JP2013190965A - 道路情報作成・配信装置、車載装置、道路情報作成・配信システム、道路情報作成・配信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数台分の走行情報に基づき、複数台の車両に対して全ての運転者の総合的な運転傾向に対応する総合運転傾向を算出し、複数台の全ての車両に対して、複数台の車両から選択した一台の車両の運転者の運転傾向に対応する個別運転傾向を算出し、算出した総合運転傾向と個別運転傾向に基づき、全ての運転者に対し、個別運転傾向が総合運転傾向から予め設定した乖離度合閾値以上に乖離しているか否かを判定し、複数台分の走行情報から、総合運転傾向から乖離度合閾値以上に乖離していると判定した運転者である乖離傾向運転者の運転する車両以外の車両から送信された走行情報である平均傾向走行情報を抽出する。
【選択図】図5
Description
特許文献1に記載されている技術では、複数台の車両により、各車両の速度と位置を検出し、これらの検出した速度と位置を含む走行情報を、通信路を介して基地局で収集する。走行情報を収集した基地局では、一時停止が必要な地点を含む非優先道路を判定し、非優先道路に応じた車両の停止目標位置を設定する。さらに、判定した非優先道路と設定した停止目標位置を示す情報を、通信路を介して車両へ送信する。そして、基地局から情報を受信した車両では、車載のスピーカ等により、運転者に対して非優先道路が交差する一時停止交差点への接近を示す情報や、停止目標位置を示す情報等を報知する。
しかしながら、複数の運転者に、他の平均的な運転者から運転傾向が大きく乖離している乖離傾向運転者が含まれると、非優先道路の判定や停止目標位置の設定に必要な量(割合)の走行情報を検出できないという問題がある。これは、乖離傾向運転者の運転する車両が送信した走行情報は、非優先道路の判定や停止目標位置の設定に使用不可能として除外する必要があり、非優先道路の判定や停止目標位置の設定に必要な走行情報の検出率が低下するためである。なお、乖離傾向運転者とは、例えば、平均的な停車位置と大きく異なる位置で停車する運転者や、一時停止が必要な位置を通過する運転者である。
このため、乖離傾向運転者の運転する車両で非優先道路の走行時に検出した走行情報の使用を抑制することが可能となり、非優先道路の判定や停止目標位置の設定に必要な走行情報の検出率の低下を抑制することが可能となる。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態(以下、本実施形態と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(システム構成)
図1は、本実施形態の道路情報作成・配信システムSの概略構成を示す図であり、車載装置1と道路情報作成・配信装置2を備える情報提供装置のシステム図である。なお、図1中では、車載装置1の詳細な構成の図示を省略している。
なお、本実施形態では、複数台(二台)の車両C1、C2と一つの基地局Bを、通信路4を介して情報を送信または受信可能に接続する場合を説明する。また、図1中には、車載装置1を搭載する車両として、二台の車両C1、C2のみを図示しているが、本実施形態では、図示しない他の車両も、通信路4を介して、道路情報作成・配信装置2と情報の送信または受信を行なう。
以下、図1を参照しつつ、図2を用いて、車載装置1の構成について説明する。
図2は、車両Cに搭載した車載装置1の構成を示す図である。なお、車両C1と車両C2の構成は同一であるため、図2中では、車両C1と車両C2の構成を、車両Cの構成として示す。
図2中に示すように、車載装置1は、車速検出部6と、車両位置検出部8と、制動操作量検出部10と、駆動操作量検出部12と、加速度検出部14と、旋回角速度検出部16と、相対距離検出部18と、操舵角検出部20を備える。これに加え、車載装置1は、ROM22と、RAM24と、車両側データベース26と、コントローラ28と、報知部30と、車両側走行情報記録部32と、車両側送信部34と、車両側受信部36を備える。
また、車速検出部6は、車両Cが備える車輪(図示せず)の回転数等を用いて、車両Cの現在の速度を検出する。そして、車速検出部6は、検出した現在の速度(以下、「車速」と記載する場合がある)を含む情報信号(以下、「車速信号」と記載する場合がある)を、コントローラ28に出力する。
GPS受信機は、例えば、GPS衛星が送信する電波に基づいて、車両Cの位置(現在の位置)を示す座標を検出する。
ナビゲーション装置としては、一般的なカーナビゲーション(Automotive navigation system)を用いて形成する。
制動操作量検出部10は、例えば、運転者によるペダルの踏み込み量を検出可能なストロークセンサを用いて形成する。
駆動操作量検出部12は、制動操作量検出部10と同様、例えば、ストロークセンサを用いて形成する。
加速度検出部14は、例えば、車両前後方向及び車幅方向の加速度を検出可能な加速度センサで形成する。
旋回角速度検出部16は、例えば、車両Cのヨーレート(旋回方向への回転角の変化速度を検出可能なヨーレートセンサで形成する。
相対距離検出部18は、例えば、レーザを出力及び受信可能なレーザーレーダを用いて形成する。
操舵角検出部20は、例えば、操舵角センサで形成する。
また、ROM22は、コントローラ28が行なう処理に応じて、記憶している制御プログラム等を含む情報信号を、コントローラ28に出力する。
RAM24は、公知の読み出し及び書き込みが可能な記憶装置(Random Access Memory)で形成し、例えば、車両Cが過去に走行した道路の情報(以下、「既走行道路情報」と記載する場合がある)等を記憶・蓄積させてある。
車両側データベース26は、例えば、国内等の予め設定した範囲における、道路種別等の地図データを記憶する車両側地図データ記憶部38を備える。なお、車両側地図データ記憶部38が記憶する地図データは、記憶媒体やデータ通信等を用いて、必要に応じて更新してもよい。
