JP2016111894A - 車両用交流発電機 - Google Patents

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佳典 橋本
Yoshinori Hashimoto
佳典 橋本
幹男 増野
Mikio Masuno
幹男 増野
貢一 秋田
Koichi Akita
貢一 秋田
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/24Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors
    • H02K1/243Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors of the claw-pole type

Abstract

【課題】製造コストの増加を抑えつつピッチノイズを低減し得るようにした車両用交流発電機を提供する。【解決手段】車両用交流発電機1は、固定子20と、ランデル型コア31及び界磁巻線37を有する回転子30と、ランデル型コア31の軸方向端面に固定されて回転子30の回転に伴って冷却風を発生させる第1及び第2冷却ファン40,45と、第2冷却ファン40とランデル型コア31の間に配置されて冷却風の整流を行うファンベース50とを備える。ランデル型コア31は、軸方向端面の外周部に周方向に距離を隔てて形成された複数のU字隙間36を有する。ファンベース50は、周方向に交互に配置された複数の大径部53a〜53cと小径部54a〜54cとを有し、小径部54a〜54cのうちの少なくとも1箇所がU字隙間36と軸方向に対向するように配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車やトラック等に搭載される車両用交流発電機に関する。
従来の車両用交流発電機として、電機子巻線が巻装された固定子と、固定子の内周側に対向して配置されたランデル型コア、及びランデル型コアに巻装された界磁巻線を有する回転子と、を備えたものが一般に知られている。ここで用いられるランデル型コアは、フロント側及びリア側の異なる磁極の一組のポールコアを組み合わせて構成されている。各ポールコアは、シャフトの外周に嵌合固定される円筒状のボス部と、ボス部の一方の軸方向端面から径方向に延びるディスク部と、ディスク部の外周部から軸方向に沿ってボス部側に延びる複数の爪状磁極部とにより構成されている。
そして、例えば、特許文献1には、電機子巻線や界磁巻線に発生する熱を冷却するために、ランデル型コアの軸方向端面に固定されて回転子の回転に伴って冷却風を発生させる冷却ファンと、冷却ファンとランデル型コアの間に配置されて冷却風の整流を行うファンベースと、を備えたものが開示されている。
特開2006−14516号公報
ところで、上記の車両用交流発電機に用いられる回転子のランデル型コアは、ディスク部の軸方向端面の外周部において、隣接する爪状磁極部の間部分にU字隙間が周方向に等角度間隔に形成されている。そのため、シャフトと共に回転子が回転する際に、U字隙間を有するディスク部がファン機能を発揮し、ランデル型コアの軸方向端面に配置されたファンベースが更にそのファン効果を高める。このとき、ファンベースは、軸方向に送風される冷却風の整流作用を行って冷却風を増加させることから、特定の周波数の音レベル(爪状磁極部によるピッチノイズ)が大きくなる。よって、感性品質を低下させることとなる。
このピッチノイズの対応策として、ランデル型コアの爪状磁極部の配置間隔を不等にする構造が考えられる。しかし、この場合には、異なる磁極のポールコアにおいて周方向に隣接する爪状磁極部間に形成される周方向隙間が不均一になるため、周方向隙間が狭い箇所では磁束漏れが発生するので、発電に寄与する有効磁束が低下して出力低下に至るという問題がある。また、これを解決しようとすると、ランデル型コアの組み付けの際に、異なる磁極のポールコアの爪状磁極部を位置決めする必要があるため、工数増加に伴い製造コストの増加を招くという新たな問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、製造コストの増加を抑えつつピッチノイズを低減し得るようにした車両用交流発電機を提供することを解決すべき課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
電機子巻線(22)が巻装された固定子(20)と、前記固定子の内周側に対向して配置されたランデル型コア(31)、及び前記ランデル型コアに巻装された界磁巻線(37)を有する回転子(30)と、前記ランデル型コアの軸方向端面に固定されて前記回転子の回転に伴って冷却風を発生させる第1及び第2冷却ファン(40,45)と、前記第2冷却ファンと前記ランデル型コアの間に配置されて前記冷却風の整流を行うファンベース(50)と、を備える車両用交流発電機において、
