JP2016114578A - 赤外分光分析セル - Google Patents

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Abstract

【課題】リチウム二次電池の実電池の充放電条件に近い充放電条件により充放電を行いながらリチウム二次電池の電極における反応を赤外分光分析する。【解決手段】赤外分光分析セルは、窓材、孔開きプレート、電解液、多孔体電極、セパレーター及び電極を備える。窓材は、ダイアモンドからなる。入射部に入射した赤外光は、反射部に全反射され、出射部から出射する。反射部からは、エバネッセント波が漏れ出す。孔開きプレートは、導電体からなる。孔開きプレートは、反射部が開口に配置されるように孔の内部に窓材を保持する。多孔体電極は、リチウム二次電池の電極活物質を含む。多孔体電極の一方の主面は、エバネッセント波が到達する被到達部を有し、開口に隣接する隣接部に電気的に接続される被接続部を有する。電極は、セパレーターを挟んで多孔体電極の他方の主面に対向する。多孔体電極、セパレーター及び電極は、電解液に浸漬される。【選択図】図2

Description

本発明は、電気化学系のその場(in situ)赤外分光分析に適した赤外分光分析セルに関する。
リチウムイオン二次電池、リチウム金属二次電池等のリチウム二次電池の劣化の要因として、電極における電解液の酸化分解、還元分解等が挙げられる。このため、リチウム二次電池の電極における反応を分析することが期待される。
リチウム二次電池の電極における反応を分析する手法としては、その場赤外分光分析が知られている。その場赤外分光分析は、外部反射法及び内部反射法に大別される。
外部反射法によりリチウム二次電池の電極における反応が分析される場合は、図14に示されるように、金属又は合金からなる基体900の表面に薄膜からなる作用極901が形成され、作用極901の主面902が数μm以下の隙間903を挟んで窓材904と対向させられ、隙間903に電解液905が満たされる。窓材904、電解液905及び作用極901を順次に透過した赤外光906が基体900に反射され、基体900に反射された赤外光906が作用極901、電解液905及び窓材904を順次に通過する。
外部反射法によりリチウム二次電池の電極における反応が分析される場合は、電気化学系の構造がリチウム二次電池の実電池の構造と著しく異なるため、リチウム二次電池の実電池の充放電条件に近い充放電条件により充放電を行いながらリチウム二次電池の電極における反応を分析することができない。この点について説明する。
リチウム二次電池の実電池においては、図15に示されるように、正極950の主面951が電解液952を挟んで負極954の主面955と対向する。正極950の主面951が電解液952を挟んで負極954の主面955と対向する場合は、正極950と電解液952との界面に広い反応場が形成され、負極954と電解液952との界面に広い反応場が形成され、正極950の主面951と負極954の主面955との間に広く薄い拡散場が形成される。反応場においては電気化学反応が進行する。拡散場においてはリチウムイオンが拡散する。広い反応場が形成され広く薄い拡散場が形成された場合は、電気抵抗が小さくなり、充放電レートを速くできる。
これに対して、外部反射法によりリチウム二次電池の電極における反応が分析される場合は、図14に示されるように、作用極901の主面902が数μm以下の隙間903を挟んで窓材904と対向させられるため、作用極901の主面902が対極907に対向しない。作用極901の主面902が対極907に対向しない場合は、作用極901の主面902と対極907との間に広く薄い拡散場が形成されない。広く薄い拡散場が形成されない場合は、電気抵抗が大きくなり、充放電レートを速くできない。このため、外部反射法によりリチウム二次電池の電極における反応が分析される場合は、リチウム二次電池の実電池の充放電条件に近い充放電条件により充放電を行いながらリチウム二次電池の電極における反応を分析することができない。
外部反射法によりリチウム二次電池の電極における反応が分析される場合は、薄膜にすることができない電極材料からなる電極における反応を分析できない等の問題も生じる。
広く薄い拡散場が形成されないという問題は、特許文献1の教示にしたがって内部反射法によりリチウム二次電池の電極における反応を分析することにより解決する。特許文献1の教示にしたがって内部反射法によりリチウム二次電池の電極における反応が分析される場合は、特許文献1の図1及び図2に示されるように、作用極(作用極32)の主面(背面32b)が対極(対極36)の主面と対向させられるためである。
