JP5976052B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、本体筐体とディスプレイ筐体とをヒンジ機構によって回動可能に連結した電子機器に関する。
近年、タッチパネル式の液晶ディスプレイを有し、物理的なキーボードを持たないタブレット型パーソナルコンピュータ(タブレット型PC)が急速に普及している。タブレット型PCは、持ち運びが容易で入力作業もタッチパネルによって容易に行うことができる。
しかしながら、タブレット型PCは、物理的なキーボードを持たないため、例えば、長文の入力作業等に支障を生じる場合がある。そこで、ディスプレイを有するディスプレイ筐体をキーボードを有する本体筐体に対して180度を超えて360度まで回動可能としたコンバーチブルタブレット型パーソナルコンピュータ(コンバーチブル型PC)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。コンバーチブル型PCでは、通常のノートブック型パーソナルコンピュータ(ノート型PC)とタブレット型PCの2通りの使用方法が可能であるため、使用者の利便性が非常に高いものとなっている。
特開2013−155874号公報
ところで、一般的なノート型PCにおけるディスプレイ筐体の上部には、背面に臨むカメラモジュールや無線通信のためのアンテナモジュール等のサブデバイスが搭載される場合がある。また、タブレット型PCにおける筐体の上部にも、ディスプレイの上部で前面に臨むカメラモジュールや無線通信のためのアンテナモジュール等のサブデバイスが搭載される場合がある。
ところが、従来技術に係るコンバーチブル型PCでは、ディスプレイ筐体を360度まで回動させてタブレット型PCとして使用する際、一端部がヒンジ機構で連結されたディスプレイ筐体と本体筐体の他端部(開放端部)同士が同位置で重なる構造となっている。このため、ディスプレイ筐体にサブデバイスが搭載されている場合、このサブデバイスがタブレット型PCでの使用時には本体筐体によって覆われることになる。そうすると、サブデバイスがカメラモジュールの場合には撮影不能となり、サブデバイスがアンテナモジュールの場合には本体筐体内の金属部材等によってその送受信感度が低下する可能性がある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、本体筐体に対するディスプレイ筐体の回動角度に関わらず、ディスプレイ筐体に設けられたサブデバイスを有効に機能させることができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、キーボードを有する本体筐体の一端部と、ディスプレイを有するディスプレイ筐体の一端部とをヒンジ機構によって回動可能に連結し、前記本体筐体と前記ディスプレイ筐体とをディスプレイとキーボードが対面する0度位置からディスプレイとキーボードが同一方向を向いて互いに平行する180度位置を経て、ディスプレイとキーボードの背面同士が対面する360度位置まで回動可能とした電子機器であって、前記360度位置では、前記本体筐体の前記ヒンジ機構が連結された一端部とは反対側の開放端部と、前記ディスプレイ筐体の前記ヒンジ機構が連結された一端部とは反対側の開放端部とが互いに位置ずれし、一方の開放端部が他方の開放端部よりも突出した状態となり、前記一方の開放端部を有する前記本体筐体又は前記ディスプレイ筐体は、前記他方の開放端部よりも突出する部分にサブデバイスを有し、前記ヒンジ機構は、前記ディスプレイ筐体と連結された第1軸と、前記本体筐体と連結された第2軸とを有し、前記360度位置において前記第1軸及び前記第2軸のうちの一方の軸が回転不能であることを特徴とする。
このような構成によれば、ディスプレイ筐体を360度位置まで回動させた場合であっても、ディスプレイ筐体に設けられたカメラモジュールやアンテナモジュール等のサブデバイスが本体筐体によって覆われることが回避される。このため、本体筐体に対するディスプレイ筐体の回動角度に関わらず、サブデバイスを有効に機能させることができる。
前記360度位置では、前記ディスプレイ筐体の開放端部が前記本体筐体の開放端部よりも突出した状態となる構成であってもよい。
この場合、前記サブデバイスは、前記ディスプレイ筐体の背面に臨んで設けられたカメラモジュールであると、このカメラモジュールをノート型PCの使用形態での背面カメラとして、さらにはタブレット型PCの使用形態での前面カメラとして有効に使用できる。
前記サブデバイスは、前記ディスプレイ筐体に設けられたアンテナモジュールであると、アンテナモジュールが本体筐体によって覆われることを回避できるため、その送受信感度を常に良好に保つことができる。
