JP2016112283A - 電気掃除機 - Google Patents

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裕介 平田
Yusuke Hirata
裕介 平田
田中 剛
Tsuyoshi Tanaka
剛 田中
健太郎 小浦
Kentaro Koura
健太郎 小浦
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Abstract

【課題】本発明は、仮に、電気掃除機本体の本体側吸引管における電線が短絡した場合でも、短絡電流を低く抑えられるようにすることを目的とする。【解決手段】本発明に係る電気掃除機は、本体側吸引管22を備える電気掃除機本体20と、本体側吸引管22に連結可能な吸引管を備え、被清掃面に沿って摺動する摺動面に塵埃吸引口が形成された吸込口体と、吸込口体に設けられた回転ブラシ駆動用モータとを有する電気掃除機であって、電気掃除機本体20には、回転ブラシ駆動用モータに電力を供給する電線P3,P4を介してそのモータと電気的に直列接続される抵抗可変素子61が設けられており、抵抗可変素子61は、温度に依存して抵抗値が変化するように構成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、本体側吸引管を備える電気掃除機本体と、前記本体側吸引管に連結可能な吸引管を備え、塵埃吸引口が下面に形成された吸込口体と、前記吸込口体に設けられており、前記電気掃除機本体側から前記本体側吸引管の電線、前記吸引管の電線を介して供給された電力により動作する電気部品とを有する電気掃除機に関する。
これに関連する電気掃除機が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の電気掃除機は、電気掃除機本体(図示省略)と、塵埃吸引口を備える吸込口体と、両者を連結する本体側吸引管(図示省略)とから構成されている。前記吸込口体には、塵埃吸引口の位置に回転ブラシが設けられており、その回転ブラシが吸込口体内に設けられたモータ101により回転駆動させられる。前記モータ101の駆動回路100には、図10に示すように、電気掃除機本体の電源装置103から電力が供給される。ここで、電源装置103とモータ駆動回路100間の電源線103kは、電気掃除機本体と吸込口体とをつなぐ本体側吸引管に沿って設けられている。また、吸込口体のモータ駆動回路100には、モータ101と直列に正特性サーミスタ105が設けられている。このため、回転ブラシに繊維等が絡まってモータ101の負荷が急増した場合でも、モータ101の負荷電流が正特性サーミスタ105を流れることで、正特性サーミスタ105の温度が上昇し、これにより抵抗が増大することで、前記負荷電流を減少させることができる。
特開昭64−2619号公報
一般的に電気掃除機の場合、狭い場所(吸込口体が入らない場所)を掃除する場合には、吸込口体を本体側吸引管から外し、電気掃除機本体に本体側吸引管のみを連結した状態で掃除を行なう。ここで、本体側吸引管の先端部分には、本体側吸引管側の電源線103kを吸込口体側の電源線103kに接続するためのコネクタ103cが設けられている。このため、吸込口体を本体側吸引管から外した状態で電気掃除機のメインスイッチをオン操作すると、本体側吸引管の先端部分のコネクタ103cには電源装置103の電圧が加わる。したがって、例えば、見えない場所を掃除する際に、誤って本体側吸引管の先端部分が水分を含む塵埃等に接触すると、コネクタ103cの部分で短絡が発生し、電源線103kに大きな短絡電流が流れることがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、吸込口体のモータ等の電気部品に過剰な負荷電流が流れないようにするとともに、吸込口体が外された状態で、仮に、電気掃除機本体の本体側吸引管における電気部品用の電線が短絡した場合でも、短絡電流を低く抑えられるようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、本体側吸引管を備える電気掃除機本体と、本体側吸引管に連結可能な吸引管を備え、被清掃面に沿って摺動する摺動面に塵埃吸引口が形成された吸込口体と、前記吸込口体に設けられており、前記電気掃除機本体側から前記本体側吸引管に通された電線、前記吸引管に通された電線を介して供給された電力により動作する電気部品とを有する電気掃除機であって、前記電気掃除機本体には、前記電気部品に電力を供給する前記電線を介してその電気部品と電気的に直列接続される抵抗可変素子が設けられており、前記抵抗可変素子は、温度に依存して抵抗値が変化するように構成されている。