ここで、車両側地図データ記憶部38に記憶させてある地図データには、設定した範囲内に存在する交差点の位置を示す情報と、各交差点に信号機が存在するか否か(信号機の有無)を示す情報を含む。
具体的には、車速信号、自車位置信号、ブレーキ操作量信号、アクセル操作量信号、加速度信号、ヨーレート信号、相対距離信号、操舵角信号を、必要に応じて互いに関連付けて、走行情報を生成する。
送信情報規制部40は、車両Cに固有の識別情報を記憶させてある。
また、送信情報規制部40は、車両側受信部36で受信した乖離傾向車両情報(後述)に応じて、生成した走行情報の車両側走行情報記録部32への送信を規制する処理を行う。なお、送信情報規制部40が走行情報の車両側走行情報記録部32への送信を規制する際の具体的な処理については、後述する。
そして、報知内容生成部42は、生成した指令信号を、報知部30へ出力する。
また、報知部30は、コントローラ28が出力した指令信号に応じて、車両Cの運転者に対し、モニタに表示する映像情報とスピーカから出力する音声情報のうち、少なくとも一方の情報を呈示する。これにより、車両Cの運転者に対し、減速や一時停止を促すための注意喚起を行なう。
車両側走行情報記録部32は、例えば、RAM等、CPU(Central Processing Unit)の周辺部品で形成する。
また、車両側走行情報記録部32は、コントローラ28から入力を受けた走行情報信号を、車両側送信部34へ出力する。
車両側送信部34は、車両側走行情報記録部32から入力を受けた走行情報信号を、通信路4を介して道路情報作成・配信装置2に送信する。
車両側受信部36は、道路情報作成・配信装置2が送信する各種情報信号を、通信路4を介して受信する。
また、車両側受信部36は、受信した各種情報信号を、車両側走行情報記録部32へ出力する。
道路情報作成・配信装置2は、基地局側データベース44と、基地局側走行情報記録部46と、道路状況判定部48と、基地局側受信部50と、基地局側送信部52を備える。
基地局側データベース44は、例えば、車両側地図データ記憶部38と同様、国内等の予め設定した範囲における、道路種別等の地図データを記憶する基地局側地図データ記憶部54を備える。なお、車両側地図データ記憶部38と同様、基地局側地図データ記憶部54が記憶する地図データは、記憶媒体やデータ通信等を用いて、必要に応じて更新してもよい。
ここで、基地局側地図データ記憶部54に記憶させてある地図データには、車両側地図データ記憶部38と同様、設定した範囲内に存在する交差点の位置を示す情報と、各交差点に信号機が存在するか否か(信号機の有無)を示す情報を含む。
また、基地局側走行情報記録部46は、基地局側受信部50を介して、複数台の車両Cから、走行情報信号の入力を受ける。さらに、基地局側走行情報記録部46は、道路状況判定部48から、情報信号の入力を受ける。そして、基地局側走行情報記録部46は、入力された各種情報信号に基づき、車両Cの走行情報及び演算結果を記憶して蓄積する。
また、上記の「演算結果」とは、道路状況判定部48から入力を受けた情報信号が含む演算結果である。なお、道路状況判定部48から入力を受けた情報信号が含む演算結果については、後述する。
また、道路状況判定部48は、総合運転傾向算出部48Aと、個別運転傾向算出部48Bと、運転者別運転傾向判定部48Cと、走行情報抽出部48Dと、道路特性判定部48Eと、停止目標位置設定部48Fを備える。
(A1)複数台の車両の速度
総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cの速度に基づいて総合運転傾向を算出する際には、全ての車両Cから送信された走行情報が含む車速信号を用いて、全ての車両Cに対し、運転傾向に関連する速度の要素を抽出する。
ここで、運転傾向に関連する速度の要素とは、例えば、最高速度、平均速度、速度の変化量の平均値である。
なお、「道路種別」とは、高速道路(有料道路)と一般道路の種別等であり、制限速度の相違による種別である。また、「一トリップ間」とは、イグニッションスイッチをON状態とした時点から、イグニッションスイッチをOFF状態とした時点までの間である。
本実施形態では、一例として、総合運転傾向算出部48Aが総合運転傾向として算出した分布が、図3中に示す正規分布で表される場合を説明する。
総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cに対し、車両Cの車両前後方向への速度変化に基づいて総合運転傾向を算出する際には、全ての車両Cから送信された走行情報を参照する。そして、参照した走行情報が含む、ブレーキ操作量信号、アクセル操作量信号及び加速度信号のうち少なくとも一つを用いて、全ての車両Cに対し、運転傾向に関連する車両Cの車両前後方向への速度変化の要素を抽出する。
なお、平均減速時間とは、ブレーキ操作量信号を用いて抽出する要素であり、車両Cの走行中に運転者がブレーキペダルを操作してから、車両Cの速度が予め設定した減速閾値(例えば、車速が10[km/h])以下となるまでの経過時間である。ここで、減速閾値には、車両Cが停止した状態(車速が0[km/h])を含む。
また、加減速度の変化回数の平均値は、加速度信号を用いて抽出する要素であり、例えば、0.5[G]以上の加減速度の変化が発生した回数であり、抽出する際には、一トリップ間に検出した加速度や、予め設定した検出用距離に応じて検出した加速度を用いる。なお、検出用距離は、例えば、5[km]とする。
そして、総合運転傾向算出部48Aは、全ての車両Cに対して、車両Cの車両前後方向への速度変化の要素を抽出すると、総合運転傾向として、全ての車両Cから送信された走行情報が含む、車両Cの車両前後方向への速度変化の要素に基づく分布を算出する。なお、車両Cの車両前後方向への速度変化の要素に基づく分布は、例えば、図3中に示す分布と同様となるため、その図示を省略する。
総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cに対し、車両Cの車幅方向への速度変化に基づいて総合運転傾向を算出する際には、全ての車両Cから送信された走行情報が含む、ヨーレート信号、加速度信号、車速信号、操舵角信号を参照する。さらに、ヨーレート信号の単独、加速度信号の単独、加速度信号と車速信号との組み合わせ、車速信号と操舵角信号との組み合わせのうち少なくとも一つを用いて、全ての車両Cに対し、運転傾向に関連する車両Cの車幅方向への速度変化の要素を抽出する。
