JP2005057313A - 光送信装置及び光受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信途中に外界から受ける雑音の影響を受けにくく、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高い光送信装置及び光受信装置を提供すること。
【解決手段】従来の課題を解決するために、本発明の光送信装置及び光受信装置は、強度変調、直接検波方式を有し、初期鍵により生成される擬似乱数の一部を用いることで、送信データのビット毎にビット反転の有無を指定するものである。これにより、量子検出理論に適応した秘匿性が増強し、長距離、高速通信を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、他の光通信システムと親和性が高く、長距離、高速度の通信を実現する機能を有する光の強度変調を用いた安全なメッセージ伝送システムの秘匿伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
量子力学の原理を使った暗号方式としては、Bennett及びBrassardによるBB84方式がよく知られている。しかしながら、BB84方式は、単一光子を用いることを前提としており、また現行の増幅器がそのまま使えないため、短距離、低速度のシステムしか実現できない。また、プロトコルは鍵の共有に限られている(非特許文献1参照)。
【0003】
これに対し、Yuenは、M−ary level cipherという新しい枠組みを提案し、送受信者の間での変復調は、同期を取りながら切り替えて通信することにより、上記のようなBB84方式の欠点が克服できることを指摘した。なお、上記の指摘に基づく暗号方式のことを以後Y00方式と呼ぶことにする。
【0004】
2002年、G.A.Barbosa、H.P.YuenらのNorthwestern大学のグループによって、Y00方式を具現化する通信装置が発表された(非特許文献2参照)。このY00方式の通信装置について図7を用いて説明する。図7において、レーザダイオード601は、コヒーレント状態の光を出力するものであり、外部位相変調器602、603は、送信データを変調するものであり、偏光ビームスプリッタ604は、受信した光を分離するものであり、フォトディテクタ605、606は、光の入力を検知するものであり、送信用擬似乱数発生部607、受信用擬似乱数発生部608は、初期鍵Ksの入力により同一の鍵となるビット列の乱数を発生するものであり、光通信路609は、光ファイバーなどの通信経路である。
【0005】
まず、送信側と受信側に同一の初期鍵Ksが、予め配布される。この初期鍵Ksを送信用擬似乱数発生部607及び受信用擬似乱数発生部608に入力すること同一の鍵となるビット列が出力される。
【0006】
次に、外部位相変調部602、603に、同一の鍵であるビット列を入力すると、通信に用いられる変調の方法が指定される。
【0007】
次に、外部位相変調部602が、送信データをレーザダイオード601から出力された2モードコヒーレント状態|α>|0>として表される光を用いて、変調する。
【0008】
ここで、外部位相変調部602は、光をM通りに偏向変調し、偏光変調きれた光は(式1)のように表すことができる。
【0009】
【数1】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
なお、Mは偶数であると仮定する。このとき、“0”、“1”を表現する方法として(式2)に表されているM/2通りを考える。
【0010】
【数2】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
【0011】
次に、外部位相変調部602によって偏向変調された光は、光通信路609を通って受信側に伝送される。次に、受信側の外部位相変調部603では、受信用擬似乱数発生部608の出力するビット列を用いて、受信した光を復調する。これにより外部位相変調部603から出力される状態は、“0”に対応する|α>|0>又は“1”に対応する|−α>|0>の2状態のうちのいずれかの状態となる。
【0012】
次に、偏光ビームスプリッタが、復調した受信光を分離し、“0”に対応する光はフォトディテクタ605に出力し、“1”に対応する光はフォトディテクタ606に出力する。次に、フォトディテクタ605が光を検出した場合は、受信データは“0”と出力され、フォトディテクタ606が光を検出した場合は、受信データは“1”と出力される。
【0013】
なお、初期鍵を共有していない盗聴者が情報を盗み見ようとしても、変調方式が不明であるため、高い確率で誤りが発生してしまう。また、正規の受信者の誤り確率が盗聴者の誤り確率より低い場合、盗聴者に流出する情報を“0”にすることができることが知られている。このように、予め共有している初期鍵から擬似乱数である変調方式を決定する鍵を発生させ、生成した鍵により変復調の方法を、送信側と受信側で同期して切り替えながらデータを送受信することにより、完全に安全な伝送が実現できる。
【0014】
【非特許文献1】
C.H.Bennett,G.Brassard,“Quantum Cryptography:Public key distribution and coin tossing”Proceedings of IEEE International Conference on Computers,System and Signal Processing,Bangalore,India(IEEE New York,1984)P175−179
【非特許文献2】
G.A.Barbosa、E.Corndorf、P,Kumar、H.P.Yuen、G.M.D’ariano、M.G.A.Paris、P.Perinotti、“secure Communication using coherent states”、Int.Conf.on Quantum Communication,Measurement and Computing,July,(2001、arXiv:quant−ph/021201・・8)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような光送信装置及び光受信装置では、情報が載せられている光の状態が壊れやすく、光ファイバを使った長距離伝送や高速通信には向かないという課題があった。
