JP2019063235A - 圧力式炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒンジ部の近傍部分の変形をより一層抑えることができる圧力式炊飯器を提供する。【解決手段】本発明に係る圧力式炊飯器は、炊飯器本体と、上方開口部から外方に突出するフランジ部を有する鍋と、鍋の外周面に対して隙間を空けて対向するように設けられた保護枠と、平面視において保護枠の上方開口部と炊飯器本体の上方開口部との間を覆うように設けられた上枠と、上枠の上方に配置されたヒンジ部と、ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部を中心として回動することにより、鍋の上方開口部を開閉自在に覆う蓋体と、ヒンジ部を補強するヒンジ補強部材とを備え、ヒンジ補強部材は、ヒンジ部に接続されるヒンジ接続部と、フランジ部の下面に直接又は間接的に接触して鍋を支持する鍋支持部と、ヒンジ部の下方から上枠に沿って鍋のフランジ部の下方まで延在し、ヒンジ接続部と鍋支持部とを連結する連結部とを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、鍋内を加圧状態にして炊飯を行う圧力式炊飯器に関する。
炊飯器は、一般に、鍋の上方開口部を開閉自在に覆う蓋体を備えている。通常、この蓋体の一端部は、ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、ヒンジ部を中心として回動することにより鍋の上方開口部を開閉自在に覆うように構成されている。
この構成では、蓋体が回動する際の遠心力により、ヒンジ部の近傍部分に大きな負荷がかかる。当該負荷によりヒンジ部の近傍部分が変形することが起こり得る。
このため、例えば、特許文献1(特開2006−25861号公報)に開示された炊飯器のように、ヒンジ部に金属製の補強板を設けて、ヒンジ部の近傍部分の変形を抑えるように構成された炊飯器が知られている。
特開2006−25861号公報
しかしながら、従来の構成を圧力式炊飯器に適用すると、ヒンジ部の近傍部分の変形を十分に抑えることができないことが起こり得る。従来の構成は、この観点において未だ改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、ヒンジ部の近傍部分の変形をより一層抑えることができる圧力式炊飯器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る圧力式炊飯器は、有底筒状の炊飯器本体と、
上方開口部から外方に突出するフランジ部を有する有底筒状の鍋と、
前記炊飯器本体の内部に設けられ、前記鍋の外周面に対して隙間を空けて対向するように設けられた有底筒状の保護枠と、
平面視において前記保護枠の上方開口部と前記炊飯器本体の上方開口部との間を覆うように設けられた上枠と、
前記上枠の上方に配置されたヒンジ部と、
前記ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部を中心として回動することにより、前記保護枠の内側に配置された前記鍋の上方開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
前記ヒンジ部に接続されたヒンジ補強部材と、
を備え、前記鍋内を加圧状態して炊飯を行う圧力式炊飯器であって、
前記ヒンジ補強部材は、
前記ヒンジ部に接続されるヒンジ接続部と、
前記フランジ部の下面に直接又は間接的に接触して前記鍋を支持する鍋支持部と、
前記ヒンジ部の下方から前記上枠に沿って前記フランジ部の下方まで延在し、前記ヒンジ接続部と前記鍋支持部とを連結する連結部と、
を備える、ように構成されている。
本発明に係る圧力式炊飯器によれば、ヒンジ部の近傍部分の変形をより一層抑えることができる。
本発明の実施形態に係る圧力式炊飯器を前方斜め上方から見た斜視図である。 図1の圧力式炊飯器の断面図である。 図1の圧力式炊飯器において蓋体及び鍋を取り外した状態を示す平面図である。 鍋収納部に関連する部品を後方斜め上方から見た斜視図である。 図4に示す部品から保護枠を取り外した状態を後方斜め下方から見た斜視図である。 図5に示す部品の分解斜視図である。 ヒンジ補強部材が上枠補強部材に取り付けられた状態を前方斜め上方から見た斜視図である。 ヒンジ補強部材を前方斜め上方から見た斜視図である。 ヒンジ補強部材を後方斜め上方から見た斜視図である。 炊飯工程中において、蓋体、鍋、及びヒンジ部にかかる上下方向の圧力を示す概略断面図である。 第1変形例に係るヒンジ補強部材を前方斜め上方から見た斜視図である。 第1変形例に係るヒンジ補強部材を後方斜め上方から見た斜視図である。 第2変形例に係るヒンジ補強部材を前方斜め上方から見た斜視図である。 第2変形例に係るヒンジ補強部材を後方斜め上方から見た斜視図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、ヒンジ部の近傍部分の変形をより一層抑えるために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