前記ランデル型コアは、軸方向端面の外周部に周方向に距離を隔てて形成された複数のU字隙間(36)を有し、
前記ファンベースは、周方向に交互に配置された複数の大径部(53a〜53c)と小径部(54a〜54c)とを有し、少なくとも1箇所の前記小径部が前記U字隙間と軸方向に対向するように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ランデル型コアは、軸方向端面の外周部に周方向に距離を隔てて形成された複数のU字隙間を有し、ファンベースは、周方向に交互に配置された複数の大径部と小径部とを有し、少なくとも1箇所の小径部がU字隙間と軸方向に対向するように配置されている。即ち、ファンベースの小径部とランデル型コアのU字隙間が対向して配置されている箇所では、U字隙間の径方向内方側部分だけがファンベースの小径部と対向し、U字隙間の径方向外方側部分は開放部となっている。これにより、回転子の回転に伴って冷却ファンから当該U字隙間に向かって軸方向に送風される冷却風は、ファンベースによる整流作用が抑制される。つまり、この部分のU字隙間を有するディスク部のファン機能を低下させることができる。したがって、本発明によれば、ファンベースによる整流作用を抑制された箇所が周方向に不均一に配置されているので、ピッチノイズを低減することができる。また、ランデル型コアの爪状磁極部を等角度間隔で配置する構造を維持することができるので、上記の磁束漏れの発生や製造コストの増加という新たな課題も生じない。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載された各部材や部位の後の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的な部材や部位との対応関係を示すものであり、特許請求の範囲に記載された各請求項の構成に何ら影響を及ぼすものではない。
実施形態1に係る車両用交流発電機の一部を断面で示す正面図である。 実施形態1において回転子に固定されたファンベース及び冷却ファンを軸方向リア側から見た正面図である。 実施形態1に係るポールコアの軸方向リア側から見た正面図である。 実施形態1に係るファンベースの正面図である。
以下、本発明に係る回転電機の実施形態について図1〜図4を参照して具体的に説明する。
〔実施形態1〕
本実施形態に係る車両用交流発電機1は、図1に示すように、ハウジング10と、電機子として働く固定子20と、固定子20の内周側に対向して配置されたランデル型コア31及び界磁巻線37を有し界磁として働く回転子30と、ランデル型コア31の軸方向端面に固定されて回転子30の回転に伴って冷却風を発生させる第1及び第2冷却ファン45,40と、第2冷却ファン40とランデル型コア31の間に配置されて冷却風の整流を行うファンベース50と、交流電力を直流電力に変換する整流器15等を含んで構成されている。
ハウジング10は、一端が開口した有底円筒状のフロントハウジング10a及びリアハウジング10bが開口部同士で接合されて、概ね円筒状に形成されている。フロントハウジング10aの軸方向前端面(図1の左側端面)及びリアハウジング10bの軸方向後端面(図1の右側端面)には、外部からハウジング10内に冷却風を吸入する吸入孔11a、11bがそれぞれ設けられている。また、フロントハウジング10a及びリアハウジング10bには、固定子コア21の軸方向両端から突出した電機子巻線22のコイルエンド部22bに対向した部分に冷却風の吐出孔12a,12bがそれぞれ設けられている。
固定子20は、周方向に配列された複数のスロット(図示せず)を有する固定子コア21と、固定子コア21のスロットに所定の状態に巻装された電機子巻線22と、を備えている。この固定子20は、フロントハウジング10a及びリアハウジング10b間で挟持されたり、フロントハウジング10aにボルト締結されるなどにより固定されており、回転子30の外周側に所定のエアギャップを介して配置されている。
回転子30は、図1に示すように、フロントハウジング10a及びリアハウジング10bに一対の軸受け14を介して回転可能に支持されたシャフト13と一体になって回転するもので、ランデル型コア31と、ランデル型コア31に巻装された界磁巻線37とを備えている。なお、シャフト13の前端部(図1の左側端部)には、自動車に搭載された走行用のエンジンに図示しないベルト等を介して連結されたプーリ16が固定されている。
