JP2016113816A - 設備装置 - Google Patents

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謙次郎 嵐
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【課題】封水部の清浄性を効果的に維持し得る設備装置を提供する。【解決手段】設備装置1は、水が溜められる封水部12と、該封水部に溜められた封水中の殺菌成分の濃度を測定する濃度センサー14と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、排水管に接続される設備装置に関する。
従来より、排水管に接続される便器や洗面台、手洗器、厨房装置、浴室ユニット等のいわゆる水廻りの設備装置には、室内側と排水管の接続先(下水管等)とが通気可能に連通しないように排水経路の一部を封水するための排水トラップ等の封水部が設けられている。このような排水トラップにおいては、封水の入れ替え等が頻繁になされなければ、臭気が発生したり、細菌が繁殖したりすることが考えられる。
例えば、下記特許文献1には、殺菌性金属イオンを含んだ便器洗浄水を、小便器のトラップ部に供給する便器殺菌装置が開示されている。
特開2000−355965号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された便器殺菌装置では、例えば、殺菌性金属イオンが混入される水道水の水質(塩素イオン濃度等)が異なる際等、便器洗浄水中の殺菌性金属イオンの濃度が不安定になるようなことが考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、封水部の清浄性を効果的に維持し得る設備装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る設備装置は、水が溜められる封水部と、該封水部に溜められた封水中の殺菌成分の濃度を測定する濃度センサーと、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る設備装置は、上述のような構成としたことで、封水部の清浄性を効果的に維持することができる。
本発明の一実施形態に係る設備装置の一例を模式的に示す一部省略概略縦断面図である。 (a)、(b)は、同設備装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略フローチャート、(c)は、同設備装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略タイムチャートである。 本発明の他の実施形態に係る設備装置の一例を模式的に示す一部省略概略縦断面図である。 (a)は、同設備装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略フローチャート、(b)は、同設備装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略タイムチャートである。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の各実施形態では、設備装置を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
また、図2(c)及び図4(b)のグラフでは、横軸を時間軸、縦軸を濃度センサーの測定値(検出濃度)とし、その推移を模式的に示している。また、図2(c)及び図4(b)の概略タイムチャートでは、各機器のON/OFF動作や開閉動作等を模式的に示している。
図1及び図2は、第1実施形態に係る設備装置を模式的に示す図である。
本実施形態に係る設備装置1は、下水管等に接続される外部排水管2に接続される構成とされ、水が溜められる封水部12を備えている。
本実施形態では、図1に示すように、設備装置1を、床等の設置面に設置される着座式のいわゆる洋式の便器装置1としている。
この便器装置1は、封水部としての溜水部12を構成するボウル部(便鉢)11や、給水管3及び外部排水管2に接続される給排水機構等が設けられた便器本体10を備えている。また、便器本体10には、図示は省略しているが、ボウル部11に対して開閉自在(起倒自在)とされた便座や便蓋が設けられている。
この便器装置1に、便座や便蓋を開閉する開閉装置や、脱臭装置、局部洗浄装置、便座や局部洗浄用水等を温める加熱装置、洗剤供給装置等の各種機能装置や機能部材を設けた構成としてもよい。