本発明によると、電気部品には、抵抗可変素子がその電気部品に電力を供給する電線を介して電気的に直列接続されている。また、抵抗可変素子は、温度に依存して抵抗値が変化するように構成されている。このため、電気部品に過剰な電流が流れて抵抗可変素子の温度が上昇すると、抵抗値が増加して電流が低く抑えられる。また、前記抵抗可変素子は、電気掃除機本体に設けられているため、電気掃除機本体の本体側吸引管から吸込口体の吸引管が外された状態で、仮に、前記本体側吸引管の電気部品用の電線が短絡しても、その短絡電流が抵抗可変素子を流れるようになる。このため、抵抗可変素子の働きで短絡電流を低く抑えることができる。
請求項2の発明によると、抵抗可変素子は、電気掃除機本体のケース内で、風が通る通風室と壁により仕切られた空間内に配置されている。このため、抵抗可変素子に風が当たり難くなる。これにより、抵抗可変素子が風で冷やされることがなく、電流の増加に伴って抵抗可変素子の温度が良好に上昇するようになる。したがって、抵抗可変素子が安定した性能を発揮できる。
請求項3の発明によると、抵抗可変素子は、電気掃除機本体のケース内で、前記電気掃除機本体の制御回路用基板とは分離された状態で配置されている。一般的に、制御回路用基板には発熱素子が設けられているため、風が当たる位置に配置するのが好ましい。このため、抵抗可変素子を制御回路用基板と分離した状態で配置できるようにすることで、抵抗可変素子を風の当たらない条件の良い場所に配置できるようになる。
請求項4の発明によると、電気掃除機本体のケースには本体側吸引管の基端部が連結される連結機構が前記ケースの内側に入り込んだ状態で設けられており、前記抵抗可変素子は、前記ケース内に収納された本体側吸引管の基端部の周囲に配置されている。このため、前記抵抗可変素子を電気掃除機本体の制御回路用基板と吸込口体の電気部品間の配線途中位置に配置できるようになり、電気部品用の電線を必要最小限にできる。
請求項5の発明によると、電気掃除機本体のケースにはグリップ部が設けられており、抵抗可変素子は、前記グリップ部内に配置されている。このため、抵抗可変素子に風が当たり難くなる。
請求項6の発明によると、電気部品に電力を供給する電線は、電気掃除機本体のケース内で掃除機用フィルタが収納される集塵室と壁により仕切られた空間内に通されている。このため、電気掃除機本体の掃除機用フィルタを交換する際に電気部品用の電線に触れることがなく、電線の疵付きを防止できる。また、掃除機用フィルタを交換する際に前記電線が見えないため、商品性も向上する。
本発明によると、吸込口体の電気部品に過剰な電流が流れないようになる。また、電気掃除機本体の本体側吸引管から吸込口体の吸引管が外された状態で、仮に、本体側吸引管の電気部品用の電線が短絡した場合でも、短絡電流を低く抑えられる。
本発明の実施形態1に係る電気掃除機の全体側面図1(第2延長吸引管無し)である。 本発明の実施形態1に係る電気掃除機の全体側面図2(第2延長吸引管有り)である。 前記電気掃除機の電気掃除機本体のケース内を表す側面図である。 図3のIV矢視拡大図である。 前記電気掃除機の配線ブロック図である。 前記電気掃除機本体のケース内の配線状態を表す側面図である。 図6のVII矢視拡大図である。 図6のVIII矢視拡大図である。 前記電気掃除機本体の本体側吸引管を前上方から見た斜視図である。 従来の電気掃除機の吸込口体における回転ブラシ用のモータの駆動回路図である。
[実施形態1]
以下、図1から図9に基づいて、本発明の実施形態1に係る電気掃除機10の説明を行なう。本実施形態に係る電気掃除機10は、図1に示すように、本体側吸引管22を備える電気掃除機本体20と、前記本体側吸引管22に連結可能な吸引管52を備え、被清掃面に沿って摺動する摺動面55に塵埃吸引口55hが形成された吸込口体50とを備えている。ここで、図2に示すように、電気掃除機本体20の本体側吸引管22と吸込口体50の吸引管52とを第2延長吸引管54で連結する構成でも可能である。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、電気掃除機10の前後左右、及び上下に対応している。
<電気掃除機本体20の概要について>
