JP2016116121A - 光通信ランダマイズ装置 - Google Patents

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Shigeto Akutsu
重人 圷
克嘉 原澤
Katsuyoshi Harasawa
克嘉 原澤
本田 真
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真 本田
吉文 土井
Yoshifumi Doi
吉文 土井
健司 細井
Kenji Hosoi
健司 細井
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Abstract

【課題】光信号を電気信号に変換せずに、物理層での暗号化を可能にし、元の光通信のキャリアとなる光の性質を利用して、光信号をランダマイズする。【解決手段】強度変調された光信号を入力して、光通信量子暗号を用いて、入力された光信号の強度をランダマイズして送信する光通信ランダマイズ装置であって、共通鍵を元にしてRunning鍵を生成するRunning鍵生成部と、Running鍵生成部により生成されるRunning鍵に基づき、送信データから多値信号を生成する多値信号生成部と、多値信号生成部から入力される多値信号に従って、入力された光信号の強度を変化させる光強度変調部とを有する。光強度変調部には、入力された光信号のパワーを平均化して、それを増幅された信号を入力する。また、Running鍵の値に従って信号極性を反転させる。【選択図】 図6

Description

本発明は、光通信ランダマイズ装置に係り、特に、光信号を暗号化することにより、通信路における情報秘匿性を高めるのに好適な光通信ランダマイズ装置に関する。
光通信の伝送路を物理層において暗号化して情報を伝送する技術として、BB84やYuen量子暗号という光通信量子暗号技術が注目されている。Yuen量子暗号通信は、Y−00通信とも呼ばれ、光の量子ゆらぎ(量子ショット雑音)を変調によって拡散させ、盗聴者によって光信号を正確に受信できなくする通信技術であり、共通鍵量子暗号へ適用することが提唱されている。この共通鍵量子暗号は、2値の送信データを搬送する2値の光信号を一つのセット(基底という)とし、この基底を複数M個用意し、いずれの基底を使ってデータを送るかは暗号鍵に従う擬似乱数によって不規則に決める。現実的には光M値信号は量子ゆらぎによって識別ができないほど信号間距離が小さく設計されているため、結局、盗聴者は全く受信信号からデータ情報を読みとることができない。
正規の送受信者の光変復調装置は、2値のM個の基底を共通の擬似乱数にしたがって切り換えて通信するため、正規の受信者は信号間距離の大きな2値の信号判定によってデータを読みとることができる。量子ゆらぎによるエラーは無視でき、正規の送受信者間では正確な通信が可能となる。この光変調方式による暗号は、Yuen−2000暗号通信プロトコル(Y−00プロトコルと略称される)によるYuen量子暗号と呼ばれる。Yuen量子暗号を用いた通信の原理、および送受信装置の構成については、例えば、特許文献1、特許文献2に開示されている。
特開2006−303927号公報 特開2010−114662号公報
図9および図10を用いて従来技術に係る光通信の概要と、その伝送路に流れる情報を暗号化(ランダマイズ)する技術について説明する。図9は、光通信システムとその伝送路を暗号化(ランダマイズ)する技術の概要図である。図10は、従来技術に係るY−00プロトコルを利用した光通信ランダマイズ装置のブロック図である。
図9(a)に示すように、既存光通信装置600間の伝送路上でデータが暗号化されていない(非ランダマイズ状態)のときには、データの秘匿性に問題がある。そのため、図9(b)に示すように、既存光通信装置600間に、光通信ランダマイズ装置700を挟んで、伝送路上に流れるデータを暗号化(ランダマイズ)することを考える。
ここでは、図10に示す、Y−00プロトコルを利用した光通信ランダマイズ装置を使うことにする。光通信ランダマイズ装置700は、送信ブロックA、受信ブロックBの二つの機能ブロックに大別され、それぞれ既存光通信装置600の送信側と受信側に接続され、光通信ランダマイズ装置700の送信ブロックA、受信ブロックB間は、暗号化されて、データが送信される。
