JPH09144400A - 自動ロック装置 - Google Patents

自動ロック装置

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JPH09144400A
JPH09144400A JP32233195A JP32233195A JPH09144400A JP H09144400 A JPH09144400 A JP H09144400A JP 32233195 A JP32233195 A JP 32233195A JP 32233195 A JP32233195 A JP 32233195A JP H09144400 A JPH09144400 A JP H09144400A
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unit
locking
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工の容易性が図れ、しかも解錠入力操作を
簡略化でき、暗証番号を忘れても解錠可能な自動ロック
装置を提供する。 【解決手段】 暗証番号入力用のテンキー13が配設さ
れたフロント側ユニット14と、施錠部材15、施錠部
材15の施錠解錠手段16、ドア閉検知手段17および
制御部70が配設されたリア側ユニット18とを備え、
ドア閉検知手段17からの検知信号に基づいて、制御部
70が施錠解錠手段16を作動させることにより、施錠
部材15を突出させて、ドア閉状態のドア12を自動的
に施錠する自動ロック装置10であって、ドア閉検知手
段16が非接触式ドア閉検知手段であり、またフロント
側ユニット14に解錠光信号受光部25を設け、リモコ
ン23の解錠光信号発光部23dから解錠光信号受光部
25に向かって特定の光信号24を送り、施錠解錠手段
16を施錠操作するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動ロック装置に
係り、更に詳しくは、例えば玄関ドアなどに装備され
て、玄関ドアを自動的にロックできる自動ロック装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、不法な住居侵入者から家族や財産
を守るホームセキュリティーの重要性が叫ばれている。
その目的を達成する一つのアイテムとして、自動ロック
装置が開発されている。自動ロック装置は、一定時間経
つと、施錠忘れの閉ドアを自動的に施錠してくれる装置
であり、ドアの表面に固着されて、暗証番号を入力する
テンキーが付いたフロント側ユニットと、ドアの裏面に
固着されて、壁側の掛止金具に抜き差しされる施錠部材
を有するリア側ユニットとを備えている。なお、リア側
ユニットには、ドア閉状態を検知するために、接触式の
リミットスイッチか、同じく接触式のマグネットとリー
ドスイッチとの組み合わせなどが配備されている。ドア
開時、テンキーの操作により暗証番号を入力すると、リ
ア側ユニットに収納されたソレノイドのロッドが引き込
み、これにより施錠部材がリア側ユニット内に引き戻さ
れて、ドアを開くことができる。ドア開後、再びドア閉
状態になると、それをリミットスイッチや、マグネット
とリードスイッチとの組み合わせなどのドア閉検知手段
が検知し、自動的にソレノイドのロッドを突出させて、
施錠部材によりドアが施錠される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来手段の自動ロック装置においては、自動ロック
装置には欠かせないドア閉状態の検知手段として、いず
れも接触式のものであるリミットスイッチや、マグネッ
トとリードスイッチとの組み合わせのものが採用されて
いたので、自動ロック装置の施工時には、ドアにフロン
ト側及びリア側ユニットを固着するだけでなく、ドアが
取り付けられる建物壁にも、リミットスイッチの一方
か、リードスイッチ又はマグネットの何れかを取り付け
なければならず、施工をさらに面倒にするという問題点
があった。また、従来の自動ロック装置は、施錠式のド
アノブと同様に、ドアの側面から施錠部材を突出する構
造であり、しかもフロント側ユニットとリア側ユニット
との間で、厚肉なドアを介して、リード線やコネクタが
複雑に入り込む配線がとられていたので、施工時に、例
えばドアの側縁部の一部を切欠いたり、ドアの側面に深
い凹部を刻設したりしており、自動ロック装置の施工に
時間と手間がかかって面倒であった。さらに、従来の自
動ロック装置では、解錠操作がフロント側ユニットに設
けられたテンキー操作であるために面倒であると共に、
暗証番号を忘れたら解錠できないという問題点があっ
た。本発明はかかる事情に鑑みなされたもので、施工の
容易性が図れ、しかも解錠入力操作を簡略化でき、暗証
番号を忘れても解錠可能な自動ロック装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の自動ロック装置は、暗証番号入力用のテンキーを
有して、ドアの表面に取り付けられるフロント側ユニッ
トと、進退可能な施錠部材、該施錠部材の施錠解錠手段
及びドア閉検知手段を有して、前記ドアの裏面に取り付
けられるリア側ユニットと、前記フロント側又はリア側
