JP2016109961A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インターロック部を備えた二成分現像方式の画像形成装置において、緊急停止時にインターロック部によって電力供給が遮断された場合に、遮断前に蓄積された電力を有効に使用して、現像部に印加する現像バイアス電圧の出力保持時間を長くする。【解決手段】画像形成装置は、現像部に現像バイアス電圧を印加すると共に帯電部に電圧を印加する高圧基板と、緊急停止時に電源からの高圧基板への電力を遮断するインターロック部と、を備える。この高圧基板は、インターロック部により電力が遮断された場合、帯電部での帯電の停止後に徐々に低下する感光体ドラムの表面電位と比べた電位差が、所定値以下になるように上記現像バイアス電圧を生成して印加する。【選択図】図5B

Description

本発明は、画像形成装置に関し、より詳細には、緊急停止時に作動するインターロック部を備えた二成分現像方式の画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置には、例えば、DC5V及びDC24Vの2系統の直流を出力するDC電源が内蔵されている。通常、DC5Vは制御系のロジック部などに供給され、また、DC24Vはモータなどの駆動系の大電流消費部に供給される。このような画像形成装置の中には、緊急停止を必要とする場合に、モータや高圧回路などのDC24V電源を機械的に遮断する、所謂インターロック部(インターロックスイッチを有するインターロック機構)を備えたものがある。
緊急停止を必要とする場合とは、例えば、画像形成中に紙詰まりが発生したときや、そのような紙詰まりなどの不具合に対処するためにユーザが画像形成装置の外装カバーを開けたときなどが挙げられる。このようなインターロック部を備えておくことで、例えば外装カバーが開かれたときなどに、これと連動してインターロックスイッチがオープンになり、このインターロックスイッチの後段側に接続される負荷への電力供給が遮断される。
図4A、図4B、及び図5Aを参照し、インターロック部による電力供給遮断後の、従来の現像保持方法について説明する。図4Aに示すように、画像形成装置は、感光体ドラム3、それを帯電させるための帯電器5、及び現像ローラ2aを有する現像器2を備えると共に、図4Bに示すような高圧基板24が設けられている。そして、高圧基板24は、現像正バイアス回路24c及び現像逆バイアス回路24dを有し、現像ローラ2aに印加される現像バイアス電圧(現像実高圧出力とも言う)として「−450V」が必要な場合、高圧基板24では、現像正バイアス回路24cで「−550V」を発生させ、さらに、現像逆バイアス回路24dで「+100V」を発生させ、これらを合成する。
DC24VのDC電源から高圧基板24を経て駆動系に電力が供給された状態から、インターロック部による電力供給遮断がなされたとき(インターロックOFF時)について説明する。このとき、帯電器5において感光体ドラム3の帯電に用いる帯電電圧であるグリッド実高圧出力(例えば−630V)は直ぐに0Vになるが、感光体ドラム3の表面電位は、帯電中の電位(例えば−600V)から急に0Vにはならず残電荷の存在により徐々に低下していく。また、インターロックOFF時には感光体ドラム3の回転の動力源が無くなるが、感光体ドラム3は、電力供給遮断後も一定時間(例えば300msec)、惰性で回転し続ける。
そして、感光体ドラム3の惰性回転の間、感光体ドラム3にキャリアが付着してしまうことを防止するために、現像用の高圧基板は現像ローラ2aに対してインターロックOFF前の現像バイアス電圧(例えば−450V)を出力し続ける。なお、このような電力供給遮断後の現像バイアス電圧の出力のために、画像形成装置にはコンデンサ(現像保持用コンデンサ)が設けられている。このコンデンサは、そのチャージされた電荷による電圧(例えば24V)が現像バイアス電圧の出力によってインターロックOFF時から低下していき、例えば上記所定時間以上の時間で0Vに達するような容量を有する。このように、現像バイアス電圧の出力保持期間は、このコンデンサの容量に依存することになる。
また、特許文献1には、インターロック部を備えた画像形成装置において、緊急停止によりインターロック部が作動してその後段の負荷への電力供給が遮断されたときに、現像保持用コンデンサに蓄積された電力を、現像正バイアス回路及び現像逆バイアス回路のうち現像正バイアス回路のみに供給できるようにして、現像バイアス電圧の出力保持時間を長くする技術が開示されている。
特開2013−109115号公報
