JP2016115410A - 蓄電素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電素子の電極体を外装体に収容する際に、セパレータに過度の負荷が作用するのを防止する。
【解決手段】電極体20は、正極シート21と負極シート22とをセパレータ23を介在するように重ね合わせて巻回軸回りに巻回してなる。巻回軸が延びる方向から見ると、電極体20の端部20aは、互いに対向する一対の直線部20c,20cと、これらの直線部20c,20cを接続するように互いに対向する一対の湾曲部20d,20dとを備える。上部スペーサ90は、蓋12と電極体20の端部20aとの間に配置され、直線部20c,20cを覆う下面92cよりも、湾曲部20d,20dを覆う下面93dの方が蓋12からの突出量が小さい。
【選択図】図5

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池を含む蓄電素子に関する。
特許文献1に開示された二次電池は、ケース本体と、ケース本体の開口を閉じる蓋と、ケース本体内に収容された電極体とを備える。電極体は、正負の電極シートを、セパレータを介して交互に積層するように巻回したものである。電極体は、巻回の軸線(巻回軸)が上下方向に延びる姿勢でケース本体内に収容されている。電極体と蓋との間には絶縁のための上部スペーサが配置されている。
特開2006−120634号公報
特許文献1に開示された二次電池では、電極体をケース本体に収容する作業時に、筒状の電極体の端部が上部スペーサを介して押圧される。具体的には、電極体の端部からセパレータが突出しているので、かかるセパレータの突出部分が上部スペーサにより押圧される。特許文献1には、電極体の端部から突出するセパレータに過度な負荷が作用することを防止することについて、特段の考慮はされていない。
本発明は、蓄電素子の電極体を外装体に収容する際に、セパレータに過度の負荷が作用するのを防止することを課題とする。
本発明の第1の態様は、端部が、互いに対向する一対の直線部と、これらの直線部を接続するように互いに対向する一対の湾曲部とを有する電極体と、底部とこの底部に対向する開口を有するケース本体と、前記ケース本体の前記開口を閉じる蓋とを備え、前記端部が前記蓋部と対向する姿勢で前記電極体が前記ケース本体内に収容されている外装体と、前記蓋と前記電極体の前記端部との間に配置され、前記電極体の前記一対の直線部を覆う第1部分と、前記電極体の前記湾曲部を覆う第2部分とを有する上部スペーサと備え、前記第1部分の前記蓋の最も前記ケース本体側の部分からの突出量よりも、前記第2部分の前記蓋の最も前記ケース本体側の部分からの突出量が小さい蓄電素子、を提供する。
具体的には、前記電極体は、金属箔と、前記金属箔に形成された活物質層とをそれぞれ備える、正極電極シート及び負極電極シートと、セパレータとを備え、前記正極シート前記負極シートとを前記セパレータを介在するように重ね合わせて巻回軸回りに巻回してなり、前記セパレータの縁部を前記巻回軸に向けて折り曲げた折り曲げ部を備える。
セパレータの縁部に折り曲げ部を設けているので、電極体の湾曲部は直線部よりも蓋側に突出している。上部スペーサの第1部分(電極体の直線部と対向する)よりも第2部分(電極体の湾曲部)の方が、蓋からの突出量が小さい。そのため、ケース本体へ収容された電極体を上部スペーサでケース本体の底部へ向けて押圧する際に、上部スペーサの第1部分が電極体の直線部を押圧する押圧力と、上部スペーサの第2部分が電極体の湾曲部を押圧する押圧力とを均一化でき、電極体の湾曲部におけるセパレータの縁部に過度の負荷が作用しない。
本発明の第2の態様は、端部が、互いに対向する一対の直線部と、これらの直線部を接続するように互いに対向する一対の湾曲部とを有する電極体と、底部とこの底部に対向する開口を有するケース本体と、前記ケース本体の前記開口を閉じる蓋とを備え、前記端部が前記蓋部と対向する姿勢で前記電極体が前記ケース本体内に収容されている外装体と、前記蓋と前記電極体の前記端部との間に配置され、前記電極体の前記直線部のみを覆う上部スペーサとを備える、蓄電素子を提供する。
本発明の第3の態様は、以下を備える蓄電素子の製造方法を提供する。端部が、互いに対向する一対の直線部と、これらの直線部を接続するように互いに対向する一対の湾曲部とを有する電極体を準備する。上部スペーサを介在させて、前記電極体を蓋に組み付け、前記上部スペーサは、前記電極体の前記直線部と対向する第1部分と、前記電極体の前記湾曲部と対向する第2部分とを備え、前記第1部分の前記蓋の最も前記ケース本体側の部分からの突出量よりも、前記第2部分の前記蓋の最も前記ケース本体側の部分からの突出量が小さくい。前記電極体をケース本体の開口からケース本体内に挿入する。前記蓋を前記ケース本体の前記開口に向けて押すことで、前記上部スペーサの前記第1部分を前記電極体の前記端部の前記直線部に押圧すると共に、前記上部スペーサの前記第2部分を前記電極体の前記端部の前記湾曲部に押圧する。