電気掃除機本体20は、図1、図2等に示すように、左右の半割ケースを相互に組み合わせてネジ止めすることにより略筒状に形成されるケース21を備えている。ケース21の先端部には、本体側吸引管22が挿通される接続口21fが設けられている。ケース21の接続口21fの内側には、図3に示すように、本体側吸引管22の基端部21mをケース21に連結する連結機構21xが設けられている。また、ケース21の上面前半部には、図1、図2に示すように、電気掃除機本体20の掃除機用フィルタ33を交換する際に開閉される上面蓋部21cが設けられている。さらに、ケース21の後部の左右側面には、複数のスリットからなる排気口21eが設けられている。また、ケース21の後部には、後方に張り出すようにグリップ部21gが設けられており、そのグリップ部21gの上端位置にメインスイッチ38(図3参照)を操作するスイッチ操作部21sが設けられている。
電気掃除機本体20のケース21内は、図3に示すように、連結機構21xによりケース21に連結された本体側吸引管22の基端部21mの後側が掃除機用フィルタ33を収納する集塵室41となっている。掃除機用フィルタ33は、集塵室41内で本体側吸引管22の基端部22mにシールされた状態で接続されるように構成されている。集塵室41の下側には、底壁24によって仕切られた状態で配線室43が設けられている。また、本体側吸引管22の基端部22mの下側には、前下部空間44が設けられている。前下部空間44は、図3、図4に示すように、前記集塵室41と底壁24の立上り部24wによって仕切られており、前記配線室43と連通している。ここで、底壁24の立上り部24wの後側(集塵室41側)には、図4に示すように、左右方向に延びる溝状部24kが形成されている。そして、底壁24の溝状部24kに掃除機用フィルタ33の下端部33dが嵌合するように構成されている。また、底壁24の溝状部24kに対応するケース21の底板21bが下方に突出することで、ケース21を床面に置く際の支持突起21tが形成されている。
ケース21の内側には、図3に示すように、集塵室41の後側に送風機35が収納される送風機室45が設けられている。さらに、送風機室45の後側には、送風機35により吸引された空気が流入し、さらに排出される排気室47が設けられている。排気室47には、送風機35を駆動させるメインモータ37が収納されており、そのメインモータ37が送風機35の送風により冷却されるようになっている。ここで、送風機35の周囲はシール材である弾性体に覆われており、送風機35が送風機室45に収納された状態で集塵室41と排気室47間がシールされる。即ち、前記集塵室41と排気室47とが本発明の通気室に相当する。
排気室47の左右の側壁には、図1等に示すように、上記した排気口21eが設けられている。また、排気室47には、メインモータ37、及び吸込口体50の回転ブラシ駆動用モータ57(図5参照)をコントロールする制御回路用基板36が収納されている。これにより、制御回路用基板36の発熱素子が送風機35の送風により効率的に冷却されるようになる。また、排気室47の後方下側には、バッテリ39を収納するバッテリ室48が設けられている。ここで、バッテリ室48の下壁を構成するケース21の底板21bには、所定位置にケース21を床面に置く際の支持突起21tが形成されている。また、排気室47の後方上側には、グリップ部21gの内側にグリップ室49が壁で仕切られた状態で設けられている。そして、前記グリップ室49に電気掃除機本体20のメインスイッチ38が設けられている。
<電気掃除機10の全体配線系統について>
次に、図5に基づいて電気掃除機10の全体配線系統について説明する。電気掃除機本体20の排気室47に設けられた制御回路用基板36には、バッテリ39が電源線Lp,Lnを介して接続されている。また、制御回路用基板36には、メインスイッチ38が制御線C1,C2により接続されている。さらに、制御回路用基板36には、動力線P1,P2により送風機35を駆動させるメインモータ37が接続されている。また、制御回路用基板36には、動力線P3,P4により吸込口体50の回転ブラシ駆動用モータ57が接続されている。制御回路用基板36は、メインスイッチ38がオン操作されることで、バッテリ39の電力をメインモータ37と回転ブラシ駆動用モータ57とに供給して両モータ37,57を駆動させる。