また、便器装置1に、人体検知センサーや着座センサー等の各種センサーを設けた構成としてもよく、上記した各種機能装置を操作する操作部としてのリモコン装置や、リモコン装置の各種信号の送受信を可能とする送受信装置等を設けた構成としてもよい。
本実施形態では、この便器装置1の給水機構を、給水管3に接続され、洗浄水を貯留する水洗タンク(ロータンク)4からの洗浄水をボウル部11側に供給する供給部としての給水弁5を備えた構成としている。なお、便器装置1を、このような水洗タンク4を備えたものとせずに、給水管3に接続される給水ラインに給水弁5を設けたいわゆるタンクレスタイプとしてもよい。
また、便器装置1には、この給水弁5を開放させる洗浄操作部19が設けられている。このような洗浄操作部19としては、操作レバーや操作ボタン等としてもよく、また、人体検知センサーや着座センサー等の各種センサーを洗浄操作部19として把握、つまり、検知を操作と把握するような態様としてもよい。
また、便器装置1には、給水弁5を経た洗浄水をボウル部11に供給する給水孔が設けられている。このような給水孔としては、例えば、ボウル部11の上端に周方向に延びるように設けられたリム部に沿わせるように洗浄水を供給するように設けられたものとしてもよい。または、中空筒状とされたリム部に下方側に向けて開口するように設けられた多数のリム孔を給水孔としてもよい。
また、図例では、便器装置1を、ボウル部11の底部側において開口するようにゼット孔を設け、このゼット孔に対向するようにボウル部11の底部側にトラップ部を構成する排水路13を設けたいわゆるサイホンゼット式としている。
排水路13は、トラップ部を構成するように、ボウル部11の底部に連通するトラップ入口となる端部から斜め上方に向けて延び、トラップ頂部から斜め下方側に向けて屈曲するように設けられ、外部排水管2に接続される。この排水路13とボウル部11とによって溜水部12が構成され、排水路13のトラップ頂部と略同レベルが溜水面となるように封水(溜水)される。なお、図例のようなサイホンゼット式に限られず、サイホン式やサイホンボルテックス式、さらには、筒状トラップを駆動機構によって回動させて排水及び封水する構成とされたいわゆるターントラップ式の排水機構を備えた便器装置1としてもよい。
また、本実施形態では、図1に示すように、便器装置1に、溜水部12に殺菌成分を供給する供給部20を設けた構成としている。
本実施形態では、供給部20を、殺菌成分としての殺菌液を溜水部12に供給する構成としている。このような供給部20としては、殺菌液としての次亜塩素酸水を生成する殺菌液生成部を構成する電解槽を備えたものとしてもよい。例えば、この供給部20を、陽極板及び陰極板が設けられた電解槽内において塩素イオンを含む水道水を電気分解し、電解水として次亜塩素酸水を生成するものとしてもよい。図例では、水洗タンク4を、供給部20への水道水の給水源としたような構成としているが、供給部20に別途、給水管を接続したり、給水機構の給水ラインから分岐させた分岐ラインを接続したりした構成としてもよい。
また、本実施形態では、この供給部20において生成された次亜塩素酸水を、供給管21を介してボウル部11内に向けて供給する供給口22を設けた構成としている。図例では、供給口22を、ボウル部11の上端部の内面において開口するように設けた例を示している。なお、供給部20としては、例えば、ボウル部11内に向けて延びるように設けられたノズルに、次亜塩素酸水を霧状にして噴出する供給口22を設けた構成とし、ボウル部11の溜水面よりも上側の内面の概ね全体に亘って噴霧する構成とされたものとしてもよい。また、次亜塩素酸水の供給態様としては、このような態様に限られず、例えば、溜水中に向けて供給するような態様や、その他、種々の変形が可能である。
また、供給部20から供給される殺菌液としては、上記のような次亜塩素酸水のように、経時によって溜水部12における溜水中の殺菌成分の濃度が低下するようなもの、つまりは、残留性の低いものとしてもよい。このような殺菌液としては、次亜塩素酸水に限られず、オゾン水や強酸性水、次亜塩素酸ナトリウム溶液、過酸化水素水等としてもよい。また、殺菌液は、水道水よりも殺菌性が高いものであればよく、上記のような電解水や残留性の低い殺菌液に限られず、エタノール等のアルコール系の殺菌液等、その他、種々の殺菌液としてもよい。このような殺菌液の種類に応じて、適宜の殺菌液生成部を供給部20に設けたり、また、供給部20において生成せずに、殺菌液を貯留するタンク等を供給部20に設けたりしてもよい。