前記ヒンジ機構は、前記ディスプレイ筐体と連結された第1軸と、前記本体筐体と連結された第2軸とを有し、前記0度位置及び前記360度位置において前記第1軸と前記第2軸とは、前記本体筐体の前記一端部から前記開放端部に沿う方向で互いにオフセットして配置されていてもよい。そうすると、0度位置でのディスプレイ筐体と本体筐体の開放端部での端面同士の前後方向位置を一致させて閉じ形態での外観品質を高めることができ、さらに360度位置ではこの端面同士を位置ずれさせてサブデバイスを有効に機能させることができる。
前記ヒンジ機構は、第1軸が回転終点位置まで回転した後、第2軸が回転を開始する2軸構造であって、前記0度位置から前記180度位置までは前記第1軸が回転し、前記180度位置から前記360度位置までは前記第2軸が回転するものであると、使用者によるディスプレイ筐体の回動操作の状況に関わらず、360度位置では常にサブデバイスが本体筐体によって覆われることを回避でき、高い操作性と機能性が確保される。
本発明によれば、ディスプレイ筐体を360度位置まで回動させた場合であっても、ディスプレイ筐体に設けられたカメラモジュールやアンテナモジュール等のサブデバイスが本体筐体によって覆われることが回避される。このため、本体筐体に対するディスプレイ筐体の回動角度に関わらず、サブデバイスを有効に機能させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の斜視図である。 図2は、図1に示す電子機器のディスプレイ筐体を本体筐体に対して閉じた状態での側面図である。 図3は、図2に示す状態からディスプレイ筐体を開いて本体筐体と略直交させたノート型PCでの使用形態の一例を示す側面図である。 図4は、図3に示す状態からディスプレイ筐体を開き方向に回動させて180度位置とした状態での側面図である。 図5は、図4に示す状態からディスプレイ筐体を開き方向に回動させて270度位置とした状態での側面図である。 図6は、図5に示す状態からディスプレイ筐体を開き方向に回動させて360度位置としたタブレット型PCでの使用形態の一例を示す側面図である。 図7は、ヒンジ機構を用いたディスプレイ筐体の本体筐体に対する回動動作を模式的に示す動作説明図であり、図7(A)は、0度位置を示す図であり、図7(B)は、90度位置を示す図であり、図7(C)は、180度位置を示す図であり、図7(D)は、270度位置を示す図であり、図7(E)は、360度位置を示す図である。 図8は、変形例に係るヒンジ機構を用いた電子機器のディスプレイ筐体を本体筐体に対して閉じた状態での側面図である。 図9は、図8にしめす電子機器のディスプレイ筐体を開き方向に回動させて360度位置としたタブレット型PCでの使用形態の一例を示す側面図である。
以下、本発明に係る電子機器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器10の斜視図であり、ヒンジ機構12によってディスプレイ筐体14を本体筐体16から開いて略直交させたノート型PCでの使用形態を示している。図2〜図6は、図1に示す電子機器10のディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して0度位置から360度位置まで回動させた場合の各角度位置での側面図である。
本実施形態に係る電子機器10は、ディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して90度前後の角度位置に回動させた状態ではノート型PCとして好適に使用でき(図1及び図3参照)、ディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して360度位置まで回動させた状態ではタブレット型PCとして好適に使用できる(図6参照)、いわゆるコンバーチブル型PCである。本発明は、このようなコンバーチブル型PC以外、例えば、携帯電話、スマートフォン又は電子手帳等、ディスプレイ筐体を本体筐体に対して360度位置まで回動可能な電子機器であれば好適に適用できる。
以下、図1に示すノート型PCでの使用形態を基準とし、ディスプレイ筐体14の前面14aに設けられたディスプレイ18を視認しながら本体筐体16の上面16aに設けられたタッチパッド19やキーボード20を操作する使用者から見た方向で、手前側を前側(前方)、奥側を後側(後方)と呼び、本体筐体16の厚み方向を上下方向、幅方向を左右方向と呼んで説明する。
