JP2016110588A - ヒンジ機構及び電子機器 - Google Patents

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森野 貴之
Takayuki Morino
貴之 森野
文武 溝口
Fumitake Mizoguchi
文武 溝口
義治 内山
Yoshiji Uchiyama
義治 内山
森 茂樹
Shigeki Mori
森  茂樹
恒徳 柳澤
Tsunenori Yanagisawa
恒徳 柳澤
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Abstract

【課題】2つの筐体の端部同士の位置ずれ量をその回動角度位置に応じて変化させることができ、例えば一方の筐体の端部に設けられたサブデバイスを有効に機能させることができるヒンジ機構及び該ヒンジ機構を備える電子機器を提供する。【解決手段】電子機器10は、ディスプレイ筐体14に固定される第1軸24と本体筐体16に固定される第2軸26とを備え、ディスプレイ筐体14と本体筐体16との間を0度位置から180度位置を経て360度位置まで回動可能に連結するヒンジ機構12を備える。ヒンジ機構12は、ディスプレイ筐体14側の第1軸24と一体的に同軸で設けられる第1かさ歯車30と、本体筐体16側の第2軸26と一体的に同軸で設けられる第2かさ歯車31とを備え、第1かさ歯車30と第2かさ歯車31とは、異なる回転角度で同期して反対方向に回転するように構成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、2つの筐体間を回動可能に連結するヒンジ機構及び該ヒンジ機構を備える電子機器に関する。
近年、タッチパネル式の液晶ディスプレイを有し、物理的なキーボードを持たないタブレット型パーソナルコンピュータ(タブレット型PC)が急速に普及している。タブレット型PCは、持ち運びが容易で入力作業もタッチパネルによって容易に行うことができる。
しかしながら、タブレット型PCは物理的なキーボードを持たないため、例えば長文の入力作業等に支障を生じる場合がある。そこで、ディスプレイを有するディスプレイ筐体をキーボードを有する本体筐体に対して閉じた0度位置から、180度を経て360度まで回動可能としたコンバーチブルタブレット型パーソナルコンピュータ(コンバーチブル型PC)が提案されている(例えば特許文献1参照)。コンバーチブル型PCでは、通常のノートブック型パーソナルコンピュータ(ノート型PC)とタブレット型PCの2通りの使用方法が可能であるため利便性が高い。
このように2つの筐体間を0度位置から360度位置まで回動可能に連結した電子機器としては、コンバーチブル型PC以外にも各種機器が提案されている。例えば特許文献2には、2つの筐体間を回動可能に連結するヒンジ機構に同期回転する歯車機構を用いることにより、2つの筐体を容易に且つ安定して開閉可能とした撮像装置及び携帯電話装置が開示されている。
特開2013−155874号公報 特開2005−23955号公報
ところで、一般的なノート型PCや2つ折り型の携帯電話装置におけるディスプレイ筐体の上部には、無線通信のためのアンテナモジュールや背面に臨むカメラモジュール等のサブデバイスが搭載される場合がある。
ところが、従来技術に係るコンバーチブル型PCや携帯電話装置等では、ディスプレイ筐体を360度まで回動させた際、ディスプレイ筐体と本体筐体とが背中合わせに重なった状態となる。このため、ディスプレイ筐体にサブデバイスが搭載されている場合、このサブデバイスがタブレット型PCでの使用時には本体筐体によって覆われる。そうすると、サブデバイスがアンテナモジュールの場合には本体筐体内の金属部材等によってその送受信感度が低下し、サブデバイスがカメラモジュールの場合には撮影不能となる可能性がある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、2つの筐体の端部同士の位置ずれ量をその回動角度位置に応じて変化させることができ、例えば一方の筐体の端部に設けられたサブデバイスを有効に機能させることができるヒンジ機構及び該ヒンジ機構を備える電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るヒンジ機構は、第1の筐体に固定される第1軸と第2の筐体に固定される第2軸とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体との間を、各筐体の表面同士が対面する0度位置から各筐体の表面がそれぞれ同一方向を向いて互いに平行する180度位置を経て、各筐体の背面同士が対面する360度位置まで回動可能に連結するヒンジ機構であって、前記第1軸と一体的に同軸で設けられる第1歯車と、前記第2軸と一体的に同軸で設けられる第2歯車とを備え、前記第1歯車と前記第2歯車とは、異なる回転角度で同期して反対方向に回転するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る電子機器は、上記構成のヒンジ機構を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、第1の筐体側の第1軸に設けられる第1歯車と、第2の筐体側の第2軸に設けられる第2歯車とが、異なる回転角度で同期して反対方向に回転するため、例えば0度位置で互いの端部同士が一致又は位置ずれしている2つの筐体を360度位置へと回動させた際に、互いの端部同士を位置ずれ又は一致させることができる。