【0016】
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は通信途中に外界から受ける雑音の影響を受けにくく、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高い光送信装置及び光受信装置を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、本発明の光送信装置及び光受信装置は、強度変調、直接検波方式を有し、初期鍵により生成される凝似乱数の一部を用いることで、送信データのビット毎にビット反転の有無を指定するものである。 本構成により、量子検出理論に適応した秘匿性が増強し、長距離、高速通信を行うことができる。
【0018】
本発明の請求項1に記載の発明は、予め定められた初期値により擬似乱数を発生させる擬似乱数発生部と、前記擬似乱数に基づいて強度変調方式を選択する変調方式指定部と、前記選択された強度変調方式により送信データを変調したデータである変調データを出力するレーザ変調駆動部と、前記変調データをコヒーレント光として出力するレーザダイオードとを含む光送信装置としたものであり、光の強度に情報を載せて送るため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高いという作用を有する。
【0019】
本発明の請求項2に記載の発明は、擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力するビット反転部を更に含み、レーザ変調駆動部は、選択された強度変調方式により前記反転データを変調したデータである変調データを出力する請求項1記載の光送信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化することができるという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項3に記載の発明は、変調データは、1ビット毎に擬似乱数により選択された強度変調方式を用いて変調されたデータである請求項1又は2記載の光送信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化することができるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項4に記載の発明は、予め定められた初期値により擬似乱数を発生させる擬似乱数発生郡と、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換するフォトディテクタと、前記擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換する判定回路とを含む光受信装置としたものであり、光の強度に情報を載せた信号を受信するため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高いという作用を有する。
【0022】
本発明の請求項5に記載の発明は、擬似乱数に基づいてディジタルデータのビット反転を行ったデータを出力するビット反転部を更に含む請求項4記載の光受信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化することができるという作用を有する。
【0023】
本発明の請求項6に記載の発明は、ディジタルデータは、1ビット毎に擬似乱数により選択されたコヒーレント光の復調方式を用いて復調されたデータである請求項4又は5記載の光受信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化することができるという作用を有する。
【0024】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1記載の光送信装置と、請求項4記載の光受信装置とを含む光通信装置としたものであり、光の強度に情報を載せた信号を送受信するため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高いという作用を有する。
【0025】
本発明の請求項8に記載の発明は、予め定められた送信用初期値により第1の擬似乱数を発生させる送信用擬似乱数発生部と、前記第1の擬似乱数に基づいて強度変調方式を選択する変調方式指定部と、前記第1の擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力するビット反転部と、選択された強度変調方式により前記反転データを変調したデータである変調データを出力するレーザ変調駆動部と、前記変調データをコヒーレント光として出力するレーザダイオードとを含む光送信装置と、予め定められた受信用初期値により前記第1の擬似乱数と同一の第2の擬似乱数を発生させる受信用擬似乱数発生部と、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換するフォトディテクタと、前記第2の擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換する判定回路と、前記第2の擬似乱数に基づいてディジタルデータのビット反転を行ったデータを出力するビット反転部とを含む光受信装置を有する光通信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化することができるという作用を有する。
【0026】
本発明の請求項9に記載の発明は、変調データは、1ビット毎に第1の擬似乱数により選択された強度変調方式を用いて変調されたデータであり、ディジタルデータは、1ビット毎に第2の擬似乱数により選択されたコヒーレント光の復調方式を用いて復調されたデータである請求項8記載の光通信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化することができるという作用を有する。
【0027】