特開2012−202951号公報
特許文献1の教示にしたがって内部反射法によりリチウム二次電池の電極における反応が分析される場合は、特許文献1の図1に示されるように、対極(対極36)と対向する作用極(作用極32)の主面(背面32b)が集電経路(「作用極32」と「ポテンショスタット40」とを接続する配線)に接続されるため、電気化学系の構造がリチウム二次電池の実電池の構造と著しく異なり、集電経路が反応場及び拡散場が存在する側に干渉することがある。
本発明は、これらの問題を解決するためになされる。本発明が解決しようとする課題は、リチウム二次電池の実電池の充放電条件に近い充放電条件により充放電を行いながらリチウム二次電池の電極における反応を赤外分光分析することである。
赤外分光分析セルは、窓材、構造物、電解液、多孔体電極、セパレーター及び電極を備える。
窓材は、ダイアモンドからなる。窓材は、入射部、反射部及び出射部を表面に有し入射部に入射した赤外光が反射部に全反射され出射部から出射し反射部からエバネッセント波が漏れ出すように構成される。
構造物は、導電体からなる。構造体には、開口を表面に有する孔が形成される。構造体は、開口に隣接する隣接部を表面に有する。構造体は、反射部が開口に配置されるように孔の内部に窓材を保持する。
多孔体電極は、リチウム二次電池の電極活物質を含む。多孔体電極の一方の主面は、エバネッセント波が到達する被到達部及び隣接部に電気的に接続される被接続部を有する。
電極は、セパレーターを挟んで多孔体電極の他方の主面に対向する。
多孔体電極、セパレーター及び電極は、電解液に浸漬される。
リチウム二次電池の実電池の充放電条件に近い充放電条件により充放電を行いながらリチウム二次電池の電極における反応を赤外分光分析できる。
これらの及びこれら以外の本発明の目的、特徴、局面及び利点は、添付図面とともに考慮されたときに下記の発明の詳細な説明によってより明白となる。
赤外分光分析装置の実施形態を示す模式図である。 赤外分光分析セルの第1実施形態を示す断面模式図である。 赤外分光分析セルの第1実施形態を示す断面模式図である。 多孔体電極の第1実施形態を示す模式図である。 多孔体電極の第2実施形態を示す模式図である。 赤外分光分析セルの第2実施形態を示す断面模式図である。 赤外分光分析セルの第2実施形態を示す断面模式図である。 赤外分光分析セルの第3実施形態を示す断面模式図である。 赤外分光分析セルの第3実施形態を示す断面模式図である。 充放電特性を示すグラフである。 充放電特性を示すグラフである。 赤外分光分析の結果を示すグラフである。 赤外分光分析の結果を示すグラフである。 外部反射法を説明する模式図である。 リチウムイオン電池の実電池を示す模式図である。
1 赤外分光分析装置
図1の模式図は、赤外分光分析装置の実施形態を示す。
図1に示されるように、赤外分光分析装置1000は、赤外分光分析セル1010、充放電機構1011、赤外分光分析機構1012等を備える。
赤外分光分析セル1010には、電気化学系が内蔵される。充放電機構1011は、電気化学系を充電し、電気化学系に放電させる。充放電機構1011が電気化学測定を行ってもよい。例えば、充放電機構1011が直流分極測定、交流インピーダンス測定等を行ってもよい。赤外分光分析機構1012は、電気化学系を赤外分光分析する。赤外分光分析機構1012は、望ましくはフーリエ変換型であるが、分散型であってもよい。
2 赤外分光分析セルの第1実施形態
2.1 赤外分光分析セル
図2及び図3の断面模式図は、赤外分光分析セルの第1実施形態を示す。図3は、図2の一部の拡大図である。
図2及び図3に示される赤外分光分析セル2000は、赤外分光分析装置1000を構成する赤外分光分析セル1010として使用される。
図2及び図3に示されるように、赤外分光分析セル2000は、外装2010、電気化学系2011、押し付け機構2012等を備える。外装2010は、ダイアモンドプレート2020、セルボディ下部2021、絶縁リング2022、セルボディ上部2023等を備える。ダイアモンドプレート2020は、窓材2030、孔開きプレート2031等を備える。電気化学系2011は、積層体2040及び電解液2041を備える。積層体2040は、多孔体電極2050、セパレーター2051、電極2052及び集電体2053を備える。押し付け機構2012は、スペーサー2060、板バネ2061等を備える。