上述のように、従来技術では、インターロックOFF後に感光体ドラム3の表面電位が徐々に低下するのに対して、現像バイアス電圧は直前の電圧を維持している。しかしながら、この現像バイアス電圧は、感光体ドラム3の表面電位の低下によって、感光体ドラム3へのキャリア付着防止に必要な電圧より徐々に大きくなっていく。従って、従来技術では、コンデンサに蓄電された電力を有効に利用できているとは言えない。なお、特許文献1に記載の技術でも、現像バイアス電圧はインターロックOFF直前の電圧を維持しているため、同様のことが言える。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インターロック部を備えた二成分現像方式の画像形成装置において、緊急停止時にインターロック部によって電力供給が遮断された場合に、遮断前に蓄積された電力を有効に使用して、現像部に印加する現像バイアス電圧の出力保持時間(現像保持時間)を長くすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、感光体ドラムと、該感光体ドラムの表面を帯電させる帯電部と、静電潜像が形成された前記感光体ドラムにトナーを付与して該静電潜像を顕像化する現像部と、該現像部に現像バイアス電圧を印加すると共に前記帯電部に電圧を印加する高圧基板と、前記高圧基板に電力を供給する電源と、緊急停止時に該電源からの前記高圧基板への前記電力を遮断するインターロック部と、を備えた二成分現像方式の画像形成装置であって、前記高圧基板は、前記インターロック部により前記電力が遮断された場合、前記帯電部での帯電の停止後に徐々に低下する前記感光体ドラムの表面電位と比べた電位差が、所定値以下になるように前記現像バイアス電圧を生成して印加することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記帯電部における緊急停止直前の出力値に基づき、緊急停止時の前記表面電位を決定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記表面電位を、前記帯電部での帯電の停止後の低下予測を示す、前記感光体ドラムが惰性で回転する間の予測値に基づき決定することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記予測値は、前記感光体ドラムの使用状態に応じた値であることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記使用状態は、緊急停止前における前記感光体ドラムの回転速度、使用回数、周囲湿度のいずれか1又は複数を含むことを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1の技術手段において、前記感光体ドラムの表面の電位を計測する計測部を備え、前記表面電位として該計測部での計測結果を用いることを特徴としたものである。
本発明によれば、インターロック部を備えた二成分現像方式の画像形成装置において、緊急停止時にインターロック部によって電力供給が遮断された場合に、遮断前に蓄積された電力を有効に使用して、現像部に印加する現像バイアス電圧の出力保持時間(現像保持時間)を長くすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の一構成例を示す図である。 図1の画像形成装置における要部の一構成例を示す図である。 図1の画像形成装置における要部の他の構成例を示す図である。 図2Aの構成例を電気回路で示した図である。 図2Aの要部における高圧基板から出力される印刷開始時の現像バイアス電圧の一例を説明するための図である。 図2Aの要部における感光体ドラム、帯電器、及び現像器を示す図である。 図2Aの画像形成装置における印刷開始時の現像バイアス電圧の状態の一例を説明するための図である。 従来の画像形成装置による緊急停止時のタイミングチャートの一例を示す図である。 図2Aの画像形成装置による緊急停止時のタイミングチャートの一例を示す図である。 図2Aの画像形成装置における緊急停止時の処理例を説明するためのフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラムの表面電位について、プロセス速度との関係の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラムの表面電位の緊急停止後の低下の様子について、感光体ドラムが新品である場合と使用品である場合との違いを説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラムの表面電位の緊急停止後の低下の様子について、湿度との関係の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る画像形成装置の様々な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の一構成例を示す図である。本発明に適用可能な画像形成装置は、図示する複合機に限ったものではなく、例えば複写機や単機能プリンタ装置であってもよいし、ファクシミリ装置等であってもよい。
画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するもので、装置本体110と、自動原稿処理装置120とにより構成されている。装置本体110は、露光ユニット1、現像ローラ2aを有する現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91を有して構成されている。
