JP2016112728A - 前処理液塗布乾燥装置、それを有する印刷システム、及び印刷装置 - Google Patents

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Yutaka Nagasawa
豊 長澤
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Abstract

【課題】装置を複雑化せずに、コックリングの発生を防止し、記録媒体をセットする際の操作性及び安全性を向上する前処理液塗布乾燥装置を提供する。【解決手段】連続する記録媒体10を搬送する搬送手段と、搬送される記録媒体10に前処理液を塗布する塗布装置と、記録媒体10の一方の面を乾燥する加熱ローラ4b、5b、6bを備える第1乾燥ユニット1A及び記録媒体の他方の面を乾燥する加熱ローラ4a、5a、6aを備える第2乾燥ユニットを具備し、第1乾燥ユニット1Aと第2乾燥ユニットとが互いに分離可能に連接される加熱乾燥装置と、加熱乾燥装置近傍の記録媒体10の搬送方向の下流か上流の少なくともいずれか一方に設けられ、搬送方向に対して加熱された記録媒体10を複数回屈曲させる、コックリング抑制機構と、を有し、加熱乾燥装置の分離・連結動作に連動して、コックリング抑制機構の一部が動く、前処理液塗布乾燥装置とした。【選択図】図8

Description

本発明は、前処理液塗布乾燥装置、それを有する印刷システム、及び印刷装置に関する。
インクジェット方式の画像記録方式は、低騒音、低ランニングコストに加えて、カラー化が容易といった利点から急速に普及してきている。しかし、専用紙以外のメディアに記録すると、滲み、濃度、色調や裏写り等といった初期品質問題に加え、耐水性、耐候性といった画像の堅牢性に関わる問題を抱えていた為、これらの問題を解決する様々な提案がなされていた。
それらの解決手段の一つとして、記録媒体である用紙にインク液滴が付着する直前にインクを凝集させる機能を有する前処理液を塗布し画質改善を図る方法がある。前処理液を塗布した場合、インクを吐出する前に用紙を乾燥する必要がある。このとき、用紙に連続紙を用いる場合、用紙の波打ちであるコックリングが発生するおそれがある。
ここで、特許文献1では、印刷動作中、インクを付着させた後、シーズニング装置により用紙の乾燥後加熱した水分を送風により吹き付けることで、コックリングを防止している。
しかし、上記の特許文献1では複数の工程を有するため装置が複雑化し大掛かりになってしまった。
また、用紙に連続紙を利用する装置では、用紙の搬送を補助する部材(搬送ベルトなど)を備えない装置も考えられ、このような装置において、用紙の種類の交換や紙切れなどによって用紙をセットする場合は、装置を開放して装置内に用紙を通す必要がある。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、装置を複雑化せずにコックリングの発生を防止し、記録媒体をセットする際の操作性及び安全性を向上する、前処理液塗布乾燥装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様において以下のような手段を有する。
連続する記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体に前処理液を塗布する塗布装置と、
前記塗布装置の前記記録媒体の搬送方向の下流に配置され、前記記録媒体の一方の面を乾燥する第1加熱手段を備える第1乾燥ユニット及び前記記録媒体の他方の面を乾燥する第2乾燥手段を備える第2乾燥ユニットを具備し、前記第1乾燥ユニットと前記第2乾燥ユニットとが互いに分離可能に連接される、加熱乾燥装置と、
前記加熱乾燥装置近傍の前記搬送方向の下流か上流の少なくともいずれか一方に設けられ、前記搬送方向に対して加熱された前記記録媒体を複数回屈曲させる、コックリング抑制機構と、を有し、
前記加熱乾燥装置の分離・連結動作に連動して、前記コックリング抑制機構の一部が動く、
前処理液塗布乾燥装置を提供する。
本発明の一態様では、前処理液塗布乾燥装置において、装置を複雑化せずにコックリングの発生を防止し、記録媒体をセットする際の操作性及び安全性を向上できる。
本発明の第1実施形態である前処理液塗布乾燥装置を含む印刷システムの全体構成を説明する図である。 図1の印刷システムに含まれる前処理液塗布装置の概略構成図である。 図2の前処理液塗布乾燥装置内部の、給紙装置から記録媒体を引き込むフィードインローラ付近の構成図である。 図2の前処理液塗布装置内部のエアループを経た記録媒体が位置矯正されて搬送されるパスシャフト付近の構成図である。 図2の前処理液塗布装置内部のインフィードローラ部で記録媒体搬送を説明する図である。 加熱乾燥の直後でのコックリングを抑制する屈曲搬送路を形成した加熱乾燥装置付近の概略構成図である。 コックリング抑制機構の従動ローラの構成例の拡大図である。 図6の加熱乾燥装置で、記録媒体の装填のために表面乾燥ユニットと裏面乾燥ユニットとに開放した断面概略図である。 コックリング抑制機構のリンク機構の側面図である。 コックリング抑制機構の上面図である。 図6の加熱乾燥装置を開いたときのコックリング抑制機構の概略図を示す。 図6の加熱乾燥装置を閉じたときのコックリング抑制機構の概略図を示す。 図6の加熱乾燥装置を閉じたときのラッチ機構を示す。 図6の加熱乾燥装置を開いたときのラッチ機構を示す。 図6の加熱乾燥装置を閉じたときのラッチ機構の詳細図を示す。 図6の加熱乾燥装置を開いたときのラッチ機構の詳細図を示す。 本発明の一実施例におけるラッチ機構のラッチハンドルの構造図を示す。 図6の加熱乾燥装置の記録媒体の搬送方向から見た図であって、加熱乾燥装置の開閉の仕方を説明する概略図である。 本発明の第2実施形態であるインクジェットプリンタについて、その全体構成を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