ダイアモンドプレート2020及びセルボディ上部2023は、円板状である。セルボディ下部2021は、円環状である。ダイアモンドプレート2020、セルボディ下部2021及びセルボディ上部2023の形状が変更されてもよい。セルボディ下部2021に形成される丸孔の下方及び上方をそれぞれダイアモンドプレート2020及びセルボディ上部2023で塞ぐことにより、外装2010の内部に空間2070が形成される。空間2070には、電気化学系2011が収容される。積層体2040は、押し付け機構2012によりダイアモンドプレート2020に押し付けられる。板バネ2061が他の種類の弾性体に置き換えられてもよい。例えば、板バネ2061がコイルバネ等に置き換えられてもよい。スペーサー2060が省略されてもよい。多孔体電極2050、セパレーター2051及び電極2052は、電解液2041に浸漬される。
孔開きプレート2031、セルボディ下部2021、セルボディ上部2023及び押し付け機構2012は、ステンレス鋼からなる。ステンレス鋼が他の種類の導電体に置き換えられてもよい。セルボディ下部2021及び孔開きプレート2031は、絶縁リング2022によりセルボディ上部2023及び押し付け機構2012から絶縁される。セルボディ下部2021が絶縁体からなってもよい。セルボディ下部2021が絶縁体からなる場合は、絶縁リング2022が省略されてもよい。孔開きプレート2031は、多孔体電極2050に電気的に接続され、充放電機構1011の一方の極に電気的に接続される。孔開きプレート2031は、多孔体電極2050が送受する電流の集電経路となる。多孔体電極2050が送受する電流の集電経路が変更されてもよい。セルボディ上部2023は、押し付け機構2012及び集電体2053を介して電極2052に電気的に接続され、充放電機構1011の他方の極に電気的に接続される。セルボディ上部2023、押し付け機構2012及び集電体2053は、電極2052が送受する電流の集電経路となる。電極2052が送受する電流の集電経路が変更されてもよい。
電気化学系2011は、リチウムイオン二次電池のフルセルである。多孔体電極2050及び電極2052の一方は、リチウムイオン二次電池の正極である。多孔体電極2050及び電極2052の他方は、リチウムイオン二次電池の負極である。電気化学系2011がリチウムイオン二次電池以外のリチウム二次電池であってもよい。
赤外分光分析機構1012が放射する赤外光2080は、赤外分光分析セル2000に入射し、窓材2030に全反射され、赤外分光分析セル2000から出射する。赤外分光分析セル2000から出射した赤外光2080は、赤外分光分析機構1012により分析される。赤外光2080の分光分析により、多孔体電極2050における反応の反応場に存在する物質の赤外吸収スペクトルが得られる。
2.2 光学系
図3に示されるように、窓材2030は、台形プリズムであり、入射部2090を一方の斜面に有し、反射部2091を底面に有し、出射部2092を他方の斜面に有する。
孔開きプレート2031には、孔2100が形成される。孔2100は、孔開きプレート2031の下部主面2110に下部開口2120を有し、孔開きプレート2031の上部主面2111に上部開口2121を有する。孔2100は丸孔である。孔2100の径は、下部開口2120から上部開口2121へ向かって連続的に小さくなる。孔開きプレート2031は、反射部2091が上部開口2121に配置されるように窓材2030を孔2100の内部に保持する。
下部開口2120に入射した赤外光2080は、孔2100の内面に反射され、入射部2090に入射する。入射部2090に入射した赤外光2080は、反射部2091に全反射され、出射部2092から出射する。出射部2092から出射した赤外光2080は、孔2100の内面に反射され、下部開口2120から出射する。赤外光2080が反射部2091に全反射される場合は、反射部2091からエバネッセント波2130が漏れ出す。窓材2030の屈折率は、電解液2041の屈折率より大きくされる。窓材2030の屈折率が電解液2041の屈折率より大きい場合は、臨界角が存在し、反射部2091への赤外光2080の入射角が臨界角以上であるときに赤外光2080が反射部2091に全反射される。出射部2092から出射する赤外光2080の赤外スペクトルは、エバネッセント波2130が漏れ出す部分に存在する物質の赤外吸収スペクトルを反映する。
窓材2030が入射部2090、反射部2091及び出射部2092を表面に有し入射部2090に入射した赤外光2080が反射部2091に全反射され出射部2092から出射するように構成されるかぎり、孔開きプレート2031がプレートと呼び難い構造物に置き換えられてもよく、窓材2030が台形プリズムと呼び難い構造物に置き換えられてもよく、孔2100の形状が変更されてもよい。下部開口2120に入射した赤外光2080が孔2100の内面に反射されることなく入射部2090に入射してもよい。出射部2092から出射した赤外光2080が孔2100の内面に反射されることなく下部開口2120から出射してもよい。
