JP2019136443A - 除菌装置及び水回り機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】水回り機器の多様な微生物汚れを効果的に抑制できる除菌装置を提供すること。【解決手段】除菌装置1は、水回り機器2の除菌装置1であって、除菌水6の温度を40℃以上に加温する加温部30と、40℃以上に加温された除菌水6を水回り機器2に供給して接触させることで水回り機器2を除菌する供給部20と、を備える。除菌水6が過酸化水素水である場合には、除菌水6中の過酸化水素の濃度は、0.1質量%以上であることが好ましい。除菌水6が次亜塩素酸水である場合には、除菌水6中の次亜塩素酸の濃度は、1mg/L以上であることが好ましい。【選択図】図1
Description
本発明は、水回り機器に除菌水を供給する除菌装置及び水回り機器に関する。
従来、トイレ、浴室、キッチン、洗面台、洗濯機などの水回り機器では、微生物が繁殖し、様々な汚れが生じている。そこで、除菌水を水回り機器に供給することで、微生物が関与する汚れを抑制する技術が提案されている。例えば、水道水の電気分解によって次亜塩素酸を含む除菌水を生成し、便器等の汚れを抑制する装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
しかし、従来の次亜塩素酸を含む除菌水では、例えば次亜塩素酸(除菌成分)の濃度を上げたとしても、水回り機器の多様な微生物汚れを効果的に抑制することが難しい。この原因の一つには、水まわり機器に繁殖する微生物汚れは、細菌や酵母、カビなどの多様な微生物が関与しており、しかもそれぞれの菌で除菌成分に対する耐性が異なることが挙げられる。
上記状況に鑑み、本発明は、水回り機器の多様な微生物汚れを効果的に抑制できる除菌装置を提供することを目的とする。
本発明は、水回り機器の除菌装置であって、除菌水の温度を40℃以上に加温する加温部と、40℃以上に加温された前記除菌水を前記水回り機器に供給して接触させることで前記水回り機器を除菌する供給部と、を備える除菌装置に関する。
また、前記除菌水は、過酸化水素水であることが好ましい。
また、前記除菌水中の過酸化水素の濃度は、0.1%以上であることが好ましい。
また、前記除菌水は、次亜塩素酸水であることが好ましい。
また、前記除菌水中の次亜塩素酸の濃度は、1mg/L以上であることが好ましい。
また、前記供給部は、前記除菌水を前記水回り機器に10秒以上供給して接触させることが好ましい。
また、水を電気分解することで前記除菌水を生成する生成部をさらに備えることが好ましい。
また、本発明は、上記除菌装置を備える水回り機器に関する。
本発明によれば、水回り機器の多様な微生物汚れを効果的に抑制できる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
図1は、本発明の一実施形態に係る除菌装置の模式図である。本実施形態に係る除菌装置1は、40℃以上に加温された除菌水6を水回り機器2に供給して、水回り機器2を除菌する装置である。図1に示すように、除菌装置1は、水槽5と、供給部20と、加温部30と、を備え、供給部20は、流路4と、ポンプ7と、散布ノズル8と、制御部11とを備える。
除菌装置1が、40℃以上に加温された除菌水6を水回り機器2に供給することにより、水回り機器2の多様な微生物汚れを効果的に抑制できる。除菌水6により、例えば、表1に示すピンクぬめりの原因菌が除菌される。また、除菌水6が40℃以上になることで、従来の除菌水ではその成分に依らず除菌することが難しかった原因菌、例えば、表1に示す黒ずみの原因菌が除菌される。除菌水が持つ個別の除菌効果に、除菌水を加熱することの相乗効果が加わり、水回り機器2の多様な微生物汚れを効果的に抑制できる。
水回り機器2は、例えば、トイレ、浴室、キッチン、洗面台又は洗濯機である。
水槽5は、除菌水6を貯留する。本実施形態においては、除菌水6は、過酸化水素水又は次亜塩素酸水である。例えば、水槽5内の後述する生成部100(図2を参照)又は生成部200(図3を参照)が、電気分解により除菌水6を生成する。なお、除菌水6は生成部100又は生成部200以外の機器により生成されたものでもよい。生成された除菌水6は、水槽5に供給(貯留)される。
