JP2016112919A - ハイブリッド車 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリルシャッタの凍結を抑制する。【解決手段】EV走行モードでの走行時に、外気温Taが所定気温Tarefを超えていたりグリルシャッタ冷却水温Tgwが所定温度Tgwrefを超えているときには(ステップS110,S120)、電動ウォータポンプを駆動停止し(ステップS130)、外気温Taが所定気温Taref以下であるときや外気温Taが所定気温Tarefを超えていてもグリルシャッタ冷却水温Tgwが所定温度Tgwref以下であるときには(ステップS110,S120)、電動ウォータポンプを駆動する(ステップS140)。これにより、グリルシャッタの凍結を抑制することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、ハイブリッド車に関し、詳しくは、走行用のエンジンと、走行用の動力を出力可能な走行用のモータと、を備えるハイブリッド車に関する。
従来、車両のラジエータに取り付けられるグリルシャッタとして、ブレード本体の下端部に導電性ゴム材が取り付けられたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このグリルシャッタでは、導電性ゴム材に通電して導電性ゴム材を発熱させることにより、ブレード本体の凍結を防止できるとしている。
特開2004−276712号公報
ラジエータにグリルシャッタが取り付けられた車両では、グリルシャッタの凍結を抑制することが重要な課題として認識されている。近年、グリルシャッタの凍結を抑制する手法として、エンジンに循環する冷却水をグリルシャッタに循環させてグリルシャッタを暖める手法が提案されている。ところで、エンジンからの動力とモータからの動力とを用いて走行可能なハイブリッド車では、エンジンの運転を停止してモータからの動力を用いて走行するモータ走行中はエンジンへの冷却水の循環を停止する制御が行なわれている。この場合、グリルシャッタへの冷却水の循環も停止するため、グリルシャッタを暖めることができなくなり、グリルシャッタが凍結する場合がある。
本発明のハイブリッド車は、グリルシャッタの凍結を抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車は、
走行用のエンジンと、
走行用の動力を出力可能なモータと、
ラジエータと前記エンジンと前記エンジンの下流側のグリルシャッタとに冷媒を循環させる冷媒流路と、前記冷媒流路に前記冷媒を圧送する電動ポンプと、を有する冷却システムと、
外気温を検出する外気温センサと、
前記エンジンの運転を停止して前記モータからの動力を用いて走行するモータ走行中であるときには、前記電動ポンプの駆動を停止する制御手段と、
を備えるハイブリッド車であって、
前記制御手段は、前記モータ走行中であっても、前記外気温センサにより検出された外気温が所定気温以下であるときには、前記電動ポンプを駆動する手段である、
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車では、エンジンの運転を停止してモータからの動力を用いて走行するモータ走行中は、電動ポンプの駆動を停止する。そして、モータ走行中であっても外気温センサにより検出された外気温が所定気温以下であるときには、電動ポンプを駆動する。モータ走行中であるときに、冷媒は、その直前のエンジンの運転によってある程度温度が高くなっていると考えられる。したがって、外気温が所定気温以下であるときに電動ポンプを駆動することにより、エンジンからのある程度温度が高い冷媒をグリルシャッタに循環させてグリルシャッタを暖めることができる。この結果、グリルシャッタの凍結を抑制することができる。
こうした本発明のハイブリッド車において、前記グリルシャッタの周辺の前記冷媒の温度を検出する冷媒温度センサを備え、前記制御手段は、前記モータ走行中であっても、前記外気温センサにより検出された外気温が前記所定気温を超えており且つ前記冷媒温度センサにより検出された冷媒温度が所定温度以下であるときには、前記電動ポンプを駆動する手段である、ものとすることもできる。グリルシャッタの周辺の冷媒の温度はグリルシャッタの温度を反映していることから、冷媒温度センサにより検出されたグリルシャッタの周辺の冷媒の温度が所定温度以下であるときに電動ポンプを駆動することにより、エンジンからのある程度温度が高い冷媒をグリルシャッタに循環させてグリルシャッタを暖めることができる。これにより、グリルシャッタの凍結を抑制することができる。
また、本発明のハイブリッド車において、前記冷媒流路は、前記ラジエータと前記エンジンとに前記冷媒を循環させる循環流路と、前記エンジンの下流側で前記循環流路から分岐して前記グリルシャッタに前記冷媒を流通させ前記ラジエータをバイパスして前記循環流路に合流する分岐流路と、を有する流路である、ものとすることもできる。