ユニットに設けられて、装置全体を制御するマイクロコ
ンピュータ付きの制御部とを備え、前記ドア閉検知手段
からの検知信号に基づいて、前記施錠解錠手段を作動さ
せることにより、前記施錠部材を外部突出させて、ドア
閉状態の前記ドアを自動的に施錠する自動ロック装置で
あって、前記ドア閉検知手段が、前記ドアの側縁部に配
設された発光部及び受光部を有する反射型の光センサで
あり、また少なくとも前記フロント側ユニットには解錠
光信号受光部が設けられ、リモコンの解錠光信号発光部
から前記解錠光信号受光部に向かって、特定の光信号を
送ることにより、前記施錠解錠手段を作動させて、前記
施錠部材の解錠操作を行なうようにした。なお、ここで
いう、反射型の光センサとしては、例えば赤外線やレー
ザ光線などの受発光を伴う光センサなどが挙げられる。
また、リモコンの解錠光信号発光部に対応する解錠光信
号受光部は、フロント側ユニットだけでなくリア側ユニ
ットに設けてもよい。
【0005】請求項2記載の自動ロック装置は、請求項
1記載の自動ロック装置において、前記ドアを介した前
記フロント側、リア側ユニット間に、該フロント側ユニ
ットの表面側にキー差し口を向けた非常解錠用錠が設け
られ、該非常解錠用錠の非常解錠キーを、前記リモコン
に着脱可能に装着するようにした。請求項3記載の自動
ロック装置は、請求項2記載の自動ロック装置におい
て、前記非常解錠用錠が、前記ドアに穿孔された1個の
貫通孔に挿着され、かつ軸線方向に延びる内孔が形成さ
れた雄ねじロッドと、該内孔に遊挿されて、周方向に回
動可能な操作ロッドを有する錠本体と、前記ドアの裏面
から突出する操作ロッドの先端部に取り付けられた操作
片と、前記雄ねじロッドの先端部に螺合される止めナッ
トとを有し、前記雄ねじロッドの一側部は切欠きされ
て、前記ドアの貫通孔との間に、前記フロント側、リア
側ユニットを電気的に接続するリード線類のリード線類
挿通孔を形成するようにした。
【0006】請求項4記載の自動ロック装置は、暗証番
号入力用のテンキーを有して、ドアの表面に取り付けら
れるフロント側ユニットと、進退可能な施錠部材及び該
施錠部材の施錠解錠手段を有して、前記ドアの裏面に取
り付けられるリア側ユニットと、前記ドアの閉状態を検
知するドア閉検知手段と、前記フロント側又はリア側ユ
ニットに設けられて、装置全体を制御するマイクロコン
ピュータ付きの制御部とを備え、前記ドア閉検知手段か
らの検知信号に基づいて、前記施錠解錠手段を作動させ
ることにより、前記施錠部材を外部突出させて、ドア閉
状態の前記ドアを自動的に施錠する自動ロック装置であ
って、前記フロント側ユニット及び前記リア側ユニット
を、前記フロント側ユニットに元部を固定させて、前記
ドアに穿孔された1個の貫通孔に挿着される雄ねじロッ
ドと、該雄ねじロッドの先端部に、前記ドアの裏面側か
ら螺合される止めナットとにより連結し、前記雄ねじロ
ッドの一側部は切欠きされて、前記ドアの貫通孔との間
に、前記フロント側、リア側ユニットを電気的に接続す
るリード線類のリード線類挿通孔を形成するようにし
た。
【0007】
【作用】請求項1〜4記載の自動ロック装置において
は、ドアを閉めると、ドア閉検知手段がドア閉状態を検
知し、その検知信号を制御部に送ることにより、制御部
から施錠解錠手段に施錠指令が出され、これにより施錠
解錠手段が施錠部材を突出させて、ドア閉状態のドアを
自動的に施錠する。この際、請求項1〜3記載の自動ロ
ック装置においては、ドア閉検知手段である反射型の光
センサがリア側ユニットに設けられているので、例えば
従来のリミットスイッチのような接触式のドア閉検知手
段では、施工時に、ドア側と壁側との間でリミットスイ
ッチ及びその当接部材の位置合わせが必要であったの
が、本手段ではそれが不要になって、光センサを有する
リア側ユニットをドアに取り付けるだけでよく、施工が
容易になる。また、請求項1〜3記載の自動ロック装置
においては、解錠時に、解錠光信号発光部付きのリモコ
ンを操作して、特定の光信号を解錠光信号受光部に向か
って発射すると、その特定の光信号に基づき、制御部か
ら施錠解錠手段に解錠指令が出され、これにより施錠解
錠手段が施錠部材を引き込ませて、ドアの施錠状態を解
除する。
【0008】さらに、請求項2記載の自動ロック装置に
おいては、例えばテンキーによる解錠の暗証番号を忘
れ、かつリモコンが電池切れの場合、リモコンから非常
解錠キーを外して、この非常解錠キーによりフロント側
ユニットの非常解錠用錠を解錠すれば、ドアを開けられ
る。さらに、請求項3、4記載の自動ロック装置におい
ては、施工時、フロント側ユニットは、ドアに1個だけ
形成された貫通孔を介して、雄ねじロッドの先端部と、
止めナットとを螺合することにより、ドアの表面に堅固
に固定される。なお、ここでいう雄ねじロッドとは、請
求項3の場合、非常解錠用錠の一部を構成するロッドで
あり、また請求項4の場合は単なる連結用のロッドであ
る。施工時に、フロント側、リア側ユニットをリード線
類により電気的に接続する際には、ドアに穿孔された1
個の貫通孔と、雄ねじロッドの一側部との間に形成され
たリード線類挿通孔を通過してリード線類が接続される
ので、従来手段の施工時のように、リード線類の接続の