電気掃除機本体20のメインモータ37が駆動されると、送風機35が動作して吸込口体50の塵埃吸引口55hから吸引管52、本体側吸引管22を介して電気掃除機本体20(ケース21)の集塵室41に外気が吸引される。そして、前記外気が掃除機用フィルタ33により濾過された後、送風機35を通過し、排気室47に導かれる。そして、排気室47から排気口21eを通って外部に排気される。さらに、回転ブラシ駆動用モータ57が駆動されると、吸込口体50の回転ブラシ(図示省略)が回転する。これにより、吸込口体50を被清掃面に沿って摺動させることで、被清掃面上の塵埃を効率的に塵埃吸引口55hに導けるようになる。
<吸込口体50の回転ブラシ駆動用モータ57の配線系統について>
吸込口体50の回転ブラシ駆動用モータ57は、図5に示すように、動力線P3,P4を介して制御回路用基板36に接続されている。また、一方の動力線P3の途中位置には、抵抗可変素子61が回転ブラシ駆動用モータ57に対して直列になるように接続されている。抵抗可変素子61は、正の温度係数を持つサーミスタであり、常温での抵抗値が約0.1Ω程度である。このため、通常の運転では、抵抗可変素子61が回転ブラシ駆動用モータ57に供給する電流を妨げることはほとんどない。しかし、回転ブラシ駆動用モータ57に負荷が加わって負荷電流が増大すると、その負荷電流により抵抗可変素子61が発熱して抵抗値が増大する。即ち、抵抗可変素子61は、自身の温度が約120℃〜130℃を超える頃から抵抗値が約1000Ωを超えるまで急激に増大する。これにより、回転ブラシ駆動用モータ57の負荷電流が制限されて、制御回路用基板36等の保護が図られるようになる。なお、抵抗可変素子61の温度が常温まで低下すると、抵抗値は約0.1Ω程度まで戻るようになる。
抵抗可変素子61は、図3、図4に示すように、電気掃除機本体20のケース21の前下部空間44に収納されている。即ち、抵抗可変素子61は、図4に示すように、専用の基板62に取付けられた状態で、前下部空間44に設けられた基板支持部24sに支持されている。ここで、前下部空間44は集塵室41と底壁24の立上り部24wによって仕切られているため、抵抗可変素子61は送風機35による送風(吸気)の影響を受けることがない。即ち、抵抗可変素子61が送風により冷却されることがなく、負荷電流が増加に伴って抵抗可変素子61の温度も増加するようになる。このため、抵抗可変素子61が安定した性能を発揮できるようになる。
回転ブラシ駆動用モータ57の動力線P3,P4は、図5に示すように、制御回路用基板36と抵抗可変素子61間が雑音対策用の第1のフェライトコア65に通されている。また、前記動力線P3,P4は、抵抗可変素子61と本体側吸引管22のコネクタ22c1,22c2間が同じく雑音対策用の第2のフェライトコア65に通されている。フェライトコア65は、円筒形をしたフェライト製の雑音対策用部品であり、高周波ノイズを吸収できるように構成されている。
<吸込口体50の回転ブラシ駆動用モータ57の具体的な配線方法について>
吸込口体50の回転ブラシ駆動用モータ57と電気掃除機本体20の制御回路用基板36とを接続する動力線P3,P4は、図6に示すように、電気掃除機本体20のケース21内に配線される。即ち、制御回路用基板36から出た動力線P3,P4は、排気室47の天井壁27の上側を通って送風機室45の上部まで配線される。さらに、動力線P3,P4は、送風機室45と集塵室41とを仕切る略半円形の半円縦壁26と送風機室45の内壁面との角部に沿って前記送風機室45の上部から下部まで配線される。ここで、送風機室45の内壁面には、図8に示すように、支持リブ45rが半円縦壁26と一定隙間を介して形成されており、その支持リブ45rと半円縦壁26間に動力線P3,P4が挟まれて保持される。さらに、支持リブ45rは、送風機室45の内壁面の上部と中央部と下部の三箇所に設けられている。このため、送風機35の振動等で動力線P3,P4が位置ずれすることがなくなる。
動力線P3,P4は、図6に示すように、前記送風機室45の下部から集塵室41の下側の配線室43に導かれる。ここで、前記配線室43には、送風機室45の近傍に第1のフェライトコア65を横向きに収納する収納空間43fが設けられている。このため、動力線P3,P4は、配線室43に導かれて第1のフェライトコア65に通された後、その配線室43を通ってケース21の前部に設けられた前下部空間44まで導かれる。前下部空間44では、図7に示すように、一方の動力線P3の途中位置に抵抗可変素子61の基板62が接続されている。そして、抵抗可変素子61が基板62を介して、上記したように、基板支持部24sに支持されている。
