JP2016113868A - 施解錠装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トイレ室の施錠および解錠を容易にできる施解錠装置を提供すること。【解決手段】鉄道車両1に設置されるトイレ室2の出入口3を手動で開閉する扉4の施錠および解錠が、電気錠16によって電気的に行われる。トイレ室2の室外に配置される室外解錠スイッチ7が操作されることで電気錠16の解錠が指示され、トイレ室2の室内に配置される室内施錠スイッチ12及び室内解錠スイッチ11が操作されることで電気錠16の施錠および解錠が指示される。室外解錠スイッチ7、室内施錠スイッチ12及び室内解錠スイッチ11の操作によって解錠および施錠を行うことができるので、トイレ室2の施錠および解錠を容易にできる。【選択図】図1
Description
本発明は施解錠装置に関し、特にトイレ室の施錠および解錠を容易にできる施解錠装置に関するものである。
中距離および長距離を走行する鉄道車両には、一般に、トイレが設けられている。トイレは、出入口を開閉する扉により仕切られたトイレ室に配置されている。そのトイレ室の扉は、手動で開閉を行うものや電気駆動によって開閉を行うものがある(特許文献1)。特許文献1によれば、手動で扉の開閉を行うものは、引き戸式または折り畳み式の扉の端部にレバーハンドルが設けられており、そのレバーハンドルを手動で引き下げながら扉を開閉する。さらに、レバーハンドルの動きを規制する機械式のロック機構がトイレ室内に設けられているので、トイレ室内からロック機構を操作することで、トイレ室外からのレバーハンドルの操作をできなくすることができる。これによりトイレ室を施錠できる。
しかしながら特許文献1に開示される技術では、施錠や解錠を行う場合に、機械式のロック機構を手で操作しなければならないので、手を自由に動かすことが困難な怪我人や障碍者などの乗客はトイレ室の施錠や解錠が困難であった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、トイレ室の施錠および解錠を容易にできる施解錠装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために請求項1記載の施解錠装置は、鉄道車両に設置されるトイレ室の出入口を手動で開閉する扉の施解錠を行うものにおいて、前記扉の施錠および解錠を電気的に行う電気錠と、前記トイレ室の室外に配置されると共に操作されることで前記電気錠の解錠を指示する室外解錠スイッチと、前記トイレ室の室内に配置されると共に操作されることで前記電気錠の施錠および解錠を指示する室内施錠スイッチ及び室内解錠スイッチと、前記トイレ室の室外から鍵を用いて操作された場合にのみ前記扉の施錠および解錠を機械的に行う錠機構とを備えている。
請求項2記載の施解錠装置は、請求項1記載のものにおいて、前記扉の開閉状態を検知する扉開閉検知手段と、その扉開閉検知手段により前記扉が閉じていることが検知された場合に、前記室内施錠スイッチの操作に基づく施錠指示がなくても前記電気錠の施錠を行う自動施錠手段とを備えている。
請求項3記載の施解錠装置は、請求項2記載のものにおいて、前記扉開閉検知手段により前記扉が閉じていることが検知されてからの経過時間を計測する計時手段を備え、前記自動施錠手段は、前記計時手段により計測される経過時間が所定時間を超えるまでは前記電気錠の施錠を行わない。
請求項4記載の施解錠装置は、請求項1から3のいずれかに記載のものにおいて、前記電気錠は、前記室内施錠スイッチの操作に基づいて施錠された場合に、前記室内解錠スイッチの操作によって解錠される一方、前記室外解錠スイッチの操作では解錠されない。
請求項5記載の施解錠装置は、請求項3又は4に記載のものにおいて、前記鉄道車両の状態を取得する状態取得手段と、その状態取得手段により取得された鉄道車両の状態が所定条件を満たす場合に、前記自動施錠手段により電気錠の施錠を行うための前記所定時間を短縮する時間短縮手段とを備えている。
請求項6記載の施解錠装置は、請求項1から5のいずれかに記載のものにおいて、前記電気錠は、通電起動時に施錠される一方、非通電時に解錠される。
請求項1記載の施解錠装置によれば、鉄道車両に設置されるトイレ室の出入口を手動で開閉する扉の施錠および解錠が、電気錠によって電気的に行われる。トイレ室の室外に配置される室外解錠スイッチが操作されることで電気錠の解錠が指示され、トイレ室の室内に配置される室内施錠スイッチ及び室内解錠スイッチが操作されることで電気錠の施錠および解錠が指示される。室外解錠スイッチ、室内施錠スイッチ及び室内解錠スイッチの操作によって施錠および解錠を行うことができるので、トイレ室の施錠および解錠を容易にできる効果がある。