本発明の第4の態様は、以下を備える蓄電素子の製造方法を提供する。端部が、互いに対向する一対の直線部と、これらの直線部を接続するように互いに対向する一対の湾曲部とを有する電極体を準備する。上部スペーサを介在させて、前記電極体を蓋に組み付け、前記上部スペーサは、前記電極体の前記直線部と対向する部分のみを備える。前記蓋を前記ケース本体の前記開口に向けて押すことで、前記上部スペーサを前記電極体の前記端部の前記直線部に押圧する。
本発明に係る蓄電素子及びその製造方法によれば、電極体をケースに収容する際に、セパレータの縁部に過度の負荷が作用するのを防止できる。
本発明の第1実施形態に係るリチウムイオン二次電池の縦断面図。 図1のリチウムイオン二次電池の分解斜視図。 電極体の斜視図。 電極体の展開図。 図1の部分Vの拡大図。 図1の部分VIの拡大図。 電極体及び集電体の斜視図。 図1のリチウムイオン二次電池の一部破断部分斜視図。 図1のリチウムイオン二次電池の一部破断分解側面図。 電極体の側面図。 電極体の部分平面図。 電極体の部分底面図。 図10の線XIII-XIIIでの模式的な部分断面図。 図10の線XIV-XIVでの模式的な部分断面図。 セパレータに折り曲げ部を設ける前の電極体の模式的な部分断面図。 上部スペーサの上方から見た斜視図。 上部スペーサの下方から見た斜視図。 上部スペーサの部分底面図。 図18の線XIX-XIXでの模式的な断面図。 第2実施形態に係る上部スペーサの下方から見た斜視図。 第2実施形態に係る上部スペーサの部分底面図。 図21の線XXII-XXIIでの模式的な断面図。 本発明の第3実施形態に係るリチウムイオン二次電池の図5と同様の断面図。 本発明の第4実施形態に係るリチウムイオン二次電池の図6と同様の断面図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係るリチウムイオン二次電池(以下、単に電池という)1を示す。
(全体構成)
図1及び図2を参照すると、電池1は、外装体10、電極体20、絶縁シート30、底部スペーサ40、正極及び負極の外部端子50A,50B、正負の集電体50A,50B、上側パッキン70A,70B、下側パッキン80A,80B、及び上部スペーサ90を備える。
外装体10は、ケース本体11と、ケース本体11の開口11aを閉じる蓋12とを備える。本実施形態では、ケース本体11と蓋12は、アルミニウム又はアルミニウム合金製である。ケース本体11は、長方形板状の底壁部(底部)11bと、底壁部11bの長辺から立ち上がる一対の長側壁部11cと、底壁部11bの短辺から立ち上がる一対の短側壁部11dとを備える。蓋12は概ね長方形板状である。長側壁部11cと短側壁部11dの上端が、ケース本体11の開口11aを画定している。電解液が充填されたケース本体11内には、電極体20が収容されている。電極体20は絶縁シート30で覆われている。電極体20とケース本体11の底壁部11bの間に底部スペーサ40が介在している。下側パッキン80A,80Bと上部スペーサ90も、ケース本体11内に収容されている。
図3及び図4を併せて参照すると、電極体20は、いずれも一定幅の長尺な帯状である正極電極シート21、負極電極シート22、及び微多孔性樹脂シートからなる2枚のセパレータ23,23を重ね合わせて、概ね高扁平率の長楕円状に巻回したものである。正極電極シート21の一つの層と、それに隣接する負極電極シート22の一つの層との間には、2枚のセパレータ23,23のうちのいずれか一方が介在している。正極電極シート21、負極電極シート22、及び2枚のセパレータ23,23の巻回の軸線(巻回軸)は、図3において符号Aで概念的に示されている。電極体20は、巻回軸Aが概ねケース本体11の底壁部11bと蓋12が対向する方向(図1において上下方向)に延びる姿勢で、ケース本体11内に収容されている。
図3に示すように、巻回軸Aの延びる方向から見た電極体20の端部20a,20bは、互いに対向する一対の直線部20c,20cと、これらの直線部20c,20cを接続するように互いに対向する一対の湾曲部20d,20dとを有する。直線部20cは、設計上において直線状に延びる部分である。実際に外装体10に電極体20が収容された状態において、直線部20cは、完全な直線状に配置されるとは限らず、全体的には直線に近い形状となるように撓んだ状態で配置されることもある。
