JP2016108793A - 開口部装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで把手の発火を防止可能な開口部装置を実現することにある。【解決手段】枠体と、前記枠体に設けられ、把手を有する戸体と、を備える開口部装置であって、前記把手は、金属製の把手本体と、前記把手本体を前記戸体に取り付けるための台座本体と、樹脂製の台座部品を備える台座を有し、前記台座と前記戸体との間には、融点または軟化点が前記台座部品の発火点よりも低い樹脂ライナーが設けられていることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、開口部装置に関する。特に、枠体と、当該枠体内に開閉自在に設けられる、把手を有する戸体と、を備える開口部装置に関する。
枠体と、当該枠体に設けられる障子や扉等の戸体と、を備える窓等の開口部装置は、既によく知られている。
このような開口部装置の戸体には、戸体の開閉等のために操作される把手が設けられており、当該把手は、金属製の把手本体と当該把手本体を戸体に取り付けるための台座とを備えている。
特公平7−86293号公報
ところで、把手の中には、把手本体の回転位置を保持するため等の目的で台座に樹脂製の台座部品が用いられているものがある。そして、かかる場合においては、戸体の一方側から火災が発生した際に、戸体を伝わった熱が把手の台座部品に達して台座部品が発火する虞がある。
従来は、かかる事態を防止するために、台座を全て金属製とし樹脂製の台座部品を使用しないようにすることとしていた。しかしながら、台座を全て金属製とした場合には、高コストとなってしまう問題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低コストで把手の発火を防止可能な開口部装置を実現することにある。
かかる目的を達成するために本発明の開口部装置は、枠体と、前記枠体に設けられ、把手を有する戸体と、を備える開口部装置であって、
前記把手は、
金属製の把手本体と、
前記把手本体を前記戸体に取り付けるための台座本体と樹脂製の台座部品とを備える台座を有し、前記台座と前記戸体との間には、融点または軟化点が前記台座部品の発火点よりも低い樹脂ライナーが設けられていることを特徴とする開口部装置である。
このような開口部装置によれば、低コストで把手の発火を防止することが可能となる。
かかる開口部装置であって、
前記樹脂ライナーが位置する空間は、前記樹脂ライナーが火炎の熱により溶融または軟化することにより、前記樹脂ライナーの体積分の空気層となることが望ましい。
このような開口部装置によれば、樹脂ライナーが火炎の熱により溶融または軟化して無くなることにより戸体と台座との間に空気層ができ、当該空気層が存在することにより、空気層が断熱作用を発揮して、台座本体や樹脂製の台座部品に火炎の熱が伝わりにくくなり、また、伝わった熱については、台座本体から放熱し易くなる。そのため、樹脂製の台座部品の発火点を超える台座本体や樹脂製の台座部品の温度上昇が抑えられる。したがって、低コストで把手の発火を防止可能な開口部装置を実現することが可能となる。
かかる開口部装置であって、
前記台座部品の材質はポリアセタール系樹脂であり、前記樹脂ライナーの材質はスチレン系樹脂であることが望ましい。
このような開口部装置によれば、スチレン系樹脂の融点または軟化点はポリアセタール系樹脂の発火点よりも低いため、確実に樹脂ライナーが先に無くなることにより戸体と台座との間に空気層ができ、しかもスチレン系樹脂とポリアセタール系樹脂の様々な組合せが行えるため用途、機能、価格等の必要性に応じて適切な材料を選択することができる。
かかる開口部装置であって、
前記台座部品の材質はPOMであり、前記樹脂ライナーの材質はASAであることが望ましい。
このような開口部装置によれば、POMの発火点は約400度であり、ASAの軟化点は約120〜130度であるため、確実に樹脂ライナーの軟化点を樹脂製の台座部品の発火点よりも低くすることができる。
また、ASAは軟化点が低く、発火点が高い材質のためライナー自体の発炎リスクを低減できる。更に、ASAは塗装ができるため、ハンドルとライナーを組み合わせた時の意匠性が良く、しかも、対候性が良い材質なので劣化が起こりにくい。