また、錠機構は、トイレ室の室外から鍵を用いて操作された場合にのみ扉の施錠および解錠を機械的に行うので、電気錠やトイレ等が故障した場合や停電などの異常発生時には、トイレ室の室外から錠機構を施錠することで扉を開けられないようにできる。よって、トイレ室への進入を防ぐことができる効果がある。
請求項2記載の施解錠装置によれば、扉の開閉状態が扉開閉検知手段により検知され、扉が閉じていることが検知されると、室内施錠スイッチの操作に基づく施錠指示がなくても自動施錠手段により電気錠の施錠が行われる。従って、請求項1の効果に加え、自動施錠手段により施錠されることで、トイレ室が使用されておらず室内施錠スイッチの操作に基づいて施錠されていないときに、走行する鉄道車両の振動や傾き、加速度等によって扉が開いてしまうことを防止できる効果がある。
請求項3記載の施解錠装置によれば、扉が閉じていることが扉開閉検知手段により検知されてからの経過時間が、計時手段により計測される。自動施錠手段は、計時手段により計測される経過時間が所定時間を超えるまでは電気錠の施錠を行わないので、経過時間が所定時間以内であるときは、扉を閉じても施錠されないようにできる。従って、経過時間が所定時間以内であるときは、トイレ室から出た乗客が扉を閉めた途端に施錠されてしまうことを防止できる。
ここで、トイレ室から出た乗客が扉を閉めた途端に施錠されてしまうと、トイレ室の外で順番を待っている乗客がトイレ室に入るときには、室外解錠スイッチを操作して解錠しなければならない。解錠しないとトイレ室に入れないのでは、トイレ室の外で順番を待っている乗客にとっては解錠操作を行う分だけ煩雑である。これを防止するために、経過時間が所定時間以内であるときは、トイレ室から出た乗客が扉を閉めても施錠されないようにできる。その結果、トイレ室の外で順番を待っている乗客は解錠操作を行うことなく扉を開けてトイレ室に入ることができるので、請求項2の効果に加え、トイレ室に入ろうとする乗客の利便性を向上できる効果がある。
請求項4記載の施解錠装置によれば、電気錠は、室内施錠スイッチの操作に基づいて施錠された場合に、室内解錠スイッチの操作によって解錠することで、乗客はトイレ室から室外に出ることができる。また、室内施錠スイッチの操作によって施錠された場合に、電気錠は室外解錠スイッチの操作では解錠されないので、請求項1から3のいずれかの効果に加え、室内施錠スイッチを操作して施錠すれば、使用中のトイレ室に人が進入することを防止できる効果がある。
請求項5記載の施解錠装置によれば、状態取得手段により鉄道車両の状態が取得され、状態取得手段により取得された鉄道車両の状態が所定条件を満たす場合に、自動施錠手段により電気錠の施錠を行うための所定時間が、時間短縮手段により短縮される。その結果、請求項3又は4の効果に加え、トイレ室に入ろうとする乗客の利便性の向上と、トイレ室が使用されていないときに扉が開いてしまう問題の解決との両立を、鉄道車両の状態に応じて図ることができる効果がある。
請求項6記載の施解錠装置によれば、電気錠は通電起動時に施錠されるので、走行する鉄道車両の振動や傾き、加速度等によって扉が開いてしまうことを防止できる効果がある。また、電気錠は非通電時に解錠されるので、停電等の異常が発生したときに電気錠の解錠ができなくてトイレ室内に乗客が閉じ込められてしまう問題が生じないようにできる。よって、請求項1から5のいずれかの効果に加え、防災性を向上できる効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず図1及び図2を参照して、施解錠装置20が設置されたトイレ室2について説明する。図1は本発明の一実施の形態における施解錠装置20が設置されたトイレ室2の正面図であり、図2はトイレ室2の内側から視たトイレ室2の扉4及び壁面の背面図である。なお、図1及び図2は扉4を閉じた状態が図示されている。
図1に示すように、トイレ室2は鉄道車両1に設置されるものであり、車両のレール方向端部と客室との間に設けられる。トイレ室2は、出入口3に扉4が設けられている。扉4は出入口3を開閉するための部材であり、表面(トイレ室2の外側)の左右方向一端側(図1右側)に取手5が設けられており、左右方向一端側の上部に錠機構6が設けられている。本実施の形態では、扉4をレール方向(図1左右方向)にスライドして開閉する引き戸式の扉の場合について説明するが、これに限られるものではなく、開き戸式や折り戸式(折り畳み式)の扉を有するトイレ室に適用することは当然可能である。
なお、扉4は、互いに係合して閉じた扉4を開き難くするラッチ(掛け金)等の係合部材が設けられていないので、軽微な力で扉4を閉じた状態から開いた状態にできる。そのため、手を自由に動かすことが困難な怪我人や障碍者などの乗客であっても、扉4の開閉をスムーズに行うことができる。
