JP6094200B2 - 搬送装置及び記録装置 - Google Patents
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Description
上記課題を解決する搬送装置は、媒体の搬送経路を形成する経路形成部材と、前記媒体を挟持した状態で回転することで、前記媒体を前記搬送経路に沿って搬送する搬送ローラー対と、前記経路形成部材及び前記搬送ローラー対を保持する保持フレームと、を備え、前記保持フレームは筐体部に引き出し可能に収容され、前記搬送ローラー対は、前記保持フレームの前記筐体部からの引き出しに伴って前記媒体の挟持を解除する。
上記搬送装置は、前記筐体部に固定されたラックと、前記保持フレームに支持されたピニオンと、駆動源の駆動力によって回転可能な駆動軸と、前記駆動軸に対して相対移動可能な可動軸と、前記駆動軸の回転に伴って前記可動軸を前記駆動軸に対して相対移動させる移動機構と、をさらに備え、前記搬送ローラー対は、前記駆動軸に一体回転可能な状態で支持された第1ローラーと、前記可動軸に回転自在な状態で支持された第2ローラーとによって構成され、前記保持フレームの前記筐体部への収容に伴って前記ラックと噛合した前記ピニオンが回転すると、該ピニオンの回転に伴って前記駆動軸が第1回転方向に回転することで前記移動機構が前記可動軸を前記駆動軸に接近する方向に移動させる一方で、前記保持フレームの前記筐体部からの引き出しに伴って前記ラックと噛合した前記ピニオンが回転すると、該ピニオンの回転に伴って前記駆動軸が第2回転方向に回転することで前記移動機構が前記可動軸を前記駆動軸から離間する方向に移動させ、前記筐体部への前記保持フレームの収容が完了した場合には、前記ピニオンが前記ラックから離間する。
この構成によれば、上記搬送装置と同様の作用効果を得ることができる。
図1に示すように、本実施形態の記録装置11は、略矩形箱状の筐体部12を備えている。筐体部12は、第1収容部13と、第1収容部13の上側に配置された第2収容部14と、第1収容部13の後側に配置された第3収容部15とを備えている。なお、本実施形態においては、重力方向に沿う上下方向Zと交差(本実施形態では直交)する第2収容部14と第3収容部15との並び方向を前後方向Yとする。また、上下方向Z及び前後方向Yと交差(本実施形態では直交)する第1収容部13及び第2収容部14の長手方向を幅方向Xとする。
図3に示すように、収容室13aの底部には、保持フレーム16の奥側に、固定フレーム25が配置されている。そして、固定フレーム25及び保持フレーム16の幅方向Xにおける第1端側には、第2収容部14側に向けて用紙Sを搬送するための搬送装置24が配置されている。なお、以下の説明において、媒体保持部22から巻き解かれた用紙Sが第2収容部14側に向かう移動方向を、用紙Sの搬送方向という。そして、搬送装置24は、保持フレーム16に形成された搬送経路に沿って、用紙Sを搬送方向に搬送する。
なお、用紙Sはインクが噴射される表面である第1面S1と、その裏面となる第2面S2とを有している。そして、用紙Sは第2面S2が軸心側を向くように円筒状に巻き重ねられることで、第2面S2が内周面R1を形成するロール体Rを形成している。そのため、ロール体Rから巻き解かれた用紙Sには、第1面S1が凸面形状となる一方で第2面S2が凹面形状となる巻きぐせがついている。
保持フレーム16は、前板部16aとの間に挿入口21を形成する経路形成部材53を保持している。経路形成部材53は、ロール体Rから巻き解かれた用紙Sを第2面S2が湾曲の内側となるように案内する凸形状に湾曲した経路形成部55を有している。また、前板部16aは用紙Sの第1面S1を案内する湾曲した経路形成部54を有している。経路形成部54,55は、ロール体Rの内周面R1よりも曲率半径が小さい湾曲形状を有して、媒体保持部22よりも搬送方向の下流側に固定されている。
側壁部18,19は、可動軸28dを駆動軸28cに対して相対移動させる移動機構68を保持している。移動機構68は、側壁部18,19に回動可能に支持された一対の回動レバー79と、回転軸85の両端側に取り付けられた一対の回転カム87と、回動レバー79に支持された押圧部材91と、対をなすコイル状の引張ばね90とを有している。押圧部材91は、可動軸28dを駆動軸28c側に向けて押圧可能な一対の押圧突部92を有している。
解除機構80は、保持フレーム16の側壁部19に配置されている。また、筐体部12内において、収容室13aを構成する内側壁94には、保持フレーム16の引き出しに伴って解除機構80と係合する係合部の一例としてのラック95が固定されている。そして、保持フレーム16の筐体部12からの引き出しに伴って、保持フレーム16に保持された解除機構80がラック95に係合した場合に、搬送ローラー対28が用紙Sの挟持を解除する。
用紙Sを搬送方向と逆方向に送り戻す場合には、駆動源26が第1方向と逆方向となる第2方向に回転駆動することにより、モーターピニオン60、第1複合歯車61、第2複合歯車62及び伝達機構65を構成する歯車71〜77が図5の矢印で示す方向とは逆方向に回転する。さらに、駆動源26の駆動力によってフランジ部23が図5における時計方向に回転する。これにより、搬送ローラー28a,29aが第1回転方向と逆方向となる第2回転方向(図5における時計方向)に回転して、用紙Sを送り戻す。また、搬送ローラー28a,29aによって送り戻された用紙Sがロール体Rに巻き取られる。
記録装置11においては、搬送装置24が用紙Sを搬送方向に搬送しているときに紙詰まりが生じた場合などには、紙詰まりを解消するために保持フレーム16を筐体部12から引き出すことがある。
(1)搬送経路に用紙Sが詰まった場合などに保持フレーム16を筐体部12から引き出すと、搬送ローラー対28が用紙Sの挟持を解除するので、用紙Sを容易に除去することができる。したがって、搬送ローラー対28の周辺における搬送経路のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