ランデル型コア31は、フロント側及びリア側の一組のポールコア32a,32bを組み合わせて構成されている。各ポールコア32a,32bは、シャフト13の外周に嵌合固定された円筒状のボス部33と、ボス部33の一方の軸方向端面から径方向に延びるディスク部34と、ディスク部34の外周部から軸方向に沿ってボス部33側に延びる複数(本実施形態では8個)の爪状磁極部35とにより構成されている。ポールコア32a,32bのディスク部34側の軸方向端面の外周部には、図3に示すように、周方向に隣接する爪状磁極部35の間部分にU字隙間36が形成されている。本実施形態の場合、8個のU字隙間36が周方向に等角度間隔に形成されている。
各ポールコア32a,32bは、それぞれの爪状磁極部35を互い違いに向かい合わせた状態で、絶縁処理された銅線を円筒状かつ同心状に巻回して構成された界磁巻線37を軸方向両側から挟み込むようにして組み付けられている。これにより、界磁巻線37は、各ポールコア32a,32bのボス部33の外周面に巻装されている。本実施形態のランデル型コア31は、各ポールコア32a,32bがそれぞれ8個の爪状磁極部35を有するので、16極の磁極が形成されている。
フロント側のポールコア32aの前端面には、回転子30の回転に伴ってフロント側の吸入孔11aから吸い込んだ冷却風を軸方向及び径方向に吐き出すための第1冷却ファン45が溶接等により固着されている。また、リア側のポールコア32bの後端面には、回転子30の回転に伴ってリア側の吸入孔11bから吸い込んだ冷却風を径方向に送風するための第2冷却ファン40が溶接により固着されている。
第2冷却ファン40は、図2に示すように、放射方向に延びる複数の支持部41と、各支持部41に支持されて周方向に距離を隔てて配置された複数のファンブレード42とを有する。本実施形態の場合、支持部41とファンブレード42が11個ずつ設けられている。ファンブレード42の形状や大きさ(面積)は、変則的に不等にされており、これにより、特定周波数の風切り音の発生が防止されている。11箇所の支持部41のうちの8箇所(複数箇所)の支持部41には、第2冷却ファン40をリア側のポールコア32bの後端面に固着する溶接部43が設けられている。溶接部43を有しない残りの3箇所の支持部41には、補強リブ44が設けられている。なお、第2冷却ファン40のファンブレード42の枚数は、通常、騒音が特定の周波数域に集中するのを回避するために、各ポールコア32a,32bの爪状磁極部35の個数と異なるようにされる。
ファンベース50は、図4に示すように、概ね円環状の所定形状に形成された金属板よりなる。ファンベース50の中央部には、シャフト13が挿入される貫通した開口部51が形成されている。この開口部51の縁部の4箇所には、シャフト13の外周面に設けられた保持部材17(図2)に係止される係止部52が形成されている。
そして、ファンベース50は、外径寸法が小さい第1〜第3小径部54a〜54cと、第1〜第3小径部54a〜54cよりも外径寸法が大きくされて大径となった第1〜第3大径部53a〜53cが周方向に交互に設けられている。第1〜第3大径部53a〜53cは、所定の角度範囲の周方向幅を有するように形成されて、周方向に不等ピッチで配置されている。本実施形態の場合には、第1大径部53aと第2大径部53bの角度間隔、及び第2大径部53bと第3大径部53cの角度間隔は90°程度とされ、第3大径部53cと第1大径部53aの角度間隔は180°程度とされている。
なお、第1〜第3大径部53a〜53cの最大外径は、ランデル型コア31の外径よりも小さくされている。これにより、ポールコア32a,32bのディスク部34のファン効果を抑制して騒音低減効果が得られるようされている。また、このファンベース50には、第2冷却ファン40の8箇所に設けられた溶接部43と対応する部位に軸方向に貫通する8個の貫通孔55が設けられている。貫通孔55は、溶接部43よりも大径の円形に形成されている。
ファンベース50は、リア側のポールコア32bと第2冷却ファン40の間に挟持された状態で、第2冷却ファン40の溶接部43がポールコア32bに溶接で固着されていることによって、ポールコア32bと第2冷却ファン40の間に保持・固定されている。このとき、ファンベース50は、第1〜第3小径部54a〜54cのうち少なくとも1箇所がリア側のポールコア32bのU字隙間36と軸方向に対向するように配置されている。
本実施形態の場合には、図2に示すように、第1〜第3小径部54a〜54cの全てが何れかのU字隙間36と軸方向に対向するようにされている。即ち、第1〜第3小径部54a〜54cと対向する当該U字隙間36は、径方向内方側部分だけがファンベース50と対向し、当該U字隙間36の径方向外方側部分は開放部となっている。これにより、当該U字隙間36からファンベース50に向かって軸方向に送風される冷却風は、ファンベース50による整流作用が抑制される。本実施形態のファンベース50は、上記のように整流作用を抑制された箇所が周方向に不均一に配置されている。