すなわち、2つの筐体の端部同士の位置ずれ量がその回動角度位置に応じて変化する。これにより、例えばヒンジ機構を備えた電子機器において、第1の筐体の一端部にアンテナモジュールやカメラモジュール等のサブデバイスを搭載している場合、このサブデバイスが当該電子機器の使用が想定される90度位置から360度位置の間となる角度位置で第2の筐体によって覆われることを回避して有効に機能させることができる。
前記第1歯車及び前記第2歯車は、モジュールが同一で歯数が異なると、簡素な構成で第1歯車と第2歯車とを異なる回転角度で同期して反対方向に回転するように構成することができる。
前記第1歯車と前記第2歯車との間で回転を伝達する中間歯車体を備えてもよい。そうすると、例えばコンバーチブル型PCや携帯電話装置のようにヒンジ機構を搭載するスペースが限られた電子機器であっても、第1歯車と第2歯車の回転を容易に同期させることができる。
前記第1歯車及び前記第2歯車は、かさ歯車であり、前記中間歯車体は、前記第1歯車に噛合う第1中間かさ歯車と、前記第2歯車に噛合う第2中間かさ歯車と、該第1中間かさ歯車及び該第2中間かさ歯車を同軸で連結する連結軸とを有する構成であってもよい。
前記第1歯車及び前記第2歯車は、平歯車であり、前記中間歯車体は少なくとも、前記第1歯車に噛合う第1中間平歯車と、該第1中間平歯車及び前記第2歯車に噛合う第2中間平歯車とを有する構成であってもよい。
前記第1歯車及び前記第2歯車は、モジュールが同一且つ歯数が同一であり、前記第1歯車と前記第2歯車との間で回転速度を変化させて回転を伝達する減速歯車体を備える構成であってもよい。これにより、第1軸側の第1歯車と第2軸側の第2歯車とを同歯数で構成した場合であっても、減速歯車体によって互いの回転を同期させると同時に回転角度を異ならせることができる。
前記第1軸及び前記第2軸を回転可能に軸支するヒンジ筐体を備え、前記中間歯車体又は前記減速歯車体は、前記ヒンジ筐体の内部で回転可能に支持されていてもよい。
上記電子機器において、前記第1の筐体は、表面にディスプレイを有するディスプレイ筐体であり、前記第2の筐体は、表面に入力手段を有する本体筐体であり、前記ヒンジ機構は、前記ディスプレイ筐体の一端部と前記本体筐体の一端部との間を回動可能に連結する構成であってもよい。
この場合、前記0度位置の状態よりも前記360度位置の状態で、前記ディスプレイ筐体の前記ヒンジ機構が連結された一端部及び該一端部とは反対側の開放端部と、前記本体筐体の前記ヒンジ機構が連結された一端部及び該一端部とは反対側の開放端部との間の位置ずれ量が大きいと、0度位置の閉じ形態での外観品質を高めることができ、その形態での収納性や持ち運び性が向上する。
また、前記ディスプレイ筐体及び前記本体筐体の少なくとも一方の前記一端部又は前記開放端部にサブデバイスを設けると、このサブデバイスを各回動角度位置で良好に機能させることができる。
この場合、前記第2歯車が前記第1歯車よりも大きな回転角度で回転するように構成されており、前記360度位置では、前記ディスプレイ筐体の開放端部が前記本体筐体の開放端部よりも突出した状態となるものであり、該ディスプレイ筐体の開放端部の該突出する部分に前記サブデバイスが設けられていてもよい。
本発明によれば、例えば電子機器の2つの筐体の端部同士の位置ずれ量がその回動角度位置に応じて変化する。これにより、例えば第1の筐体の一端部にアンテナモジュールやカメラモジュール等のサブデバイスを搭載している場合、このサブデバイスが当該電子機器の使用が想定される90度位置から360度位置の間となる角度位置で第2の筐体によって覆われることを回避して有効に機能させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るヒンジ機構を備える電子機器の斜視図である。 図2は、図1に示す電子機器のディスプレイ筐体を本体筐体に対して閉じた状態での側面図である。 図3は、図2に示す状態からディスプレイ筐体を開いて本体筐体と略直交させたノート型PCでの使用形態の一例を示す側面図である。 図4は、図3に示す状態からディスプレイ筐体を開き方向に回動させて180度位置とした状態での側面図である。 