JP2016116734A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切に遊技球の打ち分けが出来るように、遊技者を案内可能な演出、報知を行うことが可能な遊技機を実現する。【解決手段】遊技領域の左側に配置された第1始動領域を遊技球が、通過することによって第1特別遊技(小当たり)を行う、非特定遊技状態(非時短遊技状態)中に判定された場合、この判定結果(小当たりを行う)を示唆する演出を行わせるが、遊技球が第1始動領域を通過したことによって、第1特別遊技を行う、と特定遊技状態(遊技領域右側の第2始動領域を狙って遊技球を発射する時短遊技状態)中に判定された場合、この判定結果(小当たりを行う)を示唆する演出を行わせない。【選択図】図7

Description

本発明は、遊技媒体を用いた遊技機に関するものである。
パチンコ機と呼ばれ、一般的に普及している遊技機には、周知のように、一種タイプ、二種タイプ、一種タイプと二種タイプを組み合わせた一種二種タイプ等がある。
一種タイプの遊技機は、遊技盤に始動口、図柄変動表示器、大入賞装置等が設けられ、遊技球が始動口に入賞したときに取得した特別遊技判定用乱数に基づいて、図柄変動表示装置の特別図柄の変動表示を行う。そして特別図柄が予め定められた所定図柄で停止したときに大当たり遊技(一種大当たり)を実行するように構成されている。
二種タイプの遊技機は、一対の可動部を備えた特別電動役物装置が遊技盤に設けられ、始動口に遊技球が入賞するとソレノイドが作動して特別電動役物装置の可動部が1回ないし2回開閉作動する。特別電動役物装置の可動部は、遊技盤面を流下する遊技球を捕捉して、その内部に導くように構成されている。
特別電動役物装置の内部には、Vゾーンと称される特定領域が設けられており、特別電動役物装置内に入賞した遊技球が特定領域を通過すると大当たり遊技状態に移行する。大当たり遊技状態においては、当選した大当たりの内容に応じて、所定ラウンド数(最高16ラウンド)の大当たり遊技(二種大当たり)を実行する。このとき、1ラウンド遊技として、特別電動役物装置の可動部を、所定の期間、或いは規定数の遊技球の入賞を検出するまで継続的に開閉するか、もしくは所定回数(例えば18回)継続的に開閉する遊技を行う。そして、同様のラウンド遊技を所定ラウンド数まで繰り返し行うようにしている。
一種二種混合タイプの遊技機は、上記した一種タイプと二種タイプの機能を備えたパチンコ機であり、遊技球が始動口に入賞したときに特別遊技判定用乱数を取得し、取得した特別遊技判定用乱数が大当たりに当選している場合は一種大当たり遊技を実行する。
一方、特別遊技判定用乱数が小当たりに当選している場合は特別電動役物装置の可動部を1回ないし2回開閉作動させる。このとき、特別電動役物装置の内部に入賞した遊技球がVゾーンを通過すると二種大当たり遊技を実行する。
また、一種二種タイプのパチンコ機の中には、特別電動役物装置内に入賞した遊技球をVゾーンとそれ以外のハズレ領域に振り分ける振分機構を備えたものがある。
さらに一種二種タイプのパチンコ機には、特別図柄の始動条件の成立確率を高めた時間短縮(以下、「時短」と称する)機能を備えたものがある。
時短機能を備えたパチンコ機は、常時開口している始動口の他に遊技球が入球し難い閉状態から遊技球が入球し易い開状態に変化可能な変動入賞装置として、例えば電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)を備えており、時短遊技状態のときは、この電チューの開放時間を延長するなどして遊技球の入賞確率を高める構成となっている。
さらに上記した一種二種タイプのパチンコ機では、遊技球が始動口に入賞したときに図柄判定用乱数も取得しており、当該図柄判定用乱数と上記特別図柄判定用乱数とに基づいて、大当たりの種類を決定するようにしている。例えば大当たりが、大当たり遊技後に遊技者に有利な時短遊技を付与する大当たりとするか否かを決定するようにしている。
引用文献1には、「大当り」と「小当り」といった二種類以上の特賞と時短機能とを有し、抽選用始動口への遊技球の入賞を契機として行われるその特賞の抽選結果に応じてその時短機能を発動させるようにした遊技機が開示されている。
特開2007−301008公報
しかしながら、上述した従来技術では、左打ちによって遊技がおこなわれる通常遊技状態において当選可能な小当たりを設けたとすると、当該小当たりに当選した場合に、右打ちによって開閉入賞装置内に遊技球を入賞させて遊技がおこなわれることになる。このとき、例えば遊技手法を熟知していない初心者の場合、右打ちをおこなうタイミングがわからず、開閉入賞装置内に遊技球を入賞させることができないといった不具合があった。
これにより、初心者の場合には、遊技手法を熟知している遊技者に比べて大当たりの発生回数が少なくなり、すなわち、出玉が少なくなり、不利益を被るおそれがあるばかりか、遊技意欲の減退を招くといった問題があった。
上記の課題を鑑みて、本発明は、遊技者が適切に遊技球の打ち分けをすることを可能にし、遊技の興趣を高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
第1の形態の遊技機は、発射装置により発射された遊技球が流下可能な遊技領域と、前記遊技領域のうち第1領域に向けて発射された遊技球が通過可能な第1始動領域と、前記遊技領域のうち第2領域に向けて発射された遊技球が通過可能であり、遊技球が通過しにくい又は通過不能な第1状態と通過しやすい第2状態とに作動し得る第2始動領域と、前記遊技領域のうち前記第2領域に向けて発射された遊技球が通過可能であり、遊技球が通過不能な閉状態と通過可能な開状態とに作動し得る可変入賞領域と、前記可変入賞領域を通過した遊技球が通過可能な特定領域と、前記第1始動領域または前記第2始動領域を遊技球が通過することによって所定の特別遊技を行うか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、所定の図柄表示手段において図柄を変動表示させてから所定の変動時間経過後に当該判定結果を示す態様で前記図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、所定の演出手段に演出を行わせる演出制御手段と、前記判定手段により第1特別遊技を行うと判定された場合、前記可変入賞領域を所定時間前記開状態に作動させる開放遊技を含む第1特別遊技を行う第1特別遊技実行手段と、前記第1特別遊技が行われているときに前記特定領域を遊技球が通過した場合に、遊技者にとって有利な第2特別遊技を行う第2特別遊技実行手段と、所定の作動条件成立により前記第2始動領域を所定時間前記第2状態に作動させる非特定遊技状態、または前記非特定遊技状態よりも長い時間前記第2始動領域を前記第2状態に作動させる特定遊技状態で遊技を制御可能な遊技状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記非特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合、当該判定結果を示唆する第1の示唆演出を行わせ、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合、前記第1の示唆演出を行わせないことを特徴とする。
第2の形態の遊技機は、前記図柄表示制御手段は、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記非特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合よりも、前記変動時間を短くすることを特徴とする。
第3の形態の遊技機は、前記演出制御手段は、遊技球が前記第2始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合と、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記非特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合とで、当該判定結果を示唆する演出として、同じ又は類似する第2の示唆演出を行わせることを特徴とする。
以上のように構成したことにより、本発明によれば、遊技の興趣を高めることが可能な遊技機を実現することが出来る。
本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ機の正面図である。 本発明の実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 特別電動役物装置を詳細に説明する図である。 本実施形態に係る遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 本実施形態の遊技機において取得される乱数を示した図である。 第1特別図柄の小当たり時に遊技制御基板のCPUが変動パターンを選択する際に用いる変動パターンテーブルを示す図である。 第1特別図柄の小当たり時に演出制御基板のCPUが変動演出パターンを決定する変動演出パターン決定テーブルを示す図である。 第2特別図柄の小当たり時に遊技制御基板のCPUが変動パターンを選択する際に用いる変動パターンテーブルを示す図である。 第2特別図柄の小当たり時に演出制御基板のCPUが変動演出パターンを決定する変動演出パターン決定テーブルを示す図である。 演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。 演出選択処理の一例を示したフローチャートである。 変動演出終了中処理の一例を示したフローチャートである。 特別遊技演出選択処理の一例を示したフローチャートである。 エンディング演出選択処理の一例を示したフローチャートである。 本実施形態の遊技機における「右打ち」報知処理を説明する図である。 本実施形態の遊技機における「右打ち」報知処理を説明する図である。 本実施形態の遊技機において、右打ち報知演出を行うタイミングを説明する図である。 本実施形態のオープニング演出選択処理を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技機における小当たり示唆演出を説明する説明する図(その1)である。 本実施形態の遊技機における小当たり示唆演出を説明する説明する図(その1)である。 本実施形態の遊技機において、小当たり示唆演出を行うタイミングを説明する図である。 本実施形態の遊技機における「小当たり示唆演出」を説明する説明する図(その2)である。 本実施形態の遊技機における「小当たり示唆演出」を説明する説明する図(その2)である。 本実施形態の遊技機における他の演出を説明する図である。 本実施形態の遊技機における特殊演出モードを説明するための図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ機の正面図、図2は、本発明の実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。
