JP2016121320A - アスファルト組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の第1実施形態に係るアスファルト組成物は、ベースアスファルトと、第1のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)及び第1のSBSよりも分子量が小さくスチレン含有量が高い第2のSBSの混合物(以下「SBS混合物」という。)をアスファルト組成物全体に対して総量で13重量%以上15重量%以下含有する。
第1実施形態におけるベースアスファルトとしては、例えば、ストレートアスファルト(JIS K 2207 参照)、ブローンアスファルト(JIS K 2207 参照)、溶剤脱瀝アスファルト(「新石油辞典」,石油学会編,1982年,p.308 参照)等のアスファルト又はこれらの混合物、並びにこのような各種アスファルトに芳香族系重質鉱油等が添加されたもの等を使用することができる。
ある。また、使用したエキストラクトは、代表的な性状が100℃における動粘度が61.2mm2/s、40℃における動粘度が3970mm2/s、15℃における密度が976.4kg/m3であるのものである。
使用したSBSは、表1に示すように、第1のSBS、第2のSBSを使用している。第1のSBSは、分子量が150000であり、スチレン含有比率が30%である。また第2のSBSは、分子量が80000であり、スチレン含有比率が45%である。
L1=LB1+2×LS1
L2=LB2+2×LS2
C5系石油樹脂等の脂肪族系樹脂(以下、C5系石油樹脂という)、C9系石油樹脂等の芳香族系石油樹脂(以下、C9系石油樹脂という)、ジシクロペンタンジエン系石油樹脂等の脂環族系石油樹脂(以下、DCPDという)、C5/C9共重合系石油樹脂などの石油樹脂(以下、C5/C9系石油樹脂という)、並びにこれらの石油樹脂を水添して得られる水添石油樹脂を使用することができる。
本発明では、アスファルト組成物と骨材の剥離を防止するために、剥離防止剤を添加することが好ましい。
77.0℃(JIS K2207)の不均化ガムロジンである。
本発明の第2実施形態に係るアスファルト組成物は、ベースアスファルトと、第1のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)及び第1のSBSよりも分子量が小さくスチレン含有量が高い第2のSBSの混合物(以下「SBS混合物」という。)を総量で8〜15重量%と、エチレンエチルアクリレート(EEA)を0重量%を超え5重量%以下とを含有する。
EEAはエチレンとアクリル酸エチルエステルとの共重合体である熱可塑性樹脂であり、広い温度範囲で柔軟性を保持する樹脂である。
[第3実施形態]
また、SBSとEEAの含有量の合計が12重量%を超えてしまうと、180℃粘度が増加し、その結果、低温下における施工性が低下してしまう。このため、SBSとEEAの含有量の合計の上限は、12重量%とされている。
また比較例14は、EEAの含有率が3重量%以上であるため、貯蔵安定性がやや低下し、分離試験の結果が悪化していた。また水浸ホイールトラッキング試験は、測定が不能であった。
Claims (10)
- ベースアスファルトと、
13重量%以上15重量%以下のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)と、
を含有し、
前記SBSは、第1のSBSと、前記第1のSBSよりも分子長が小さく、スチレン含有比率が高い第2のSBSとの混合物であり、
前記第1のSBSにおける分子長は、前記第2のSBSにおける分子長の1.8倍以上とされ、
前記第1のSBSにおけるスチレンブロック長をLS1とし、前記第2のSBSにおけるスチレンブロック長をLS2としたとき、LS2/LS1が0.7〜1.4であり、
前記第1のSBSの添加量/前記第2のSBSの添加量が0.25以上1.00以下であることを特徴とするアスファルト組成物。 - ベースアスファルトと、
8重量%以上15重量%以下のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)と、
0重量%を超え5重量%以下のエチレンエチルアクリレート(EEA)と、
を含有するアスファルト組成物であって、
前記SBSと前記EEAとの混合物が総量で13重量%を超え15重量%未満である、
ことを特徴とするアスファルト組成物。 - 前記SBSは、第1のSBSと、前記第1のSBSよりも分子長が小さく、スチレン含有比率が高い第2のSBSとの混合物であり、
前記第1のSBSにおける分子長は、前記第2のSBSにおける分子長の1.8倍以上とされ、
前記第1のSBSにおけるスチレンブロック長をLS1とし、前記第2のSBSにおけるスチレンブロック長をLS2としたとき、LS2/LS1が0.7〜1.4である、
ことを特徴とする請求項2記載のアスファルト組成物。 - 前記第1のSBSの添加量/前記第2のSBSの添加量が0.25以上1.00以下であることを特徴とする請求項3記載のアスファルト組成物。
- 前記EEAのメルトマスフローレイト(MFR)が5g/10分以下であることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項記載のアスファルト組成物。
- 石油樹脂を6〜10重量%含有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載のアスファルト組成物。
- 剥離防止剤を0.2〜2.0重量%含有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載のアスファルト組成物。
- ベースアスファルトと、
6.5重量%以上11重量%以下のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)と、
1重量%を超え3重量%未満のエチレンエチルアクリレート(EEA)とを含有し、 前記SBSは、第1のSBSと、前記第1のSBSよりも分子長が小さく、スチレン含有比率が高い第2のSBSとの混合物であり、前記第1のSBSにおける分子長は、前記第2のSBSにおける分子長の1.8倍以上とされ、前記第1のSBSにおけるスチレンブロック長をLS1とし、前記第2のSBSにおけるスチレンブロック長をLS2としたとき、LS2/LS1が0.7〜1.4であり、
前記SBSと前記EEAの含有量の合計が9.5重量%以上12重量%以下であることを特徴とするアスファルト組成物。 - 前記第1のSBSの添加量/前記第2のSBSの添加量が0.25以上1.00以下であることを特徴とする請求項8記載のアスファルト組成物。
- 更に剥離防止剤を0.2〜2.0重量%含有することを特徴とする請求項8又は9記載のアスファルト組成物。
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