窓材2030は、ダイアモンドからなる。ダイアモンドからなる窓材2030は、赤外分光分析において必要となる波長成分を透過し、電気化学的に安定である。
2.3 電気化学系
図3に示されるように、多孔体電極2050、セパレーター2051、電極2052及び集電体2053は、記載した順序で孔開きプレート2031の上部主面2111と垂直をなす方向に積層される。多孔体電極2050、セパレーター2051、電極2052及び集電体2053の各々は、上部主面2111と平行に広がる。
多孔体電極2050の下部主面2140は、反射部2091に密着する密着部2150を有する。密着部2150は、エバネッセント波2130が到達する被到達部となる。電解液2041は多孔体電極2050に浸透するため、多孔体電極2050における反応の反応場は、多孔体電極2050の表面及び内部に広がる。下部主面2140が密着部2150を有する場合は、多孔体電極2050の表面及び内部に広がる反応場にエバネッセント波2130が侵入し、反応場に存在する物質の赤外吸収スペクトルを内部反射法(ATR法)により取得でき、その場赤外分光分析が可能である。例えば、電解液2041が酸化分解又は還元分解されることにより生成する分解生成物の赤外吸収スペクトルが内部反射法により取得される。反射部2091に密着する密着部2150に代えて反射部2091に密着しないが反射部2091に近接する近接部を下部主面2140が有してもよい。反射部2091から近接部までの距離は、近接部がエバネッセント波2130が到達する被到達部となるように短くされる。エバネッセント波2130の到達を阻害しない膜が近接部と反射部2091との間に挿入されてもよい。エバネッセント波2130が漏れ出す最大の距離は、電気化学系2011の構成により変化するが、概ね数100nmから2μmまでである。
孔開きプレート2031は、上部開口2121に隣接する隣接部2160を上部主面2111に有する。孔開きプレート2031がプレートと呼び難い構造物に置き換えられる場合は、隣接部2160は、プレートと呼び難い構造物の表面にある。
多孔体電極2050の下部主面2140は、隣接部2160に密着する密着部2151を有する。密着部2151は、隣接部2160に電気的に接続される被接続部となる。密着部2151が多孔体電極2050以外の構成物を介して隣接部2160に電気的に接続されてもよい。密着部2151が隣接部2160に電気的に接続されるとは、密着部2151が隣接部2160に直接的に接触すること、及び、密着部2151が多孔体電極2050以外の構成物に直接的に接触し多孔体電極2050以外の構成物が隣接部2160に直接的に接触することのいずれかである。
望ましくは、反射部2091及び隣接部2160は、同一平面を構成する。反射部2091及び隣接部2160が同一平面を構成する場合は、多孔体電極2050が平坦になり、多孔体電極2050が容易に作製される。
電極2052の下部主面2170は、セパレーター2051を挟んで多孔体電極2050の上部主面2141と対向する。
電極2052の上部主面2171は、集電体2053及び押し付け機構2012を介してセルボディ上部2023に電気的に接続される。
電気化学系2011においては、2次元的な広がりを有する電極2052の下部主面2170がセパレーター2051を挟んで2次元的な広がりを有する多孔体電極2050の上部主面2141に対向する。また、電気化学系2011においては、多孔体電極2050の下部主面2140が集電経路となる孔開きプレート2031に電気的に接続され、電極2052の上部主面2171が集電経路となる集電体2053、押し付け機構2012及びセルボディ上部2023に電気的に接続される。このため、電気化学系2011においては、集電経路が反応場及び拡散場を迂回し、電気化学系2011が充電される場合及び電気化学系2011が放電する場合に反応場及び拡散場に均一な電界が発生する。さらに、電気化学系2011の内部の電界強度は、セパレーター2051の厚さにより調整できる。これらのことは、電気化学系2011の充放電をリチウムイオン二次電池の実電池の充放電に近づけることができることを意味する。このため、電気化学系2011は、リチウムイオン二次電池の実電池の充電条件に近い充電条件により充電でき、リチウムイオン二次電池の実電池の放電条件に近い放電条件より放電できる。電気化学系2011の内部の電界強度をリチウムイオン二次電池の実電池の内部の電界強度と意図的に異ならせることもできる。