(6)保持フレーム16の引き出しに伴って可動軸28dが駆動軸28cから離間する方向に移動すると、搬送ローラー対28は用紙Sの挟持を解除する。一方、保持フレーム16の収容に伴って可動軸28dが駆動軸28cに接近する方向に移動すると、従動ローラー28bは用紙Sを挟持可能な位置に移動する。したがって、搬送経路のメンテナンス作業が終了して保持フレーム16を収容した後に、従動ローラー28bを移動させるための操作を行う必要がない。さらに、保持フレーム16の収容が完了した場合には、ピニオン98がラック95から離間するので、用紙Sを搬送するために駆動源26の駆動力によって駆動軸28cが回転しても、保持フレーム16を移動させることがない。
(12)搬送ローラー28aの外周面はロール体Rの内周面R1よりも曲率半径が小さいので、装置の大型化を抑制しつつ、確実に用紙Sの巻きぐせを矯正することができる。また、従動ローラー28bが谷部において用紙Sの第1面S1に接触することで、経路形成部55及び搬送ローラー28aで用紙Sの第2面S2側を確実に支持しつつ、谷部に沿って用紙Sを屈曲させることができる。そして、用紙Sを谷部に沿って屈曲させることで、用紙Sの屈曲される部分の曲率や長さのばらつきを抑制することができる。さらに、搬送ローラー28aや経路形成部54,55の曲率を変更することで、用紙Sに対する矯正の度合いを変化させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・搬送ローラー対28の搬送方向上流側に回転可能なローラーやベルトなどの回転体を配置して、この回転体と搬送ローラー28aとによって形成される谷部において、従動ローラー28bが用紙Sを挟持するようにしてもよい。
・搬送ローラー対28は、駆動源26の駆動力によって回転駆動する2つの搬送ローラー28aによって構成されてもよい。
・移動機構68が駆動源26とは別の駆動源の駆動力によって従動ローラー28bを移動させる構成にしてもよい。
・伝達機構65は歯車列に限らず、例えば無端状の回転ベルトやピストンなどによって駆動源の駆動力を伝達する構成にすることもできる。
・媒体は用紙に限らず、プラスチックフィルムや捺染装置などに用いられる布帛などであってもよい。
・記録装置は、印刷領域を往復移動するキャリッジ46を備えるシリアルプリンターに限らず、印刷領域の全幅にわたって液体噴射部が設けられたフルラインヘッド型のラインプリンターでもよい。
Claims (5)
- 媒体の搬送経路を形成する経路形成部材と、
前記媒体を挟持した状態で回転することで、前記媒体を前記搬送経路に沿って搬送する搬送ローラー対と、
前記経路形成部材及び前記搬送ローラー対を保持して、筐体部に引き出し可能に収容される保持フレームと、
前記筐体部に固定されたラックと、
前記保持フレームに支持されたピニオンと、
駆動源の駆動力によって回転可能な駆動軸と、
前記駆動軸に対して相対移動可能な可動軸と、
前記駆動軸の回転に伴って前記可動軸を前記駆動軸に対して相対移動させる移動機構と、
を備え、
前記搬送ローラー対は、前記駆動軸に一体回転可能な状態で支持された第1ローラーと、前記可動軸に回転自在な状態で支持された第2ローラーとによって構成され、
前記保持フレームの前記筐体部への収容に伴って前記ラックと噛合した前記ピニオンが回転すると、該ピニオンの回転に伴って前記駆動軸が第1回転方向に回転することで前記移動機構が前記可動軸を前記駆動軸に接近する方向に移動させる一方で、
前記保持フレームの前記筐体部からの引き出しに伴って前記ラックと噛合した前記ピニオンが回転すると、該ピニオンの回転に伴って前記駆動軸が第2回転方向に回転することで前記移動機構が前記可動軸を前記駆動軸から離間する方向に移動させ、
前記可動軸が前記駆動軸から離間することにより、前記搬送ローラー対は前記媒体の挟持を解除し、
前記筐体部への前記保持フレームの収容が完了した場合には、前記ピニオンが前記ラックから離間することを特徴とする搬送装置。 - 前記筐体部内に配置された係合部と、
前記保持フレームに保持された解除機構と、をさらに備え、
前記保持フレームの前記筐体部からの引き出しに伴って前記解除機構が前記係合部に係合した場合に、前記搬送ローラー対が前記媒体の挟持を解除することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記筐体部内に収容された駆動源と、
該駆動源の駆動力を前記搬送ローラー対に伝達する伝達機構と、をさらに備え、
前記保持フレームが前記筐体部から引き出された場合には、前記伝達機構と前記駆動源との連結が解除されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送装置。 - 前記保持フレームは、前記媒体が円筒状に巻き重ねられたロール体を回転可能な状態で支持し、
前記搬送ローラー対は、前記搬送経路において前記媒体を屈曲させることで、前記媒体の巻きぐせを矯正することを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の搬送装置。 - 請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の搬送装置と、
該搬送装置によって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、
を備える記録装置。
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Family
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Family Applications (1)
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JP2012275007A Active JP6094200B2 (ja) | 2012-12-17 | 2012-12-17 | 搬送装置及び記録装置 |
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