圧力式炊飯器は、鍋内を加圧状態にして炊飯を行うものである。圧力式炊飯器においては、鍋内の圧力が大気圧よりも高くなるため、鍋の上方に位置する蓋体の部分が持ち上げられるように強い圧力がかかる。このとき、蓋体が取り付けられるヒンジ部に上向きの力がかかり、ヒンジ部の近傍部分が変形し易くなる。
ヒンジ部の近傍部分の変形を抑えるためには、単純には、変形し得る部分に別途補強部材を設けることが考えられる。しかしながら、この場合、補強部材が大型化することになり、製造コストの増大の原因になり得る。また、補強部材を設置するために広いスペースが必要になるため、設計の自由度が制限されることになる。
一方、鍋内の圧力が大気圧よりも高くなると、鍋を押し下げる下向きの力も発生する。本発明者らは、鋭意検討した結果、ヒンジ部に接続されるヒンジ補強部材を、鍋のフランジ部の下方まで延伸させ、当該フランジ部の下面に直接又は間接的に接触させる構成を見出した。この構成によれば、鍋にかかる下向きの力をヒンジ補強部材で受け、当該ヒンジ補強部材を介して当該下向きの力をヒンジ部に作用させることで、ヒンジ部にかかる上向きの力を低減することができる。その結果、ヒンジ部の近傍部分の変形を抑えることができる。また、この構成によれば、補強部材の大型化を抑えることができ、補強部材の軽量化、構造の簡素化、製造コストの削減、設置スペースの低減による設計の自由度の向上等を図ることができる。この新規な知見に基づき、本発明者らは以下の発明に至った。
本発明の第1態様によれば、有底筒状の炊飯器本体と、
上方開口部から外方に突出するフランジ部を有する有底筒状の鍋と、
前記炊飯器本体の内部に設けられ、前記鍋の外周面に対して隙間を空けて対向するように設けられた有底筒状の保護枠と、
平面視において前記保護枠の上方開口部と前記炊飯器本体の上方開口部との間を覆うように設けられた上枠と、
前記上枠の上方に配置されたヒンジ部と、
前記ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部を中心として回動することにより、前記保護枠の内側に配置された前記鍋の上方開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
前記ヒンジ部に接続されたヒンジ補強部材と、
を備え、前記鍋内を加圧状態して炊飯を行う圧力式炊飯器であって、
前記ヒンジ補強部材は、
前記ヒンジ部に接続されるヒンジ接続部と、
前記フランジ部の下面に直接又は間接的に接触して前記鍋を支持する鍋支持部と、
前記ヒンジ部の下方から前記上枠に沿って前記フランジ部の下方まで延在し、前記ヒンジ接続部と前記鍋支持部とを連結する連結部と、
を備える、圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記ヒンジ補強部材は、複数の前記鍋支持部を備えている、第1態様に記載の圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記ヒンジ補強部材の鍋支持部と前記鍋のフランジ部との間に配置される弾性部材を更に備える、第1又は2態様に記載の圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記ヒンジ補強部材の鍋支持部は、前記鍋の荷重を面で受ける座面を有する、第1〜3態様のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第5態様によれば、前記ヒンジ補強部材の連結部は、前記ヒンジ部の下方から前記鍋のフランジ部の下方まで延在する断面U字状の梁部を有する、第1〜4態様のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第6態様によれば、前記上枠の下方に配置されて当該上枠を補強する上枠補強部材を更に備え、前記ヒンジ補強部材は、前記上枠補強部材に取り付けられている、第1〜5態様のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器を提供する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