<第1実施形態>
(インクジェットプリンタの全体構成)
図1に、本発明の第1実施形態に係る、印刷システム100の概略構成を例示する。図1に示す様に、印刷システム100は、給紙装置110、前処理液塗布乾燥装置120、第1インクジェットプリンタ130、反転装置140、第2インクジェットプリンタ150、後乾燥装置160、及び後処理装置170を有する。第1インクジェットプリンタ130、第2インクジェットプリンタ150はインクを吐出して印刷を行う記録装置である。
図1において、給紙装置110から繰り出された例えば長尺状の連続紙などからなる連続する記録媒体10は、まず、前処理液塗布乾燥装置120に送り込まれる。
前処理液塗布乾燥装置120では、次の工程における片面または両面にインクジェット方式による画像記録に先立って、前処理として、吐出されるインクの滲みや裏写りを抑えるために、記録媒体10の表裏の片方または両面に抑制剤などの前処理液が塗布される。さらに、前処理塗布乾燥装置120において、記録媒体10は前処理液の乾燥が行われつつ、搬送される。
前処理液の塗布・乾燥処理が行われた記録媒体10は、次に第1インクジェットプリンタ130に送られて、ヘッド部131が記録媒体10の表側にインク滴を吐出して所望の画像が形成される。その後、ドライヤーなどの一部乾燥機能を備えた反転装置140により記録媒体10の表裏が反転される。引き続き、記録媒体10は第2インクジェットプリンタ150に送られ、ヘッド部151が記録媒体10の裏側にインク滴を吐出して所望の画像が形成される。
そして、記録媒体10の両面に印刷が施された後、ドライヤーによる熱風主体での後乾燥が後乾燥装置160において実施される。その後、後処理装置170に送られて所定の後処理、巻取りが行われる。
本実施形態に係る印刷システム100の各構成要素は制御システムと動作可能に接続されており、印刷動作に係る信号等が入力されている。
(前処理液塗布乾燥装置)
次に、図2〜図5を参照して、前処理液塗布乾燥装置120について説明する。図2は前処理液塗布乾燥装置120の概略構成図であり、塗布乾燥搬送時の状態を示している。
図3に前処理液塗布乾燥装置120内部の給紙装置110から記録媒体10を引き込むフィードイン(FI)ローラ22付近の構成図を示す。図4に前処理液塗布乾燥装置120内部のエアループALを経た記録媒体10が位置矯正されて搬送されるパスシャフト25付近の構成図を示す。図5に図2の前処理液塗布装置内部のインフィードローラ部で記録媒体搬送を説明する図を示す。図3〜5で示す構成等により、前処理液塗布乾燥装置120内において連続紙である記録媒体10へ張力が付与されている。
図2で示された前処理液塗布乾燥装置120は前処理液を記録媒体10に塗布する前処理液塗布装置30を有している。記録媒体10の前処理液を乾燥させるために加熱乾燥ユニット(加熱乾燥装置)1は前処理液塗布装置30の記録媒体搬送方向の下流に設けられている。さらに、前処理液塗布乾燥装置120は、先に述べた前処理液塗布装置30と加熱乾燥装置1の他にエアループユニット20、前処理液供給ユニット40、コックリング抑制機構90、及びダンサー装置80を有する。
前処理液塗布乾燥装置120内の各装置、ユニットの動作は、制御手段125によって制御されている。なお、制御手段125は、前処理液塗布乾燥装置120内のどこに配置されてもよく、また制御手段125を制御システムと一緒に前処理液塗布乾燥装置120の外で構成されてもよく、信号などにより各装置、ユニットを制御してもよい。
図2において、ローラの端部に軸受けを有し、回転自在のガイドローラ21,24等が前処理液塗布乾燥装置120内に多数本設置されており、記録媒体10の搬送路121を形成している。
符号22はモータなどの駆動源で回転駆動するFIローラであり、このFIローラ22は、図3で示すように、ばね27の引張力でFIニップローラ23が押し付けられて、張力が与えられている。
記録媒体10は、FIローラ22とFIニップローラ23との間で弾性的に狭持されており、前記駆動源によりFIローラ22を回転することで前処理液塗布ユニット33,34の内部に前段に設けられた給紙装置110から記録媒体10を引き込むことができる。
また、FIローラ22とFIニップローラ23から送り出された記録媒体10は若干弛ませてエアループALを形成しており、このエアループAL内の弛み量を光学センサで監視し、弛み量が一定になるようにFIローラ22が駆動制御される。
エアループALを経た記録媒体10は、図4に示すように、パスシャフト25とエッジガイド26との間を通り、且つ、記録媒体10の搬送方向(矢印T方向)と直交する方向に2本配置されたパスシャフト25をSの字状に通る。このパスシャフト25に一対のエッジガイド26が支持されており、エッジガイド26の間隔は記録媒体10の幅方向と同寸に支持されている。
そのため、パスシャフト25とエッジガイド26の働きにより、記録媒体10の幅方向の走行位置が規制され、安定した走行が可能となる。なおエッジガイド26は、パスシャフト25に例えば、ねじ等の固定手段によって固定されており、使用する記録媒体10の幅寸法に応じてエッジガイド26の位置が調整可能になっている。パスシャフト25とエッジガイド26との間を通過した記録媒体10は、固定状態にあるテンションシャフトにより走行安定化のための張力が付加される。
テンションシャフトを通過した記録媒体10は、前処理液塗布装置30に入り、モータなどの駆動源で回転駆動するインフィードローラ31とフィードニップローラ32の間を通る。フィードニップローラ32は、図5に示すように、インフィードローラ31の軸方向に沿って複数個配置されており、各フィードニップローラ32は、ばね37によりインフィードローラ31側に押し付けられている。
インフィードローラ31とフィードニップローラ32との間を通過した記録媒体10は、裏面側に前処理液を塗布する裏面塗布装置ユニット33ならびに表面側に前処理液を塗布する表面塗布ユニット34を順次通過することにより、両面に前処理液が塗布される。