錠機構6は、扉4の施錠および解錠を機械的に行うための機構であり、扉4の左右方向一端側(図1右側)の上部に内蔵されており、鍵(図示せず)が挿入される鍵穴6aが扉4の表面(トイレ室2の外側)に開口している。鍵穴6aに鍵を挿入して錠機構6を操作することにより、施錠および解錠がなされる。なお、扉4の裏面(トイレ室2の内側)には、錠機構6を操作するための鍵穴は設けられていない。
錠機構6が解錠されているときには、乗客は取手5を使って扉4を左右方向他端側(図1左側)へ移動させて扉4を開け、扉4を左右方向一端側(図1右側)へ移動させて扉4を閉めることができる。乗客は、扉4を開けると出入口3からトイレ室2への出入が可能である。扉4が閉じられると出入口3が塞がれ、外側からトイレ室2の内側が見えなくなる。
なお、錠機構6は、鍵穴6aに鍵(図示せず)を挿入して操作するものなので、鍵を持った特定の人(例えば車掌等の乗務員)でなければ操作することはできない。また、機械的に錠機構6の施錠および解錠が行われるので、電気錠16(後述する)とは異なり、鍵があれば非通電時に操作することが可能である。また、手の届き難い扉4の上部に鍵穴6aが設けられているので、鍵機構6を悪戯等によって破壊され難くできる。さらに、扉4の表面(トイレ室2の外側)に鍵穴6aが設けられているので、トイレ室2の室外から錠機構6を操作可能にする一方、トイレ室2の室内からは錠機構6を操作不能にできる。
トイレ室2は、出入口3の周囲の外側壁面に室外解錠スイッチ7及び室外上部表示器8が配置されている。室外解錠スイッチ7は、電気錠16(後述する)を解錠するためのスイッチであり、取手5と略同一の高さに配置されている。本実施の形態では、室外解錠スイッチ7は押ボタン式のスイッチであり、トイレ室2の外側壁面に向かって押すことにより、電気錠16を解錠する指示信号が制御装置21(後述する)に出力される。
室外解錠スイッチ7は、室外下側表示器7aが表面に設けられている。室外下側表示器7a及び室外上部表示器8は、制御装置21(後述する)から出力される報知信号に基づいて、「使用中」や「あき(未使用)」の文字が表示されたり、「使用中」を表わす赤色や「あき(未使用)」を表わす緑色のランプが点灯されたりするように構成されている。
図2に示すように扉4は、トイレ室2の内側に位置する裏面の左右方向一端側(図2左側)に第1取手9及び第2取手10が設けられている。第1取手9は、扉4を挟んで取手5の裏側に配置されており、その第1取手9の斜め下方の位置に第2取手10が設けられる。扉4を開けたときに第2取手10が到達する位置に対応して、出入口3の一部を切欠した切欠部3aが形成されている。第2取手10は、第1取手9に対して扉4の鉛直方向下側かつ水平方向中央側に配置されているので、車椅子に乗った乗客Pも、第2取手10を使うことで扉4の開閉を容易にできる。また、扉4が施錠されている場合には、乗客Pは、第2取手10を掴んで引き寄せることで、第2取手10を手すりのように使って自分の体を移動させることができる。
トイレ室2は、内側壁面であって出入口3の左右に、それぞれ室内解錠スイッチ11及び室内施錠スイッチ12が配置されている。室内解錠スイッチ11は、電気錠16(後述する)を解錠するためのスイッチであり、室内施錠スイッチ12は、電気錠16(後述する)を施錠するためのスイッチである。室内解錠スイッチ11及び室内施錠スイッチ12は、いずれも第1取手9と略同一の高さに配置されている。
本実施の形態では、室内解錠スイッチ11及び室内施錠スイッチ12はいずれも押ボタン式のスイッチである。室内解錠スイッチ11をトイレ室2の内側壁面に向かって押すことにより、電気錠16(後述する)を解錠する指示信号が制御装置21(後述する)に出力される。また、室内施錠スイッチ12をトイレ室2の内側壁面に向かって押すことにより、電気錠16を施錠する指示信号が制御装置21に出力される。
室内施錠スイッチ12は、室内表示器12aが表面に設けられている。室内表示器12aは、制御装置21(後述する)から出力される報知信号に基づいて、「施錠」や「解錠」の文字が表示されたり、「施錠」を表わす赤色や「解錠」を表わす緑色のランプが点灯されたりするように構成されている。
次に図3を参照して、錠機構6及び電気錠16について説明する。図3は図1のIIIで示す部分の一部(壁面の一部)を破断して示したトイレ室2の正面図である。図3に示すように、扉4の上方に位置するトイレ室2の梁13には、扉開閉検知装置14、電気錠16及び受部材18が、梁13の長手方向に並んで設置されている。一方、扉4には、扉4を閉じたときに扉開閉検知装置14、電気錠16及び受部材18とそれぞれ対応する位置に、検知子15、受部材17及び錠機構6が設置されている。
扉開閉検知装置14は、扉4の開閉を検知するための装置であり、梁13に上端が固定されている。本実施の形態では、扉開閉検知装置14は非接触で距離を検出するセンサにより構成されており、扉4に固定された検知子15との距離が所定距離以下になると扉4が閉じたことを検知し、検知子15との距離が所定距離より大きくなると扉4が開いたことを検知する。
