる。
又、請求項10記載の電動ドライバは、請求項1〜請求項9の何れかに記載のスイッチ又はスイッチモジュールを用いるため、構成の簡略化と小型化を図ることができる。
又、請求項11記載の電動ドライバは、請求項9記載の電動ドライバにおいて、医療用であるため、医療用の電動ドライバについて、構成の簡略化と小型化を図ることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、電動ドライバの縦断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、電動ドライバを電池パックとアダプタを外した状態で後端側から見た背面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のIII部の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のIV部の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、スイッチモジュールの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、スイッチモジュールの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、スイッチモジュールのモジュール本体の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図8(a)はスイッチモジュールのモジュール本体の分解斜視図であって上部プレートのみを外しこの上部プレートをその底面側が見えるように回転させた図、図8(b)はモジュール本体の下部プレートを底面側からみた斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図9(a)は図5のIXa−IXa断面図、図9(b)は図9(a)の状態から第1スイッチを押圧・操作した状態を示す断面図、図9(c)は図9(a)の状態から第2スイッチを押圧・操作した状態を示す断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図10(a)は図5のXa−Xa断面図、図10(b)は図5のXb−Xb断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、電動ドライバの電気回路の構成を示す回路図である。 従来例を示す図で、電動ドライバの電気回路の構成を示す回路図である。
以下、図1乃至図11を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。この一実施の形態は、本発明を医療用の電動ドライバに適用した例を示すものである。
図1は本実施の形態による電動ドライバの全体の構成を示す縦断面図である。まず、本体ケース5がある。この本体ケース5には、貫通孔7が軸方向(図1中左右方向)に沿って延長・形成されている。この貫通孔7の後端側(図1中右端側)は、モータ収納部9となっている。また、このモータ収納部9の先端側(図1中左側)の上記貫通孔7は縮径されており、スピンドル収納部11となっている。また、このスピンドル収納部11の先端側(図1中左側)の貫通孔7は拡径されており、先端キャップ取付部13となっている。
上記モータ収納部9には、モータ15が収容・配置されている。このモータ15にはモータハウジング17があり、このモータハウジング17内には、図示しないステータが内装されていて、このステータの内側にはロータ(図示せず)が回転可能に設置されている。このロータには図示しない回転軸が同軸に固着されている。また、上記モータハウジング17内の先端側(図1中左側)には減速機18が内装されており、この減速機18により上記モータ15の図示しない回転軸の回転が減速され、出力軸19を介して出力される。
また、図2に示すように、上記モータ15の後端面(図2中紙面垂直方向手前側の面)には、上記モータ15のプラス端子21とマイナス端子23が突出・配置されている。
また、上記モータ15の後端面(図2中紙面垂直方向手前側の面)には、配線保持部材25が設置されている。この配線保持部材25は、非導電性と耐熱性を備えた部材、例えば、PEEK(Polyether ether Ketone、ポリエーテル・エーテル・ケトン)樹脂から構成されている。上記配線保持部材25には、まず、略板状の基部27があり、この基部27の幅方向(図2中左右方向)両端側からは、サージキラ保持用凸部28、29が、図2中紙面垂直方向手前側に突出・形成されている。また、上記基部27の図2中下端側にも、図2中紙面垂直方向手前側にサージキラ保持用凸部30が突出・形成されている。また、上記基部27の図2中上端からは図2中紙面垂直方向手前側に、配線保持用凸部31、33、35が突出・形成されている。また、上記基部27の中央には、図2中紙面垂直方向手前側に、端子ブロック保持用凸部37が突出・形成されている。
また、上記基部27の、上記端子ブロック保持用凸部37と上記サージキラ保持用凸部28との間には、プラス端子用貫通孔39が形成されており、このプラス端子用貫通孔39から、上記モータ15のプラス端子21が突出・配置されている。また、上記端子ブロック保持用凸部37と上記サージキラ保持用凸部29との間には、マイナス端子用貫通孔41が形成されており、このマイナス端子用貫通孔41から、上記モータ15のマイナス端子23が突出・配置されている。
上記サージキラ保持用凸部28と上記サージキラ保持用凸部30との間、及び、上記サージキラ保持用凸部30と上記サージキラ保持用凸部29との間には、サージキラ42のリード線43、45が介挿・保持されている。また、上記リード線43は上記モータ15のプラス端子21の図2中左側に配置されており、上記リード線45は上記モータ15のマイナス端子23の図2中右側に配置されている。
また、上記サージキラ保持用凸部30、上記配線保持用凸部31、上記配線保持用凸部33、上記端子ブロック保持用凸部37、及び、上記モータ15のプラス端子21に囲まれた箇所にはプラス側端子ブロック47が保持されている。
また、上記サージキラ保持用凸部30、上記配線保持用凸部33、上記配線保持用凸部35、上記端子ブロック保持用凸部37、及び、上記モータ15のマイナス端子23に囲まれた箇所にはマイナス側端子ブロック49が保持されている。
上記プラス側端子ブロック47は、上記モータ15のプラス端子21の図2中右側に配置されており、上記マイナス側端子ブロック49は、上記モータ15のマイナス端子23の図2中左側に配置されている。
また、上記モータ15のプラス端子21と上記プラス側端子ブロック47とサージキラ42のリード線43は、図示しない半田によって一体化されている。また、上記モータ15のマイナス端子23と上記マイナス側端子ブロック49とサージキラ42のリード線45も、図示しない半田によって一体化されている。
また、上記プラス側端子ブロック47には、接続用貫通孔51が形成されており、上記マイナス側端子ブロック49にも、接続用貫通孔53が形成されている。
また、上記スピンドル収納部11には、スピンドル61が、軸受63、65を介して、回転可能に設置されている。このスピンドル61には、後端側に減速機連結用凹部67が形成されており、この減速機連結用凹部67に上記減速機18の出力軸19が挿入・固定されている。
また、上記スピンドル61の先端側(図1中左側)には、ドライバ取付用凹部68が開口・形成されており、このドライバ取付用凹部68にドライバ69が挿入・固定されている。