また、生成部100又は生成部200は、水槽5の上流に設置されてもよく、水槽5の上流で電気分解された除菌水6が水槽5に供給されてもよい。あるいは、水槽5は、生成部100又は生成部200を兼ねていてもよい。
また、生成部100又は生成部200は、水槽5の上流に設置されてもよく、水槽5の上流で電気分解された除菌水6が水槽5に供給されてもよい。あるいは、水槽5は、生成部100又は生成部200を兼ねていてもよい。
供給部20は、40℃以上に加温された除菌水6を水回り機器2に供給して接触させる。
流路4は、除菌水6が流通する流路である。流路4の上流側の端部は水槽5と接続される。流路4の上流側から下流側に向けて、ポンプ7と、後述するヒーター9とが配置される。流路4の下流側の端部は散布ノズル8と接続される。
ポンプ7は、水槽5から除菌水6を吸引し、散布ノズル8に向けて除菌水6を供給する。ポンプ7は、制御部11と電気的に接続されている。
制御部11は、水回り機器2の使用状態等を検出し、ポンプ7の動作を制御する。制御部11は、ポンプ7の動作以外にも、例えば除菌水6の温度や、除菌水6と水回り機器2との接触時間等を制御してもよい。
散布ノズル8は、除菌水6を散布する。散布ノズル8は、水回り機器2の微生物汚れが生じやすい部分付近に配置される。散布ノズル8から除菌水6が散布されると、水回り機器2に40℃以上の除菌水6が直接的に接触する。すると、除菌水6の成分(本実施形態においては、過酸化水素又は次亜塩素酸)が例えば表1に示す汚れの原因菌を除菌する。本実施形態においては、水回り機器2と、除菌水6との接触時間が、好ましくは10秒以上、より好ましくは20秒以上、更に好ましくは30秒以上になるように、除菌水6は散布される。これにより、水回り機器の多様な微生物汚れをより効果的に抑制できる。
散布ノズル8は、水回り機器2の微生物汚れが生じやすい部分に直接的に万遍なく除菌水6を供給できるように配置されることが好ましい。また、図1では1つの水回り機器2に対して1つの散布ノズル8が配置されているが、1つの水回り機器2に対して複数の散布ノズルが配置されてもよい。
加温部30は、除菌水6の温度を40℃以上に加温する。加温部30は、ヒーター9と、変圧器10とを備える。ヒーター9は、水回り機器2に40℃以上の除菌水6が接触するように除菌水6を加温する。また、ヒーター9は、変圧器10と接続されている。変圧器10は、電流を熱エネルギーに変換する。なお、効果的に汚れの原因菌を除菌するために、除菌水6の温度は、40℃以上であることが好ましく、50℃以上であることがより好ましい。
続いて、本実施形態において、水道水の電気分解により除菌水6を生成する場合において、除菌水がどのように生成されるかを、過酸化水素水を生成する例と、次亜塩素酸水を生成する例とを挙げて具体的に説明する。
(1)過酸化水素水を生成する方法
図2は、本発明の一実施形態に係る過酸化水素水を生成する生成部の模式図である。図2に示すように、生成部100は、陰極101と、陽極102と、空間103、104と、密閉容器105とを備える。
図2は、本発明の一実施形態に係る過酸化水素水を生成する生成部の模式図である。図2に示すように、生成部100は、陰極101と、陽極102と、空間103、104と、密閉容器105とを備える。
陰極101は、開気孔からなる導電性多孔体であり、その表面に酸化チタン等の触媒材料が塗布される。陰極101は、密閉容器105の内部を、水が供給される空間103と、空気が供給される空間104とに隔てている。陽極102は、水が供給される空間103側に、陰極101と向かい合うように配置される。空間103は、陰極101及び陽極102の間に配置される。陰極101及び陽極102には、図示しない直流電源が接続される。
空間103に水を供給し、陰極101、陽極102間に直流電圧を印加しながら空間104(陰極101)に空気を供給すると、以下の式(1)〜(3)の反応が起こる。
<陽極反応>
2H2O→O2+4H++4e− ・・・(1)
<陰極反応>
2H2O+2e−→H2+2OH− ・・・(2)
O2+2H2O+2e−→H2O2+2OH− ・・・(3)
2H2O→O2+4H++4e− ・・・(1)
<陰極反応>
2H2O+2e−→H2+2OH− ・・・(2)
O2+2H2O+2e−→H2O2+2OH− ・・・(3)
陰極101で式(3)の反応が起こることで、除菌水6としての過酸化水素水が生成される。なお、効果的に汚れの原因菌を除菌するために、過酸化水素水の濃度は、0.1%以上であることが好ましく、0.5%以上であることがより好ましい。