光通信ランダマイズ装置700の送信ブロックAは、図10に示すように、Running鍵生成部704、多値信号生成部706、光源発生部708、光変調部110、O/E変換部720からなる。
共有鍵102は、光通信ランダマイズ装置100と光受信装置200(共有鍵202)の間で共有される暗号鍵であり、多値信号の遷移パターンを決めるための元になるデジタルデータである。Running鍵生成部704は、共有鍵702を元データとして、擬似乱数(ランダムパターン)の性質を有するRunning鍵を生成する。これは、暗号強度を強化するために生成されるワンタイム鍵である。
O/E変換部720は、既存光通信装置から入力される光信号を、等価な情報を有する電気信号に変換する。この電気信号が送信データとなる。多値信号生成部706は、O/E変換部720から入力される送信データ(デジタルデータ)をRunning鍵に従って多値信号に変換する。
一方、光源発生部708は、例えば、フォトダイオードなどから構成され、一定レベルの強度を有する光を発生する。そして、光変調部710により、光源の出力光を多値信号に従って変調し、光多値信号を生成する。光多値信号は、例えば、強度変調の場合は、光の強度の違いより表現される。この暗号化された光多値信号は、伝送路を介して、他方の光通信ランダマイズ装置700の受信ブロックBに送られる。
次に、光通信ランダマイズ装置700の受信ブロックBは、図10に示すように、Running鍵生成部804、閾値生成部806、O/E(Optical/Electrical)変換部808、識別部810、E/O(Electrical/Optical)変換部812からなる。光通信ランダマイズ装置700の受信ブロックBでは、伝送路を介して、送られてきた光多値信号をO/E変換部808により、電気多値信号に変換する。
ここで、詳細は省くが、送信ブロックAと受信ブロックBの間の同期プロセスにより、共通のRunning鍵が使われて、閾値生成部806より、識別部810に入力される閾値が生成される。
識別部810では、入力されてきた閾値を用いて、O/E変換部808から出力される電気多値信号を識別して、送信データを復元する。なお、光変調に強度変調を用いた場合のデータ識別については、特許文献2の図2とその説明が参考になる。識別部810から出力される送信データ(電気信号)は、E/O(Electrical/Optical)変換部812に入力され、等価な情報を有する光信号に変換され、既存光通信装置600の受信側に入力される。
上記のように、既存の光通信システムに、光通信ランダマイズ装置を導入するにあたっては、光信号をいったん電気信号に変換して、再び、光信号にして送信している。そのため、元の光信号の情報が一部失われるという問題がある。例えば、光波長多重通信などのように、光の波長が意味を持つ場合に、キャリアとなる光の波長を記憶して、その波長を伝送路上で復元させてやらなければならず、そのために複雑な回路が必要になるという問題点がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、その目的は、光信号を電気信号に変換せずに、物理層での暗号化を可能にし、元の光通信のキャリアとなる光の性質を利用した光通信ランダマイズ装置を提供することにある。
本発明の光通信ランダマイズ装置は、好ましくは、位相変調された光信号を入力して、入力された光信号の位相をランダマイズして送信する光通信ランダマイズ装置であって、共通鍵を元にしてRunning鍵を生成するRunning鍵生成部と、Running鍵生成部により生成されるRunning鍵に基づき、送信データから多値信号を生成する多値信号生成部と、多値信号生成部から入力される多値信号に従って、入力された光信号の位相を変化させる光位相変調部と、を有する。
また、上記の光通信ランダマイズ装置において、さらに、位相が一定なリファレンス光源を発生させるリファレンス光源発生部と、入力される光信号と、リファレンス光源発生部からのリファレンス光源とを切り替えて、光位相変調部とに入力する光経路切替部と、光経路切替部とRunning鍵生成部の同期を制御する同期制御部とを有する。
また、本発明に係る光通信ランダマイズ装置は、好ましくは、強度変調された光信号を入力して、入力された光信号の強度をランダマイズして送信する光通信ランダマイズ装置であって、共通鍵を元にしてRunning鍵を生成するRunning鍵生成部と、Running鍵生成部により生成されるRunning鍵に基づき、送信データから多値信号を生成する多値信号生成部と、多値信号生成部から入力される多値信号に従って、入力された光信号の強度を変化させる光強度変調部と、を有する。
