JP2016116033A - 弾性波デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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畑山 和重
Kazue Hatayama
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Abstract

【課題】厚膜化が可能であり、かつ弾性波素子等へのダメージの導入を抑制すること。【解決手段】基板10上に弾性波素子の電極を形成する工程と、前記基板上に前記電極の少なくとも一部が露出する第1開口52を有する第1マスク層50を形成する工程と、前記基板上に、前記第1開口内の前記電極に接触し、前記第1マスク層を覆うようにシード層16を形成する工程と、前記シード層上に、前記第1開口に重なる第2開口56を有する第2マスク層54を形成する工程と、前記シード層から給電することにより、前記第2開口内の前記シード層上にめっき層22を形成する工程と、前記第1マスク層および前記第2マスク層を除去することにより、前記第1開口以外の前記シード層をリフトオフする工程と、を含む弾性波デバイスの製造方法。【選択図】図4

Description

本発明は、弾性波デバイスおよびその製造方法に関し、例えば配線としてめっき層を有する弾性波デバイスおよびその製造方法に関する。
弾性波デバイスは、移動体通信用のフィルタ等に用いられている。基板上に形成された弾性波素子間または弾性波素子と外部端子とを接続する配線をリフトオフ法を用い形成することが知られている(特許文献1、2)
特開2003−101373号公報 特開2003−174056号公報
電気的特性を向上させるため、配線は厚いほうが好ましい。しかし、リフトオフ法を用い配線を形成する方法では配線の厚膜化が難しい。一方、めっき法を用い配線を形成する方法では、弾性波素子等にダメージが導入されてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、厚膜化が可能であり、かつ弾性波素子等へのダメージの導入を抑制することを目的とする。
本発明は、基板上に弾性波素子の電極を形成する工程と、前記基板上に前記電極の少なくとも一部が露出する第1開口を有する第1マスク層を形成する工程と、前記基板上に、前記第1開口内の前記電極に接触し、前記第1マスク層を覆うようにシード層を形成する工程と、前記シード層上に、前記第1開口に重なる第2開口を有する第2マスク層を形成する工程と、前記シード層から給電することにより、前記第2開口内の前記シード層上にめっき層を形成する工程と、前記第1マスク層および前記第2マスク層を除去することにより、前記第1開口以外の前記シード層をリフトオフする工程と、を含むことを特徴とする弾性波デバイスの製造方法である。
上記構成において、前記第2マスク層を形成する工程は、前記第1開口内の前記第1マスク層の側面に形成されたシード層の側面が前記第2マスク層で覆われるように、前記第1開口より小さい第2開口を有する前記第2マスク層を形成する工程を含む構成とすることができる。
本発明は、基板と、前記基板上に形成された弾性波素子の電極と、前記電極と電気的に接続されるように前記電極上に形成されたシード層と、前記シード層上に形成されためっき層と、を具備し、前記シード層は前記めっき層より側方に突出することを特徴とする弾性波デバイスである。
本発明によれば、厚膜化が可能であり、かつ弾性波素子等へのダメージの導入を抑制することができる。
図1は、実施例1に係る弾性波デバイスの平面図である。 図2は、図1の範囲Bを拡大した図である。 図3(a)から図3(d)は、実施例1に係る弾性波デバイスの製造方法(その1)を示す断面図である。 図4(a)から図4(c)は、実施例1に係る弾性波デバイスの製造方法(その2)を示す断面図である。 図5(a)および図5(b)は、それぞれ図3(d)および図4(c)の範囲Cの拡大図である。
図面を参照し、本発明の実施例について説明する。
実施例1は、弾性波素子として弾性表面波素子を用いる例である。図1は、実施例1に係る弾性波デバイスの平面図である。図1に示すように、基板10上に弾性波素子30が形成されている。弾性波素子30間および弾性波素子30と外部端子用パッド38との間に配線36が形成されている。弾性波素子30は、直列共振器S1からS4および並列共振器P1からP3である。パッド38は、信号端子T1およびT2、グランド端子Gである。信号端子T1とT2との間に、配線36を介し直列共振器S1からS4が直列に接続され、並列共振器P1からP3が並列に接続されている。これにより、弾性波デバイス100は、ラダー型フィルタとして機能する。
図2は、図1の範囲Bを拡大した図である。図2に示すように、弾性波素子30は、IDT(Interdigital Transducer)32と反射器34を有する。IDT32の弾性波伝搬方向の両側に反射器34が形成されている。IDT32は、対向する一対の櫛形電極44を有する。櫛形電極44は、複数の電極指40とバスバー42を有している。複数の電極指40はバスバー42に接続されている。配線36は、バスバー42と電気的に接続されている。
図3(a)から図4(c)は、実施例1に係る弾性波デバイスの製造方法を示す断面図である。図5(a)および図5(b)は、それぞれ図3(d)および図4(c)の範囲Cの拡大図である。図3(a)に示すように、基板10上に金属膜12を形成する。基板10は、例えばタンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板等の圧電基板である。金属膜12は、例えばアルミニウム膜である。金属膜12は、例えばスパッタリング法およびエッチング法を用い形成する。金属膜12により、電極指40およびバスバー42を有する弾性波素子30が形成される。金属膜12の膜厚は例えば150nmから400nmである。金属膜12は、銅膜等でもよい。弾性波素子30上に保護膜14を形成する。保護膜14は例えば膜厚が20nmの酸化シリコン膜である。保護膜14は、例えばスパッタリング法およびエッチング法を用い形成する。