なお、本明細書において、過酸化水素水の濃度を表わす「%」とは、「単位容積あたりの質量%」を指し、例えば「1%過酸化水素水」とは、水1L中に過酸化水素が10g溶解していることを示す。言い換えれば、1%=10,000mg/Lとなる。
なお、本明細書において、過酸化水素水の濃度を表わす「%」とは、「単位容積あたりの質量%」を指し、例えば「1%過酸化水素水」とは、水1L中に過酸化水素が10g溶解していることを示す。言い換えれば、1%=10,000mg/Lとなる。
また、陽極反応、陰極反応において、水及び空気に含まれる酸素以外の物質を必要としないので、水及び空気を供給すれば、補充成分なしに必要な濃度の過酸化水素水を繰り返し生成できる。
(2)次亜塩素酸水を生成する方法
図3は、本発明の一実施形態に係る次亜塩素酸水を生成する生成部の模式図である。図2に示すように、生成部200は、陰極201と、陽極202と、空間203とを備える。
図3は、本発明の一実施形態に係る次亜塩素酸水を生成する生成部の模式図である。図2に示すように、生成部200は、陰極201と、陽極202と、空間203とを備える。
陰極201は、導電性材料である。陽極202は、陰極201と向かい合うように配置される。空間203は、陰極201及び陽極202の間に配置される。陰極201及び陽極202には、図示しない直流電源が接続される。
空間203に水(Clが添加された水、例えば水道水)を供給し、陰極201、陽極202間に直流電圧を印加すると、上述した式(1)〜(3)の反応を含め、以下の式(1)〜(6)の反応が起こる。
<陽極反応>
2H2O→O2+4H++4e− ・・・(1)
2Cl−→Cl2+2e− ・・・(4)
Cl2+2H2O→2HOCl+2H++2e− ・・・(5)
<陰極反応>
2H2O+2e−→H2+2OH− ・・・(2)
O2+2H2O+2e−→H2O2+2OH− ・・・(3)
H2O2+2e−→2OH− ・・・(6)
2H2O→O2+4H++4e− ・・・(1)
2Cl−→Cl2+2e− ・・・(4)
Cl2+2H2O→2HOCl+2H++2e− ・・・(5)
<陰極反応>
2H2O+2e−→H2+2OH− ・・・(2)
O2+2H2O+2e−→H2O2+2OH− ・・・(3)
H2O2+2e−→2OH− ・・・(6)
陰極201で式(5)の反応が起こることで、除菌水6としての次亜塩素酸水が生成される。なお、効果的に汚れの原因菌を除菌するために、次亜塩素酸水の濃度は、1mg/L以上であることが好ましく、5mg/L以上であることがより好ましい。
また、陽極反応、陰極反応において、水、水に含まれる塩素及び空気に含まれる酸素以外の物質は反応しないので、水道水(Clが添加された水)及び空気を供給すれば次亜塩素酸水を補充成分なしに繰り返し生成できる。
本実施形態によれば、以下のような効果が奏される。
本実施形態に係る除菌装置1は、水回り機器2の除菌装置1であって、除菌水6の温度を40℃以上に加温する加温部30と、40℃以上に加温された除菌水6を水回り機器2に供給して接触させることで水回り機器2を除菌する供給部20と、を備える。これにより、水回り機器の多様な微生物汚れを効果的に抑制できる。
本実施形態に係る除菌装置1は、水回り機器2の除菌装置1であって、除菌水6の温度を40℃以上に加温する加温部30と、40℃以上に加温された除菌水6を水回り機器2に供給して接触させることで水回り機器2を除菌する供給部20と、を備える。これにより、水回り機器の多様な微生物汚れを効果的に抑制できる。
また、除菌水6が過酸化水素水である場合には、除菌水6中の過酸化水素の濃度は、0.1%以上であることが好ましい。これにより、多様な微生物汚れを効果的に抑制できる。また、除菌水を過酸化水素とすることで、除菌後の除菌水は再び水と酸素に戻り、環境に放出しても残留物となることがないため、環境に与える影響が小さい。
除菌水6が次亜塩素酸水である場合には、除菌水6中の次亜塩素酸の濃度は、1mg/L以上であることが好ましい。これにより、多様な微生物汚れを効果的に抑制できる。
また、供給部20は、除菌水6を水回り機器2に10秒以上供給して接触させる。これにより、除菌水6が効果的に除菌力を発揮し防汚性能を発揮するので、水回り機器の多様な微生物汚れをより効果的に抑制できる。