また、車幅方向への加速度は、加速度信号を用いて抽出する要素であり、抽出する際には、道路種別に応じて検出した車幅方向の加速度や、一トリップ間に検出した車幅方向の加速度を用いる。また、速度と車幅方向への加速度との積算値は、加速度信号及び車速信号を用いて抽出する要素であり、抽出する際には、道路種別に応じて検出した車速及び車幅方向の加速度や、一トリップ間に検出した車速及び車幅方向の加速度を用いる。また、操舵角と速度との積算値は、車速信号及び操舵角信号を用いて抽出する要素であり、抽出する際には、道路種別に応じて検出した車速及び操舵角や、一トリップ間に検出した車速及び操舵角を用いる。
総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cに対し、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との相対距離に基づいて総合運転傾向を算出する際には、全ての車両Cから送信された走行情報を参照する。そして、参照した走行情報が含む相対距離信号及び車速信号のうち少なくとも相対距離信号を用いて、全ての車両Cに対し、運転傾向に関連する、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との相対距離の要素を抽出する。
なお、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との最短距離の平均値は、相対距離信号を用いて抽出する要素であり、抽出する際には、道路種別に応じて検出した相対距離や、一トリップ間に検出した相対距離を用いる。また、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との最短距離の平均値を算出する際には、複数台の車両Cに対し、最短距離を検出する方向を同一方向(例えば、車両前後方向前方)に規定する。
このとき、個別運転傾向算出部48Bは、選択した一台の車両Cから送信された走行情報が含む情報信号のうち、総合運転傾向算出部48Aが総合運転傾向の算出に用いた情報信号と同種類の情報信号を参照する。
具体的には、上述した四種類のパラメータのうち、総合運転傾向算出部48Aが総合運転傾向の算出に用いたパラメータに応じて、個別運転傾向を算出する。なお、本実施形態では、一例として、四種類の全パラメータを用いて総合運転傾向を算出するため、個別運転傾向も、四種類の全パラメータを用いて算出する。
(B1)総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cの速度に基づいて総合運転傾向を算出した場合
総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cの速度に基づいて総合運転傾向を算出している場合、個別運転傾向算出部48Bは、選択した一台の車両Cから送信された走行情報を参照して、選択した一台の車両Cに対し、運転傾向に関連する速度の要素を抽出する。さらに、抽出した速度の要素に基づいて、個別運転傾向を算出する。
(B2)総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cに対し、車両Cの車両前後方向への速度変化に基づいて総合運転傾向を算出した場合
総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cに対し、車両Cの車両前後方向への速度変化に基づいて総合運転傾向を算出している場合、個別運転傾向算出部48Bは、選択した一台の車両Cから送信された走行情報を参照する。そして、選択した一台の車両Cに対し、運転傾向に関連する車両Cの車両前後方向への速度変化の要素を抽出する。これに加え、抽出した車両Cの車両前後方向への速度変化の要素に基づいて、個別運転傾向を算出する。
(B3)総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cに対し、車両Cの車幅方向への速度変化に基づいて総合運転傾向を算出した場合
総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cに対し、車両Cの車幅方向への速度変化に基づいて総合運転傾向を算出している場合、個別運転傾向算出部48Bは、選択した一台の車両Cから送信された走行情報を参照する。そして、選択した一台の車両Cに対し、運転傾向に関連する車両Cの車幅方向への速度変化の要素を抽出する。これに加え、抽出した車両Cの車幅方向への速度変化の要素に基づいて、個別運転傾向を算出する。
(B4)総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cに対し、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との相対距離に基づいて総合運転傾向を算出した場合
総合運転傾向算出部48Aが、複数台の車両Cに対し、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との相対距離に基づいて総合運転傾向を算出している場合、個別運転傾向算出部48Bは、選択した一台の車両Cから送信された走行情報を参照する。そして、選択した一台の車両Cに対し、運転傾向に関連する、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との相対距離の要素を抽出する。これに加え、抽出した相対距離の要素に基づいて、個別運転傾向を算出する。
そして、総合運転傾向として算出した分布に照合した個別運転傾向が、平均値から標準偏差σ以上乖離している場合、個別運転傾向が、総合運転傾向から乖離度合閾値以上に乖離していると判定する。