表面塗布ユニット34を通過した記録媒体10は、図5に示したローラ31と32と同様なモータなどの駆動源で回転駆動するアウトフィードローラ35とフィードニップローラ36との間を通る。
その後、記録媒体10は、加熱乾燥装置1内を通った後、特に待機中でのコックリングを抑制するコックリング抑制機構90内のコックリング抑制手段50として、従動ローラ51に沿う屈曲搬送路52を通る。
そして、図5に示したローラ31と32と同様に、モータなどの駆動源で回転駆動するフィードローラ61とフィードニップローラ60との間を通る。その後、記録媒体10は、回転自在なダンサーローラ85,86、並びに両ダンサーローラ85と86との間に配置されたガイドローラ81にわたってWの字状に巻き掛けられている。
ダンサーローラ85,86はそれぞれローラ端部に設けた軸受けを介して可動フレーム84に回転自在に取り付けられて、ダンサーユニット87を構成している。なお、可動フレーム84にはおもり83が取り付けられている。このダンサーユニット87は重力方向Aに沿って移動可能になっており、ダンサーユニット87の位置を検出するダンサーユニット位置検出手段が設けられて、この位置検出手段の出力に応じて前記フィードローラ61の駆動源を駆動制御している。この構成により、ダンサーユニット87の位置が調整できる構成にしており、装置間の記録媒体10のバッファー量を確保している。
記録媒体10が排出ローラ82を通った後に、後段の第1インクジェットプリンタ130に搬送される。
このような構成により、前処理液塗布乾燥装置120において、前処理液塗布装置30は、インクのにじみ防止や浸透補助等、画質向上のための前処理液を、記録媒体10に塗布する。その後、加熱乾燥装置1において前処理液を蒸発させ、コックリング抑制手段50を通って、高低差のある段差の中で記録媒体10を搬送するダンサー装置80にて冷却された後に、後段の第1インクジェットプリンタ130に搬送される。
図2において、フィードローラ31,35,61等は前処理液塗布乾燥装置120の搬送部として機能する。
(加熱乾燥装置とコックリング抑制機構)図6は本発明の第1実施形態に係る加熱乾燥装置1とコックリング抑制機構90との概略構成図である。加熱乾燥装置1は、前処理液を塗布した記録媒体10を乾燥する。加熱乾燥装置1は、上部の表面乾燥ユニット1A及び下部の裏面乾燥ユニット1Bを備える。コックリング抑制機構90は、コックリング抑制手段50とリンク機構70とを備える。
上部の表面乾燥ユニット1Aは、記録媒体10の表面11の乾燥を行う表面乾燥加熱ローラ4b,5b,6b、及び蒸気などの排出を行う複数の表面蒸気排出ファン(排気ダクト)8を有する。裏面乾燥ユニット1Bは、上部の表面乾燥ユニット1Aと同様に、記録媒体10の裏面12の乾燥を行う複数の裏面乾燥加熱ローラ4a,5a,6aと、蒸気などの排出を行う複数の裏面蒸気排出ファン9を有する。また、記録媒体10の排出を補助するアイドラローラ7が、加熱乾燥装置1の外のフレーム53(図8,10参照)に固定されることで、加熱乾燥装置1内に設置されている。
加熱ローラ4a〜6bは、装置と制御の簡素化のため従動するものとし、加熱用のヒータ(ヒータランプ)、温度均一化のためのヒートパイプを内蔵している。なお、各加熱ローラ4a〜6bの表面は、フッ素樹脂等、非粘着性の膜でコーティングされる。このコーティングによって、ローラ表面へのインク等の付着を抑制し、ローラ表面の付着物による記録媒体10への熱伝導効率の低下を抑制することができる。
加熱乾燥装置1において、前処理液塗布乾燥装置120の制御手段125が、加熱制御処理を実行し、温度センサ(サーミスタ2、図18参照)の検知結果に基づいて、夫々の加熱ローラ4a〜6bのその中に設置された各ヒータ(ヒータランプ等)の加熱量(温度)を制御している。
ここで、加熱乾燥装置1では、前処理液が塗布された記録媒体10について、基本的には塗布された面(表裏の両面あるいはいずれかの面)のみ乾燥する。すなわち、表面側塗布時は表面11側のみ乾燥させるため、表面乾燥加熱ローラ4b,5b,6bが加熱され記録媒体10が乾燥される。裏面側塗布時は裏面12側のみ乾燥させるため、裏面乾燥加熱ローラ4a,5a,6aが加熱されて記録媒体10が乾燥される。また、両面塗布時は両面を乾燥させるため、それぞれ表面乾燥加熱ローラ4b,5b,6b、及び裏面乾燥加熱ローラ4a,5a,6aが加熱されて記録媒体10が乾燥される。
また、印刷時、加熱ローラ4a〜6bの温度は、上流から下流に向かって段階的に上昇するように設定されている。これにより、記録媒体10が入ってくる最初の加熱ローラ4a,4bにおける急激な温度上昇を回避することで、記録媒体10に与える熱負荷をより効果的に抑え、熱負荷による記録媒体10のシワや変形等のダメージを削減する。
例えば、加熱ローラ4a〜6bの加熱温度は、常温よりも高い、例えば50℃〜90℃程度の範囲で設定される。また、加熱時の温度は、印刷動作に連動して時系列的に変化するように設定されてもよい。さらに、加熱ローラ4a〜6bの温度は、記録媒体10が分厚い場合や、寒冷環境の場合、前処理液を乾燥させるために、より高い温度(〜100℃程度)で設定されることもある。
しかし、加熱乾燥装置、及びその近傍において、加熱乾燥装置と外気との温湿度の差により、印刷を停止している待機中に加熱ローラにより記録媒体に熱塑性変形の巻癖であるコックリングが発生することがあった。特に、加熱乾燥装置1で急激に乾燥された記録媒体10が、特に加熱乾燥装置1の出口直後で急激に吸湿し始め、コックリング現象が顕著に起こりやすい。この巻癖の大きな変形が、この後の印刷時に後続のプリンタのヘッドに接触して、ヘッドの詰まりやヘッドを損傷させたりする場合があった。