また、水回り機器2は、水を電気分解することで除菌水6を生成する生成部100又は生成部200をさらに備える。生成部100又は生成部200は、水を電気分解することで除菌水6を生成するので、継続的に除菌剤を補充する必要がない。
また、水回り機器2は除菌装置1を備える。水回り機器2は、例えば、トイレ、浴室、キッチン、洗面台又は洗濯機である。これらの水回り機器2の多様な微生物汚れを効果的に抑制できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
次に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
表2に示した試薬のうち過酸化水素を、濃度が0.1%となるように水で希釈し、温度が40℃となるように加温して実施例1の試験水を得た。
表2に示した試薬のうち過酸化水素を、濃度が0.1%となるように水で希釈し、温度が40℃となるように加温して実施例1の試験水を得た。
<実施例2〜実施例4>
表2に示した試薬のうち過酸化水素を水で希釈して、濃度及び温度が、表3に示した値となるように加温して実施例2〜実施例4の試験水を得た。
表2に示した試薬のうち過酸化水素を水で希釈して、濃度及び温度が、表3に示した値となるように加温して実施例2〜実施例4の試験水を得た。
<実施例5>
上述した(1)過酸化水素水を生成する方法により、過酸化水素水の濃度が表3に示した値となるように水を電気分解し、40℃に加温して実施例5の試験水を得た。
上述した(1)過酸化水素水を生成する方法により、過酸化水素水の濃度が表3に示した値となるように水を電気分解し、40℃に加温して実施例5の試験水を得た。
<実施例6〜実施例9>
表2に示した次亜塩素酸水を水で希釈し、濃度及び温度が表3に示した値となるように加温して実施例6〜実施例9の試験水を得た。
表2に示した次亜塩素酸水を水で希釈し、濃度及び温度が表3に示した値となるように加温して実施例6〜実施例9の試験水を得た。
<実施例10>
上述した(2)次亜塩素酸水を生成する方法により、次亜塩素酸水の濃度が表3に示した値となるように水を電気分解し、40℃に加温して実施例10の試験水を得た。
上述した(2)次亜塩素酸水を生成する方法により、次亜塩素酸水の濃度が表3に示した値となるように水を電気分解し、40℃に加温して実施例10の試験水を得た。
<比較例1〜比較例3>
蒸留水を、表3に示した温度となるように、加温して比較例1〜比較例3の試験水を得た。
蒸留水を、表3に示した温度となるように、加温して比較例1〜比較例3の試験水を得た。
<比較例4〜比較例6>
表2に示した過酸化水素を水で希釈し、濃度及び温度が表3に示した値となるように加温して比較例4〜比較例6の試験水を得た。
表2に示した過酸化水素を水で希釈し、濃度及び温度が表3に示した値となるように加温して比較例4〜比較例6の試験水を得た。
<比較例7〜比較例9>
蒸留水を、表3に示した温度となるように、加温して比較例7〜比較例9の試験水を得た。
蒸留水を、表3に示した温度となるように、加温して比較例7〜比較例9の試験水を得た。
<比較例10〜比較例12>
表2に示した次亜塩素酸水を水で希釈し、濃度及び温度が表3に示した値となるように加温して比較例10〜比較例12の試験水を得た。
表2に示した次亜塩素酸水を水で希釈し、濃度及び温度が表3に示した値となるように加温して比較例10〜比較例12の試験水を得た。
<除菌力評価試験>
除菌力評価では、一般家庭の微生物汚れ中にしばしば検出される菌の代表として、Methylobacterium(細菌)、Rhodotorula(酵母)、Cladosporium(カビ)の3種を選定し、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)生物遺伝資源部門(NBRC(NITE Biological Resouce Center)と略される)から購入した菌に対する除菌力を評価した。
除菌力評価試験での細菌、酵母、カビの培養条件は表4のとおりとした。
前培養した菌を生理食塩水に入れ、菌又はカビ胞子濃度が1×105〜1×106コ/mLになるように各菌液を調製した。
除菌力評価では、一般家庭の微生物汚れ中にしばしば検出される菌の代表として、Methylobacterium(細菌)、Rhodotorula(酵母)、Cladosporium(カビ)の3種を選定し、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)生物遺伝資源部門(NBRC(NITE Biological Resouce Center)と略される)から購入した菌に対する除菌力を評価した。
