JP2016112214A - 内釜および炊飯器 - Google Patents
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Abstract
Description
[炊飯器]
図1は、この発明の実施の形態1に係る炊飯器の一例について、断面を概略的に記載した図であり、図2は、図1に記載の内釜を斜めから見た図であり、図3は、図1のA−A断面を概略的に記載した図である。図1に示すように、この実施の形態に係る炊飯器100は、内釜収容部1aを有する炊飯器本体1と、内釜収容部1aに着脱自在に設置される内釜5と、炊飯器本体1の上方を覆う蓋体2とを備えている。蓋体2は、炊飯器本体1に開閉自在に取り付けられている。ユーザは、蓋体2を開けて、例えば、内釜収容部1aに内釜5を設置し、または内釜収容部1aから内釜5を取り出すことができる。また、ユーザは、例えば、蓋体2を閉じて、内釜5の中に準備された米等の被調理物の調理等を行うことができる。
蓋体2は、外蓋2aと内蓋2bとを含んでいる。外蓋2aは、炊飯器本体1の上方を覆うものである。外蓋2aは、炊飯器本体1の後方で、ヒンジ等の連結機構6によって、炊飯器本体1に開閉自在に取り付けられている。外蓋2aの下面側には、内蓋2bが着脱自在に装着されている。内蓋2bは、内釜5の開口を覆うものであり、内蓋2bの下面側には、リング状のシール部材12が配設されている。シール部材12は、蓋体2を閉じたときに、内釜5の開口端部5dと当接して、内釜5の開口端部5dと内蓋2bとの間をシールするものである。シール部材12は、例えば、シリコン樹脂等の弾性を有する材質で形成されている。また、内蓋2bには、蒸気穴2b1が形成されている。また、内蓋2bの蒸気穴2b1には、開閉弁11が設けられている。開閉弁11は、内釜5の内部の圧力によって上下するものである。炊飯時等に発生する蒸気の一部は、蒸気穴2b1を通って、内蓋2bの上方に設置されたカートリッジ20に導かれる。カートリッジ20は、内蓋2bの上方で、外蓋2aに着脱自在に装着されている。カートリッジ20は、炊飯時のおねば成分を含む蒸気を、おねば成分と蒸気とに分離し、分離した蒸気を炊飯器100の外部に導くものである。すなわち、内蓋2bの蒸気穴2b1を通ったおねば成分を含む蒸気は、カートリッジ20の流入部20aからカートリッジ20に流入し、カートリッジ20にておねば成分と蒸気とに分離され、分離された蒸気が蒸気排出部20bから排出される。
炊飯器本体1は、上部が開口された内釜収容部1aを有する。内釜収容部1aの上端は、内釜5の鍔部50の下側を支持する鍔支持部1a1を構成している。鍔支持部1a1には、内釜5の鍔部50の下側に当接するリング状の内釜シール部材1a2が配設されている。内釜シール部材1a2は、鍔部50の下側と鍔支持部1a1との間をシールするものであり、例えば、シリコン樹脂等の弾性を有する材質で形成されている。内釜5が炊飯器本体1に設置されると、内釜5の鍔部50の下方で、内釜5の外側と内釜収容部1aの内側との間が密閉される。このように、突出筒部5e2の外周面から外方に突出し、内釜収容部1aの上端に当接する鍔部50を設けたことにより、鍔部50の下方の被収容筒部5e1が効率的に加熱され、鍔部50の上方の突出筒部5e2が冷却されるので、炊飯等の調理性能が向上する。
図2に示すように、内釜5は、底部5aと、底部5aの上方で開口端部5dまで延びる筒部5cと、底部5aと筒部5cとの間のコーナー部5bと、を有する有底筒状の調理容器である。内釜5は、例えば、焼成した炭素材料を削り出すことによって形成される。なお、内釜5は、例えば、鉄、アルミもしくは銅等の金属またはこれらを含む合金で形成されていてもよく、その場合には、鋳造、切削等の工程を経て形成される。
図1および図3に示すように、内釜5が炊飯器本体1に設置されると、内釜5の鍔部50の下部が内釜収容部1aの上端の鍔支持部1a1に当接して、内釜5が鍔支持部1a1で支持される。鍔部50の下部の下方の筒部5cは、内釜収容部1aに収容される被収容筒部5e1を構成し、鍔部50の下部よりも上方の筒部5cは、内釜収容部1aから上方に突出して内釜5の開口端部5dまで延びる突出筒部5e2を構成している。被収容筒部5e1は、第1筒部5c1を含んで構成されており、被収容筒部5e1の内周部には、図3に示すように、水位を表示する表示部54が配設されている。つまり、加熱調理を開始するとき、内釜5の中に米等の被調理物とともに準備される水の水位は、鍔部50よりも下方の被収容筒部5e1の範囲に設定される。これにより、被収容筒部5e1に比べて温度の低い突出筒部5e2には水がないので、効率的に被調理物を加熱できる。また、被収容筒部5e1に比べて温度の低い突出筒部5e2には水がないので、突出筒部5e2の温度上昇が抑制され、加熱調理中に湧き上がった泡および蒸気が、突出筒部5e2で効率的に冷やされる。突出筒部5e2は、第2筒部5c2を含んで構成されており、突出筒部5e2の内周面は、下方から上方の開口端部5dに向かいながら、径方向に徐々に窄められている。鍔部50の下部から開口端部5dまでの高さである突出筒部5e2の高さh1は、内釜5の内側の内底部から開口端部5dまでの高さhの15パーセント以上である。