また、上記スピンドル61には、上記ドライバ取付用凹部68内と上記スピンドル61の側面側(図1中上側又は下側)とを連通するように、ドライバ固定用貫通孔71、73が形成されている。これらドライバ固定用貫通孔71、73には固定用ボール77、79が内装されていて、これら固定用ボール77、79は、上記ドライバ69の外周面に形成された環状溝75に係合されている。それによって、上記ドライバ取付用凹部68内に挿入されたドライバ69を固定するようにしている。
なお、上記ドライバ固定用貫通孔71、73の上記ドライバ取付用凹部68側は縮径されており、上記固定用ボール77、79が上記ドライバ取付用凹部68内に脱落しないようになっている。
また、上記スピンドル61の先端(図1中左端)には、着脱用操作部材81が設置されている。この着脱用操作部材81は、図3に示すように、頭部83と軸部85から構成されている。上記軸部85には、貫通孔87が軸方向(図3中左右方向)に沿って延長・形成されている。この貫通孔87内には上記スピンドル61の先端部(図3中左端部)が挿入されている。また、上記貫通孔87の後端側(図3中右端側)にはドライバ固定用凸部89、91が形成されており、上記ドライバ固定用凸部89を介して上記固定用ボール77が放射方向内方に付勢され、同様に、上記ドライバ固定用凸部91を介して上記固定用ボール79が放射方向内方に付勢され、上記ドライバ69が固定されるようになっている。
上記頭部83には、上記ドライバ69が貫通する貫通孔92が形成されている。また、上記頭部83は、複数本の固定ネジ93を、上記頭部83を貫通させて上記軸部85に螺合させることにより、軸部85に固定されている。
また、上記着脱用操作部材81の後端側(図3中右側)には、シール押えリング95が設置されており、このシール押えリング95の後端側(図3中右側)には、ラビリンス97が設置されている。上記着脱用操作部材81の軸部85の後端(図3中右端)と上記スピンドル61との間には、コイルバネ99が介挿されている。また、上記軸部85にはボール逃げ凹部86、86が形成されている。常時は、このコイルバネ99のばね力により、上記着脱用操作部材81が先端側(図3中左側)に付勢され、前記したように上記ボール77、79が上記ドライバ固定用凸部89、91によって放射方向内方へ付勢される位置にある。そして、上記ドライバ69を外す場合には、上記着脱用操作部材81を上記コイルバネ99のばね力に抗して押し込む。それによって、上記ボール77、79に対する上記ドライバ固定用凸部89、91による放射方向内方への付勢が解除される。その状態でドライバ69を引き抜くと、上記ボール77、79が上記ボール逃げ凹部86、86に逃げ、それによって、ドライバ69の引き抜きが可能となる。
また、上記シール押えリング95と上記ラビリンス97との間にも、コイルバネ101が介挿されている。このコイルバネ101の機能については後述する。
また、上記着脱用操作部材81の軸部85には、脱落防止用ピン103が上記貫通孔87の内周側に突出した状態で設置されており、この脱落防止用ピン103が上記スピンドル61の先端側(図3中左側)の外周側に開口された係合凹部105に移動可能に係合されている。上記脱落防止用ピン103が上記係合凹部105の図3中左端に係合することにより、上記着脱用操作部材81の先端側(図3中左側)からの脱落が防止される。
また、上記先端キャップ取付部13には、先端キャップ107が螺合・固定されている。この先端キャップ107には、貫通孔109が軸方向(図3中左右方向)に延長・形成されており、既に説明した着脱用操作部材81、シール押えリング95はこの貫通孔109を貫通している。
上記シール押えリング95の軸方向(図3中左右方向)中央部分には鍔部111が形成されており、この鍔部111と上記先端キャップ107の後端面(図3中右端側の面)に形成されたシール収納用凹部113との間には、環状のシール部材115が介挿されている。また、上記シール押えリング95の後端側(図3中右端側)と上記スピンドル61との間にも、環状のシール部材116が介挿されている。また、上記先端キャップ107と、本体ケース5の先端(図3中左端)との間にも環状のシール部材117が介挿されている。
また、上記ラビリンス97の後端側(図3中右側)には、スペーサ119が設置されており、このスペーサ119と上記ラビリンス97との間に、環状のシール部材121が介挿されている。そして、既に説明したコイルバネ101により、上記シール部材115、121を押圧してシール性能を高めるように構成している。
また、図1に示すように、本体ケース5の後端側(図1中右側)には、アダプタ123が設置されており、このアダプタ123の後端側(図1中右側)には電池パック125が着脱可能に設置されている。上記アダプタ123は、図4に示すように、図4中下側に屈曲された形状となっており、前端側(図4中左側)に端子収納用凹部127が開口・形成されている。また、この端子収納用凹部127内と上記電池パック125側とを連絡する貫通孔128が形成されている。
上記端子収納用凹部127内には、既に述べたモータ15の後端側(図4中右側)のモータプラス端子21、モータマイナス端子23、及び、前記配線保持部材25、この配線保持部材25に保持された前記サージキラ42、等が収容・配置されている。
また、上記アダプタ123の貫通孔128には、電源プラス端子129が貫通・配置されている。この電源プラス端子129は、後端側(図4中右側)が拡径されて、頭部131となっており、先端側(図4中左側)は軸部133となっている。この軸部133には雄ねじ部135が形成されており、この雄ねじ部135にナット137を螺合させることにより、上記電源プラス端子129が上記アダプタ123に固定されている。また、上記アダプタ123と上記電源プラス端子129の頭部131との間には、環状のシール部材139が介挿されている。また、上記電源プラス端子129の軸部133には、上記アダプタ123の端子収納用凹部127内に開口された接続用穴141が形成されている。
また、上記アダプタ123の後端側(図4中右側)には、略環状の凸部である電池パック用接続部142が形成されている。また、上記電池パック用接続部142の図4中下側には、電源接続用端子143が設置されている。この電源接続用端子143には、上記アダプタ123の端子収納用凹部127内に開口された接続用穴145が形成されている。また、上記電源接続用端子143の電池パック125側(図4中右下端側)には、シール部材用環状溝147が形成されており、このシール部材用環状溝147には環状のシール部材149が設置されている。
また、上記アダプタ123の先端側(図4中左側)と上記本体ケース5の後端側(図4中右側)との間には、環状のシール部材151が介挿されている。上記アダプタ123は、図示しないネジを、上記アダプタ123を貫通させて上記本体ケース5の雌ネジ部153、153(図2に示す)に螺合させることにより固定されている。
上記電池パック125には、まず、電池ケース155があり、この電池ケース155内に、電池157、159、ポリスイッチ161、電源マイナス端子163が内装されている。上記電池157、159、ポリスイッチ161は、フィルム状の包装部材164で一体化されている。上記電池157のプラス極165は、上記包装部材164の外部に露出されており、上記アダプタ123に上記電池パック125が取り付けられた状態では、上記電源プラス端子129に当接するようになっている。また、上記電池159のマイナス極167も、上記包装部材164の外部に露出されており、上記電池ケース155の内周面に設置されたスプリング電極169の一端側に当接されている。
