JP2016119004A - 保険料予測装置及び保険料予測方法 - Google Patents

保険料予測装置及び保険料予測方法 Download PDF

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Abstract

【目的】テレマティクスを利用して、自動車保険の保険料を予測し、提供することが可能な装置を提供する。
【構成】保険料予測装置は、運転に危険な危険時間帯情報が記憶された記憶装置624と、ユーザが指定する車両に搭載された第1の無線通信端末から所定の場所に配置された第2の無線通信端末を介して当該車両の運転履歴情報を含む車両情報を取得する車両情報受信部604と、運転履歴情報に基づいて、危険時間帯情報が示す危険時間帯に前記車両が運転されていた割合を演算する運転割合演算部616と、割合に応じて自動車保険の保険料を演算する保険料演算部630と、ネットワークを介して、演算された保険料を出力する保険内容送信部638と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、保険料予測装置及び保険料予測方法に関し、例えば、テレマティクスを利用して、自動車保険の保険料を予測する装置及び方法に関する。
従来の自動車保険は、運転者の年齢、対象車両の走行距離、対象車両の年式、過去の事故実績等に基づく等級、免許証の色(例えば、ゴールド免許証)、及び、対人・対物保険料等に基づいて算定されてきた。
ここで、自動車事故を回避するためには、常日頃の運転者の運転傾向が大きく影響を与える。事故が起こりやすい条件で運転する者と、そうでない者とでは、自動車事故を引き起こす可能性は大きく異なるはずである。しかしながら、従来の自動車保険では、運転者の運転傾向については何ら考慮されず、事故等の結果のみを算定の基準としていた。そのため、上述した運転者の年齢、対象車両の走行距離、対象車両の年式、過去の事故実績等に基づく等級、免許証の色(例えば、ゴールド免許証)、及び、対人・対物保険料等の条件が同じであれば、自動車事故を引き起こす可能性が大きく異なるにも関わらず、事故が起こりやすい条件で運転する者と、そうでない者との間において同じ保険料になってしまい、公平性が欠ける場合があるといった問題があった。
一方、自動車等の移動体に通信システムを組み合わせて、ナビゲーションに代表されるリアルタイムに情報を提供するテレマティクスの利用が普及してきている。テレマティクスでは、自動車が情報を受ける他、自動車の情報を外部に出力することも可能となる。例えば、情報提供サーバが、車載器から無線装置を介してセンター装置に収集された車両の車両状態情報を基に求めたドライバーの運転習熟度をサービス提供装置に送信し、サービス提供装置で保険料の見積もりを行うといった技術が提案されている(特許文献1参照)。
上述したテレマティクス技術を利用してユーザに何らかのサービスを提供し、その結果として、自動車事故を低減させることができれば、ユーザ及び保険事業者にとっていずれにもメリットがある。しかし、従来、かかる技術については未だ開発されていないシステムが多い。
特開2014−065362号公報
そこで、本発明の一態様は、テレマティクスを利用して、自動車保険の保険料を予測し、提供することが可能な装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の保険料予測装置は、
運転に危険な危険時間帯情報が記憶された記憶部と、
ユーザが指定する車両に搭載された第1の無線通信端末から所定の場所に配置された第2の無線通信端末を介して当該車両の運転履歴情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、
運転履歴情報に基づいて、危険時間帯情報が示す危険時間帯に前記車両が運転されていた割合を演算する運転割合演算部と、
割合に応じて自動車保険の保険料を演算する保険料演算部と、
ネットワークを介して、演算された保険料を出力する保険料出力部と、
を備えたことを特徴とする。
また、記憶部には、地域毎に運転に危険な危険時間帯情報が蓄積され、
車両情報には、車両を識別する車両IDが含まれ、
ユーザの住所を含むユーザ情報が車両IDに対応させて蓄積されたユーザ情報データベースと、
ユーザ情報データベースを用いて、車両IDに対応する当該ユーザの住所を取得する住所取得部と、
ユーザIDを入力し、ユーザ情報データベースを用いて、当該ユーザの住所を取得する住所取得部と、
危険時間帯データベースを用いて、取得された住所に対応する地域の危険時間帯情報を取得する危険時間帯情報取得部と、
をさらに備え、
運転割合演算部は、取得された地域の危険時間帯情報が示す危険時間帯に上述した車両が運転されていた割合を演算すると好適である。
本発明の他の態様の保険料予測装置は、
運転に危険な危険時間帯情報が記憶された記憶部と、
ユーザが指定する車両に搭載された第1の無線通信端末から所定の場所に配置された第2の無線通信端末を介して当該車両の運転履歴情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、
運転履歴情報に基づいて、危険時間帯情報が示す危険時間帯に車両が運転されていた場合に付加されるポイント値を演算するポイント値演算部と、
ポイント値に応じて自動車保険の保険料を演算する保険料演算部と、
ネットワークを介して、演算された保険料を出力する保険料出力部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様の保険料予測方法は、
ユーザが指定する車両に搭載された第1の無線通信端末から所定の場所に配置された第2の無線通信端末を介して当該車両の運転履歴情報を含む車両情報を取得する工程と、
運転に危険な危険時間帯情報が記憶された記憶装置から危険時間帯情報を読み出し、運転履歴情報に基づいて、危険時間帯情報が示す危険時間帯に前記車両が運転されていた割合を演算する工程と、
割合に応じて自動車保険の保険料を演算する工程と、