また、ファンベース50の第1〜第3大径部53a〜53cは、第2冷却ファン40の溶接部43が設けられていない支持部41に支持されたファンブレード42と対応する位置に配置されている。この場合、溶接部43が設けられていない支持部41に支持されたファンブレード42は、溶接部43が設けられている支持部41に支持されたファンブレード42に比べ遠心強度が小さい。そのため、本実施形態では、支持部41に設けられた補強リブ44に加えて、ファンベース50の第1〜第3大径部53a〜53cで更に補強するようにされている。
上記のように、第2冷却ファン40及びファンベース50が取り付けられたシャフト13のリア側端部には、界磁巻線37の両端に電気的に接続されたスリップリング18が形成されており、これらのスリップリング18を介してブラシ装置19から界磁巻線37に対して給電が行われるようになっている。
上述した構成を有する車両用交流発電機1は、ベルト等を介してプーリ16にエンジンからの回転力が伝えられると、回転子30がシャフト13と共に所定方向に回転する。この状態で、スリップリング18を介してブラシ装置19から回転子30の界磁巻線37に励磁電圧を印加することにより、ポールコア32a、32bのそれぞれの爪状磁極部35が励磁されて、回転子30の回転周方向に沿って交互にNS磁極が形成される。これにより、電機子巻線22に三相交流電圧を発生させることができ、整流器15の出力端子から所定の直流電流を取り出すことができる。
また、上記のように車両用交流発電機1が作動してシャフト13と共に回転子30が回転すると、第1及び第2冷却ファン40,45も同時に回転して、図1に示すように冷却風を発生させる。このとき、第1冷却ファン45は、フロント側の吸入孔11aから吸い込んだ冷却風を軸方向及び径方向に送風する。第1冷却ファン45により径方向に送風される冷却風は、電機子巻線22のフロント側のコイルエンド部を冷却して吐出孔12aから吐き出される。軸方向への送風は、第1冷却ファン45の羽根のいくつかを溶接配置しているディスク部34の端面に対し90度以下に傾斜させて冷却風を押し込むようにしてもよいし、第1冷却ファン45の羽根を傾斜させず90度とし、ファン機能を第2冷却ファン40及び第2冷却ファン40側のディスク部34間のU字隙間36よりも小さく設定してもよい。
また、第1冷却ファン45側から軸方向に送風される冷却風は、ランデル型コア31の周方向に隣接する爪状磁極部35間に形成された各U字隙間36を流通して、界磁巻線37を冷却する。その後、軸方向に送風される冷却風は、ファンベース50に当たって径方向に整流され、電機子巻線22のリア側のコイルエンド部を冷却して吐出孔12bから吐き出される。本実施形態では、ファンベース50の第1〜第3小径部54a〜54cが何れかのU字隙間36と軸方向に対向するようにされているため、当該U字隙間36からファンベース50に向かって軸方向に送風される冷却風は、ファンベース50による整流作用が抑制される。これにより、ファンベース50による整流作用を抑制された箇所が周方向に不均一に配置されているので、ピッチノイズが効果的に低減される。
また、第2冷却ファン40は、リア側の吸入孔11bから吸い込んだ冷却風を径方向に送風する。これにより、径方向に送風される冷却風は、電機子巻線22のリア側のコイルエンド部を冷却して吐出孔12bから吐き出される。以上のようにして、車両用交流発電機1の作動中にハウジング10内に発生する熱は、第1及び第2冷却ファン40,45やファンベース50によって冷却される。
以上のように構成された本実施形態の車両用交流発電機1によれば、ファンベース50の第1〜第3小径部54a〜54cのうち少なくとも1箇所が、U字隙間36と軸方向に対向するように配置されている。これにより、ファンベース50による整流作用を抑制された箇所が周方向に不均一に配置されているので、ピッチノイズを効果的に低減することができる。また、ランデル型コア31の爪状磁極部35を等角度間隔で配置する構造を維持することができるので、磁束漏れの発生や製造コストの増加を抑えることができる。
また、本実施形態では、ファンベース50の第1〜第3大径部53a〜53cは、周方向に不等ピッチで配置されているので、騒音が特定の周波数域に集中するのを防止することができる。
また、本実施形態では、ファンベース50は、リア側のポールコア32bと第2冷却ファン40の間に挟持された状態で、第2冷却ファン40の溶接部43がポールコア32bに溶接で固着されていることによって、ポールコア32bと第2冷却ファン40の間に保持・固定されている。これにより、コストの増大を抑えつつ、ファンベース50の固定の信頼性を確保することができる。