上記スプリング電極169は、図1、図4に示すように、一端側が大径のバネ状に形成された電池側接触部171となっており、他端側が小径のバネ状に形成された電源マイナス端子側接触部173となっている。上記電池側接触部171は、前記したように、上記電池159のマイナス極167と当接されており、上記電源マイナス端子側接触部173には、上記電源マイナス端子163が挿入されている。
上記電源マイナス端子163は、図4に示すように、拡径された頭部175と軸部177とから構成されており、この軸部177が、前記したように、上記スプリング電極169の電源マイナス端子側接触部173に挿入されている。また、上記電源マイナス端子163の頭部175は、上記アダプタ123に上記電池パック125が取り付けられた状態では、上記電源接続用端子143に当接するようになっている。
また、上記スプリング電極169の電池側接触部171は、図1に示すように、上記電池ケース155の内側の底面(図1中右下側の面)に突出・形成された電極保持用凸部178に係合されている。また、上記スプリング電極169の電源マイナス端子側接触部173は、図1、図4に示すように、上記電池ケース155の内側の側面(図4中左下側の面)に形成された電極保持用凹部179に係合されている。
上記電池ケース155の内周面の上記アダプタ123側(図4中左側)には、図示しない固定用係合凸部が形成されている。また、前記アダプタ123の電池パック用接続部142の外周面には、上記電池パック用接続部142の周方向(図4中上下方向又は紙面垂直方向)に延長された図示しない固定用係合溝と、この図示しない固定用係合溝に連通され上記アダプタ123の後端側(図4中右側)に開口された案内溝(図示せず)が形成されている。
上記電池パック125を上記アダプタ123に固定する際は、まず、上記図示しない固定用係合凸部を上記アダプタ123の案内溝(図示せず)に係合させて、上記電池パック125を上記図示しない案内溝に沿って、固定用係合凸部(図示せず)が上記アダプタ123の図示しない固定用係合溝の奥の面(図4中左側の面)に当接するまで、上記アダプタ123側(図4中左側)に移動させる。その後、上記電池パック125を回転させ、上記電池パック125の図示しない固定用係合凸部を上記アダプタ123の固定用係合溝(図示せず)に係合させ、上記電池パック125が図4中右側に脱落しないようにする。
上記電池パック125を上記アダプタ123から取り外す際は、まず、上記電池パック125を回転させ、上記電池パック125の図示しない固定用係合凸部と上記アダプタ123の案内溝(図示せず)の周方向の位置を合わせ、上記電池パック125を図4中右側に引き抜く。
また、例えば、図3に示すように、前記本体ケース5の先端側の上部には、スイッチモジュール収納用凹部180が形成されており、このスイッチモジュール収納用凹部180内に、スイッチモジュール181が設置されている。以下、上記スイッチモジュール181の構成を説明する。
上記スイッチモジュール181には、まず、スイッチカバ183があり、このスイッチカバ183には、例えば、図3に示すように、スイッチ収納用凹部185が形成されている。また、上記スイッチ収納用凹部185の後端側(図3中右側)には、配線収納部186が形成されている。また、図5、図6に示すように、上記スイッチカバ183の上面側(図6中上側)には、ボタン用開口部187、187′が形成されている。また、上記スイッチカバ183の後端面(図6中右下側の面)には、配線用貫通孔191が形成されている。この配線用貫通孔191の外側(図6中右下側)は拡開されており、シール部材収納部193が形成されている。このシール部材収納部193と本体ケース5との間には、シール部材192が介挿されている。
また、例えば、図6に示すように、上記スイッチカバ183には、高さ方向(図6中上下方向)に延長された複数(この一実施の形態では5つ)の固定用ネジ貫通孔195が形成されている。上記スイッチモジュール181は、固定用ネジ194を、これらの固定用ネジ貫通孔195を貫通させて、ケース本体105に螺合させることにより、ケース本体105に固定されている。また、上記固定用ネジ194と上記スイッチカバ183の間にはパッキン196が介挿されている。また、図3に示すように、スイッチモジュール収納用凹部180には、シール部材用溝198が形成されており、このシール部材用溝198と上記スイッチカバ183の底面(図3中下側の面)との間には、シール部材200が介挿されている。
また、上記スイッチカバ183のスイッチ収納用凹部185内には、モジュール本体197が内装されている。このモジュール本体197には、例えば、図7、図8(a)に示すように、上部プレート201と、この上部プレート201の下側に設置される下部プレート203がある。
上記上部プレート201の図7中上側には、環状のボタン保持用凹部205、205′が形成されている。また、これらボタン保持用凹部205、205′の内側には、操作用貫通孔207、207′が、それぞれ同軸に形成されている。
また、図8(a)に示すように、上記上部プレート201の裏側には、図8(a)中左右方向に延長されたシーソ部材収納用凹部211が形成されている。このシーソ部材収納用凹部211の中央には図8(a)中上下方向に延長されたシーソ部材用軸受部213が形成されている。
また、上記シーソ部材収納用凹部211の図8(a)左右方向両端には、常閉接点保持用凹部215、215、215′、215′が、図8(a)中上下方向に延長・形成されている。また、上記上部プレート201の裏側であって、上記シーソ部材収納用凹部211の図8(a)中下側には、常閉接点配線用凹部219が、図8(a)中左右方向に延長・形成されている。また、この常閉接点配線用凹部219の図8(a)中右側にも、常閉接点配線用凹部221が図8(a)中中方向に延長・形成されている。
また、図8(b)に示すように、上記下部プレート203には、接点収納用凹部223、223′が形成されている。また、上記下部プレート203の底面側には、これら接点収納用凹部223、223′を連絡するように、常開接点配線用凹部225が形成されている。また、この常開接点配線用凹部225の図8(b)中右側には常開接点配線用凹部227が形成されている。
また、上記常開接点配線用凹部225の図8(b)中上側には、上記接点収納用凹部223、223′を連絡するように、可動接点配線用凹部229が形成されている。また、この可動接点配線用凹部229の図8(b)中右側には可動接点配線用凹部231が形成されている。
また、図7に示すように、上記下部プレート203の中央には、シーソ部材収納用凹部233が形成されており、このシーソ部材収納用凹部233の中央には、シーソ部材用軸受部235が形成されている。また、上記下部プレート203の上面(図7中上側の面)側であって、上記接点収納用凹部223の幅方向(図7中左下から右上に向かう方向)両側には、常閉接点保持用凹部237、237が形成されている。また、上記下部プレート203の上面(図7中上側の面)側であって、上記接点収納用凹部223′の幅方向(図7中左下から右上に向かう方向)両側には、常閉接点保持用凹部237′、237′が形成されている。
また、また、上記下部プレート203の上面(図7中上側の面)側には、上記接点収納用凹部223、223′を連絡するように常閉接点配線用凹部239が形成されている。また、この常閉接点配線用凹部239の図7中右側には常閉接点配線用凹部241が形成されている。
上記上部プレート201の常閉接点保持用凹部215、215と、上記下部プレート203の常閉接点保持用凹部237、237には、常閉接点243が設置されている。この常閉接点243は、導電性材料からなる棒状の部材であり、図7に示すように、長さ方向(図7中左下から右上に向かう方向)の中央が切り欠かれて、シーソ部材用凹部245が形成されている。また、上記常閉接点243の長さ方向(図7中左下から右上に向かう方向)両端側には、接続用貫通孔247、247が形成されている。