図5は、図4に示す状態からディスプレイ筐体を開き方向に回動させて270度位置とした状態での側面図である。 図6は、図5に示す状態からディスプレイ筐体を開き方向に回動させて360度位置としたタブレット型PCでの使用形態の一例を示す側面図である。 図7は、ヒンジ機構を用いたディスプレイ筐体の本体筐体に対する回動動作を模式的に示す動作説明図であり、図7(A)は、0度位置を示す図であり、図7(B)は、90度位置を示す図であり、図7(C)は、180度位置を示す図である。 図8は、図7に示すヒンジ機構を用いたディスプレイ筐体の本体筐体に対する回動動作を模式的に示す動作説明図であり、図8(A)は、270度位置を示す図であり、図8(B)は、310度位置を示す図であり、図8(C)は、360度位置を示す図である。 図9は、第1変形例に係るヒンジ機構の構成を模式的に示す説明図である。 図10は、第2変形例に係るヒンジ機構の構成を模式的に示す説明図である。 図11は、第3変形例に係るヒンジ機構の構成を模式的に示す説明図である。 図12は、第4変形例に係るヒンジ機構の構成を模式的に示す説明図であり、図12(A)は、0度位置での状態を示し、図12(B)は、360度位置での状態を示している。 図13は、第5変形例に係るヒンジ機構の構成を模式的に示す説明図であり、図13(A)は、0度位置での状態を示し、図13(B)は、360度位置での状態を示している。
以下、本発明に係るヒンジ機構について、このヒンジ機構を備える電子機器との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るヒンジ機構12を備える電子機器10の斜視図であり、ヒンジ機構12によってディスプレイ筐体14を本体筐体16から開いて略直交させたノート型PCでの使用形態を示している。図2〜図6は、図1に示す電子機器10のディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して0度位置から360度位置まで回動させた場合の各角度位置での側面図である。
電子機器10は、ディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して90度前後の角度位置に回動させた状態ではノート型PCとして好適に使用でき(図1及び図3参照)、ディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して360度位置まで回動させた状態ではタブレット型PCとして好適に使用できる(図6参照)、いわゆるコンバーチブル型PCである。本発明は、このようなコンバーチブル型PC以外、例えば携帯電話、両開き2画面構造の電子ブックリーダー、スマートフォン又は電子手帳等、2つの筐体を0度位置から360度位置まで回動させる電子機器であれば好適に適用できる。
以下、図1に示すノート型PCでの使用形態を基準とし、ディスプレイ筐体14の前面14aに設けられたディスプレイ18を視認しながら本体筐体16の上面16aに設けられたタッチパッド19やキーボード20を操作する使用者から見た方向で、手前側を前側(前方)、奥側を後側(後方)と呼び、本体筐体16の厚み方向を上下方向、幅方向を左右方向と呼んで説明する。
また、説明の便宜上、ヒンジ機構12による本体筐体16とディスプレイ筐体14の角度位置について、ディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して完全に閉じた状態とし、ディスプレイ18が本体筐体16の上面16aに対面した姿勢を0度位置(図2参照)と呼び、この0度位置を基準として、ディスプレイ筐体14を回動させながら開く方向で角度を刻みながら説明する。例えばディスプレイ筐体14と本体筐体16とが略直交した姿勢を90度位置(図1及び図3参照)と呼び、ディスプレイ18と本体筐体16の上面16aが同一方向(上方)を向いて互いに平行した姿勢を180度位置(図4参照)と呼ぶ。さらに、ディスプレイ筐体14が本体筐体16の下面(背面)16b側で略直交した姿勢を270度位置(図5参照)と呼び、ディスプレイ筐体14の背面14bと本体筐体16の下面16bとが対面した姿勢を360度位置(図6参照)と呼ぶ。なお、0度位置、90度位置、180度位置、270度位置及び360度位置については、本体筐体16、ディスプレイ筐体14又はヒンジ機構12の構造により、角度数字の示す正確な角度位置から多少ずれた角度位置となることも当然生じるものであり、これらのずれた角度位置も含めて本実施形態では0度位置等と呼んで説明している。
図1〜図6に示すように、電子機器10は、キーボード20を有する本体筐体16の一端部(後端部)と、ディスプレイ18を有するディスプレイ筐体14の一端部(下端部)とを、左右一対のヒンジ機構12,12によって回動可能に連結したものである。