また、上記の光通信ランダマイズ装置において、さらに、Running鍵生成部により生成されるRunning鍵に基づき、入力され光信号の極性を反転した光極性反転部を有し、光強度変調部から出力される光信号と、光極性反転部から出力される光信号を合成して出力する。
また、上記の光通信ランダマイズ装置において、さらに、入力された光信号のパワーを平均化して、平均化パワーとして出力するパワー平均化部と、パワー平均化部から入力される平均化パワーを増幅する光アンプ部とを備え、光強度変調部は、光アンプ部により増幅された光信号を入力する。
また、上記の光通信ランダマイズ装置において、さらに、同期検出信号の入力により、Running鍵生成部の同期を制御する同期制御部と、
入力される光信号が、デランダマイズされた光信号であるか、強度一定な光信号であるかの別に従って、入力される光信号を、他の光通信装置に出力するか同期制御部に同期検出信号を出力するかを切り替える光経路切替部とを有する。
本発明によれば、光信号を電気信号に変換せずに、物理層での暗号化を可能にし、元の光通信のキャリアとなる光の性質を利用した光通信ランダマイズ装置を提供することができる。
第一の実施形態に係る光通信ランダマイズ装置を含む光通信システムの構成図である。 第一の実施形態に係る光通信ランダマイズ装置の構成図である。 第一の実施形態に係る位相変調信号におけるランダマイズの原理を説明する図である。 位相変調方式を用いたY−00プロトコルの原理を説明する図である。 第二の実施形態に係る光通信ランダマイズ装置を含む光通信システムの構成図である。 第二の実施形態に係る光通信ランダマイズ装置の構成図である。 パワー平均化部の実現原理を説明する図である。 第二の実施形態に係る強度変調信号におけるランダマイズの原理を説明する図である。 光通信システムとその伝送路を暗号化(ランダマイズ)する技術の概要図である。 Y−00プロトコルを利用した光通信ランダマイズ装置のブロック図である。
以下、本発明に係る各実施形態を、図1ないし図8を用いて説明する。
〔実施形態1〕
以下、図1ないし図4を用いて、第一の実施形態に係る光通信システムの光通信ランダマイズ装置について説明する。
図1は光通信ランダマイズ装置を含む光通信システムの構成図である。図2は光位相変調通信系に適用する光通信ランダマイズ装置の構成図である。図3は位相ランダマイズの原理を説明する図である。図4は位相変調によるY−00プロトコルの原理を説明する図である。
光通信ランダマイズ装置100は、図1に示すように、相対する既存光通信装置600a間の伝送路間に置かれて、既存光通信装置600aから送られてくる位相変調された光信号の位相を暗号化(ランダマイズ)する装置である。本実施形態に係る光通信ランダマイズ装置100も、送信ブロックAと受信ブロックBを有している。
図2に示すように、光通信ランダマイズ装置100の送信ブロックAには、光経路切替部102、光位相変調部104、同期制御部106、多値信号生成部108、Running鍵生成部110、リファレンス光源発生部114がある。
光通信ランダマイズ装置100の送信ブロックAでは、既存光通信装置600aから入力されてくる光信号を暗号化(ランダマイズ)して、伝送路を介して相対する光通信ランダマイズ装置100の受信ブロックBに送信する。その暗号化された光信号を受信した光通信ランダマイズ装置100の受信ブロックBは、復号化(デランダマイズ)して元の光信号に戻して、相対する既存光通信装置600aに入力する。
既存光通信装置600aでは、デジタル情報を光の位相に変調して情報を伝達する位相変調を行っている。本実施形態において、光通信ランダマイズ装置100の送信ブロックAでは、その位相変調の情報をランダマイズすることにより、光信号の暗号化を行う。ここでは、図3(a)に示す、空間信号ダイアグラムで表される四位相偏移変調(QPSK:quadriphase phase-shift keying)を例にあげて説明する。このQPSKは、例えば、例えば、90度ずつ離れた四段階の位相を用いて、1シンボルにつき、2ビットの情報を符号化する方式である。