2.4 多孔体電極の第1実施形態
図4の模式図は、多孔体電極の第1実施形態を示す。
図4に示される多孔体電極2190は、赤外分光分析セル2000を構成する多孔体電極2050として使用される。
図4に示されるように、多孔体電極2190は、カーボンペーパー2200、電極活物質の粒子2201及び導電剤の粒子2202を備える。電極活物質の粒子2201及び導電剤の粒子2202は、カーボンペーパー2200に担持される。電極活物質の粒子2201及び導電剤の粒子2202が結着剤によりカーボンペーパー2200に結着されてもよい。電極活物質の粒子2201は、カーボンペーパー2200を構成するカーボンの繊維と直接的に電子をやり取りする場合もあるし、導電剤の粒子2202を介してカーボンペーパー2200を構成するカーボンの繊維と電子をやり取りする場合もある。
カーボンペーパー2200が他の種類の多孔体集電体に置き換えられてもよい。例えば、カーボンペーパー2200が金属メッシュ又は合金メッシュに置き換えられてもよい。多孔体電極2190が正極である場合は、金属メッシュを構成する金属は、望ましくはアルミニウムであり、合金メッシュを構成する合金は、望ましくはアルミニウム合金である。多孔体電極2190が負極である場合は、金属メッシュを構成する金属は、望ましくは銅又はニッケルであり、合金メッシュを構成する合金は、望ましくは銅合金又はニッケル合金である。
多孔体電極2190が正極である場合は、電極活物質は正極活物質である。多孔体電極2190が負極である場合は、電極活物質は負極活物質である。
導電剤の粒子2202の径は、望ましくは電極活物質の粒子2201の径より小さい。導電剤の粒子2202の径が電極活物質の粒子2201の径より小さい場合は、一の電極活物質の粒子2201と他の電極活物質の粒子2201との間に導電剤の粒子2202が侵入しやすく、電極活物質の粒子2201とカーボンペーパー2200を構成するカーボンの繊維との間に導電剤の粒子2202が侵入しやすく、電子伝導の経路が形成されやすい。
多孔体電極2190は、電極活物質の粉末、導電剤の粉末、結着剤等の固形分を分散媒に分散した分散液をカーボンペーパー2200の表面に塗布した後に分散媒を蒸発させることにより作製される。電極活物質の粒子2201及び導電剤の粒子2202の一部は、カーボンペーパー2200の表面にとどまり、電極活物質の粒子2201及び導電剤の粒子2202の一部は、カーボンペーパー2200の内部に侵入する。
多孔体電極2190が電解液2041に浸漬された場合は、カーボンペーパー2200を構成するカーボンの繊維の間の空隙に電解液2041が侵入し、電解液2041が電極活物質の粒子2201に接触する。
2.5 多孔体電極の第2実施形態
図5の模式図は、多孔体電極の第2実施形態を示す。
図5に示される多孔体電極2220は、赤外分光分析セル2000を構成する多孔体電極2050として使用される。
多孔体電極2220は、電極活物質の粉末及び導電剤の粉末を含む混合物からなる膜であり、図5に示されるように電極活物質の粒子2230及び導電剤の粒子2231が互いに分散した微構造を有する。混合物が結着剤を含んでもよい。電極活物質の粒子2230は、導電剤の粒子2231と電子をやり取りする。
多孔体電極2220が正極である場合は、電極活物質は正極活物質である。多孔体電極2220が負極である場合は、電極活物質は負極活物質である。
導電剤の粒子2231の径は、望ましくは電極活物質の粒子2230の径より小さい。導電剤の粒子2231の径が電極活物質の粒子2230の径より小さい場合は、一の電極活物質の粒子2230と他の電極活物質の粒子2230との間に導電剤の粒子2231が侵入しやすく、電子伝導の経路が形成されやすい。
多孔体電極2220は、電極活物質の粉末、導電剤の粉末、結着剤等の固形分を分散媒に分散した分散液をダイアモンドプレート2020の上部主面2240又はセパレーター2051の下部主面2241に塗布した後に分散媒を蒸発させることにより作製される。
多孔体電極2220が電解液2041に浸漬された場合は、電解液2041が多孔体電極2220の空隙に侵入し、電解液2041が電極活物質の粒子2230に接触する。
2.6 セパレーター
セパレーター2051は、ポリオレフィン多孔体、ガラスフィルター等からなる。セパレーター2051は、板状である。セパレーター2051が膜状であってもよい。セパレーター2051には、電解液2041が浸透する。
2.7 電極