ために、ドアの側縁部の一部を大きく切欠いたり、ドア
の側面に凹部を刻設するといった大がかりな作業が不要
になる。
【0009】
【発明の効果】請求項1〜3記載の自動ロック装置にお
いては、このようにドア閉検知手段に、リア側ユニット
に設けられた反射型の光センサを採用したので、施工時
には、非接触式ドア閉検知手段を有するリア側ユニット
をドアに取り付けるだけでよく、施工が容易になる。ま
た、解錠時には、リモコンから特定の光信号をフロント
側ユニットの解錠光信号受光部に発射して、施錠解錠手
段により施錠部材を引き込ませ、ドアの施錠状態を解除
するようにしたので、解錠入力操作を簡略化でき、暗証
番号を忘れても解錠できる。
【0010】特に、請求項2記載の自動ロック装置にお
いては、例えば暗証番号を忘れ、リモコンも故障してい
る場合でも、リモコンから非常解錠キーを外して、フロ
ント側ユニットの非常解錠用錠を利用し、直接、非常解
錠できる。請求項3、4記載の自動ロック装置において
は、不法侵入者などが簡単に外せないように、ドアの表
面に堅固に固着させる必要のあるフロント側ユニット
を、ドアに形成された1個の貫通孔を介して、雄ねじロ
ッド及び止めナットの螺合構造体により堅固に固着でき
る。また、フロント側ユニットとリア側ユニットとを電
気的に接続するリード線類は、雄ねじロッド及びドアの
貫通孔間に形成されたリード線類挿通孔を介して挿通さ
れるので、従来のようにドアの側縁部の一部を大きく切
欠いたり、ドアの側面に深い凹部を形成する必要がなく
なり、施工時に問題となるドアの傷つけが貫通孔の1個
だけになり、かつ施工も容易になる。このうち、請求項
3記載の自動ロック装置においては、雄ねじロッドを非
常解錠用錠を構成する部品としたので、非常解錠用錠を
有する自動ロック装置の施工性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。なお、説明中、上、下方向とは、ド
アに組み付けた状態での自動ロック装置の方向をいい、
フロント側、リア側ユニットの各部品における表、裏面
は、各ユニットのそれぞれにおいて、ドアへの取り付け
側の面を裏面、ドアへの取り付け側の面に対する反対側
の面を表面とする。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る自動ロック装置の組み付け状態の斜視図、図2
は同組み付け状態の正面図、図3は同組み付けされたリ
ア側ユニットの拡大斜視図、図4は同非常解錠用錠の分
解斜視図、図5は同リア側ユニットの分解拡大背面図、
図6は同フロント側ユニットの分解拡大背面図、図7は
同制御部のブロック図、図8は同解錠操作のフローチャ
ート、図9は同暗証番号書き換え操作のフローチャー
ト、図10は同ID番号書き換え操作のフローチャート
である。
【0012】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係る自動ロック装置10は、ドア取り付け壁側の一例
である建物壁11の出入口に取り付けられたドア12の
表面に締着されて、暗証番号入力用のテンキー13が配
設されたフロント側ユニット14と、施錠部材15、こ
の施錠部材15の施錠解錠手段の一部を構成するソレノ
イド16(図5参照)及びドア閉検知手段の一例である
反射型の光センサ17が配設されたリア側ユニット18
とを備え、光センサ17の検知信号に基づき、制御部7
0(図7参照)から指令が出て、ソレノイド16により
施錠部材15を突出させ、ドア閉状態のドア12を自動
的に施錠する装置である。以下、各構成部品ごとに詳細
に説明する。
【0013】フロント側ユニット14は、開口された裏
面が裏板19により封止された縦長で厚肉のフロントケ
ーシング20を本体としており、フロントケーシング2
0の表側には、上端部がヒンジ21により垂直回動可能
に軸着されたテンキー蓋22が取り付けられている。テ
ンキー蓋22の上部中央には、裏面に偏光フィルタ22
aが貼着された楕円形の透光孔22bが形成されてお
り、テンキー13はフロントケーシング20の表側の中
央部一帯に配列されている。また、フロントケーシング
20の表側の上部に、解錠用のリモコン23の解錠光信
号発光部23dからの特定の光信号であるID番号の光
信号24を感知する解錠光信号受光部25の入光口25
aと、解錠を視覚的に知らせる室外解錠ランプ26とが
配設されている。図6に示すように、フロントケーシン
グ20の裏面に、広範囲に陥没形成された凹部の裏面に
は、テンキー13及び解錠光信号受光部25が表面にボ
ンディングされた、フロント側基板40が固着されてい
る。なお、フロント側基板40の裏面には、警報ブザー
41が搭載されており、基板回路の端子から延びた長尺
な多数本のリード線42用の先端には、横長の雄コネク
タ43が接続されている。
【0014】フロントケーシング20の下部には、通常
時、蓋27により着脱可能に蓋止めされた非常解錠用錠
28の差し込み口である、正面視して逆Dの字形の挿入
口29が形成されている(図4、6も参照)。非常解錠
用錠28は、例えば暗証番号を忘れ、かつリモコン23
の故障や電池切れした場合などに、リモコン23の裏面
のキー収納凹部23aに、掛止金具23bを介して着脱