上記上部プレート201の常閉接点保持用凹部215′、215′と、上記下部プレート203の常閉接点保持用凹部237′、237′には、常閉接点243′が設置されている。この常閉接点243′は、上記常閉接点243と同じ構成の部材である。
なお、上記常閉接点243′の構成要素には、上記常閉接点243の構成要素の符号に「′」を付した符号を付して説明する。
また、上記上部プレート201のシーソ部材収納用凹部211と上記下部プレート203のシーソ部材収納用凹部233には、シーソ部材249が設置されている。上記シーソ部材249の常閉接点243側(図7中左上側)は押圧操作部251となっており、上記シーソ部材249の常閉接点243′側(図7中右下側)は押圧操作部251′となっている。また、上記シーソ部材249の中央は軸部253となっており、上記シーソ部材249は、この軸部253を介して、上記上部プレート201のシーソ部材用軸受部213と上記下部プレート203のシーソ部材用軸受部235によって回動可能に支持されている。
また、図9(a)に示すように、上記下部プレート203の接点収納用凹部223には、可動接点保持部材255が設置されている。この可動接点保持部材255は、導電性の部材であり、その中央には、貫通孔257が形成されている。また、上記可動接点保持部材255の側面には、図7に示すように、接続用穴258が形成されている。
また、上記下部プレート203の接点収納用凹部223′には、可動接点保持部材255′が設置されている。この可動接点保持部材255′は、上記可動接点保持部材255と同じ構成の部材である。
なお、上記可動接点保持部材255′の構成要素には、上記可動接点保持部材255の構成要素の符号に「′」を付した符号を付して説明する。
上記接点収納用凹部223内であって、上記可動接点保持部材255の上側には、可動接点259が設置されている。本実施の形態の場合には、この可動接点259はドームスプリングである。また、上記接点収納用凹部223′内であって、上記可動接点保持部材255′の上側には、可動接点259′が設置されている。この可動接点259′も、上記可動接点259と同じくドームスプリングである。
また、上記接点収納用凹部223内であって、上記可動接点保持部材255の下側には、非導電性部材からなる常開接点保持部材261が設置されている。この常開接点保持部材261の中央には、図7に示すように、常開接点支持用凸部263が図7中上側に向けて突出・形成されている。また、上記常開接点支持用凸部263の中央には、常開接点用貫通孔265が図7中上下方向に延長・形成されている。また、上記常開接点保持部材261の底面側(図7中下側)には、常開接点配線用凹部267が前後方向(図7中左上から右下に向かう方向)に延長・形成されている。また、上記常開接点保持部材261の底面側(図7中下側)には、この常開接点配線用凹部267と平行に、可動接点配線用凹部269が形成されている。
また、上記接点収納用凹部223′内であって、上記可動接点保持部材255′の下側には、非導電性部材からなる常開接点保持部材261′が設置されている。この常開接点保持部材261′は、上記常開接点保持部材261と同じ構成の部材である。
なお、上記常開接点保持部材261′の構成要素には、上記常開接点保持部材261の構成要素の符号に「′」を付した符号を付して説明する。
また、上記可動接点259の下側には、常開接点271が設置されている。この常開接点271は、導電性の部材で、頭部273と、この頭部273の下側に突出・形成された首部275と、から構成されており、この首部275には接続用貫通孔277が形成されている。上記常開接点271は、上記常開接点保持部材261の常開接点用貫通孔265に挿入されており、上記常開接点271の頭部273は、上記可動接点259の下側に突出されている。
また、上記可動接点259′の下側には、常開接点271′が設置されている。この常開接点271′も、上記常開接点271と同様にして、上記常開接点保持部材261′に取り付けられている。
また、図8(a)、図10(a)に示すように、上記常閉接点243の一方の接続用貫通孔247と、上記常閉接点243′の一方の接続用貫通孔247′には、常閉接点用配線部材279が挿入・接続されている。この常閉接点用配線部材279は、上部プレート201の常閉接点配線用凹部219、221と上記下部プレート203の常閉接点配線用凹部239、241内に収納・配置されている。
図7に示すように、上記常閉接点用配線部材279には、導電性材料によるスリーブ281を介して、常閉接点側リード線283が接続されている。この常閉接点側リード線283は、導電性の芯線285と、この芯線285の外周側に設けられた非導電性の被覆287と、から構成されている。上記常閉接点用配線部材279の図7中右端側が上記スリーブ281に挿入されるとともに、上記常閉接点側リード線283の芯線285の図7中左端側も上記スリーブ281に挿入されている。
上記常閉接点側リード線283は、スイッチカバ183の配線収納部186を介して、配線用貫通孔191からスイッチモジュール181の外に引き出される。
また、図10(b)に示すように、上記可動接点保持部材255の接続用穴258には、可動接点配線部材289が挿入されている。この可動接点配線部材289は導電性の筒状の部材である。上記可動接点配線部材289には、可動接点側リード線291の芯線293が挿入されている。この可動接点側リード線291は、上記常閉接点側リード線283と同様に、導電性の上記芯線293と、上記芯線293の外周側に設けられた非導電性の被覆295とから構成されている。
上記可動接点側リード線291は、図10(b)に示すように、上記可動接点保持部材255の図10(b)中右側に引き出されてから、下部プレート203の可動接点配線用凹部229内で図10(b)中下側に屈曲され、常開接点保持部材261′の可動接点配線用凹部269′内に収容・配置され、上記下部プレート203の可動接点配線用凹部231を介して、モジュール本体197外に引き出される。そして、上記可動接点側リード線291は、上記スイッチカバ183の配線収納部186を介して、上記配線用貫通孔191から上記スイッチモジュール181の外に引き出される。
また、図10(b)に示すように、上記可動接点保持部材255′の接続用穴258′には、可動接点配線部材289′が挿入されている。この可動接点配線部材289′は導電性の筒状の部材である。上記可動接点配線部材289′には、可動接点側リード線291′の芯線293′が挿入されている。この可動接点側リード線291′は、上記常閉接点側リード線283と同様に、導電性の上記芯線293′と、上記芯線293′の外周側に設けられた非導電性の被覆295′とから構成されている。
この可動接点側リード線291′は、図10(b)に示すように、上記可動接点保持部材255′の図10(b)中右側から上記下部プレート203の可動接点配線用凹部231を介して、上記モジュール本体197外に引き出され、更に、上記スイッチカバ183の配線収納部186を介して、上記配線用貫通孔191から上記スイッチモジュール181の外に引き出される。
また、例えば、図9(a)に示すように、常開接点271の接続用貫通孔277と、常開接点271′の接続用貫通孔277′は、常開接点配線部材297によって貫通されている。この常開接点配線部材297は、上記常開接点保持部材261の常開接点配線用凹部267、上記下部プレート203の常開接点配線用凹部225、上記常開接点保持部材261′の常開接点配線用凹部267′、上記下部プレート203の常開接点配線用凹部227に収容・配置される。