装置本体110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また、自動原稿処理装置120は矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上面を開放することにより原稿を手置きできるようになっている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を帯電させるための帯電部の一例であり、図1に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器が用いられることもある。帯電器5は、上記表面が所定の電位に均一になるように帯電させる。
露光ユニット1は、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。露光ユニット1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。露光ユニット1としては、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2は、静電潜像が形成された感光体ドラム3にトナーを付与してその静電潜像を顕像化する現像部の一例である。この構成例における現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。またクリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。上記中間転写ローラ64は、YMCK用の各色に対応して4本設けられている。中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。また各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。中間転写ベルト61は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述のように各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト61で積層される。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト61の回転によって、用紙と中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によって用紙上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写ローラ10は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10若しくは中間転写ベルト駆動ローラ62のいずれか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、又は発泡性樹脂ローラ等々)が用いられる。
また、上述のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、若しくは、転写ローラ10によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、装置本体110の露光ユニット1の下側に設けられている。また、手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートを置くことができる。また、装置本体110の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また、装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81ないし手差し給紙カセット82から排紙トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d,レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。またピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。同様に、ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
また、レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、シートを挟んで回転するようになっている。またヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づき、図示しない制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ72とともにトナーをシートに熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。またヒートローラ71を外部から加熱するための外部加熱ベルト73が設けられている。
本発明の主たる目的は、インターロック部を備えた二成分現像方式の画像形成装置において、緊急停止時にインターロック部によって電力供給が遮断された場合に、遮断前に蓄積された電力を有効に使用して、現像部に印加する現像バイアス電圧の出力保持時間(現像保持時間)を長くすることにある。このための画像形成装置100の要部の一構成例について、図2A等を参照しながら説明する。