ネットワークを介して、演算された前記保険料を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様の保険料予測方法は、
ユーザが指定する車両に搭載された第1の無線通信端末から所定の場所に配置された第2の無線通信端末を介して当該車両の運転履歴情報を含む車両情報を取得する工程と、
運転に危険な危険時間帯情報が記憶された記憶装置から危険時間帯情報を読み出し、運転履歴情報に基づいて、危険時間帯情報が示す危険時間帯に車両が運転されていた場合に付加されるポイント値を演算する工程と、
ポイント値に応じて自動車保険の保険料を演算する工程と、
ネットワークを介して、演算された保険料を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、テレマティクスを利用して、自動車保険の保険料を予測し、提供することができる。
実施の形態1における通信システムの構成を示す構成図の一例である。 実施の形態1におけるデータ管理装置の内部構成の一例を示す構成図である。 実施の形態1における自動車保険の保険料予測方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1における通信システムの情報処理方法の要部通信フローを示すタイムチャート図である。 実施の形態1における車載器の構成を示す構成図である。 実施の形態1における車両情報の一例を示す図である。 実施の形態1におけるPOS端末の内部構成を示す図である。 実施の形態1におけるPOS管理装置の構成を示す図である。 実施の形態1におけるSS管理装置の構成を示す図である。 実施の形態1におけるサービスサーバ装置の構成を示す図である。 実施の形態1における度数と、危険時間運転割合S或いはポイント値との対応関係の一例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における通信システムの構成を示す構成図の一例である。図1において、通信システム100(情報処理システムの一例)は、サービスステーション(SS)管理装置110、データ管理装置120(保険料予測装置)、サービスサーバ装置130、POS(Point of Sales)管理装置150、及びPOS端末160を備えている。SS管理装置110、データ管理装置120、サービスサーバ装置130、POS管理装置150、及びPOS端末160は、インターネット(ネットワークの一例)を介して互いに通信可能に配置される。そして、POS管理装置150は、インターネット(ネットワークの一例)を介して、クレジット会社の通信装置151と通信可能に接続される。SS管理装置110、及びPOS端末160は、給油サービスステーション(SS)102(供給地:所定の場所の一例)内に配置される。また、給油サービスステーション(SS)102内には、さらに、アクセスポイント101(無線通信端末)と給油機104とが配置される。アクセスポイント101は、例えばローカルエリアネットワーク(ネットワークの一例)を介してSS管理装置110と通信可能に配置される。
図1では、給油サービスステーション(SS)102が1つしか示されていないが、複数の給油サービスステーション(SS)102が存在すると好適である。各給油サービスステーション(SS)102には、SS管理装置110、アクセスポイント101(無線通信端末)、給油機104、及びPOS端末160が配置される。
自動車等の車両20のユーザは、車両20に燃料を供給する給油サービスステーション(SS)102(燃料供給所)に車両20で乗り付け(到来し)、給油機104から動力源(例えば、ガソリン、軽油、天然ガス、水素、電力等)の供給を受けることになる。SS管理装置110、アクセスポイント101(無線通信端末)、給油機104、及びPOS端末160が配置された複数の給油サービスステーション(SS)102が存在する場合には、いずれかの給油サービスステーション(SS)102に車両20で乗り付ければよい。
車両20内には、アクセスポイント101を介してSS管理装置110と通信可能な車載器10が搭載されている。また、車両20のユーザ(運転者、顧客)は、携帯端末22とクレジット機能付きのカード24(クレジットカード)を所持していると好適である。車載器10は、アクセスポイント101との間で無線通信を行うことができる。また、各ユーザの携帯端末22は、各地域に配置された基地局140との間で無線通信を行う。また、基地局140は、インターネット(ネットワークの一例)に接続される。よって、携帯端末22は、基地局140を介して、無線通信とインターネット通信により、サービスサーバ装置130等に通信可能に配置される。
図2は、実施の形態1におけるデータ管理装置の内部構成の一例を示す構成図である。図2において、データ管理装置120内には、メモリ121、通信制御部601、POSデータ受信部602、運転者ID抽出部603、車両情報受信部604、車両ID抽出部605、ユーザ確認部606、磁気ディスク装置等の記憶装置231,612,624、車両情報整理部609、危険時間帯情報受信部611、危険時間帯情報取得部613、住所取得部614、運転割合演算部616、度数取得部618、ポイント演算部619、保険料要求受信部620、入力フォームデータ読み出し部622、入力フォームデータ送信部626、保険項目受信部628、保険料演算部630、保険内容作成部636、及び保険内容送信部638が配置される。
記憶装置231内には、車両登録データベースDB607、及び運転者登録データベースDB608が格納される。記憶装置612(記憶部)内には、カード24に基づく給油履歴を蓄積する給油履歴データベースDB238、運転履歴情報を蓄積する運転履歴データベースDB232、及び危険時間帯情報を蓄積する危険時間帯データベースDB233が格納される。記憶装置624には、自動車保険の保険項目を入力するための入力フォームデータ、及びその他の保険料算出に必要な各種のパラメータが格納されている。