また、以下では、説明の便宜上、「上」、「下」、「前」、「後」等の方向を示す用語を用いている。しかしながら、これらの用語は、本発明の圧力式炊飯器の使用状態等を限定することを意味するものではない。
《実施形態》
図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る圧力式炊飯器について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る圧力式炊飯器を前方斜め上方から見た斜視図である。図2は、図1の圧力式炊飯器の断面図である。本実施形態に係る圧力式炊飯器は、炊飯時に鍋内の圧力を大気圧以上の加圧状態(例えば、1.2気圧以上)にして炊飯する圧力式炊飯器である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る圧力式炊飯器は、有底筒状の炊飯器本体1と、炊飯器本体1の上方開口部を開閉自在に覆う蓋体2とを備えている。
蓋体2の上面には、炊飯コース、炊飯時間などの各種情報を表示する液晶ディスプレイなどの表示部3と、白米コースや玄米コース、白米(柔らかめ)コースなどの複数の炊飯コースの中から特定の炊飯コースを選択可能な操作部4とが設けられている。操作部4は、炊飯コースの選択の他、炊飯の開始、取り消し、予約などの実行を指示できるように、炊飯開始ボタンなどの複数のボタンで構成されている。ユーザは、表示部3の表示内容を参照しつつ、操作部4にて特定の炊飯コースを選択し、炊飯開始を指示することができる。
また、蓋体2の上面には、炊飯器本体1の内部に収納される鍋5内の空間と連通し、当該空間から発生する蒸気を外部に放出するための蒸気筒6が設けられている。鍋5には、米と水とを含む調理物が入れられる。
蓋体2は、図2に示すように、炊飯器本体1の上方後部(図2の左上側)に配置されたヒンジ部H1に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部H1を中心として回動することにより、鍋5の上方開口部を開閉自在に覆うように構成されている。蓋体2は、外蓋2Aと、当該外蓋2Aに対して着脱自在に取り付けられる内蓋2Bとを備えている。鍋5は、上方開口部から外方に突出するように設けられた環状のフランジ部5aを有している。蓋体2の内蓋2Bには、フランジ部5aに対応する位置に環状のパッキン7が設けられている。蓋体2が閉位置(図2に示す位置)に位置するとき、パッキン7によって鍋5のフランジ部5aと蓋体2の内蓋2Bとの隙間が塞がれる。
また、蓋体2は、炊飯器本体1の上方前部(図2の右上側)に係合可能に構成されている。蓋体2は、図1に示すように蓋体2の上方前部に設けられた開ボタン8が押圧されることで、炊飯器本体1の上方前部との係合が解除され、鍋5の上方開口部を開放するようにヒンジ部H1を中心として回動する。
蓋体2の内部には、蒸気筒6に繋がる連通路(図示せず)を開閉することにより、鍋5内の圧力を調整する圧力調整機構9が設けられている。圧力調整機構9については公知の構造であるので、ここでは説明を省略する。
炊飯器本体1の内部には、図2に示すように、鍋5を着脱自在に収納する有底筒状の鍋収納部10が形成されている。鍋収納部10は、保護枠(コイルベースともいう)11と上枠12とで構成されている。
保護枠11は、鍋5を収納する部分であり、鍋5の形状に対応して有底筒状に形成されている。また、保護枠11は、鍋5の外周面に対して隙間を空けて対向するように、鍋5よりも少し大きく形成されている。また、保護枠11は、耐熱性を有する樹脂で構成され、上枠12よりも高剛性を有する部材である。上枠12は、上枠補強部材13によって下方から補強されている。上枠補強部材13は、上枠12よりも剛性が高い金属材料で構成されている。上枠補強部材13は、上枠12の略全体を補強するように構成されている。
保護枠11の外周面には、鍋5の外周面と対向するように配置されて鍋5を誘導加熱する鍋加熱装置14が配置されている。鍋加熱装置14は、リング状の底内コイル14aと、リング状の底外コイル14bとを備えている。底内コイル14aは、保護枠11を介して鍋5の底部の中央部周囲に対向するように配置されている。底外コイル14bは、保護枠11を介して鍋5の側底部(コーナー部)と対向するように配置されている。
保護枠11の底部の中央部分には、開口部11bが設けられている。開口部11bには、鍋5の温度を測定するための鍋温度センサ15が、鍋収納部10に収納された鍋5の底部に当接可能に配置される。鍋5の温度は鍋5内の調理物の温度と略同じであるので、鍋温度センサ15が鍋5の温度を検知することで、鍋5内の調理物の温度を検知することができる。