正極電極シート21は、帯状の正極金属箔24と、この正極金属箔24の両面に形成された正極活物質層25とを備える。正極電極シート21の幅方向の一方(図3及び図4において下側)の端部では、正極活物質層25が正極金属箔24の側縁まで設けられている。正極電極シート21の幅方向の他方(図3及び図4において上側)の端部には、正極活物質層25を設けずに、正極金属箔24を露出させた未塗工部24aが設けられている。
負極電極シート22は、帯状の負極金属箔26と、この負極金属箔26の両面に形成された負極活物質層27とを備える。負極電極シート22の幅方向の一方(図3及び図4において下側)の端部では、負極活物質層27が負極金属箔26の側縁まで設けられている。負極電極シート22の幅方向の他方(図3及び図4において上側)の端部には、負極活物質層27を設けずに、負極金属箔26を露出させた未塗工部26aが設けられている。正極電極シート21の幅よりも負極電極シート20の幅が大きく、セパレータ23の幅は負極電極シート20の幅より大きい。
正極金属箔24には、未塗工部24aから幅方向外向きに突出する複数の突部24bが、長手方向に間隔をあけて設けられている。正極電極シート21、負極電極シート22、及びセパレータ23,23を重ね合わせて巻回した状態では、複数の突部24bが互い重ね合わされて電極体20から突出するタブ状の部分(正極集電タブ28)を形成している。負極金属箔26にも正極金属箔24の突部24bと同様の複数の突部26bが設けられており、これらの突部26bが互い重ね合わされることで、電極体20から突出する負極集電タブ29が形成されている。
図3を参照すると、正極集電タブ28と負極集電タブ29は、電極体20の一方の端部20a(図3において上側の端部)から突出している。また、電極体20の端部20aを巻回軸Aの延びる方向から見たときの長手方向の中心線Bに対し、一対の直線部20c,20cのうちの一方側(図3において手前側)から、正極集電タブ28と負極集電タブ29が突出している。
蓋12の一端側(図1において左側)に正極の外部端子50Aが配置され、他端側(図1において右側)に負極の外部端子50Bが配置されている。外部端子50A,50Bは蓋12の外側面(上側面)12aに配置される板状部51A,51Bを備える。板状部51A,51Bにはバスバーのような接続部材が溶接されて外部回路に接続される。
図1及び図2に加えて図5を参照すると、正極の外部端子50Aは、蓋12の外側面12aに配置される板状部51Aと、板状部51Aの下面から下方に突出する円筒状の軸部52を備える。板状部51Aと軸部52は一体成形されている。軸部52は、蓋12を貫通してケース本体11の内部に突出している。
正極の外部端子50Aの軸部52の下端には拡径部52aが設けられ、それによって正極の外部端子50Aが蓋12に対して加締固定されている。具体的には、外部端子50Aの板状部51Aと拡径部52aとの間に、絶縁樹脂製の上側パッキン70A、蓋12、絶縁樹脂性の下側パッキン80A、及び正極の集電体60A(後述する被加締部62A)が挟み込まれることで、正極の外部端子50Aと集電体60Aが蓋12に固定されている。蓋12の外側面12aと外部端子50Aとの間に上側パッキン70Aが介装され、蓋12の内側面(下側面)12bと集電体60Aとの間に、下側パッキン80Aが介装されている。本実施形態では、正極の外部端子50と集電体60Aは、アルミニウム又はアルミニウム合金製である。
図1及び図2に加えて図6を参照すると、負極の外部端子50Bは、蓋12の外側面12aに配置される板状部51Bと、板状部51Bとは別体のリベット53を備える。板状部51Bに形成された貫通孔にリベット53の上端の顎部53aが圧入され、それによってリベット53が板状部51Bに固定されている。リベット53は板状部51Bの下面から下方に突出し、蓋12を貫通してケース本体11の内部に突出している。
負極の外部端子50Aのリベット53の下端には拡径部53bが設けられ、それによって負極の外部端子50Bが蓋12に対して加締固定されている。具体的には、外部端子50Bの板状部51Bと拡径部53bとの間に、絶縁樹脂製の上側パッキン70B、蓋12、絶縁樹脂製の下側パッキン80B、及び負極の集電体60Bが挟み込まれることで、負極の外部端子50Bと集電体60Bが蓋12に固定されている。蓋12の外側面12aと外部端子50Bとの間に上側パッキン70Bが介装され、蓋12の内側面12bと負極の集電体60Bとの間に下側パッキン80Bが介装されている。本実施形態では、負極の外部端子50Bは板状部51Bがアルミニウム又はアルミニウム合金製で、リベット53が銅又は銅合金製である。また、負極の集電体60Bは銅又は銅合金製である。