本発明の請求項10に記載の発明は、予め定められた初期値により擬似乱数を発生させ、前記擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力し、前記擬似乱数に基づいて強度変調方式を選択し、前記選択された強度変調方式により前記反転データを変調したデータである変調データを出力し、前記変調データをコヒーレント光として出力する光送信方法としたものであり、光の強度に情報を載せた信号を送信するため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高いという作用を有する。
【0028】
本発明の請求項11に記載の発明は、予め定められた初期値により擬似乱数を発生させ、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換し、前記擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換し、前記擬似乱数に基づいて前記ディジタルデータのビット反転を行ったデータである受信データを出力する光受信方法としたものであり、光の強度に情報を載せた信号を受信するため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高いという作用を有する。
【0029】
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項10記載の光送信方法と、請求項11記載の光受信方法とを含む光通信方法としたものであり、光の強度に情報を載せた信号を送受信するため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高いという作用を有する。
【0030】
本発明の請求項13に記載の発明は、予め定められた初期値により擬似乱数を発生させる擬似乱数発生部と、前記擬似乱数に基づいて符号化方法及び強度変調方式を選択する符号化変調方式指定部と、前記選択された符号化方法及び強度変調方式により送信データを符号化し、変調したデータである符号化変調データを出力する符号化レーザ駆動部と、前記符号化変調データに対応するコヒーレント光を出力するレーザダイオードとを含む光送信装置としたものであり、光の強度に情報を載せて送るため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高く、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0031】
本発明の請求項14に記載の発明は、擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力するビット反転部を更に含み、符号化レーザ駆動部は、選択された符号化方法と強度変調方式により前記反転データを符号化し、変調したデータである符号化変調データを出力する請求項13記載の光送信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化し、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0032】
本発明の請求項15に記載の発明は、符号化変調データは、1ビット毎に擬似乱数により選択された符号化方法及び強度変調方式を用いて符号化し、変調されたデータである請求項13又は14記載の光送信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化し、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0033】
本発明の請求項16に記載の発明は、予め定められた初期値により擬似乱数を発生させる擬似乱数発生部と、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換するフォトディテクタと、前記擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式と復号化方法を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換する復号判定回路とを含む光受信装置としたものであり、光の強度に情報を載せた信号を受信するため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高く、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0034】
本発明の請求項17に記載の発明は、擬似乱数に基づいてディジタルデータのビット反転を行ったデータを出力するビット反転部を更に含む請求項16記載の光受信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化し、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0035】
本発明の請求項18に記載の発明は、ディジタルデータは、1ビット毎に擬似乱数により選択されたコヒーレント光の復調方式と復号化方法を用いて復調し、復号化されたデータである請求項16又は17記載の光受信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化し、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0036】
本発明の請求項19に記載の発明は、請求項13記載の光送信装置と、請求項16記載の光受信装置とを含む光通信装置としたものであり、光の強度に情報を載せた信号を受信するため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高く、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0037】