Running鍵生成部110は、先ず、共有鍵112を入力して、擬似乱数(ランダムパターン)の性質を有するRunning鍵を生成する。そして、生成されたRunning鍵は、多値信号生成部108に入力されて、アナログ信号化された多値信号に変換される。通常、多値信号生成部108は、DAC(Digital Analog Converter)で実装される。
次に、多値信号生成部108により出力される多値信号は、光位相変調部104に入力されて、位相のランダマイズのために用いられる。光位相変調部104は、入力値に従って、位相変調をおこなう装置であり、例えば、MZ(マッハツェンダ)位相変調器を用いることができる。光位相変調部104では、入力された多値信号の値に従って、入力信号に対応する位相変調値をプラスする。例えば、図3(b)に示すように、多値信号の値に従って、ビット”00”の情報を表す位相(45度)が、プラス130度位相回転される。ここで、暗号強度を高めるためには、十分な数の多値信号を用意して、図3(c)に示すように、信号ダイアグラム上、様々な所に分散させることが望ましい。実用上は、10ビット〜16ビットで、1024から、65536程度の値を用意することが必要である。図3(c)では、多数の点が信号ダイアグラム上で、ランダマイズされた点が円周上にほぼ等間隔で分散されている様子を表している。
位相がこのようにランダマイズされた光信号は、伝送路を介して、相対する光通信ランダマイズ装置100の受信ブロックBに送られ、デランダマイズされる。すなわち、受信ブロックBでもRunning鍵生成部210は、先ず、共有鍵212(共有鍵112と同じ値のもの)を入力して、擬似乱数(ランダムパターン)の性質を有するRunning鍵を生成する。
そして、生成されたRunning鍵は、多値信号生成部208に入力されて、アナログ信号化された多値信号に変換される。多値信号は、復号用に反転された信号が、光位相変調部204に入力されて、送られてくる光信号の位相を復号(デランダマイズ)する。これは、送信側で回転した位相を反転させて、ランダマイズされる前の位相に戻す処理である。図3(b)で暗号化(ランダマイズ)された例の場合では、図3(c)に示すように、デランダマイズされることは、マイナス130度の位相回転をさせることを意味する。
なお、ここで、対比のためY−00プロトコルによる位相変調のランダマイズ・デランダマイズの原理を簡単に説明する。
従来技術に係る光信号のランダマイズは、図4(a)に示す、基準光信号(位相は、一種類:例えば、0度)を、多値信号に従って、αだけ位相回転させることを意味する。すなわち、Running鍵から決まるランダムな位相回転量αと伝送信号極性によって、αまたはα+180度に光信号を配置して、信号を伝送する。図4(b)の例では、位相角度αに1がマッピングされ、位相角度α+180度に0がマッピングされる。このαの値により、図4(c)に示すように、1,0のマッピング方向が異なり、位相角度360度全域に信号の1,0が分散する。このように、位相回転単位の順に1,0の極性が反転配置されるため、隣接した信号間の識別が、可能でない限り、位相角度情報を持たない盗聴者は、信号の判別、角度の判別ができない。
一方、Running鍵を保有する正規の受信者は、伝送信号の位相回転角および1,0の配置極性を知っているため、閾角度を基準とした180度単位の位相検波で復号することが可能というものである。この図4(d)の例では、閾角度が、135度であり、45度の所にある“1”か、225度の所にある“0”をその位相に従って読取ることになる。
このように、従来技術では、位相が一種類の基準光をランダマイズするものであったが、本実施形態は、図3(a)、図3(b)に示すように、元々位相変調されて、デジタル情報を位相として表現されている光信号をランダマイズに回転させることが異なっている。
次に、光通信ランダマイズ装置間での同期制御処理について説明する。上記のように、相対する光通信ランダマイズ装置間で、暗号(ランダマイズ)、復号(デランダマイズ)が正常におこなわれるためには、共通のRunning鍵を用いる必要がある。そのためにおこなわれるのが、同期制御処理である。
先ず、図2に示す、送信側の光通信ランダマイズ装置100の送信ブロックAのリファレンス光源発生部114で、リファレンス光源を発生させ、光経路切替部102に入力される。リファレンス光源とは、同期制御用の固定位相光源である。その後に、光経路切替部102は、入力光信号の経路に切り替える。