図7に最も明瞭に示すように、正極の集電体60Aは、被溶接部61Aと被加締部62Aを備える。被溶接部61Aは電極体20の正極集電タブ28に溶接されて、電気的かつ機械的に接続されている。被加締部62Aは、前述のように、正極の外部端子50Aの軸部52に形成された拡径部52aによって蓋12に対して加締固定されている。同様に、負極の集電体60Bは、被溶接部61Bと被加締部62Bを備える。被溶接部61Bは電極体20の負極集電タブ29に溶接されて、電気的かつ機械的に接続されている。被加締部62Bは、前述のように、負極の外部端子50Bのリベット53に形成された拡径部53bによって、蓋12に対して加締固定されている。
図8及び図9に最も明瞭に示すように、電極体20と蓋12の内側面12aとの間には、上部スペーサ90が介在している。
(電極体の詳細)
図11及び図12において矢印で概念的に示すように、電極体20の端部20a,20bのいずれにおいても、これらの端部20a,20bから突出するセパレータ23の縁部を、巻回軸Aの延びる方向から見て電極体20の内側(言い換えれば巻回軸A側)に折り曲げている。図13及び図14をさらに参照すると、電極体20の上側の端部20aでは、正極電極シート21及び負極電極シート22の縁部(上端)よりもセパレータ23の縁部(上端)が上方に突出しており(図4の符号C1を併せて参照。)、この部分のセパレータ23を電極体20の内側に折り曲げて、折り曲げ部23aが形成されている。同様に、電極体20の下側の端部20bでは、正極電極シート21及び負極電極シート22の縁部(下端)よりもセパレータ23の縁部(下端)が下方に突出しており(図4の符号C2を合わせて参照)、この部分のセパレータ23を電極体20の内側に折り曲げて、折り曲げ部23aが形成されている。
前述のように、電極体20の上側の端部20aでは、一方の直線部20cから正極集電タブ28と負極集電体29が突出している。電極体20の端部20aでは、これら正極集電タブ28と負極集電体29が配置されている部分以外の部分のセパレータ23に折り曲げ部23aが設けられている。一方、電極体20の下側の端部20bでは、一対の直線部20c,20c及び一対の湾曲部20d,20dのすべてにおいて、セパレータ23の折り曲げ部23aが設けられている。
図13及び図14(セパレータ23に折り曲げ部23aが形成された状態)と、図15(セパレータ23に折り曲げ部23aが形成されていない状態)とを比較すれば明らかなように、折り曲げ部23aを形成することで正極電極シート21と負極電極シート22の幅方向の縁部がセパレータ23により覆われる。このように、正極電極シート21と負極電極シート22の縁部を折り曲げ部23aで覆うことで、正極電極シート21と負極電極シート22とを確実に絶縁できる。
折り曲げ部23aを形成した後の、電極体20の上側の端部20aからのセパレータ23の縁部の突出量(図13及び図14に符号D1,D2で概念的に示す)は、折り曲げ部23aを形成する前の、電極体20の端部20aからのセパレータ23の縁部の突出量(図15に符号D3で概念的に示す)よりも小さい。同様に、折り曲げ部23aを形成した後の、電極体20の下側の端部20bからのセパレータ23の縁部の突出量も、折り曲げ部23aを形成する前の突出量よりも小さい。従って、折り曲げ部23aを形成することで、電極体20を小型化し、それによって電池1を高容量化できる。
以上のように、電極体20の端部20a,20bにセパレータ23の折り曲げ部23aを設けることで、正極電極シート21と負極電極シート22を確実に絶縁しつつ、電極体20を相対的に大型化して電池1を高容量化できる。
図4の符号C1,C2を参照すれば明らかなように、端部20aにおける負極電極シート22の端縁(図において上端縁)からのセパレータ23の端縁の突出量は、端部20bにおける負極電極シート22の端縁(図において下端縁)からのセパレータ23の端縁の突出量よりも大きい。そのため、図10に示すように、電極体20の上側の端部20aにおけるセパレータ23の折り曲げ部23aの突出量(符号δ1,δ2)は、下側の端部20bにおけるセパレータ23の折り曲げ部23aの突出量(符号δ3,δ4)よりも大きい。
電極体20の端部20a,20bのいずれか一方にのみセパレータ23の折り曲げ部23aを設けることによっても、正極電極シート21と負極電極シート22の確実な絶縁と、電池1の高容量化を図ることができる。
図2を参照すれば明らかなように、電極体20の下側の端部20bにセパレータ23の折り曲げ部23aを設けることで、電極体20をケース本体11に収容する際に、端部20bがケース本体11の長側壁部11c及び短側壁部11dの内面に沿って円滑に移動する。言い換えれば、電極体20の下側の端部20bにセパレータ23の折り曲げ部23aを設けることで、電極体20をケース本体11に収容する際の作業性が向上する。