図2Aにおいて、画像形成装置は、感光体ドラム3と、帯電器5と、現像ローラ2aを有する現像器2と、インターロック部の一例であるインターロックスイッチ22と、現像ローラ2aに現像バイアス電圧を印加する高圧基板24と、インターロックスイッチ22を介して高圧基板24と接続され高圧基板24に電力を供給する電源の一例であるDC電源21と、を備える。さらに、画像形成装置は、高圧基板24での出力を制御する制御部25を備える。制御部25は、画像形成装置の全体を制御する主制御部に設けてもよいし、その主制御部により制御される副制御部として設けてもよい。
上記のインターロック部は、緊急停止時に上記電源からの高圧基板24への電力を遮断するために設けられている。高圧基板24は、帯電器5にも電圧を印加する。但し、高圧基板24は、現像器2用の高圧基板と、帯電器5用の高圧基板とで別々に構成することもできる。また、以下ではDC電源21が24V電源である例を挙げる。その他、図2Aでは説明の簡略化のために図示しないが、この画像形成装置には、高圧基板24と並列に接続された駆動系負荷も具備されている。
このような駆動系負荷の一例としてモータを設けた場合の好適な例について、図2Bを参照しながら、簡単に説明する。図2Bの構成例では画像形成装置にモータ23が設けられている。モータ23としては、例えば感光体ドラム3を回転させるためのモータが挙げられるが、一般的にこれ以外のモータも具備される。そして、画像形成装置は、モータ23等の駆動系負荷を設けた場合、インターロックOFF時にモータ23等の駆動系負荷から現像逆バイアス回路24dへの逆電流を遮断するための遮断スイッチ24e等の遮断部も設けることが好ましい。その詳細な説明については、特許文献1に記載されているため省略する。このような遮断部を設けることで、現像保持時間を延ばすこと(及び/又は蓄電容量を削減すること)が可能となる。
また、図2Aの高圧基板24は、ダイオード24aと、現像正バイアス電圧を生成する現像正バイアス回路24cと、現像逆バイアス電圧を生成する現像逆バイアス回路24dと、現像正バイアス回路24cの前段に設けられた蓄電部の一例であるコンデンサ24bとを備え、現像正バイアス回路24cと現像逆バイアス回路24dとが並列に接続され、現像正バイアス電圧と現像逆バイアス電圧とを合成して現像バイアス電圧を生成する。
図3の電気回路の例を参照しながら、図2Aの構成例について説明する。図3で例示する現像正バイアス回路24cは、現像正バイアストランスT1と、制御部25からの正バイアス電圧用(正バイ用)出力命令26に応じて駆動するトランス駆動回路27と、を有し、現像正バイアストランスT1で現像正バイアス電圧(−550V)を発生させる。同様に、現像逆バイアス回路24dは、現像逆バイアストランスT2と、制御部25からの逆バイアス電圧用(逆バイ用)出力命令28に応じて駆動するトランス駆動回路29と、を有し、現像逆バイアストランスT2で現像逆バイアス電圧(+100V)を発生させる。このように、高圧基板24では、通常時、Vcに「−450V」の一定の現像バイアス電圧を発生させるように制御されている。なお、この通常時の制御については、後述の図4Aでもその概要を示している。これに対して、緊急停止時は、インターロックスイッチ22がオフとなるため、両方のトランスT1,T2への24V電源供給は、現像保持用のコンデンサ24bにチャージされた電圧のみとなる。
ここで、コンデンサ24bを設ける主たる理由について、図4A〜図5Aを参照しながら説明する。図4Aは、図2Aの要部における高圧基板から出力される印刷開始時の現像バイアス電圧の一例を説明するための図、図4Bは、図2Aの要部における感光体ドラム、帯電器、及び現像器を示す図、図4Cは、図2Aの画像形成装置における印刷開始時の現像バイアス電圧の状態の一例を説明するための図である。また、図5Aは、従来の画像形成装置による緊急停止時のタイミングチャートの一例を示す図である。
まず、図4Aに示すように、現像ローラ2aに印加される現像バイアス電圧(現像実高圧出力とも言う)として、「−450V」が必要な場合、高圧基板24では、現像正バイアス回路24cで「−550V」を発生させ、さらに、現像逆バイアス回路24dで「+100V」を発生させ、これらを合成して現像バイアス電圧として「−450V」を生成する。
図4Bを参照して停止時及び印刷開始時の処理について説明する。停止時には、感光体ドラム3の表面は帯電しておらずその表面電位は「0V」となる。そして、印刷開始時に、感光体ドラム3、帯電器5、及び現像ローラ2aに通電され、感光体ドラム3が矢印の方向に回転し出すと、帯電器5によって「−630V」で帯電させることにより感光体ドラム3のX点より左側の部分が「−600V」によりに帯電されていくが、X点〜Y点間は帯電されていないため、XY部分の表面電位は「0V」の状態のままである。従って、現像ローラ2aを通過するXY部分には、−極性のトナーが強制的に付着してしまう。
これに対して、図4Cに示すように、印刷開始前に、前回転処理を行うことで、XY部分にトナーが付着することを防止できる。すなわち、感光体ドラム3の回転開始から、感光体ドラム3のXY部分が現像ローラ2aを通過する間、現像ローラ2aに現像バイアス電圧(現像実高圧出力)として、現像逆バイアス電圧の「+100V」を印加するように構成することで、−極性のトナーを現像ローラ2a側に引き付け、感光体ドラム3のXY部分にトナーが付着することを防止している。この技術は、主に二成分現像剤(トナー及びキャリア)が用いられるカラー機では一般的に行われている技術である。なお、このようなトナー付着防止のため、現像正バイアス回路24c及び現像逆バイアス回路24dを設けた構成例を挙げて説明しているが、これに限らず、高圧基板24は現像バイアス電圧を生成して印加できればよい。