また、運転者別運転傾向判定部48Cは、総合運転傾向から乖離度合閾値以上に乖離していると判定した個別運転傾向の算出に用いた走行情報を参照し、この参照した走行情報に関連付けられている車両Cに固有の識別情報を抽出する。
すなわち、乖離傾向運転者とは、運転者別運転傾向判定部48Cが総合運転傾向から乖離度合閾値以上に乖離していると判定した運転者である。
以下、上述した四種類パラメータを用いて算出した総合運転傾向の分布に個別運転傾向を照合する手順と、総合運転傾向の分布に照合した個別運転傾向が、総合運転傾向から乖離度合閾値以上に乖離していると判定する手順について、パラメータ別に説明する。
総合運転傾向及び個別運転傾向を、複数台の車両Cの速度に基づいて算出した場合、運転傾向に関連する速度の要素が、平均値よりも標準偏差σ分以上大きい(図3中に示す「+σ」以上)個別運転傾向を、乖離度合閾値以上に乖離していると判定する。
総合運転傾向及び個別運転傾向を、複数台の車両Cの車両前後方向への速度変化に基づいて算出した場合、運転傾向に関連する車両Cの車両前後方向への速度変化の要素に応じて、個別運転傾向が乖離度合閾値以上に乖離しているか否かの判定結果が異なる。
具体的には、車両Cの車両前後方向への速度変化の要素が、平均減速時間、平均加速時間である場合、平均値よりも標準偏差σ分以上小さい(図3中に示す「−σ」以下)個別運転傾向を、乖離度合閾値以上に乖離していると判定する。
また、車両Cの車両前後方向への速度変化の要素が、加減速度の変化回数の平均値、加減速度の平均値である場合、平均値よりも標準偏差σ分以上大きい(図3中に示す「+σ」以上)個別運転傾向を、乖離度合閾値以上に乖離していると判定する。これは、車両Cの車両前後方向への速度変化の要素が、最大化速度、最大減速度である場合も同様である。
総合運転傾向及び個別運転傾向を、複数台の車両Cの車幅方向への速度変化に基づいて算出した場合、運転傾向に関連する車両Cの車幅方向への速度変化の要素が、平均値よりも標準偏差σ分以上大きい(図3中に示す「+σ」以上)か否かを判定する。そして、車両Cの車幅方向への速度変化の要素が、平均値よりも標準偏差σ分以上大きいと判定した個別運転傾向を、乖離度合閾値以上に乖離していると判定する。
総合運転傾向及び個別運転傾向を、複数台の車両Cに対し、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との相対距離に基づいて算出した場合、運転傾向に関連する、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との相対距離の要素を検出する。そして、車両Cと車両Cの周囲に存在する物体との相対距離の要素が、平均値よりも標準偏差σ分以上小さい(図3中に示す「−σ」以下)個別運転傾向を、乖離度合閾値以上に乖離していると判定する。
そして、受信した複数台分の車両Cの走行情報から、乖離傾向運転者の運転する車両Cに固有の識別情報に関連付けられている走行情報を除去することにより、平均傾向走行情報のみを抽出する。
道路特性判定部48Eは、基地局側地図データ記憶部54が記憶している信号無交差点から予め設定した判定用範囲内における、平均傾向車両ACの速度が予め設定した判定用速度以下となる確率が予め設定した判定用確率以上となる地点を含む道路を抽出する。そして、抽出した道路を基地局側地図データ記憶部54が記憶している信号無交差点で交差する道路のうち一時停止が必要な地点を含む非優先道路と判定する。ここで、上述した道路の抽出は、走行情報抽出部48Dが抽出した平均傾向走行情報に基づいて行なう。
まず、基地局側地図データ記憶部54が記憶している地図データを参照し、設定した範囲内に存在する各交差点から、一時停止が必要であり、且つ信号機が存在しない交差点(以下、「信号無交差点」と記載する場合がある)を選択する処理を行う。
ここで、上記の予測経路は、例えば、車両Cの運転者がナビゲーション装置を操作して設定した目的地や、この目的地に応じた走行経路に基づいて算出する。
なお、本実施形態では、一例として、判定用検出回数を10回と設定する。また、本実施形態では、一例として、判定用速度を10[km/h]と設定する。
なお、本実施形態では、一例として、判定用確率を90[%]と設定する。したがって、例えば、上述した総回数が100回の場合、進入回数を90回と設定する。
なお、本実施形態では、一例として、判定用範囲を、信号無交差点の中心から半径30[m]と設定する。
そして、徐行確率が90[%]以上である地点が、信号無交差点の中心から半径30[m]内であると判定すると、徐行確率が90[%]以上である地点を含む道路を、選択した信号無交差点で交差する道路から抽出する。さらに、抽出した道路を、標識(道路標識)により規制された非優先道路と判定する。なお、標識には、道路標示を含んでもよい。
また、道路特性判定部48Eは、判定した信号無交差点に関する情報(ノード番号、ノード座標)や、判定した信号無交差点に接続する道路の番号(リンク番号)等を含む情報信号を、演算結果として基地局側走行情報記録部46へ出力する。演算結果の入力を受けた基地局側走行情報記録部46は、道路特性判定部48Eの演算結果を記憶・蓄積する。ここで、上記の「ノード番号」とは、信号無交差点上の任意の位置に指定した地点の固有番号である。また、上記の「ノード座標」とは、信号無交差点上の任意の位置に指定した地点の座標である。
停止目標位置設定部48Fは、走行情報抽出部48Dが抽出した平均傾向走行情報に基づき、道路特性判定部48Eが判定した非優先道路上で車両Cを一時停止させるための停止目標位置を設定する。
具体的には、道路特性判定部48Eが判定した非優先道路上における、平均傾向車両ACで検出した走行情報を用い、信号無交差点の中心から半径30[m]内において、車速が最低値となった複数の位置を抽出する。そして、抽出した複数の位置を用いて、信号無交差点の中心からの複数通りの距離を算出する。さらに、算出した複数通りの距離の平均値を、抽出した信号無交差点からの距離として用い、一時停止に適切な位置を決定する。
基地局側受信部50は、複数台の車両Cが備える車両側送信部34が送信する走行情報を、通信路4を介して受信する。