車両登録DB607には、本システムを利用する車両、言い換えれば、車載器10を搭載する際に登録した車両20を識別する車両IDが蓄積される。運転者登録DB608(ユーザ情報データベース)には、本システムを利用する車両、言い換えれば、車載器10を搭載する際に登録した車両20の運転者(ユーザ)の名前、ユーザの住所、及び電話番号等の個人情報と、当該運転者(ユーザ)の運転者ID(ユーザID)とを含む運転者情報(ユーザ情報)が、車両IDに関連させて蓄積される。危険時間帯DB233には、地域毎の自動車の運転に危険な時間帯を示す危険時間帯情報が格納され、蓄積される。
POSデータ受信部602、運転者ID抽出部603、車両情報受信部604、車両ID抽出部605、ユーザ確認部606、車両情報整理部609、危険時間帯情報受信部611、危険時間帯情報取得部613、住所取得部614、運転割合演算部616、度数取得部618、ポイント演算部619、保険料要求受信部620、入力フォームデータ読み出し部622、入力フォームデータ送信部626、保険項目受信部628、保険料演算部630、保険内容作成部636、及び保険内容送信部638、といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。データ管理装置120内の各機能のうちソフトウェアで構成される機能に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ121に記憶される。
まず、危険時間帯情報受信部611は、データ管理装置120の外部から地域毎の自動車の運転に危険な時間帯を示す危険時間帯情報を受信し、危険時間帯DB233に格納する。危険時間帯情報は、例えば、地域毎の警察署等から公表された情報を入力すると良い。その他の機関から入手可能な情報であっても構わない。また、危険時間帯には、土曜日及び日曜日を除く平日、土曜日及び日曜日といった週末、及び/または季節等によってそれぞれ異なる時間帯が設定されると好適である。また、地域によって、日の出、日の入りの時間、路面凍結発生条件、及び/または高地や沿岸による特殊性もある。よって、危険時間帯情報にはこれらに地域の特殊性を考慮した危険時間帯が設定されると好適である。
図3は、実施の形態1における自動車保険の保険料予測方法の要部工程を示すフローチャート図である。図3において、実施の形態1における自動車保険の保険料予測方法は、車両情報受信工程(S102)と、保険料要求受信工程(S202)と、運転者住所取得工程(S204)と、危険時間取得工程(S206)と、運転割合演算工程(S208)と、度数取得工程(S212)と、保険料演算工程(S214)と、保険料出力工程(S216)と、いう一連の工程を実施する。運転割合演算工程(S208)の代わりに、ポイント演算工程(S210)を実施しても好適である。
実施の形態1において、運転割合演算工程(S208)を実施する場合には、図2のポイント演算部619は無くても良い。ポイント演算工程(S210)を実施する場合には、図2の運転割合演算部616は無くても良い。
図4は、実施の形態1における通信システムの情報処理方法の要部通信フローを示すタイムチャート図である。図4では、携帯端末22、カード24、車載器10、POS端末160、SS管理装置110、POS管理装置150、データ管理装置120、及びサービスサーバ装置130の間での通信状況の一例を示す。図4では、図面下側に向かって時間が経過していることを示す。
図5は、実施の形態1における車載器の構成を示す構成図である。車載器10内には、インターフェース回路501、イグニッションON/OFF判定部502、運転情報受信部503、分析アルゴリズムデータベース(DB)504、運転情報分析部505、運転履歴情報データベース(DB)506、車両ID記憶部507、車両情報送信部508、及び通信制御部509が配置されている。運転履歴情報DB506内には分析結果格納部561が配置される。イグニッションON/OFF判定部502、運転情報受信部503、分析アルゴリズムDB504、運転情報分析部505、及び車両情報送信部508といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。イグニッションON/OFF判定部502、運転情報受信部503、分析アルゴリズムDB504、運転情報分析部505、及び車両情報送信部508のうちソフトウェアで構成される機能に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度図示しないメモリに記憶される。
車載器10内では、運転情報受信部503が、インターフェース回路501を介して、車両20内の図示しない各制御機器から車両の運転に関する運転情報を例えばリアルタイムに受信する。運転情報として、例えば、エンジンON/OFF、走行距離、及び走行時間等が挙げられる。その他、例えば、急加速、急減速、急ハンドル、速度、連続運転時間、シートベルト着用有無、走行時の携帯使用検出、気温、ワイパー作動日時、ABS(アンチロックブレーキシステム)発動、ハンドル角度、ウィンカー作動、及びバック走行等の各発生情報が挙げられる。これらの運転内容を示す運転情報には、発生の都度、発生時刻(時刻情報)が関連付けされて記録される。受信された運転情報は、運転履歴情報DB506に格納される。また、受信された運転情報は、運転情報分析部505に出力される。運転情報分析部505は、分析アルゴリズムDB504を用いて、所定の分析アルゴリズムに従って運転情報を分析して、後述する車両情報の項目に沿った車両情報を生成する。生成された運転履歴情報は、運転履歴情報DB506内の分析結果格納部561に格納される。
図6は、実施の形態1における車両情報の一例を示す図である。図6の例では、車両情報として、運行管理1741に関する情報と安全運転支援1742に関する情報とが示されている。運行管理1741に関する情報と安全運転支援1742に関する情報は、運転履歴情報の一例に該当する。運行管理1741に関する情報として、例えば、エンジンON/OFF日時、走行距離、及び走行時間が挙げられる。エンジンON/OFF日時はトリップ毎に記録される。安全運転支援1742に関する情報として、例えば、急加速回数、急減速回数、急ハンドル回数、連続運転時間、発進n秒後の平均速度で定義する急発進率、等速巡航率、シートベルト着用の有無、走行時の携帯使用回数、気温及びワイパー作動回数、ABS(アンチロックブレーキシステム)発動回数、車線変更時のウィンカー作動率、交差点右左折時のウィンカー作動率、一時停止の回数、バック走行時の速度、およびバック回数の各情報が挙げられる。