ディスプレイ筐体14は、本体筐体16よりも薄い扁平箱状に構成されており、その下端部に設けられたヒンジ機構12によって本体筐体16と連結されると共に、ヒンジ機構12を通過した図示しないケーブルにより本体筐体16と電気的に接続されている。ディスプレイ18は、例えばタッチパネル式の液晶表示装置によって構成される。
ディスプレイ筐体14のヒンジ機構12が連結された下端部(連結端部14c)とは反対側の上端部(開放端部14d)の内部には、サブデバイスとして無線通信用のアンテナモジュール22が左右一対設けられている。アンテナモジュール22は、例えば無線LANや無線WANによる通信用のアンテナである。サブデバイスとしては、アンテナモジュール22に代えて又はアンテナモジュール22と共に、ディスプレイ筐体14の開放端部14d付近に背面14bに臨むカメラモジュール(背面カメラ)や各種機能スイッチ等を設けてもよい。
本体筐体16は、扁平箱状に構成されており、その後端部(連結端部16c)に設けられたヒンジ機構12によってディスプレイ筐体14と連結されている。本体筐体16の上面16aには、タッチパッド19やキーボード20等の入力手段が設けられ、本体筐体16の内部には、図示しない基板、演算装置及びメモリ等の各種電子部品が設けられている。
図2〜図6に示すように、ヒンジ機構12は、2軸構造によりディスプレイ筐体14の0度位置から360度位置までの回動を可能とするものである。
ヒンジ機構12は、第1の筐体となるディスプレイ筐体14に対して回転不能に連結固定された第1軸24と、第2の筐体となる本体筐体16に対して回転不能に連結固定された第2軸26と、これら第1軸24及び第2軸26を回転可能に軸支するヒンジ筐体28とを備える。
本実施形態に係るヒンジ機構12を構成するヒンジ筐体28は、0度位置で本体筐体16とディスプレイ筐体14とが重なる方向(図2中で鉛直方向)に沿った姿勢となる一方、360度位置で前記重なる方向(図6中で鉛直方向)に対して傾斜した姿勢となる。つまり、0度位置ではディスプレイ筐体14側の第1軸24と本体筐体16側の第2軸26とが上下に重なる位置に配置される一方、360度位置では第1軸24が第2軸26よりも前方にオフセットした位置に配置される。このような動作を可能とするため、本実施形態に係るヒンジ機構12は、例えば後述する具体例に係る構造によって0度位置から360度位置まで第1軸24と第2軸26とが同期して回転し、その際第2軸26が第1軸24よりも大きな回転角度(回転速度)で回転する(図2〜図6参照)。
このようなヒンジ機構12を備える電子機器10では、ディスプレイ筐体14と本体筐体16の外形形状が略同一に設定されている。このため、0度位置では、図2に示すようにディスプレイ筐体14の連結端部14c及び開放端部14dと本体筐体16の連結端部16c及び開放端部16d(連結端部16cとは反対側の前端部)との前後方向位置がそれぞれ一致する。一方、360度位置では、図6に示すようにディスプレイ筐体14の連結端部14c及び開放端部14dと本体筐体16の連結端部16c及び開放端部16dとの前後方向位置がそれぞれ位置ずれし、ディスプレイ筐体14の開放端部14dが本体筐体16の開放端部16dより前方に突出した状態になる。
これにより、図3に示すノート型PCとしての使用形態だけでなく、図6に示すタブレット型PCとしての使用形態の場合にもアンテナモジュール22が本体筐体16の開放端部16dによって覆われることがない。従って、仮に本体筐体16の開放端部16d近傍に金属部品が内蔵されている構造であってもアンテナモジュール22の送受信感度が低下することが回避され、タブレット型PCのアンテナとして良好に機能させることができる。換言すれば、アンテナモジュール22は、図6に示す360度位置でディスプレイ筐体14が本体筐体16よりも前方に位置ずれして突出する部分(開放端部14d)に設けられているため、ディスプレイ筐体14の回動角度位置に関わらずその送受信感度を良好に維持することが可能になっている。
また、アンテナモジュール22に代えて又はこれと共にカメラモジュールや機能スイッチを設けた場合には、これらが本体筐体16によって覆われることがない。その結果、ディスプレイ筐体14の回動角度位置に関わらずこれらカメラモジュールや機能スイッチを使用することができる。
次に、ヒンジ機構12の具体的な構成例について説明する。
図7及び図8は、ヒンジ機構12を用いたディスプレイ筐体14の本体筐体16に対する回動動作を模式的に示す動作説明図であり、図7(A)は、0度位置を示す図であり、図7(B)は、90度位置を示す図であり、図7(C)は、180度位置を示す図であり、図8(A)は、270度位置を示す図であり、図8(B)は、310度位置を示す図であり、図8(C)は、360度位置を示す図である。