また、説明の便宜上、ヒンジ機構12による本体筐体16とディスプレイ筐体14の角度位置について、ディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して完全に閉じた状態とし、ディスプレイ18が本体筐体16の上面16aに対面した姿勢を0度位置(図2参照)と呼び、この0度位置を基準として、ディスプレイ筐体14を回動させながら開く方向で角度を刻みながら説明する。すなわち、ディスプレイ筐体14と本体筐体16とが略直交した姿勢を90度位置(図1及び図3参照)と呼び、ディスプレイ18と本体筐体16の上面16aが同一方向(上方)を向いて互いに平行した姿勢を180度位置(図4参照)と呼ぶ。さらに、ディスプレイ筐体14が本体筐体16の下面(背面)16b側で略直交した姿勢を270度位置(図5参照)と呼び、ディスプレイ筐体14の背面14bと本体筐体16の下面16bとが対面した姿勢を360度位置(図6参照)と呼ぶ。なお、0度位置、90度位置、180度位置、270度位置、及び360度位置については、本体筐体16、ディスプレイ筐体14、又はヒンジ機構12の構造により、角度数字の示す正確な角度位置から多少ずれた角度位置となることも当然生じるものであり、これらのずれた角度位置も含めて、本実施形態では0度位置等と呼んで説明している。
図1〜図6に示すように、電子機器10は、キーボード20を有する本体筐体16の一端部(後端部)と、ディスプレイ18を有するディスプレイ筐体14の一端部(下端部)とを、左右一対のヒンジ機構12,12によって回動可能に連結したものである。
ディスプレイ筐体14は、本体筐体16よりも薄く平板状に構成されており、その下端部に設けられたヒンジ機構12によって本体筐体16と連結されると共に、ヒンジ機構12を通過した図示しないケーブルにより本体筐体16と電気的に接続されている。ディスプレイ18は、例えばタッチパネル式の液晶表示装置によって構成される。
ディスプレイ筐体14のヒンジ機構12が連結された下端部(連結端部)とは反対側の上端部(開放端部14c)の背面14bには、カメラモジュール22が設けられている。カメラモジュール22は、ディスプレイ筐体14の背面14bに臨んで設けられ、ディスプレイ筐体14の後方を撮影可能なカメラであり、その撮影画像はディスプレイ18に表示可能である。図示はしないが、ディスプレイ筐体14の開放端部14cの前面14aに臨むカメラモジュールを追加してもよい。
本体筐体16は、扁平箱状に構成されており、その後端部に設けられたヒンジ機構12によってディスプレイ筐体14と連結されている。本体筐体16の上面16aには、タッチパッド19やキーボード20等の入力手段が設けられ、本体筐体16の内部には、図示しない基板、演算装置、及びメモリ等の各種電子部品が設けられている。
図2〜図6に示すように、ヒンジ機構12は、2軸構造によりディスプレイ筐体14の0度位置から360度位置までの回動を可能とするものである。ヒンジ機構12は、ディスプレイ筐体14に対して回転不能に連結された第1軸24と、本体筐体16に対して回転不能に連結された第2軸26と、これら第1軸24及び第2軸26を回転可能に保持するヒンジ筐体28とを備える。ヒンジ筐体28は、0度位置及び360度位置において本体筐体16とディスプレイ筐体14とが重なる方向に対して傾斜して設けられており、つまり0度位置(360度位置)においてディスプレイ筐体14側の第1軸24が本体筐体16側の第2軸26よりも後方(前方)にオフセットされている。
本実施形態におけるヒンジ機構12は、例えば後述する具体例に係る構造により、0度位置から180度位置までは第1軸24が回転して第2軸26は回転せず(図2〜図4参照)、180度位置から360度位置までは第2軸26が回転して第1軸24が回転しない(図4〜図6参照)構成となっている。
このような電子機器10では、本体筐体16のヒンジ機構12が連結された後端部(連結端部)とは反対側の前端部(開放端部16c)の縁となる端面16dと、ディスプレイ筐体14の開放端部14cの縁となる端面14dとは、図2に示す0度位置でその前後方向位置が一致する。この際、本体筐体16の後端部はディスプレイ筐体14の下端部(ここでは後端部)よりも前方にオフセットした位置にあり、つまり本体筐体16の前後方向長さはディスプレイ筐体14よりも短く構成されている。