基地局側送信部52は、乖離傾向車両信号と、非優先道路信号と、停止目標位置信号を、通信路4を介して、複数台の車両Cが備える車両側受信部36へ送信する。
(送信情報規制部40が走行情報の車両側走行情報記録部32への送信を規制する際の具体的な処理)
送信情報規制部40は、車両側受信部36から車両側走行情報記録部32を介して入力を受けた乖離傾向車両情報を参照し、乖離傾向車両情報が含む車両Cに固有の識別情報を検出する。そして、送信情報規制部40は、記憶している車両Cに固有の識別情報と、乖離傾向車両情報が含む車両Cに固有の識別情報が同一であるか否かを判定する。
上述した二つの識別情報が同一である場合、送信情報規制部40は、車両位置検出部8から入力された自車位置信号と、車両側受信部36で受信した非優先道路情報を、車両側地図データ記憶部38が記憶している地図データに照合する。これにより、車両Cがこれから走行する道路が、非優先道路であるか否かを判定する。
以下、報知内容生成部42が指令信号を生成する際の具体的な処理を説明する。
報知内容生成部42は、コントローラ28で生成した車両Cの走行情報と、車両側受信部36で受信した非優先道路情報及び停止目標位置情報に応じて、報知部30へ出力する指令信号を生成する。そして、生成した指令信号を、報知部30へ出力する。
具体的には、車両側地図データ記憶部38が記憶している地図データに、非優先道路情報を照合し、コントローラ28で生成した車両Cの走行情報に基づき、車両Cがこれから走行する道路が、非優先道路であるか否かを判定する。
そして、車両Cが信号無交差点へ向けて非優先道路を走行している場合、停止目標位置設定部48Fが設定した停止目標位置と、車両Cの現在位置に基づいて、車両Cの現在位置から停止目標位置までの距離を算出する。
L<Vt+V2/(2a) … (1)
なお、上記の式(1)において、「L」は、車両Cの現在位置から停止目標位置までの距離であり、V[m/s]は、現在の車速である。また、t[s]は、報知部30から情報を呈示した時点から運転者が制動動作を行なう(ブレーキペダルを踏む)までの反応時間の設定値であり、a[m/s2]は、減速度の設定値である。
そして、上記の式(1)が成立している場合、現在の車速Vが10[km/h]以下であるか否かを判定する。
上記の式(1)が成立しており、現在の車速Vが10[km/h]を超えている場合、報知部30から出力する音声情報を、例えば、「この先、一時停止 ブレーキ」等、一時停止や減速を促すメッセージに設定する。これにより、車両Cの運転者に一時停止標識の存在を報知するとともに、車両Cの停車位置を停止目標位置に誘導する。
(道路情報作成・配信システムSが行う処理)
以下、図1から図3を参照しつつ、図4及び図5を用いて、本実施形態の道路情報作成・配信システムSが行う処理について、詳細に説明する。
まず、道路情報作成・配信システムSが行う処理のうち、車載装置1が行う処理の一例について説明する。
図4は、車載装置1が行う処理を示すフローチャートである。
図4中に示すように、車載装置1が処理を開始(START)すると、まず、ステップS10において、イグニッションスイッチがON状態であるか否かを判定(図中に示す「IGN ON?」)する。
ステップS10において、イグニッションスイッチがON状態である(図中に示す「Y」)と判定した場合、車載装置1が行う処理は、ステップS20へ移行する。
ステップS20では、車両Cの走行状態を検出(図中に示す「走行状態を検出」)する。ステップS20において、車両Cの走行状態を検出すると、車載装置1が行う処理は、ステップS30へ移行する。
ステップS30において、道路情報作成・配信装置2から各種情報信号を受信している(図中に示す「Y」)と判定した場合、車載装置1が行う処理は、ステップS40へ移行する。
ステップS40では、乖離傾向車両信号が含む乖離傾向車両情報を参照し、乖離傾向車両情報が含む車両Cに固有の識別情報を検出(図中に示す「乖離傾向車両情報に該当する識別情報を検出」)する。ステップS40において、乖離傾向車両情報が含む車両Cに固有の識別情報を検出すると、車載装置1が行う処理は、ステップS50へ移行する。
ステップS50において、乖離傾向車両情報が含む車両Cに固有の識別情報が、自車両の識別情報と同一である(図中に示す「Y」)と判定した場合、車載装置1が行う処理は、ステップS60へ移行する。
ステップS60では、車両位置検出部8で検出した現在位置と、道路情報作成・配信装置2から受信した非優先道路信号が含む非優先道路情報を、車両側地図データ記憶部38が記憶している地図データに照合する。これにより、車両Cがこれから走行する道路が、非優先道路であるか否かを判定(図中に示す「非優先道路を走行?」)する。
一方、ステップS60において、車両Cがこれから走行する道路が非優先道路ではない(図中に示す「N」)と判定した場合、車載装置1が行う処理は、ステップS110へ移行する。
ステップS80において、走行中の車両Cが停止目標位置に接近している(図中に示す「Y」)と判定した場合、車載装置1が行う処理は、ステップS90へ移行する。
一方、ステップS80において、走行中の車両Cが停止目標位置に接近していない(図中に示す「N」)と判定した場合、車載装置1は、ステップS80の処理を繰り返す。
これは、上記の式(1)が成立していない場合、運転者に注意喚起を促さなくとも、車両Cの運転者は、走行中の車両Cを停止目標位置に停止させることが可能であると判断するためである。また、現在の車速Vが10[km/h]以下である場合も同様である。
ステップS100において、車両Cの位置が非優先道路を通過した位置である(図中に示す「Y」)と判定した場合、車載装置1が行う処理は、ステップS110へ移行する。
ステップS110では、ステップS20で検出した走行状態に基づいて生成した走行情報を、車両側送信部34から通信路4を介して道路情報作成・配信装置2(基地局B)に送信(図中に示す「検出した走行情報を基地局に送信」)する。ステップS110において、走行情報を道路情報作成・配信装置2に送信すると、車載装置1が行う処理は、ステップS120へ移行する。