本発明の請求項20に記載の発明は、予め定められた送信用初期値により第1の擬似乱数を発生させる送信用擬似乱数発生部と、前記第1の擬似乱数に基づいて強度変調方式及び符号化方法を選択する符号化変調方式指定部と、前記第1の擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力するビット反転部と、選択された符号化方法と、強度変調方式により前記反転データを符号化し、変調したデータである符号化変調データを出力する符号化レーザ変調駆動部と、前記符号化変調データをコヒーレント光として出力するレーザダイオードとを含む光送信装置と、予め定められた受信用初期値により前記第1の擬似乱数と同一の第2の擬似乱数を発生させる受信用擬似乱数発生部と、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換するフォトディテクタと、前記第2の擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式及び復号化方法を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換する復号判定回路と、前記第2の擬似乱数に基づいてディジタルデータのビット反転を行ったデータを出力するビット反転部とを含む光受信装置を有する光通信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化し、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0038】
本発明の請求項21に記載の発明は、符号化変調データは、1ビット毎に第1の擬似乱数により選択された符号化方法及び強度変調方式を用いて変調されたデータであり、ディジタルデータは、1ビット毎に第2の擬似乱数により選択されたコヒーレント光の復調方式及び復号化方法を用いて復調し、復号されたデータである請求項20記載の光通信装置としたものであり、通信時の秘匿性を強化し、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0039】
本発明の請求項22に記載の発明は、予め定められた初期値により擬似乱数を発生させ、前記擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力し、前記擬似乱数に基づいて符号化方法及び強度変調方式を選択し、前記選択された符号化方法及び強度変調方式により前記反転データを符号化し、変調したデータである符号化変調データを出力し、前記符号化変調データをコヒーレント光として出力する光送信方法としたものであり、通信時の秘匿性を強化し、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0040】
本発明の請求項23に記載の発明は、予め定められた初期値により擬似乱数を発生させ、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換し、前記擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式及び復号化方法を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換し、前記擬似乱数に基づいて前記ディジタルデータのビット反転を行ったデータである受信データを出力する光受信方法としたものであり、光の強度に情報を載せた信号を受信するため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高く、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0041】
本発明の請求項24に記載の発明は、請求項22記載の光送信方法と、請求項23記載の光受信方法とを含む光通信方法としたものであり、光の強度に情報を載せた信号を受信するため、通信途中に外界から受ける雑音の影響も受け難くなるため、長距離、高速通信が可能になり、従来の光通信のシステムとの親和性も高く、更に、送信データを符号化することで、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができるという作用を有する。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0043】
(実施の形態1)
図1は、第1の実施の形態による光送信装置及び光受信装置を示すブロック図である。図1において、光通信路101は、光ファイバなどの通信経路であり、レーザ変調駆動部102は、指定された変調方式を応じて光の強度を算出し、レーザダイオード103を駆動するものであり、レーザダイオード103は、光は強度の違うコヒーレント光を出力するものであり、フォトディテクタ104は、直接検波するため、受信した光の強度を電流に変えて出力するものであり、判定回路105は、フォトディテクタ104から出力された電流を復調するものである。
【0044】
また、送信用擬似乱数発生部106及び受信用類似乱数発生部107は、共通の初期鍵Ksを入力することにより、同一のビット列を出力するものであり、変調方式指定部108は、予め定められたM種類の変調方式の中から、擬似乱数発生部106が出力したビット列に対応する変調方式を選択するものであり、送信用ビット反転部109は、送信用擬似乱数発生部106が出力した1ビットのデータが“1”の場合のみ送信データをビット反転するものであり、受信用ビット反転部110は、受信用擬似乱数発生部107が出力した1ビットのデータが・・“1”の場合のみ送信データをビット反転するものである。
【0045】
なお、光送信装置は、送信用擬似乱数発生部106、変調方式指定部108、送信用ビット反転部109、レーザ変調駆動部102、レーザダイオード103を含む構成であり、光受信装置は、フォトディテクタ104、判定回路105、受信用擬似乱数発生部107、受信用ビット反転部110を含む構成である。
【0046】
以下、上記実施の形態に係る光送信装置について、図2を用いて説明する。まず、予め送信側と受信側で初期鍵を共有し、M(Mは自然数)通りの強度変復調方式を予め定めておく。次に、S201にて、送信用擬似乱数発生部106は、入力された初期鍵Ksに基づいて、変調方式を選択するためのビット列を出力する。なお、擬似乱数は、例えば、岡本龍明、山本博資「現代暗号」(産業図書、出版1997年第、p45−p63)に記載されている機構に基づくものを用いればよい。
【0047】
