JP2016120783A - 車両側部構造 - Google Patents

車両側部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016120783A
JP2016120783A JP2014260871A JP2014260871A JP2016120783A JP 2016120783 A JP2016120783 A JP 2016120783A JP 2014260871 A JP2014260871 A JP 2014260871A JP 2014260871 A JP2014260871 A JP 2014260871A JP 2016120783 A JP2016120783 A JP 2016120783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
door
rocker
impact beam
inner panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014260871A
Other languages
English (en)
Inventor
正大 浦郷
Masahiro Urago
正大 浦郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014260871A priority Critical patent/JP2016120783A/ja
Publication of JP2016120783A publication Critical patent/JP2016120783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】側面衝突時の衝突荷重を効率的にロッカに伝達することができる車両側部構造を得る。
【解決手段】ドア本体部30H内には、インパクトビーム36が車両前後方向に沿って配置されると共に、インパクトビーム36の長手方向の両端部36X、36Yがドア本体部30Hに取り付けられている。インパクトビーム36の長手方向中間部には、ブラケット38が接合されており、ブラケット38は、インパクトビーム36への接合部38Aから車両下方側に延びると共に、その下端部38Bが車両側面視でロッカ16の閉断面部24と重なる位置でドアインナパネルに接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両側部構造に関する。
車両側部においては、サイドドアの内部に長尺状のインパクトビームを配置した構造が知られている。例えば、下記特許文献1には、リアサイドドア内の下部に車両後方側へ向けて車両下方側に傾斜するようにインパクトビームを配置した構造が開示されている。簡単に説明すると、前記インパクビームの後端は、車両側面視でロッカの後端部とリヤピラーの下端部との結合部と重なる位置に配置されており、これにより、側面衝突時にはインパクトビームの後端から前記結合部側に衝突荷重を伝達することが可能になっている。
特開2008−213826号公報
しかしながら、側面衝突時の衝突荷重をより効率的にロッカに伝達する点については改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、側面衝突時の衝突荷重を効率的にロッカに伝達することができる車両側部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両側部構造は、車体側部のドア開口部を開閉するサイドドアと、前記ドア開口部の下縁側に配置され、車両前後方向に沿った閉断面部が形成されたロッカと、を有し、前記サイドドアは、車室内側に配置されたドアインナパネルと、前記ドアインナパネルの車室外側に配置され、前記ドアインナパネルとでドア本体部を形成するドアアウタパネルと、前記ドア本体部内に車両前後方向に沿って配置されると共に、長手方向の両端部が前記ドア本体部に取り付けられたインパクトビームと、前記インパクトビームの長手方向中間部に接合され、前記インパクトビームへの接合部から車両下方側に延びると共に、下端部が車両側面視で前記ロッカの前記閉断面部と重なる位置で前記ドアインナパネルに接合されたブラケットと、を有する。
上記構成によれば、ドア本体部内においてインパクトビームの長手方向中間部にはブラケットが接合されており、ブラケットは、インパクトビームへの接合部から車両下方側に延びると共に、その下端部が車両側面視でロッカの閉断面部と重なる位置でドアインナパネルに接合されている。このため、側面衝突時の衝突荷重は、ドアアウタパネルからインパクトビームを介してブラケットに伝達され、更にブラケットルからドアインナパネルを介してロッカの閉断面部に伝達される。
以上説明したように、本発明の車両側部構造によれば、側面衝突時の衝突荷重を効率的にロッカに伝達することができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る車両側部構造の一部(前部)を示す側面図である(フロントサイドドアを透視した状態で示すと共にフロントサイドドアの要部の外形を二点鎖線で示す。)。 図1の2−2線に沿って切断した状態を拡大して示す拡大縦断面図である。
本発明の一実施形態に係る車両側部構造について図1及び図2を用いて説明する。これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。また、本実施形態の車両は、一例としてセダン系の車両とされている。
図1には、車体側部10の前部側が示されている。なお、図1では、サイドドアとしてのフロントサイドドア30を透視した状態で示すと共にフロントサイドドア30の要部の外形を二点鎖線で示している。
この図に示されるように、車体側部10の前部側には、フロントピラー14とロッカ16とセンタピラー18とルーフサイドレール(図示省略)とで囲まれたドア開口部12が形成されている。フロントピラー14は、ドア開口部12の前縁側に車両上下方向に沿って配置され、センタピラー18は、ドア開口部12の後縁側に車両上下方向に沿って配置されている。また、図示しないルーフサイドレールは、ドア開口部12の上縁側に車両前後方向に沿って配置され、ロッカ16は、ドア開口部12の下縁側に車両前後方向に沿って配置されている。フロントピラー14、センタピラー18、ルーフサイドレール(図示省略)及びロッカ16は、いずれも閉断面構造とされて車体骨格部材を構成している。そして、ドア開口部12は、フロントサイドドア30によって開閉されるようになっている。
図2には、図1の2−2線に沿って切断した状態を拡大して示す拡大縦断面図が示されている。図2に示されるように、ロッカ16は、車両幅方向外側に凸となる断面ハット状に形成されると共に車室外側に配置されたロッカアウタパネル20と、車両幅方向内側に凸となる断面ハット状に形成されると共に車室内側に配置されたロッカインナパネル22と、を備えている。ロッカアウタパネル20の上フランジ20Aとロッカインナパネル22の上フランジ22Aとがスポット溶接され、かつロッカアウタパネル20の下フランジ20Bとロッカインナパネル22の下フランジ22Bとがスポット溶接されている。これにより、ロッカ16には、車両前後方向に沿った閉断面部24が形成されている。