ここで、二成分系の現像剤は、非磁性体のトナーと磁性体のキャリアからなる。このキャリアの主成分は鉄であり、マグネットローラである現像ローラ2aの磁力によって現像ローラ2a上に保持されており、電気的には、現像バイアス電圧とは逆極性(+)を有している。そのため、感光体ドラム3の表面電位と現像バイアス電圧との電位差が大きくなると、磁力よりも電気的な力が強くなり、感光体ドラム3上にキャリアが付着してしまうという問題がある。
例えば、図4Bにおいて、印字中に緊急停止され、インターロックスイッチ22がオフされた場合を想定する。この際、感光体ドラム3のX点は帯電器5の位置にあり、Y点は現像ローラ2aの位置にあるものとする。この場合、感光体ドラム3のXY部分は、帯電器5から出力される例えば−630Vの帯電電圧(グリッド実高圧出力とも言う)によって「−600V」に帯電されている。そして、インターロックスイッチ22がオフされたことで、現像ローラ2aは停止するが、仮にコンデンサ24bが具備されていない場合には、現像バイアス電圧は停止前の−450Vから0Vとなる。一方、緊急停止後も感光体ドラム3は惰性で回転し、感光体ドラム3のXY部分が現像ローラ2aを通過する。このとき、現像ローラ2aの現像バイアス電圧は「0V」、感光体ドラム3のXY部分の表面電位は「−600V」である。よって、これらの電位差が大きくなり、磁力よりも電気的な力が強くなり、感光体ドラム3上にキャリアが付着してしまう。
このような問題を回避するために、高圧基板24は、コンデンサ24bを具備し、緊急停止によりインターロックスイッチ22がオフされた後、感光体ドラム3が惰性回転する間、コンデンサ24bに蓄積された電力(チャージ電荷)により現像バイアス電圧を出力できるようにしている。
しかし、コンデンサ24bを単に設け、感光体ドラム3の惰性回転の間(例えば300msec)、停止前と同じ「−450V」の現像デバイス電圧を出力するだけでは、図5Aに示すように、感光体ドラム3の表面電位がインターロックOFF時から徐々に小さくなっていき、現像実高圧出力との電位差が変化していくため、コンデンサ24bに蓄電された電力を有効に利用できているとは言えない。
これに対し、本発明の主たる特徴として、高圧基板24は、緊急停止時にインターロック部により電力が遮断された場合、帯電器5での帯電の停止後に徐々に低下する感光体ドラム3の表面電位と比べた電位差が所定値(緊急停止前以下の値)以下になるように現像バイアス電圧を生成して印加する。無論、このような電力遮断時の電力供給のためには、コンデンサ24bを高圧基板24に設けた例を挙げているように、コンデンサ等の蓄電部を設けておく必要がある。また、キャリアの付着を問題としていることからも分かるように、上記電位差とは、現像ローラ2aと感光体ドラム3との最短距離の位置における電位差を指し、現像ローラ2aの電圧(例えば−450V)が感光体ドラム3の表面電位(例えば−600V)より高い(絶対値は小さい)ものとする。
図5Bの具体例を参照しながら、このような現像デバイス電圧の生成及びそれによる現像保持について説明する。図5Bは、図2Aの画像形成装置による緊急停止時のタイミングチャートの一例を示す図である。
図5Bの例では、感光体ドラム3の表面電位が−600Vから徐々に低下するため、現像バイアス電圧(現像実高圧出力)を、上記表面電位との電位差が所定値(ここでは150V程度)以下を保つように階段状に下げながら出力する。この所定値は、感光体ドラム3へのキャリア付着が防止できる電位差に基づき決めておけばよく、この例では、感光体ドラム3の表面電位と現像実高圧出力との電位差を150V程度にすればキャリア付着が防止できる例を挙げているため、電位差を150V程度に保てばよい。
実際の現像実高圧出力の制御は、例えば、図3に示した正バイ用出力命令26において、このような電位差の条件を満たすように連続的に或いは階段状に変化させる信号を出力するなどにより実現できる。このとき、逆バイ用出力命令28はそのままでよい。このような制御は制御部25によってなされる。無論、上記条件を満たすように双方の命令26,28のパルスを出力するようにしてもよい。なお、実際には所定の値に保つように階段がほぼ滑らかになるように制御することが好ましい。
また、上記所定値以下であれば、範囲を決めておいてもよい。つまり、上記所定値以下であれば、所定範囲内になるように高圧基板24が現像バイアス電圧を生成してもよい。例えば、上記電位差が140V以上、150V未満の範囲に収まるように現像バイアス電圧を生成するようにしてもよい。この場合にも、正バイ用出力命令26及び/又は逆バイ用出力命令28を、上記所定範囲内といった条件を満たすような信号を出力するなどにより、現像バイアス電圧を生成すればよい。
このようにして、上記電位差が上記所定値以下になるように現像バイアス電圧を生成して印加することで、単に感光体ドラム3へのキャリア付着を防止するだけでなく、コンデンサ24bにおけるチャージされた電荷の電位低下が遅くなり、その分、現像保持時間を延ばすこと(及び/又はコンデンサ24bの容量を削減すること)が可能となる。