次に、S202にて、変調方式指定部108は、予め定められたM種類の変調方式の中から、送信用擬似乱数発生部106から出力されたビット列に対応する変調方式を選択する。次に、S203にて、送信用ビット反転指定部109は、送信用擬似乱数発生部106から出力された1ビットのデータが“1”である場合は、送信データをビット反転させる。ここで、変調方式の選択及びビット反転の有無の指定は、送信データのビットごとに行われる。従って、送信データ1ビットごとに、送信用擬似乱数発生部106は、C(logM)+1ビットの擬似乱数を発生させ、そのうちのC(logM)ビットを変調方式指定郡108に出力し、残り1ビットを送信用ビット反転指定部109に出力する。
【0048】
ここで、対数関数の指数は2であり、例えば、4種類の変調方式を記述するためにはC(4)=2ビットが必要であるが、5〜8種類の変調方式の時はC(・・5)=2+1=3ビットが必要となる。
【0049】
次に、S204にて、レーザ変調駆動部102は、ビット反転指定部109から出力された送信データを変調方式指定部108から指定された変調方式を用いて送信する光の強度を算出し、レーザダイオード103を駆動する。次に、S205にて、レーザダイオード103は、レーザ変調駆動部102の算出した光強度により、送信データを光通信路101に出力する。なお、本実施の形態では、強度変調方式を用いたが、外部変調方式により任意の強度のコヒーレント光を出力する構成としても、同様の結果を得ることができる。
【0050】
以下に、図3を用いて変調方法を説明する。本実施の形態では、レーザダイオード103から出力される光は強度の違うコヒーレント光であるとしている。コヒーレント光は、レーザダイオード103から出力される光の理想近似であり、ヒルベルト空間の加算無限個の直交基底(数状態)|n>を用いて、(式3)のように記述することができる。
【0051】
【数3】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
ここで、αは、複索振幅と呼ばれ、一般には複素数で表されるが、本実施の形態では、強度変調を考えているので、実数であると仮定してもよい。
【0052】
また、図3は、通信で使われるM個のコヒーレント状態(式4)を複素振幅の大きさ順に実直線状に並べたものである。なお、以下の説明を簡単にするために、Mは偶数個であると仮定することにする。
【0053】
【数4】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
【0054】
これらのコヒーレント状態は実直線上に等間隔に並んでいるものとする。いま変調方法i(i=1、‥・・、M)では、“0”、“1”のビット情報を送るため、|α >から|αM/2 >は“0”に対応し、|αM/2+1 >から|α >は“1”に対応し、第1の変調方式は、|α >により“0”を示し、|αM/2+1 >により“1”を示し、第2の変調方式は、|α >により“0”を示し、αM/2+2 >により“1”を示すものである。
【0055】
なお、光送信装置は、送信用ビット反転部109を省略して構成することも可能である。なお、本実施の形態では、変調方式を、1ビット毎に変更しているが、任意のビット毎に変調方式を変更することも可能である。
【0056】
次に、光受信装置について、図4を用いて説明する。まず、S401にて、レーザダイオード103から出力された光は、光ファイバ108をとおり、フォトディテクタ104で受信される。次に、S402にて、フォトディテクタ104は、受信した光の強度を電流に変えて出力する。次に、S403にて、判定回路105は、フォトディテクタ104から出力される電流を復調し、受信データを出力する。
【0057】
ここで、判定回路105は、受信用擬似乱数発生部107から生成される擬似乱数のビット列により、送信装置の変調方式指定部108で行われた変調方式を求め、求めた変調方式に対応する閾値によって閾値処理を行う直接検波方式により復調する。次に、S404にて、受信用ビット反転部110は、送信用ビット反転部109と同様に、受信用擬似乱数発生部107から出力されるビットが“1”である場合は、判定回路105の出力データのビットを反転させ、受信データとして出力する。
【0058】
なお、光受信装置は、受信用ビット反転部110を省略して構成することも可能である。ただし、この場合は信号の割り当ては、iが偶数の場合は、|α >により“0”を示し、|αM/2+i >により“1”を表すことにし、iが奇数の場合は、|α >により“1”を示し、|αM/2+i >により“0”を表すことにすればよい。なお、本実施の形態では、復調方式を、1ビット毎に変更しているが、任意のビット毎に復調方式を変更することも可能である。
【0059】
次に、本発明の安全性について、正規の受信者と盗聴者の誤り率を使って検証してみることにする。なお、これ以降、レーザ変調駆動部102によりレーザ変調される信号を(式5)に記述する。
【0060】
【数5】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
【0061】
ここで、Xはビット反転しない場合の信号であり、Y はビット反転する場合の信号である。変調数がM個の場合は、(式6)のように記述することができる。
【0062】
【数6】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
【0063】
まず、ビット反転による2つの変調方式(X 、Y )を考えるとき、盗聴者が、“0”であるとして観測する状態ρ0 と、“1”であるとして観測する状態ρ とは(式7)のように全く一致する。
【0064】
【数7】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
【0065】
このため、盗聴者は、“0”と“1”を区別することができないため、送信データ情報に直接アクセスすることはできない。ただし、盗聴者はデータ伝送に使われた量子状態の情報を知ろうとすることはできる。また、この結果を使って盗聴を行う可能性もある。このような場合、盗聴者は、ビット反転された変調数M個に対応する2M個の状態を識別することになり、隣り合う信号を区別する必要がある。この時の誤り確率は(式8)によって与えられることが知られている。これは、M.A.Nielsen、I.L.Chuang、“Quantum Computation and Quantum Information”,Cambridge University Press2000,pp.90−93の記載を参照することで、算出することができる。