炊飯器本体1と鍋収納部10とで囲まれた空間には、図2に示すように、鍋加熱装置14の加熱動作を制御する制御装置16が設けられている。制御装置16は、操作部4に入力された情報と鍋温度センサ15の検知温度とに基づいて、鍋加熱装置14の加熱量(通電率、加熱温度、加熱時間、又は加熱出力)を制御し、炊飯工程を行う。また、制御装置16は、別途設けられた計時部(図示せず)により炊飯工程中の各工程(予熱、昇温、沸騰維持、蒸らし)の所要時間も制御する。
図3は、本実施形態に係る圧力式炊飯器において蓋体2及び鍋5を取り外した状態を示す平面図である。
図3に示すように、上枠12は、環状に形成され、炊飯器本体1の上方開口部を形成する上端部1aから内方へ向かう平面を有するように形成されている。上枠12の内周部12aは、保護枠11の上端部11aに取り付けられている。すなわち、上枠12は、図3に示すように、平面視において保護枠11の上方開口部と炊飯器本体1の上方開口部との間を覆うように設けられている。
上枠12の内周部12aには、弾性部材の一例である複数の上枠キャップ17が互いに間隔を空けて取り付けられている。本実施形態においては、4つの上枠キャップ17が平面視において左右対称に配置されている。各上枠キャップ17は、弾性を有する樹脂材料で構成されている。
図4は、鍋収納部10に関連する部品を後方斜め上方から見た斜視図である。図5は、図4に示す部品から保護枠11を取り外した状態を後方斜め下方から見た斜視図である。図6は、図5に示す部品の分解斜視図である。
図4〜図6に示すように、各上枠キャップ17は、軸部17aと、軸部17aの一端部に接続され、軸部17aよりもサイズが大きい頭部17bとを備えている。各上枠キャップ17は、軸部17aが上枠12の内周部12aを貫通し、頭部17bが上枠12の内周部12aの上面に突出するように取り付けられる。各上枠キャップ17の頭部17bに鍋5のフランジ部5aが載置されることで、鍋5が懸架される。このとき、鍋5の底部は、保護枠11の内側底面とは接触せず、鍋温度センサ15に接触する。鍋5のフランジ部5aは、鍋5の上方開口部から外方に突出するように設けられている。
図5及び図6に示すように、上枠12の内周部12aの周囲には、複数のボス12bが下方に突出するように設けられている。本実施形態においては、6つのボス12bが分散して配置されている。上枠補強部材13には、複数のボス12bに対応する位置に貫通穴13aが設けられている。上枠12と上枠補強部材13とは、各ボス12bが貫通穴13aを貫通するように配置された状態で、ネジ等の複数の固定部材18によって互いに固定されている。また、上枠12と上枠補強部材13とは、各ボス12bが保護枠11に設けられた挿入穴(図示せず)に挿入されてネジ等の固定部材(図示せず)で固定されることで、保護枠11に取り付けられる。
図4に示すように、上枠12の上方後部(図4の左下側)には、ヒンジ部H1が配置されている。本実施形態において、ヒンジ部H1は、上枠12の上方後部から上方へ突出し、蓋体2に設けられたヒンジ軸2Cを回動自在に保持するように構成されている。ヒンジ部H1は、樹脂により上枠12と一体的に構成されている。なお、ヒンジ部H1は、上枠12と別体であってもよい。
ヒンジ部H1には、ヒンジ部H1を補強するヒンジ補強部材21が取り付けられている。ヒンジ補強部材21は、ヒンジ部H1よりも剛性が高い金属材料で構成されている。本実施形態において、ヒンジ補強部材21は、所定の形状に打ち抜き、切断等した金属板を複数回折り曲げ加工して構成されている。
図7は、ヒンジ補強部材21が上枠補強部材13に取り付けられた状態を前方斜め上方から見た斜視図である。図8Aは、ヒンジ補強部材21を前方斜め上方から見た斜視図である。図8Bは、ヒンジ補強部材21を後方斜め上方から見た斜視図である。
図7に示すように、ヒンジ補強部材21は、ネジ等の複数の固定部材19により上枠補強部材13に取り付けられている。上枠補強部材13が上枠12に取り付けられた際、ヒンジ補強部材21は、上枠補強部材13と上枠12との間に位置する。
ヒンジ補強部材21は、ヒンジ接続部22と、鍋支持部23と、連結部24とを備えている。
ヒンジ接続部22は、ヒンジ部H1に接続される部分である。ヒンジ接続部22は、縦板部22aと、縦板部22aを介して対向するように設けられ、ヒンジ軸2Cに係合するように構成された一対のフック部22bを有している。縦板部22aとフック部22bとは、接続部22cによって接続されている。縦板部22a及び接続部22cは、ヒンジ軸2Cに対して平行な鉛直面上に配置される。フック部22bは、ヒンジ軸2Cに対して直交する鉛直面上に配置される。接続部22cとフック部22bとは、一体に構成されている。