具体的に図5Bの例でその理由を説明する。まず、現像正バイアス回路24cの現像正バイアス電圧Vbを「−550V」のままではなく徐々に小さくすることで、消費電力が小さくなる。そして、この消費電力が小さくなった分、図5Aの領域Iと図5Bの領域IIにおいてコンデンサ24bのチャージされた電荷による電圧の減少の様子を図示したように、領域Iより領域IIの方が減少の傾きが緩やかになり(電位低下が遅くなり)、結果としてチャージ電荷が消費される時間が長くなる。これにより、図5Bの例は、図5Aの例における300msecに対して、同じ容量のコンデンサ24bを使用した状態で、200msecだけ伸びて500msecとなっている。
次に、このような制御に用いる感光体ドラム3の表面電位(つまりドラム表面電位)の取得方法について説明する。本実施形態では、この表面電位を直接測定するのではなく、緊急停止(インターロックOFF)時のグリッド実高圧出力の命令値(例えば−630V)を確認することで、その時のドラム表面電位のおおよその値を推測する。このように、画像形成装置は、感光体ドラム3に帯電させる帯電器5における緊急停止直前の出力値(出力命令値)に基づき、緊急停止時のドラム表面電位を決定することが好ましい。
このような決定は、制御部25(又は高圧基板24)が行うように構成しておけばよい。例えば、制御部25内のテーブル25aに、出力値と決定値(推測値)との関係を登録しておき、制御時(決定時)にそのテーブル25aを読み出せばよい。なお、出力値の代わりに、その出力値になるような画像形成モードやプロセス速度など、印刷条件を登録しておいてもよい。
また、緊急停止後の感光体ドラム3の惰性回転の間のドラム表面電位の変移についても、その出力命令値からおおよその値が推測できる。よって、画像形成装置は、ドラム表面電位を、帯電器5での帯電の停止後の低下予測を示す予測値に基づき決定することが好ましい。この予測値は、感光体ドラム3が惰性で回転する間の(時系列の)予測値である。無論、この予測値は、キャリア付着防止に用いるものであるため、惰性回転による位置変化を考慮する必要がある。よって、この予測値としては、現像ローラ2aとの最近接位置(図4Bで説明したY点)におけるドラム表面電位の予測値が用いられる。
このような決定についても、制御部25(又は高圧基板24)が行うように構成しておけばよい。例えば、制御部25内のテーブル25aに、出力値(又は印刷条件)と惰性回転開始時からの経過時間と予測値との関係を登録しておき、制御時(決定時)にそのテーブル25aを読み出せばよい。
次に、図6を参照しながら、図2Aの画像形成装置における緊急停止時の処理の一例を説明する。制御部25からの制御などによってインターロックがOFFされると(ステップS1)、現像実高圧出力以外の高圧出力が停止する(ステップS2)。次に、制御部25は、グリッド実高圧出力命令における出力値、現像実高圧出力命令における出力値を確認する(ステップS3)。次いで、制御部25は、それらの出力値の電位差(両者の電位の差分の絶対値)が所定値(例えば150V)以上あるか否かを判定する(ステップS4)。なお、簡略化のために150Vの例を挙げたが、ステップS3においてグリッド実高圧出力を−630Vとしたことによりドラム表面電位が−600Vになっていることを考慮し、ステップS4での判定には所定値として180Vを用いるようにしてもよい。ステップS4でYESの場合、制御部25は、現像実高圧出力値を目標値(上記電位差が上記所定値以下になるような値)まで下げるように制御する(ステップS5)。
次いで、制御部25は、テーブル25aを参照して、インターロックOFF時からの経過時間に応じたドラム表面電位の予測値を読み出して確認すると共に、現在の現像実高圧出力値も確認し(ステップS6)、ドラム表面電位の予測値が0Vとなったか否かを判定する(ステップS7)。なお、ステップS4でNOの場合には、ステップS5を経ずにステップS6に進む。
ステップS7でYESの場合、処理を終了し、ステップS7でNOの場合、ステップS4に戻り、ステップS6で確認した2つの値を比較して、それらの電位差の判定を行う。このようにして、ステップS7でYESとなるまで処理を繰り返し、常にキャリア付着防止に必要な分だけコンデンサ24bから電力を供給する。
図5Bの例を挙げて、このような処理の一場面を説明する。キャリア付着防止に必要な電位差が150V程度であるとすると、ドラム表面電位が−200Vとなった場面では、現像実高圧出力としては−350Vを出力すれば十分であるため、その値(つまり−350V)になるように制御すればよい。これに対し、図5Aで示した従来の例では、ドラム表面電位が−200Vとなった場面でも現像実高圧出力が−450Vで維持されているため、電位差が250Vもあり、コンデンサ24bのチャージ電荷を無駄に消費し、結果保持時間が短くなってしまっている。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置について、図7A〜図7Cを併せて参照しながら説明する。図7Aは感光体ドラムの表面電位とプロセス速度との関係の一例を示す図、図7Bは感光体ドラムの表面電位の緊急停止後の低下の様子について、感光体ドラムが新品である場合と使用品である場合との違いを説明するための図、図7Cは感光体ドラムの表面電位の緊急停止後の低下の様子について、湿度との関係の一例を示す図である。