例えば、発進n秒後の平均速度で定義する急発進率は、速度0からの速度変化を分析することで発進n秒後の平均速度がわかる。例えば、発進5秒後の平均速度がわかる。そして、かかる情報を後述するトリップ単位で集計することで急発進率が算出される。シートベルト着用の有無は、速度が0ではない状態でシートベルト着用(留め金具がロックされている)があるかどうかで判断できる。走行時の携帯使用回数は、例えば、速度が0ではない状態で携帯端末からの電波が継続的に検出されることでわかる。車線変更時のウィンカー作動率は、例えば、速度とハンドル角度とから車線変更を判断でき、その時刻にウィンカーが差動していたかどうかで判断できる。交差点右左折時のウィンカー作動率は、例えば、速度が助走状態でハンドル角度が大きい場合に、ハンドル角度の方向へ曲がったことを判断でき、その時刻にウィンカーが差動していたかどうかで判断できる。
かかる車両情報は、エンジン(イグニッション:IGN)ONからOFFまでを1つの期間(トリップ)として、トリップ毎に、当該トリップ中に生じた運行管理1741に関する情報と安全運転支援1742に関する情報が定義される。なお、上述したように、かかる車両情報の各運転内容を示す運転情報については、発生の都度、発生時刻(時刻情報)が関連付けされて記録される。
ユーザは、車両20で給油サービスステーション(SS)102(所定の通信場所)に到来した際に、かかる給油サービスステーション(SS)102といった特定の通信場所で車載器10から車両情報を発信することができる。
ユーザは、車両20で給油サービスステーション(SS)102に到来し、イグニッションをOFFにする。車載器10内では、イグニッションON/OFF判定部502がイグニッションON/OFFに関する運転情報を入力して、イグニッションON/OFFを判定し、結果を出力する。通信制御部509は、イグニッションOFFの判定信号を受けた場合に、アクセスポイント101を探して通信の確立を指示する。ここでは、アクセスポイント101とのWiFi通信の確立を指示する。但し、車載器10とアクセスポイント101との間の無線通信はWiFi通信に限るものではない。その他の近距離無線通信を用いても構わない。
車両情報送信部508は、無線通信が確立すると、例えば、前回無線通信が確立したイグニッションOFF後の最初のイグニッションON時から蓄積された運転履歴情報DB506のデータ(運転履歴情報)を含む車両情報に、車両ID記憶部507が記憶する車両IDを付して、通信制御部509を介してアクセスポイント101を経由して、SS管理装置110に送信する。その際、アクセスポイント101では、車載器10との間で無線通信を行った日時(時刻)を車両情報に付してSS管理装置110に送信する。
上述したように、車両20に対して動力源を供給する給油サービスステーション(SS)102に配置されたSS管理装置110は、車両20に給油サービスステーション(SS)102にて動力源が供給される際に、車両20と無線通信を行うアクセスポイント101(無線通信端末)を介して車両20から車両ID(車両の識別情報)を含む車両20の車両情報を取得する。SS管理装置110は、車両情報取得装置の一例である。
以上のように、車両20の動力源(ガソリン等)を供給する場所である給油サービスステーション(SS)102において、車両の車両ID(第1の識別情報)を取得する。なお、ここでは、車載器10から車両の車両ID(第1の識別情報の一例)を取得する場合を説明したが、これに限るものではない。例えば、給油サービスステーション(SS)102に図示しないカメラを設置して、車両20で給油サービスステーション(SS)102に到来した際に、カメラで車両20のナンバプレートを撮像することによって車両20の車両番号(第1の識別情報の一例)を取得してもよい。
図7は、実施の形態1におけるPOS端末の内部構成を示す図である。図7において、POS端末160内には、カード情報取得部50、通信制御部51、認証部52、メモリ53、給油量・給油料金入力部56、決済処理部58、及びPOSデータ作成部59が配置される。カード情報取得部50、認証部52、給油量・給油料金入力部56、決済処理部58、及びPOSデータ作成部59といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。カード情報取得部50、認証部52、給油量・給油料金入力部56、決済処理部58、及びPOSデータ作成部59のうちソフトウェアで構成される機能に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ53に記憶される。
車両20が給油サービスステーション(SS)102にて給油機104からガソリン等の動力源の供給を受ける際、POS端末160は、ユーザ識別情報を読み込み、ユーザ識別情報を用いて車両20が給油サービスステーション(SS)102にて供給された動力源に対する代金の支払処理を行う。POS端末160は、支払処理装置の一例である。
車両20が給油サービスステーション(SS)102にて給油機104からガソリン等の動力源の供給を受ける際、まず、カード情報取得部50は、通信制御部51を介して、ユーザが所持するカード24からユーザ識別情報と支払処理に関する支払処理情報とを含むカード情報を読み込む(受信する)。支払処理情報としては、例えば、クレジット決済を補償するクレジット会社の識別情報等が挙げられる。
次に、認証部52は、ユーザ識別情報を図示しない登録情報と比較して支払処理可能かどうかを判定し、可能な場合にユーザ識別情報での支払い処理を認証する。支払処理不能の場合はその結果を出力する。