さらに、本発明のハイブリッド車において、ジェネレータと、車軸に連結された駆動軸と前記エンジンの出力軸と前記ジェネレータの回転軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、を備えるものとすることもできる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド自動車20に搭載されるエンジン冷却システム90の構成の概略を示す構成図である。 開いている状態のグリルシャッタ106の様子を示す説明図である。 閉じている状態のグリルシャッタ106の様子を示す説明図である。 実施例のエンジンECU24により実行されるEV走行時ポンプ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車320の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2はエンジン22の構成の概略を示す構成図であり、図3はハイブリッド自動車20に搭載されるエンジン冷却システム90の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1〜図3に示すように、エンジン22と、エンジンECU24と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、モータECU40と、バッテリ50と、バッテリECU52と、エンジン冷却システム90と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能なエンジンとして構成されている。エンジン22は、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入する。吸入した混合気は、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼され、エンジン22は、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)を有する浄化装置134を介して外気へ排出される。排気は外気に排出されるだけでなく、排気を吸気に還流する排気再循環装置(以下、「EGR(Exhaust Gas Recirculation)システム」という)160を介して吸気側に供給される。EGRシステム160は、浄化装置134の後段に接続されて排気を吸気側のサージタンクに供給するためのEGR管162と、EGR管162に配置されステッピングモータ163により駆動されるEGRバルブ164とを備え、EGRバルブ164の開度の調節により、不燃焼ガスとしての排気の還流量を調節して吸気側に還流する。エンジン22は、こうして空気と排気とガソリンとの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。
エンジン冷却システム90は、図3に示すように、循環流路98と、循環流路98から分岐する分岐流路104と、分岐流路104から分岐する分岐流路108と、電動ウォータポンプ96と、を備えている。循環流路98は、ラジエータ92,サーモスタット94,電動ウォータポンプ96,エンジン22,ラジエータ92の順に冷却水が循環する流路として構成されている。分岐流路104は、エンジン22とラジエータ92との間で循環流路98から分岐してEGRクーラ100,EGRバルブ164,スロットルバルブ124,グリルシャッタ106に冷却水を流通させラジエータ92をバイパスしてサーモスタット94で循環流路98に合流する流路として構成されている。分岐流路108は、EGRクーラ100とEGRバルブ164との間で分岐流路104から分岐して排気熱回収器101,ヒータコア102に冷却水を流通させグリルシャッタ106とサーモスタット94との間で分岐流路104に合流するよう構成されている。ラジエータ92は、エンジン22を循環した冷却水を走行風やファン110によって冷却する。ラジエータ92の前面には、グリルシャッタ106が取り付けられている。サーモスタット94は、水温条件(例えば、冷却水温が所定温度(例えば80℃や85℃など)以上である条件)が成立していないときには、ラジエータ92を通過した冷却水のエンジン22側(電動ウォータポンプ96側)への冷却水の流入を遮断し、水温条件が成立しているときには、ラジエータ92を通過した冷却水のエンジン22側(電動ウォータポンプ96側)への冷却水の流入を許容する。EGRクーラ100は、エンジン22を通過した冷却水とEGR管162内の排気との熱交換を行なう。排気熱回収器101は、EGRクーラ100を通過した冷却水とエンジン22からの排気との熱交換を行なう。ヒータコア102は、排気熱回収器101を通過した冷却水によって図示しない空調装置の冷却空気を暖める。電動ウォータポンプ96は、サーモスタット94を経由してラジエータ92から流入する冷却水やサーモスタット94を経由せずにEGRクーラ100や排気熱回収器101,ヒータコア102,EGRバルブ164,スロットルバルブ124,グリルシャッタ106からの流入する冷却水をエンジン22に圧送する。
図4は開いている状態のグリルシャッタ106の様子を示す説明図であり、図5は閉じている状態のグリルシャッタ106の様子を示す説明図である。グリルシャッタ106は、ハイブリッド自動車20のフロントグリルの一部をなし、水平方向に細長い矩形の板状に形成された複数のフィン106aと、各フィン106aの長手方向(水平方向)の中心軸を中心として各フィン106aを回転させるアクチュエータ106bと、を備える。各フィン106aは、図4に示すように、略水平となる角度(値0度)から、図5に示すように、車両内側(ラジエータ92側)が上方約90度を向く角度まで回転することができるよう構成されている。したがって、フィン106aの角度を調整することにより、グリルシャッタ106を開閉して、ラジエータ92へ供給される走行風の量を調整することができる。すなわち、図4に示すように、各フィン106aの角度を値0度としてグリルシャッタ106を開けると走行風をラジエータ92へ供給することができ、図5に示すように、各フィン106aの角度を上方約90度としてグリルシャッタ106を閉じるとラジエータ92への走行風の供給を遮断することができる。