図4は、実施の形態1の変形例1に関する図である。上記の説明では、図1および図3に示すように、内釜5の外方に鍔部50が設けられた例についての説明を行った。それと比較して、変形例1の内釜5Aでは、図4に示すように、鍔部が省略されている。変形例1の内釜5Aにおいても、内釜収容部1aに収容される被収容筒部5e1と、内釜収容部1aから上方に突出する突出筒部5e2とを含んで構成されているため、吹きこぼれのおそれが抑制されている。
Claims (12)
- 内釜収容部を有する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上方を覆う外蓋および前記外蓋の下面側に装着された内蓋を有する蓋体と、を備えた炊飯器に設置される、内釜であって、
底部と、
前記底部の上方で当該内釜の開口端部まで延びる筒部と、を有し、
前記筒部は、前記内釜収容部に収容される被収容筒部と、前記内釜収容部から上方に突出し前記開口端部まで延びる突出筒部と、を含む、
内釜。 - 前記突出筒部の高さは、当該内釜の内底部から前記開口端部までの高さの、15パーセント以上である、
請求項1記載の内釜。 - 前記突出筒部の内周面は、前記開口端部に向かって、径方向に窄められている、
請求項1または請求項2に記載の内釜。 - 前記被収容筒部の内周部に、水位を表示する表示部が配設された、
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の内釜。 - 前記突出筒部の外周面から外方に突出し、前記内釜収容部の上端に当接する鍔部をさらに有する、
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の内釜。 - 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の内釜と、
前記内釜の前記被収容筒部を収容する内釜収容部を有する炊飯器本体と、
前記炊飯器本体の上方を覆う外蓋および前記外蓋の下面側に装着され前記内釜の開口を覆う内蓋を有する蓋体と、を備えた、
炊飯器。 - 請求項5記載の内釜と、
前記内釜の前記被収容筒部を収容する内釜収容部を有する炊飯器本体と、
前記炊飯器本体の上方を覆う外蓋および前記外蓋の下面側に装着され前記内釜の開口を覆う内蓋を有する蓋体と、を備え、
前記内釜収容部の上端に、前記鍔部の下部と当接し、前記内釜収容部の上端と前記鍔部の下部との間をシールするシール部材が配設された、
炊飯器。 - 前記突出筒部は、前記内釜が前記炊飯器本体に設置されたときに、前記炊飯器本体の少なくとも側方において、前記炊飯器本体から上方に突出する、
請求項7記載の炊飯器。 - 加熱調理中、前記突出筒部の温度が、前記被収容筒部の温度よりも低い、
請求項6〜請求項8の何れか1項に記載の炊飯器。 - 前記蓋体が閉じられたときに、前記外蓋の内周面と前記突出筒部の外周面との間に放熱空間が形成される、
請求項6〜請求項9の何れか1項に記載の炊飯器。 - 前記放熱空間を当該炊飯器の外部に通気させる通気部が形成された、
請求項10記載の炊飯器。 - 前記通気部は、前記炊飯器本体と前記外蓋との間の隙間である、
請求項11記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
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JP2014253519A JP2016112214A (ja) | 2014-12-15 | 2014-12-15 | 内釜および炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016112214A true JP2016112214A (ja) | 2016-06-23 |
Family
ID=56140390
Family Applications (1)
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JP2014253519A Pending JP2016112214A (ja) | 2014-12-15 | 2014-12-15 | 内釜および炊飯器 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2014
- 2014-12-15 JP JP2014253519A patent/JP2016112214A/ja active Pending
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