給油機10では、カード24の認証を受けて、車両20への給油を行う。給油が終了すると、給油機10から給油量と給油料金がPOS端末160に出力される。POS端末160内では、給油量・給油料金入力部56が、通信制御部51を介して、給油機10から給油量と給油料金を入力する。そして、決済処理部58は、カード情報に含まれるユーザ識別情報と支払処理情報とを用いて、供給されたガソリン等の動力源に対する代金の支払処理を行う。POSデータ作成部59は、支払処理(或いは給油)を行った日時である支払時刻情報とPOS端末160の識別情報(支払処理装置識別情報)とを取得し、ユーザ識別情報(個人情報)、給油場所(SS名等)、給油量、給油料金、支払処理に関する支払処理情報(決済情報)、POS端末160の識別情報(支払処理装置識別情報)、及び、支払処理(或いは給油)を行った日時である支払時刻情報等の取引データ(POSデータ)を作成し、通信制御部51を介して、POS管理装置150に送信する。
なお、ユーザが所持するカード24のカード情報に車両20の車両番号が含まれる場合には、かかる車両番号情報も合わせてPOSデータを作成し、POS管理装置150に送信すると好適である。
図8は、実施の形態1におけるPOS管理装置の構成を示す図である。図8において、POS管理装置150内には、通信制御部78、POSデータ受信部70、磁気ディスク装置等の記憶装置72、POSデータ加工部73、POSデータ送信部74、メモリ76、及び決済処理部71が配置される。POSデータ受信部70、POSデータ加工部73、決済処理部71、及びPOSデータ送信部74といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。POSデータ受信部70、POSデータ加工部73、決済処理部71、及びPOSデータ送信部74のうちソフトウェアで構成される機能に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ76に記憶される。
POS管理装置150は、支払処理に関する支払処理情報とユーザ識別情報とを受信し、データ管理装置120に送信する。POS管理装置150は、代金支払管理装置の一例である。具体的には、POSデータ受信部70は、通信制御部78を介して、POS端末160から取引データ(POSデータ)を受信する。受信されたPOSデータは、記憶装置72に格納され、蓄積される。POSデータ加工部73は、受信されたPOSデータのうち支払処理情報を除くようにPOSデータを加工する。これにより、クレジットに関する個人情報を保護できる。また、POSデータ送信部74は、通信制御部78を介して、受信されたPOSデータのうち支払処理情報を除くその他のPOSデータをデータ管理装置120へ送信する。POSデータにはカード24のユーザを識別するユーザIDを含む。また、決済処理部71は、例えば、1ヶ月分蓄積されたPOSデータを集計して、通信制御部78を介して、集計結果を支払処理情報が示すクレジット会社の通信装置151に送信し、決済処理を行う。クレジット会社では、集計結果の合計料金を当該ユーザに請求することになる。
図9は、実施の形態1におけるSS管理装置の構成を示す図である。図9において、SS管理装置110内には、通信制御部66、車両情報受信部60、車両情報送信部62、及びメモリ64が配置される。車両情報受信部60、及び車両情報送信部62といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。車両情報受信部60、及び車両情報送信部62のうちソフトウェアで構成される機能に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ64に記憶される。
車両情報受信部60は、通信制御部66を介して、アクセスポイント101を経由した車載器10から、車両IDを含む車両20の車両情報を受信する。車両情報を取得する際に、車両情報受信部60は、アクセスポイント101との間で無線通信を行った時刻である無線通信時刻情報を併せて取得する。このように、SS管理装置110の車両情報受信部60(情報取得部の一例)は、車両20に搭載された車載器10(第1の無線通信端末)と車両20に動力源を供給する供給場所に配置されたアクセスポイント101(第2の無線通信端末)との間での無線通信を介して、車両20の運転履歴情報を含む車両情報を取得する。そして、車両情報送信部62は、通信制御部66を介して、かかる車両情報をデータ管理装置120に送信する。
なお、カメラで車両番号を撮像した場合には、撮像した画像から得られる車両番号情報を車両情報と共にデータ管理装置120に送信すればよい。
図2に示したデータ管理装置120内では、POSデータ受信部602が、通信制御部601を介して、POS管理装置150からPOSデータを受信する。言い換えれば、POSデータ受信部602は、車両20に対してガソリン等の動力源を供給する給油機104或いは給油サービスステーション102といった動力源供給手段により供給された動力源に対する代金支払いを処理するPOS端末160(支払処理装置)が代金支払いに伴い取得したユーザIDを、POS端末160から取得する。POSデータ受信部602は、ユーザ情報取得手段の一例となる。そして、運転者ID抽出部603は、POSデータからユーザIDを運転者IDとして抽出する。言い換えれば、運転者ID抽出部603(運転者識別情報抽出部)は、車両20に供給される燃料の対価の支払いに用いられたクレジットカードの情報に基づいて当該車両20の運転者の識別情報を抽出する。
車両情報受信工程(S102)として、車両情報受信部604(車両情報取得部の一例)は、通信制御部601を介して、SS管理装置110から車両情報を受信する。言い換えれば、車両情報受信部604は、アクセスポイント101(無線通信端末)が無線通信を介して車両20から取得した、車両20を識別するための車両ID(車両識別情報)と、車両20に蓄積された運転履歴情報といった車両情報とを、アクセスポイント101からSS管理装置110を介して取得する。さらに言い換えれば、車両情報受信部604は、ユーザが指定する車両20に搭載された車載器10(第1の無線通信端末)から給油サービスステーション(SS)102(所定の場所の一例)に配置されたアクセスポイント101(第2の無線通信端末)を介して当該車両20の運転履歴情報を含む車両情報を取得する。