ステップS120において、イグニッションスイッチがOFF状態である(図中に示す「Y」)と判定した場合、車載装置1は処理を終了(END)する。
一方、ステップS120において、イグニッションスイッチがON状態である(図中に示す「N」)と判定した場合、車載装置1が行う処理は、ステップS20の処理へ復帰する。
ステップS140において、車両Cがこれから走行する道路が非優先道路である(図中に示す「Y」)と判定した場合、車載装置1が行う処理は、ステップS150へ移行する。
ステップS150では、ステップS80と同様、走行中の車両Cが、停止目標位置に接近しているか否かを判定(図中に示す「停止目標位置に接近?」)する。
一方、ステップS150において、走行中の車両Cが停止目標位置に接近していない(図中に示す「N」)と判定した場合、車載装置1は、ステップS150の処理を繰り返す。
次に、道路情報作成・配信システムSが行う処理のうち、道路情報作成・配信装置2が行う処理の一例について説明する。
図5は、道路情報作成・配信装置2が行う処理を示すフローチャートである。
図5中に示すように、道路情報作成・配信装置2が処理を開始(START)すると、まず、ステップS200の処理を行う。
ステップS200では、複数台の車両Cが備える車両側送信部34から通信路4を介して送信された情報信号(走行情報)を受信しているか否かを判定(図中に示す「走行情報受信?」)する。
一方、ステップS200において、車両側送信部34から送信された走行情報を受信していない(図中に示す「N」)と判定した場合、道路情報作成・配信装置2は、ステップS200の処理を繰り返す。
ステップS230では、個別運転傾向算出部48Bが、ステップS210で基地局側走行情報記録部46に記録した走行情報に基づき、総合運転傾向算出部48Aが総合運転傾向の算出に用いた情報信号と同種類の情報信号を参照する。そして、個別運転傾向算出部48Bにより、複数台の全ての車両Cに対し、複数台の車両Cから選択した一台の車両Cの個別運転傾向を算出(図中に示す「個別運転傾向を算出」)する。ステップS220において、複数台の全ての車両Cに対し、それぞれの個別運転傾向を算出すると、道路情報作成・配信装置2が行う処理は、ステップS240へ移行する。
ステップS270では、道路特性判定部48Eにより、走行情報抽出部48Dが抽出した平均傾向走行情報に基づいて、非優先道路を判定(図中に示す「非優先道路を判定」)する。ステップS270において、非優先道路を判定すると、道路情報作成・配信装置2が行う処理は、ステップS280へ移行する。
ステップS300では、停止目標位置信号を基地局側データベース44に出力して、停止目標位置情報を登録(図中に示す「停止目標位置情報を道路情報データベースに登録」)する。ステップS300において、停止目標位置情報を基地局側データベース44に登録すると、道路情報作成・配信装置2が行う処理は、ステップS310へ移行する。
次に、図1から図5を参照して、本実施形態の道路情報作成・配信システムSが行う動作の一例を説明する。
複数台の車両Cは、走行中に、コントローラ28及び車両側送信部34を介して、基地局側受信部50へ走行情報信号を送信する。
基地局側受信部50を介して走行情報信号を受信した基地局Bでは、総合運転傾向算出部48Aが総合運転傾向を算出し、個別運転傾向算出部48Bが個別運転傾向を算出する。これに加え、運転者別運転傾向判定部48Cが、複数台の車両Cを運転する全ての運転者に対し、それぞれ、個別運転傾向が、総合運転傾向から予め設定した乖離度合閾値以上に乖離しているか否かを判定する。
このため、本実施形態では、乖離傾向運転者の運転する車両Cが、非優先道路の走行時に検出した走行情報の使用を抑制した状態で、非優先道路の判定と、停止目標位置の設定を行なうことが可能となる。
複数台の車両Cのうち、車両側受信部36を介して乖離傾向車両信号を受信した自車両C1では、送信情報規制部40が、記憶している自車両C1に固有の識別情報と、乖離傾向車両情報が含む車両Cに固有の識別情報が同一であるか否かを判定する。そして、自車両C1に固有の識別情報と、乖離傾向車両情報が含む車両Cに固有の識別情報が同一である場合、送信情報規制部40は、自車両C1が非優先道路の走行時に検出した走行情報の送信を規制する。すなわち、自車両C1に固有の識別情報と、乖離傾向車両情報が含む車両Cに固有の識別情報が同一である場合とは、自車両C1の運転者が乖離傾向運転者である場合である。
このため、基地局側受信部50を介して走行情報信号を受信した基地局Bでは、乖離傾向運転者の運転する車両C1が非優先道路の走行時に検出した走行情報を用いることなく、道路状況判定部48が各種の処理を行なうことが可能となる。
したがって、非優先道路の走行中以外の走行情報に基づいて算出した個別運転傾向が、総合運転傾向から乖離度合閾値以上に乖離していない状態となると、自車両C1は、非優先道路の走行中にも、基地局側受信部50へ走行情報信号を送信する。これは、例えば、運転者の運転技術向上等に起因する。
本実施形態の道路情報作成・配信システムSであれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)運転者別運転傾向判定部48Cが、全ての運転者に対し、それぞれ、個別運転傾向が総合運転傾向から乖離度合閾値以上に乖離しているか否かを判定し、走行情報抽出部48Dが、受信した複数台分の走行情報から平均傾向走行情報を抽出する。そして、走行情報抽出部48Dが抽出した平均傾向走行情報に基づき、道路特性判定部48Eが非優先道路を判定し、停止目標位置設定部48Fが停止目標位置を設定する。
その結果、乖離傾向運転者の運転する車両Cで非優先道路の走行時に検出した走行情報の使用を抑制することが可能となり、非優先道路の判定や停止目標位置の設定に必要な走行情報の検出率の低下を抑制することが可能となる。
このため、乖離傾向運転者として、他の平均的な運転者よりも、運転時の速度が高い傾向の運転者や、運転時に速度の制御が不安定な運転者を判定することが可能となる。