エンジン冷却システム90では、水温条件が成立していないときには、サーモスタット94が閉じてラジエータ92からエンジン22側(電動ウォータポンプ96側)への冷却水の流入が遮断され、電動ウォータポンプ96,エンジン22,EGRクーラ100,分岐流路104のEGRバルブ164やスロットルバルブ124,グリルシャッタ106,分岐流路108の排気熱回収器101,ヒータコア102に冷却水が流れる。これにより、エンジン22の暖機を促進すると共にEGRバルブ164やスロットルバルブ124,グリルシャッタ106の凍結(各フィン106aやアクチュエータ106bの凍結)を抑制している。水温条件が成立しているときには、サーモスタット94が開いてラジエータ92からエンジン22側への冷却水が流れることにより、エンジン22やEGRクーラ100などを冷却する。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号が入力ポートを介して入力されている。種々のセンサからの信号としては、クランクポジションセンサ140やカムポジションセンサ144,スロットルバルブポジションセンサ146,エアフローメータ148,温度センサ134a,温度センサ149,吸気圧センサ158,空燃比センサ135a,酸素センサ135b,ノックセンサ159,EGRバルブ開度センサ165からの信号や、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温Tw、グリルシャッタ106の周辺の冷却水の温度を検出するために分岐流路104においてグリルシャッタ106の直ぐ上流に取り付けられた水温センサ107aからのグリルシャッタ冷却水温Tgwなどを挙げることができる。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。種々の制御信号としては、燃料噴射弁126やスロットルモータ136,イグニッションコイル138,可変バルブタイミング機構150,ステッピングモータ163への駆動信号や制御信号、電動ウォータポンプ96への駆動信号、グリルシャッタ106への駆動信号、ファン110への駆動信号などを挙げることができる。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数即ちエンジン22の回転数Neを演算したり、エアフローメータ148からの吸入空気量Qaを演算したりしている。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤ,リングギヤ,キャリヤには、それぞれ、モータMG1の回転子,駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36,エンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40によってインバータ41,42の図示しないスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2,モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44により検出されたモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、インバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりする。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52により管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vb,バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどが入力ポートを介して入力されている。また、バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサ51bにより検出された電池電流Ibの積算値に基づいてそのときのバッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと温度センサ51cにより検出された電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,外気温センサ89からの外気温Taなどが入力ポートを介して入力されている。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、エンジン22の運転を伴って走行するハイブリッド走行モード(HV走行モード)やエンジン22の運転を停止してモータMG2からの動力を用いて走行するモータ走行モード(EV走行モード)で走行する。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、水温センサ142からの冷却水温Twが暖機完了温度(例えば、80℃や85℃など)以上のとき、すなわち、エンジン22の暖機が要求されていないときには、冷却水の流量がエンジン22の出力や冷却水温Twに応じた目標流量Qw*となるよう電動ウォータポンプ96を制御する。具体的には、エンジン22の出力Peが大きいほど大きくなる傾向で且つ冷却水温Twが高いほど大きくなる傾向に目標流量Qw*を設定し、電動ウォータポンプ96が目標流量Qw*に応じた回転数Np*で回転するよう電動ウォータポンプ96を制御する。したがって、EV走行モードで走行しているときには、基本的には、電動ウォータポンプ96の駆動が停止される。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、EV走行モードで走行しているときの電動ウォータポンプ96の動作について説明ずる。図6は、実施例のエンジンECU24により実行されるEV走行時ポンプ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ハイブリッド自動車20がEV走行モードで走行しているときに繰り返し実行される。