また、便器装置1は、溜水部12に溜められた溜水中の殺菌成分の濃度を測定する濃度センサー14を備えている。このような濃度センサー14としては、殺菌成分を、上記のような次亜塩素酸水とした場合には、溜水中の遊離残留塩素濃度を測定する次亜塩素酸濃度測定器としてもよい。また、このような濃度センサー14としては、例えば、ポーラログラフ法(例えば、3電極ポーラログラフ法)や、吸光度法、ガルバニ電池(電極)法等の公知の方式を用いたものとしてもよい。また、濃度センサー14は、上記のような種々の殺菌液(殺菌成分)の種類に応じて、適宜のものを採用するようにすればよい。
また、この濃度センサー14は、当該濃度センサー14の測定値としての出力信号に基づいて種々の制御対象を作動制御する制御部16に信号線等を介して接続されている。
この濃度センサー14の検出部(例えば、電極)は、溜水部12の溜水に接触(浸漬)するように設けられている。このように濃度センサー14の検出部を溜水部12の溜水に接触させるように設けた場合には、水密性を維持すべく適宜のシールを施すようにしてもよい。
本実施形態では、濃度センサー14の検出部を、ボウル部11の底側に設けている。図例では、トラップ入口となる排水路13のボウル部11側の端部の底部において露出するように濃度センサー14の検出部を設けた例を示している。また、この濃度センサー14の検出部に汚物等が引っ掛からないように、検出部のボウル部11側を遮蔽するように遮蔽板15を設けた例を示している。また、この遮蔽板15を、ボウル部11の底壁から排水路13の排水方向と略同方向に延びるように設けた例を示している。
なお、濃度センサー14の検出部を設ける位置は、図例のような位置に限られず、その他、種々の位置に設けるようにしてもよい。また、濃度センサー14は、溜水部12の溜水中の殺菌成分の濃度を言わば連続的に測定するようなものとしてもよく、所定時間が経過する毎に言わばサンプリング的に測定するようなものとしてもよい。
また、本実施形態では、便器装置1に、濃度センサー14の測定値が所定値を下回ったことを報知する制御対象としての報知部17を設けている。このような報知部17としては、警告音や警告メッセージ等の音や、光源の点灯や点滅等による光、さらにはこれら音と光の組合せ等によって報知する態様とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、便器装置1に、この報知部17の報知を停止させるリセット操作部18を設けている。このようなリセット操作部18としては、押圧操作等がなされる操作ボタン等としてもよい。
これら報知部17及びリセット操作部18並びに上記した洗浄操作部19及び供給部20は、信号線等を介して制御部16に接続されている。これら制御部16、報知部17、リセット操作部18及び洗浄操作部19は、便器装置1の便器本体10の適所に設けるようにしてもよく、または、壁面等に設置される便器装置1のリモコン装置に設けるようにしてもよい。また、報知部17(またはこれに加えてリセット操作部18)は、便器装置1やその周囲(例えば、トイレ個室内)に設ける態様に限られず、他の部屋等に設けられるものとしてもよい。
制御部16には、例えば、CPU等の制御回路や、メモリ等によって構成され各種動作プログラム等を記憶する記憶部等が設けられている。
本実施形態では、後記するように、この制御部16によって、上記した洗浄操作部19の操作に伴う給水弁5の開閉(作動)制御がなされる。また、この制御部16によって、洗浄操作に連動させるように殺菌液(殺菌成分)をボウル部11(溜水部12)に供給する供給部20の作動制御がなされる。また、この制御部16によって、報知部17の作動制御がなされる。
以下、本実施形態に係る便器装置1において実行される基本動作の一例について、図2を参照して説明する。
図2(a)、(c)に示すように、洗浄操作部19の操作がなされれば(ステップ100)、給水弁5を開放させ、洗浄水をボウル部11に供給する(ステップ101)。このように洗浄水をボウル部11に供給すれば、図2(c)に示すように、濃度センサー14の測定値、つまりは、溜水中の殺菌成分の濃度が急激に低下し、殺菌成分を含んだ溜水が完全に排水されれば、つまり、入れ替えられれば、殺菌成分の濃度が略ゼロとなる。
そして、洗浄が終了すれば(ステップ102)、供給部20を作動させ、所定時間t1が経過するまで殺菌成分をボウル部11(溜水部12)に供給する(ステップ103〜105)。これにより、図2(c)に示すように、濃度センサー14の測定値、つまりは、溜水中の殺菌成分の濃度が急激に上昇し、溜水部12の溜水中の殺菌成分の濃度が殺菌に有効な所定の濃度となる。