鍋支持部23は、フランジ部5aの下面に上枠キャップ17を介して間接的に接触して、鍋5を支持する部分である。本実施形態において、ヒンジ補強部材21は、2つの鍋支持部23を備えている。鍋支持部23は、箱状に形成され、鍋5の荷重を面で受ける座面23aを備えている。座面23aには、上枠キャップ17の軸部17aが挿入される切欠部23bが設けられている。
連結部24は、ヒンジ部H1の下方から上枠12に沿って鍋5のフランジ部5aの下方まで延在し、ヒンジ接続部22と鍋支持部23とを接続する部分である。連結部24は、上枠補強部材13に沿って取り付けられる横板部24aと、横板部24aを介して互いに横方向に対向する一対の縦板部24bとを備えている。一対の縦板部24bは、それぞれの前後方向の両端部がフック部22bと鍋支持部23の側壁23cとに接続されている。
図9は、炊飯工程中において、蓋体2、鍋5、及びヒンジ部H1にかかる上下方向の圧力を示す概略断面図である。なお、図9においては、蓋体2、鍋5のフランジ部5a、ヒンジ部H1、及びヒンジ補強部材21の位置関係の理解を容易にするため、点線DLを境界として切断面を異ならせている。また、蓋体2は、フレーム部分のみ図示し、全体の記載は省略している。
図9に示すように、炊飯工程中において、鍋5内には、鍋5の中心部から放射方向に、大気圧以上(例えば、2.0気圧)の圧力が発生する。このとき、鍋5の上部が開口しているので、鍋5の上方に位置する蓋体2の部分が持ち上げられるように強い圧力P1がかかる。これにより、蓋体2が取り付けられるヒンジ部H1に上向きの力P2がかかる。一方、鍋5には、押し下げられるように強い圧力P3がかかる。これにより、鍋5のフランジ部5aには、下向きの力P4がかかる。
本実施形態に係る圧力式炊飯器によれば、ヒンジ補強部材21が、鍋5のフランジ部5aの下方まで延在し、当該フランジ部5aの下面に上枠キャップ17を介して接触して鍋を支持する鍋支持部23を備えている。この構成によれば、鍋5のフランジ部5aにかかる下向きの力をヒンジ補強部材21で受け、当該ヒンジ補強部材21を介して当該下向きの力をヒンジ部H1に作用させることで、ヒンジ部H1にかかる上向きの力を低減することができる。その結果、ヒンジ部H1の近傍部分の変形を抑えることができる。また、この構成によれば、補強部材の大型化を抑えることができ、補強部材の軽量化、構造の簡素化、製造コストの削減、設置スペースの低減による設計の自由度の向上等を図ることができる。
また、本実施形態に係る圧力式炊飯器によれば、ヒンジ補強部材21は、複数の鍋支持部23を備えている。この構成によれば、ヒンジ補強部材21が鍋5のフランジ部5aの複数箇所で接触することで、1つの鍋支持部23にかかる負荷を低減することができる。
また、本実施形態に係る圧力式炊飯器によれば、ヒンジ補強部材21の鍋支持部23と鍋5のフランジ部5aとの間に配置される上枠キャップ17を備えている。この構成によれば、例えば、ヒンジ補強部材21の鍋支持部23と鍋5のフランジ部5aとが接触することによって金属の削り粉が発生するようなことを抑えることができる。
また、本実施形態に係る圧力式炊飯器によれば、ヒンジ補強部材21の鍋支持部23は、鍋5の荷重を面で受ける座面23aを有している。この構成によれば、鍋5の荷重を点又は線で受ける構成よりも、鍋支持部23にかかる負荷を分散させることができる。
また、本実施形態に係る圧力式炊飯器によれば、上枠12の下方に配置されて当該上枠12を補強する上枠補強部材13を備え、ヒンジ補強部材21は上枠補強部材13に取り付けられている。この構成によれば、上枠補強部材13によってヒンジ補強部材21の変形を抑えることができ、ヒンジ部H1の近傍部分の変形を一層抑えることができる。
なお、ヒンジ補強部材21において、ヒンジ接続部22と鍋支持部23との距離は小さいことが好ましい。これにより、ヒンジ補強部材21にかかるモーメント力を小さくすることができ、鍋5のフランジ部5aにかかる下向きの力P4を、より確実にヒンジ部H1に作用させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、ヒンジ補強部材21において、鍋支持部23の座面23aと連結部24の横板部24aとの間には上下方向に段差があるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10A及び図10Bに示すように、ヒンジ補強部材21の連結部24がヒンジ部H1の下方から鍋5のフランジ部5aの下方まで延在する断面U字状の梁部24cを有し、当該梁部24cの先端部が鍋支持部23の座面23aとして構成されてもよい。この構成によれば、ヒンジ補強部材21の変形を一層抑えることができる。