図1において、遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠300と、その外枠300により回動可能に支持されたガラス枠310と、が備えられている。外枠300には遊技球が流下する遊技領域3が形成された遊技盤2が設けられている。
ガラス枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、ガラス枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、音声出力装置(スピーカ)312と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン314と、左右の演出用可動照明装置320L、320Rが設けられている。演出用可動照明装置320L、320Rは、ガラス枠310の左上隅及び右上隅に設けられている。
演出用可動照明装置320L、320Rは、図示しない可動照明部を備えており、図1に示す可動照明部を収納(閉塞)した状態から可動照明部を開放(突出)した状態に自動的に変動させることができるように構成されている。
さらに、ガラス枠310の下側には、受皿ユニット315が設けられている。受皿ユニット315には、複数の遊技球を貯留する球皿部が設けられており、この球皿部は、操作ハンドル311の方向側に遊技球が流下するように下りの傾斜を有している。そして、遊技者が操作ハンドル311を回動させると、遊技球が遊技領域3に発射されることとなる。
上記のようにして発射された遊技球がレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域3に到達し、その後遊技領域3内を落下する。このとき、遊技領域3に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
次に、遊技盤2の構成について説明する。
遊技盤2の略中央には、演出表示用の画像表示装置7が配置されている。画像表示装置7は、例えば液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、特別図柄に応じた演出用の図柄画像、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態のときは、それぞれの遊技状態を示す演出画像等が表示される。リーチ状態は、例えば演出用の図柄画像として3つの図柄画像を表示する場合は、3つの図柄画像のうち2つの図柄画像が揃った状態であり、特別遊技状態は、3つの図柄画像が揃った状態を指す。
この画像表示装置7は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、後述する大当たり抽選の結果を報知するための演出図柄8が表示され、特定の演出図柄8の組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当たり抽選結果として大当たりが報知される。
画像表示装置7の下方中央の遊技領域3には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口(第1始動領域)13および第2始動口(第2始動領域)14が設けられている。
第1始動口13は、遊技領域3の左側領域(第1領域)、第2始動口14は、遊技領域3の右側領域(第2領域)に配置されている。
第1始動口13は、遊技球が入球したときに第1特別図柄表示装置30の第1特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、第1始動口13の内部には、遊技球の入球を検知する第1始動口スイッチ(SW)13a(図4参照)が設けられている。
第2始動口14は、開閉扉14aを有しており、開閉扉14aが閉状態に維持される第1の態様と、開閉扉14aが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
また第2始動口14は、遊技球が入球したときに第2特別図柄表示装置31の第2特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、第2始動口14の内部には、遊技球の入球を検知する第2始動口スイッチ(SW)14b(図4参照)が設けられている。
上記第1始動口スイッチ13aまたは第2始動口スイッチ14aが遊技球の入球を検知されると、特別図柄判定用乱数値等を取得し、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たり抽選」という)が行われる。また、第1始動口スイッチ13aまたは第2始動口スイッチ14aが遊技球の入球を検出した場合には、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
なお、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球した場合、通常は例えば3個程度の払い出し(賞球)を行うようにしているが、始動口への遊技球の入球に伴う賞球は必ずしも行う必要は無い。
画像表示装置7の右側の領域(第2領域)には、遊技球が通過可能な補助図柄用のゲート15、遊技球が入球可能な大入賞口16及び特別電動役物装置(可変入賞領域)17が設けられている。
このため、操作ハンドル311を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、ゲート15、大入賞口16、特別電動役物装置17等には遊技球が通過または入賞しないように構成されている。
ゲート15には、遊技球の通過を検知するゲートスイッチ15a(図4参照)が設けられており、このゲートスイッチ15aが遊技球の通過を検知すると、補助図柄判定用乱数値を取得し、後述する「補助図柄の当たり抽選」が行われる。
特別電動役物装置17には、遊技球を特別電動役物装置17内に導入する導入部として遊技球が入賞し難い閉状態と遊技球が入賞し易い開状態に変化可能な可動片17aが設けられている。可動片17aが開状態のときは、可動片17aが遊技球を特別電動役物装置17内に導く受け皿として機能し、遊技球が特別電動役物装置17に入球可能となる。
特別電動役物装置17の内部には、図3(a)に示すように、可動片17aを介して特別電動役物装置17内への遊技球の入球を検知する特別電動役物入賞スイッチ(第1入球検知手段)17bと、特別電動役物入賞スイッチ17bを通過した遊技球を特定通路22または非特定通路23に振り分ける振り分け部材(振り分け手段)21が設けられている。
特別電動役物装置17では、図3(b)に示すように、振り分け部材21が可動状態のときは遊技球Pを特定通路22に誘導する。一方、図3(c)に示すように、振り分け部材21が非可動状態のときは、遊技球Pを非特定通路23に誘導する。
特定通路22の内部には、特定領域通過検知手段である特定領域スイッチ(SW)22a(図4参照)が設けられており、特定通路22に誘導された遊技球は、特定領域SW22aを通過するように構成されている。そして、特定領域SW22aを通過した遊技球及び非特定通路23を通過した遊技球は、特別電動役物排出SW(排出検知手段)17dを介して遊技盤2の外部に排出される。
また、特別電動役物装置17では、特別電動役物装置検出スイッチ17aが遊技球の入球を検知すると、予め設定された賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
遊技盤2の右側下方には、大当たり遊技状態のときに遊技球が入賞し難い閉成状態から遊技球が入賞し易い開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が配置されている。
大入賞口16は、通常は開閉扉16aによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、開閉扉16aが開放されるとともに、この開閉扉16aが遊技球を大入賞口16内に導く受け皿として機能し、遊技球が大入賞口16に入球可能となる。大入賞口16には大入賞口スイッチ16b(図4参照)が設けられており、この大入賞口スイッチ(第2入球検知手段)16bが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
さらに、遊技盤2の下部の遊技領域3には、複数の一般入賞口18が配置されている。これら一般入賞口の18の内部には、遊技球の入球を検知するための一般入賞口SW(第3入球検知手段)18aが設けられている。
本実施形態の遊技機1では、大入賞口6の右側近傍にも一般入賞口18が配置されている。そして、遊技盤2の遊技領域3の最下部には、第1始動口13、第2始動口14、大入賞口16、特別電動役物装置17及び一般入賞口18のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が設けられている。
また、遊技盤2の遊技領域3には、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
さらに、本実施形態の遊技機1では、画像表示装置7による遊技演出に加えて、音声出力装置312は、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出を行い、演出用照明装置313a、313bは、各ランプの光の照射方向や発光色を変更して、照明による演出を行うようにしている。
遊技盤2の左下方には、後述する第1特別図柄表示装置30、第2特別図柄表示装置31、補助図柄表示装置32、第1特別図柄保留表示器33、補助図柄保留表示器35、ラウンド回数表示器36等の表示領域9が設けられている。