図9(a)に示すように、上記常開接点配線部材297には、導電性材料によるスリーブ299を介して、常開接点側リード線301が接続されている。この常開接点側リード線301は、上記常閉接点側リード線283と同様に、導電性の芯線303と、この芯線303の外周側に設けられた非導電性の被覆305とから構成されている。上記常開接点配線部材297の図9(a)中右端側が上記スリーブ299に挿入されるとともに、上記常開接点側リード線301の芯線303の図7中左端側も上記スリーブ299に挿入されている。
上記常開接点側リード線301は、スイッチカバ183の配線収納部186を介して、配線用貫通孔191からスイッチモジュール181の外に引き出される。
また、図1乃至図4に示すように、既に述べたケース本体105には、スイッチモジュール収納用凹部180内と上記ケース本体105の後端側(図1中右側)に開口された配線用貫通孔307が形成されている。この配線用貫通孔307内には、図2に示すように、上記常閉接点側リード線283、上記可動接点側リード線291、上記可動接点側リード線291′、上記常開接点側リード線301が貫通・配置されている。
図2に示すように、上記可動接点側リード線291は、上記配線用貫通孔307を介して、上記本体ケース5の後端側(図2中紙面垂直方向手前側)に引き出されており、上記可動接点側リード線291の芯線293の後端側は、既に述べたプラス側端子ブロック47の接続用貫通孔51に挿入されている。これにより、可動接点259とモータ15のモータプラス端子21とが接続される。
また、上記可動接点側リード線291′も、上記配線用貫通孔307を介して、上記本体ケース5の後端側(図2中紙面垂直方向手前側)に引き出されており、上記可動接点側リード線291′の芯線293′の後端側は、既に述べたマイナス側端子ブロック49の接続用貫通孔53に挿入されている。これにより、可動接点259′とモータ15のモータマイナス端子23とが接続される。
上記常開接点側リード線301の芯線303の後端側は、図4に示すように、導電性材料からなるスリーブ309に挿入されており、上記芯線303の後端側は、このスリーブ309を介して、ケース本体105の後端側(図4中右側)に設置された常開接点側コネクタピン311に接続されている。この常開接点側コネクタピン311の基端側(図4中左側)には接続用穴313が形成されており、この接続用穴313に上記スリーブ309及び上記芯線303の後端側が挿入されている。また、上記常開接点側コネクタピン311は、図2に示すコネクタピン用取付孔315に設置されており、上記常開接点側リード線301は、配線用溝317を介して、上記常開接点側コネクタピン311側に引き出される。
また、上記常閉接点側リード線283の芯線285の後端側も、同様に、導電性材料からなる図示しないスリーブに挿入されており、上記芯線285の後端側は、この図示しないスリーブを介して、図示しない常閉接点側コネクタピンに接続されている。この図示しない常閉接点側コネクタピンも上記常開接点側コネクタピン311と同様の構成であり、この図示しない常閉接点側コネクタピンの基端側の接続用穴に上記図示しないスリーブ及び上記芯線285の後端側が挿入されている。また、上記図示しない常閉接点側コネクタピンは、図2に示すコネクタピン用取付孔319に設置されており、上記常閉接点側リード線283は、配線用溝321を介して、上記図示しない常閉接点側コネクタピン側に引き出される。
また、図4に示すように、上記アダプタ123には、常開接点側コネクタ323が設置されている。この常開接点側コネクタ323には、上記常開接点側コネクタピン311が挿入・接続される。また、上記常開接点側コネクタ323には、アダプタ内配線用常開接点側リード線325が接続されている。このアダプタ内配線用常開接点側リード線325も、芯線327と被覆329からなり、反常開接点側コネクタ323側の芯線327の端部は、導電性のスリーブ331に挿入されており、更に、このスリーブ331を介して、既に述べた電源プラス端子129の接続用穴141に挿入されている。これにより、常開接点271、271′と既に述べた電源プラス端子129とが接続される。
また、上記アダプタ123には、図示しない常閉接点側コネクタが設置されている。図示しない常閉接点側コネクタには、上記図示しない常閉接点側コネクタピンが挿入・接続される。また、上記図示しない常閉接点側コネクタには、アダプタ内配線用常閉接点側リード線333が接続されている。このアダプタ内配線用常閉接点側リード線333も、芯線335と被覆337からなり、反常閉接点側コネクタ側の芯線335の端部は、導電性のスリーブ339に挿入されており、更に、このスリーブ339を介して、既に述べた電源接続用端子143の接続用穴145に挿入されている。これにより、常閉接点243、243′と上記電源67の上記電源マイナス端子163とが接続される。
また、例えば、図6に示すように、上記上部プレート201の上側には、例えば、シリコンゴムのような軟質材による押釦部材341、341′が設置されている。この押釦部材341の縁部は、例えば、図9(a)に示すように、スイッチカバ183と上記上部プレート201のボタン保持用凹部205との間に介挿されている。また、上記押釦部材341の表側(図9中上側)は、上記スイッチカバ183のボタン用開口部187から外部に露出されている。
また、上記押釦部材341′の縁部も、例えば、図9(a)に示すように、スイッチカバ183と上記上部プレート201のボタン保持用凹部205′との間に介挿されている。また、上記押釦部材407′の表側(図9中上側)は、上記スイッチカバ183のボタン用開口部187′から外部に露出されている。
また、例えば、図9(a)に示すように、上記押釦部材341の底面側(図9(a)中下側)には、押圧操作部材343が設置されている。この押圧操作部材343の下側には球面状の滑り面345が形成されており、この滑り面345に当接するように、中間操作部材としての球状部材347が設置されている。この球状部材347は、例えば、セラミック製であり、既に述べたシーソ部材249の押圧操作部251の先端側(図9(a)中左端側)が当接されている。また、上記球状部材347は、上記上部プレート201の操作用貫通孔207内に収納されている。
また、例えば、図9(a)に示すように、上記押釦部材341′の底面側(図9(a)中下側)には、押圧操作部材343′が設置されている。この押圧操作部材343′は上記押圧操作部材343と同様の構成であり、球面状の滑り面345′が形成されており、この滑り面345′に当接するように中間操作部材としての球状部材347′が設置されている。この球状部材347′は、上記球状部材347と同様の構成で、例えば、セラミック製であり、上記シーソ部材249の押圧操作部251′の先端側(図9(a)中右端側)が当接されている。また、上記球状部材347′は、上記上部プレート201の操作用貫通孔207′内に収納されている。
このような構成により、上記押釦部材341を押圧操作すると、上記押圧操作部材343及び球状部材347によって、上記シーソ部材249の押圧操作部251の先端側(図9(a)中左端側)を下側に付勢し、図9(b)に示すように、この押圧操作部251の先端側(図9(a)中左端側)によって可動接点259を図9(a)中下側に押圧・変形させる。
このとき、上記シーソ部材249の押圧操作部251′の先端側は、上記シーソ部材249が、図9中反時計回り方向に回転されることで、図9(b)中上側に付勢される。これにより、球状部材347′、押圧操作部材343′、押釦部材341′が図9(b)中上側に付勢される。