相対する受信側の光通信ランダマイズ装置100の受信ブロックBでは、光経路切替部202から、同期検出のための光信号を、同期制御部206へ出力するようにする。受信ブロックBで、Running鍵によるデランダマイズ動作を開始し、同期制御部206で監視している光信号の位相が固定状態になるまで、Running鍵の出力ビットを1ビットずつずらしていく。送信ブロックAのリファレンス光源発生部114で発生されるリファレンス光が、固定位相であることに鑑みてみれば、「監視している光信号位相が固定される」ことは、送信側の位相ランダマイズが、受信側の位相デランダマイズで吸収されていることを意味し、これにより、同期した(すなわち、受信側が、送信側で用いられたRunning鍵を見出した)ことになる。
同期確立後は、送信側では、光経路切替部102を、既存光通信装置600aからの入力光信号(ユーザデータ)に切り替え、受信側では、光経路切替部202の出力光信号(復号したユーザデータ)を、既存光通信装置600aに出力するようにして、それ以降は、ユーザデータの疎通が開始されることになる。
以上、本実施形態では、位相変調による光通信装置の間に介在して、光信号をランダマイズする光通信ランダマイズ装置について説明した。光信号の位相は、ランダマイズされるが、元の光信号をキャリアとして使い、その他の光の性質は、保持されるので、例えば、波長多重系光通信にそのまま利用できるなどのメリットがある。
〔実施形態2〕
以下、図5ないし図8を用いて、第二の実施形態に係る光通信システムの光通信ランダマイズ装置について説明する。
図5は光通信ランダマイズ装置を含む光通信システムの構成図である。図6は光通信ランダマイズ装置の構成図である。図7はパワー平均化部の実現原理を説明する図である。図8は強度変調信号におけるランダマイズの原理を説明する図である。
実施形態1における光通信ランダマイズ装置は、既存光通信装置600から送られてくる位相変調された光信号の位相を暗号化(ランダマイズ)する装置であった。これに対して、本実施形態の光通信ランダマイズ装置は、既存光通信装置600bから送られてくる強度変調された光信号を暗号化するものである。
本実施形態の光通信ランダマイズ装置は、図5に示すように、相対する既存光通信装置600b間の伝送路間に置かれて、既存光通信装置600bから送られてくる強度変調された光信号の強度を暗号化(ランダマイズ)する装置である。光通信ランダマイズ装置300も、送信ブロックAと受信ブロックBを有している。
光通信ランダマイズ装置300の送信ブロックAには、図4に示すように、光経路切替部302、パワー平均化部320、光アンプ部322、光強度変調部304、光極性変調部326、多値信号生成部308、Running鍵生成部310、リファレンス光源発生部314がある。
光通信ランダマイズ装置300の送信ブロックAでは、既存光通信装置600bから入力されてくる光信号を暗号化(ランダマイズ)して、伝送路を介して相対する光通信ランダマイズ装置300の受信ブロックBに送信する。その暗号化された光信号を受信した光通信ランダマイズ装置300の受信ブロックBは、復号化(デランダマイズ)して元の光信号に戻して、相対する既存光通信装置600bに入力する。
本実施形態において、既存光通信装置600bでは、デジタル情報を光の強度に変調して情報を伝達する強度変調をおこなっている例であり、光通信ランダマイズ装置300の送信ブロックAでは、その強度変調の情報をランダマイズすることにより、光信号の暗号化をおこなう例について説明する。
既存光通信装置600bから、図8(a)の(1)に示すように、光信号が入力される。入力光信号は、強度変調されており、ある強度のレベル(第一の光強度レベル)が、デジタルデータの“1”を表しており、その第一の光強度レベルから一定のレベル離れた第二の光強度レベルが、デジタルデータの“0”を表しているものとする。
入力光信号は、分岐して、パワー平均化部320と、光極性変調部326に入力される。パワー平均化部320は、分岐された光信号の平均パワーを抜き出すためのブロックであり、図7に示すように、複数分岐を有する光信号の遅延回路で実現することができる。図7に示す回路は、入力光信号を複数分岐し、光路長の異なるファイバや導波路を複数経由した信号を合流し、足し合わせることで平均化するものである。