第1特別図柄表示装置30は、第1特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより大当たりに当選したか否かを表示する。
第2特別図柄表示装置31は、第2特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより大当たりまたは小当たりに当選したか否かを表示する。
また、本実施形態に係る遊技機1では、第1特別図柄表示装置30または第2特別図柄表示装置31の特別図柄が変動中に第1始動口13に遊技球が入球した場合は、当該入球によって得られる第1特別図柄の変動表示を開始させる権利を最大4個、保留球として記憶する。この保留球の保留数は、第1特別図柄保留表示器33によって表示される。
また、補助図柄表示装置32の補助図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過した場合も、通過によって得られる補助図柄の変動表示を開始させる権利を最大4個保留可能とされる。この権利は補助図柄保留表示器35によって表示される。
受皿ユニット315の上面には、一般的にチャンスボタンと呼ばれる演出ボタン314が配置されている。演出ボタン314の操作は、演出ボタン314a(図4参照)が設けられており、例えば遊技中における特定のリーチ演出に際し、演出ボタン314の操作を促すガイダンスが画像表示装置7に表示されている間有効となる。
図4は、本実施形態に係る遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
図4に示す遊技制御装置には、主(メイン)制御基板として、遊技の進行を制御する遊技制御基板211が設けられている。また副(サブ)制御基板として、演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241、払出制御基板251等が設けられている。
遊技制御基板211は、CPU212、ROM213、RAM214を有し、当該遊技機1の主たる制御を行う。
遊技制御基板211には、第1始動口13に設けられた第1始動口SW13a、第2始動口14内に設けられた第2始動口SW14b、第2始動口14を開閉動作させるための第2始動口ソレノイド(SOL)14c、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16b、大入賞口16の開閉扉16aを開閉動作させるための大入賞口ソレノイド(SOL)16c、特別電動役物装置17に入球した遊技球を検出する特別電動役物入賞SW17b、特別電動役物装置17の可動片17aを開閉動作させるための可動片ソレノイド(SOL)17c、特別電動役物装置17に入賞した遊技球が外部に排出されたことを検出する特別電動役物排出SW17d(以下、「排出SW17d」という)が接続されている。
また、遊技制御基板211には、一般入賞口18に設けられた一般入賞口SW18a、特別電動役物装置17内に設けられ遊技球を特定通路22または非特定通路23に振り分ける振り分け部材23を駆動させるための振り分け部材ソレノイド(SOL)21a、大入賞口16の特定領域(Vゾーン)22を通過した遊技球を検知する特定領域SW22aが接続されている。なお、上記した各SWは、遊技球の通過を磁界の変化により検知する磁気センサによって構成されている。
更に、遊技制御基板211には、第1特別図柄表示装置30、第2特別図柄表示装置31、補助図柄表示装置32、第1特別図柄保留表示器33、補助図柄保留表示器35、ラウンド回数表示器36等が接続されている。
更にまた、遊技制御基板211には、演出制御基板221、払出制御基板251、及び盤用外部情報端子基板260等が接続されている。
演出制御基板221は、CPU222、ROM223、RAM224を有し、遊技演出全体の制御を行う。このため、演出制御基板221には、画像制御基板231、ランプ制御基板241、演出ボタン314等が接続されている。
画像制御基板231は、CPU232、ROM233、RAM234を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板231には、画像表示装置7及び音声出力装置312等が接続されている。
ランプ制御基板241は、CPU242、ROM243、RAM244を有し、接続されている各種ランプの制御を行う。このため、ランプ制御基板241には、演出役物可動装置40、演出用照明装置313、演出用可動照明装置320、電波センサ25等が接続されている。
払出制御基板251は、CPU252、ROM253、RAM254を有し、遊技球の払い出し制御を行う。このため、払出制御基板251には、払出モータ255、払出球検出SW256、球有り検出SW257、満タン検出SW258等が接続されている。更に払出制御基板251には、枠用外部情報端子基板270が接続されている。
次に、本実施形態の遊技機において取得される各種乱数について説明する。
図5は、本実施形態の遊技機において取得される乱数を示した図であり、(a)は特別図柄判定用乱数、(b−1)、(b−2)は第1図柄判定用乱数、(c−1)、(c−2)は第2図柄判定用乱数、(d)は補助図柄判定用乱数の一例を示した図である。
(b−1)に示す第1図柄判定用乱数は、第1始動口13で大当たりに直接当選した場合に用いられる図柄判定用乱数、(b−2)は、第1始動口13で小当たりに当選した場合に用いられる図柄判定用乱数であり、この乱数を用いた判定結果は、遊技球が特定通路22(図3)を通過することで実行される大当たり遊技後の遊技状態に反映される。
(c−1)に示す第2柄判定用乱数は、第2始動口14で大当たりに直接当選した場合に用いられる図柄判定用乱数、(b−c)は、第2始動口14で小当たりに当選した場合に用いられる図柄判定用乱数であり、この乱数を用いた判定結果は、遊技球が特定通路22(図3)を通過することで実行される大当たり遊技後の遊技状態に反映される。
図5(a)に示す特別図柄判定用乱数は、遊技球が第1または第2始動口13、14に入賞した時に1つ乱数値が取得される。遊技制御基板211は、取得された特別図柄判定用乱数に基づいて、大当たり、小当たりの何れかを選択する。
例えば、図5(a)に示す特別図柄判定用乱数では、第1始動口13は、大当たりの割合が1/200に設定されており、「0」〜「199」の200個の乱数値から「3」が取得されたときに大当たり(第1大当たり)を選択する。
また、第1始動口13は、小当たりの割合が1/200に設定されており、「0」〜「199」の200個の乱数値から「7」が取得されたときに小当たりを選択する。
また第2始動口14は、小当たりの割合が199/200に設定されており、「0」〜「199」の200個の乱数値から「1」〜「199」が取得されたときに小当たりを選択する。また、「0」〜「199」の200個の乱数値から「1」が取得されたときは「大当たり」を選択する。
第2始動口14には大当たりが設定されているが、第2始動口14において大当たりに当選しないように構成しても良い。
次に、図5(b−1)に示す第1図柄判定用乱数は、遊技球が第1始動口13に入球した時に上記特別図柄判定用乱数と同時に1つの乱数値が取得される。
遊技制御基板211では、第1図柄判定用乱数に基づいて大当たりの種類を選択する。
例えば、図5(b−1)に示すように、特別図柄判定用乱数が大当たり(第1大当たり)に当選した場合、大当たり遊技終了後に特典遊技として時短遊技を付与する第1時短付き大当たりが選択される割合、または大当たり遊技終了後に時短遊技を付与しない第1時短無し大当たりが選択される割合がそれぞれ50/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「0」〜「49」のときに第1時短付き大当たり、「50」〜「99」のときに第1時短無し大当たりが選択される。
次に、図5(b−2)に示す第1図柄判定用乱数は、遊技球が第1始動口13に入球した時に上記特別図柄判定用乱数と同時に1つの乱数値が取得される。
遊技制御基板211では、第1図柄判定用乱数に基づいて大当たりの種類を選択する。
例えば、図5(b−2)に示すように、特別図柄判定用乱数が小当たりに当選し、その後遊技球が特定通路22を通過した場合、大当たり遊技終了後に特典遊技として時短遊技を付与する第1時短付き大当たりが選択される割合が100/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「0」〜「99」のときに第1時短付き大当たりが選択される。
このように、本実施形態の遊技機においては、(b−1)の図柄判定用乱数に従った所謂直撃大当たり(第1始動口で直接大当たりに当選する場合)時の時短付き大当たりの確率(50%)と、(b−2)の図柄判定用乱数に従った小当たり経由時の時短付き大当たりの確率(100%)とが異なっている。
この場合、小当たり経由時の時短付き大当たりの確率が、小当たりを経由しない時短付き大当たりの確率よりも高くなっている。
ただし、両者は同じ確率でもよく、また、小当たりを経由しない(直撃)時短付き大当たり確率が、小当たり経由の時短付き大当たり確率よりも高く設定されていても良い。
すなわち、小当たりを経由しない大当たり遊技終了後に100%の確率で時短遊技が付与されるようにする一方で、小当たりを経由する大当たり遊技終了後に特典遊技として時短遊技を付与する第1時短付き大当たりが選択される割合、時短遊技を付与しない第1時短無し大当たりが選択される割合がそれぞれ50/100に設定されてもよい。
次に、図5(c−1)に示す第2図柄判定用乱数は、遊技球が第2始動口14に入賞したときに上記特別図柄判定用乱数と同時に1つの乱数値が取得される。
遊技制御基板211では、第2図柄判定用乱数に基づいて大当たりの種類を選択する。
例えば、図5(c−1)に示すように特別図柄判定用乱数が小当たりに当選し、小当たり経由で大当たり(第2大当たり)に当選した場合、大当たり遊技終了後に時短遊技を付与する第2時短付き大当たりが選択される割合が80/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「0」〜「79」のときに第2時短付き大当たり、「80」〜「99」のときに第2時短無し大当たりが選択される。