上記した洗浄終了の判別は、給水弁5の閉動作や、適所に設けた流量センサー等の種々のセンサーによって判別するようにしてもよく、洗浄操作部19の操作から所定時間が経過すれば、洗浄が終了したと判別するような態様としてもよい。なお、洗浄水の供給が終了し、所定の遅延時間が経過した後に、殺菌成分を供給するような態様等としてもよい。また、このように洗浄水の供給が終了した後に、殺菌成分を供給するような態様に代えて、洗浄水の供給中に(例えば、洗浄モード実行中における終盤から)、殺菌成分を供給するような態様としてもよい。
また、殺菌成分を供給する所定時間t1は、溜水部12の溜水中の殺菌成分の濃度が殺菌に有効な所定の濃度となるように適宜、設定するようにしてもよい。また、この所定時間t1は、予め設定された単一の時間としてもよく、または、溜水部12の溜水や周囲の温度等に応じた異なる複数の時間としてもよい。また、この所定時間t1は、濃度センサー14による測定値が、後記する所定値を上回るように適宜の時間としてもよい。なお、所定時間t1が経過するまで殺菌成分を供給する態様に代えて、所定量の殺菌成分を供給するような態様等としてもよい。また、このような所定時間t1や所定量の変更操作を可能とする操作入力部を設けた態様としてもよい。
また、図2(b)、(c)に示すように、濃度センサー14の測定値が、所定値を下回れば(ステップ200)、リセット操作部18の操作がなされるまで、報知部17を作動させ、報知する(ステップ201〜203)。つまり、溜水部12の溜水中の殺菌成分の濃度が低下すれば、使用者(清掃管理者)に対して、溜水部12への殺菌成分の供給を促すようにしている。例えば、当該便器装置1が長時間使用されなかった場合や、前回の殺菌成分の供給から長時間が経過すれば、溜水部12の溜水中の殺菌成分の濃度は、図2(c)に示すように、徐々に低下する。図2(c)では、報知部17を停止させた後に、上記のような洗浄操作がなされ、これに連動させるように殺菌成分の供給がなされた態様を模式的に示している。
なお、報知部17を作動させる閾値となる上記所定値は、使用者に対して、溜水部12への殺菌成分の供給を促す必要性があることから、殺菌に有効な範囲内で比較的に高い値としてもよい。また、この所定値は、予め設定されたものでもよく、また、このような所定値の変更操作を可能とする操作入力部を設けた態様としてもよい。
また、上記した例では、リセット操作部18の操作がなされるまで、報知部17を作動させる態様としたが、濃度センサー14の測定値が上記所定値を上回れば報知部17を停止させる態様や、所定時間が経過すれば報知部17を停止させる態様等としてもよい。
また、上記した例では、濃度センサー14の測定値が、所定値を下回れば、報知部17を作動させる態様としたが、このような態様に限られない。例えば、濃度センサー14の測定値が所定値を下回ったことを表示して報知するメーター(インジケーター)や、ディスプレイ等の表示部を報知部17として設けた態様としてもよい。
また、上記のように、洗浄操作に連動して殺菌成分を供給する態様、つまりは、溜水部12の溜水を入れ替えるような態様に代えて、または、加えて、溜水部12の溜水を入れ替えることなく殺菌成分の供給(補充)を可能とした態様としてもよい。つまりは、供給部20を作動させる殺菌成分供給操作部を設け、この殺菌成分供給操作部の操作がなされれば、殺菌成分を供給するような態様としてもよい。この場合は、濃度センサー14の測定値に基づいて、溜水部12の溜水中の殺菌成分の濃度が上記所定の濃度となるように、殺菌液中の殺菌成分の濃度や、殺菌液の供給時間、殺菌液の供給量等の調整がなされるものとしてもよい。
本実施形態に係る設備装置(便器装置)1は、上述のような構成としたことで、封水部(溜水部)12の清浄性を効果的に維持することができる。
つまり、水が溜められる溜水部12に溜められた溜水中の殺菌成分の濃度を測定する濃度センサー14を備えた構成としている。従って、この濃度センサー14の測定値に基づいて、種々の制御対象の作動制御や操作を行うことができる。これにより、例えば、水質が異なるような場合にも殺菌成分の濃度を把握することができ、また、定期的に殺菌成分を供給する必要性を低減することができ、溜水部12の清浄性を効果的に維持することができる。
また、本実施形態では、濃度センサー14の測定値が所定値を下回ったことを報知する報知部17を備えた構成としている。従って、使用者に対して、溜水部12への殺菌成分の供給を促すことができ、溜水部12の清浄性をより効果的に維持することができる。
次に、本発明に係る他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図3及び図4は、第2実施形態に係る設備装置を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る設備装置としての便器装置1Aは、図3に示すように、報知部17及びリセット操作部18を設けていない点が上記第1実施形態とは主に異なる。