以上のように、データ管理装置120内において、車両情報受信部604によって車両情報が受信されると、車両ID抽出部605は、車両情報に含まれる車両IDを抽出する。
ユーザ確認部606は、複数の車両の車両識別情報を蓄積する(登録する)車両登録DB607(車両データベース)を用いて車両IDに対応する車両を検索し、車両20を認証する。言い換えれば、ユーザ確認部606は、車両ID(第1の識別情報)を予め登録された情報を用いて確認する。このように、ユーザ確認部606は、車両登録DB607を参照して、取得された車両IDの有無を確認する。また、ユーザ確認部606は、運転者登録DB608を用いて運転者IDに対応する運転者(ユーザ)を検索し、ユーザを認証する。さらに、ユーザ確認部606は、POSデータの支払時刻情報が示す時刻(タイムスタンプ)と、車両情報の無線通信時刻情報が示す時刻(タイムスタンプ)とを照合して、給油サービスステーション(SS)102を利用した、車両IDと運転者IDとを対応付ける。これにより、車両情報と運転者IDとを対応付ける。かかる照合結果は、車両情報整理部609に出力される。よって、車両情報整理部609は、認証された車両IDと認証された運転者IDとを取得する。
車両情報整理部609(運転履歴情報作成部)は、車両情報のうち、運転履歴情報を整理する。これにより、いつ(日時)、どのような運転操作(運転内容)をおこなったかがわかる。また、車両情報整理部609には、当該車両情報に対応する車両IDと運転者IDの情報も取得している。車両情報整理部609は、さらに、当該車両20の運転者ID(識別情報)を運転履歴情報に合成する。よって、かかる処理により、どの車両(車両ID)について、誰が(運転者ID)、いつ(日時)、どのような運転操作(運転内容)をおこなったのかが関連付けされた運転履歴情報が作成される。また、車両情報整理部609は、受信した運転履歴情報の各内容を加工或いは/及び分析してもよい。作成された運転履歴情報は、運転履歴データベースDB232に格納され、蓄積される。運転履歴データベースDB232(運転履歴情報データベース)(蓄積部の一例)は、複数の車両20の運転履歴情報をそれぞれの車両に関連させて蓄積する。具体的には、車両IDに対応付けて蓄積する。また、ここでは、カード24のユーザ識別情報を運転者IDとして使用しているが、これに限るものではない。例えば、車載器10を登録する時点での登録者(車両の所有者、或いは使用者)にIDを付しておき、かかるIDを運転者IDとしてもよい。給油サービスステーション(SS)102を利用する際、ユーザは現金にて支払を行う場合もある。その場合にはカード24の情報は得られない。それでも運転履歴情報は車載器10から送信される。その場合に、車両IDから運転者IDを特定すれば、運転者(ユーザ)がわからないといった不具合を解消できる。また、運転履歴データベースDB232には、さらに、車両20のユーザの例えば携帯端末22へと情報を送信するためのメールアドレス(送信アドレス)が記憶されていても好適である。
給油データ抽出部617は、POSデータから給油履歴に関する給油データを抽出する。その際、給油データは、カード24のユーザ識別情報と関連付けられる。給油データは、給油履歴データベースDB238に格納され、蓄積される。
図10は、実施の形態1におけるサービスサーバ装置の構成を示す図である。図10において、サービスサーバ装置130内には、メモリ86、通信制御部40、保険料要求受信部43、保険料要求送信部44、入力フォーム受信部47、入力フォーム送信部48、保険項目データ受信部82、保険項目データ送信部83、保険内容受信部84、及び保険内容送信部85が配置される。保険料要求受信部43、保険料要求送信部44、入力フォーム受信部47、入力フォーム送信部48、保険項目データ受信部82、保険項目データ送信部83、保険内容受信部84、及び保険内容送信部85といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。サービスサーバ装置130内の各機能のうちソフトウェアで構成される機能に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ86に記憶される。
次に、ユーザは、ユーザの携帯端末22から基地局140を経由して、自動車保険の保険料がいくらになるかをサービスサーバ装置130に要求する。保険料をサービスサーバ装置130に要求する際には、車両IDを付した情報を送付すると好適である。
サービスサーバ装置130内では、保険料要求受信部43が、通信制御部40を介して、自動車保険の保険料に関する保険料要求情報を受信する。そして、保険料要求送信部44は、通信制御部40を介して、受信された保険料要求情報をデータ管理装置120に送信する。
保険料要求受信工程(S202)として、データ管理装置120内では、保険料要求受信部620が、通信制御部601を介して、保険料要求情報を受信する。保険料要求情報が受信されると、入力フォームデータ読み出し部622が記憶装置624から自動車保険の保険項目を入力するための入力フォームデータを読み出す。入力フォームデータには、車両IDに関する情報、車種、年式、車両ナンバー等の項目、及びその他の保険項目として、例えば、運転者の年齢、申し込み時点での対象車両の走行距離、過去の事故実績等に基づく等級、免許証の色(例えば、ゴールド免許証)、及び、対人・対物保険料等の項目が記入できるように構成される。その他の保険項目があってももちろん構わない。保険料要求に車両IDが付加されていた場合には、車両IDを入力フォームデータに入力し、車両IDが入力済の入力フォームデータを作成すると好適である。そして、入力フォームデータ送信部626は、通信制御部601を介して、入力フォームデータをサービスサーバ装置130に送信する。