図15を併せて参照すると、折り曲げ部23aを形成する前は、電極体20の端部20aからのセパレータ23の縁部の突出量(符号D3で概念的に示す。)は、直線部20cと湾曲部20dとで同一である。しかし、図11の矢印から理解できるように、セパレータ23の縁部を電極体20の内側に折り曲げた場合、直線部20cの部分では、複数のセパレータ23は、巻回軸Aの延びる方向から見たときの姿勢ないし形状を概ね維持したままで折り曲げられる。一方、湾曲部20dの部分では、セパレータ23を電極体20の内側に向けて折り曲げると、巻回軸Aの延びる方向から見たときの円弧状形状が縮小する。そのため、図13及び図14に示すように、直線部20cにおけるセパレータ23の折り曲げ部23aの折り曲げ量は、湾曲部20dにおけるセパレータ23の折り曲げ部23aの折り曲げ量よりも小さい。また、この折り曲げ量の差により、折り曲げ部23aの形成後は、湾曲部20dにおける電極体20の端部20aからのセパレータ23の縁部の突出量(図14に符号D2で概念的に示す。)は、直線部20cにおける電極体20の端部20aからのセパレータ23の縁部の突出量(図13に符号D1で概念的に示す。)よりも大きい。同様に、電極体20の下側の端部20bにおいても、セパレータ23の縁部に折り曲げ部23aを形成しているため、湾曲部20dにおけるセパレータ23の縁部の突出量が、直線部20cにおけるセパレータ23の縁部の突出量よりも大きい。
以上の理由より、図10に符号δ1,δ2で概念的に示すように、電極体20の蓋12(図1参照)と対向する上側の端部20a(図において上側の端部)では、直線部20cよりも湾曲部20dが蓋体12側(図において上側)へ突出している。また、図10に符号δ3,δ4で概念的に示すように、電極体20のケース本体11の底壁部11bと対する下側の端部20b(図において下側の端部)では、直線部20cよりも湾曲部20dが底壁部11b側(図において下側)へ突出している。
(上部スペーサ)
図16及び図17を参照すると、上部スペーサ90は全体として蓋12と同様の長方形状であり、中央部91と、中央部91から延びる一対の集電体収容部92A,92Bを備える。集電体収容部92A,92Bは、一端が中央部91に連結し、他端が被加締部配置部93A,93Bに連結している。中央部91には蓋12に設けられた安全弁と対向する開口91aが設けられている。図5及び図6を併せて参照すると、集電体収容部92A,92Bは、側壁部92aと、側壁部92aの上端から延びる上壁部92bと、側壁部92aの下端から上壁部92bと概ね平行に延びる下壁部92cとを備える。側壁部92aと反対側の上壁部92bと下壁部92cの端部間に、隙間92eが形成されている。被加締部配置部93A,93Bは、底壁部93aと、底壁部93a上に形成された内側周壁部93bとを備える。また、底壁部93a上には、内側周壁部93bを取り囲むように外側周壁部93cが設けられている。
上部スペーサ90は、集電体60A,60Bを蓋12及び電極体20に対して絶縁している。また、上部スペーサ90は、被加締部62A,62Bを電極体20に対して絶縁している。具体的には、蓋12に加締固定された正負の集電体60A.60Bの被溶接部61A,61B(例えば図8参照)に、電極体20の正極集電タブ28と負極集電タブ29がそれぞれ溶接される。その後、図9に示すように、正極集電タブ28と負極集電タブ29を折り畳んだ状態で、上壁部92bと下壁部92cの隙間92eから集電体60A,60Bを差し込んで、電極体20を蓋12に組み付ける。上壁部92bにより集電体60A,60Bが蓋12に対して絶縁され、下壁部92cにより集電体60A,60Bが電極体20に対して絶縁される。また、集電体60A,60Bを上壁部92bと下壁部92cの間に配置した状態では、被加締部62A,62Bは、被加締部配置部93A,93Bに配置されて蓋12に対して絶縁される。
電極体20を蓋12に組み付けた後、電極体20をケース本体11内に開口11aから挿入し、さらに蓋12をケース本体11の底壁部11bに向けて押すことで、上部スペーサ90によって電極体20の上側の端部20aを押圧する。その後、蓋12がケース本体11に溶接される。
図17から図19を参照すると、中央部91と集電体収容部92A,92Bの下壁部92cとの下面(上部スペーサの第1部分)92dと、被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面(上部スペーサの第2部分)93dは、いずれも平坦面であり、傾斜面94で連結されている。平坦面とは、幾何学的に意味での平面に限らず、製造誤差等に起因する不可避的な凹凸が形成されている場合や、下面92d,93d間の高低差に対して実質的に平坦とみなせるような凹凸が形成されている場合も含む。図5及び図6を併せて参照すると、中央部91と集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dが、電極体20の上側の端部20aのうち直線部20cの上方を覆う。また、被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dが、電極体20の上側の端部20aのうち湾曲部20dの部分の上方を覆う。
