JP2016120748A - 車両の内装トリム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体の開口部周縁に形成されたフランジ15にシール部材7を挟装してなるシール構造を具備した車両の内装トリム1において、面部2,固定部3,ヒンジ部4を設ける。面部2には、フランジ15よりも車体の室内側を被覆させる。固定部3は、面部2の端辺にて、一対の側壁3A,3Bを有するU字型の溝状に形成し、一方の側壁3Aをフランジ15とともにシール部材7に挟装させて固定する。ヒンジ部4には、他方の側壁3Bと面部2との間を回動自在に連結させる。
【選択図】図2
Description
前記リブは、前記U字型の溝状に形成された前記固定部の外側に設けられることが好ましい。これにより、前記フランジに挟装される前記シール部材と前記リブとの干渉が抑制される。
前記第二リブは、前記他方の側壁における、溝の深さ方向の全長寸法よりも長い寸法に形成されることが好ましい。これにより、前記他方の側壁の全体が前記第二リブによって支持され、支持状態が安定化するとともに前記内装トリムの取り付け精度が向上する。
[1−1.車両]
図1は、本実施形態の内装トリムが適用された車両20の室内透視図である。車両20の室内には、車体の表面を被覆する多種多様な内装トリム(ガーニッシュ,カバー等とも呼ばれる)が取り付けられる。例えば、室内のピラー側面には、フロントピラートリム16,センターピラートリム17,クォータトリム1等が取り付けられる。これらの内装トリムはそれぞれ、フロントピラー,センターピラー,クォータピラー(リアピラー)の室内側表面を覆うように固定される。また、天井面にはヘッドライニング18が取り付けられ、側面ドアの内表面にはドアトリム19が取り付けられる。これらの内装トリムは、柔軟性,可撓性を有する比較的軟質の合成樹脂素材〔例えば、PP(ポリプロピレン樹脂),PE(ポリエチレン樹脂)等〕で成形されたインジェクション部品である。
ウェザーストリップ7は、開口部周縁12に形成された車体のフランジ15を挟み込んだ姿勢で固定される。一方、クォータトリム1は、ウェザーストリップ7に係止されるだけでなく、フランジ15と一緒にウェザーストリップ7に挟み込まれて固定される。本実施形態のクォータトリム1の固定箇所は、開口部周縁12のうち直線状に形成された部位に配置される。ここで、固定箇所(図1中のA部,クォータトリム1とウェザーストリップ7との取り合い箇所)の水平断面を図2に示す。以下、クォータトリム1のことを単にトリム1と呼ぶ。
シール部8は、車体のフランジ15とリアドア11との隙間を埋めるパッキンとなる筒状の部位であり、筒の向き(筒軸の方向)が開口部周縁12に沿うように配置される。シール部8は、弾性変形しやすいように中空に形成される。また、シール部8の表面は、閉鎖されたリアドア11に圧着状態で当接する。これにより、車室のシール機能や緩衝機能が確保される。
図3に示すように、トリム1には、面部2,固定部3,ヒンジ部4が設けられる。
面部2は、フランジ15よりも室内側を被覆するカバー状の部位であり、リアピラーのインナ部材14の表面に対してある程度の間隔を空けて、インナ部材14の室内側を覆うように設けられる。ここで、面部2のうち室内に面した平面状の部位を中央部2Aと呼び、中央部2Aの端部側でフランジ15に向かって屈曲した部位を屈曲端部2Bと呼ぶ。また、図3中に矢印で示すように、中央部2Aの表面に対して垂直な方向を、車室方向(車室中央に向かう方向)とする。
図3,図4(A)に示すように、トリム1はアンダーカットのない形状に成形される。すなわち、トリム1の成形工程における形状は、固定部3の開放端側が車室方向を向いた姿勢となるように設計される。一方、成形工程後には、トリム1のヒンジ部4が折り曲げられ、固定部3の向きが変更される。このとき、固定部3の内側壁3Bが第二リブ6の外端面6Aに面接触して安定的に支持され、面部2に対する固定部3の相対位置が固定される。固定部3の開放端側の向きは、リアドア11の開口部側に開放された向きとなる。
(1)上記のトリム1では、面部2と固定部3とがヒンジ部4を介して回動自在に連結されるため、成形工程でアンダーカットが生じないような向きに固定部3の姿勢を設定することができる。例えば、図4(A)に示すように、固定部3の開放端側を車室方向に向けた姿勢で成形することができる。これにより、金型の離型方向を一方向にすることができ、スライド用の成形型を廃止することができる。したがって、成形に使用される金型の費用を低減させることができる。また、成形型のスライド操作が不要となることから、成形時間の短縮,作業性の向上,成形品質の安定化を図ることができる。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
2 面部
3 固定部
3A 外側壁(一対の側壁の一方)
3B 内側壁(一対の側壁の他方)
4 ヒンジ部
5 第一リブ(リブ)
6 第二リブ
7 ウェザーストリップ(シール部材)
8 シール部
9 はさみ部
10 トリムリップ部
12 開口部周縁
15 フランジ
20 車両
Claims (4)
- 車体の開口部周縁に形成されたフランジにシール部材を挟装してなるシール構造を具備した車両の内装トリムであって、
前記フランジよりも前記車体の室内側を被覆する面部と、
前記面部の端辺にて、一対の側壁を有するU字型の溝状に形成され、一方の前記側壁を前記フランジとともに前記シール部材に挟装されて固定される固定部と、
前記固定部における他方の前記側壁と前記面部とを回動自在に連結するヒンジ部と、
を備えたことを特徴とする、車両の内装トリム。 - 前記固定部が、前記一対の側壁の間に橋架されて前記固定部の口開き変形を抑制するリブを有する
ことを特徴とする、請求項1記載の車両の内装トリム。 - 前記面部が、前記他方の側壁に当接して前記固定部を支持する第二リブを有する
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両の内装トリム。 - 前記ヒンジ部が、前記開口部周縁のうち直線状に形成された部位に配置される
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両の内装トリム。
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---|---|---|---|
JP2014260197A JP6481358B2 (ja) | 2014-12-24 | 2014-12-24 | 車両の内装トリム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022155846A1 (zh) * | 2021-01-21 | 2022-07-28 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种侧围装饰板总成及车辆 |
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KR102091480B1 (ko) * | 2019-12-30 | 2020-03-23 | (주)다우텍 | 메카니컬씰을 갖는 내구성 강화형 면진장치 |
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JPS58139250U (ja) * | 1982-03-12 | 1983-09-19 | 河西工業株式会社 | 自動車用内装部品の末端取付構造 |
JP2014133475A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Suzuki Motor Corp | 車両の内装部材の取付け構造 |
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- 2014-12-24 JP JP2014260197A patent/JP6481358B2/ja active Active
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