電気錠16は、扉4の施錠および解錠を電気的に行うための装置であり、上端が梁13に固定されている。本実施の形態では、電気錠16は、電気的エネルギーを直線運動の機械的エネルギーに転換するソレノイド16aと、ソレノイド16aによって直線往復運動する軸状の係合子16bとを備えている。受部材17は、進入した係合子16bと係合する孔部等の被係合部17aが形成されており、扉4に固定されている。電気錠16は、係合子16bが被係合部17aに進入して係合子16bと受部材17とが係合することにより施錠され、係合子16bが受部材17から離脱することにより解錠される。
なお、電気錠16は、通電時に施錠が行われる一方、非通電時は解錠されるように設定されている。その結果、停電等の非通電となる異常が発生したときに電気錠16の解錠ができなくてトイレ室2内に乗客Pが閉じ込められてしまう問題が生じないようにできる。これにより、防災性を確保できる。
錠機構6は、扉4の施錠および解錠を機械的に行うための機構であり、扉4の表面に鍵穴6aを開口させて扉4の上端に内蔵されている。鍵穴6aに挿入した鍵(図示せず)の操作によって、軸状の係合子6bが受部材18に対して挿脱される。受部材18は、進入した係合子6bと係合する孔部等の被係合部18aが形成されており、梁13に固定されている。錠機構6は、係合子6bが被係合部18aに進入して係合子6bと受部材18とが係合することにより施錠され、係合子6bが受部材18から離脱することにより解錠される。
次に図4を参照して、施解錠装置20の電気的構成について説明する。図4は施解錠装置20の電気的構成を示したブロック図である。施解錠装置20は、図4に示すように制御装置21と、制御装置21に接続される扉開閉検知装置14等の各種装置とを備えている。制御装置21は、CPU22、ROM23及びRAM24を備え、それらがバスライン25を介して入出力ポート26に接続されている。また、入出力ポート26には、扉開閉検知装置14等の装置が接続されている。
CPU22は、バスライン25により接続された各部を制御する演算装置であり、ROM23は、CPU22により実行される制御プログラム(例えば図5から図7に図示されるフローチャートのプログラム)や閾値等の固定値データ等を記憶する書き換え不能な不揮発性のメモリである。また、ROM23には、第1所定値23a及び第2所定値23bが設けられている。第1所定値23a及び第2所定値23bは、後述する施解錠処理(図6参照)で用いられる閾値となる時間であり、第1所定値23aは第2所定値23bより短い時間に設定されている。
RAM24は、制御プログラムの実行時に各種のデータを書き換え可能に記憶するためのメモリであり、図4に示すように、計時フラグ24aが設けられている。計時フラグ24aは、計時装置28(後述する)により時間を測定中であるか否かを示すフラグであり、後述する施解錠処理(図6参照)においてオン又はオフに切り換えられる。CPU22は、この計時フラグ24aがオンである場合に、計時装置28により時間が測定されていると判断する。計時装置28が測定する時間は、電気錠16が解錠された状態で扉4が閉じている時間である。
室外解錠スイッチ7、室内解錠スイッチ11及び室内施錠スイッチ12は、それぞれが操作されたか否かを検出するセンサ(図示せず)と、そのセンサの検出結果をそれぞれ処理してCPU22に出力する出力回路(図示せず)とを主に備えている。なお、室外解錠スイッチ7及び室内解錠スイッチ11は、乗客Pの操作によってオンに切り換えられる一方、CPU22によってオフに切り換えられる。
扉開閉検知装置14は、検知子15(図3参照)が近接したことを検出して、その検出結果をCPU22に出力する。扉開閉検知装置14は、検知子15が近接したことを検出するセンサ(図示せず)と、そのセンサの検出結果を処理してCPU22に出力する出力回路(図示せず)とを主に備えている。
電気錠16は、扉4を電気的に施解錠する。電気錠16は、直線往復運動する駆動力を係合子16b(図3参照)に付与するソレノイド16aと、ソレノイド16aをCPU22からの指示に基づいて駆動制御する駆動制御回路(図示せず)とを主に備えている。
表示装置27は、電気錠16によって扉4(図1参照)が施錠されているか否かを表示(報知)するための装置であり、室外下部表示器7a、室外上部表示器8及び室内表示器12aと、室外下部表示器7a、室外上部表示器8及び室内表示器12aをCPU22からの指示に基づいて作動制御する制御回路(図示せず)とを主に備えている。
計時装置28は、時間を測定すると共にその測定結果をCPU22に出力するための装置であり、時間を計時する計時器(図示せず)と、その計時器の検出結果を処理してCPU22に出力する出力回路(図示せず)とを主に備えている。