動力線P3,P4は、図9に示すように、前下部空間44から本体側吸引管22の基端部22mの左側に回り込む。ここで、本体側吸引管22の基端部22mの左側には、第2のフェライトコア65が収納されるフェライトコア収納部22zが設けられている。そして、本体側吸引管22の基端部22mの左側に回り込んだ動力線P3,P4は、第2のフェライトコア65に通された後、本体側吸引管22の先端内部に設けられたコネクタ22c1,22c2に接続される。
図5に示すように、第2延長吸引管54には、一端側のコネクタ54c1,54c2と他端側のコネクタ54e1,54e2間に動力線P3,P4が配線されている。また、吸込口体50には、その吸込口体50の吸引管52の端部に設けられたコネクタ52e1,52e2と回転ブラシ駆動用モータ57間に動力線P3,P4が配線されている。このため、電気掃除機本体20の本体側吸引管22に第2延長吸引管54を連結することで、本体側吸引管22のコネクタ22c1,22c2と第2延長吸引管54のコネクタ54c1,54c2とが接続される。また、第2延長吸引管54に吸込口体50の吸引管52を連結することで、第2延長吸引管54のコネクタ54e1,54e2と吸込口体50の吸引管52のコネクタ52e1,52e2とが接続される。したがって、電気掃除機本体20の本体側吸引管22と第2延長吸引管54と吸込口体50の吸引管52とを連結することで、電気掃除機本体20の動力線P3,P4が吸込口体50の回転ブラシ駆動用モータ57に接続される。なお、電気掃除機本体20の本体側吸引管22に吸込口体50の吸引管52を連結すれば、コネクタ22c1,22c2とコネクタ52e1,52e2とを介して電気掃除機本体20の動力線P3,P4が吸込口体50の回転ブラシ駆動用モータ57に接続される。
ここで、電気掃除機10を使用して吸込口体50が入らない狭い場所を掃除する場合には、吸込口体50を外して電気掃除機本体20の本体側吸引管22に第2延長吸引管54を連結した状態、あるいは本体側吸引管22のみを使用して掃除を行なう。このような場合、電気掃除機本体20のメインスイッチ38をオン操作すると、第2延長吸引管54の先端のコネクタ54e1,54e2、あるいは本体側吸引管22のコネクタ22c1,22c2には、電圧が印加された状態となる。このため、例えば、見え難い場所を掃除する際に、第2延長吸引管54等の先端が誤って水分を含む塵埃等に接触すると、コネクタ54e1,54e2間で短絡が発生する。これにより、動力線P3,P4には短絡電流が流れるようになる。しかし、電気掃除機本体20内の動力線P3の途中位置には、図7等に示すように、抵抗可変素子61が設けられているため、短絡電流は抵抗可変素子61を流れるようになる。この結果、抵抗可変素子61が発熱して温度が上昇し、抵抗値が急激に増大する。これにより、前記短絡電流が低く抑えられるようになる。
<本実施形態に係る電気掃除機10の長所について>
本実施形態に係る電気掃除機10によると、回転ブラシ駆動用モータ57(電気部品)には、抵抗可変素子61がその回転ブラシ駆動用モータ57に電力を供給する動力線P3,P4(電線)を介して電気的に直列接続されている。また、抵抗可変素子61は、自身を流れる電流が増大することで温度が上昇し、前記温度が所定温度より上昇することで抵抗値が急増するように構成されている。このため、回転ブラシ駆動用モータ57に過剰な電流が流れると、抵抗可変素子61の温度が上昇して抵抗値が急増し、電流が低く抑えられる。また、前記抵抗可変素子61は、電気掃除機本体20に設けられているため、電気掃除機本体20の本体側吸引管22から吸込口体50の吸引管52等が外された状態で、仮に、前記本体側吸引管22の動力線P3,P4が短絡しても、その短絡電流が抵抗可変素子61を流れるようになる。このため、抵抗可変素子61の働きで短絡電流が低く抑えられる。
また、抵抗可変素子61は、電気掃除機本体20のケース21内で、風が通る集塵室41(通風室)と底壁24により仕切られた前下部空間44内に配置されている。このため、抵抗可変素子61が風で冷却されることがなく、電流の増加に伴って抵抗可変素子61の温度が良好に上昇するようになる。したがって、抵抗可変素子61が安定した性能を発揮できる。また、抵抗可変素子61が前下部空間44内に配置されているため、抵抗可変素子61を電気掃除機本体20の制御回路用基板36と吸込口体50の回転ブラシ駆動用モータ57間の配線途中位置に配置できるようになり、動力線P3,P4を必要最小限にできる。