可能に掛止された非常解錠キー30により、解錠でき
る。なお、リモコン23の表面には、ID番号の光信号
24用の発光ボタン23cが設けられている(図2参
照)。図4に示すように、非常解錠用錠28は、内孔3
1が形成された断面逆Dの字形の雄ねじロッド32と、
内孔31の表側の端部内に挿入される錠本体33とを有
している。錠本体33には、キー差し口33bに差し込
まれた非常解錠キー30の回動に伴って周方向に回動さ
れる、細長い角柱状の操作ロッド33aが取り付けられ
ている。操作ロッド33aの長さは、雄ねじロッド32
への装着状態で、その先端部が、若干外部に突出する長
さであり、その突出した先端面に、ソレノイド16のロ
ッド16aを強制的に引き込ませ、施錠部材15による
施錠状態を解除する、非常解錠用の操作片50aが、ビ
ス51aにより締着されている(図5参照)。また、雄
ねじロッド32及び錠本体33の表面側の端部には、そ
れぞれ外径が挿入口29の直径と同じになった偏心フラ
ンジ34、シリンダフランジ35が、一体形成されてい
る。
【0015】雄ねじロッド32は、フロント側ユニット
14の挿入口29と、ドア12の一側縁部に穿設された
1個の円筒形の貫通孔12aに挿入されるもので、貫通
孔12aからドア12の裏側に突出した雄ねじロッド3
2の先端部に、リング状の止めナット36を螺合するこ
とで、フロント側ユニット14が簡単にドア12に固着
される。この際、雄ねじロッド32は、貫通孔12aの
形成周面との間で断面円弧形のリード線類挿通孔32a
を形成させた状態で挿通されている。リード線類挿通孔
32aは、フロント側基板40から延びたリード線42
の先部を、その先端の雄コネクタ43と共に、リア側ユ
ニット18側へと導く孔である。なお、両面テープを用
いて、フロント側ユニット14をドア12の表面に貼着
すれば、さらにフロント側ユニット14を堅固に固着で
きる。フロント側ユニット14の裏板19には、ドア1
2の貫通孔12aと同一直径の挿入孔19aが形成され
ており(図5参照)、前記雄コネクタ43付きのリード
線42が、この断面円形の挿入孔19a及びドア12の
貫通孔12aと、断面逆Dの字形の雄ねじロッド32と
の隙間を通って、リア側ユニット18の裏板37に固着
されたリア側基板38に搭載された雌コネクタ44に接
続されている。リア側基板38の表面には、自動ロック
装置10の制御部70のマイクロコンピュータを構成す
るCPU39がボンディングされている。
【0016】図3に示すように、前記リア側ユニット1
8は、開口された裏面が、裏板37により封止された縦
長で厚肉のリアケーシング50を本体としており、リア
ケーシング50の表側の略下半分には、その内部に収納
された電池収納部51の蓋体52が、着脱可能に取り付
けられている。電池収納部51は乾電池53を4本収納
でき、電池収納部51の上部両側には、リモコン23か
らの光信号で書き換えられるID番号書き換えボタン5
4と、テンキー13の操作により書き換えられる暗証番
号書き換えボタン55が配設されている。ID番号書き
換えボタン54は、ID番号の光信号24の内容である
ID番号のコードを書き換えるための制御部70の回路
切り換えボタンである。また、リアケーシング50の表
面の中央部より若干上側には、室内から施錠部材15の
施錠状態を解除する室内解錠ボタン56と、リモコン2
3からのID番号の光信号24を感知する解錠光信号受
光部57と、バッテリーチャージランプ58と、長ピン
59の先で押せば、回路内に組み込まれた施錠タイマー
を解除して、もう一度押されるまで無制限に解錠し続け
る強制ドア開ボタン60とが配列されている。これは、
例えば荷物を室内外に出し入れさせる際に都合が良い。
【0017】図5に示すように、裏板37の上端部のド
ア12の側縁部側には、施錠部材15のスライドガイド
61が固着されており、その側方に配置されたソレノイ
ド16のロッド16aを出し入れさせることにより、施
錠部材15が、施錠解錠手段の他の構成部品であるスプ
リング62の付勢力に抗して、スライドガイド61にガ
イドされながら、ドア12の側方に出し入れされる。建
物壁11の出入口側の室内側には、施錠部材15の先端
部の当たり金具63がビス止めされている(図1〜3参
照)。また、図5の二点鎖線に示すように、スライドガ
イド61の表面には、フランジ15aによる接触子66
aの押圧状態が解除されることにより、施錠部材15の
解錠状態を検知するリミットスイッチ66が固着されて
いる。そして、スライドガイド61のドア12の側縁部
側の面には、施錠部材15の両側部に跨がって、光セン
サ17の発光部17a及び受光部17bが埋設されてい
る(図1、3参照)。ドア閉時、発光部17aからの赤
外線は、建物壁11の側面や表面に反射し、その反射光
が受光部17bに入射するが、ドア開時、発光部17a
からの赤外線は、検知距離内に反射する障害物がないの
で、受光部17bは何も検知しない。このようにして、
光センサ17によりドア閉状態が検知される。
【0018】同じく図5に示すように、裏板37のソレ
ノイド16の取り付け部より中央部側には、非常解錠用
錠28の先端部を挿通させる大きな逃がし孔64が形成
されている。また、ソレノイド16のやや下方には、施