サービスサーバ装置130内では、入力フォーム受信部47が、通信制御部40を介して、自動車保険の保険料に関する入力フォームデータを受信する。そして、入力フォーム送信部48は、通信制御部40を介して、受信された入力フォームデータをユーザの携帯端末22に送信する。
次に、ユーザは、ユーザの携帯端末22から基地局140を経由して、入力フォームデータの各保険項目を入力して(書き込んで)サービスサーバ装置130に送信する。
サービスサーバ装置130内では、保険項目データ受信部82が、通信制御部40を介して、自動車保険の保険料に関する、ユーザによって入力された保険項目の情報を受信する。そして、保険項目データ送信部83は、通信制御部40を介して、受信された保険項目情報をデータ管理装置120に送信する。
データ管理装置120内では、保険項目受信部628が、通信制御部601を介して、ユーザによって入力された保険項目情報を受信する。
運転者住所取得工程(S204)として、住所取得部614は、運転者ID(ユーザID)を入力し、運転者登録DB608を用いて、当該ユーザ(運転者)の住所を取得する。具体的には、保険項目の1つである車両IDに対応する当該ユーザ(運転者)の住所を運転者登録DB608から抽出する。
危険時間取得工程(S206)として、危険時間帯情報取得部613は、危険時間帯DB233を用いて、取得された住所に対応する地域の危険時間帯情報を取得する。
運転割合演算工程(S208)として、運転割合演算部616は、運転履歴DB232に蓄積された当該車両IDに対応する運転履歴情報に基づいて、危険時間帯情報が示す危険時間帯に当該車両が運転されていた割合(危険時間運転割合)を演算する。運転履歴情報には、トリップ毎の運転履歴が示され、各トリップの日時(開始日時と終了日時)についても定義される。よって、危険時間帯情報が示す危険時間帯に当該車両が運転されていたかどうかを把握であきる。危険時間運転割合Sは、以下の式(1)に示すように、危険時間帯に当該車両が運転されていた時間hを蓄積された、例えば過去1年分のトータルの運転時間Hで割った値で求めることができる。
(1) S=h/H
また、危険時間帯は、平日、週末、及び/或いは季節等、日によって異なる場合でも、運転履歴情報では日時が特定できるので演算することができる。よって、高精度に危険時間運転割合Sを求めることができる。また、危険時間帯は、運転者の居る地域の情報を用いるので、地域性の影響を含めることができる。よって、かかる点でもさらに高精度に危険時間運転割合Sを求めることができる。
また、運転割合演算工程(S208)の代わりにポイント演算工程(S210)を実施する場合には、ポイント演算部619は、運転履歴情報に基づいて、危険時間帯情報が示す危険時間帯に当該車両が運転されていた場合に付加されるポイント値を演算する。例えば、1日毎の1回の危険時間帯に当該車両が運転されていた場合に1ポイントが付加される。よって、10回の危険時間帯に当該車両が運転されていた場合、10ポイントが付加されることになる。1ポイント当たりの危険時間帯運転の回数は適宜設定すればよい。
度数取得工程(S212)として、度数取得部618は、危険時間運転割合S(或いはポイント値)に応じた度数Bを取得する。
図11は、実施の形態1における度数と、危険時間運転割合S或いはポイント値との対応関係の一例を示す図である。図11において、例えば、危険時間運転割合Sが10%未満(或いはポイント値が10未満)の場合を度数Bが0.9、危険時間運転割合Sが10%以上50%未満(或いはポイント値が10以上50未満)の場合を度数Bが1.0、危険時間運転割合Sが50%以上80%未満(或いはポイント値が50以上80未満)の場合を度数Bが1.2、及び危険時間運転割合Sが80%以上(或いはポイント値が80以上)の場合を度数Bが1.5と設定する。
保険料演算工程(S214)として、保険料演算部630は、危険時間運転割合S(或いはポイント値)に応じて自動車保険の保険料を演算する。具体的には、ユーザによって入力された保険項目の情報を参照し、以下の式(2)を用いて保険料Kを算出する。
(2) K=F(x)・B
関数F(x)は、従来の算定手法によって求められる保険料(基準保険料)の計算式を示す。例えば、運転者の年齢、対象車両の走行距離、対象車両の年式、過去の事故実績等に基づく等級、免許証の色(例えば、ゴールド免許証)、及び、対人・対物保険料等に基づいて所定のアルゴリズムで算定される関数を用いることができる。度数Bは、図11に示した度数を示す。
このように、保険料演算部630は、危険時間運転割合S(或いはポイント値)に応じて保険料を所定の基準保険料よりも安く予測する。或いは高く予測する。これにより、ユーザに対して安全運転を心がけることにインセンティブを与えることができる。
保険内容作成部636は、保険料演算部630から保険料及びその他の保険項目を受信し、算出された保険料を含む保険内容データを作成する。
保険料出力工程(S216)として、保険内容送信部638は、ネットワークを介して、演算された保険料を出力する。具体的には、保険内容送信部638は、通信制御部601を介して、算出された保険料を含む保険内容データをサービスサーバ装置130に送信する。
サービスサーバ装置130内では、保険内容受信部84が、通信制御部40を介して、算出された保険料を含む保険内容データを受信する。そして、保険内容送信部85は、通信制御部40を介して、受信された算出された保険料を含む保険内容データをユーザの携帯端末22に送信する。
以上により、ユーザは携帯端末22を通じて、危険時間運転を考慮して予測された保険料を確認できる。
なお、保険料を含む保険内容データは、ユーザに限らず、例えば保険会社の端末に送信しても好適である。これにより、保険会社は、ユーザの日頃の危険時間運転を考慮して予測された保険料を取得できる。
以上のように、実施の形態1によれば、テレマティクスを利用して、自動車保険の保険料を予測し、提供することができる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての保険料予測装置及び保険料予測方法は、本発明の範囲に包含される。