図7(A)〜図7(C)及び図8(A)〜図8(C)に示すように、ヒンジ機構12は、左右方向に延在する第1軸24と、第1軸24と平行して設置された第2軸26と、第1軸24及び第2軸26をそれぞれ回転可能に軸支して収容する箱状のヒンジ筐体28とを備える。
第1軸24は、その一端部又は両端部がディスプレイ筐体14に設けられた図示しない嵌合孔に嵌入固定されることで該ディスプレイ筐体14と一体的に回転する。第2軸26は、その一端部又は両端部が本体筐体16に設けられた図示しない嵌合孔に嵌入固定されることで該本体筐体16と一体的に回転する。これら第1軸24及び第2軸26は、ヒンジ筐体28によって回転可能に保持されると共に、ヒンジ筐体28の一側面又は両側面から突出してそれぞれディスプレイ筐体14及び本体筐体16に連結される。これにより、ディスプレイ筐体14は第1軸24と共にヒンジ筐体28に対して回転可能に支持され、本体筐体16は第2軸26と共にヒンジ筐体28に対して回転可能に支持される。
ヒンジ機構12では、第1軸24に第1かさ歯車(第1歯車)30が外嵌され、第2軸26に第2かさ歯車(第2歯車)31が外嵌されている。第1かさ歯車30及び第2かさ歯車31は、それぞれ第1軸24及び第2軸26の外周面に直接的に形成されてもよい。第1かさ歯車30及び第2かさ歯車31は、互いのモジュール(ピッチ円直径を歯数で除した値)が同一であって歯数が異なるように設定されている。本実施形態では、第1軸24に設けた第1かさ歯車30の歯数を第2軸26に設けた第2かさ歯車31の歯数よりも多く構成している。
これらかさ歯車30,31はヒンジ筐体28の内部に収容配置されると共に、該ヒンジ筐体28の内部に回転可能に保持された中間歯車体32を介して連結され、互いの回転が同期して反対方向に回転する。中間歯車体32を設けることにより、コンバーチブル型PCのようにヒンジ機構12を搭載するスペースが限られた電子機器10であっても、第1かさ歯車30と第2かさ歯車31の回転を容易に同期させることができる。
中間歯車体32は、第1かさ歯車30に噛合う第1中間かさ歯車32aと、第2かさ歯車31に噛合う第2中間かさ歯車32bと、両中間かさ歯車32a,32bを同軸で連結する連結軸32cとを有する。すなわち、中間歯車体32では、連結軸32cの一端に第1中間かさ歯車32aが設けられ、他端に第2中間かさ歯車32bが設けられている。第1中間かさ歯車32a及び第2中間かさ歯車32bは、モジュール及び歯数がいずれも同一に設定されている。
次に、ヒンジ機構12によるディスプレイ筐体14と本体筐体16の回動動作について説明する。
先ず、0度位置では、図2及び図7(A)に示すようにディスプレイ筐体14の連結端部14c及び開放端部14dと本体筐体16の連結端部16c及び開放端部16dとの前後方向位置がそれぞれ一致した状態にある。この0度位置にあるディスプレイ筐体14を本体筐体16から開く方向に回動させると、ヒンジ機構12では中間歯車体32による回転伝達作用によって第1軸24側の第1かさ歯車30と第2軸26側の第2かさ歯車31とが同期して反対方向に回転する。
この際、第1軸24側の第1かさ歯車30の歯数が第2軸26側の第2かさ歯車31の歯数よりも多く設定されているため、第2かさ歯車31が第1かさ歯車30よりも大きな回転角度(回転速度)で回転する。つまりヒンジ機構12では、第1軸24と第2軸26とが同期回転する際、ディスプレイ筐体14側の第1軸24よりも本体筐体16側の第2軸26の回転角度が大きくなり、第2軸26が第1軸24よりも先行する。
これにより、例えば0度位置から180度位置の間ではヒンジ筐体28が後方に突出しながら下降するドロップダウン構造として動作する(図3、図4、図7(B)及び図7(C)参照)。その結果、例えば90度位置から150度位置の間では、電子機器10をノート型PCとして利用できる(図3、図7(B)参照)。また、180度位置では、ヒンジ筐体28が水平よりも後下がりの姿勢となり、ディスプレイ筐体14が本体筐体16よりも多少下に沈んだ状態となる(図4及び図7(C)参照)。
ディスプレイ筐体14を180度位置よりもさらに開き方向に回動させると、本体筐体16側の第2軸26がディスプレイ筐体14側の第1軸24よりもさらに先行して回転する(図8(A)及び図8(B)参照)。
最終的には、図6及び図8(C)に示すようにディスプレイ筐体14が本体筐体16の下面16b側に回り込み、互いの背面14b及び下面16bが対面した背中合わせとされた360度位置となり、タブレット型PCとしての使用が可能となる。この360度位置では、互いの位置ずれ量がないか又は微小であった0度位置に比べ、ディスプレイ筐体14と本体筐体16との位置ずれ量が増大しており、ディスプレイ筐体14の開放端部14dが本体筐体16の開放端部16dより前方に突出した状態にある。従って、ディスプレイ筐体14の開放端部14d付近に内蔵されているアンテナモジュール22やカメラモジュール等が本体筐体16に覆われることが回避され、良好に機能する。