図19に概念的に示すように、被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dと、中央部91と集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dとの間には、段差が設けられている。具体的には、中央部91と集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dから蓋12の内側面12bの最下端(蓋12の内側面12bの最もケース本体11の底壁部11b)までの距離E1よりも、被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dから蓋12の内側面12bの最下端(蓋12の内側面12bの最もケース本体11の底壁部11b側)までの距離E2が短い。言い換えれば、中央部91と集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dよりも被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dが上側(蓋12側)に位置している。さらに言い換えれば、中央部91と集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dの、蓋12の内側面12bの最下端(蓋12の内側面12bの最もケース本体11の底壁部11b側)からの突出量E1よりも、被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dの、蓋12の内側面12bの最下端(蓋12の内側面12bの最もケース本体11の底壁部11b側)からの突出量E2が小さい。
前述のように、湾曲部20dにおける電極体20の端部20aからのセパレータ23の縁部の突出量(図10の符号δ2と図14の符号D2参照)は、直線部20cにおける電極体20の端部20aからのセパレータ23の縁部の突出量(図10の符号δ1と図13の符号D1参照)よりも大きい。従って、仮に上部スペーサ90の下面全体が平坦、すなわち集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dと被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dが同一高さであると、蓋12をケース本体11の開口11aに向けて押すことで、上部スペーサ90によって電極体20の上側の端部20aを押圧する際に、押圧力が不均一となる。具体的には、電極体20の端部20aのうち湾曲部20dが過度に強く押圧され、直線部20cが実質的に押圧されない状態が生じる。このような状態が生じると、上部スペーサ90によって過度に強く押圧された電極体20の湾曲部20dにおいて、セパレータ23の破損、正極電極シート21や負極電極シート22の損傷(例えば活物質層の金属箔からの剥離)等が生じる可能性がある。
しかし、本実施形態では、上部スペーサ90は、集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dよりも被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dが上側(蓋12側)に位置しているので、集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dが電極体20の直線部20cを押圧する押圧力と、被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dが電極体の湾曲部を押圧する押圧力とを均一化できる。つまり、電極体20の上側の端部20aは、直線部20cと湾曲部20dとが均一に上部スペーサ90により押圧され、湾曲部20dに過度の負荷が作用することがない。その結果、上部スペーサ90によって電極体20の上側の端部20aを押圧する際に、電極体20の端部20aにセパレータ23の破損、正極電極シート21や負極電極シート22の損傷等が生じるのを確実に防止できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、上部スペーサ90の形状のみが第1実施形態と異なる。