速度検出装置29は、鉄道車両1の走行速度を検出するための装置であり、走行速度を検出するための速度センサ(図示せず)と、その速度センサの検出結果を処理してCPU22に出力する出力回路(図示せず)とを備えている。本実施の形態では、速度センサは、鉄道車両1の車軸端に取り付けられた速度発電機により構成される。
次いで図5及び図6を参照して施解錠処理について説明する。図5及び図6は施解錠処理を示すフローチャートである。この処理は施解錠装置20の電源が投入されている間、CPU22によって繰り返し実行される処理であり、乗客Pの操作等によってトイレ室2の施錠および解錠を行うための処理である。
CPU22は施解錠処理に関し、扉4が閉じているか否かを判断する(S1)。なお、S1の処理は、扉開閉検知装置14の検出結果に基づいて判断する。S1の処理の結果、扉4が開いていると判断される場合には(S1:No)、扉4が開いた状態ではトイレ室2を施錠できないので、計時装置28による計時を停止し、計時フラグ24aをオフして(S5)、この施解錠処理を終了する。一方、S1の処理の結果、扉4が閉じていると判断される場合には(S1:Yes)、次に室内施錠スイッチ12がオンであるか否かを判断する(S2)。
S2の処理の結果、室内施錠スイッチ12がオンであると判断される場合には(S2:Yes)、CPU22はソレノイド16aを作動させて電気錠16を施錠する(S3)。次にCPU22は、室外下部表示器7a及び室外上部表示器8に「使用中」の表示をし、室内表示器12aに「施錠」の表示をする(S4)。次いでCPU22は、計時装置28による計時を停止し、計時フラグ24aをオフし(S5)、この施解錠処理を終了する。
このように室内施錠スイッチ12の操作(室内施錠スイッチ12がオンであるか否か)に基づいて電気錠16によって施錠されるので、手を自由に動かすことが困難な怪我人や障碍者などの乗客Pであっても、施錠を容易に行うことができる。また、扉4が閉じられており、且つ、室内施錠スイッチ12がオンである場合に施錠されるので、室内施錠スイッチ12を押して扉4が閉まる前にトイレ室2の外に出ることで、トイレ室2を無人状態にして扉4を締め切るような悪戯を防止できる。
これに対し、室内施錠スイッチ12がオフであると判断される場合には(S2:No)、次にCPU22は、室内解錠スイッチ11がオンであるか否かを判断する(S6)。その結果、室内解錠スイッチ11がオンである(室内から解錠要求がある)と判断される場合には(S6:Yes)、CPU22は、計時フラグ24aはオンであるか否かを判断する(S7、図6参照)。その結果、計時フラグ24aがオフであると判断される場合には(S7:No)、CPU22は計時フラグ24aをオンにして(S8)、扉4が閉じている時間(扉4が閉じられてからの経過時間)を計時装置28により計測する(S9)。
次いでCPU22は、ソレノイド16aを作動させて電気錠16を解錠する(S10)。次に、室外下部表示器7a及び室外上部表示器8に「未使用」の表示をし、室内表示器12aに「解錠」の表示をし(S11)、この施解錠処理を終了する。
これに対しS7の処理の結果、計時フラグ24aがオンであると判断される場合には(S7:Yes)、CPU22は計時装置28により計時が開始されてからの経過時間が閾値(所定時間)を超えたか否かを判断する(S12)。なお、S12の処理で用いられる閾値は、ROM23に記憶されている第1所定値23a又は第2所定値23b(いずれも時間)が、後述する閾値設定処理(図7参照)により設定される。S12の処理の結果、経過時間が閾値(所定時間)を超えていない(閾値以下である)と判断される場合には(S12:No)、S9からS11の処理を実行し、電気錠16を解錠して、この施解錠処理を終了する。
一方、S12の処理の結果、経過時間が閾値(所定時間)を超えたと判断される場合には(S12:Yes)、解錠されているにも関わらず扉4が開かれなかったので、CPU22はソレノイド16aを作動させて電気錠16を施錠する(S13)。次いで、CPU22は、室外下部表示器7a及び室外上部表示器8に「未使用」の表示をし、室内表示器12aに「施錠」の表示をする(S14)。次いで、室内解錠スイッチ11及び室外解錠スイッチ7をオフし(S15,S16)、計時装置28の作動を停止させて計時を停止し、計時フラグ24aをオフして(S17)、この施解錠処理を終了する。
これに対しS6(図5参照)の処理の結果、室内解錠スイッチ11がオフであると判断される場合には(S6:No)、CPU22は、室外解錠スイッチ7がオンであるか否かを判断する(S18、図6参照)。その結果、室外解錠スイッチ7がオフであると判断される場合には(S18:No)、解錠要求がないのでS13からS17の処理を実行し、電気錠16を施錠して、この施解錠処理を終了する。