また、前記では、ヒンジ補強部材21の鍋支持部23は、座面23aの切欠部23bに挿入された上枠キャップ17を介して間接的に鍋5のフランジ部5aと接触するものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11A及び図11Bに示すように、鍋支持部23は、座面23a及び切欠部23bに代えて、梁部24cの先端部から上方向に突出する平板状の爪部23dを備え、当該爪部23dの上端部で鍋5のフランジ部5aと直接的に線接触するように構成されてもよい。この構成によれば、梁部24cの一部を折り曲げ加工するなどして、容易に爪部23dを形成することができる。
また、前記では、蓋体2がヒンジ軸2Cを備え、炊飯器本体1の上方後部に設けたヒンジ部H1がヒンジ軸2Cを回動自在に保持するように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ヒンジ部H1がヒンジ軸を備え、蓋体2が当該ヒンジ軸を回動自在に保持するように構成されてもよい。
本発明に係る圧力式炊飯器は、ヒンジ部の近傍部分の変形をより一層抑えることができるので、家庭用の炊飯器のみならず、業務用の炊飯器などにも有用である。
1 炊飯器本体
1a 上端部
2 蓋体
2A 外蓋
2B 内蓋
2C ヒンジ軸
3 表示部
4 操作部
5 鍋
5a フランジ部
6 蒸気筒
7 パッキン
8 開ボタン
9 圧力調整機構
10 鍋収納部
11 保護枠
11a 上端部
11b 開口部
12 上枠
12a 内周部
12b ボス
13 上枠補強部材
13a 貫通穴
14 鍋加熱装置
14a 底内コイル
14b 底外コイル
15 鍋温度センサ
16 制御装置
17 上枠キャップ
17a 軸部
17b 頭部
18,19 固定部材
21 ヒンジ補強部材
22 ヒンジ接続部
22a 縦板部
22b フック部
22c 接続部
23 鍋支持部
23a 座面
23b 切欠部
23c 側壁
23d 爪部
24 連結部
24a 横板部
24b 縦板部
24c 梁部

Claims (6)

  1. 有底筒状の炊飯器本体と、
    上方開口部から外方に突出するフランジ部を有する有底筒状の鍋と、
    前記炊飯器本体の内部に設けられ、前記鍋の外周面に対して隙間を空けて対向するように設けられた有底筒状の保護枠と、
    平面視において前記保護枠の上方開口部と前記炊飯器本体の上方開口部との間を覆うように設けられた上枠と、
    前記上枠の上方に配置されたヒンジ部と、
    前記ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部を中心として回動することにより、前記保護枠の内側に配置された前記鍋の上方開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
    前記ヒンジ部に接続されたヒンジ補強部材と、
    を備え、前記鍋内を加圧状態して炊飯を行う圧力式炊飯器であって、
    前記ヒンジ補強部材は、
    前記ヒンジ部に接続されるヒンジ接続部と、
    前記フランジ部の下面に直接又は間接的に接触して前記鍋を支持する鍋支持部と、
    前記ヒンジ部の下方から前記上枠に沿って前記フランジ部の下方まで延在し、前記ヒンジ接続部と前記鍋支持部とを連結する連結部と、
    を備える、圧力式炊飯器。
  2. 前記ヒンジ補強部材は、複数の前記鍋支持部を備えている、請求項1に記載の圧力式炊飯器。
  3. 前記ヒンジ補強部材の鍋支持部と前記鍋のフランジ部との間に配置される弾性部材を更に備える、請求項1又は2に記載の圧力式炊飯器。
  4. 前記ヒンジ補強部材の鍋支持部は、前記鍋の荷重を面で受ける座面を有する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器。
  5. 前記ヒンジ補強部材の連結部は、前記ヒンジ部の下方から前記鍋のフランジ部の下方まで延在する断面U字状の梁部を有する、請求項1〜4のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器。
  6. 前記上枠の下方に配置されて当該上枠を補強する上枠補強部材を更に備え、
    前記ヒンジ補強部材は、前記上枠補強部材に取り付けられている、
    請求項1〜5のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器。
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