本ルーチンが実行されると、エンジンECU24は、まず、外気温Taと水温センサ107aにより検出されたグリルシャッタ冷却水温Tgwとを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、外気温Taは、外気温センサ89で検出され、HVECU70から通信によりエンジンECU24に入力されたものである。
こうしてデータを入力したら、続いて、外気温Taと所定気温Tarefとを比較したり(ステップS110)、グリルシャッタ冷却水温Tgwと所定水温Tgwrefとを比較したりする(ステップS120)。所定気温Tarefは、電動ウォータポンプ96の駆動を停止したときに、外気温が低いためにグリルシャッタ106が凍結する恐れがあるか否かを判定するための閾値として予め定めた値であり、例えば、−7℃,−5℃,−3℃などとした。また、所定水温Tgwrefは、電動ウォータポンプ96の駆動を停止したときにグリルシャッタ106に流れる冷却水温が低いためにグリルシャッタ106が凍結する恐れがあるか否かを判定するための閾値として予め定めた値であり、例えば、7℃,5℃,3℃などとした。つまり、ステップS100,S110の処理は、グリルシャッタ106が凍結する恐れがあるか否かを判定する処理である。こうした判定を行なうのは、グリルシャッタ106が凍結すると様々な不都合が生じるため、グリルシャッタ106が凍結する恐れがあるか否かに応じて後述する処理を実行するためである。グリルシャッタ106が凍結したときの不都合としては、開いたままの状態で閉じることができない開固着においては、車両の空気抵抗が増すことによる燃費の低下やエンジン22の暖機性能の低下を挙げることができる。また、閉じたままの状態で開くことができない閉固着においては、ラジエータ92の冷却性能の低下やエンジン22の周辺の温度上昇による吸気温度の上昇を挙げることができる。
外気温Taが所定気温Tarefを超えており、且つ、グリルシャッタ冷却水温Tgwが所定温度Tgwrefを超えているときには(ステップS110,S120)、グリルシャッタ106が凍結する恐れがないと判断して、電動ウォータポンプ96の駆動停止して(電動ウォータポンプ96が既に駆動停止している場合には駆動停止を継続して)(ステップS130)、本ルーチンを終了する。
外気温Taが所定気温Taref以下であるときや、外気温Taが所定気温Tarefを超えていてもグリルシャッタ冷却水温Tgwが所定水温Tgwref以下であるときには(ステップS110,S120)、グリルシャッタ106が凍結する恐れがあると判断して、電動ウォータポンプ96を駆動して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。EV走行時において、エンジン22の周辺の冷却水はその直前のHV走行時のエンジン22の運転によってある程度暖められる場合が多い。したがって、外気温Taが所定気温Taref以下であるときや、外気温Taが所定気温Tarefを超えていてもグリルシャッタ冷却水温Tgwが所定水温Tgwref以下であるときには、電動ウォータポンプ96を駆動することにより、ある程度温度が高い冷却水をグリルシャッタ106に流すことができる。これにより、グリルシャッタ106の凍結による固着を抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、EV走行モードでの走行時に、外気温Taが所定気温Taref以下であるときや、外気温Taが所定気温Tarefを超えていてもグリルシャッタ冷却水温Tgwが所定水温Tgwref以下であるときには、電動ウォータポンプ96を駆動することにより、グリルシャッタ106の凍結による固着を抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、分岐流路104において水温センサ107aをグリルシャッタ106の直ぐ上流に取り付けられるものとしたが、グリルシャッタ106の周辺の冷却水の温度を検出できればよいから、分岐流路104においてスロットルバルブ124とグリルシャッタ106との間でグリルシャッタ106の直ぐ上流ではなく若干離れた位置に取り付けるものとしてもよいし、分岐流路104においてグリルシャッタ106の直ぐ下流に取り付けるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、ステップS110の処理で外気温Taと所定温度Tarefとを比較し、ステップS120の処理でグリルシャッタ冷却水温Tgwと所定温度Tgwrefとを比較するものとしたが、ステップS120の処理を行なわないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2からの動力を駆動輪38a,38bに接続された