次に、図5(c−2)に示す第2図柄判定用乱数は、遊技球が第2始動口14に入賞したときに上記特別図柄判定用乱数と同時に1つの乱数値が取得される。
遊技制御基板211では、第2図柄判定用乱数に基づいて大当たりの種類を選択する。
例えば、図5(c−2)に示すように特別図柄判定用乱数が小当たりに当選し、小当たり経由で大当たり(第2大当たり)に当選した場合、大当たり遊技終了後に時短遊技を付与する第2時短付き大当たりが選択される割合が80/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「0」〜「79」のときに第2時短付き大当たり、「80」〜「99」のときに第2時短無し大当たりが選択される。
図5(d)に示す補助図柄判定用乱数は、遊技球がゲート15を通過時、例えば「0」〜「9」までの10個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。当たり乱数テーブルでは、当たりの割合が例えば9/10に設定されており、取得した乱数値が「0」〜「8」のときに当たりと判定される。
上記のように構成される本実施形態の遊技機1では、第1始動口13に遊技球が入球したときに、遊技制御基板211において特別図柄判定用乱数、第1図柄判定用乱数をそれぞれ取得する。そして、これら特別図柄判定用乱数及び第1図柄判定用乱数に基づいて、第1特別図柄表示装置30に表示する第1特別図柄の変動と停止を制御する。そして遊技制御基板211は、第1特別図柄表示装置30の第1特別図柄が所定の大当たり図柄で停止表示されたときに、大入賞口16を利用した第1大当たり遊技を実行する。
また、遊技制御基板211は、第1特別図柄表示装置30の第1特別図柄が所定の小当たり図柄で停止表示されたときは、小当たり動作として特別電動役物装置17の可動片17aを1回または複数回開閉する開閉動作を実行する。
そして、この可動片17aの開閉動作において遊技球が特別電動役物装置17内に入賞し、入賞した遊技球が振り分け部材21により特定通路22側に振り分けられ特定領域SW22aを通過すると、いわゆる第1大当たりとなり、大入賞口16を利用した第1大当たり遊技を実行する。
また本実施形態の遊技機1では、第2始動口14に遊技球が入球したときに、遊技制御基板211において特別図柄判定用乱数、第2図柄判定用乱数をそれぞれ取得する。そして、これら特別図柄判定用乱数及び第2図柄判定用乱数に基づいて、第2特別図柄表示装置31に表示する第2特別図柄の変動と停止を制御する。
そして遊技制御基板211は、第2特別図柄表示装置31の第2特別図柄が所定の小当たり図柄で停止表示されたときは、小当たり動作として特別電動役物装置17の可動片17aを1回または複数回開閉する開閉動作を実行する。そして、この可動片17aの開閉動作において遊技球が特別電動役物装置17内に入賞し、入賞した遊技球が振り分け部材21により特定通路22側に振り分けられ特定領域SW22aを通過すると、いわゆる第2大当たりとなり、大入賞口16を利用した第2大当たり遊技を実行する。
更に、遊技制御基板211は、第1又は第2図柄判定用乱数に基づいて、遊技者に有利な特典遊技として、所定回数(例えば100回)の時短遊技を付与するか否かの判定を行い、時短遊技を付与する場合は大当たり遊技終了後に時短遊技状態に移行し、時短遊技を付与しない場合は通常遊技状態に移行する。
時短遊技中は、補助図柄が当たり図柄で停止したときに第2始動口14の開放時間が通常遊技状態のときにより長くなるように構成されている。
例えば、通常遊技状態時には、第2始動口14を0.15秒開放する動作を1回行い、時短遊技中は、第2始動口14を1.80秒開放する動作を3回行うとする。
従って、時短遊技中は、遊技盤2の右側領域に配置されているゲート15及び第2始動口14を狙って遊技球を発射することで、第2始動口14への遊技球の入賞確率を高めることができる。
図6は、本実施形態の遊技機において、遊技制御基板のCPUが変動パターンを選択する際に用いる変動パターンテーブルを示す図であり、特に第1特別図柄の判定において小当たりに当選した場合の変動パターンテーブルを示している。
上記のように、第1特別図柄の判定結果としては、大当たり、小当たり、ハズレがあるが、本実施形態では、大当たり、ハズレ時の変動パターンについては、説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の遊技機において、通常遊技状態では例えば変動パターン1〜4が選択され、時短遊技状態では、例えば変動パターン5〜8が選択され得る。
通常遊技状態では、変動時間が40秒の変動パターン1が選択される割合が例えば25/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「0」〜「24」のときに、CPU212は変動パターン1を選択する。
また、変動時間が50秒の変動パターン2が選択される割合は例えば25/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「25」〜「49」のときに、変動パターン2が選択される。
また、変動時間が60秒の変動パターン3が選択される割合は例えば25/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「50」〜「74」のときに、変動パターン3が選択される。
変動時間が70秒の変動パターン4が選択される割合は例えば25/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「75」〜「99」のときに、変動パターン4が選択される。
時短遊技状態では、変動時間が2秒の変動パターン5が選択される割合が例えば25/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「0」〜「24」のときに、変動パターン5が選択される。
また、変動時間が4秒の変動パターン6が選択される割合は例えば25/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「25」〜「49」のときに、変動パターン6が選択される。
また、変動時間が60秒の変動パターン7が選択される割合は例えば25/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「50」〜「74」のときに、変動パターン7が選択される。
変動時間が70秒の変動パターン8が選択される割合は例えば25/100に設定されており、例えば取得した乱数値が「75」〜「99」のときに、変動パターン8が選択される。
このように遊技制御基板211のCPU212によって選択された変動パターンに従って、演出制御基板221のCPU222は、演出手段としての画像表示装置7に表示する変動演出パターンを決定する。
図7は、第1特別図柄の小当たり時に演出制御基板のCPUが変動演出パターンを決定する変動演出パターン決定テーブルを示す図である。
図7において、通常遊技状態では、小当たり時に変動演出パターン1〜4の何れかが選択され、時短遊技状態では、小当たり時に変動演出パターン5〜8の何れかが選択される。
通常遊技状態において、遊技制御基板210で選択された変動パターン1に対応して、例えば、変動演出パターン1A、1Bの何れかが選択され得る。これらの選択割合は、それぞれ同等(5/10、5/10)とする。
変動演出パターン1Aは、後述する「第1小当たり示唆演出」を含む変動演出であり、変動演出パターン1Bは「第1小当たり示唆演出」を含まない変動演出である。
変動演出パターン1Aと、変動演出パターン1Bは、何れも、小当たりを示唆するハズレ図柄で終了するため、広義には双方とも小当たりを示唆するとも言えるが、「第1小当たり示唆演出」を含む変動演出パターン1Aは、「第1小当たり示唆演出」を含まない通常の変動演出パターン1Bに比べ、演出内に登場するキャラクターや背景画像、演出図柄8のデザイン等が異なっている。
遊技制御基板210で選択された変動パターン2〜4に対応する変動演出パターン2(2A、2B)、変動演出パターン3(3A、3B)、変動演出パターン4(変動演出パターン4A、4B)も同様であり、一方は第1小当たり示唆演出を含み、他方は、第1小当たり示唆演出を含まない。
ただし、それぞれの変動パターンに対応する変動演出パターンの数は上記のように2つ(A、B)に限らず、より多くのパターンを含んでも良い。
また、全ての変動演出パターンにおいて小当たり示唆演出を行っても良い。
時短遊技状態において、遊技制御基板210で選択された変動パターン5に対応して、例えば、変動演出パターン5A、5Bの何れかが選択され得る。これらの選択割合は、それぞれ同等(5/10、5/10)とする。
これらは、通常遊技状態の場合とは異なり、何れも後述する「第1小当たり示唆演出」を含まない。
その一方で、変動演出パターン5Aは、後述する「第2小当たり示唆演出」を含む変動演出であり、変動演出パターン5Bは「第2小当たり示唆演出」を含まない変動演出である。
図6に示されるように、時短遊技中は特別図柄の変動時間が短いため、小当たりを示唆するような変動演出を充分に行う時間がない。よって、変動演出パターン5A、変動演出パターン5Bは、通常遊技状態中の長い変動時間に行われる第1小当たり示唆演出とは異なり、特別なキャラクターや異なる背景画像などを含まない演出である。
さらに、変動演出パターン5Aは、変動演出パター5Bとは異なり、小当たりを示唆するカットイン画像が挿入される等の「第2小当たり示唆演出」を行う。それ以外の点では変動演出パターン5A、5Bは同様の内容である。
遊技制御基板210で選択された変動パターン6〜8に対応する変動演出パターン6(6A、6B)、変動演出パターン7(7A、7B)、変動演出パターン8(変動演出パターン8A、8B)も同様である。
ただし、それぞれの変動パターンに対応する変動演出パターンの数は上記のように2つ(A、B)に限らず、より多くのパターンを含んでも良い。
また、全ての変動演出パターンにおいて「第2小当たり示唆演出」を行っても良い。
以上説明したように、本実施形態においては、通常遊技状態では、第1特別図柄の小当たり時には変動演出中に「第1小当たり示唆演出」を行うが、時短遊技状態における第1特別図柄の小当たり時には、「第1小当たり示唆演出」を行わず、これとは異なる「第2小当たり示唆演出」を行う。