錠部材15の元部のフランジ15aに掛止された略逆L
字形の非常解錠操作板ばね65が配置されている。非常
解錠操作板ばね65の元部は、リア側基板38の上部付
近の裏板37の表面に固着されたブロック片65aに固
着されている。非常解錠操作板ばね65は、回動された
前記操作片50aの先端部により矢印方向に押し込まれ
ることで、非常解錠操作板ばね65の屈曲した先端部
が、ロッド16aの突出力に抗して、フランジ15aを
ソレノイド16側に押し込み、施錠部材15を強制解錠
させる。次に、図7を参照して自動ロック装置10の制
御部70を詳細に説明する。
【0019】制御部70は、CPU39を中心にして、
入、出力インターフェイス変換器71、72と、情報
(テンキー13からの暗証番号、リモコン23からのI
D番号)を電気的に読み書きできるE2 PROM73、
RAM74及びROM75が接続されている。入力イン
ターフェイス変換器(入力I/F変換器)71には、テ
ンキー13、光センサ17の受光部17b、フロント側
ユニット14の解錠光信号受光部25、ID番号書き換
えボタン54、暗証番号書き換えボタン55、室内解錠
ボタン56、リア側ユニット18の解錠光信号受光部5
7、強制ドア開ボタン60及びリミットスイッチ66が
接続されており、また出力インターフェイス変換器(出
力I/F変換器)72には、ソレノイド16、室外解錠
ランプ26、警報ブザー41、バッテリーチャージラン
プ58が接続されている。
【0020】テンキー13、室内解錠ボタン56、リモ
コン23の発光ボタン23c及び強制ドア開ボタン60
の各々から制御部70に個別に入力されると、その各解
錠信号は、まず入力インターフェイス変換器71により
I/F変換されて、CPU39へ入力される。その後、
CPU39からの解錠系の指令が、出力インターフェイ
ス変換器72によりI/F変換されて、室外解錠ランプ
26、警報ブザー41及びソレノイド16へ出力され
る。具体的には、ソレノイド16のロッド16aが引き
戻されて、施錠部材15による施錠状態が解除され、そ
の解錠状態を、室外に視覚的及び聴覚的に知らせるため
に室外解錠ランプ26を点灯させ、警報ブザー41を鳴
らす。なお、警報ブザー41の警報音の鳴らし方、例え
ば長、短音の違いなどは、入力側のどのボタン13、2
3c、56、60を押したかにより、若干異なる。
【0021】続いて、本発明の一実施の形態に係る自動
ロック装置10の動作を、図8〜10に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、図8を参照して解錠操
作を詳細に説明する。図8に示すように、ステップS1
のスタート後、ステップS2において解錠操作が行なわ
れる。ステップS2の解錠操作は、ステップS3のリモ
コン23による入力操作と、ステップS4のテンキー1
3による暗証番号入力操作と、ステップS5の室内解錠
ボタン56による入力操作と、ステップS6の強制ドア
開ボタン60による入力操作とに分かれる。まず、ステ
ップS3のリモコン23による入力操作について説明す
る。
【0022】ステップS7において、リモコン23によ
るID番号の光信号24を、解錠光信号受光部25又は
57が受光したか否かが判断され、受光した場合にはス
テップS8に進む。ステップS8において、ソレノイド
16のロッド16aが引き戻され、これにより、スプリ
ング62の付勢力で非常解錠用錠28が引き込まされて
解錠される。ステップS9において、この解錠状態であ
ることを、室外にいる人に、室外解錠ランプ26を点灯
させて視覚的に知らせ、それからステップS10に進
む。ステップS10は、乾電池53が低電圧であるか否
かが判断され、低電圧であればステップS11に進み、
バッテリーチャージランプ58を点灯させてステップS
12に進む。なお、低電圧でない場合には、直接、ステ
ップS12に進む。
【0023】ステップS12において、内蔵されたタイ
マーにより、解錠後、10秒間が経過したか否かが判断
され、10秒間が経過した場合にはステップS15に進
み、経過していない場合には、ステップS13、S14
に、順次、進む。ステップS13において、光センサ1
7により、ドア12がドア開の状態か否かが判断され、
ドア開の場合にはステップS14に進み、そうでない場
合にはステップS12に戻り、ドア12が開くのを待
つ。ステップS14において、ドア12が閉まっている
場合には、ステップS15に進んでソレノイド16のロ
ッド16aを突出させて、施錠部材15によるドア12
の施錠状態を復帰させ、ステップS16に進む。また、
ドア12が閉まっていない場合には、タイマーにより、
さらに10秒間が経過したか否かが判断され(ステップ
S17)、10秒間が経過後は、ステップS18におい
て、警報ブザー41によりドア12の閉じ忘れ警報を発
生させる。そして、10秒間が経過していない場合に
は、ステップS14に戻る。
【0024】ステップS16において、施錠部材15が
突出して確実に施錠されたか否かを、リミットスイッチ
66により確認し、確認がとれた場合には、元の解錠操
作S2の位置まで戻り、リミットスイッチ66による確
認がとれない場合には、ステップS19に進み、警報ブ