除菌力評価試験での細菌、酵母、カビの培養条件は表4のとおりとした。
前培養した菌を生理食塩水に入れ、菌又はカビ胞子濃度が1×105〜1×106コ/mLになるように各菌液を調製した。
菌液と、各実施例、比較例に係る試験水との比率(菌液:試験水)が1:9となるよう菌液と試験水を混合した。10秒経過後、除菌成分を遠心分離や中和によって除去した。
試験水が過酸化水素水である実施例1〜5及び比較例4〜6の場合、試験水中の過酸化水素を除去するために、10秒経過後、菌液と試験水との混合液を遠心分離器にかけて菌体を沈殿させ、上澄みを除去した。その後、除去した上澄みと同量の滅菌済みの生理食塩水を加えた。また、過酸化水素を含まない比較例1〜3についても、試験条件を揃えるため、同じ遠心操作を実施した。
試験水が次亜塩素酸水である実施例6〜10及び比較例10〜12の場合、試験水中の次亜塩素酸を除去するために、10秒経過後、菌液に除菌したチオ硫酸ナトリウムを添加し、菌液中に残留する次亜塩素酸を中和した。また、次亜塩素酸を含まない比較例7〜9についても、試験条件を揃えるため同じ中和操作を実施した。
試験水が次亜塩素酸水である実施例6〜10及び比較例10〜12の場合、試験水中の次亜塩素酸を除去するために、10秒経過後、菌液に除菌したチオ硫酸ナトリウムを添加し、菌液中に残留する次亜塩素酸を中和した。また、次亜塩素酸を含まない比較例7〜9についても、試験条件を揃えるため同じ中和操作を実施した。
除菌成分を除去した混合液を培地に接種し、混合液ごとに再び表4に記載された条件で菌を培養して、生存した菌の菌数を計測した。除菌力の評価は、実施例1〜5及び比較例2〜6では比較例1の培養結果を対照生菌数として、実施例6〜10及び比較例8〜12では比較例7の培養結果を対照生菌数として、次式で算出した除菌率で評価した。結果を表5に示した。表5中の「×」は除菌率90%未満を示す。
除菌率(%)=(照生菌数t−試験生菌数t)÷対照生菌数t×100 ・・・(7)
<フィールド試験>
フィールド試験にあたり、試験装置を組み立てた。図4は、フィールド試験に用いられた試験装置の模式図である。フィールド試験では、水まわり機器としてトイレの大便器を使用し、便器内のため水喫水線付近に発生する汚れを、試験水の散布によって抑制できるかを確認した。なお、試験水の防汚効果を明らかにするために、試験装置は実施例(実施例1又は実施例6)の試験水と同時に比較例(比較例2、比較例5、比較例7、比較例11)の試験水も散布する。図5はフィールド試験に用いられた便器の模式図である。以下では、除菌装置1と、試験装置1a、1bの相違点及び試験装置1aと、試験装置1bとの相違点について主に説明する。
フィールド試験にあたり、試験装置を組み立てた。図4は、フィールド試験に用いられた試験装置の模式図である。フィールド試験では、水まわり機器としてトイレの大便器を使用し、便器内のため水喫水線付近に発生する汚れを、試験水の散布によって抑制できるかを確認した。なお、試験水の防汚効果を明らかにするために、試験装置は実施例(実施例1又は実施例6)の試験水と同時に比較例(比較例2、比較例5、比較例7、比較例11)の試験水も散布する。図5はフィールド試験に用いられた便器の模式図である。以下では、除菌装置1と、試験装置1a、1bの相違点及び試験装置1aと、試験装置1bとの相違点について主に説明する。
試験装置1a及び試験装置1bの共通の水回り機器として、便器2が使用された。この便器2の鉢内にはため水3があり、その水位は便器構造によってほぼ一定に保たれ、ため水喫水線3aが形成された。
水槽5aには実施例1又は実施例6の試験水6aが充填された。
水槽5bには防汚性能の比較のため、比較例2、比較例5、比較例7、比較例11の試験水6bが充填された。
試験装置1aの流路4a上にヒーター9aが、試験装置1bの流路4b上にヒーター9bが配置された。ヒーター9a、9bは、流路4a、4bを流通する試験水6a、6bの温度を表2等に示した値で散布ノズル8a、8bから散布されるように加温した。
散布ノズル8aと散布ノズル8bとは、それぞれため水喫水線3aのやや上部の位置に、ため水3を介して向かい合うように固定された。なお、散布ノズル8aと散布ノズル8bとは、フィールド試験期間中、動かないように固定された。