一方、S18の処理の結果、室外解錠スイッチ7がオンであると判断される場合には(S18:Yes)、CPU22は計時フラグ24aがオンであるか否かを判断する(S7)。ここで、室内解錠スイッチ11がオフのときは(S15)、計時フラグ24aはオフに設定されるので(S17)、CPU22はS8からS11の処理を実行し、電気錠16を解錠して、この施解錠処理を終了する。
この施解錠処理によれば、室内施錠スイッチ12がオンである場合には(S2:Yes)、S6からS18の処理をスキップするので(室外解錠スイッチ7の操作を無視するので)、室内施錠スイッチ12を操作して施錠すれば、使用中のトイレ室2に人が進入することを防止できる。なお、電気錠16が施錠されていても、室内解錠スイッチ11を操作することでS10の処理によって解錠される。その結果、乗客Pはトイレ室2から室外に出ることができる。室内解錠スイッチ11の操作に基づいて電気錠16が解錠されるので、手を自由に動かすことが困難な怪我人や障碍者などの乗客Pであっても、解錠を容易に行うことができる。
また、室内解錠スイッチ11又は室外解錠スイッチ7がオン状態である場合には、扉4の閉じている時間が、計時装置28によって計測される。その時間が所定時間(閾値)を超えると、室内施錠スイッチ12の操作に基づく施錠指示がなくても電気錠16が施錠される。時間が経過すると自動的に電気錠16が施錠されることで、走行する鉄道車両1の振動や傾き、加速度等によって扉4が開いてしまうことを防止できる。
なお、室内解錠スイッチ11又は室外解錠スイッチ7がオン状態であっても、扉4の閉じた時間が所定時間(閾値)を超えるまでは電気錠16の施錠を行わないので、例えば、トイレ室2から出た乗客Pが扉4を閉めた途端に施錠されてしまうことを防止できる。
ここで、トイレ室2から出た乗客Pが扉4を閉めた途端に施錠されてしまうと、トイレ室2の外で順番を待っている乗客Pがトイレ室2に入るときには、室外解錠スイッチ7を操作して解錠しなければならない。電気錠16を解錠しないとトイレ室2に入れないのでは、トイレ室2の外で順番を待っている乗客Pにとっては解錠操作を行う分だけ煩雑である。これに対し、この施解錠処理によれば、経過時間が所定時間以内であるときは、トイレ室2から出た乗客Pが扉4を閉めても施錠されないようにできる。その結果、トイレ室2の外で順番を待っている乗客Pは解錠操作を行うことなく扉4を開けてトイレ室2に入ることができるので、トイレ室2に入ろうとする乗客Pの利便性を向上できる。
なお、本実施の形態によれば、計時装置28により計測された時間は、扉4が開いた場合や電気錠16が施錠された場合にリセットされる(計時装置28による時間の計測を停止し、計時フラグ24aをオフする)。ここで、扉4が開いた場合や電気錠16が施錠された場合に経過時間の計測を進行させると、扉4を閉めた途端に施錠されてしまうことも起こり得る。本実施の形態によれば、室内解錠スイッチ11又は室外解錠スイッチ7がオン状態であって扉4の閉じた時間を計測するので、開いている扉4を閉めた途端に意図せずに施錠されてしまうことを防止でき、乗客Pの利便性を向上できる。
次に図7を参照して閾値設定処理について説明する。図7は閾値設定処理を示すフローチャートである。この処理は施解錠装置20の電源が投入されている間、CPU22によって繰り返し実行される処理であり、電気錠16を自動的に施錠する処理(図6に示すS13の処理)の基準となる閾値を設定するための処理である。
CPU22は閾値設定処理に関し、扉開閉検知装置14の検出結果に基づいて、所定時間内に扉4が開閉した回数を取得し(S21)、速度検出装置29の検出結果に基づいて、鉄道車両1の走行速度を取得する(S22)。次いで、CPU22は鉄道車両1の走行速度は所定速度以上であるか否かを判断する(S23)。なお、S23の処理では、CPU22はROM23に予め記憶されている値(所定速度)と、S22の処理によって取得した走行速度とを比較する。
S23の処理の結果、鉄道車両1の走行速度は所定速度以上であると判断される場合には(S23:Yes)、鉄道車両1は走行中であり、扉4が施錠されていないと鉄道車両1の前後方向の加速度によって扉4が勝手に開閉する可能性が高いと判断される。そこでCPU22は、ROM23に記憶されている第1所定値23a(例えば2秒)、第2所定値23b(例えば10秒)のうち、第2所定値23bに比べて時間の短い第1所定値23aを閾値に設定して(S26)、この閾値設定処理を終了する。
一方、S23の処理の結果、鉄道車両1の走行速度は所定速度未満であると判断される場合には(S23:No)、鉄道車両1の前後方向の加速度によって扉4が勝手に開閉する可能性は低いと判断される。そこでCPU22は、所定時間(例えば5秒)内に扉4が開閉した回数は所定回数(例えば2回)以上であるか否かを判断する(S24)。なお、S24の処理では、CPU22はROM23に予め記憶されている値(所定回数)と、S21の処理によって取得した回数とを比較する。