そして、ヒンジ機構12は上記のように第1軸24と第2軸26とが前後方向にオフセットしているため、図6に示す360度位置では端面14d,16dの前後方向位置が位置ずれする。具体的には、図6に示す360度位置では、ディスプレイ筐体14の開放端部14cが本体筐体16の開放端部16cよりも前方に突出した状態となり、端面14dが端面16dよりも前方にずれた位置にある。これにより、図6に示すタブレット型PCとしての使用形態の場合にもカメラモジュール22が本体筐体16の開放端部16cによって覆われることがなく、カメラモジュール22をタブレット型PCの前面カメラとして使用することができる。換言すれば、カメラモジュール22は、図6に示す360度位置でディスプレイ筐体14が本体筐体16の端面16dよりも前方に位置ずれして突出する部分(開放端部14c)に設けられているため、ディスプレイ筐体14の回動角度位置に関わらずその使用が可能となっている。
次に、ヒンジ機構12の具体的な構成例について説明する。
図7は、ヒンジ機構12を用いたディスプレイ筐体14の本体筐体16に対する回動動作を模式的に示す動作説明図であり、図7(A)は、0度位置を示す図であり、図7(B)は、90度位置を示す図であり、図7(C)は、180度位置を示す図であり、図7(D)は、270度位置を示す図であり、図7(E)は、360度位置を示す図である。
図7(A)〜図7(E)に示すように、ヒンジ機構12は、左右方向に延在する第1軸24と、第1軸24と平行して設置された第2軸26と、第1軸24及び第1軸26をそれぞれ回転可能に軸支したヒンジ筐体28とを備える。ヒンジ筐体28の内部において第1軸24と第2軸26とに挟まれる位置には、第1軸24と第2軸26の間を往復移動可能且つ回転可能に支持されたフロートピン30が設けられている。
第1軸24は、その両端がディスプレイ筐体14に設けられた図示しない嵌合孔に嵌入固定されることで該ディスプレイ筐体14に対して回転不能な状態で連結される。第2軸26は、その両端が本体筐体16に設けられた図示しない嵌合孔に嵌入固定されることで該本体筐体16に対して回転不能な状態で連結される。これら第1軸24及び第2軸26は、ヒンジ筐体28によって回転可能に保持されると共に、ヒンジ筐体28の左右両側面から突出してそれぞれディスプレイ筐体14及び本体筐体16に連結される。これにより、ディスプレイ筐体14は第1軸24と共にヒンジ筐体28に対して回転可能に支持され、本体筐体16は第2軸26と共にヒンジ筐体28に対して回転可能に支持される。ヒンジ筐体28の一外側面には、ストッパ片32が突設されている。ストッパ片32は、開き動作によって180度位置となったディスプレイ筐体14と当接し、それ以上の回動を規制するための部材である(図7(C)〜図7(E)参照)。
フロートピン30は、ヒンジ筐体28に形成された図示しない長孔に沿って移動可能である。第1軸24及び第2軸26の外周面には、フロートピン30の一部を嵌合可能な円弧形状の溝部24a及び溝部26aが形成されている。図7(A)に示すように、溝部24a,26aは、ディスプレイ筐体14が本体筐体16に対して0度位置にある状態でいずれも斜め上方を向く位置に形成されている。従って、図7(A)に示す0度位置では、フロートピン30は重力によって第2軸26の溝部26aに嵌合している。フロートピン30は、ディスプレイ筐体14の回動角度に応じて溝部24a又は溝部26aに嵌合し、嵌合している第1軸24又は第2軸26の回転を規制するための部材である。
このようなヒンジ機構12によるディスプレイ筐体14と本体筐体16の回動動作について説明する。
ディスプレイ筐体14を本体筐体16から開く方向に回動させる場合、先ず、図7(A)〜図7(C)に示す0度位置から180度位置までの間は、フロートピン30が第2軸26の溝部26aに嵌合している。このため第2軸26の回転が規制され、本体筐体16及び第2軸26とヒンジ筐体28とが一体化している。従って、これら本体筐体16、第2軸26、及びヒンジ筐体28に対して、ディスプレイ筐体14が第1軸24と共に該第1軸24を回動軸として回動し、例えば、図1及び図3に示すようなノート型PCとしての使用が可能となる。
図7(C)に示す180度位置では、ディスプレイ筐体14の背面14bがヒンジ筐体28に設けられたストッパ片32に当接し、第1軸24を回動軸とした回動が規制される。この状態では、第1軸24の溝部24aが第2軸26の溝部26aと対向するように斜め下方を向き、フロートピン30を受け入れ可能な位置となっている。
ディスプレイ筐体14を180度位置よりもさらに開き方向に回動させようとすると、今度は、図7(D)に示すように、ストッパ片32を介してディスプレイ筐体14及び第1軸24とヒンジ筐体28とが一体となり、第2軸26を回動軸として回動し始める。この回動に伴い、フロートピン30が第2軸26の溝部26aから離脱して第1軸24の溝部24aに嵌入し、本体筐体16及び第2軸26とヒンジ筐体28との一体化が解除される。これにより、図7(D)及び図7(E)に示すように、180度位置より開き方向では、ディスプレイ筐体14、第1軸24、及びヒンジ筐体28とが一体となり、本体筐体16に対して第2軸26を回動軸として回動する。