10 車載器
20 車両
22 携帯端末
24 カード
40 通信制御部
43 保険料要求受信部
44 保険料要求送信部
47 入力フォーム受信部
48 入力フォーム送信部
50 カード情報取得部
51 通信制御部
52 認証部
53 メモリ
56 給油量・給油料金入力部
58 決済処理部
59 POSデータ作成部
60 車両情報受信部
62 車両情報送信部
64 メモリ
66 通信制御部
70 POSデータ受信部
71 決済処理部
72 記憶装置
73 POSデータ加工部
74 POSデータ送信部
76 メモリ
78 通信制御部
82 保険項目データ受信部
83 保険項目データ送信部
84 保険内容受信部
85 保険内容送信部
86 メモリ
100 通信システム
101 アクセスポイント
102 給油サービスステーション(SS)
104 給油機
110 SS管理装置
120 データ管理装置
121 メモリ
130 サービスサーバ装置
140 基地局
150 POS管理装置
151 クレジット会社の通信装置
160 POS端末
231,612,624 記憶装置
232 運転履歴DB
233 危険時間帯DB
238 給油履歴DB
501 インターフェース回路
502 イグニッションON/OFF判定部
503 運転情報受信部
504 分析アルゴリズムDB
505 運転情報分析部
506 運転履歴情報DB
507 車両ID記憶部
508 車両情報送信部
509 通信制御部
601 通信制御部
602 POSデータ受信部
603 運転者ID抽出部
604 車両情報受信部
605 車両ID抽出部
606 ユーザ確認部
607 車両登録DB
608 運転者登録DB
609 車両情報整理部

611 危険時間帯情報受信部
613 危険時間帯情報取得部
614 住所取得部
616 運転割合演算部
618 度数取得部
619 ポイント演算部
620 保険料要求受信部
622 入力フォームデータ読み出し部
626 入力フォームデータ送信部
628 保険項目受信部
630 保険料演算部
636 保険内容作成部
638保険内容送信部
1741 運行管理
1742 安全運転支援

Claims (5)

  1. 運転に危険な危険時間帯情報が記憶された記憶部と、
    ユーザが指定する車両に搭載された第1の無線通信端末から所定の場所に配置された第2の無線通信端末を介して当該車両の運転履歴情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、
    前記運転履歴情報に基づいて、前記危険時間帯情報が示す危険時間帯に前記車両が運転されていた割合を演算する運転割合演算部と、
    前記割合に応じて自動車保険の保険料を演算する保険料演算部と、
    ネットワークを介して、演算された前記保険料を出力する保険料出力部と、
    を備えたことを特徴とする保険料予測装置。
  2. 前記記憶部には、地域毎に運転に危険な危険時間帯情報が蓄積され、
    前記車両情報には、車両を識別する車両IDが含まれ、
    前記ユーザの住所を含むユーザ情報が車両IDに対応させて蓄積されたユーザ情報データベースと、
    前記ユーザ情報データベースを用いて、車両IDに対応する当該ユーザの住所を取得する住所取得部と、
    前記危険時間帯データベースを用いて、取得された住所に対応する地域の危険時間帯情報を取得する危険時間帯情報取得部と、
    をさらに備え、
    前記運転割合演算部は、取得された地域の危険時間帯情報が示す危険時間帯に前記車両が運転されていた割合を演算することを特徴とする請求項1記載の保険料予測装置。
  3. 運転に危険な危険時間帯情報が記憶された記憶部と、
    ユーザが指定する車両に搭載された第1の無線通信端末から所定の場所に配置された第2の無線通信端末を介して当該車両の運転履歴情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、
    前記運転履歴情報に基づいて、前記危険時間帯情報が示す危険時間帯に前記車両が運転されていた場合に付加されるポイント値を演算するポイント値演算部と、
    前記ポイント値に応じて自動車保険の保険料を演算する保険料演算部と、
    ネットワークを介して、演算された前記保険料を出力する保険料出力部と、
    を備えたことを特徴とする保険料予測装置。
  4. ユーザが指定する車両に搭載された第1の無線通信端末から所定の場所に配置された第2の無線通信端末を介して当該車両の運転履歴情報を含む車両情報を取得する工程と、
    運転に危険な危険時間帯情報が記憶された記憶装置から前記危険時間帯情報を読み出し、前記運転履歴情報に基づいて、前記危険時間帯情報が示す危険時間帯に前記車両が運転されていた割合を演算する工程と、
    前記割合に応じて自動車保険の保険料を演算する工程と、
    ネットワークを介して、演算された前記保険料を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする保険料予測方法。
  5. ユーザが指定する車両に搭載された第1の無線通信端末から所定の場所に配置された第2の無線通信端末を介して当該車両の運転履歴情報を含む車両情報を取得する工程と、
    運転に危険な危険時間帯情報が記憶された記憶装置から前記危険時間帯情報を読み出し、前記運転履歴情報に基づいて、前記危険時間帯情報が示す危険時間帯に前記車両が運転されていた場合に付加されるポイント値を演算する工程と、
    前記ポイント値に応じて自動車保険の保険料を演算する工程と、
    ネットワークを介して、演算された前記保険料を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする保険料予測方法。
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