その結果、運転時の速度が平均的な運転者から乖離度合閾値以上に乖離している運転者の運転する車両Cが非優先道路の走行時に検出した走行情報の使用を抑制して、非優先道路の判定と停止目標位置の設定を行なうことが可能となる。
このため、乖離傾向運転者として、他の平均的な運転者よりも、運転時に急加速や急制動の頻度が高い傾向の運転者や、運転時の加速動作や制動動作が不安定な運転者を判定することが可能となる。
その結果、運転時の加減速度が平均的な運転者から乖離度合閾値以上に乖離している運転者の運転する車両Cが非優先道路の走行時に検出した走行情報の使用を抑制して、非優先道路の判定と停止目標位置の設定を行なうことが可能となる。
このため、乖離傾向運転者として、他の平均的な運転者よりも、運転時に急激な操舵(急ハンドル)を行なう頻度が高い傾向の運転者や、運転時に、車速に不適切な操舵操作を行なう運転者を判定することが可能となる。
その結果、運転時の操舵操作が平均的な運転者から乖離度合閾値以上に乖離している運転者の運転する車両Cが非優先道路の走行時に検出した走行情報の使用を抑制して、非優先道路の判定と停止目標位置の設定を行なうことが可能となる。
このため、乖離傾向運転者として、他の平均的な運転者よりも、運転時に先行車両との車間距離が近い傾向の運転者や、運転時に自車両の側方を走行する他車両や駐停車車両との距離が近い状態で運転を行なう運転者を判定することが可能となる。
その結果、運転時に、他の物体との相対距離が平均的な運転者から乖離度合閾値以上に乖離している運転者の運転する車両Cが非優先道路の走行時に検出した走行情報の使用を抑制して、非優先道路の判定と停止目標位置の設定を行なうことが可能となる。
このため、乖離傾向車両情報が含む車両Cに該当する車両Cが、非優先道路の走行中に、基地局側受信部50へ走行情報信号を送信しないこととなる。
その結果、基地局側受信部50を介して走行情報信号を受信した基地局Bにおいて、乖離傾向運転者の運転する車両C1が非優先道路の走行時に検出した走行情報を用いることなく、道路状況判定部48が各種の処理を行なうことが可能となる。
このため、道路情報作成・配信装置2と車載装置1の両方で、乖離傾向運転者の運転する車両Cで非優先道路の走行時に検出した走行情報の使用を抑制することが可能となる。
その結果、非優先道路の判定や停止目標位置の設定に必要な走行情報の検出率の低下を抑制することが可能となる。
その結果、乖離傾向運転者の運転する車両Cで非優先道路の走行時に検出した走行情報の使用を抑制することが可能となり、非優先道路の判定や停止目標位置の設定に必要な走行情報の検出率の低下を抑制することが可能となる。これにより、非優先道路のうち一時停止が必要な地点の検出精度や、停止目標位置の検出精度を、向上させることが可能となる。
(1)本実施形態では、総合運転傾向算出部48Aが総合運転傾向として算出した分布が、正規分布(図3参照)で表され、標準偏差「σ」(+σ、−σ)を、運転傾向に関連する要素の平均値を基準とした場合を説明したが、これに限定するものではない。
すなわち、例えば、図6中に示すように、総合運転傾向算出部48Aが総合運転傾向として算出した分布が、正規分布として算出されない場合、運転傾向に関連する要素の頻度の中央値を算出する。そして、標準偏差「σ」(+σ、−σ)を、運転傾向に関連する要素の頻度の中央値を基準としてもよい。なお、図6は、本実施形態の変形例を示す図であり、運転傾向に関連する要素に基づく分布を示す図である。また、図6中では、図3と同様、縦軸に検出頻度(図中では、「頻度」と記載する)を示し、横軸に指標(図中では、「指標」と記載する)を示す。また、図6中では、図3と同様、要素の平均値を「平均値」と示し、標準偏差を「σ」(±σ)と示す。さらに、図6中では、要素の頻度の中央値を「中央値」と示す。
(3)本実施形態では、非優先道路情報及び停止目標位置情報を、車両の報知部30から出力する警告の内容を生成するために用いたが、非優先道路情報及び停止目標位置情報の用途は、これに限定するものではない。すなわち、例えば、非優先道路情報及び停止目標位置情報に基づいて、運転者の運転特性を算出し、自動車任意保険の設定(例えば、等級の設定)に用いてもよい。この場合、非優先道路情報及び停止目標位置情報は、通信路4を介して、自動車任意保険を取り扱う保険会社等に送信することも可能である。
2 道路情報作成・配信装置
4 通信路
6 車速検出部
8 車両位置検出部
10 制動操作量検出部
12 駆動操作量検出部
14 加速度検出部
16 旋回角速度検出部
18 相対距離検出部
20 操舵角検出部
22 ROM
24 RAM
26 車両側データベース
28 コントローラ
30 報知部
32 車両側走行情報記録部
34 車両側送信部
36 車両側受信部
38 車両側地図データ記憶部
40 送信情報規制部
42 報知内容生成部
44 基地局側データベース
46 基地局側走行情報記録部
48 道路状況判定部
48A 総合運転傾向算出部
48B 個別運転傾向算出部
48C 運転者別運転傾向判定部
48D 走行情報抽出部
48E 道路特性判定部
48F 停止目標位置設定部
50 基地局側受信部
52 基地局側送信部
54 基地局側地図データ記憶部
S 道路情報作成・配信システム
C 車両(C1、C2)
B 基地局
Claims (8)
- 車両が送信した前記車両の速度及び位置の情報を含む走行情報を受信する基地局側受信部と、
複数台の前記車両から受信した走行情報に基づき、前記複数台の車両に対し、全ての運転者の総合的な運転傾向に対応する総合運転傾向を算出する総合運転傾向算出部と、
前記受信した複数台分の走行情報に基づき、前記複数台の全ての車両に対し、当該複数台の車両から選択した一台の車両の運転者の運転傾向に対応する個別運転傾向を算出する個別運転傾向算出部と、
前記総合運転傾向算出部が算出した総合運転傾向と前記個別運転傾向算出部が算出した個別運転傾向に基づき、前記全ての運転者に対し、それぞれ、前記個別運転傾向が前記総合運転傾向から予め設定した乖離度合閾値以上に乖離しているか否かを判定する運転者別運転傾向判定部と、