これについては、後に詳述する。
図8は、本実施形態の遊技機において、遊技制御基板のCPUが変動パターンを選択する際に用いる変動パターンテーブルを示す図であり、特に第2特別図柄の判定において小当たりに当選した場合の変動パターンテーブルを示している。
図8に示すように、時短遊技状態中における第2特別図柄の変動パターンは、時短遊技中における第1特別図柄の変動パターンとほぼ同様であり、変動時間が非常に短くなっている。
図9は、第2特別図柄の小当たり時に演出制御基板のCPUが変動演出パターンを決定する変動演出パターン決定テーブルを示す図である。
図9において、時短遊技状態において、遊技制御基板210で選択された変動パターン11に対応して、例えば、変動演出パターン11A、11Bの何れかが選択され得る。これらの選択割合は、それぞれ同等(5/10、5/10)とする。
これらは、通常遊技状態の場合とは異なり、何れも「第1小当たり示唆演出」を含まない。
その一方で、変動演出パターン11Aは、「第2小当たり示唆演出」を含む変動演出であり、変動演出パターン11Bは「第2小当たり示唆演出」を含まない変動演出である。
図7の第1特別図柄の場合と同様に、時短遊技中は特別図柄の変動時間が短いため(図8)、小当たりを示唆するような変動演出を充分に行う時間がない。そこで、通常遊技状態中の長い変動時間に行われる第1小当たり示唆演出とは異なり、カットイン画像が挿入されるような「第2小当たり示唆演出」を行う。
この時短中における第2特別図柄の小当たり時に行われる「第2小当たり示唆演出」と、時短中における第1特別図柄の小当たり時に行われる「第2小当たり示唆演出」は、それぞれ類似又は同一の内容を有するものとする。
遊技制御基板210で選択された変動パターン12〜14に対応する変動演出パターン12(12A、12B)、変動演出パターン13(13A、13B)、変動演出パターン14(変動演出パターン14A、14B)も同様であり、一方は「第2小当たり示唆演出(カットイン画像)」を含み、他方は、「第2小当たり示唆演出」を含まない。
ただし、それぞれの変動パターンに対応する変動演出パターンの数は上記のように2つ(A、B)に限らず、より多くのパターンを含んでも良い。
また、全ての変動演出パターンにおいて小当たり示唆演出を行っても良い。
遊技制御基板211のCPU212は、第1特別図柄の保留数が増加したときには、保留数増加コマンドを演出制御基板221に送信する。
また、遊技制御基板211のCPU212は、特別図柄の変動開始時に、それに応じた演出を開始させる指示を行うための特図変動開始コマンドを演出制御基板221に送信する。
遊技制御基板211のCPU212は、特別図柄の変動終了時に、それに応じた演出を停止させる指示を行うための特図変動停止コマンドを演出制御基板221に送信する。
遊技制御基板211のCPU212は、大当たり遊技のオープニング開始、エンディング開始を指示するオープニングコマンド、エンディングコマンドを演出制御基板221に送信する。
遊技制御基板211のCPU212は、第1特別図柄の保留数が増加したときには、保留数増加コマンドを演出制御基板221に送信する。
また、遊技制御基板211のCPU212は、特別図柄の変動開始時に、それに応じた演出を開始させる指示を行うための特図変動開始コマンドを演出制御基板221に送信する。
遊技制御基板211のCPU212は、特別図柄の変動終了時に、それに応じた演出を停止させる指示を行うための特図変動停止コマンドを演出制御基板221に送信する。
遊技制御基板211のCPU212は、大当たり遊技のオープニング開始、エンディング開始を指示するオープニングコマンド、エンディングコマンドを演出制御基板221に送信する。
次に、演出制御基板221が実行する処理について説明する。
[タイマ割込処理]
図10は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。なお、図10に示すタイマ割込処理は、演出制御基板221のCPU222がROM223に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
この場合、演出制御基板221のCPU222は、タイマ割込処理として、コマンド受信処理(ステップS10)、コマンド送信処理(ステップS20)を実行する。
以下、演出制御基板221のCPU222がタイマ割込処理として実行する主要な処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理も演出制御基板221のCPU222がROM223に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
[コマンド受信処理]
図11は、コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、保留数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い(ステップS101)、保留数増加コマンドを受信したと判別した場合は、RAM224に記憶した保留球の保留数の加算を行う(ステップS102)。そして保留数加算後、保留数コマンドをセットする(ステップS103)。
次にCPU222は、ステップステップS104おいて、特図変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い、特図変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、演出選択処理を実行する(ステップS105)。
次にCPU222は、ステップステップS106において、特図変動停止コマンドを受信したか否かの判別を行い、特図変動停止コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS107において、変動演出終了中処理を実行する。
なお、ステップS104おいて、特図変動開始コマンドを受信していないと判別した場合はステップS106に進む。また、ステップS106において、特図変動停止コマンドを受信していないと判別した場合はステップS108に進む。
次に、CPU222は、ステップS108において、大当たりまたは小当たりのオープニングコマンドを受信したか否かの判別を行い、オープニングコマンドを受信したと判別した場合は、ステップS109において、大当たりまたは小当たりの特別遊技演出選択処理を実行する。なお、ステップS108において、オープニングコマンドを受信していないと判別した場合は、特別遊技演出選択処理を実行することなくステップS110に進む。
次に、CPU222は、ステップS110において、大当たりまたは小当たりのエンディングコマンドを受信したか否かの判別を行い、エンディングコマンドを受信したと判別した場合は、ステップS111において、大当たりまたは小当たりのエンディング演出選択処理を実行してコマンド受信処理を終了する。なお、ステップS110において、エンディングコマンドを受信していないと判別した場合は、エンディング演出選択処理を実行することなくコマンド受信処理を終了する。
[演出選択処理]
図12は、演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、先ず、変動開始コマンドの解析を行う(ステップS121)。例えば、変動開始コマンドに含まれる変動パターン情報、大当たり情報、図柄情報等を抽出する。次に、CPU222は、特別図柄の保留数減算を行う(ステップS122)。
次に、CPU222は、変動開始コマンドの解析結果、図7に示した変動演出パターンテーブルに基づいて、変動演出パターンの選択を行う(ステップS123)。この後、変動開始コマンドをセットして(ステップS124)、演出選択処理を終了する。
[変動演出終了中処理]
図13は、変動演出終了中処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、変動停止コマンドの解析を行い(ステップS131)、解析結果に基づいて各種処理を行った後、変動演出終了コマンドをセットして(ステップS132)、変動演出終了中処理を終了する。
[特別遊技演出選択処理]
図14は、特別遊技演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、大当たりまたは小当たりのオープニングコマンドの解析を行い(ステップS141)、当たり演出パターン選択処理を行い(ステップS142)、後述するオープニング選択処理を行う(ステップS143)。
この後、オープニングコマンドをセットして(ステップS144)、特別遊技演出選択処理を終了する。
[エンディング演出選択処理]
図15は、エンディング演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、大当たりまたは小当たりのエンディングコマンドの解析を行い(ステップS151)、その解析結果に基づいてエンディング演出パターン選択を行う(ステップS152)。この後、エンディング演出開始コマンドをセットして(ステップS153)、エンディング演出選択処理を終了する。
以下に、本実施形態の遊技機の特徴的な構成を詳述する。
[右打ち報知演出]
本実施形態の遊技機は、通常遊技状態時に上記した「小当たり」に当選した時に遊技者に、遊技領域の右側領域に遊技球を発射する「右打ち」を促す報知演出に特徴を有する。
図16、図17は、本実施形態の遊技機における「右打ち」報知処理を説明する図である。
(a)において、画像表示装置7に演出図柄8が停止表示されており、且つ遊技状態は通常遊技状態(非時短状態)であるとする。また、この停止表示時点で、第1特別図柄の保留数は例えば2個であるとする。
(b)において、保留されていた第1特別図柄の変動表示が開始され、保留数が一つ減少する。
(c)、(d)において行われるリーチ演出(行われる場合)を経て、変動表示に係る第1特別図柄の保留が「小当たり」に当選していた場合、(e)において、特定のハズレ図柄で演出図柄が停止表示される。
このように「小当たり」に当選した場合、上記したような特別電動役物17の作動に先立って「オープニング」演出が行われる。