電極2052は、電極活物質の粉末及び導電剤の粉末を含む混合物からなる。混合物が結着剤を含んでもよい。電極2052が負極である場合は、電極活物質は負極活物質である。電極2052が正極である場合は、電極活物質は正極活物質である。電極2052は、膜状である。電極2052が膜状である場合は、電極活物質の粉末、導電剤の粉末、結着剤等の固形分を分散媒に分散した分散液を集電体2053の下部主面2242に塗布した後に分散媒を蒸発させることにより電極2052が作製される。電極2052が板状であってもよい。
2.8 集電体
集電体2053は、金属又は合金からなる。集電体2053が負極集電体である場合は、集電体2053は、望ましくは銅、銅合金、ニッケル又はニッケル合金からなる。集電体2053が正極集電体である場合は、集電体2053は、望ましくはアルミニウム又はアルミニウム合金からなる。集電体2053は、箔状である。集電体2053が板状であってもよい。
2.9 電極活物質及び導電剤
正極活物質は、望ましくは、層状化合物、スピネル型化合物、オリビン型化合物等である。層状化合物には、LiCoO、LiNiO、Li(NiMnCo)1/3等がある。スピネル型化合物には、LiMn、LiNi1/2Mn3/2等がある。オリビン型化合物には、LiFePO、LiMnPO等がある。負極活物質は、望ましくは、グラファイトである。導電剤は、望ましくはカーボンである。
2.10 電解液
電解液の溶媒成分は、有機溶媒である。有機溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチルラクトン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリル等である。2種類以上の有機溶媒が混合されてもよい。
電解液の溶質成分は、リチウム塩である。リチウム塩は、LiPF、LiClO、LiBF、LiN(CFSO、LiN(CSO等である。
3 赤外分光分析セルの第2実施形態
図6及び図7の模式図は、赤外分光分析セルの第2実施形態を示す。図7は、図6の一部の拡大図である。
図6及び図7に示される赤外分光分析セル3000は、赤外分光分析装置1000を構成する赤外分光分析セル1010として使用される。
第2実施形態の赤外分光分析セル3000は、第1実施形態の赤外分光分析セル2000を構成するフルセルの電気化学系2011をハーフセルの電気化学系に置き換えたものである。第1実施形態の赤外分光分析セル2000において採用された技術は、フルセルの電気化学系2011をハーフセルの電気化学系に置き換えるために必要な変更を加えた上で、第2実施形態の赤外分光分析セル3000においても採用される。
図6及び図7に示されるように、赤外分光分析セル3000は、外装3010、電気化学系3011、押し付け機構3012等を備える。第2実施形態の外装3010及び押し付け機構3012は、それぞれ第1実施形態の外装2010及び押し付け機構2012と同じものである。電気化学系3011は、積層体3040及び電解液3041を備える。積層体3040は、多孔体電極3050、セパレーター3051及び電極3052を備える。第2実施形態の多孔体電極3050及びセパレーター3051は、それぞれ第1実施形態の多孔体電極2050及びセパレーター2051と同じものである。多孔体電極3050、セパレーター3051及び電極3052は、電解液3041に浸漬される。孔開きプレート3031は、多孔体電極3050に電気的に接続される。孔開きプレート3031は、多孔体電極3050が送受する電流の集電経路となる。セルボディ上部3023は、押し付け機構3012を介して電極3052に電気的に接続される。セルボディ上部3023及び押し付け機構3012は、電極3052が送受する電流の集電経路となる。
電気化学系3011は、ハーフセルである。多孔体電極3050は、作用極である。電極3052は、対極である。多孔体電極3050は、リチウムイオン二次電池の正極となりうるものであってもよいし、リチウムイオン二次電池の負極となりうるものであってもよい。
多孔体電極3050、セパレーター3051及び電極3052は、記載した順序で孔開きプレート3031の上部主面3111と垂直をなす方向に積層される。多孔体電極3050、セパレーター3051及び電極3052の各々は、上部主面3111と平行に広がる。
多孔体電極3050の下部主面3140は、窓材3030の反射部3091に密着する密着部3150を有する。密着部3150には、反射部3091から漏れ出したエバネッセント波3130が到達する被到達部となる。孔開きプレート3031は、開口3121に隣接する隣接部3160を上部主面3111に有する。多孔体電極3050の下部主面3140は、隣接部3160に密着する密着部3151を有する。密着部3151は、隣接部3160に電気的に接続される被接続部となる。電極3052の下部主面3170は、セパレーター3051を挟んで多孔体電極3050の上部主面3141と対向する。