本実施形態では、上記予測値は感光体ドラム3の使用状態に応じた値とすることを特徴とする。特に、上記使用状態は、緊急停止前における感光体ドラム3の回転速度、使用回数、周囲湿度のいずれか1又は複数を含むことが好ましい。
上記使用状態について個々に説明する。実際、図7Aに傾向を示すように、感光体ドラム3の表面電位はプロセス速度に応じて(換言すれば感光体ドラム3の回転速度に応じて)変わる。基本的に、プロセス速度や回転速度が速い程、帯電期間の短さから、帯電し難くなり、ドラム表面電位は小さくなる。従って、上記予測値として、緊急停止前における感光体3の回転速度に応じた値(回転速度が大きい程、小さい値)を用いることが、ドラム表面電位を精確に予測する上で好ましいと言える。
また、図7Bに傾向を示すように、感光体ドラム3が使用品(使用済み品)の方が新品に比べて、帯電終了時点からの時間経過に応じたドラム表面電位の下がり方が大きくなる。従って、上記予測値として、(緊急停止前における)感光体ドラム3の使用回数に応じた値(使用回数、つまり回転回数が多い程、下がり方を早くした予測値)を用いることが、ドラム表面電位を精確に予測する上で好ましいと言える。
また、図7Cに傾向を示すように、感光体ドラム3の湿度が高い方が、帯電終了時点からの時間経過に応じたドラム表面電位の下がり方が大きくなる。従って、上記予測値として、感光体ドラム3付近の湿度に応じた値(湿度が高い程、下がり方を早くした予測値)を用いることが、ドラム表面電位を精確に予測する上で好ましいと言える。感光体ドラム3付近とは、画像形成装置の内部であることが好ましいが、画像形成装置の外部であって近隣であればよい。無論、湿度の情報を得るために、画像形成装置に湿度計を設けておくか、湿度情報を外部の湿度計から得るような経路が必要になる。また、湿度の計測は、予測時に行えばよく、緊急停止時に行えば済む。
(第3の実施形態)
第1,第2の実施形態では感光体ドラム3の表面電位を予測等により見積もって得たが、本発明の第3の実施形態では、この表面電位を実際に計測する。そのため、本実施形態に係る画像形成装置は、感光体ドラム3の表面の電位を計測する計測部を備えるものとする。この計測部は、感光体ドラム3の表面に対して若干離間させて設置した表面電位センサなどでなる。そして、高圧基板24(又は制御部25)は、感光体ドラム3の表面電位としてこの計測部での計測結果を用いればよい。
1…露光ユニット、2…現像器、2a…現像ローラ、3…感光体ドラム、4…クリーナユニット、5…帯電器、6…中間転写ベルトユニット、7…定着ユニット、10…転写ローラ、11a,11b…ピックアップローラ、12a〜12d…搬送ローラ、13…レジストローラ、21…DC電源、22…インターロックスイッチ、23…モータ、24…高圧基板、24a…ダイオード、24b…コンデンサ、24c…現像正バイアス回路、24d…現像逆バイアス回路、24e…遮断スイッチ、25…制御部、25a…テーブル、27,29…トランス駆動回路、81…給紙カセット、82…手差し給紙カセット、91…排紙トレイ、92…原稿載置台、100…画像形成装置、110…装置本体、120…自動原稿処理装置。

Claims (6)

  1. 感光体ドラムと、該感光体ドラムの表面を帯電させる帯電部と、静電潜像が形成された前記感光体ドラムにトナーを付与して該静電潜像を顕像化する現像部と、該現像部に現像バイアス電圧を印加すると共に前記帯電部に電圧を印加する高圧基板と、前記高圧基板に電力を供給する電源と、緊急停止時に該電源からの前記高圧基板への前記電力を遮断するインターロック部と、を備えた二成分現像方式の画像形成装置であって、
    前記高圧基板は、前記インターロック部により前記電力が遮断された場合、前記帯電部での帯電の停止後に徐々に低下する前記感光体ドラムの表面電位と比べた電位差が、所定値以下になるように前記現像バイアス電圧を生成して印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電部における緊急停止直前の出力値に基づき、緊急停止時の前記表面電位を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表面電位を、前記帯電部での帯電の停止後の低下予測を示す、前記感光体ドラムが惰性で回転する間の予測値に基づき決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記予測値は、前記感光体ドラムの使用状態に応じた値であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記使用状態は、緊急停止前における前記感光体ドラムの回転速度、使用回数、周囲湿度のいずれか1又は複数を含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体ドラムの表面の電位を計測する計測部を備え、
    前記表面電位として該計測部での計測結果を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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