また、上記押釦部材341′を押圧操作すると、上記押圧操作部材343′及び球状部材347′によって、上記シーソ部材249の押圧操作部251′の先端側(図9(a)中左端側)を下側に付勢して、上記シーソ部材249を図9中時計回り方向に回動させ、図9(c)に示すように、この押圧操作部251′の先端側(図9(a)中左端側)によって可動接点259′を図9(a)中下側に押圧・変形させる。
このときは、上記シーソ部材249の押圧操作部251の先端側は、上記シーソ部材249が、図9中時計回り方向に回転されることで、図9(c)中上側に付勢される。これにより、球状部材347、押圧操作部材343、押釦部材341が図9(c)中上側に付勢される。
また、上記押釦部材341、341′を同時に押圧操作しようとしても、上記シーソ部材249により、上記可動接点259、259′の両方が同時に押圧・変形されることはない。
上記スイッチモジュール181を構成する第1スイッチ182は、押釦部材341、押圧操作部材343、シーソ部材249の押圧操作部251、球状部材347、可動接点259、常閉接点243、常開接点271によって構成されている。また、上記スイッチモジュール181を構成する第2スイッチ182′は、押釦部材341′、押圧操作部材343′、シーソ部材249の押圧操作部251′、球状部材347′、可動接点259′、常閉接点243′、常開接点271′によって構成されている。
また、上記電動ドライバ1の電気回路は、図11に示すような、構成となっている。
まず、電源156があり、この電源156は、前記電池157、159をポリスイッチ161を介して直列に接続した構成になっている。そして、上記電池157のプラス極165側に電源プラス端子129が設置されていて、上記電池159のマイナス極167側に電源マイナス端子163が設置されている。
また、モータ15が設置されており、このモータ15のモータプラス端子21側には第1スイッチ182が設置されており、上記モータ15のモータマイナス端子23側には第2スイッチ182′が設置されている。
また、上記第1スイッチ182の可動接点259と上記モータ15のモータプラス端子21が接続されており、上記第1スイッチ182の常閉接点11と上記電源マイナス端子163が接続されており、上記第1スイッチ182の常開接点271と上記電源プラス端子129が接続されている。
また、上記第2スイッチ182′の可動接点259′と上記モータ15のモータマイナス端子23が接続されており、上記第2スイッチ182′の常閉接点11′と上記電源マイナス端子163が接続されており、上記第1スイッチ182の常開接点271と上記電源プラス端子129が接続されている。
上記第1スイッチ182と上記第2スイッチ182′の何れも押圧操作されていない状態では、上記モータ15のモータプラス端子21は上記電源マイナス端子163と導通しており、上記モータ15のモータマイナス端子23も上記電源マイナス端子163と導通しており、上記モータ15は動作しない状態となっている。
上記第1スイッチ182のみが押圧操作されると、上記第1スイッチ182の可動接点259と常開接点271との間が導通され、上記モータ15のモータプラス端子21が電源プラス端子129と導通する。このとき、上記モータ15のモータマイナス端子23は上記電源マイナス端子163と導通したままであるから、上記モータ15のモータプラス端子21の電位はプラス側になり、上記モータ15のモータマイナス端子23の電位がマイナス側になるので、上記モータ15が正転されることになる。
上記第2スイッチ182′のみが押圧操作されると、上記第2スイッチ182′の可動接点259′と常開接点271′との間が導通され、上記モータ15のモータマイナス端子23が電源プラス端子129と導通する。このとき、上記モータ15のモータプラス端子21は上記電源マイナス端子163と導通したままであるから、上記モータ15のモータプラス端子21の電位はマイナス側になり、上記モータ15のモータマイナス端子23の電位がプラス側になるので、上記モータ15が逆転されることになる。
なお、シーソ部材249が設置されているので、上記第1スイッチ182と第2スイッチ182′が両方同時に押圧操作されることはないが、仮に両方同時に押圧操作されても、上記モータ15のモータプラス端子21は上記電源プラス端子129に導通され、上記モータ15のモータマイナス端子23も上記電源プラス端子129に導通されるので、上記モータ15が動作されることはない。
また、前記したように、上記モータ15のプラス端子21とマイナス端子23との間には、サージキラ42が設置されている。このサージキラ42により、上記モータ15の逆起電力に起因する、上記第1スイッチ182等の接点の損傷や、周囲への電磁ノイズの放射等を防止している。
次に、この一実施の形態による作用を説明する。
まず、上記電動ドライバ1を正転させる場合は、押釦部材341を介して押圧操作部材343を押圧操作する。それによって、図9(b)に示すように、球状部材347及びシーソ部材249の押圧操作部251を介して可動接点259が下側に押圧・変形され、常開接点271に接触・導通される。そして、図11の回路図に示すように、モータ15のモータプラス端子21が電源プラス端子129と導通し、上記モータ15のモータマイナス端子23は電源マイナス端子163と導通したままであるから、上記モータ15のモータプラス端子21の電位はプラス側になり、上記モータ15のモータマイナス端子23の電位がマイナス側になるので、上記モータ15が正転されることになる。これにより、スピンドル61に取り付けられたドライバ69が正転される。
また、上記電動ドライバ1を逆転させる場合は、押釦部材341′を介して押圧操作部材343′を押圧操作する。それによって、図9(c)に示すように、球状部材347′及びシーソ部材249の押圧操作部251′を介して可動接点259′が下側に押圧・変形され、常開接点271′に接触・導通される。そして、図11の回路図に示すように、上記モータ15のモータマイナス端子23が電源プラス端子129と導通し、上記モータ15のモータプラス端子21は上記電源マイナス端子163と導通したままであるから、上記モータ15のモータプラス端子21の電位はマイナス側になり、上記モータ15のモータマイナス端子23の電位がプラス側になるので、上記モータ15が逆転されることになる。これにより、スピンドル61に取り付けられたドライバ69が逆転される。
なお、上記シーソ部材249が設置されているので、上記可動接点259と上記常開接点271との接触・導通と、上記可動接点259′と常開接点271′との接触・導通が、同時に成されることはないが、万一、上記シーソ部材249が変形して、上記可動接点259と上記常開接点271との接触・導通と上記可動接点259′と常開接点271′との接触・導通が同時に起こったとしても、図11の回路図に示すように、上記モータ15が動作されることはない。
また、上記押釦部材341、341′が押圧操作されない場合も、図11の回路図に示すように、上記モータ15が動作されることはない。
次に、この一実施の形態による効果を説明する。
まず、可動接点259、259′をドームスプリング製として弾性復帰力を持たせ、且つ、常閉接点243、243′を設けているので、従来のように、リレを用いることなく簡単な構成により、モータ15を正転・逆転させるスイッチモジュール181を提供することができ、また、そのようなスイッチモジュール181を用いた電動ドライバ1を提供することができる。
また、従来のように、リレを使用する必要がないので、その分スイッチモジュール181ひいては電動ドライバ1の小型化を図ることができる。
また、従来のように、リレを用いていないので、部品点数も少なく、部品管理が容易なものとなり、また、コストの低減を図ることができる。