赤外分光分析セル3000においても、反応場に存在する物質の赤外吸収スペクトルを内部反射法により取得でき、その場赤外分光分析が可能である。また、電気化学系3011も、リチウムイオン二次電池の実電池の充電条件に近い充電条件により充電でき、リチウムイオン二次電池の実電池の放電条件に近い放電条件により放電できる。
電極3052は、リチウム金属からなる。電極3052は、箔状である。電極3052が板状であってもよい。電極3052が、リチウム金属以外の物質からなる基体の表面をリチウム金属からなる膜で被覆した被覆体であってもよい。
4 赤外分光分析セルの第3実施形態
図8及び図9の断面模式図は、赤外分光分析セルの第3実施形態を示す。図9は、図8の一部の拡大図である。
図8及び図9に示される赤外分光分析セル4000は、赤外分光分析装置1000を構成する赤外分光分析セル1010として使用される。
第3実施形態の赤外分光分析セル4000は、第1実施形態の赤外分光分析セル2000に保護膜を追加したものである。第1実施形態の赤外分光分析セル2000において採用された技術は、保護膜を追加するために必要な変更を加えた上で、第3実施形態の赤外分光分析セル4000においても採用される。第2実施形態の赤外分光分析セル3000において採用された技術が第3実施形態の赤外分光分析セル4000において採用されてもよい。
図8及び図9に示されるように、赤外分光分析セル4000は、外装4010、電気化学系4011、押し付け機構4012、保護膜4013等を備える。第3実施形態の外装4010、電気化学系4011及び押し付け機構4012は、それぞれ第1実施形態の外装2010、電気化学系2011及び押し付け機構2012と同じものである。第3実施形態の電気化学系4011が第2実施形態の電気化学系3011と同じものであってもよい。孔開きプレート4031は、保護膜4013を介して多孔体電極4050に電気的に接続される。孔開きプレート4031及び保護膜4013は、多孔体電極4050が送受する電流の集電経路となる。セルボディ上部4023は、押し付け機構4012及び集電体4053を介して電極4052に電気的に接続される。セルボディ上部4023、押し付け機構4012及び集電体4053は、電極4052が送受する電流の集電経路となる。
保護膜4013は、ダイアモンドプレート4020を保護する。保護膜4013は、金属又は合金からなり、多孔体電極4050が正極である場合は望ましくはアルミニウム又はアルミニウム合金からなる。多孔体電極4050が正極である場合にアルミニウム又はアルミニウム合金からなる保護膜4013が採用された場合は、正極の電位が高い場合でもダイアモンドプレート4020が保護される。保護膜4013は、蒸着、スパッタリング等により形成される。
保護膜4013の下部主面4500は、窓材4030の反射部4091に密着する下部密着部4510及び隣接部4160に密着する下部密着部4511を有する。
保護膜4013の上部主面4501は、下部主面4500と反対方向を向き、下部密着部4510の裏にある上部密着部4520及び下部密着部4511の裏にある上部密着部4521を有する。
多孔体電極4050の下部主面4140は、保護膜4013の上部密着部4520に密着する下部密着部4150及び保護膜4013の上部密着部4521に密着する下部密着部4151を有する。下部密着部4150は、反射部4091に近接する近接部となり、反射部4091から漏れ出したエバネッセント波4130が到達する被到達部となる。下部密着部4151は、保護膜4013を介して隣接部4160に電気的に接続される被接続部となる。保護膜4013の厚さは、エバネッセント波4130が下部密着部4150に到達するように薄くされ、典型的には200nmから300nmとされる。
赤外分光分析セル4000においても、反応場に存在する物質の赤外吸収スペクトルを内部反射法により取得でき、その場赤外分光分析が可能である。また、電気化学系4011も、リチウムイオン二次電池の実電池の充電条件に近い充電条件により充電でき、リチウムイオン二次電池の実電池の放電条件に近い放電条件により放電できる。
5 赤外分光分析の例