ロッカ16について更に説明すると、ロッカアウタパネル20は、上フランジ20Aの下端部から屈曲されて車両幅方向外側へ延出された頂壁部20Cと、この頂壁部20Cの車両幅方向外側の端部から屈曲されて車両下方側へ延出された側壁部20Dと、この側壁部20Dの下端部から屈曲されて車両幅方向内側へ延出されると共に下フランジ20Bの上端部に至る底壁部20Eと、を備えている。同様に、ロッカインナパネル22は、上フランジ22Aの下端部から屈曲されて車両幅方向内側へ延出された頂壁部22Cと、この頂壁部22Cの車両幅方向内側の端部から屈曲されて車両下方側へ延出された側壁部22Dと、この側壁部22Dの下端部から屈曲されて車両幅方向外側へ延出されると共に下フランジ22Bの上端部に至る底壁部22Eと、を備えている。なお、図中では、ロッカアウタパネル20の頂壁部20Cと側壁部20Dとの接続部に形成された外側上稜線を符号Lで示している。
ロッカアウタパネル20の頂壁部20C及び側壁部20Dの上部には、略アングル状に形成されて頂壁26A及び側壁26Bを備えた補強部材26が接合されている。また、ロッカインナパネル22の側壁部22Dの上下方向中間部には、フロアパネル40の車両幅方向外側の端部が接合されている。さらに、ロッカインナパネル22の側壁部22Dの上部には、フロアクロスメンバ42の車両幅方向外側の端部が接合されている。フロアクロスメンバ42は、車両幅方向に沿って配置され、フロアパネル40とで閉断面を形成している。
ロッカアウタパネル20の側壁部20D及び底壁部20Eの車室外側には、樹脂製のロッカモール28が外装されている。ロッカモール28の上端部は、補強部材26の下端部に隣接して配置されている。
一方、フロントサイドドア30は、車室内側に配置されてドア内板を構成するドアインナパネル32と、このドアインナパネル32の車室外側に配置されてドア外板を構成するドアアウタパネル34と、によって形成されたドア本体部30Hを備えている。また、ドアインナパネル32は、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在されかつ図示しないドアトリムによって覆われる室内側縦壁部32Aを備えると共に、室内側縦壁部32Aの車両前後方側及び車両下方側において室内側縦壁部32Aよりも車両幅方向外側に凹んだ段部32Bを備えている。ドアアウタパネル34の端末部とドアインナパネル32の端末部とは、ヘミング加工により結合されている。また、フロントサイドドア30のドア本体部30Hの下端部とロッカモール28との見切り部50(換言すれば、ドア本体部30Hの最下端位置)は、ロッカアウタパネル20の外側上稜線Lよりも車両上下方向の下方側となる高さ位置に設定されている。
また、図1及び図2に示されるように、ドア本体部30H内の下部側には、インパクトビーム36が車両前後方向に沿って(より具体的には車両後方側へ向けて若干車両下方側に傾斜するように)配置されている。インパクトビーム36は、車体側部10の補強部材として把握することができる部材である。図1に示されるように、インパクトビーム36の長手方向の両端部36X、36Yは、ドア本体部30Hの車両前後方向の両端部に達すると共にドア本体部30H(図2に示されるドアインナパネル32)に取り付けられている。インパクトビーム36は、一例として金属製とされている。図2に示されるように、インパクトビーム36は、車両幅方向に並ぶ一対の縦壁部36A、36Bと、一対の縦壁部36A、36Bの上下方向中間部同士を連結する上下一対の連結壁部36C、36Dと、を備えることで、矩形の閉断面を備えている。
図1及び図2に示されるように、インパクトビーム36の長手方向中間部には、車両幅方向内側の縦壁部36B(図2参照)にブラケット38の上端部が接合されている。ブラケット38は、長尺状の板状部材とされ、インパクトビーム36への接合部38Aから車両下方側に延びると共に、下端部38Bが車両側面視でロッカ16の閉断面部24と重なる位置で図2に示されるドアインナパネル32の段部32Bに接合されている。ブラケット38は、側面衝突時の荷重伝達用とされ、一例として金属製とされている。ブラケット38の下端部38Bの最下端位置は、ロッカアウタパネル20の外側上稜線Lよりも車両上下方向の下方側となる高さ位置に設定されている。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図2に二点鎖線で示されるバリア100がフロントサイドドア30に側面衝突した場合、その際の衝突荷重Fによってドアアウタパネル34が車両幅方向内側へ変形する。また、ドア本体部30H内には車両前後方向に沿ってインパクトビーム36が配置されているため、ドアアウタパネル34を介してインパクトビーム36が車両幅方向内側へ押圧される。
ここで、本実施形態では、ドア本体部30H内においてインパクトビーム36の長手方向中間部にはブラケット38が接合されており、ブラケット38は、インパクトビーム36への接合部38Aから車両下方側に延びると共に、その下端部38Bが車両側面視でロッカ16の閉断面部24と重なる位置でドアインナパネル32の段部32Bに接合されている。このため、側面衝突時の衝突荷重Fは、ドアアウタパネル34からインパクトビーム36を介してブラケット38に伝達され、更にブラケット38からドアインナパネル32を介してロッカ16の閉断面部24に伝達される。そして、閉断面部24に入力された荷重は、フロアクロスメンバ42に伝達され、衝突側とは反対側の車両側部側へ伝達される。
以上説明したように、本実施形態の車両側部構造によれば、側面衝突時の衝突荷重Fを効率的にロッカ16に伝達することができる。
なお、図2において、バリア100は、スポーツユーティリティビークル(以下、「SUV」という。)のように車高が高い車両であり、二点鎖線の水平線Hは、そのようなバリア100の最下端の高さ位置を示している。図2に示されるように、セダン系の車両に対してSUVの車両(バリア100)が側面衝突する場合、衝突される側のセダン系の車両のロッカ16の閉断面部24は、相手車両のバリア100と車両側面視で重なる位置に存在していない。しかしながら、本実施形態では、側面衝突時の衝突荷重Fをブラケット38によってロッカ16に効率的に伝達することができるので、バリア100の衝突時の速度が速い場合であっても、フロントサイドドア30の変形量を抑えることができる。
10 車両側部
12 ドア開口部
16 ロッカ
24 閉断面部
30 フロントサイドドア(サイドドア)
30H ドア本体部
32 ドアインナパネル
34 ドアアウタパネル
36 インパクトビーム
36X、36Y インパクトビームの長手方向の両端部
38 ブラケット
38A インパクトビームへの接合部
38B ブラケットの下端部