図9は、第1変形例に係るヒンジ機構12Aの構成を模式的に示す説明図であり、0度位置での状態を示している。
図9に示すヒンジ機構12Aは、図7及び図8に示すヒンジ機構12と比べて、かさ歯車に代えて平歯車を用いた構成となっている。すなわち、ヒンジ機構12Aでは、第1軸24に第1平歯車(第1歯車)40が外嵌され、第2軸26に第2平歯車(第2歯車)41が外嵌されている。第1平歯車40及び第2平歯車41は、モジュールが同一であって歯数が異なるように設定されており、ヒンジ機構12の場合と同様に第1平歯車40の歯数が第2平歯車41の歯数よりも多い構成となっている。
これら平歯車40,41はヒンジ筐体28の内部に収容配置されると共に、該ヒンジ筐体28の内部に回転可能に保持された中間歯車体42を介して連結され、互いの回転が同期して反対方向に回転する。
中間歯車体42は、第1平歯車40に噛合う第1中間平歯車42aと、第1中間平歯車42a及び第2平歯車41に噛合う第2中間平歯車42bとを備えた歯車列である。第1中間平歯車42a及び第2中間平歯車42bは、モジュール及び歯数がいずれも同一に設定されている。なお、中間歯車体42は、偶数個の平歯車で構成されればよく、4枚以上の歯車列で構成されてもよい。
従って、このようなヒンジ機構12Aを備えた電子機器10においても、ディスプレイ筐体14を本体筐体16から開く方向に回動させると、中間歯車体42による回転伝達作用によって第1平歯車40と第2平歯車41とが同期して反対方向に回転し、その際第2平歯車41が第1平歯車40よりも大きな回転角度で回転する。その結果、360度位置ではディスプレイ筐体14の開放端部14dが本体筐体16の開放端部16dより前方に突出した状態となり、アンテナモジュール22(図1及び図6参照)やカメラモジュールが本体筐体16に覆われることが回避され、良好に機能する。
図10は、第2変形例に係るヒンジ機構12Bの構成を模式的に示す説明図であり、0度位置での状態を示している。なお、図10では、ヒンジ機構12Bの構造を明示するため、各歯車の歯を省略した円形状で図示している。
図10に示すヒンジ機構12Bは、図7及び図8に示すヒンジ機構12と比べて、かさ歯車に代えて平歯車を用いると共に、中間歯車体に代えて減速歯車体を用いている。すなわち、ヒンジ機構12Bでは、第1軸24に第1平歯車(第1歯車)50が外嵌され、第2軸26に第2平歯車(第2歯車)51が外嵌されている。第1平歯車50及び第2平歯車51は、モジュールが同一且つ歯数が同一となるように設定されている。
これら平歯車50,51はヒンジ筐体28の内部に収容配置されると共に、該ヒンジ筐体28の内部に回転可能に保持された減速歯車体52を介して連結され、互いの回転が同期して反対方向に回転する。
減速歯車体52は、第1平歯車50に噛合う平歯車である第1減速歯車52aと、第1減速歯車52aと同軸に設けられ、該第1減速歯車52aとモジュール同一で歯数が少ない第2減速歯車52bと、第2減速歯車52b及び第2平歯車51に噛合う平歯車である第3減速歯車52cとを備えた減速歯車列である。第1減速歯車52a及び第3減速歯車52cは、モジュールが同一且つ歯数が同一となるように設定されている。
従って、このようなヒンジ機構12Bを備えた電子機器10においても、ディスプレイ筐体14を本体筐体16から開く方向に回動させると、減速歯車体52による回転伝達作用及び減速作用によって第1平歯車50と第2平歯車51とが同期して反対方向に回転し、その際第2平歯車51が第1平歯車50よりも大きな回転角度で回転する。その結果、360度位置ではディスプレイ筐体14の開放端部14dが本体筐体16の開放端部16dより前方に突出した状態となり、アンテナモジュール22(図1及び図6参照)やカメラモジュールが本体筐体16に覆われることが回避され、良好に機能する。
図11は、第3変形例に係るヒンジ機構12Cの構成を模式的に示す説明図であり、0度位置での状態を示している。
図11に示すヒンジ機構12Cは、図7及び図8に示すヒンジ機構12と比べて、かさ歯車に代えて平歯車を用いると共に、中間歯車体を省略した構成となっている。すなわち、ヒンジ機構12Cでは、第1軸24に第1平歯車(第1歯車)60が外嵌され、第2軸26に第1平歯車60と噛合う第2平歯車(第2歯車)61が外嵌されている。第1平歯車60及び第2平歯車61は、モジュールが同一であって歯数が異なるように設定されており、ヒンジ機構12の場合と同様に第1平歯車60の歯数が第2平歯車61の歯数よりも多い構成となっている。
従って、このようなヒンジ機構12Cを備えた電子機器10においても、ディスプレイ筐体14を本体筐体16から開く方向に回動させると、互いに噛合う第1平歯車60と第2平歯車61とが同期して反対方向に回転し、その際第2平歯車61が第1平歯車60よりも大きな回転角度で回転する。そして、360度位置ではディスプレイ筐体14の開放端部14dが本体筐体16の開放端部16dより前方に突出した状態となり、アンテナモジュール22(図1及び図6参照)やカメラモジュールが本体筐体16に覆われることが回避され、良好に機能する。