そこで、本実施形態では、加熱乾燥装置1の出口近傍の下流側に、コックリング抑制手段50として、複数の従動ローラ51を搬送方向に配列することにより搬送方向に対して複数回屈曲する屈曲搬送路52が形成されている。さらに、入口側にも、傾斜する搬送方向に対して直交する方向に波打つように屈曲搬送路を設けてもよい。
この複数の中空の従動ローラ51による屈曲搬送路52は、加熱乾燥装置1に近いほど隣接する従動ローラとの軸間距離を短くするのが好ましい(D3>D2>D1)。例えば、加熱乾燥装置1の出口側の従動ローラ51を起点にこれ以降下流側の従動ローラ51の軸間位置は50、75、100、これ以降100mmになるようにしている。
この構成により、記録媒体10において、待機中に発生する記録媒体10の幅(用紙幅とする)方向と直角方向であって搬送方向に平行な波打ち状の変形であるコックリングが発生しにくくなる。
(従動ローラの構成例)
ここで、図7にコックリング制御装置を構成する中空の従動ローラ51の構成例の一例の断面図を示す。
従動ローラ51a,51b,51cは、シャフト58と中空ローラ59とに軸受54を嵌め込み、Eリング57により抜け止めを行い、ワッシャ56とボルト(ねじ)55により、ホルダ65、フレーム53、プレート69(図10参照)に夫々固定して構成する。中空ローラ59の内径はシャフト58の外径よりも大きく、中空ローラ59の内側の面とシャフト58の外側の間が中空となる。
中空ローラ59は腐食に強いステンレス製や比較的熱伝導率が良いアルミ製を使用しても良く、剥離性を上げるために加熱ローラ4a〜6b同様に、ローラ表面への前処理液やインクの付着を抑制するためのフッ素樹脂等、非粘着性の膜を施しても良く、この限りではない。
中空ローラ59は加熱された記録媒体10が巻きつきながら外表面上を通ることで記録媒体10から熱を受け取る。このとき、温度の伝達の不均一を避けるため、中空ローラ59において、熱伝導率が異なる軸受54が存在する部分を避けて、通紙幅を設ける。この構成により、記録媒体10の幅方向において記録媒体10から中空ローラ59の内部(中空部)への均一な熱移動が可能になる。
なお、従動ローラの構成は、中空部分を有するローラであることが好ましいが、中空ローラはこの構成に限られない。例えば、中空の割合はこの図の例に限られず、シャフト58を設けずローラ内が空洞であってもよく、さらに中空ローラに空気や冷媒を送り込む構成なども適用してもよい。
ここで、記録媒体に連続紙を用いる場合、記録媒体の種類の交換や紙切れなどによって記録媒体をセットする場合は、装置を開放して装置内に記録媒体を通す必要がある。このような装置でユーザーが記録媒体をセットする場合、記録媒体が通る紙通し経路が圧接させられていたり、経路を塞ぐように部材が配置されたりすると、記録媒体の挿通が複雑であり、セットの操作性を欠くおそれがある。また、記録媒体を通すために、ユーザーが装置内部の部材に直接触れて部材を移動させる必要があるとすると、安全性に欠く恐れがある。
そこで、本実施形態を用いると、加熱乾燥装置及びコックリング抑制機構を下記のように構成することで、上記問題を解消することができる。
図8は図6に示した加熱乾燥装置を上下に開放した状態の断面を示す。表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとは互いに分離可能に連接される(接近して連結する)ように構成されている。図8では相互に分離した開放状態を示している。表面乾燥ユニット(第1乾燥ユニット)1A及び裏面乾燥ユニット(第2乾燥ユニット)1Bは、図6に示す閉鎖状態(連結状態)と、図8に示す開放状態(分離状態)になるように、移動することができる。
例えば、記録媒体10の種類を変更するとき、ロール紙が切れた場合、紙詰まりの場合など、記録媒体を装填する必要がある。記録媒体10の装填は、まず、表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとをそれぞれ離間する方向に移動させて、図8に示す開放状態にして、記録媒体10を表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとの間に挿通させる。記録媒体10を通した後、表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとをそれぞれ接近する方向に移動させて、表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとを図6に示す閉鎖状態にする。記録媒体を抜去する場合も同様に開閉を実行する。
ここで、仮に加熱乾燥装置1の開放で表面乾燥ユニット1Aが上方に移動するときに、コックリング抑制手段における従動ローラ51a〜51cの位置が固定されているとすると、記録媒体を通す際に、従動ローラ51a〜51cの上下をうまく通らないおそれがある。或いは、紙を通すときにシワが発生する可能性がある。
そこで、本願のコックリング装置では、コックリング装置の複数の従動ローラのうち一部は、表面乾燥ユニット1Aの上方向の開放と連動して、上方への移動が可能となるように構成されている。本例においては、ホルダ65に配置される従動ローラ51aと、プレート69に配置される従動ローラ51cは、表面乾燥ユニット1Aが上方に移動するときに連動して移動する。このため、矢印Tで示される搬送方向に搬送される記録媒体10の装填を容易に行うことができる。下記、コックリング抑制機構の動作の詳細な説明をする。
(リンク機構の構成例)
図9にはコックリング抑制機構90のリンク機構70の側面図である。図10は、コックリング抑制機構90の上面図である。
コックリング抑制機構90は、上述の従動ローラ51a,51cを支持し、位置を移動させるリンク機構70として、ホルダ65、プレート69、リンクシャフト66、サポートばね74を有している。支持部材であるホルダ65とプレート69とは相互に連結されており、リンクして動作するため、リンク機構70の形状は動作に伴い変形可能である。