Claims (1)

  1. 車体側部のドア開口部を開閉するサイドドアと、
    前記ドア開口部の下縁側に配置され、車両前後方向に沿った閉断面部が形成されたロッカと、
    を有し、
    前記サイドドアは、
    車室内側に配置されたドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルの車室外側に配置され、前記ドアインナパネルとでドア本体部を形成するドアアウタパネルと、
    前記ドア本体部内に車両前後方向に沿って配置されると共に、長手方向の両端部が前記ドア本体部に取り付けられたインパクトビームと、
    前記インパクトビームの長手方向中間部に接合され、前記インパクトビームへの接合部から車両下方側に延びると共に、下端部が車両側面視で前記ロッカの前記閉断面部と重なる位置で前記ドアインナパネルに接合されたブラケットと、
    を有する車両側部構造。
JP2014260871A 2014-12-24 2014-12-24 車両側部構造 Pending JP2016120783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014260871A JP2016120783A (ja) 2014-12-24 2014-12-24 車両側部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014260871A JP2016120783A (ja) 2014-12-24 2014-12-24 車両側部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016120783A true JP2016120783A (ja) 2016-07-07

Family

ID=56326478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014260871A Pending JP2016120783A (ja) 2014-12-24 2014-12-24 車両側部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016120783A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018103808A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 ダイハツ工業株式会社 車体側部構造
EP3785956B1 (en) * 2019-08-26 2024-03-20 Mazda Motor Corporation Side vehicle-body structure for vehicle, vehicle body structure, and vehicle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018103808A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 ダイハツ工業株式会社 車体側部構造
EP3785956B1 (en) * 2019-08-26 2024-03-20 Mazda Motor Corporation Side vehicle-body structure for vehicle, vehicle body structure, and vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5915814B2 (ja) 自動車の車体側部構造
JP5987800B2 (ja) 車体前部構造
JP5487236B2 (ja) 自動車の車体側部構造
JP2007302127A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2016168881A (ja) 車両側部構造
WO2015072392A1 (ja) 車両の側部車体構造
JPWO2012081335A1 (ja) 車両の側部構造
CN109305225B (zh) 车辆的侧部车身结构
JP4483768B2 (ja) ルーフサイド構造
JP2011136593A (ja) フロントピラー下部構造
JP5996352B2 (ja) 自動車のピラー補強構造
JP6698393B2 (ja) 車体側部構造
JP2016120783A (ja) 車両側部構造
JP2010195092A (ja) 車両用ドアのベルトライン構造
JP5411245B2 (ja) 車体側部構造
JP2020168934A (ja) 車体側部構造
JP5846108B2 (ja) 車両下部構造
JP2009262868A (ja) 車両の側部構造
JP2015093507A (ja) 車両下部構造
JP6966297B2 (ja) 車体構造
JP2007098982A (ja) 車体構造
CN111284569B (zh) 车身构造
JP6058425B2 (ja) センターピラーレス車両のフロントドア構造
JP2008239106A (ja) 自動車のロッカ部構造
JP6493184B2 (ja) 車両側部構造