S24の処理の結果、所定時間内に扉4が開閉した回数は所定回数以上であると判断される場合には(S24:Yes)、鉄道車両1の振動等によって扉4は比較的頻繁に開閉していると判断される。そこでCPU22は、ROM23に記憶されている第1所定値23a、第2所定値23bのうち、第2所定値23bに比べて時間の短い第1所定値23aを閾値に設定して(S26)、この閾値設定処理を終了する。
一方、S24の処理の結果、所定時間内に扉4が開閉した回数は所定回数未満であると判断される場合には(S24:No)、CPU22は、ROM23に記憶されている第1所定値23a、第2所定値23bのうち、第1所定値23aに比べて時間の長い第2所定値23bを閾値に設定して(S25)、この閾値設定処理を終了する。
この閾値設定処理によれば、鉄道車両1の加速度や振動等に基づいて、施錠されていないと扉4が勝手に開閉する可能性が高いと判断される場合に、閾値が、第2所定値23bに比べて時間の短い第1所定値23aに設定される。閾値は、施解錠処理(図6参照)のS12の処理において経過時間と比較される基準値なので、第2所定値23bが閾値に設定されている場合と比較して、S13の処理において扉4を自動的に施錠させ易くできる。
これにより、扉4の開閉によって生じる開閉音による不快感(騒音)を生じ難くできる。また、扉4が勝手に開閉することを抑制できるので、開閉する扉4に指等が挟まれたり巻き込まれたりすることを抑制できる。さらに、扉4が閉じるときに生じる衝撃を抑制できるので、衝撃によって扉4等が早期に破損し易くなることを抑制できる。
また、施錠されていないと扉4が勝手に開閉する可能性が低いと判断される場合には、第1所定値23aに比べて時間の長い第2所定値23bに閾値が設定される。その結果、第1所定値23aに閾値が設定されている場合と比較して、扉4を閉めたときに比較的短時間で施錠されてしまうことを防止できる。
これにより、トイレ室2の外で順番を待っている乗客Pがトイレ室2に入るときに、室外解錠スイッチ7を操作して解錠しなければならない煩雑さを生じ難くできる。よって、トイレ室2に入ろうとする乗客Pの利便性の向上を図ることができる。
また、施錠されていないと扉4が勝手に開閉する可能性が高いか否かを、上述のように鉄道車両1の走行速度や扉4の開閉頻度などの鉄道車両1の状態に基づいて判断し、その判断結果に基づいて閾値を変更している。そのため、トイレ室2に入ろうとする乗客Pの利便性の向上と、トイレ室2が使用されていないときに扉4が開いてしまう問題(騒音や衝撃等)の解決との両立を、鉄道車両1の状態に応じて図ることができる。
なお、図5及び図6に示すフローチャート(施解錠処理)において、請求項3記載の扉開閉検知手段としてはS1の処理が、自動施錠手段としてはS13の処理がそれぞれ該当する。請求項4記載の計時手段としてはS9の処理が該当する。図7に示すフローチャート(閾値設定処理)において、請求項5記載の状態取得手段としてはS21及びS22の処理が、時間短縮手段としてはS26の処理がそれぞれ該当する。
ここで、電気錠16やトイレが故障した場合など、トイレ室2の使用を禁止したい場合がある。そのため、施錠および解錠を機械的に行う錠機構6がトイレ室2に設けられている。錠機構6は、トイレ室2の室外から鍵(図示せず)を用いて操作可能にされる一方、トイレ室2の室内からは操作不能にされる。その結果、電気錠16やトイレ等が故障した場合には、室外からの操作によって錠機構6を施錠することで扉4を開けられないようにできる。これにより、トイレ室2への乗客Pの進入を防ぎ、トイレ室2の使用を禁止できる。
また、防災性を確保するため、電気錠16は非通電時に解錠されるように設定されているので、停電のときには電気錠16で施錠することができない。そこで、停電のときにトイレ室2の使用を禁止するときも、錠機構6を用いて施錠する。
なお、電気錠16は、施解錠処理や閾値設定処理とは別に、施解錠装置20への通電起動時には扉4が閉じている場合に施錠されるように設定されている。これにより、施解錠装置20への通電起動後、走行する鉄道車両1の振動や傾き、加速度等によって扉4が開いてしまうことを防止できる。その結果、扉4の開閉音が生じたり扉4の開閉に伴う衝撃が生じたりすることを防止できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、第1所定値23aや第2所定値23bの値(時間)は適宜設定することが可能であり、第1所定値23aを0秒に設定することも当然可能である。