また、本実施形態では、ファンベース50は、第2冷却ファン40とランデル型コア31が溶接される部位に軸方向に貫通する貫通孔55を有する。簡単な構造で、コストの増大を抑えつつ、ファンベース50のより確実な固定の信頼性を確保することができる。
また、本実施形態では、ファンベース50の第1〜第3大径部53a〜53cは、第2冷却ファン40の溶接部43が設けられていない支持部41に支持されたファンブレード42と対応する位置に配置されている。これにより、第2冷却ファン40の溶接部43が設けられていない支持部41に支持されたファンブレード42の遠心強度を増大させることができる。
また、本実施形態では、ファンベース50の第1〜第3大径部53a〜53cの最大外径は、ランデル型コア31(ポールコア32a,32b)の外径よりも小さくされている。これにより、ポールコア32a,32bのディスク部34のファン効果を抑制して、騒音低減効果を得ることができる。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態1に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、上記の実施形態1のファンベース50は、3個の第1〜第3大径部53a〜53cは、2カ所を90度の角度間隔とし、1カ所を180度の角度間隔としたが、すべて異なる角度間隔とすれば、さらにピッチノイズの十分な低減効果を得ることができる。また、大径部と小径部の個数は、2以上の任意の個数を選択することができる。
1…車両用交流発電機、 20…固定子、 22…電機子巻線、 30…回転子、 31…ランデル型コア、 36…U字隙間、 37…界磁巻線、 40…第2冷却ファン、 41…支持部、 42…ファンブレード、 43…溶接部、 45…第1冷却ファン、 50…ファンベース、 53a〜53c…大径部、 54a〜54c…小径部、 55…貫通孔。

Claims (6)

  1. 電機子巻線(22)が巻装された固定子(20)と、前記固定子の内周側に対向して配置されたランデル型コア(31)、及び前記ランデル型コアに巻装された界磁巻線(37)を有する回転子(30)と、前記ランデル型コアの軸方向端面に固定されて前記回転子の回転に伴って冷却風を発生させる第1及び第2冷却ファン(40,45)と、前記第2冷却ファンと前記ランデル型コアの間に配置されて前記冷却風の整流を行うファンベース(50)と、を備える車両用交流発電機において、
    前記ランデル型コアは、軸方向端面の外周部に周方向に距離を隔てて形成された複数のU字隙間(36)を有し、
    前記ファンベースは、周方向に交互に配置された複数の大径部(53a〜53c)と小径部(54a〜54c)とを有し、少なくとも1箇所の前記小径部が前記U字隙間と軸方向に対向するように配置されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 前記大径部は、周方向に不等ピッチで配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用交流発電機。
  3. 前記ファンベースは、前記ランデル型コアと前記第2冷却ファンの間に挟持された状態で前記第2冷却ファンが前記ランデル型コアに溶接で固着されていることによって、前記ランデル型コアと前記第2冷却ファンの間に保持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用交流発電機。
  4. 前記ファンベースは、前記第2冷却ファンと前記ランデル型コアが溶接される部位に軸方向に貫通する貫通孔(55)を有することを特徴とする請求項3に記載の車両用交流発電機。
  5. 前記第2冷却ファンは、放射方向に延びる複数の支持部(41)と、各前記支持部に支持されて周方向に距離を隔てて配置された複数のファンブレード(42)とを有するとともに、前記支持部の複数箇所に前記ランデル型コアと溶接される溶接部(43)が設けられ、
    前記大径部は、前記溶接部が設けられていない前記支持部に支持された前記ファンブレードと対応する位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用交流発電機。
  6. 前記ファンベースの最大外径は、前記ランデル型コアの外径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の車両用交流発電機。
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