【0066】
【数8】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
【0067】
ただし、(式8)の最小化問題を直接解くことは困難であるため、本実施の形態では、その上界と下界を評価することにする。まず、下界は隣り合う信号{|α >、|αi+1 >}に対する最小誤り確率(式9)によって与えられる。
【0068】
【数9】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
【0069】
上界は、Square root measurementを2M個の純粋状態に適用することによって得られる。これは、K.Kato,M.Osaki,M.Sasaki,O.Hirota,“Quantum detectionand mutual information for QAM and PSK signals”、IEEE Transactions on Communications,vol.47,No.2,pp.248−254,1999を参照することで、算出することができる。 図5は、この場合の誤り確率と変調方式数2Mの関係を表したグラフである。なお、グラフ中の記号αmaxは、信号エネルギーの最大値で、α に相当している。このグラフより、最大信号エネルギーαmax とビット反転を含めた変調方式数2M個を調整することにより、盗聴者の誤り確率を1に近くすることができる。
【0070】
これは、コヒーレント状態の発光強度の幅を固定した場合に、変調方式数2M個を増加すると、隣り合う信号の間隔が狭まり、盗聴者は、隣り合う信号を区別することが困難になるために、盗聴者の誤り確率は1に近づくことになる。
これに対して、正規の受信者の誤り確率は(式10)によって与えられる。
【0071】
【数10】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
【0072】
これは、ビット反転を含めた変調方式数2Mにはよらずに決まる値であり、0に近い値にとることができる。これはまた、正規の受信者は、ビット反転の有無が既知であるため、{α >、|αM/2+i >}を区別することができればよい。これは、コヒーレント状態の発光強度の幅を固定した場合に、変調方式数2M個を増加することにより、隣り合う信号の間隔が狭まったとしても、{α >、|αM/2+i >}の間隔は一定であるため、正規の受信者の誤り確率は、ビット反転を含めた変調方式数2Mに依存することなく、0に近い値を取ることができる。
【0073】
すなわち、かかる構成によれば、コヒーレント光の強度変調により送信データを変調し、直接検波により受信データを復調し、更に、1ビット毎に変調方式を変更及び反転を行うことにより、既存の光通信システムとの親和性が高い、量子検出理論に基づいて秘匿性が保証された光送信装置及び光受信装置を提供することが可能である。
【0074】
また、本実施の形態の光送信装置及び光受信装置では、光の強度により情報を送受信しており、光の位相により情報を送受信する従来の光送信装置及び光受信装置より、伝送中の雑音に強いため、長距離、高速通信を実現することが可能になる。
【0075】
(実施の形態2)
図6は、第2の実施の形態による光送信装置及び光受信装置の構成を示す図であり、第1の実施の形態による光送信装置及び光受信装置に、誤り訂正符号化機能を付加したものである。
【0076】
符号化変調方式指定部701は、擬似乱数により符号化方法及び変調方式を指定するものであり、符号化レーザ変調駆動部702は、擬似乱数により指定された符号化方法を用いて送信データを符号化し、擬似乱数により指定された変調方式により符号化した送信データを変調するものであり、復号判定回路703は、光送信装置と同一の擬似乱数により指定された復調方式により受信データを復調し、同一の擬似乱数により指定された復号化方法により復調された受信データを復号化するものである。
【0077】
なお、図6におけるほかの構成要素の動作は、第1の実施の形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0078】
まず、光送信装置について説明する。符号化変調方式指定部701は、送信データ“0”、“1”に対して(数11)のように複数の強度の光を対応付ける符号化方法を指定する。
【0079】
【数11】
Figure 2005057313
Figure 2005057313
【0080】
これに対し、第1の実施の形態では、変調方式指定部108は“0”、“1”に対して、一つの光の強度を対応付けていた。第2の実施の形態では、(001、110)、(010、101)、(100、011)という3組の誤り訂正符号を使い分けて1ビットのデータを送っていると見ることができる。即ち、(数11)のXi,1には(001、110)が対応し、Xi,2には(010、101)が対応し、Xi,3には(100、011)が対応する。
【0081】
まず、符号化変調方式指定部701は、送信用乱数発生部106から出力される乱数列によって、(数11)に記載されている3M通りの符号化方法及び変調方式のうちの一つを指定する。
【0082】
次に、符号化レーザ変調駆動部702は、符号化変調方式指定部701からの指定に従った符号化方法及び変調方式Xi,j(i=1、・・・、M,j=1、2、3)に基づき、送信用ビット反転部109から出力されたビットデータに応じてレーザダイオード103を駆動することで、送信データの符号化と変調を行う。
【0083】
例えば、符号化変調方式指定部701により、符号化方法及び変調方式Xi,1が指定され、ビットデータ“0”が送信用ビット反転部109から出力されたとき、符号化レーザ変調駆動部702は、レーザダイオード103を駆動して、|α(i)>|α(i)>|α(M+i)>という3つの光の状態を、順次、時系列で発生させる。
【0084】
次に、光受信装置について説明する。まず、復号判定回路703は、フォトディテクタ104により受信された受信データを、受信用擬似乱数発生部107から出力される擬似乱数により、送信側の符号化方法及び変調方式に対応した復号化方法及び復調方式を求め、受信データの復調及び復号を実行する。