図3(b)に示すように、配線を形成する領域に開口52が形成されるように、基板10上にマスク層50を形成する。開口52は、バスバー42の一部に形成されている。マスク層50は、後のベークに耐えることができる程度の耐熱性を有し、例えば膜厚が2μm以上のフォトレジスト膜である。マスク層50は、例えばフォトリソグラフィ法を用い形成する。
図3(c)に示すように、マスク層50を覆うように、基板10上にシード層16を全面に形成する。シード層16は、例えば基板10側から膜厚が0.2μmのチタン膜および膜厚が0.15μmの金膜である。シード層16は、例えば蒸着法を用い形成する。シード層16は、基板10側から膜厚が0.1μmのチタン膜および膜厚が0.3μmの銅膜でもよい。シード層16は、スパッタリング法を用い形成してもよいが、リフトオフ法を用いるため蒸着法を用い形成することが好ましい。シード層16の基板10側の膜は、金属膜12との密着性を向上させる密着膜である。金属膜12がアルミニウム膜のとき、密着膜は例えばチタン膜である。シード層16の上側の膜はめっきのシードとして機能し、めっき層と同じ材料であることが好ましい。
図3(d)に示すように、配線を形成する領域に開口56が形成されるように、シード層16上にマスク層54を形成する。マスク層54は、例えば膜厚が7μmのフォトレジスト膜である。マスク層54は、例えばフォトリソグラフィ法を用い形成する。開口56は開口52より小さく開口56が開口52に含まれるように形成する。
図5(a)に示すように、マスク層54はマスク層50の側方を覆うように形成されている。マスク層50の側面に形成されたシード層16とマスク層54の側面との距離L1は、例えば0.5μmから2μm程度である。マスク層54の膜厚は、マスク層54がシード層16の側面を覆う程度であればよい。
図4(a)に示すように、開口56にめっき層22を形成する。めっき層22は、基板側から下層18、バリア層(不図示)および上層20を含む。下層18は例えば膜厚が3μmの銅層である。バリア層は、例えば膜厚が0.3μmのパラジウム層である。上層20は、例えば膜厚が1μmの金層である。めっき層22は、シード層16から電流を供給し、電解めっき法を用い形成する。下層18は、厚膜化が可能であり、電気抵抗率が低くかつ非磁性である材料が好ましい。このため、下層18は、銅層または金層が好ましい。下層18の膜厚は配線36の低抵抗化のため例えば1μm以上が好ましい。めっき層22上にスタッドバンプを形成する場合、上層20は金層であることが好ましい。バリア層は、下層18と上層20との加熱または経時変化にともなう相互拡散を抑制する。下層18が銅層、上層20が金層の場合、バリア層は、膜厚が0.2μm程度のパラジウム層またはニッケル層が好ましい。上層20は、無電解めっき法を用い形成することもできる。この場合、上層20の膜厚は例えば0.4μmである。また、バリア層および上層20を蒸着法を用い形成することもできる。この場合、バリア層は例えば膜厚が0.2μmのチタン層、上層20は、膜厚が0.4μmの金層である。
図4(b)に示すように、マスク層50および54を例えば有機溶剤を用い除去する。このとき、マスク層50および54の間に形成されたシード層16がリフトオフされる。シード層16のリフトオフため、有機溶剤を高圧で噴射してもよい。また、有機溶剤中で超音波洗浄してもよい。図5(a)の距離L1が適切に確保されていない場合、マスク層50の側面に形成されたシード層16がめっき層22の側面に残存することがある。
図4(c)に示すように、パッドのめっき層22上にスパッドバンプ等のバンプ24を形成する。図5(b)に示すように、シード層16は、めっき層22から距離L2突出する。距離L2は距離L1とほぼ同じである。
実施例1によれば、図3(a)のように、基板10上にIDTを含む金属膜12を形成する。図3(b)のように、金属膜12の少なくとも一部が露出する開口52(第1開口)を有するマスク層50(第1マスク層)を形成する。図3(c)のように、基板10上に、開口52内の金属膜12からなる電極に接触し、マスク層50を覆うようにシード層16を形成する。図3(d)のように、シード層16上に、開口52に重なる開口56(第2開口)を有するマスク層54(第2マスク層)を形成する。図4(a)のように、シード層16から給電することにより、開口56内のシード層16上にめっき層22を形成する。図4(b)のように、マスク層50およびマスク層54を除去することにより、開口52以外のシード層16をリフトオフする。これにより、めっき層22により配線36が形成される。
弾性波デバイス100の電気的特性の向上のため、配線36を厚くし、配線36の抵抗を低くすることが好ましい。配線36を蒸着法およびリフトオフ法を用い形成すると、配線36を厚膜化できない。このため、配線36の抵抗を低くできない。配線36をめっき法を用い形成すると、配線36を厚くできる。配線36をめっき法を用い形成する場合、電解めっきのためシード層16を介して電流を供給する。シード層16は、めっき層22を形成した後に除去することになる。シード層16の除去にエッチング法を用いると、IDT等の金属膜12および/または配線36の表面がエッチングガスまたはエッチング液に曝される。このため、金属膜12および/または配線36にダメージが導入される。
実施例1によれば、めっき層22を形成した後に、めっき層22下以外のシード層16をリフトオフ法を用い除去する。このため、金属膜12および/または配線36へのダメージを抑制できる。
また、マスク層54を形成するときに、開口52内のマスク層50の側面に形成されたシード層16の側面がマスク層54で覆われるように、開口52より小さい開口56を形成する。これにより、図5(a)のように、マスク層50の側面に形成されたシード層16がマスク層54でカバーできるため、リフトオフのときに、シード層16がめっき層22に付着することを抑制できる。このように製造した弾性波デバイスは、図5(b)のように、シード層16がめっき層22より側方に突出する。
実施例1においては、弾性波素子として、弾性表面波デバイスを例に説明したが、弾性波素子は、弾性境界波素子、ラブ波素子、または圧電薄膜共振器素子でもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 基板
12 金属膜
14 保護膜
16 シード層
22 めっき層
30 弾性波素子
36 配線
40 電極指
42 バスバー
50、54 マスク層
52、56 開口