図12は、第4変形例に係るヒンジ機構12Dの構成を模式的に示す説明図であり、図12(A)は、0度位置での状態を示し、図12(B)は、360度位置での状態を示している。
図12に示すヒンジ機構12Dは、図7及び図8に示すヒンジ機構12と比べて、第1軸24と第2軸26のそれぞれの歯車を入れ替えたような構成となっている。すなわち、ヒンジ機構12Dでは、第1軸24に第1かさ歯車(第1歯車)70が外嵌され、第2軸26に第2かさ歯車(第2歯車)71が外嵌されている。第1かさ歯車70及び第2かさ歯車71は、モジュールが同一であって歯数が異なるように設定されており、ここでは第2軸26に設けた第2かさ歯車71の歯数が第1軸24に設けた第1かさ歯車70の歯数よりも多く構成されている。
従って、このようなヒンジ機構12Dを備えた電子機器10では、ディスプレイ筐体14を本体筐体16から開く方向に回動させると、中間歯車体32による回転伝達作用によって第1かさ歯車70と第2かさ歯車71とが同期して反対方向に回転し、その際第1かさ歯車70が第2かさ歯車71よりも大きな回転角度で回転する。その結果、360度位置では本体筐体16の開放端部16dがディスプレイ筐体14の開放端部14dより前方に突出した状態となる(図12(B)参照)。つまり、このヒンジ機構12Dを用いることにより、例えば本体筐体16の開放端部16d付近にアンテナモジュール22やカメラモジュールを内蔵した構成の場合に、これらがディスプレイ筐体14に覆われることが回避され、良好に機能する。
図13は、第5変形例に係るヒンジ機構12Eの構成を模式的に示す説明図であり、図13(A)は、0度位置での状態を示し、図13(B)は、360度位置での状態を示している。
図13に示すヒンジ機構12Eは、図7及び図8に示すヒンジ機構12と比べて、図13(A)に示す0度位置でヒンジ筐体28が本体筐体16とディスプレイ筐体14とが重なる方向に対して傾斜した姿勢となっている。
従って、このようなヒンジ機構12Eを備えた電子機器10では、0度位置ではディスプレイ筐体14の開放端部14dが本体筐体16の開放端部16dより前方に突出した状態にあり(図13(A)参照)、360度位置でディスプレイ筐体14の連結端部14c及び開放端部14dと本体筐体16の連結端部16c及び開放端部16dとの前後方向位置がそれぞれ一致する(図13(B)参照)。つまり、このヒンジ機構12Eを用いることにより、例えばディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して閉じた0度位置の状態でディスプレイ筐体14の開放端部14d付近で前面14aに臨むように設けたカメラモジュールや機能スイッチを良好に機能させることができる。
以上のように、本実施形態に係るヒンジ機構12(12A〜12E)では、ディスプレイ筐体14側の第1軸24と一体的に同軸で設けられる第1歯車(第1かさ歯車30,70、第1平歯車40,50,60)と、本体筐体16側の第2軸26と一体的に同軸で設けられる第2歯車(第2かさ歯車31,71、第2平歯車41,51,61)とを備え、第1歯車と第2歯車とは、異なる回転角度で同期して反対方向に回転するように構成されている。
従って、例えば0度位置で互いの端部同士が一致又は位置ずれしているディスプレイ筐体14及び本体筐体16を360度位置とした際に、互いの端部同士を位置ずれ又は一致させることができる。つまり、ディスプレイ筐体14と本体筐体16の端部同士の位置ずれ量がその回動角度位置に応じて変化する。これにより、例えばヒンジ機構12を備える電子機器10では、ディスプレイ筐体14を回動させ、図6に示すタブレット型PCとしての使用形態に変化させた場合であっても、ディスプレイ筐体14の開放端部14d付近に設けられたアンテナモジュール22や開放端部14d付近で背面14bに臨むカメラモジュールが本体筐体16によって覆われることが回避される。このため、ノート型PCの使用形態でのアンテナや背面カメラとして使用するアンテナモジュール22やカメラモジュールを、タブレット型PCの使用形態でのアンテナや前面カメラとして有効に使用することができる。
また、ヒンジ機構12(12A〜12D)を備える電子機器10では、各回動角度位置でアンテナモジュール22やカメラモジュールを有効に利用できつつ、0度位置でディスプレイ筐体14と本体筐体16の端部同士が一致し或いはその位置ずれ量が最少となるため、閉じ形態での外観品質が高く、鞄等に収納した持ち運び等も容易である。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 電子機器
12,12A〜12E ヒンジ機構