また、シーソ部材249を用いているので、第1スイッチ182と第2スイッチ182′の同時押圧操作を防止することができる。
また、上記シーソ部材249を用いているので、例えば、押圧操作部251側が押圧操作されると、図9(b)に示すように、押圧操作部251′側の球状部材347′、押圧操作部材343′、及び、押釦部材341′が、図9(b)中上側に押し上げられて元の状態に確実に復帰する。同様に、押圧操作部251′側が押圧操作されると、図9(c)に示すように、押圧操作部251側の球状部材347、押圧操作部材343、及び、押釦部材341が、図9(b)中上側に押し上げられて元の状態に確実に復帰する。それによって、例えば、上記球状部材347、347′が、上部プレート201の操作用貫通孔207、207′内に引っ掛かり、上記可動接点259、259′が変形されたままとなり、常開接点271、271′が閉じたままになる、といった事態の発生を確実に防止することができる。これにより、スイッチモジュール181ひいては電動ドライバ1の動作を確実なものとすることができる。
また、押釦部材341、341′及び押圧操作部材343、343′を介して、操作を行うように構成されているので、操作性を向上させることができる。
また、上記シーソ部材249と上記押圧操作部材343、343′の間には、上記球状部材347、347′が設置されているので、上記押釦部材341、341′を介して上記押圧操作部材343、343′を押圧操作した際、上記球状部材347、347′が若干転動し、それによって、上記押釦部材341、341′を押圧操作した際の抵抗を少なくし、操作感を高めることができる。
また、上記押釦部材341、341′がシリコンゴム製であるので、これによっても、操作感を高めることができる。
また、常閉接点243、243′と常閉接点用配線部材279は、上記常閉接点用配線部材279を上記常閉接点243、243′の接続用貫通孔247、247′に挿入するだけで接続でき、また、常開接点271、271′と常開接点配線部材297は、上記常開接点配線部材297を上記常開接点271、271′の接続用貫通孔277、277′に挿入するだけで接続でき、また、可動接点259、259′と、可動接点配線部材289、289′は、可動接点保持部材255の接続用穴258に上記可動接点配線部材289を挿入し、可動接点保持部材255′の接続用穴258′に上記可動接点配線部材289′を挿入するだけで接続できるので、スイッチモジュール181の組み立てを容易に行うことができる。
また、モータ15のモータプラス端子21とモータマイナス端子23に対する配線は、配線保持部材25に、サージキラ42のリード線43、45、プラス側端子ブロック47、マイナス側端子ブロック49を係合させて半田付けし、上記プラス側端子ブロック47の接続用貫通孔51に上記可動接点側リード線291の芯線293の後端側を挿入し、上記マイナス側端子ブロック49の接続用貫通孔53に上記可動接点側リード線291′の芯線293′の後端側を挿入することで行えるので、配線作業が容易である。
また、本実施の形態の電動ドライバ1は医療用であるが、その際、本体ケース5、アダプタ123、電池パック125によって、全体として、「くの字」形状を構成しており、これは、例えば、右手で下から掴めば、人差し指と中指が自然に第1スイッチ182と第2スイッチ182′上に載置されることになり、その状態で操作すれば、良好な操作性を提供することができる。
また、先端部周囲に大きく突出する部位もないので、狭隘な空間で使用される医療用の電動ドライバとしては好都合である。
なお、本願発明は、前記一実施の形態に限定されない。
まず、前記一実施の形態の場合には、医療用の電動ドライバを例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、広く一般の電動ドライバに適用可能である。
また、スイッチ、スイッチモジュールの適用機器としては、電動ドライバに限定されるものではなく、広く一般の各種機器に適用可能であり、特に、様々な機器において電流の流れる経路を2通り用意してそれらの切り替えに用いることが考えられる。
また、前記一実施の形態の場合は、スイッチモジュールを2つのスイッチから構成したが、3つ以上の場合も考えられる。
また、前記一実施の形態の場合には、可動接点をドームスプリング製としたが、それに限定されるものではなく、例えば、コイルスプリング製、板バネ製、等、その他の弾性部材によって構成してもよい。
また、前記一実施の形態の場合には、中間操作部材として球状部材を使用したが、例えば、ローラ、等を使用しても良い。
その他、各構成要素の形状、大きさ、材質などは一例であり、上記一実施の形態に記載されるものではない。
本発明は、例えば、モータの正転逆転操作に用いるスイッチとスイッチモジュールと電動ドライバに係り、特に、構成の簡略化と小型化を図ることができるように工夫したものに係り、例えば、医療用の電動ドライバに好適である。
1 電動ドライバ
181 スイッチモジュール
182 スイッチ
182′ スイッチ
243 常閉接点
243′ 常閉接点
249 シーソ部材
259 可動接点
259′ 可動接点
271 常開接点
271′ 常開接点
343 押圧操作部材
343′ 押圧操作部材
347 球状部材(中間操作部材)
347′ 球状部材(中間操作部材)

Claims (11)

  1. 常閉接点と、
    常開接点と、
    弾性部材からなり常時は自身の弾性力によって上記常閉接点に接触され、弾性力に抗して押圧操作されることにより上記常閉接点から離間して上記常開接点に接触される可動接点と、
    を具備したことを特徴とするスイッチ。
  2. 請求項1記載のスイッチにおいて、
    上記可動接点はドームスプリングであることを特徴とするスイッチ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のスイッチを複数設置してモジュール化したことを特徴とするスイッチモジュール。
  4. 請求項3記載のスイッチモジュールにおいて、
    上記スイッチが2つ設置されていることを特徴とするスイッチモジュール。
  5. 請求項4記載のスイッチモジュールにおいて、
    シーソ部材が設置されていて、
    一方のスイッチの可動接点を押圧して常開接点に接触させると上記シーソ部材により他方のスイッチの可動接点の押圧が規制され、
    他方のスイッチの可動接点を押圧して常開接点に接触させると上記シーソ部材により一方のスイッチの可動接点の押圧が規制されることを特徴とするスイッチモジュール。
  6. 請求項5記載のスイッチモジュールにおいて、
    上記シーソ部材を介して上記2つのスイッチの可動接点を押圧操作する押圧操作部材がそれぞれ設置されていることを特徴とするスイッチモジュール。
  7. 請求項6記載のスイッチモジュールにおいて、
    上記押圧操作部材と上記シーソ部材との間には回転体からなる中間操作部材がそれぞれ介装されていることを特徴とするスイッチモジュール。
  8. 請求項7記載のスイッチモジュールにおいて、
    上記中間操作部材は球状部材であることを特徴とするスイッチモジュール。
  9. 請求項4〜請求項8の何れかに記載のスイッチモジュールにおいて、
    上記2つのスイッチのそれぞれの常閉接点に設けられた貫通孔に配線部材を挿し込むとともに、それぞれの常開接点に設けられた貫通孔に配線部材を挿し込むことにより、所望の接続状態を得ることを特徴とするスイッチモジュール。
  10. 請求項1〜請求項9の何れかに記載のスイッチ又はスイッチモジュールを用いることを特徴とする電動ドライバ。