光アンプ部322は、エルビウムドープトファイバー増幅器(EDFA)などにより実現され、信号を増幅するブロックである。パワー平均化部320により求められた平均化パワー(図8(b)の(3)、図8(c)の(4))は、次に、光アンプ部322に入力され、増幅された光パワーとなる((図8(d)の(5))。
また、Running鍵生成部310は、先ず、共有鍵312を入力して、擬似乱数(ランダムパターン)の性質を有するRunning鍵を生成する。生成されたRunning鍵は、多値信号生成部308に入力されて、アナログ信号化された多値信号に変換される。
次に、多値信号生成部308により出力される多値信号は、光強度変調部324に入力されて、光強度のランダマイズのために用いられる。すなわち、あるタイムスパンの光の強度を入力される多値信号に対応する基底の上にマッピングする(図8(e)の(6))。例えば、16レベルの基底遷移の場合、あるタイムスパンの光のレベルが、16レベルのどれか一つのレベルとして選択される。
なお、このように元の光信号を平均化して暗号化のためのベースのパワーとするのは、元の入力された光の性質をできるだけ活かす意味である。例えば、光強度は、変更されるが、光の波長は、この平均化と増幅処理によっても保存されることに留意する。
一方、Running鍵生成部310から、出力されるRunning鍵の値は、光極性変調部326に入力されて、多値信号の値に従って、光信号の0と1の極性を変換する(図8(f)の(2)′)。ここでは、多値信号の偶奇に従って、極性が交互に反転するようにする。
そして、光強度変調部324のいずれか一つのレベルの光信号(図8(e)の(6))と、光極性変調部326から出力される光信号(図8(f)の(2)′)が、合成された光信号(図8(e)の(7))が、光通信ランダマイズ装置300から出力される。図8(e)に示すように、各基底間の1/0が強度方向に狭ピッチで配置されるイメージである。なお、基底レベル数を増加すれば、全体のレベル間隔が狭まるため、ランダマイゼーション効果が高くなることはもとよりである。
そして、伝送路を介して、対向する光通信ランダマイズ装置の受信ブロックBでは、暗号された光信号を受信する。受信ブロックBでは、Running鍵生成部410により生成されるRunning鍵により、多値信号生成部408により、多値信号を生成し、光強度判別のための閾値と、信号の極性を求めて、送信されてくる光強度を識別して、元の光信号を復調(図8(h))し、既存光信号装置600bに出力する。
例えば、あるタイムスパンの光信号の基底が、6であり、基底が6のときには、信号の極性の上が1、下が0(これを(1,0)で表す。逆の極性は、(0,1))であるものとする。このとき、入力された光信号の表す情報が、“1”のときには、基底=6の表す光信号強度から、所定分プラスした強度に変調される。逆に、入力された光信号の表す情報が、“0”のときには、基底=6の表す光信号強度から、所定分マイナスした強度に変調される。タイムスパンの基底が、5のときには、信号の極性信号の極性が、逆の(0,1)となり、プラスとマイナスを逆にして変調する。
受信側では、基底が6のときに、基底=6の表す光強度を閾値とし、あるタイムスパンの光信号の強度が、基底=6の表す光強度より、上のときには、“1”を表す光信号とし、基底=6の表す光強度より、下のときには、“0”を表す光信号として、既存光信号装置600bに出力する。なお、実際には、光強度変調部420で、入力されてきた基底=6の表す光強度を差し引いて、既存光信号装置600bに出力すればよい。
逆に、基底が5のときに、基底=5の表す光強度を閾値とし、あるタイムスパンの光信号の強度が、基底=5の表す光強度より、上のときには、“0”を表す光信号とし、基底=5の表す光強度より、下のときには、“1”を表す光信号として、既存光信号装置600bに出力する。なお、実際には、光強度変調部420で、入力されてきた基底=6の表す光強度を差し引いて、その上で極性を反転させて、既存光信号装置600bに出力すればよい。
次に、光通信ランダマイズ装置間での同期制御処理について説明する。同期制御処理は、第一の実施形態と同様に、相対する光通信ランダマイズ装置間で、共通のRunning鍵を用いるための処理である。ただし、第一の実施形態では、位相変調による光通信での同期処理であったが、本実施形態では、強度変調による光通信での同期処理であるため、リファレンス光源や同期処理のためのファクターが、光の強度になることに注意を要する。