Claims (3)

  1. 基板上に弾性波素子の電極を形成する工程と、
    前記基板上に前記電極の少なくとも一部が露出する第1開口を有する第1マスク層を形成する工程と、
    前記基板上に、前記第1開口内の前記電極に接触し、前記第1マスク層を覆うようにシード層を形成する工程と、
    前記シード層上に、前記第1開口に重なる第2開口を有する第2マスク層を形成する工程と、
    前記シード層から給電することにより、前記第2開口内の前記シード層上にめっき層を形成する工程と、
    前記第1マスク層および前記第2マスク層を除去することにより、前記第1開口以外の前記シード層をリフトオフする工程と、
    を含むことを特徴とする弾性波デバイスの製造方法。
  2. 前記第2マスク層を形成する工程は、前記第1開口内の前記第1マスク層の側面に形成されたシード層の側面が前記第2マスク層で覆われるように、前記第1開口より小さい第2開口を有する前記第2マスク層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の弾性波デバイスの製造方法。
  3. 基板と、
    前記基板上に形成された弾性波素子の電極と、
    前記電極と電気的に接続されるように前記電極上に形成されたシード層と、
    前記シード層上に形成されためっき層と、
    を具備し、
    前記シード層は前記めっき層より側方に突出することを特徴とする弾性波デバイス。
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