また、動力線P3,P4は、電気掃除機本体20のケース21内で掃除機用フィルタ33が収納される集塵室41と底壁24により仕切られた配線室43内に通されている。このため、電気掃除機本体20の掃除機用フィルタ33を交換する際に動力線P3,P4に触れることがなく、動力線P3,P4の疵付きを防止できる。また、掃除機用フィルタ33を交換する際に動力線P3,P4が見えないため、商品性も向上する。さらに、回転ブラシ駆動用モータ57の動力線P3,P4は第1、第2のフェライトコア65に通されているため、回転ブラシ駆動用モータ57で発生する雑音を吸収できるようになる。特に、第2のフェライトコア65は、電気掃除機本体20のケース21内で回転ブラシ駆動用モータ57に最も近い位置に配置されているため、前記雑音を効率的に除去できる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、抵抗可変素子61を電気掃除機本体20のケース21内の前下部空間44に収納する例を示した。しかし、前記抵抗可変素子61を制御回路用基板36の近くに位置するグリップ部21gのグリップ室49に収納することも可能である。また、本実施形態では、吸込口体50に設けられた電気部品の一例として回転ブラシ駆動用モータ57を例示した。しかし、吸込口体50に、例えば、振動発生用のモータ等が設けられている場合には、このモータ等を前記電気部品とすることも可能である。また、吸込口体50に照明装置等が設けられている場合には、この照明装置を前記電気部品とすることも可能である。
20・・・・・電気掃除機本体
21g・・・・グリップ部
21・・・・・ケース
21x・・・・連結機構
22・・・・・本体側吸引管
22m・・・・基端部
30・・・・・吸込口体
33・・・・・掃除機用フィルタ
36・・・・・制御回路用基板
41・・・・・集塵室(通風室)
44・・・・・前下部空間(本体側吸引管の基端部の周囲)
49・・・・・グリップ室
50・・・・・吸込口体
52・・・・・吸引管
54・・・・・延長吸引管
55h・・・・塵埃吸引口
55・・・・・摺動面
57・・・・・回転ブラシ駆動用モータ(電気部品)
61・・・・・抵抗可変素子
P3,P4・・動力線(電線)

Claims (6)

  1. 本体側吸引管を備える電気掃除機本体と、前記本体側吸引管に連結可能な吸引管を備え、被清掃面に沿って摺動する摺動面に塵埃吸引口が形成された吸込口体と、前記吸込口体に設けられており、前記電気掃除機本体側から前記本体側吸引管に通された電線、前記吸引管に通された電線を介して供給された電力により動作する電気部品とを有する電気掃除機であって、
    前記電気掃除機本体には、前記電気部品に電力を供給する前記電線を介してその電気部品と電気的に直列接続される抵抗可変素子が設けられており、
    前記抵抗可変素子は、温度に依存して抵抗値が変化するように構成されている電気掃除機。
  2. 請求項1に記載された電気掃除機であって、
    前記抵抗可変素子は、前記電気掃除機本体のケース内で、風が通る通風室と壁により仕切られた空間内に配置されている電気掃除機。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された電気掃除機であって、
    前記抵抗可変素子は、前記電気掃除機本体のケース内で、前記電気掃除機本体の制御回路用基板とは分離された状態で配置されている電気掃除機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された電気掃除機であって、
    電気掃除機本体のケースには本体側吸引管の基端部が連結される連結機構が前記ケースの内側に入り込んだ状態で設けられており、前記抵抗可変素子は、前記ケース内に収納された本体側吸引管の基端部の周囲に配置されている電気掃除機。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された電気掃除機であって、
    前記電気掃除機本体のケースにはグリップ部が設けられており、
    前記抵抗可変素子は、前記グリップ部内に配置されている電気掃除機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載された電気掃除機であって、
    前記電気部品に電力を供給する電線は、前記電気掃除機本体のケース内で掃除機用フィルタが収納される集塵室と壁により仕切られた空間内に通されている電気掃除機。
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