14 ディスプレイ筐体
14a 前面
14b 背面
14c,16c 連結端部
14d,16d 開放端部
16 本体筐体
16a 上面
16b 下面
18 ディスプレイ
20 キーボード
24 第1軸
26 第2軸
28 ヒンジ筐体
30,70 第1かさ歯車
31,71 第2かさ歯車
32,42 中間歯車体
32a 第1中間かさ歯車
32b 第2中間かさ歯車
32c 連結軸
40,50,60 第1平歯車
41,51,61 第2平歯車
42a 第1中間平歯車
42b 第2中間平歯車
52 減速歯車体
52a 第1減速歯車体
52b 第2減速歯車体
52c 第3減速歯車体

Claims (12)

  1. 第1の筐体に固定される第1軸と第2の筐体に固定される第2軸とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体との間を、各筐体の表面同士が対面する0度位置から各筐体の表面がそれぞれ同一方向を向いて互いに平行する180度位置を経て、各筐体の背面同士が対面する360度位置まで回動可能に連結するヒンジ機構であって、
    前記第1軸と一体的に同軸で設けられる第1歯車と、
    前記第2軸と一体的に同軸で設けられる第2歯車と、
    を備え、
    前記第1歯車と前記第2歯車とは、異なる回転角度で同期して反対方向に回転するように構成されていることを特徴とするヒンジ機構。
  2. 請求項1記載のヒンジ機構において、
    前記第1歯車及び前記第2歯車は、モジュールが同一で歯数が異なることを特徴とするヒンジ機構。
  3. 請求項2記載のヒンジ機構において、
    前記第1歯車と前記第2歯車との間で回転を伝達する中間歯車体を備えることを特徴とするヒンジ機構。
  4. 請求項3記載のヒンジ機構において、
    前記第1歯車及び前記第2歯車は、かさ歯車であり、
    前記中間歯車体は、前記第1歯車に噛合う第1中間かさ歯車と、前記第2歯車に噛合う第2中間かさ歯車と、該第1中間かさ歯車及び該第2中間かさ歯車を同軸で連結する連結軸とを有することを特徴とするヒンジ機構。
  5. 請求項3記載のヒンジ機構において、
    前記第1歯車及び前記第2歯車は、平歯車であり、
    前記中間歯車体は少なくとも、前記第1歯車に噛合う第1中間平歯車と、該第1中間平歯車及び前記第2歯車に噛合う第2中間平歯車とを有することを特徴とするヒンジ機構。
  6. 請求項1記載のヒンジ機構において、
    前記第1歯車及び前記第2歯車は、モジュールが同一且つ歯数が同一であり、
    前記第1歯車と前記第2歯車との間で回転速度を変化させて回転を伝達する減速歯車体を備えることを特徴とするヒンジ機構。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載のヒンジ機構において、
    前記第1軸及び前記第2軸を回転可能に軸支するヒンジ筐体を備え、
    前記中間歯車体又は前記減速歯車体は、前記ヒンジ筐体の内部で回転可能に支持されていることを特徴とするヒンジ機構。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のヒンジ機構を備えたことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項8記載の電子機器において、
    前記第1の筐体は、表面にディスプレイを有するディスプレイ筐体であり、
    前記第2の筐体は、表面に入力手段を有する本体筐体であり、
    前記ヒンジ機構は、前記ディスプレイ筐体の一端部と前記本体筐体の一端部との間を回動可能に連結することを特徴とする電子機器。
  10. 請求項9記載の電子機器において、
    前記0度位置の状態よりも前記360度位置の状態で、前記ディスプレイ筐体の前記ヒンジ機構が連結された一端部及び該一端部とは反対側の開放端部と、前記本体筐体の前記ヒンジ機構が連結された一端部及び該一端部とは反対側の開放端部との間の位置ずれ量が大きいことを特徴とする電子機器。
  11. 請求項10記載の電子機器において、
    前記ディスプレイ筐体及び前記本体筐体の少なくとも一方の前記一端部又は前記開放端部にサブデバイスを設けたことを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11記載の電子機器において、
    前記第2歯車が前記第1歯車よりも大きな回転角度で回転するように構成されており、
    前記360度位置では、前記ディスプレイ筐体の開放端部が前記本体筐体の開放端部よりも突出した状態となるものであり、該ディスプレイ筐体の開放端部の該突出する部分に前記サブデバイスが設けられていることを特徴とする電子機器。
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