この「オープニング」期間において、本実施形態の遊技機では、(f)において、図1に示すように遊技領域の右側に配置された特別電動役物17に遊技球を入球させることが出来るように、ハンドル311を大きく操作して所謂「右打ち」を行うように遊技者に指示する演出を画像表示装置7に表示する。
このようにすることで、本実施形態の遊技機に不慣れな遊技者であっても、この有利状態において適切に遊技球を発射することが出来、(第1始動口13に入球した時点の抽選で大当たり後に時短状態に移行すると決定されている場合に)時短状態に移行するチャンスを確実に活かすことが出来る。その結果として、遊技の興趣を向上することが出来る。
オープニング期間が終了すると、特別電動役物17が作動して「右打ち」遊技が行われる(g)。
特別電動役物装置17内に入球した遊技球が、特定通路22(図3)を通過(V入賞)することによって大当たりとなり(h)、所定ラウンドの大当たり遊技が行われる(i)。
この大当たり遊技終了後に時短が付与されるか否かは、遊技球が第1始動口13に入球した時点の抽選によって予め決まっている。
以下では、大当たり遊技終了後に特典遊技としての時短遊技が行われる場合について説明する。
時短遊技においては、第2始動口14を開放させるために、遊技者は、遊技領域の右側領域に設けられたゲート15を狙って遊技球を発射する。従って、大当たり遊技時から引き続き、遊技者は「右打ち」を行うことになる。
そして、この変動に係る第1特別図柄が小当たりに当選していた場合には、(l)において、特定のハズレ態様で演出図柄8が停止表示される。
この後、小当たりの「オープニング」期間となるが、時短遊技中は、(m)に示したような遊技者に「右打ち」を促す報知演出を行わない。
あるいは、(f)の場合とは異なる演出を行う。
(f)の場合とは異なる演出とは、「右打ちをキープ」という文言を含むオープニング画面や、何らかのキャラクターを用いた特に情報を有さない「繋ぎ」的な画面など、どのようなものでも良い。
これは、本実施形態の場合、時短遊技中は遊技領域3の右側領域に設けられたゲート15を狙って、すでに「右打ち」を行っており、特別電動役物装置17を狙った右打ちを再度促す必要がないからである。
逆に、右打ちを報知することで、既に右打ちを行っている遊技者を混乱させるなど不都合な点もありうるという問題もある。
図18は、本実施形態の遊技機において、右打ち報知演出を行うタイミングを説明する図である。
図18(a)は、通常遊技状態(非時短遊技)における右打ち報知タイミングを示し、図18(b)は、特典遊技状態(時短遊技状態)における右打ち報知タイミングを示している。
図18(a)において、通常遊技中は、演出図柄8が停止表示されてから期間Aが経過したタイミングで、特別電動役物18の開放遊技を行う。
また、図18(b)において、時短遊技中は、演出図柄8が停止表示されてから期間Bが経過したタイミングで、特別電動役物18の開放遊技を行う。
図18から分かるように、時短遊技状態における期間Bは、通常遊技状態における期間Aよりも短く設定されている。
すなわち、時短遊技状態における演出図柄の停止からの特別電動役物18の開放遊技の開始タイミングは、通常遊技状態における場合よりも遅い。
上記したように、本実施形態の遊技機では、通常遊技状態において、小当たりに当選した場合、演出図柄の停止表示から、特別電動役物18の開放までの期間に右打ちを行うように遊技者を促す報知演出を行っている。
報知演出を行う期間は、期間Aに相当する。
それに対し、時短遊技状態においては、期間Bに相当する演出図柄の停止表示から特別電動役物18の開放までの期間において報知演出を行わない。
小当たりオープニング期間を有する遊技機の場合、期間A、期間Bは、それぞれ小当たりのオープニング期間である。
すなわち、第1特別図柄の「小当たり」当選に関し、時短遊技状態中の「小当たり」オープニング期間(短オープニング)は、通常遊技状態における「小当たり」のオープニング期間(長オープニング)よりも短く設定されている。
時短遊技状態の場合、遊技者が既に「右打ち」を行っていることもあり、遊技者が新たな操作をする必要がないため、出来るだけ短い期間で特別電動役物18の開放遊技に移行した方が遊技者にとってもメリットが大きい。
よって、本実施形態の遊技機は、時短遊技状態では、演出図柄の変動停止から特別変動役物の開放までの時間を、通常遊技状態よりも短くすることで、遊技の展開を早めている。
これにより、本実施形態の遊技機では、遊技のスピード感を高め、遊技の興趣を著しく高めることが出来る。
なお、本実施形態の遊技機では、第2始動口14における第2特別図柄の判定においても小当たりに当選するようになっている。
基本的に、第2始動口14に遊技球が入球するのは時短遊技中であり、遊技者はゲート15を狙って所謂「右打ち」を行っている。
従って、第2始動口14における第2特別図柄の「小当たり」についても、時短中の第1始動口13における第1特別図柄の場合と同様に、オープニング期間中に右打ち報知を行わず、またオープニング期間(上記期間B)も、通常遊技状態の第1始動口13の場合に比べて短く設定する。
なお、演出図柄8が停止表示されてから、特別電動役物18が開放することにより特別電動役物18を狙って遊技球を発射する小当たり遊技が開始されるまでに、必ずしもオープニング期間が設けられなくても良い。
また、小当たり時の特別電動役物18の開放動作について、演出図柄8が停止表示されてから、オープニング期間を経て1回ロング開放するようにしても良いし、特別電動役物18をショート開放し、その後所定のインターバル期間をおいて、特別電動役物18をロング開放するようにしても良い。
右打ち報知演出は、オープニングの有無に拘わらず、演出図柄8の停止後、特別電動役物18がロング開放されるまでの期間に行われれば良い。
図19は、本実施形態のオープニング演出選択処理を説明するフローチャートである。
図19(a)に示すように、CPU222は、ステップS201において、受信したオープニングコマンドが小当たりに係るものであるか否かを判定する。
小当たりオープニングコマンドを受信したと判定した場合(ステップS201でYes)、CPU222は、ステップS202において、現在の遊技状態が時短中か否かを判定する。
時短中ではないと判定した場合(ステップS202でNo)、CPU222は、ステップS203において、図19(b)に示すオープニング選択テーブルより、特別電動役物18に向けて遊技球を発射するように(「右打ち」を行うように)遊技者に促す報知演出を含む長オープニング「1」を選択する。
時短中であると判定した場合(ステップS202でYes)、CPU222は、ステップ204において、図19(b)に示すオープニング選択テーブルより、特別電動役物18に向けて遊技球を発射するように(「右打ち」を行うように)遊技者に促す報知演出を含まない短オープニング「2」、あるいは「3」を選択する。
類似演出「3」は、上記において説明した図16(f)とは異なる演出であり、「右打ちをキープ」という文言を含むオープニング画面や、何らかのキャラクターを用いた特に情報を有さない「繋ぎ」的な画面などである。
ステップS201において、受信したのが小当たりのオープニングコマンドではないと判定した場合(ステップS201でNo)、CPU222は、ステップS205において、大当たり用のオープニングを選択する。
なお、オープニング中などに遊技球を右側領域に発射することを促す演出は、画像表示装置7に表示する画像による演出のみならず、音声出力装置312を用いた音声による演出としてもよいし、画像、音声双方を用いた演出であってもよい。
[小当たり示唆演出]
ところで、本実施形態の遊技機は、小当たりに当選した特別図柄の変動時(演出図柄の変動表示時)において、遊技者に小当たりに当選したことを示唆する示唆演出を行う点に特徴を有する。
図20、図21は、本実施形態の遊技機における小当たり示唆演出を説明する説明する図(その1)である。
下記に示す例は、第1特別図柄の抽選結果が小当たりに当選している場合を示している。
(a)において、画像表示装置7に演出図柄8が停止表示されており、且つ遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)であるとする。また、この停止表示時点で、第1特別図柄の保留数は、例えば2個であるとする。
(b)において、保留されていた第1特別図柄の変動表示が開始され、保留数が一つ減少する。
上記のように当該の変動表示に係る保留は「小当たり」に当選しており、図7の変動演出パターンテーブルにおいて「(第1)小当たり示唆演出」を含む変動演出パターンが選択された場合には、本実施形態においては、(c)において、小当たりに当選したことを遊技者に示唆する「(第1)小当たり示唆演出」を画像表示装置7に表示する。
上記したが、この第1小当たり示唆演出は、遊技者に小当たり当選を示唆するために、他の変動演出時には現れないキャラクターや背景画像、演出図柄8が表示される変動演出である。
また、この「第1小当たり示唆演出」として、本実施形態の遊技機では、遊技領域の右側に配置された特別電動役物17(図1)に遊技球を入球させることが出来るよう、ハンドル311を大きく操作して所謂「右打ち」を行うように遊技者に指示する演出を画像表示装置7に表示してもよい。
このようにすることにより、遊技者は、特別電動役物18の開放を伴う「小当たり」の発生を事前に察知し、特別電動役物18に遊技球を入賞させるための「右打ち」を行う準備をすることが出来る。
従って、本実施形態の遊技機に不慣れな遊技者であっても、有利状態において適切に遊技球を発射することが出来、(第1始動口13に入球した時点の抽選で大当たり後に時短状態に移行すると決定されている場合に)時短状態に移行するチャンスを確実に活かすことが出来る。その結果として、遊技の興趣を向上することが出来る。
その後、「小当たり」当選を示す特定のハズレ図柄で演出図柄が停止表示され(d)、特別電動役物17の作動に先立って「オープニング」演出が行われる(e)。
このオープニング期間が終了すると、特別電動役物17が作動して、実際に「右打ち」遊技が行われる(f)。
特別電動役物装置17内に入球した遊技球が、特定通路22(図3)を通過(V入賞)することによって大当たりとなり(g)、所定ラウンドの大当たり遊技が行われる(h)。
大当たり遊技終了後に時短が付与されるか否かは、遊技球が第1始動口13に入球した時点の抽選によって予め決まっている。
以下では、大当たり遊技終了後に特典遊技としての時短遊技が行われる場合について説明する。