従動ローラ(中空ローラ)51aを支持するホルダ65は、開放時に上方に移動する表面加熱ユニット1Aに固定されている。ホルダ65には、従動ローラ51aが取り付けられ、ねじ55aとワッシャ56aとにより固定されている。ホルダ65には溝部64が形成されており、溝部64の一部が形成されたストッパプレート67が、ねじ68によってホルダ65に固定されている。リンクシャフト66はホルダ65の溝部64に通されており、ストッパプレート67がホルダ65に固定されるので、リンクシャフト66が溝部64から外れないようになっている。
従動ローラ51aの記録媒体搬送方向下流にある従動ローラ51bは、図10に示すように外部のフレーム53に取り付けられ、ねじ55bとワッシャ56bとにより固定されている。なお、従動ローラ51bは、加熱乾燥装置1における裏面乾燥ユニット1Bの連動するフレームがある場合はそこに固定されてもよい。
プレート69には、中空ローラである従動ローラ51cが、ねじ55cとワッシャ56cとにより固定されている。リンクシャフト66がねじ55rとワッシャ56rによりプレート69に固定されている。
プレート69には、さらにばねシャフト72が、ねじ55sとワッシャ56sとにより取り付けられている。また、回転シャフト71がEリング73によってプレート69に固定されている。プレート69は回転シャフト71を中心に回転する構造になっている。回転する際に、リンクシャフト66が、溝部64の間をスライド移動するように構成される。
弾性部材であるサポートばね74が、フレーム53に固定されたばねフック75及びばねシャフト72のそれぞれに引っ掛けられている。サポートばね74を設置することにより、表面乾燥ユニット1Aがどの位置で停止させても、リンク機構70及び従動ローラ51a,51cの重量バランスを保ちその位置で停止することが可能になる。また、加熱乾燥装置1の開閉において、表面加熱ユニット1Aの動作をサポートするため、開閉に要する操作の力を軽減させることも可能となる。
なお、本発明の本実施形態では、加熱乾燥装置1において、表面乾燥ユニット1Aが上部にあり、リンク機構70の一部と連動して動くが、裏面加熱ユニット1Bが上部にあり第1乾燥ユニットとして、リンク機構70の一部と連動して動く構成にしてもよい。
なお、リンク機構70の両側であって、記録媒体の搬送方向の上流側には、加熱乾燥装置1の開閉補助機構としてベルト16が掛かったプーリ15が備えられている(図18参照)。
図11に、加熱乾燥装置1を開いたときのコックリング抑制機構90の状態を示し、図12に、加熱乾燥装置1を閉じたときのコックリング抑制機構90の状態を示す。
図11の状態になるように加熱乾燥装置1を開放する過程において、表面乾燥ユニット1Aに取り付けられたホルダ65は、表面乾燥ユニット1Aと一緒に上方向に移動し、ホルダ65に取り付けられた従動ローラ51aも同時に上方向に移動する。ホルダ65の移動に伴い、リンクシャフト66が溝部64を移動することでプレート69を押し上げる方向に力が働く。すると、プレート69は回転シャフト71を軸に持ち上がり、プレート69に取り付けられた従動ローラ51cが持ち上がる。よって、従動ローラ51a,51cは表面乾燥ユニット1Aと連動して上下動する。
サポートばね74を、従動ローラ51a,51cやプレート69などの重さや、移動による重心位置を考慮して取り付けることによって、加熱乾燥装置1を開閉する操作力が軽減されると同時に、表面乾燥ユニット1Aがどの位置にあっても重量バランスを保ちその位置で停止することができる。
ここで、従動ローラ51b、及びアイドラローラ7は図10に示すフレーム53に固定されているため、加熱乾燥装置1を開いても、閉じても、移動することはない(不動である)。即ち、従動ローラ51bは加熱乾燥装置1の分離・連結動作からの影響をうけない。
このため、加熱乾燥装置1を開くとき、ホルダ65とプレート69とが別々に動いてリンク機構70が変形して従動ローラ51a,51cを引き上げるので、一時的に記録媒体10を通すための略水平状に延伸する空間が紙通し経路として形成され、コックリング抑制機構90の従動ローラ51a,51cと、51bとの間に記録媒体10を簡単に挿通させることができる。
図11のように加熱乾燥装置1を開放した状態で、記録媒体10を、加熱乾燥装置1及びコックリング抑制機構90へ通した後、図12のように、加熱乾燥装置1を閉じると、プレート69に取り付けられたリンクシャフト66が押し下げられる。すると、リンクシャフト66が溝部64を移動し、プレート69を押し下げる。プレート69は回転シャフト71を中心に回転し、プレート69に取り付けられた従動ローラ51aとホルダ65に取り付けられた従動ローラ51cが下方向に押し下げられる。
このように、加熱乾燥装置1が閉じられ、図10に示すようにラッチ180がラッチピン182,183に掛かりロック状態となると、従動ローラ51a,51cは所定の位置に配置され、記録媒体10が従動ローラ51a〜51cに意図した角度で巻きついた状態となる。よって、記録媒体10をセットした後、簡単に各従動ローラ51a〜51cを加熱時の配置に設定することができる。
なお、コックリング抑制機構90の下流にある、フィードローラ61とフィードニップローラ60とは、例えば、図3に示す、FIローラ22、FIニップローラ23のように構成されている。フィードローラ61はモータなどの駆動源で回転駆動し、記録媒体搬送時は、アーム62,63に張掛されたばね64の引張力でフィードニップローラ60が押し付けられ、張力が与えられている。記録媒体交換の際は、手動でアーム63を持ち上げることにより、フィードニップローラ60を持ち上げて、紙通し経路を形成することができる。
(ラッチ機構)
図13、図14に加熱乾燥装置1の開閉時のフロント側から見たラッチ機構18の動作を示す図である。ラッチ機構18は、表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとを連結した連接位置にロックするためのものであって、図13の状態からラッチ機構18のラッチ180D,180Uが夫々r1,r2の方向へ回転することにより、ロック解除を行う。また、図14の状態から、ラッチ180D,180Uがr3,r4方向に回転することで、ロックを行う(図13の状態になる)。