上記実施の形態では、電気錠16がソレノイド16a及び係合子16bを備え、係合子16bが受部材17に係合することで施錠される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、他の電気錠を採用することは当然可能である。他の電気錠としては、例えば電磁石により構成される電気錠を挙げることができる。この電気錠は、磁化された電磁石が相手部材に吸着して扉4の開閉を規制する。
上記実施の形態では、錠機構6が扉4に内蔵される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、トイレ室2の壁面に錠機構6を埋設することは当然可能である。この場合には、錠機構6の係合子6bに係合する受部材18を、扉4側に設けることで、本実施の形態と同様の作用・効果を実現できる。同様に、電気錠16を扉4側に設けることも当然可能である。
上記実施の形態では、電気錠16と錠機構6とを別々に設ける場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。電気錠16と錠機構6とが一体となった錠を採用することは当然可能である。
上記実施の形態では、室内解錠スイッチ11及び室内施錠スイッチ12が押ボタン式のスイッチによりそれぞれ構成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、解錠または施錠のいずれかを選択する切り換えスイッチにより室内解錠スイッチ11及び室内施錠スイッチ12を構成することは当然可能である。
上記実施の形態では、閾値設定処理(図7参照)において、鉄道車両1の状態を表す検出対象として、鉄道車両1の走行速度、扉4の開閉頻度を用いる場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、他の検出対象を採用することは当然可能である。他の検出対象としては、例えば、鉄道車両1の振動加速度(車両の上下方向、左右方向、前後方向の加速度)が挙げられる。
1 鉄道車両
2 トイレ室
3 出入口
4 扉
6 錠機構
7 室外解錠スイッチ
11 室内解錠スイッチ
12 室外施錠スイッチ
16 電気錠
20 施解錠装置
2 トイレ室
3 出入口
4 扉
6 錠機構
7 室外解錠スイッチ
11 室内解錠スイッチ
12 室外施錠スイッチ
16 電気錠
20 施解錠装置
Claims (6)
- 鉄道車両に設置されるトイレ室の出入口を手動で開閉する扉の施解錠を行う施解錠装置において、
前記扉の施錠および解錠を電気的に行う電気錠と、
前記トイレ室の室外に配置されると共に操作されることで前記電気錠の解錠を指示する室外解錠スイッチと、
前記トイレ室の室内に配置されると共に操作されることで前記電気錠の施錠および解錠を指示する室内施錠スイッチ及び室内解錠スイッチと、
前記トイレ室の室外から鍵を用いて操作された場合にのみ前記扉の施錠および解錠を機械的に行う錠機構とを備えていることを特徴とする施解錠装置。 - 前記扉の開閉状態を検知する扉開閉検知手段と、
その扉開閉検知手段により前記扉が閉じていることが検知された場合に、前記室内施錠スイッチの操作に基づく施錠指示がなくても前記電気錠の施錠を行う自動施錠手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の施解錠装置。 - 前記扉開閉検知手段により前記扉が閉じていることが検知されてからの経過時間を計測する計時手段を備え、
前記自動施錠手段は、前記計時手段により計測される経過時間が所定時間を超えるまでは前記電気錠の施錠を行わないことを特徴とする請求項2記載の施解錠装置。 - 前記電気錠は、前記室内施錠スイッチの操作に基づいて施錠された場合に、前記室内解錠スイッチの操作によって解錠される一方、前記室外解錠スイッチの操作では解錠されないことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の施解錠装置。
- 前記鉄道車両の状態を取得する状態取得手段と、
その状態取得手段により取得された鉄道車両の状態が所定条件を満たす場合に、前記自動施錠手段により電気錠の施錠を行うための前記所定時間を短縮する時間短縮手段とを備えていることを特徴とする請求項3又は4に記載の施解錠装置。 - 前記電気錠は、通電起動時に施錠される一方、非通電時に解錠されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の施解錠装置。
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- 2014-12-18 JP JP2014255812A patent/JP2016113868A/ja active Pending
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