また、時短中における、図に示す変動でも、小当たりに当選したと仮定して説明する。
時短遊技においては、第2始動口14を開放させるために、遊技者は、遊技領域の右側に設けられたゲート15を狙って遊技球を発射する。従って、大当たり遊技時から引き続き、遊技者は「右打ち」を行うことになる。
ただし、本実施形態の例では、大当たり遊技が終了した時点で、(b)で残っていた第1特別図柄の保留が残っている。
(i)に示す停止態様から、保留されていた第1特別図柄について、演出図柄8の変動表示が開始される(j)。
この変動は、小当たりに当選しているが、上記の通常遊技状態の例とは異なり「第1小当たり示唆演出」を行わない。
これは、本実施形態の場合、時短遊技中は遊技領域の右側に設けられたゲート15を狙って、すでに「右打ち」を行っており、「小当たり」後に特別電動役物装置17を狙った右打ちを再度促す必要がないからである。
逆に、右打ちを報知することで、既に右打ちを行っている遊技者を混乱させるなど不都合な点もありうる。
そもそも、時短遊技中は、特別図柄の変動時間が短く、第1小当たり示唆演出を行う充分な時間がない。
本実施形態では、あるいは(k)において、図20の(c)の場合とは異なる「第2小当たり示唆演出」を行う。この「第2小当たり示唆演出」とは、(c)のような「第1小当たり示唆演出」とは異なり、例えば小当たりを示唆するカットイン画像のような示唆演出である。
そして、この変動に係る第1特別図柄が小当たりに当選していた場合には、(l)において、特定のハズレ態様で演出図柄8が停止表示される。
その後、オープニング期間(m)が終了すると、特別電動役物17が作動して、実際に「右打ち」遊技が行われる(n)。
特別電動役物装置17内に入球した遊技球が、特定通路22(図3)を通過(V入賞)することによって大当たりとなる(o)。
図22は、本実施形態の遊技機において、小当たり示唆演出を行うタイミングを説明する図である。
図6の変動パターンテーブルに示した様に、本実施形態の遊技機では、時短遊技状態且つ小当たり時の第1特別図柄の変動時間は、通常遊技状態時且つ小当たり時の第1特別図柄の変動時間に比べて短く設定されている。
本実施形態では、小当たり時の第1特別図柄の変動時に第1小当たり示唆演出を行うため、小当たり示唆演出のタイミング、実行の有無は、これらの変動時間にも影響を受けることになる。
図22(a)は、通常遊技状態(非時短遊技)における小当たり示唆タイミングを示し、図22(b)は、特典遊技状態(時短遊技状態)における小当たり示唆タイミングを示している。
図22から分かるように、(b)に示す時短遊技状態における第1特別図柄の変動時間(第1小当たり示唆演出可能期間)は、通常遊技状態における第1特別図柄の変動時間(第1小当たり示唆演出可能期間)よりも短く設定されている。
時短遊技中は、変動時間を短くすることで、遊技のスピード感を高め、遊技の興趣を著しく高めることが出来る。
このような時短遊技状態の場合、遊技者が既に右打ちを行っていることもあり、遊技者が、新たな操作をする必要がないため、第1小当たり示唆演出を行うメリットが薄い。
また、上記のように時短遊技中は、概して変動時間が短いため、有効に小当たり報知演出を行うことも難しい。
このような理由で、本実施形態の遊技機では、時短遊技中の第1特別図柄の小当たり時には、第1小当たり示唆演出を行わない。この場合は、上記したカットイン画像による第2小当たり示唆演出を行うが、小当たり示唆演出自体を行わずとも良い。
時短遊技中の第2特別図柄の小当たり時にも、第1小当たり示唆演出を行わない。
[時短遊技中における第2特別図柄の小当たり示唆演出]
図23、図24は、本実施形態の遊技機における「小当たり示唆演出」を説明する説明する図(その2)である。
(a)〜(h)までは、図20、図21に示した[第1の実施例]とほぼ同様であるが、図23、図24の実施例では、図24(h)の大当たり後に第1特別図柄の保留がなく時短遊技状態(i)において第2始動口14に遊技球が入球することで第2特別図柄が変動し(j)、当該変動が小当たりに当選している場合に第2小当たり示唆演出を行う(k)。
その後(l)〜(o)においては、図21の(k)〜(n)と同様である。
(k)で行う第2小当たり示唆演出は、図21(k)に示す時短遊技状態における第1特別図柄についての小当たり示唆演出と同じ、又は類似したものとする。
このように、時短遊技状態における第2特別図柄の変動時にも小当たりへの当選を示唆する演出を行うことで、時短遊技状態であっても遊技者は、小当たりに当選したことを推測し得るため、遊技の興趣を高めることが出来る。
また、第1特別図柄の場合と第2特別図柄の場合とで演出が異なることによって遊技者に違和感を与えることを防ぐことが出来る。
[他の実施例]
ところで、本実施形態の遊技機において、第1特別図柄の抽選において小当たりに入賞後、特別電動役物18の開放期間内に遊技球が特定通路22を通過しなかった場合には、変動パターンテーブルを切り替え、特種演出モードに移行する。
特定領域22を遊技球が通過しなかった場合、遊技者は、再び左打ちに戻し、第1始動口13を狙って遊技球を発射する。
そして、第1特別図柄について特定変動回数(例えば、15回)が経過するまで、特殊変動パターンテーブルを用いて変動パターンを決定する
図25は、本実施形態の遊技機における他の演出を説明する図である。
下記に示す例は、第1特別図柄の抽選結果が小当たりに当選している場合を示している。
(a)において画像表示装置7に演出図柄8が停止表示されているとする。
(b)において、第1特別図柄の変動表示が開始される。
上記のように当該の変動表示に係る保留は「小当たり」に当選しており、その場合、本実施形態においては、(c)において、小当たりに当選したことを遊技者に示唆する「小当たり示唆演出」を画像表示装置7に表示する。
この「小当たり示唆演出」として、本実施形態の遊技機では、遊技領域の右側に配置された特別電動役物17(図1)に遊技球を入球させることが出来るよう、ハンドル311を大きく操作して所謂「右打ち」を行うように遊技者に指示する演出を画像表示装置7に表示してもよい。
このようにすることにより、遊技者は、特別電動役物18の開放を伴う「小当たり」の発生を事前に察知し、特別電動役物18に遊技球を入賞させるための「右打ち」を行う準備をすることが出来る。
従って、本実施形態の遊技機に不慣れな遊技者であっても、有利状態において適切に遊技球を発射することが出来、時短状態に移行するチャンスを確実に活かすことが出来る。その結果として、遊技の興趣を向上することが出来る。
その後、「小当たり」当選を示す特定のハズレ図柄で演出図柄が停止表示され(d)、特別電動役物17の作動に先立って「オープニング」演出が行われる(e)。
このオープニング期間が終了すると、特別電動役物17が作動して、実際に「右打ち」遊技が行われる(f)。
特別電動役物装置17内に入球した遊技球が、特定通路22(図3)を通過(V入賞)せず、そのまま特別電動役物装置17の作動時間が終了した場合、大当たりとはならない。
その場合、遊技者は、再び「左打ち」に戻し、第1始動口13を狙って遊技球を発射するが、その後の第1特別図柄の変動時は、特殊演出モードとなる。
「特殊演出モード」とは、演出の種類や画像が通常の演出とは明確に異なったゾーン演出であり、当該モードにおいて特定のリーチ演出となった場合には大当たりが確定するなど特殊な演出モードである。
図26は、本実施形態の遊技機における特殊演出モードを説明するための図である。
図26(a)は、通常の演出モードを示す変動パターンテーブルを示し、図26(b)は、特殊演出モードに用いる変動パターンテーブルを示している。
図26(a)に示す通常の演出モードでは、小当たり時には、変動パターン1−4が選択される。これは図6の場合(通常遊技状態)と同様である。
大当たり当選時には、変動パターン21〜24が選択される。
変動パターン21は変動時間が40秒、変動パターン22は変動時間が50秒、変動パターン23は変動時間が60秒、変動パターン24は変動時間が70秒となっている。
何れも、選択される割合が25/100に設定されている。
ハズレ時には、リーチ乱数が選択され、選択されたリーチ乱数「0」−「89」の場合は、リーチ演出を含まない変動パターン31、32が選択され、選択されたリーチ乱数が「90」−「99」の場合は、リーチ演出を含む変動パターン33、34が選択される。
変動パターン31は変動時間が5秒、変動パターン32は変動時間が10秒と変動時間が短く、変動パターン33、変動パターン34は、変動時間が長く設定されている。
それに対し、図26(a)に示す特殊演出モードでは、(突撃)大当たり時には変動時間の長い変動パターン23、24が選択され、小当たり時には、変動時間の短い(リーチ演出を伴わない)変動パターン31、32が選択され、小当たり時には変動時間の比較的短い変動パターン1、2が選択されるように設定されている。
このように設定したことで、変動時間が長い「アツ」いリーチを伴う演出が行われた時には直撃大当たりとなったことを遊技者は予想することが出来、遊技の興趣を高めることが出来る。
逆に、小当たりに当選したときに変動時間の長い変動パターン3、4が選択され、大当たりに当選したときに変動時間の比較的長い変動パターン21、22が選択されるように設定しても良い。
なお、小当たりに当選したことを示唆する演出は、画像表示装置7に表示する画像による演出のみならず、音声出力装置312を用いた音声による演出としてもよいし、画像、音声双方を用いた演出であってもよい。
さらに、本実施形態では、遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明したが、パチンコ機のみならず、スロットマシン、その他、磁気センサを有する遊技機に適用することができるのは言うまでも無い。
[第1の発明]