ラッチ機構18は、ラッチ部材であるラッチ180、ラッチシャフト181、ラッチピン182,183、ラッチハンドル(図17参照)184などを備える。下記、搬送方向上流、下流を区別する必要がないときは、U,Dを省略して説明する。
図13は、表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとが連接し、加熱乾燥装置1が閉じた状態を示している。ラッチ180は、ロックした状態において、表面乾燥ユニット1A、裏面乾燥ユニット1Bに夫々取り付けられたラッチピン182,183へ引っかかる構造になっている。ラッチ180とラッチピン182,183が係合している状態では、表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとが接近して連結した(連接)状態にロックが掛かった状態であり、印刷中でも加熱乾燥装置1が開くことはない。さらに、コックリング抑制機構90は表面乾燥ユニット1Aと連動して動くので、ラッチ機構18により、コックリング抑制機構90は移動が規制される。
図14において、加熱乾燥装置1が開く、即ち、表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとが分離するとき、ラッチ180はラッチピン182,183から離間する方向に回転する。
この構成により、表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとを上下方向(矢印α方向)に動かしてもラッチピン182,183がラッチ180に当たらない構成になっている。また、加熱乾燥装置1の表面加熱ユニット1Aの記録媒体の搬送方向下流側の面に、コックリング抑制機構90のホルダ65が取り付けられている。
図15、図16は、ラッチ180(図13、図14の左側に示された下流側のラッチ180D)の拡大図を示す。ラッチ180にはセンサプレート185がねじ186によって固定されている。屈曲したセンサプレート185の固定されていない先端部は、例えばフレーム53(図10参照)に取り付けられたフォトセンサ187に入り込む構成になっている、フォトセンサ187がセンサプレート185を検出するかどうかにより、ラッチ機構18の回転によるロック・ロック解除において、ラッチ180の状態を検出する。
図15にラッチ180がロックされた状態を示す。ラッチ180がラッチピン182,183に掛かっている(係合している)状態では、ラッチ180に取り付けられたセンサプレート185がフレーム53に取り付けられたフォトセンサ187に入り込み、ロック状態であることを検出することが可能である。
図16にラッチ180のロックを解除した状態を示す。ラッチ180がラッチシャフト181を中心に回転し、ラッチピン182,183から離れる方向に移動する。それと同時にラッチ180に取り付けられたセンサプレート185が、フォトセンサ187から離れることで、ロックが解除されたことを検出する。フォトセンサ187がロック解除を検出するかしないかの状態(センサプレートがセンサ位置ぎりぎりの状態)では、ラッチ180がラッチピン182,183から外れることはない。
フォトセンサ187がロック解除を検出後、さらにラッチ180が回転した状態にならないとラッチピン182,183がラッチ180から外れることがないため、ラッチ180が中途半端な位置で止まり印刷中に加熱乾燥装置1が開くことはない。即ち、ラッチ機構は、表面乾燥ユニット1Aと裏面乾燥ユニット1Bとを連結した連接位置にロックしている。
また、図13、図14に示すように、ラッチ180は左右に取り付けられており、それぞれの状態を左右夫々のフォトセンサ187で検出しているため、片側のラッチ180が外れた状態であっても加熱動作が実施できないように構成されている。
図17は、本発明の一例としての実施形態におけるラッチハンドル184の構造図を示す。図17は、図11、図12の記録媒体の搬送方向下流側に設置されたラッチ180Dを示す。ラッチ操作部であるラッチハンドル184はラッチシャフト181へ連結されており、ラッチハンドル184を操作することによりラッチ180を回転させて、上記の連接位置のロック、及びロック解除を行う。
例えば、ラッチハンドル184は、加熱乾燥装置1の上流側に、各ラッチシャフト181に対応するように左右2つ取り付けられている。図10に示すように、記録媒体搬送方向の下流側に配置されたラッチハンドル184を操作すると、ラッチシャフト181Dを介してフロント側、リア側の2つのラッチ180Dが連動して動く。また、上流側も同様に、ラッチハンドル184を操作すると、ラッチシャフト181Uを介して、フロント側、リア側の2つのラッチ180Uが連動して動く。
ここで、加熱乾燥装置1の開閉動作を、図18を用いて下記説明する。
(加熱乾燥装置の開閉機構の構成)
図18に、加熱乾燥装置を搬送方向上流側(図6右側)から見た、加熱乾燥装置1を開閉させる移動機構の概要図を示す。各加熱ローラ4a〜6bには、温度コントロール用にサーミスタ2がホルダ3により乾燥ユニット1A,1Bの筐体に固定されている。
図18に示すように、表面乾燥ユニット1Aは一対のプーリ15の間に掛けられたベルト16の外側(乾燥ユニット1A,1Bから遠い側)にアーム部13を介して取り付けられる。裏面乾燥ユニット1Bは、ベルト16の内側(乾燥ユニット1A,1Bに近い側)にアーム部14を介して取り付けられている。
加熱乾燥装置1を開閉する際、アーム部13,14が取り付けられたベルト16が掛け回されたプーリ15が回転することで、少しの力で加熱ユニット1A,1Bの分離・連結の移動をさせることができる。即ち、これらプーリ15、ベルト16、及びアーム部13,14が、加熱乾燥装置1の開閉動作をサポートする開閉補助機構を形成している。