先ず、図6に示す送信側の光通信ランダマイズ装置300の送信ブロックAのリファレンス光源発生部314で、リファレンス光源を発生させ、光経路切替部302に入力される。リファレンス光源とは、同期制御用の固定強度光源である。その後に、光経路切替部302は、入力光信号の経路に切り替える。
相対する受信側の光通信ランダマイズ装置300の受信ブロックBでは、光経路切替部202から、同期検出のための光信号を、同期制御部406へ出力するようにする。受信ブロックBで、Running鍵によるデランダマイズ動作を開始し、同期制御部206で監視している光信号の強度が固定状態になるまで、Running鍵の出力ビットを1ビットずつずらしていく。送信ブロックAのリファレンス光源発生部114で発生されるリファレンス光が、固定強度であることに鑑みてみれば、「監視している光信号の強度が固定」ことは、送信側の位相ランダマイズが、受信側の位相デランダマイズで吸収されていることを意味し、これにより、同期した(すなわち、受信側が、送信側で用いられたRunning鍵を見出した)ことになる。
同期確立後は、送信側では、光経路切替部402を、既存光通信装置600bからの入力光信号(ユーザデータ)に切り替え、受信側では、光経路切替部402の出力光信号(復号したユーザデータ)を、既存光通信装置600bに出力するようにして、それ以降は、ユーザデータの疎通が開始されることになる。
以上、本実施形態では、強度変調による光通信装置の間に介在して、光信号をランダマイズする光通信ランダマイズ装置について説明した。光信号の強度は、ランダマイズされるが、元の光信号をキャリアとして使い、その他の光の性質は、保持されるので、例えば、波長多重系光通信にそのまま利用できるなどのメリットがある。
100…光通信ランダマイズ装置(位相変調)、112…共通鍵(送信ブロック側)、102…光経路切替部(送信ブロック側)、104…光位相変調部(送信ブロック側)、106…同期制御部(送信ブロック側)、108…多値信号生成部(送信ブロック側)、110…Running鍵生成部(送信ブロック側)、114…リファレンス光源発生部、212…共通鍵(受信ブロック側)、202…光経路切替部(受信ブロック側)、204…光位相変調部(受信ブロック側)、206…同期制御部(受信ブロック側)、208…多値信号生成部(受信ブロック側)、210…Running鍵生成部(受信ブロック側)、300…光通信ランダマイズ装置(強度変調)、312…共通鍵(送信ブロック側)、302…光経路切替部(送信ブロック側)、306…同期制御部(送信ブロック側)、308…多値信号生成部(送信ブロック側)、310…Running鍵生成部(送信ブロック側)、314…リファレンス光源発生部、320…パワー平均化部、322…光アンプ部、324…光強度変調部、326…光極性変調部、
412…共通鍵(受信ブロック側)、402…光経路切替部(受信ブロック側)、406…同期制御部(受信ブロック側)、408…多値信号生成部(受信ブロック側)、410…Running鍵生成部(受信ブロック側)、420…光強度変調部(受信ブロック側)、
702…共通鍵(送信ブロック側)、802…共通鍵(受信ブロック側)、704…Running鍵生成部(送信ブロック側)、804…Running鍵生成部(受信ブロック側)、706…多値信号生成部、806…閾値生成部、710…光変調部、720…O/E(Optical/Electrical)変換部(送信ブロック側)、808…O/E(Optical/Electrical)変換部(受信ブロック側)、810…識別部、
600,600a,600b…既存光通信装置。

Claims (10)

  1. 位相変調された光信号を入力して、前記入力された光信号の位相をランダマイズして送信する光通信ランダマイズ装置であって、
    共通鍵を元にしてRunning鍵を生成するRunning鍵生成部と、
    前記Running鍵生成部により生成されるRunning鍵に基づき、送信データから多値信号を生成する多値信号生成部と、
    前記多値信号生成部から入力される多値信号に従って、入力された光信号の位相を変化させる光位相変調部と、を有することを特徴とする光通信ランダマイズ装置。
  2. さらに、位相が一定なリファレンス光源を発生させるリファレンス光源発生部と、