発射装置により発射された遊技球が流下可能な遊技領域3と、遊技領域3のうち第1領域に向けて発射された遊技球が通過可能な第1始動領域13と、遊技領域3のうち第2領域に向けて発射された遊技球が通過可能であり、遊技球が通過しにくい又は通過不能な第1状態と通過しやすい第2状態とに作動し得る第2始動領域14と、遊技領域3のうち第2領域に向けて発射された遊技球が通過可能であり、遊技球が通過不能な閉状態と通過可能な開状態とに作動し得る可変入賞領域17と、可変入賞領域17を通過した遊技球が通過可能な特定領域22と、第1始動領域13または第2始動領域14を遊技球が通過することによって所定の特別遊技を行うか否かを判定する判定手段212と、判定手段212による判定結果に基づいて、所定の図柄表示手段において図柄を変動表示させてから所定の変動時間経過後に当該判定結果を示す態様で図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、所定の演出手段7に演出を行わせる演出制御手段222と、判定手段212により第1特別遊技を行うと判定された場合、可変入賞領域17を所定時間開状態に作動させる開放遊技を含む第1特別遊技を行う第1特別遊技実行手段と、第1特別遊技が行われているときに特定領域22を遊技球が通過した場合に、遊技者にとって有利な第2特別遊技を行う第2特別遊技実行手段と、所定の作動条件成立により第2始動領域14を所定時間第2状態に作動させる非特定遊技状態、または非特定遊技状態よりも長い時間第2始動領域14を第2状態に作動させる特定遊技状態で遊技を制御可能な遊技状態制御手段と、を備え、演出制御手段222は、遊技球が第1始動領域13を通過することによって第1特別遊技を行う、と非特定遊技状態中に判定手段212により判定された場合、当該判定結果を示唆する第1の示唆演出を行わせ、遊技球が第1始動領域13を通過することによって第1特別遊技を行う、と特定遊技状態中に判定手段212により判定された場合、第1の示唆演出を行わせない。
従って、本実施形態の遊技機に不慣れな遊技者であっても、有利状態において適切に遊技球を発射することが出来、時短状態に移行するチャンスを確実に活かすことが出来る。その結果として遊技の興趣を向上することが出来る。
[第2の発明]
図柄表示制御手段は、遊技球が第1始動領域13を通過することによって第1特別遊技を行う、と特定遊技状態中に判定手段により判定された場合、遊技球が第1始動領域を通過することによって第1特別遊技を行う、と非特定遊技状態中に判定手段により判定された場合よりも、変動時間を短くする。
時短遊技状態における第1特別図柄の変動時間(小当たり示唆演出可能期間)は、通常遊技状態における第1特別図柄の変動時間(小当たり示唆演出可能期間)よりも短く設定されており、時短遊技中は、変動時間を短くすることで、遊技のスピード感を高め、遊技の興趣を著しく高めることが出来る。
[第3の発明]
演出制御手段222は、遊技球が第2始動領域14を通過することによって第1特別遊技を行う、と特定遊技状態中に判定手段により判定された場合と、遊技球が第1始動領域13を通過することによって第1特別遊技を行う、と非特定遊技状態中に判定手段により判定された場合とで、当該判定結果を示唆する演出として、同じ又は類似する第2の示唆演出を行わせる。
このようにすることにより、時短遊技状態であっても、遊技者は、小当たりに当選したことを推測し得るため、遊技の興趣を高めることが出来る。
1 遊技機、2 遊技盤、3 遊技領域、16 大入賞口、17 特別電動役物装置、17a 可動片、17b 特別電動役物入賞SW、17d 特別電動役物排出SW、21 振り分け部材、22 特定通路、22a 特定領域SW、23 非特定通路、211 遊技制御基板、212、222 CPU、213、223 ROM、214 224、RAM、221、演出制御基板、231、画像制御基板、241 ランプ制御基板、312 音声出力装置、313 演出用照明装置、320演出用可動照明装置
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
第1の形態の遊技機は、発射装置により発射された遊技球が流下可能な遊技領域と、前記遊技領域のうち第1領域に向けて発射された遊技球が通過可能な第1始動領域と、前記遊技領域のうち第2領域に向けて発射された遊技球が通過可能であり、遊技球が通過しにくい又は通過不能な第1状態と通過しやすい第2状態とに作動し得る第2始動領域と、前記遊技領域のうち前記第2領域に向けて発射された遊技球が通過可能であり、遊技球が通過不能な閉状態と通過可能な開状態とに作動し得る可変入賞領域と、前記可変入賞領域を通過した遊技球が通過可能な特定領域と、前記第1始動領域または前記第2始動領域を遊技球が通過することによって所定の特別遊技を行うか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、所定の図柄表示手段において図柄を変動表示させてから所定の変動時間経過後に当該判定結果を示す態様で前記図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、所定の演出手段に演出を行わせる演出制御手段と、前記判定手段により前記特別遊技を行うと判定された場合、前記可変入賞領域を前記開状態に作動させる開放遊技を含む第1特別遊技を行う第1特別遊技実行手段と、前記第1特別遊技が行われているときに前記特定領域を遊技球が通過した場合に、遊技者にとって有利な第2特別遊技を行う第2特別遊技実行手段と、記第2始動領域が前記第2状態に作動され易い特定遊技状態で遊技を制御可能な遊技状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記特別遊技を行う、と前記特定遊技状態で遊技が制御されていないときに前記判定手段により判定された場合、当該判定結果を示唆する第1の示唆演出を行わせ、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記特別遊技を行う、と前記特定遊技状態で遊技が制御されているときに前記判定手段により判定された場合、当該判定結果を示唆する演出であって前記第1の示唆演出とは異なる第2の示唆演出を行わせる、ことを特徴とする。
第2の形態の遊技機は、前記図柄表示制御手段は、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記特別遊技を行う、と前記特定遊技状態で遊技が制御されているときに前記判定手段により判定された場合、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記特別遊技を行う、と前記特定遊技状態で遊技が制御されていないときに前記判定手段により判定された場合よりも、前記変動時間を短くすることを特徴とする。
第3の形態の遊技機は、前記演出制御手段は、遊技球が前記第2始動領域を通過することによって前記特別遊技を行う、と前記特定遊技状態で遊技が制御されているときに前記判定手段により判定された場合と、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記特別遊技を行う、と前記特定遊技状態で遊技が制御されているときに前記判定手段により判定された場合とで、当該判定結果を示唆する示唆演出として、同じ又は類似する示唆演出を行わせることを特徴とする。

Claims (3)

  1. 発射装置により発射された遊技球が流下可能な遊技領域と、
    前記遊技領域のうち第1領域に向けて発射された遊技球が通過可能な第1始動領域と、
    前記遊技領域のうち第2領域に向けて発射された遊技球が通過可能であり、遊技球が通過しにくい又は通過不能な第1状態と通過しやすい第2状態とに作動し得る第2始動領域と、
    前記遊技領域のうち前記第2領域に向けて発射された遊技球が通過可能であり、遊技球が通過不能な閉状態と通過可能な開状態とに作動し得る可変入賞領域と、
    前記可変入賞領域を通過した遊技球が通過可能な特定領域と、
    前記第1始動領域または前記第2始動領域を遊技球が通過することによって所定の特別遊技を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて、所定の図柄表示手段において図柄を変動表示させてから所定の変動時間経過後に当該判定結果を示す態様で前記図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、
    所定の演出手段に演出を行わせる演出制御手段と、
    前記判定手段により第1特別遊技を行うと判定された場合、前記可変入賞領域を所定時間前記開状態に作動させる開放遊技を含む第1特別遊技を行う第1特別遊技実行手段と、
    前記第1特別遊技が行われているときに前記特定領域を遊技球が通過した場合に、遊技者にとって有利な第2特別遊技を行う第2特別遊技実行手段と、
    所定の作動条件成立により前記第2始動領域を所定時間前記第2状態に作動させる非特定遊技状態、または前記非特定遊技状態よりも長い時間前記第2始動領域を前記第2状態に作動させる特定遊技状態で遊技を制御可能な遊技状態制御手段と、
    を備え、
    前記演出制御手段は、
    遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記非特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合、当該判定結果を示唆する第1の示唆演出を行わせ、
    遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合、前記第1の示唆演出を行わせないことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記図柄表示制御手段は、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記非特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合よりも、前記変動時間を短くすることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機において、
    前記演出制御手段は、遊技球が前記第2始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合と、遊技球が前記第1始動領域を通過することによって前記第1特別遊技を行う、と前記特定遊技状態中に前記判定手段により判定された場合とで、当該判定結果を示唆する示唆演出として、同じ又は類似する第2の示唆演出を行わせることを特徴とする遊技機。
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