最終的には、図7(E)に示すように、ディスプレイ筐体14が本体筐体16の下面16b側に回り込み、ストッパ片32が本体筐体16の下面16bに当接すると回動が規制されて360度位置となり、図6に示すようなタブレット型PCとしての使用が可能となる。
以上のように、本実施形態に係る電子機器10では、ディスプレイ筐体14が本体筐体16に対して開かれて360度位置とされた場合には、本体筐体16のヒンジ機構12が連結された一端部とは反対側の開放端部16cと、ディスプレイ筐体14のヒンジ機構12が連結された一端部とは反対側の開放端部14cとが互いに位置ずれし、ディスプレイ筐体14の開放端部14cが本体筐体16の開放端部16cよりも突出した状態となる。ここで、ディスプレイ筐体14は、本体筐体16の開放端部16cよりも突出する部分(開放端部14c)にサブデバイスであるカメラモジュール22を有する。
これにより、ディスプレイ筐体14を回動させ、図6に示すタブレット型PCとしての使用形態に変化させた場合であっても、ディスプレイ筐体14の背面14bに設けられたカメラモジュール22が本体筐体16によって覆われることが回避される。このため、ノート型PCの使用形態での背面カメラとして使用するカメラモジュール22を、タブレット型PCの使用形態での前面カメラとして有効に使用することができる。なお、ディスプレイ筐体14に搭載されるサブデバイスとしては、カメラモジュール22の他、無線通信用のアンテナモジュール22aや、各種機能スイッチ22b等を例示できる(図6参照)。これらのアンテナモジュール22aや機能スイッチ22bを設けた場合にも、当該電子機器10によれば、本体筐体16に対するディスプレイ筐体14の回動角度に関わらず、これらサブデバイスを有効に機能させることができる。すなわち、アンテナモジュール22aを設けた場合にはこのアンテナモジュール22aがタブレット型PCの使用形態で本体筐体16に覆われてしまって送受信感度が低下することが回避され、機能スイッチ22bを設けた場合にはこの機能スイッチ22bがタブレット型PCの使用形態で本体筐体16に覆われてしまって操作不能となることが回避される。
当該電子機器10では、ディスプレイ筐体14の0度位置及び360度位置において第1軸24と第2軸26とが前後方向、つまり本体筐体16のヒンジ機構12側の一端部から開放端部16cに向かう方向で互いにオフセットして配置されたヒンジ機構12を用いている。これにより、図2に示すように0度位置でのディスプレイ筐体14と本体筐体16の端面14d,16dの前後方向位置を一致させて閉じ形態での外観品質を高めることができ、さらに360度位置では端面14d,16dを位置ずれさせてサブデバイスを有効に機能させることができる。
図8及び図9に示すように、0度位置及び前記360度位置において第1軸24と第2軸26とが前後方向にオフセットしておらず、前後方向位置が一致している構成からなるヒンジ機構34を用いてもよい。但し、このヒンジ機構34を用いる場合には、図8に示すように0度位置でのディスプレイ筐体14と本体筐体16の端面14d,16dの前後方向位置を位置ずれさせ、開放端部14cを開放端部16cよりも前方に突出させておく。これにより、図9に示す360度位置においてもディスプレイ筐体14の開放端部14cを本体筐体16の開放端部16cよりも前方に突出させることができ、カメラモジュール22等のサブデバイスを有効に機能させることが可能となる。
本実施形態の場合、ヒンジ機構12は、第1軸24が回転終点位置まで回転した後、第2軸26が回転を開始する2軸構造であって、0度位置から180度位置までは第1軸24が回転し、180度位置から前記360度位置までは第2軸26が回転する構成となっている。すなわち、仮にヒンジ機構12が0度位置から360度位置までのいずれの角度位置においても第1軸24及び第2軸26が回転自由な2軸構造である場合には、図6に示す360度位置において、第1軸24及び第2軸26が回転自由であることからディスプレイ筐体14が前後方向に移動可能となる。