紙詰まりや紙交換の際を行う場合、印刷時は、ラッチ機構18により加熱乾燥装置1の連接位置はロックされているので、まず、ハンドル184を回して、ラッチ180のロックを解除する(図13、図14参照)。なお、このとき、ラッチ180の回転により、ラッチ180に取り付けられたセンサプレート185が、フレームに53に取り付けられたフォトセンサ187から離れることで、ロックが解除されたことが検出される。
そして、ロックが解除されたら、ユーザーが加熱乾燥装置1の表面加熱ユニット1Aの下辺(L:図14参照)の任意の場所を押し上げて、加熱乾燥装置1を開放する。このとき、図18のように、加熱ユニット1A,1Bの開閉動作はベルト16とプーリ15とでサポートされているため、ユーザーが軽い力で、表面加熱ユニット1Aを押し上げることができる。
この押し上げの際、表面加熱ユニット1Aにコックリング抑制機構90の一部であるホルダ65が固定されているため、表面乾燥ユニット1Aは上方に移動するときに、リンク機構70は連動して形状を変化させ、従動ローラ51a,51cが上方へ移動する。
ここで、表面加熱ユニット1Aの任意の場所を押すことで押し上げる際、ベルト16、プーリ15にサポートはされているが、さらに該表面加熱ユニット1Aに連動して動くコックリング抑制機構90の一部を持ち上げるための所定の力が必要になる。
しかし、本発明の実施形態では、コックリング抑制機構90にて、リンク機構70と、該リンク機構70に支持される従動ローラ51a,51cとは、サポートばね74によって自重の分はサポートされる。従って、加熱乾燥装置1の開閉時、特に表面加熱ユニット1Aを特に重力に逆らって上向きに移動させる開放時、に要する操作の力を軽減させることができる。
また、装置を閉じる際、複数の従動ローラ51a,51b,51cが搬送方向において記録媒体を所望の角度で屈曲させる屈曲搬送路52を形成するように、表面加熱ユニット1Aの位置を移動させる。そして、ラッチ機構18でロックすることによりその位置で表面加熱ユニット1Aと裏面加熱ユニット1Bとの連接状態を規制(固定)させられる。
以上のように、本発明の実施形態によればコックリング抑制手段を設けることで、高価なインクジェット専用紙を用いなくても、前処理液塗布乾燥処理を行い待機中でも特に乾燥部出口側での記録媒体10の吸湿による波形状の変形、コックリングを極めて少なくできる。
さらに、本発明の実施形態において、上述の構成のリンク機構により、記録媒体を簡単な操作で安全にセットすることができる前処理液塗布乾燥装置を提供することができる。
<第2実施形態>
ここで、図19に加熱乾燥機能とコックリング抑制機能を有する第2実施形態の印刷装置を示す。
本実施形態に係る記録媒体加熱乾燥装置200はインク乾燥装置であり、その装置を有する印刷装置1000について説明する。図19に加熱乾燥装置200を有する印刷装置1000全体の概略構成図を示す。なお、以下では、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図19に示すように、本実施形態の印刷装置1000において、加熱乾燥装置200の上流に記録装置400と給紙装置300と搬送部500とが配置され、インク乾燥装置である加熱装置200の下流には、コックリング抑制機構900及び、後処理装置600が配置されている。なお、後処理装置600として、印刷後の記録媒体10を巻き取る巻取装置や折りたたむ折機を設置できる。
記録装置(記録装置部)400は画像形成部となるヘッド部401を有しており、ヘッド部401Aは記録媒体10にインク等の液体を吐出し付着させることで、記録媒体10に画像を形成する。
加熱乾燥装置(加熱乾燥装置部)200は、第1実施形態と同様に、記録媒体10の搬送方向Tの上流から、加熱ローラ4a,4b,5a,5b,6a,6bと蒸気排出ファン(排気ダクト)8,9、と排出ローラ(アイドラローラ)7を有する。ここで表面加熱ローラ4b,5b,6bは表面加熱ユニット200Aに具備され、裏面加熱ローラ4a,5a,6aは裏面加熱ユニット200Bに具備されている。表面加熱ユニット200Aと裏面加熱ユニット200Bとを連結(近接)、分離(離間)させることで、加熱装置200を上下に開閉可能である。
また、加熱乾燥装置200において、制御装置210による加熱制御処理が実行され、夫々の加熱ローラ4a〜6bの各ヒータの加熱量(温度)を制御されている。
本実施形態においても、図6と同様に、加熱乾燥装置1の出口近傍の下流側には複数の従動ローラ51で搬送方向に対して複数回屈曲する屈曲搬送路52が形成されており、待機中に発生する用紙幅方向での波打ち状のコックリングを抑制している。
本実施形態においても、図9〜図12同様に、コックリング抑制機構900はコックリング抑制手段50とともにリンク機構70を備えているので、従動ローラ51a,51cは、上側部分である表面加熱ユニット200Aと連動して動作可能である。
ここで、印刷装置1000において、加熱乾燥装置200が独立して構成される場合、
加熱乾燥装置200とコックリンク抑制機構(コックリング抑制機構部)900とはフレーム260で囲まれている。リンク機構70において、サポートばね74は、フレーム260へ連結されている。
また、本実施形態においても、図13〜図18同様に、加熱乾燥装置200は、ラッチ機構18を備え、フレーム260内には、開閉補助機構(13,14,15,16)が設けられている。従って、上述のように、ラッチハンドル184を操作してラッチ180のロック状態を解除した後、加熱乾燥装置1を持ち上げる際に、サポートばね74と開閉補助機構とにより、リンク機構70及び従動ローラ51a,51cを軽い力で持ち上げて開閉を行うことができる。