ザー41により警報音を発し、さらにステップS20に
進み、タイマーにより10秒間経ったら、ステップS1
5に戻って、再びソレノイド16のロッド16aを突出
させて、施錠状態を確認する。次に、ステップS4のテ
ンキー13による暗証番号操作の場合を説明する。
【0025】ステップS4の暗証番号操作の場合にはス
テップ21に進み、テンキー13により暗証番号が入力
されたか否かが判断され、入力された場合には、前記ス
テップS8に進み、以下、リモコン23による入力操作
の場合と同様の操作が行なわれる。続いて、ステップS
5の室内解錠ボタン56による解錠操作の場合を説明す
る。ステップS5の室内解錠ボタン56を用いた解錠入
力操作の場合には、ステップS22に進み、室内解錠ボ
タン56が押されるとステップS8に進む。以下、リモ
コン23及び暗証番号入力操作の場合と同様の操作が行
なわれる。
【0026】さらに、前記ステップS6の強制ドア開ボ
タン60を用いた解錠操作の場合には、ステップS23
に進んで、強制ドア開ボタン60により入力されたか否
かが判断され、入力された場合には、ステップS24に
進み、ソレノイド16のロッド16aが引き戻されて、
施錠部材15による施錠状態が解除される。それから、
ステップS25に進んで、室外解錠ランプ26を点灯さ
せ、ステップS26に進む。ステップS26において、
乾電池53が電池切れに近い状態であるか否かが判断さ
れ、充分に電池がある場合にはステップS28に進み、
電池切れに近い場合には、ステップS27に進んでバッ
テリーチャージランプ58を点灯させた後、ステップS
28に進む。
【0027】ステップS28においては、タイマーによ
り、10秒間の解錠時間が経過したか否かが判断され、
経過した場合にはステップS31に進み、経過していな
い場合にはステップS29に進む。ここでは、ドア12
が開いているか否かが判断され、開いていればステップ
S30に進み、ドア12が開いていなければステップS
28に戻る。ステップS30において、ドア12のドア
閉状態が確認されると、ステップS31に進み、ソレノ
イド16のロッド16aを突出させて、施錠部材15に
よる施錠状態を復帰させる。その後、ステップS33に
おいて、リミットスイッチ66による施錠状態が確認さ
れ、確認された場合にはステップS2の解錠操作の位置
まで戻り、確認されなければステップS32に進んで、
警報ブザー41によりブザー警報を鳴らしてから、ステ
ップS34において、ドア閉にかかるであろう10秒間
の時間を確認した後、ステップS31に戻る。
【0028】次に、図9、10のフローチャートを参照
して、テンキー13による暗証番号書き換え操作と、リ
モコン23によるID番号書き換え操作とについて詳細
に説明する。まず、暗証番号書き換え操作を説明する。
図9に示すように、ステップS40のスタート後、ステ
ップS41において室内解錠ボタン56により入力があ
ると、ステップS42に進む。ステップS42におい
て、手動によりドア12が開かれ、次いでステップS4
3において、テンキー13による4桁の暗証番号が入力
されると、ステップS44に進む。ステップS44にお
いて、リア側ユニット18の蓋体52を外すことにより
露出される暗証番号書き換えボタン55からの入力操作
があったか否かが判断される。入力があった場合にはス
テップS47に進み、なかった場合には、ステップS4
5に進む。
【0029】ステップS47において、制御部70のE
2 PROM73に新しい暗証番号が登録され、その後、
ステップS48に進んで、室外解錠ランプ26が点灯さ
れ、ステップ49に進む。ステップ49において、手動
でドア12が閉じられたのを光センサ17が感知した
ら、ステップS50に進んで室外解錠ランプ26が消灯
され、それからステップS51に進んで一連の操作が終
了し、ステップS40のスタート直後に戻る。なお、ス
テップS44において、暗証番号書き換えボタン55の
入力操作がなかった場合には、ステップS45に進み、
タイマーによる15秒間という、登録されていた暗証番
号のクリア開始待ち時間が経過した後、ステップS46
において、登録されていた4桁の暗証番号がクリアされ
る。クリア後はステップS43に進み、前述した暗証番
号の入力操作から順次行なわれる。
【0030】次に、図10を参照して、リモコン23に
よるID番号書き換え操作を説明する。図10に示すよ
うに、ステップS60のスタート後、ステップS61に
おいて室内解錠ボタン56が入力されると、ステップS
62に進む。ステップS62において、手動によりドア
12が開かれ、その後、ステップS63において、リア
側ユニット18のID番号書き換えボタン54により入
力されるのを待つ。入力された場合にはステップS64
に進む。ステップS64では、バッテリーチャージラン
プ58の点灯が行なわれる。すなわち、暗証番号書き換
え操作においては、室外解錠ランプ26の点灯が暗証番
号の登録終了を知らせる手段となっていたが、ここでは
バッテリーチャージランプ58の点灯後の消灯が、ID
番号の光信号24の根幹となるID番号の登録終了を知
らせる手段となっている。それからステップS65に進
んで、リモコン23からのID番号のコード転送が行な
われたか否かが判断される。転送された場合にはステッ