また、本実施形態では、濃度センサー14の測定値が予め設定された閾値を下回れば、溜水部12に殺菌成分を供給する制御対象としての供給部20を設けた構成としている。
つまり、図4(a)、(b)に示すように、濃度センサー14の測定値が、上記閾値を下回れば(ステップ300)、上記と概ね同様、供給部20を作動させ、所定時間t1が経過するまで殺菌成分をボウル部11(溜水部12)に供給する(ステップ301〜303)。これにより、図4(b)に示すように、上記同様、濃度センサー14の測定値、つまりは、溜水中の殺菌成分の濃度が急激に上昇し、溜水部12の溜水中の殺菌成分の濃度が殺菌に有効な所定の濃度となる。
上記閾値は、上記第1実施形態と比べて、殺菌成分の供給が迅速になされることが想定されるため、上記した所定値よりも低い値としてもよい。また、この閾値の変更操作を可能とする操作入力部を設けた態様としてもよい。
また、殺菌成分の供給を、上述のように、洗浄操作に連動して行うようにしてもよく、または、溜水部12の溜水を入れ替えることなく供給(補充)するような態様としてもよい。また、例えば、人体検知センサー等による人の在を検知中、つまりは、便器装置1の使用中には、殺菌成分の供給を行わずに、不在を検知した後に殺菌成分の供給を行うようにしてもよい。
本実施形態に係る設備装置(便器装置)1Aにおいても、上記した第1実施形態と略同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、濃度センサー14の測定値が予め設定された閾値を下回れば、溜水部12に殺菌成分を供給する供給部20を設けた構成としている。従って、溜水部12の溜水の殺菌成分の濃度を、より効果的に有効な濃度に維持することができる。つまりは、溜水部12の溜水中の殺菌成分の濃度を、言わば自動的に有効な濃度に維持することができるので、例えば、使用者が殺菌成分の供給操作等をする必要があるものと比べて、より効果的に溜水部12の清浄性を維持することができる。
なお、本実施形態においても、濃度センサー14の測定値が所定値を下回ったことを報知する報知部17やリセット操作部18を設けるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、殺菌成分として殺菌液を供給する供給部20を設けた構成としているが、例えば、粉粒体状等の固形状の殺菌成分を供給する供給部20を設けた構成としてもよい。
さらには、上記第1実施形態においては、殺菌成分を供給する供給部20を設けない態様としてもよい。この場合は、使用者によって溜水部12に適宜の殺菌成分の投入がなされるものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、濃度センサー14の測定値に基づいて、制御対象としての報知部17や供給部20を作動制御する態様を例示したが、このような態様に限られず、その他、制御部16によって種々の制御対象の作動制御がなされるものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、設備装置としての便器装置1,1Aを、着座式の便器装置としているが、和式の便器装置や、小便器としてもよい。また、設備装置としては、このような便器装置1,1Aに限られず、洗面台、手洗器、厨房装置、浴室ユニット等としてもよく、さらには、このようなものに設けられる排水トラップを、設備装置として把握するようにしてもよい。
また、封水部12としては、上記したような態様に限られず、SトラップやUトラップ、Pトラップ、椀トラップ等の種々の排水トラップとしてもよい。
1,1A 便器装置(設備装置)
12 溜水部(封水部)
14 濃度センサー
17 報知部
20 供給部

Claims (3)

  1. 水が溜められる封水部と、該封水部に溜められた封水中の殺菌成分の濃度を測定する濃度センサーと、を備えていることを特徴とする設備装置。
  2. 請求項1において、
    前記濃度センサーの測定値が所定値を下回ったことを報知する報知部を備えていることを特徴とする設備装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記濃度センサーの測定値が予め設定された閾値を下回れば、前記封水部に殺菌成分を供給する供給部を備えていることを特徴とする設備装置。
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