本実施形態においても、高価なインクジェット専用紙を用いなくても、インクの乾燥処理を行い、待機中でも特に乾燥部出口側での記録媒体10の吸湿による波形状の変形、コックリングを極めて少なくできる。よって、コックリングによる後工程での後処理装置600での記録媒体での擦りがなく、記録媒体10の巻き取りも良好な印刷業務ができる。
さらに、本発明の実施形態において、リンク機構を設けることで、加熱乾燥装置に、記録媒体を簡単な操作で安全にセットすることができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 加熱乾燥装置(乾燥装置)
1A 表面加熱ユニット(第1乾燥ユニット)
1B 裏面加熱ユニット(第2乾燥ユニット)
4b,5b,6b 加熱ローラ(加熱手段、表面加熱手段)
4a,5a,6a 加熱ローラ(加熱手段、裏面加熱手段)
13,14 アーム部
15 プーリ
16 ベルト
18 ラッチ機構
42 軸受おさえ
43 Eリング
44 電磁バルブ
45 配管
35 搬送手段
50 コックリング抑制手段
51a,51b,51c 従動ローラ
52 屈曲搬送路
53 フレーム
54 軸受
55a,55b,55c ねじ
56a,56b,56c ワッシャ
58 シャフト
59 中空ローラ
64 溝部
65 ホルダ
66 リンクシャフト
69 プレート
70 リンク機構
71 回転シャフト
74 サポートばね(弾性部材)
90 コックリング抑制機構
100 印刷システム
120 前処理液塗布乾燥装置
130 第1インクジェットプリンタ(記録装置)
150 第2インクジェットプリンタ(記録装置)
180 ラッチ(ラッチ部材)
181 ラッチシャフト
184 ラッチハンドル
1000 印刷装置
200 加熱乾燥装置(加熱乾燥装置部)
260 フレーム
400 記録装置(記録装置部)
500 搬送部
900 コックリング抑制機構(コックリング抑制機構部)
特開2012−035566号公報

Claims (8)

  1. 連続する記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体に前処理液を塗布する塗布装置と、
    前記塗布装置の前記記録媒体の搬送方向の下流に配置され、前記記録媒体の一方の面を乾燥する第1加熱手段を備える第1乾燥ユニット及び前記記録媒体の他方の面を乾燥する第2乾燥手段を備える第2乾燥ユニットを具備し、前記第1乾燥ユニットと前記第2乾燥ユニットとが互いに分離可能に連接される、加熱乾燥装置と、
    前記加熱乾燥装置近傍の前記搬送方向の下流か上流の少なくともいずれか一方に設けられ、前記搬送方向に対して加熱された前記記録媒体を複数回屈曲させる、コックリング抑制機構と、を有し、
    前記加熱乾燥装置の分離・連結動作に連動して、前記コックリング抑制機構の一部が動く、
    前処理液塗布乾燥装置。
  2. 前記コックリング抑制機構は、複数の従動ローラを有し、
    前記第1乾燥ユニットと前記第2乾燥ユニットとが連接されているとき、前記複数の従動ローラを前記搬送方向に配列して、前記搬送方向に前記記録媒体を屈曲させる屈曲搬送路を形成し、
    前記複数の従動ローラのうち、一部の従動ローラは前記第1乾燥ユニットと連動して上下動し、前記一部とは別の従動ローラは前記加熱乾燥装置の分離・連結動作のときに不動である、
    請求項1記載の前処理液塗布乾燥装置。
  3. 前記コックリング抑制機構は、前記一部の従動ローラであって少なくとも2つの従動ロローラを支持する複数の支持部材を含むリンク機構を有し、
    前記複数の支持部材は相互に連結されており、
    前記リンク機構は、前記第1乾燥ユニットが移動する際に、前記リンク機構は、変形可能である、
    請求項2記載の前処理液塗布乾燥装置。
  4. 前記コックリング抑制機構は、
    前記リンク機構の支持部材の1つと接続され、前記リンク機構及び前記少なくとも2つの従動ローラの重量バランスを調整する、弾性部材を有する、
    請求項3記載の前処理液塗布乾燥装置。
  5. 前記第1乾燥ユニットを移動させることによって、前記複数の従動ローラが前記搬送方向において前記記録媒体を所望の角度で屈曲させる屈曲搬送路を形成するように、前記一部の従動ローラの位置を調整する、
    請求項4記載の前処理液塗布乾燥装置。
  6. 前記加熱乾燥装置は、前記第1乾燥ユニットと前記第2乾燥ユニットとを連結した連接位置にロックするラッチ機構を有しており、
    前記コックリング抑制機構は前記ラッチ機構により移動が規制される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の前処理液塗布乾燥装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の前処理液塗布乾燥装置と、
    前記前処理液塗布乾燥装置の前記搬送方向の下流に配置され、前記前処理液塗布乾燥装置によって前記前処理液が塗布され乾燥された後の前記記録媒体にインクを吐出し付着させる記録装置を有する、印刷システム。
  8. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記記録媒体にインクを吐出し付着させる記録装置部と、
    前記記録装置部の前記記録媒体の搬送方向の下流に配置され、前記記録媒体の一方の面を乾燥する第1加熱手段を備える第1乾燥ユニット及び前記記録媒体の他方の面を乾燥する第2乾燥手段を備える第2乾燥ユニットを具備し、前記第1乾燥ユニットと前記第2乾燥ユニットとが互いに分離可能に連接される、加熱乾燥装置部と、
    前記加熱乾燥装置部近傍の前記搬送方向の下流か上流の少なくともいずれか一方に設けられ、前記搬送方向に対して前記記録媒体を複数回屈曲させる、コックリング抑制機構部と、を有し、
    前記加熱乾燥装置部の分離・連結動作に連動して、前記コックリング抑制機構部の一部が動く、
    印刷装置。
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