プS68に進み、転送されていない場合には、ステップ
S66に進む。
【0031】ステップS68において、制御部70のE
2 PROM73に新しいテンキーコードが登録され、そ
の後、ステップS69に進んで、バッテリーチャージラ
ンプ58が消灯され、ステップS70に進む。ステップ
S70において、手動によりドア12が閉じられたのを
光センサ17が感知したら、ステップS71に進んで終
了し、ステップS60のスタート直後に戻る。なお、ス
テップS65において、ID番号の転送がなかった場合
には、ステップS66に進み、タイマー計測による5秒
間という、登録されていたID番号のクリア開始待ち時
間が経過した後、ステップS67において、登録されて
いたID番号がクリアされる。その後はステップS68
に進み、白紙のコードが登録される。以下、前述したス
テップS69〜S71までの操作が順次行なわれる。
【0032】次に、図1、5を参照して非常解錠用錠2
8による非常解錠操作を説明する。図1に示すように、
施錠部材15を非常解錠する場合には、フロント側ユニ
ット14の蓋27を外し、露呈された錠本体33のキー
差し口33bに、非常解錠キー30を差し込んで解錠方
向に回動させる。これにより、操作ロッド33aが同方
向に回動して、図5に示すように操作片50aが実線位
置から二点鎖線位置まで立ち上がり、非常解錠操作板ば
ね65の先部が押し上げられる。これに伴って、当たり
金具63側へ突出していた施錠部材15は、そのフラン
ジ15aが、ソレノイド16のロッド16aの突出力に
抗して、強制的に二点鎖線位置まで移動されることによ
り、施錠状態が解除される。なお、引き戻されたロッド
16aは、周知手段により、引き戻し位置で自動掛止さ
れる。
【0033】このように、ドア12のドア閉検知手段と
して光センサ17を採用したので、ドア12の施工時に
は、光センサ17が内蔵されたリア側ユニット18をド
ア12の側縁部に取り付けるだけでよく、従来のリミッ
トスイッチ形式の自動ロック装置のように、施工時に、
ドア側と壁側との間に、リミットスイッチとその当接部
材の位置合わせをしなくてもよく、ドア12の施工が容
易になる。また、解錠時には、リモコン23からID番
号の光信号24をフロント側ユニット14の解錠光信号
受光部25又はリア側ユニット18の解錠光信号受光部
57に発射して、ソレノイド16により施錠部材15を
引き込ませ、ドア12の施錠状態を解除するようにした
ので、室内、外からの解錠入力操作を簡略化でき、暗証
番号を忘れても解錠できる。
【0034】さらに、例えば暗証番号を忘れ、リモコン
23も故障中のような場合でも、リモコン23から非常
解錠キー30を外して、フロント側ユニット14の非常
解錠用錠28を利用し、直接、非常解錠できる。そし
て、非接触式ドア閉検知手段を、発光部17aと受光部
17bとを有する光センサ17としたので、発光部17
aからの光がドア12の面に反射し、その反射光を受光
部17bが受光することにより、ドア閉状態を略確実に
検知でき、しかも設置が簡単でかつ比較的低コストで提
供できる。また、フロント側ユニット14を、非常解錠
用錠28の雄ねじロッド32と、止めナット36によ
り、ドア12の1個の貫通孔12aを介して、また雄コ
ネクタ43を、雄ねじロッド32の切欠き部からリア側
ユニット18側に通すようにしたので、従来のようにド
ア12の側縁部の一部を大きく切欠いたり、ドア12の
側面に深い凹部を形成する必要がなくなり、施工時に問
題になるドア12の傷つけが、貫通孔12aの1個だけ
となって、施工が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動ロック装置の
組み付け状態の斜視図である。
【図2】同組み付け状態の正面図である。
【図3】同組み付けされたリア側ユニットの拡大斜視図
である。
【図4】同非常解錠用錠の分解斜視図である。
【図5】同リア側ユニットの分解拡大背面図である。
【図6】同フロント側ユニットの分解拡大背面図であ
る。
【図7】同制御部のブロック図である。
【図8】同解錠操作のフローチャートである。
【図9】同暗証番号書き換え操作のフローチャートであ
る。
【図10】同ID番号書き換え操作のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 自動ロック装置 11 建物壁 12 ドア 12a 貫通孔 13 テンキー 14 フロント
側ユニット 15 施錠部材 15a フラン
ジ 16 ソレノイド 16a ロッド 17 光センサ 17a 発光部 17b 受光部 18 リア側ユ
ニット 19 裏板 19a 挿入孔 20 フロントケーシング 21 ヒンジ 22 テンキー蓋 22a 偏光フ
ィルタ 22b 透光孔 23 リモコン 23a キー収納凹部 23b 掛止金
具 23c 発光ボタン 23d 解錠光
信号発光部 24 ID番号の光信号 25 解錠光信
号受光部 25a 入光口 26 室外解錠
ランプ 27 蓋 28 非常解錠
用錠 29 挿入口 30 非常解錠
キー 31 内孔 32 雄ねじロ
ッド 32a リード線類挿通孔 33 錠本体 33a 操作ロッド 33b キー差