従って、使用者の回動操作の状況によっては、図2に示す0度位置と略同様に360度位置でもディスプレイ筐体14の端面14dと本体筐体16の端面16dとが一致し、カメラモジュール22が本体筐体16によって覆われてしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態では、第1軸24と第2軸26とが回動角度に応じて選択的に回転可能となる構成のヒンジ機構12を用いているため、360度位置では、ディスプレイ筐体14の端面14dと本体筐体16の端面16dとが常に図6に示すように位置ずれすることになり、この状態からディスプレイ筐体14のみを前後方向に移動させることはできない。このため、使用者の回動操作の状況に関わらず、360度位置では常にカメラモジュール22が露出することになり、高い操作性と機能性が確保される。勿論、電子機器10の仕様等によっては2軸が常に回転自由な構造からなるヒンジ機構を用いてもよい。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
上記実施形態では、360度位置においてディスプレイ筐体14の開放端部14cを本体筐体16の開放端部16cよりも前方に突出させ、このディスプレイ筐体14にカメラモジュール22やアンテナモジュール22a等のサブデバイスを搭載する構成を例示している。これに対し、360度位置において本体筐体16の開放端部16cがディスプレイ筐体14の開放端部14cよりも前方に突出させる構成とし、この本体筐体16に設けられたサブデバイスを各回動角度位置で有効に機能させることが可能な構成としてもよい。
10 電子機器
12,34 ヒンジ機構
14 ディスプレイ筐体
14a 前面
14b 背面
14c,16c 開放端部
14d,16d 端面
16 本体筐体
16a 上面
16b 下面
18 ディスプレイ
20 キーボード
22 カメラモジュール
22a アンテナモジュール
22b 機能スイッチ
24 第1軸
26 第2軸
28 ヒンジ筐体
30 フロートピン
32 ストッパ片

Claims (6)

  1. キーボードを有する本体筐体の一端部と、ディスプレイを有するディスプレイ筐体の一端部とをヒンジ機構によって回動可能に連結し、前記本体筐体と前記ディスプレイ筐体とをディスプレイとキーボードが対面する0度位置からディスプレイとキーボードが同一方向を向いて互いに平行する180度位置を経て、ディスプレイとキーボードの背面同士が対面する360度位置まで回動可能とした電子機器であって、
    前記360度位置では、前記本体筐体の前記ヒンジ機構が連結された一端部とは反対側の開放端部と、前記ディスプレイ筐体の前記ヒンジ機構が連結された一端部とは反対側の開放端部とが互いに位置ずれし、一方の開放端部が他方の開放端部よりも突出した状態となり、
    前記一方の開放端部を有する前記本体筐体又は前記ディスプレイ筐体は、前記他方の開放端部よりも突出する部分にサブデバイスを有し、
    前記ヒンジ機構は、前記ディスプレイ筐体と連結された第1軸と、前記本体筐体と連結された第2軸とを有し、前記360度位置において前記第1軸及び前記第2軸のうちの一方の軸が回転不能であることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器において、
    前記360度位置では、前記ディスプレイ筐体の開放端部が前記本体筐体の開放端部よりも突出した状態となることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2記載の電子機器において、
    前記サブデバイスは、前記ディスプレイ筐体の背面に臨んで設けられたカメラモジュールであることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項2記載の電子機器において、
    前記サブデバイスは、前記ディスプレイ筐体に設けられたアンテナモジュールであることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1又は2記載の電子機器において、
    記0度位置及び前記360度位置において前記第1軸と前記第2軸とは、前記本体筐体の前記一端部から前記開放端部に沿う方向で互いにオフセットして配置されていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記ヒンジ機構は、前記第1軸が回転終点位置まで回転した後、前記第2軸が回転を開始する2軸構造であって、前記0度位置から前記180度位置までは前記第1軸が回転し且つ前記第2軸が回転せず、前記180度位置から前記360度位置までは前記第2軸が回転し且つ前記第1軸が回転しないものであることを特徴とする電子機器。
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