【0085】
例えば、符号化及び変調方式Xi,1によってビットデータが送られてきた場合、復号判定回路703では、受信した3つの状態が、|α(i)>であるか、|α(M+i)>であるかを判定し、その結果によりビットデータが、“0”であるか“1”であるかを判定する。この時、宮川、岩垂、今井「符号理論」電子情報通信学会、昭和48年、p.19に記載されている通り、誤り訂正の原理を用いれば、3つの状態のうちの一つを誤って判定したとしても、最終的なビットデータの判定は間違わない。
【0086】
なお、本実施例は、(001、110)、(010、101)、(100、011)という符号長3の3組の符号化方法に基づいているが、これ以外の符号化方法を用いてもよい。符号長NのL組の任意の符号化方法を用いて同様の装置が実現できる(Nは2以上の自然数、Lは1以上の自然数)。
【0087】
また、使用する符号化方法を送信ビット毎に、擬似乱数により切り替えることにより、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができる。
【0088】
すなわち、第2の実施の形態による構成によれば、誤り訂正の原理を用いて、コヒーレント光の強度変調により送信データを符号化及び変調を行い、直接検波により受信データを復調及び復号化し、更に、1ビット毎に変調方式を変更及び反転を行うことにより、既存の光通信システムとの親和性が高い、量子検出理論に基づいて秘匿性が保証された光送信装置及び光受信装置を提供することが可能である。
【0089】
更に、使用する誤り訂正符号を伝送ビット毎に擬似乱数にしたがって切り替えることにより、盗聴の危険性を増やすことなく、信頼性の高い通信を実現することができる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コヒーレント光の強度変調により送信データを変調し、直後検波により受信データを復調し、更に、1ビット毎に変調方式を変更及び反転を行うことにより、本構成により、従来の光通信システムとの親和性が高く、長距離、高速通信が可能な光送信装置及び光受信装置を提供することができる。更に、本発明の光送信装置及び光受信装置は量子検出理論に基づいて、秘匿性が保証されており、安全性保証の理論を構築することも容易である。
【0091】
更に、誤り訂正の原理を用いることにより、雑音のある通信路でも伝送誤りが生じにくく且つ秘匿性が保証された通信が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による光送信装置及び光受信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態による光送信方法を示すフローチャート
【図3】本発明の第1の実施の形態による変調方式を示す図
【図4】本発明の第1の実施の形態による光受信方法を示すフローチャート
【図5】本発明の第1の実施の形態による誤り率と変調方式数の関係を示す図
【図6】本発明の第2の実施の形態による光送信装置及び光受信装置の構成を示す図
【図7】従来の光送信装置及び光受信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 光通信路
102 レーザ変調駆動部
103 レーザダイオード
104 フォトディテクタ
105 判定回路
106 送信用擬似乱数発生部
107 受信用擬似乱数発生部
108 変調方式指定部
109 送信用ビット反転部
110 受信用ビット反転部
701 符号化変調方式指定部
702 符号化レーザ変調駆動部
703 復号判定回路

Claims (24)

  1. 予め定められた初期値により擬似乱数を発生させる擬似乱数発生部と、前記擬似乱数に基づいて強度変調方式を選択する変調方式指定部と、前記選択された強度変調方式により送信データを変調したデータである変調データを出力するレーザ変調駆動部と、前記変調データをコヒーレント光として出力するレーザダイオードとを含む光送信装置。
  2. 擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力するビット反転部を更に含み、レーザ変調駆動部は、選択された強度変調方式により前記反転データを変調したデータである変調データを出力する請求項1記載の光送信装置。
  3. 変調データは、1ビット毎に擬似乱数により選択された強度変調方式を用いて変調されたデータである請求項1又は2記載の光送信装置。
  4. 予め定められた初期値により擬似乱数を発生させる擬似乱数発生部と、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換するフォトディテクタと、前記擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換する判定回路とを含む光受信装置。
  5. 擬似乱数に基づいてディジタルデータのビット反転を行ったデータを出力するビット反転部を更に含む請求項4記載の光受信装置。
  6. ディジタルデータは、1ビット毎に擬似乱数により選択されたコヒーレント光の復調方式を用いて復調されたデータである請求項4又は5記載の光受信装置。
  7. 請求項1記載の光送信装置と、請求項4記載の光受信装置とを含む光通信装置。
  8. 予め定められた送信用初期値により第1の擬似乱数を発生させる送信用擬似乱数発生部と、前記第1の擬似乱数に基づいて強度変調方式を選択する変調方式指定部と、前記第1の擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力するビット反転部と、選択された強度変調方式により前記反転データを変調したデータである変調データを出力するレーザ変調駆動都と、前記変調データをコヒーレント光として出力するレーザダイオードとを含む光送信装置と、予め定められた受信用初期値により前記第1の擬似乱数と同一の第2の擬似乱数を発生させる受信用擬似乱数発生部と、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換するフォトディテクタと、前記第2の擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換する判定回路と、前記第2の擬似乱数に基づいてディジタルデータのビット反転を行ったデータを出力するビット反転部とを含む光受信装置を有する光通信装置。