し口 34 偏心フランジ 35 シリンダ
フランジ 36 止めナット 37 裏板 38 リア側基板 39 CPU 40 フロント側基板 41 警報ブザ
ー 42 リード線 43 雄コネク
タ 44 雌コネクタ 50 リアケー
シング 50a 操作片 51 電池収納
部 51a ビス 52 蓋体 53 乾電池 54 ID番号
書き換えボタン 55 暗証番号書き換えボタン 56 室内解錠
ボタン 57 解錠光信号受光部 58 バッテリ
ーチャージランプ 59 長ピン 60 強制ドア
開ボタン 61 スライドガイド 62 スプリン
グ 63 当たり金具 64 逃がし孔 65 非常解錠操作板ばね 65a ブロッ
ク片 66 リミットスイッチ 66a 接触子 70 制御部 71 入力イン
ターフェイス変換器 72 出力インターフェイス変換器 73 E2 PR
OM 74 RAM 75 ROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗証番号入力用のテンキーを有して、ド
    アの表面に取り付けられるフロント側ユニットと、 進退可能な施錠部材、該施錠部材の施錠解錠手段及びド
    ア閉検知手段を有して、前記ドアの裏面に取り付けられ
    るリア側ユニットと、 前記フロント側又はリア側ユニットに設けられて、装置
    全体を制御するマイクロコンピュータ付きの制御部とを
    備え、 前記ドア閉検知手段からの検知信号に基づいて、前記施
    錠解錠手段を作動させることにより、前記施錠部材を外
    部突出させて、ドア閉状態の前記ドアを自動的に施錠す
    る自動ロック装置であって、 前記ドア閉検知手段が、前記ドアの側縁部に配設された
    発光部及び受光部を有する反射型の光センサであり、 また、少なくとも前記フロント側ユニットには解錠光信
    号受光部が設けられ、リモコンの解錠光信号発光部から
    前記解錠光信号受光部に向かって、特定の光信号を送る
    ことにより、前記施錠解錠手段を作動させて、前記施錠
    部材の解錠操作を行なうことを特徴とする自動ロック装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ドアを介した前記フロント側、リア
    側ユニット間に、該フロント側ユニットの表面側にキー
    差し口を向けた非常解錠用錠が設けられ、該非常解錠用
    錠の非常解錠キーが、前記リモコンに着脱可能に装着さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の自動ロック装
    置。
  3. 【請求項3】 前記非常解錠用錠が、前記ドアに穿孔さ
    れた1個の貫通孔に挿着され、かつ軸線方向に延びる内
    孔が形成された雄ねじロッドと、該内孔に遊挿されて、
    周方向に回動可能な操作ロッドを有する錠本体と、前記
    ドアの裏面から突出する操作ロッドの先端部に取り付け
    られた操作片と、前記雄ねじロッドの先端部に螺合され
    る止めナットとを有し、 前記雄ねじロッドの一側部は切欠きされて、前記ドアの
    貫通孔との間に、前記フロント側、リア側ユニットを電
    気的に接続するリード線類のリード線類挿通孔が形成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の自動ロック装
    置。
  4. 【請求項4】 暗証番号入力用のテンキーを有して、ド
    アの表面に取り付けられるフロント側ユニットと、 進退可能な施錠部材及び該施錠部材の施錠解錠手段を有
    して、前記ドアの裏面に取り付けられるリア側ユニット
    と、 前記ドアの閉状態を検知するドア閉検知手段と、 前記フロント側又はリア側ユニットに設けられて、装置
    全体を制御するマイクロコンピュータ付きの制御部とを
    備え、 前記ドア閉検知手段からの検知信号に基づいて、前記施
    錠解錠手段を作動させることにより、前記施錠部材を外
    部突出させて、ドア閉状態の前記ドアを自動的に施錠す
    る自動ロック装置であって、 前記フロント側ユニット及び前記リア側ユニットを、前
    記フロント側ユニットに元部を固定させて、前記ドアに
    穿孔された1個の貫通孔に挿着される雄ねじロッドと、
    該雄ねじロッドの先端部に、前記ドアの裏面側から螺合
    される止めナットとにより連結し、 前記雄ねじロッドの一側部は切欠きされて、前記ドアの
    貫通孔との間に、前記フロント側、リア側ユニットを電
    気的に接続するリード線類のリード線類挿通孔が形成さ
    れていることを特徴とする自動ロック装置。
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WO2014032618A1 (zh) * 2012-08-31 2014-03-06 深圳光启创新技术有限公司 基于光信号的信息处理方法和装置
JP2016113868A (ja) * 2014-12-18 2016-06-23 日本車輌製造株式会社 施解錠装置

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