前記受信した複数台分の走行情報から、前記運転者別運転傾向判定部が前記総合運転傾向から前記乖離度合閾値以上に乖離していると判定した運転者である乖離傾向運転者の運転する車両以外の車両から送信された走行情報である平均傾向走行情報を抽出する走行情報抽出部と、
信号機が存在しない信号無交差点の位置を記憶している地図データ記憶部と、
前記走行情報抽出部が抽出した平均傾向走行情報に基づき、前記地図データ記憶部が記憶している信号無交差点から予め設定した判定用範囲内における、前記乖離傾向運転者の運転する車両以外の車両の速度が予め設定した判定用速度以下となる確率が予め設定した判定用確率以上となる地点を含む道路を抽出し、当該抽出した道路を前記地図データ記憶部が記憶している信号無交差点で交差する道路のうち一時停止が必要な地点を含む非優先道路と判定する道路特性判定部と、
前記走行情報抽出部が抽出した平均傾向走行情報に基づき、前記道路特性判定部が判定した非優先道路上で車両を一時停止させるための停止目標位置を設定する停止目標位置設定部と、
前記乖離傾向運転者の運転する車両に固有の識別情報に対応する乖離傾向車両情報と、前記道路特性判定部が判定した非優先道路に対応する非優先道路情報と、前記停止位置設定部が設定した停止目標位置に対応する停止目標位置情報と、を送信する基地局側送信部と、を備えることを特徴とする道路情報作成・配信装置。 - 前記総合運転傾向算出部は、前記複数台の車両の速度に基づいて前記総合運転傾向を算出し、
前記個別運転傾向算出部は、前記選択した一台の車両の速度に基づいて前記個別運転傾向を算出することを特徴とする請求項1に記載した道路情報作成・配信装置。 - 前記走行情報は、前記車両の車両前後方向への速度変化を含み、
前記総合運転傾向算出部は、前記複数台の車両の車両前後方向への速度変化に基づいて前記総合運転傾向を算出し、
前記個別運転傾向算出部は、前記選択した一台の車両の車両前後方向への速度変化に基づいて前記個別運転傾向を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載した道路情報作成・配信装置。 - 前記走行情報は、前記車両の車幅方向への速度変化を含み、
前記総合運転傾向算出部は、前記複数台の車両の車幅方向への速度変化に基づいて前記総合運転傾向を算出し、
前記個別運転傾向算出部は、前記選択した一台の車両の車幅方向への速度変化に基づいて前記個別運転傾向を算出することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した道路情報作成・配信装置。 - 前記走行情報は、前記車両と当該車両の周囲に存在する物体との相対距離を含み、
前記総合運転傾向算出部は、前記複数台の車両の前記相対距離に基づいて前記総合運転傾向を算出し、
前記個別運転傾向算出部は、前記選択した一台の車両の前記相対距離に基づいて前記個別運転傾向を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載した道路情報作成・配信装置。 - 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載した道路情報作成・配信装置との間で情報を送受信する車載装置であって、
前記車載装置を搭載する車両の速度を検出する車速検出部と、
前記車両の位置を検出する車両位置検出部と、
前記車速検出部が検出した車両の速度及び前記車両位置検出部が検出した車両の位置の情報を含む走行情報を前記道路情報作成・配信装置に送信する車両側送信部と、
前記道路情報作成・配信装置が送信した前記乖離傾向車両情報、前記非優先道路情報及び前記停止目標位置情報を受信する車両側受信部と、
前記車両側受信部で受信した停止目標位置情報に対応する内容の警告を前記車両の運転者へ報知する報知部と、
前記車両側受信部で受信した乖離傾向車両情報に対応する識別情報に前記車載装置を搭載する車両が該当する場合、前記車両側受信部で受信した非優先道路情報に対応する非優先道路の走行時に検出した前記走行情報の前記車両側送信部からの送信を規制する送信情報規制部と、を備えることを特徴とする車載装置。 - 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載した道路情報作成・配信装置と、請求項6に記載した車載装置と、を備えることを特徴とする道路情報作成・配信システム。
- 車両が送信した前記車両の速度及び位置の情報を含む走行情報を受信し、
複数台の前記車両から受信した走行情報に基づき、前記複数台の車両に対し、全ての運転者の総合的な運転傾向に対応する総合運転傾向を算出し、
前記受信した複数台分の走行情報に基づき、前記複数台の全ての車両に対し、当該複数台の車両から選択した一台の車両の運転者の運転傾向に対応する個別運転傾向を算出し、
前記算出した総合運転傾向と前記算出した個別運転傾向に基づき、前記全ての運転者に対し、それぞれ、前記個別運転傾向が前記総合運転傾向から予め設定した乖離度合閾値以上に乖離しているか否かを判定し、
前記受信した複数台分の走行情報から、前記総合運転傾向から前記乖離度合閾値以上に乖離していると判定した運転者である乖離傾向運転者の運転する車両以外の車両から送信された走行情報である平均傾向走行情報を抽出し、
信号機が存在しない信号無交差点の位置を記憶し、
前記抽出した平均傾向走行情報に基づき、前記記憶している信号無交差点から予め設定した判定用範囲内における、前記乖離傾向運転者の運転する車両以外の車両の速度が予め設定した判定用速度以下となる確率が予め設定した判定用確率以上となる地点を含む道路を抽出し、当該抽出した道路を前記記憶している信号無交差点で交差する道路のうち一時停止が必要な地点を含む非優先道路と判定し、
前記抽出した平均傾向走行情報に基づき、前記判定した非優先道路上で車両を一時停止させるための停止目標位置を設定し、
前記乖離傾向運転者の運転する車両に固有の識別情報に対応する乖離傾向車両情報と、前記判定した非優先道路に対応する非優先道路情報と、前記設定した停止目標位置に対応する停止目標位置情報と、を送信することを特徴とする道路情報作成・配信方法。
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