駆動軸36に出力するものとしたが、図7の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、モータMG2からの動力を駆動軸36が接続された車軸(駆動輪38a,38bに接続された車軸)とは異なる車軸(図7における車輪39a,39bに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22からの動力をプラネタリギヤ30を介して駆動輪38a,38bに接続された駆動軸36に出力すると共にモータMG2からの動力を駆動軸36に出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車320に例示するように、駆動輪38a,38bに接続された駆動軸36に変速機330を介してモータMGを接続すると共にモータMGの回転軸にクラッチ329を介してエンジン22を接続する構成とし、エンジン22からの動力をモータMGの回転軸と変速機230とを介して駆動軸36に出力すると共にモータMGからの動力を変速機230を介して駆動軸に出力するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、循環流路98と分岐流路104とが「冷媒流路」に相当し、電動ウォータポンプ96が「電動ポンプ」に相当し、エンジン冷却システム90が「冷却システム」に相当し、外気温センサ89が「外気温センサ」に相当し、エンジンECU24が「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車の製造産業などに利用可能である。
20,220,320 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、39a,39b 車輪、40モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 外気温センサ、90 エンジン冷却システム、92 ラジエータ、94 サーモスタット、96 電動ウォータポンプ、98 循環流路、100 EGRクーラ、101 排気熱回収器、102 ヒータコア、104,108 分岐流路、106 グリルシャッタ、106a フィン、106b アクチュエータ、107a,142 水温センサ、110 ファン、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、134a 温度センサ、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、158 吸気圧センサ、159 ノックセンサ、160 EGRシステム、162 EGR管、163 ステッピングモータ、164 EGRバルブ、329 クラッチ、330 変速機、MG,MG1,MG2 モータ。

Claims (4)

  1. 走行用のエンジンと、
    走行用の動力を出力可能なモータと、
    ラジエータと前記エンジンと前記エンジンの下流側のグリルシャッタとに冷媒を循環させる冷媒流路と、前記冷媒流路に前記冷媒を圧送する電動ポンプと、を有する冷却システムと、
    外気温を検出する外気温センサと、
    前記エンジンの運転を停止して前記モータからの動力を用いて走行するモータ走行中であるときには、前記電動ポンプの駆動を停止する制御手段と、
    を備えるハイブリッド車であって、
    前記制御手段は、前記モータ走行中であっても、前記外気温センサにより検出された外気温が所定気温以下であるときには、前記電動ポンプを駆動する手段である、
    ハイブリッド車。
  2. 請求項1記載のハイブリッド車であって、
    前記グリルシャッタの周辺の前記冷媒の温度を検出する冷媒温度センサ
    を備え、
    前記制御手段は、前記モータ走行中であっても、前記外気温センサにより検出された外気温が前記所定気温を超えており且つ前記冷媒温度センサにより検出された冷媒温度が所定温度以下であるときには、前記電動ポンプを駆動する手段である、
    ハイブリッド車。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド車であって、
    前記冷媒流路は、前記ラジエータと前記エンジンとに前記冷媒を循環させる循環流路と、前記エンジンの下流側で前記循環流路から分岐して前記グリルシャッタに前記冷媒を流通させ前記ラジエータをバイパスして前記循環流路に合流する分岐流路と、を有する流路である、
    ハイブリッド車。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載のハイブリッド車であって、
    ジェネレータと、
    車軸に連結された駆動軸と前記エンジンの出力軸と前記ジェネレータの回転軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、
    を備えるハイブリッド車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113135089A (zh) * 2021-05-21 2021-07-20 一汽奔腾轿车有限公司 一种电动车冷却系统及其控制方法
CN116729107A (zh) * 2023-08-14 2023-09-12 常州市佳乐车辆配件制造有限公司 一种基于物联网的主动进气格栅智能开合控制系统及方法

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