  9. 変調データは、1ビット毎に第1の擬似乱数により選択された強度変調方式を用いて変調されたデータであり、ディジタルデータは、1ビット毎に第2の擬似乱数により選択されたコヒーレント光の復調方式を用いて復調されたデータである請求項8記載の光通信装置。
  10. 予め定められた初期値により擬似乱数を発生させ、前記擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力し、前記擬似乱数に基づいて強度変調方式を選択し、前記選択された強度変調方式により前記反転データを変調したデータである変調データを出力し、前記変調データをコヒーレント光として出力する光送信方法。
  11. 予め定められた初期値により擬似乱数を発生させ、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換し、前記擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換し、前記擬似乱数に基づいて前記ディジタルデータのビット反転を行ったデータである受信データを出力する光受信方法。
  12. 請求項10記載の光送信方法と、請求項11記載の光受信方法とを含む光通信方法。
  13. 予め定められた初期値により擬似乱数を発生させる擬似乱数発生部と、前記擬似乱数に基づいて符号化方法及び強度変調方式を選択する符号化変調方式指定部と、前記選択された符号化方法及び強度変調方式により送信データを符号化し、変調したデータである符号化変調データを出力する符号化レーザ駆動部と、前記符号化変調データに対応するコヒーレント光を出力するレーザダイオードとを含む光送信装置。
  14. 擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力するビット反転部を更に含み、符号化レーザ駆動部は、選択された符号化方法と強度変調方式により前記反転データを符号化し、変調したデータである符号化変調データを出力する請求項13記載の光送信装置。
  15. 符号化変調データは、1ビット毎に擬似乱数により選択された符号化方法及び強度変調方式を用いて符号化し、変調されたデータである請求項13又は14記載の光送信装置。
  16. 予め定められた初期値により擬似乱数を発生させる擬似乱数発生部と、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換するフォトディテクタと、前記擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式と復号化方法を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換する復号判定回路とを含む光受信装置。
  17. 擬似乱数に基づいてディジタルデータのビット反転を行ったデータを出力するビット反転部を更に含む請求項16記載の光受信装置。
  18. ディジタルデータは、1ビット毎に擬似乱数により選択されたコヒーレント光の復調方式と復号化方法を用いて復調し、復号化されたデータである請求項16又は17記載の光受信装置。
  19. 請求項13記載の光送信装置と、請求項16記載の光受信装置とを含む光通信装置。
  20. 予め定められた送信用初期値により第1の擬似乱数を発生させる送信用擬似乱数発生部と、前記第1の擬似乱数に基づいて強度変調方式及び符号化方法を選択する符号化変調方式指定部と、前記第1の擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力するビット反転部と、選択された符号化方法と、強度変調方式により前記反転データを符号化し、変調したデータである符号化変調データを出力する符号化レーザ変調駆動部と、前記符号化変調データをコヒーレント光として出力するレーザダイオードとを含む光送信装置と、予め定められた受信用初期値により前記第1の擬似乱数と同一の第2の擬似乱数を発生させる受信用擬似乱数発生部と、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換するフォトディテクタと、前記第2の擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式及び復号化方法を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換する復号判定回路と、前記第2の擬似乱数に基づいてディジタルデータのビット反転を行ったデータを出力するビット反転部とを含む光受信装置を有する光通信装置。
  21. 符号化変調データは、1ビット毎に第1の擬似乱数により選択された符号化方法及び強度変調方式を用いて変調されたデータであり、ディジタルデータは、1ビット毎に第2の擬似乱数により選択されたコヒーレント光の復調方式及び復号化方法を用いて復調し、復号されたデータである請求項20記載の光通信装置。
  22. 予め定められた初期値により擬似乱数を発生させ、前記擬似乱数に基づいて送信データのビット毎にビット反転を行ったデータである反転データを出力し、前記擬似乱数に基づいて符号化方法及び強度変調方式を選択し、前記選択された符号化方法及び強度変調方式により前記反転データを符号化し、変調したデータである符号化変調データを出力し、前記符号化変調データをコヒーレント光として出力する光送信方法。
  23. 予め定められた初期値により擬似乱数を発生させ、コヒーレント光の強度を測定し、電気信号に変換し、前記擬似乱数に基づいて前記コヒーレント光の復調方式及び復号化方法を選択し、前記電気信号をディジタルデータに変換し、前記擬似乱数に基づいて前記ディジタルデータのビット反転を行ったデータである受信データを出力する光受信方法。
  24. 請求項22記載の光送信方法と、請求項23記載の光受信方法とを含む光通信方法。
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