図20から図22を参照すると、本実施形態における上部スペーサ90は、中央部91と集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面(上部スペーサの第1部分)92dは、平坦面である。集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dと傾斜面94を介して接続されている被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面(上部スペーサの第2部分)93dは、平坦面である基部(上部スペーサの第3部分)93eと、この基部93eから蓋12に向けて滑らかに窪んだ凹部(上部スペーサの第4部分)93fとを備える。巻回軸Aが延びる方向から見た凹部93fの輪郭は、概ね馬蹄形状であり、同じ方向から見た電極体20の湾曲部20dの外形輪郭と一致ないし適合している。
図22に概念的に示すように、被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dと、集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dとの間には、段差が形成されている。具体的には、集電体収容部92A,92Bの下壁部92cの下面92dの蓋12の内側面12bの最下端からの突出量E1よりも、被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dのうちの基部93eの蓋12の内側面12の最下端からの突出量E2が短い。また、基部93eの蓋12の内側面12bの最下端からの突出量距離E2よりも、凹部93fの部分の蓋12の内側面12bの最下端からの突出量E3が短い。
被加締部配置部93A,93Bの底壁部93aの下面93dには、基部93eから蓋12に向けて滑らかに窪んだ凹部93fが設けられている。そのため、蓋12をケース本体11の底壁部11bに向けて押すことで、上部スペーサ90によって電極体20の上側の端部20aを押圧する際、電極体20の上側の端部20aから突出しているセパレータ23の縁部が凹部93fに沿って折り曲げられる。この凹部93fに沿った折り曲げによって、セパレータ23の縁部に折り曲げ部23aが形成されている。言い換えれば、凹部93fは、蓋12をケース本体11の底壁部11bに向けて押す際に、セパレータ23の縁部に折り曲げ部を形成するためのガイドとして機能する。
(第3実施形態)
第3実施形態も、上部スペーサ90形状のみが第1実施形態と異なる。図23及び図24を参照すると、本実施形態における上部スペーサ90は、中央部91(図1参照)と、この中央部91に一端が接続された一対の集電体収容部92A,92Bを備える。個々の集電体収容部92A,92Bの他端は、外部電極50A,50Bの拡径部52a,53bよりも中央部91側で終端している。つまり、個々の集電体収容部92A,92Bの他端には、第1実施形態における被加締部配置部93A,93B(例えば、図5及び図6参照)に相当する部分が設けられていない。
図23及び図24に示すように、中央部91と集電体収容部92A,92Bの下壁部92cとの下面92dが、電極体20の上側の端部20aのうち直線部20cの上方を覆う。また、電極体20の上側の端部20aのうち湾曲部20dは、上部スペーサ90が介在することなく、蓋12の内側面12bと対向している。
蓋12をケース本体11の底壁部11bに向けて押すことで、上部スペーサ90によって電極体20の上側の端部20aを押圧する際、直線部20cは中央部91と集電体収容部92A,92Bの下壁部92cとの下面92dが押圧されている。一方、この際、電極体20の端部20aの湾曲部20dは、上部スペーサ90によって押圧されない。そのため、電極体20の湾曲部20dが過度に強く押圧されず、湾曲部20dにおけるセパレータ23の損傷、正極電極シート21や負極電極シート22の損傷等を防止できる。
本発明は、リチウムイオン電池を含む非水電解質二次電池のような二次電池に限定されず、一次電池、キャパシタを含む種々の蓄電素子に適用できる。
1 電池
10 外装体
11 ケース本体
11a 開口
11b 底壁部
11c 長側壁部
11d 短側壁部
12 蓋
12a 外側面
12b 内側面
20 電極体
20a,20b 端部
20c 直線部
20d 湾曲部
21 正極電極シート
22 負極電極シート
23 セパレータ
23a 折り曲げ部
24 正極金属箔
24a 未塗工部
24b 突部
25 正極活物質層
26 負極金属箔
26a 未塗工部
26b 突部
27 負極活物質層
28 正極集電タブ
29 負極集電タブ
30 絶縁シート
40 底部スペーサ
50A,50B 外部端子
51A,51B 板状部
52 軸部
52a 拡径部
53 リベット
53a 顎部
53b 拡径部
60A,60B 集電体