赤外分光分析セルの第2実施形態に従って赤外分光分析セルの試作品を作製し、赤外分光分析を行った。作用極は、多孔体電極の第1実施形態にしたがって作製した。すなわち、LiCoOの粉末、カーボンの粉末及び結着剤を分散媒に分散させた分散液をカーボンペーパーに塗布し分散媒を蒸発させることにより作用極を作製した。対極は、リチウム箔とした。電解液の溶媒成分は、1体積部のエチレンカーボネート及び1体積部のジエチルカーボネートの混合液とした。電解液の溶質成分は、LiPFとした。電解質の濃度は、1Mとした。赤外分光分析には、サーモ・フィッシャー・サイエンティフィク(Thermo Fisher Scientific)社製のニコレーiS50R(Nicolet iS50R)を使用した。
図10のグラフは、充放電レートがC/5である場合の充放電特性を示す。図11のグラフは、充放電レートが1Cである場合の充放電特性を示す。
図10及び図11に示される充放電特性からは、赤外分光分析セルの試作品を構成する電気化学系は、放電レートが実電池の放電レートと同様のC/5又は1Cである場合でも、正極活物質がLiCoOである場合の典型的な充放電特性を有することがわかる。
図12のグラフは、充電レートがC/5である場合の充電中の赤外分光分析の結果を示す。図13のグラフは、放電レートがC/5である場合の放電中の赤外分光分析の結果を示す。図12及び図13に示される赤外分光分析の結果は、ひとつ前の測定により得られたスペクトルとの差スペクトルである。上向きのピークは、ひとつ前の測定から減少した成分を示す。上向きのピークは、ひとつ前の測定から増加した成分を示す。
図12及び図13に示される赤外分光分析の結果において観察されたピークはLiCoOに帰属できる。すなわち、図12及び図13に示される赤外分光分析の結果からは、作用極において電解液の酸化分解が発生していないことがわかる。
本発明は詳細に示され記述されたが、上記の記述は全ての局面において例示であって限定的ではない。したがって、本発明の範囲からはずれることなく無数の修正及び変形が案出されうると解される。
1010 赤外分光分析セル
2000 赤外分光分析セル
2030 窓材
2031 孔開きプレート
2041 電解液
2050 多孔体電極
2051 セパレーター
2052 電極
2190 多孔体電極
2200 カーボンペーパー
2201 電極活物質の粒子
2202 導電剤の粒子
2220 多孔体電極
2230 電極活物質の粒子
2231 導電剤の粒子
3000 赤外分光分析セル
3041 電解液
3050 多孔体電極
3051 セパレーター
3052 電極
4000 赤外分光分析セル
4050 多孔体電極
4052 電極

Claims (6)

  1. ダイアモンドからなり、入射部、反射部及び出射部を表面に有し前記入射部に入射した赤外光が前記反射部に全反射され前記出射部から出射し前記反射部からエバネッセント波が漏れ出すように構成される窓材と、
    導電体からなり、開口を表面に有する孔が形成され、前記開口に隣接する隣接部を表面に有し、前記反射部が前記開口に配置されるように前記孔の内部に前記窓材を保持する構造物と、
    電解液と、
    前記電解液に浸漬され、リチウム二次電池の電極活物質を含み、互いに反対の方向を向く第1の主面及び第2の主面を有し、前記エバネッセント波が到達する被到達部及び前記隣接部に電気的に接続される被接続部を前記第1の主面が有する多孔体電極と、
    前記電解液に浸漬されるセパレーターと、
    前記電解液に浸漬され、前記セパレーターを挟んで前記第2の主面に対向する電極と、
    を備える赤外分光分析セル。
  2. 前記被到達部が前記反射部に密着し、
    前記被接続部が前記隣接部に密着する
    請求項1の赤外分光分析セル。
  3. 金属又は合金からなり、互いに反対の方向を向く第3の主面及び第4の主面を有し、前記第3の主面が前記反射部に密着する第1の密着部及び前記隣接部に密着する第2の密着部を有し、前記第4の主面が前記第1の密着部の裏にあって前記被到達部に密着する第3の密着部及び前記第2の密着部の裏にあって前記隣接部に密着する第4の密着部を有する膜
    をさらに備える請求項1の赤外分光分析セル。
  4. 前記多孔体電極は、
    多孔体集電体と、
    前記多孔体集電体に担持される電極活物質の粒子と、
    前記多孔体集電体に担持される導電剤の粒子と、
    を備える
    請求項1から3までのいずれかの赤外分光分析セル。
  5. 前記多孔体集電体が、カーボンペーパー、金属メッシュ又は合金メッシュである
    請求項4の赤外分光分析セル。
  6. 前記多孔体電極が電極活物質の粉末及び導電剤の粉末を含む混合物からなる膜である
    請求項1から3までのいずれかの赤外分光分析セル。
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