散布ノズル8aから散布部12aに向けて試験水6aが散布され、散布ノズル8bから散布部12bに向けて試験水6bが散布された(図5を参照)。
水槽5aには実施例1又は実施例6の試験水6aが充填された。
水槽5bには防汚性能の比較のため、比較例2、比較例5、比較例7、比較例11の試験水6bが充填された。
試験装置1aの流路4a上にヒーター9aが、試験装置1bの流路4b上にヒーター9bが配置された。ヒーター9a、9bは、流路4a、4bを流通する試験水6a、6bの温度を表2等に示した値で散布ノズル8a、8bから散布されるように加温した。
散布ノズル8aと散布ノズル8bとは、それぞれため水喫水線3aのやや上部の位置に、ため水3を介して向かい合うように固定された。なお、散布ノズル8aと散布ノズル8bとは、フィールド試験期間中、動かないように固定された。
散布ノズル8aから散布部12aに向けて試験水6aが散布され、散布ノズル8bから散布部12bに向けて試験水6bが散布された(図5を参照)。
フィールド試験の開始にあたり、フィールド試験前に、便器2を通常その家庭で行われる手順と機材で清掃した。
清掃後、表6に示した条件で、同じタイミングで、試験水6aを散布部12aに、蒸留水6bを散布部12bにそれぞれ散布した。
フィールド試験では、除菌力評価試験結果を元に、過酸化水素水及び次亜塩素酸水のそれぞれで、実施例の中でも低濃度且つ低温で除菌力を発揮した実施例と、比較例の組み合わせで試験をした(表7を参照)。
試験開始から試験水6aの散布部12a及び試験水6bの散布部12bの汚れの発生状況を7日経過ごとに観察し、以下の評価基準で評価し、その結果を表7に示した。
○: 汚れが発生しなかった
△: 汚れが発生したが、気になるほどでない
×: 清掃せずにはいられないほどの汚れが発生した
○: 汚れが発生しなかった
△: 汚れが発生したが、気になるほどでない
×: 清掃せずにはいられないほどの汚れが発生した
試験水を40℃に加温して散布した実施例1(試験番号2−1)及び実施例6(試験番号2−3)では、40℃で除菌成分を含まない試験水(比較例2又は比較例7)を散布した部位よりも汚れの発生速度が遅く、清掃をしなくてもよい期間をより長く確保できた。
また、同じく試験水を40℃に加温して散布した実施例1(試験番号2−2)及び実施例6(試験番号2−4)では、40℃未満で除菌成分を同程度含む試験水(比較例5又は比較例11)を散布した部位よりも汚れの発生速度が遅く、清掃をしなくてもよい期間をより長く確保できた。
また、同じく試験水を40℃に加温して散布した実施例1(試験番号2−2)及び実施例6(試験番号2−4)では、40℃未満で除菌成分を同程度含む試験水(比較例5又は比較例11)を散布した部位よりも汚れの発生速度が遅く、清掃をしなくてもよい期間をより長く確保できた。
以上から、試験装置において、除菌水を40℃以上に加温する機構を設けて除菌水を散布すると、様々な菌種に対して高い除菌力を発揮し、水回り機器に対して防汚効果を発現することが確認された。
1 除菌装置
2 水回り機器
6 除菌水
20 供給部
30 加温部
2 水回り機器
6 除菌水
20 供給部
30 加温部
Claims (8)
- 水回り機器の除菌装置であって、
除菌水の温度を40℃以上に加温する加温部と、
40℃以上に加温された前記除菌水を前記水回り機器に供給して接触させることで前記水回り機器を除菌する供給部と、を備える除菌装置。 - 前記除菌水は、過酸化水素水である請求項1に記載の除菌装置。
- 前記除菌水中の過酸化水素の濃度は、0.1%以上である請求項2に記載の除菌装置。
- 前記除菌水は、次亜塩素酸水である請求項1に記載の除菌装置。
- 前記除菌水中の次亜塩素酸の濃度は、1mg/L以上である請求項4に記載の除菌装置。
- 前記供給部は、前記除菌水を前記水回り機器に10秒以上供給して接触させる請求項1〜5のいずれかに記載の除菌装置。
- 水を電気分解することで前記除菌水を生成する生成部をさらに備える請求項1〜6のいずれかに記載の除菌装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の除菌装置を備える水回り機器。
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