61A,61B 被溶接部
62A,62B 被加締部
70A,70B 上側パッキン
80A,80B 下側パッキン
90 上部スペーサ
91 中央部
91a 開口
92A,92B 集電体収容部
92a 側壁部
92b 上壁部
92c 下壁部
92d 下面
92e 隙間
93A,93B 被加締部配置部
93a 底壁部
93b 内側周壁部
93c 外側周壁部
93d 下面
93e 基部
93f 凹部
94 傾斜面

Claims (8)

  1. 端部が、互いに対向する一対の直線部と、これらの直線部を接続するように互いに対向する一対の湾曲部とを有する電極体と、
    底部とこの底部に対向する開口を有するケース本体と、前記ケース本体の前記開口を閉じる蓋とを備え、前記端部が前記蓋部と対向する姿勢で前記電極体が前記ケース本体内に収容されている外装体と、
    前記蓋と前記電極体の前記端部との間に配置され、前記電極体の前記一対の直線部を覆う第1部分と、前記電極体の前記湾曲部を覆う第2部分とを有する上部スペーサと
    備え、
    前記第1部分の前記蓋の最も前記ケース本体側の部分からの突出量よりも、前記第2部分の前記蓋の最も前記ケース本体側の部分からの突出量が小さい、蓄電素子。
  2. 前記電極体は、金属箔と、前記金属箔に形成された活物質層とをそれぞれ備える、正極電極シート及び負極電極シートと、セパレータとを備え、前記正極シート前記負極シートとを前記セパレータを介在するように重ね合わせて巻回軸回りに巻回してなり、前記セパレータの縁部を前記巻回軸に向けて折り曲げた折り曲げ部を備える、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記上部スペーサの前記第1部分は平坦面である、請求項2に記載の蓄電素子。
  4. 前記上部スペーサの前記第2部分は、平坦面である第3部分と、前記第3部分から前記蓋に向けて窪み、前記電極体の前記湾曲部と適合する輪郭を有する第4部分とを備える、請求項2に記載の蓄電素子。
  5. 前記正極及び負極電極シートは、前記金属箔のうち前記活物質層が設けられていない未塗工部から突出する複数の突部をそれぞれ備え、
    前記電極体は、前記正極電極シートの前記複数の突部が互いに重ね合わせられて前記セパレータから突出する正極集電タブを構成し、かつ前記負極電極シートの前記複数の突部が互いに重ね合わせられて前記セパレータから突出する負極集電タブを構成するように、前記正極シートと前記負極シートとを前記セパレータを介在するように重ね合わせて前記巻回軸回りに巻回してなり、前記端部では、前記一対の直線部の一方側に前記正極集電タブと前記負極集電タブが配置されている、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  6. 端部が、互いに対向する一対の直線部と、これらの直線部を接続するように互いに対向する一対の湾曲部とを有する電極体と、
    底部とこの底部に対向する開口を有するケース本体と、前記ケース本体の前記開口を閉じる蓋とを備え、前記端部が前記蓋部と対向する姿勢で前記電極体が前記ケース本体内に収容されている外装体と、
    前記蓋と前記電極体の前記端部との間に配置され、前記電極体の前記直線部のみを覆う上部スペーサと
    を備える、蓄電素子。
  7. 端部が、互いに対向する一対の直線部と、これらの直線部を接続するように互いに対向する一対の湾曲部とを有する電極体を準備し、
    上部スペーサを介在させて、前記電極体を蓋に組み付け、前記上部スペーサは、前記電極体の前記直線部と対向する第1部分と、前記電極体の前記湾曲部と対向する第2部分とを備え、前記第1部分の前記蓋の最も前記ケース本体側の部分からの突出量よりも、前記第2部分の前記蓋の最も前記ケース本体側の部分からの突出量が小さく、
    前記電極体をケース本体の開口からケース本体内に挿入し、
    前記蓋を前記ケース本体の前記開口に向けて押すことで、前記上部スペーサの前記第1部分を前記電極体の前記端部の前記直線部に押圧すると共に、前記上部スペーサの前記第2部分を前記電極体の前記端部の前記湾曲部に押圧する、蓄電素子の製造方法。
  8. 端部が、互いに対向する一対の直線部と、これらの直線部を接続するように互いに対向する一対の湾曲部とを有する電極体を準備し、
    上部スペーサを介在させて、前記電極体を蓋に組み付け、前記上部スペーサは、前記電極体の前記直線部と対向する部分のみを備え、
    前記蓋を前記ケース本体の前記開口に向けて押すことで、前記上部スペーサを前記電極体の前記端部の前記直線部に押圧する、蓄電素子の製造方法。
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