    入力される光信号と、前記リファレンス光源発生部からのリファレンス光源とを切り替えて、前記光位相変調部とに入力する光経路切替部と、
    前記光経路切替部と前記Running鍵生成部の同期を制御する同期制御部と、を有することを特徴とする請求項1記載の光通信ランダマイズ装置。
  3. 位相変調された光信号を入力して、前記入力された光信号の位相をランダマイズして送信する光通信ランダマイズ装置から送信されてくる光信号をデランダマイズする光通信ランダマイズ装置であって、
    共通鍵を元にしてRunning鍵を生成するRunning鍵生成部と、
    前記Running鍵生成部により生成されるRunning鍵に基づき、送信データから多値信号を生成する多値信号生成部と、
    前記多値信号生成部から入力される多値信号に従って、ランダマイズ時に変化された光信号の位相分を、逆に変化させて、光信号を復調する光位相変調部と、を有することを特徴とする光通信ランダマイズ装置。
  4. さらに、同期検出信号の入力により、前記Running鍵生成部の同期を制御する同期制御部と、
    入力される光信号が、デランダマイズされた光信号であるか、位相一定な光信号であるかの別に従って、入力される光信号を、他の光通信装置に出力するか前記同期制御部に同期検出信号を出力するかを切り替える光経路切替部と、を有することを特徴とする請求項3記載の光通信ランダマイズ装置。
  5. 強度変調された光信号を入力して、前記入力された光信号の強度をランダマイズして送信する光通信ランダマイズ装置であって、
    共通鍵を元にしてRunning鍵を生成するRunning鍵生成部と、
    前記Running鍵生成部により生成されるRunning鍵に基づき、送信データから多値信号を生成する多値信号生成部と、
    前記多値信号生成部から入力される多値信号に従って、入力された光信号の強度を変化させる光強度変調部と、を有することを特徴とする光通信ランダマイズ装置。
  6. さらに、前記Running鍵生成部により生成されるRunning鍵に基づき、入力され光信号の極性を反転した光極性反転部を有し、
    前記光強度変調部から出力される光信号と、前記光極性反転部から出力される光信号を合成して、出力することを特徴とする請求項5記載の光通信ランダマイズ装置。
  7. さらに、入力された光信号のパワーを平均化して、平均化パワーとして出力するパワー平均化部と、
    前記パワー平均化部から入力される平均化パワーを増幅する光アンプ部と、を有し、
    前記光強度変調部は、前記光アンプ部により増幅された光信号を入力することを特徴とする請求項5記載の光通信ランダマイズ装置。
  8. さらに、強度が一定なリファレンス光源を発生させるリファレンス光源発生部と、
    入力される光信号と、前記リファレンス光源発生部からのリファレンス光源とを切り替えて、前記光位相変調部とに入力する光経路切替部と、
    前記光経路切替部と前記Running鍵生成部の同期を制御する同期制御部とを有することを特徴とする請求項5記載の光通信ランダマイズ装置。
  9. 強度変調された光信号を入力して、前記入力された光信号の強度をランダマイズして送信する光通信ランダマイズ装置から送信されてくる光信号をデランダマイズする光通信ランダマイズ装置であって、
    共通鍵を元にしてRunning鍵を生成するRunning鍵生成部と、
    前記Running鍵生成部により生成されるRunning鍵に基づき、送信データから多値信号を生成する多値信号生成部と、
    前記多値信号生成部から入力される多値信号に従って、ランダマイズ時に変化された光信号の強度を読取るための閾値を求めて、入力される光信号の強度と比較することにより、光信号を復調する光強度変調部と、
    を有することを特徴とする光通信ランダマイズ装置。
  10. さらに、同期検出信号の入力により、前記Running鍵生成部の同期を制御する同期制御部と、
    入力される光信号が、デランダマイズされた光信号であるか、強度一定な光信号であるかの別に従って、入力される光信号を、他の光通信装置に出力するか前記同期制御部に同期検出信号を出力するかを切り替える光経路切替部と、を有することを特徴とする請求項9記載の光通信ランダマイズ装置。
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