  11. 請求項10記載の電動ドライバにおいて、
    医療用であることを特徴とする電動ドライバ。
JP2014261509A 2014-12-25 2014-12-25 スイッチとスイッチモジュールと電動ドライバ Active JP6333167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014261509A JP6333167B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 スイッチとスイッチモジュールと電動ドライバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014261509A JP6333167B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 スイッチとスイッチモジュールと電動ドライバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016122555A true JP2016122555A (ja) 2016-07-07
JP6333167B2 JP6333167B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=56329074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014261509A Active JP6333167B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 スイッチとスイッチモジュールと電動ドライバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6333167B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107658400A (zh) * 2017-09-27 2018-02-02 遵义西南机械设备有限责任公司 一种便于更换蓄电池的电动汽车电池箱
CN108480072A (zh) * 2018-04-28 2018-09-04 路达(厦门)工业有限公司 一种按压式水路切换机构和花洒

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48106468U (ja) * 1972-03-16 1973-12-10
JPS5321366U (ja) * 1976-07-31 1978-02-23
JPS5859518A (ja) * 1981-10-05 1983-04-08 松下電工株式会社 電気機器
JPS61133925U (ja) * 1985-02-08 1986-08-21
JPS63174136U (ja) * 1986-12-24 1988-11-11
JP2000149703A (ja) * 1998-11-16 2000-05-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多回路プッシュオンスイッチおよびこれを用いた電子機器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48106468U (ja) * 1972-03-16 1973-12-10
JPS5321366U (ja) * 1976-07-31 1978-02-23
JPS5859518A (ja) * 1981-10-05 1983-04-08 松下電工株式会社 電気機器
JPS61133925U (ja) * 1985-02-08 1986-08-21
JPS63174136U (ja) * 1986-12-24 1988-11-11
JP2000149703A (ja) * 1998-11-16 2000-05-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多回路プッシュオンスイッチおよびこれを用いた電子機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107658400A (zh) * 2017-09-27 2018-02-02 遵义西南机械设备有限责任公司 一种便于更换蓄电池的电动汽车电池箱
CN107658400B (zh) * 2017-09-27 2024-04-05 遵义西南机械设备有限责任公司 一种便于更换蓄电池的电动汽车电池箱
CN108480072A (zh) * 2018-04-28 2018-09-04 路达(厦门)工业有限公司 一种按压式水路切换机构和花洒

Also Published As

Publication number Publication date
JP6333167B2 (ja) 2018-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5556184B2 (ja) トリガスイッチおよびこれを用いた電動工具
US20130244462A1 (en) Power socket and electrical connector assembly
US10770245B2 (en) Contact structure for switch, trigger switch and electric power tool
US4054766A (en) Portable tool switch structure
JP6333167B2 (ja) スイッチとスイッチモジュールと電動ドライバ
US20130032457A1 (en) Pushbutton switch
US20170316900A1 (en) Rotating contact apparatus for a switch
EP2600369B1 (en) Trigger switch
US7705261B1 (en) Pull-rotary filter switch
KR200466023Y1 (ko) 휴대용 선풍기
JP2006216259A (ja) レバースイッチ装置
CN106214070B (zh) 交直流电源供电的工具及吸尘器
KR101702546B1 (ko) 테일 캡 스위치를 구비한 플래쉬라이트
JP5313114B2 (ja) スイッチ装置及び着脱式歯ブラシ用振動装置
JP2020035729A (ja) スイッチ機構及び電動歯ブラシ
JP2017098103A (ja) シールド接続構造
JP2020004645A (ja) スイッチ
US20180240619A1 (en) Emergency stop mechanism for cable-pull safety switch
US9812933B2 (en) Electric hand tool having a discrete operating element
JP2020109758A (ja) コンセント装置及び給電装置
JP6605670B1 (ja) 押しボタンスイッチ及びその導電片の構造
CN215815658U (zh) 带双重防尘结构的直流无刷扳机信号开关
CN105931904A (zh) 一种三防移动终端
CN215118714U (zh) 迷你型直流开关
CN220367827U (zh) 用于电气开关的外部位置反馈模块及电气开关组件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6333167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250