本発明によれば、低コストで把手の発火を防止可能な開口部装置を実現することができる。
縦すべり出し窓10の正面模式図である。 縦すべり出し窓10の縦断面図である。 縦すべり出し窓10の横断面図である。 図3の把手60及びその周辺部を拡大した拡大図である。 把手60を表した図である。 台座64の裏面を拡大した拡大図である。 ナット部品76を表した図である。 樹脂ライナー80を表した図である。 台座64と樹脂ライナー80が一体化した様子を示した図である。
===本実施の形態に係る縦すべり出し窓10について===
本実施の形態に係る開口部装置の一例としての縦すべり出し窓10について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、縦すべり出し窓10の正面模式図である。図2は、縦すべり出し窓10の縦断面図である。図3は、縦すべり出し窓10の横断面図である。
なお、以下の説明においては、縦すべり出し窓10を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
本実施形態の縦すべり出し窓10は、枠体20と戸体の一例としての障子40とを備えている。
枠体20は、上枠30と下枠32と左右の縦枠35とを備えている。上枠30と下枠32と左右の縦枠35のいずれもが、例えばアルミニウム製の押出成形部材である。そして、枠体20は、これら4つの枠体が矩形状に枠組みされて、全体として開口を形成している。上枠30と下枠は、左右方向に延びた長尺状の部材であり、縦枠35は、上下方向に延びた長尺状の部材である。
障子40は、枠体20により形成された前記開口に収容される部材である。障子40は、枠体20に、すべり出し金具38を介して、取り付けられている。
障子40は、框体50と複層ガラス42とを有している。
框体50は、上框52と、下框54と、左右の竪框56と、を備えている。上框52と下框54と左右の竪框のいずれもが、アルミニウム製の押出成形部材である。そして、框体50は、これら4つの框体が矩形状に枠組みされて、全体として開口を形成している。そして、この開口に、複層ガラス42が取り付けられている。上框52と下框54は、左右方向に延びた長尺状の部材であり、竪框56は、上下方向に延びた長尺状の部材である。
複層ガラス42は、外側の網入りガラス42aと内側のLow−Eガラス42bとが見込み方向において間隔を隔てて対面したガラスであり、網入りガラス42aとLow−Eガラス42bの上下方向と左右方向の内周端には、内部に乾燥剤が封入されたスペーサー42cが設けられている。
また、竪框56(本実施の形態においては、右側の竪框56)の上下方向における略中央には、把手60(換言すれば、ハンドル)が備えられている。
<<<把手60及びその周辺の構成について>>>
次に、本実施の形態に係る把手60及びその周辺の構成について、図4乃至図9を用いて説明する。図4は、図3の把手60及びその周辺部を拡大した拡大図である。図5は、把手60を表した図である。図6は、台座64の裏面を拡大した拡大図である。図7は、ナット部品76を表した図である。図8は、樹脂ライナー80を表した図である。図9は、台座64と樹脂ライナー80が一体化した(組み合わされた)様子を示した図である。
把手60は、竪框56に対して回転可能に設けられ、障子40の開閉のために操作者により操作される部分である。把手60は、竪框56の室内側の面に設けられている。
この把手60は、把手本体62と、台座64と、ナット部品76と、を備えている。
把手本体62は、操作者により掴まれる部分であり、通常時には、その長手方向が上下方向に沿った状態(図1参照)となっている。そして、操作者が、当該把手本体62を90度回転させて前記長手方向が左右方向に沿った状態に移行させると、施錠が解除されて障子40が開くようになる。操作者は、把手本体62を90度回転させた後に把手本体62を掴んだまま障子40を見込み方向(室内側から室外側に向かう方向)に押すと、障子40が開くこととなる。
この把手本体62は、金属製であり、後述する台座64に対し回転自在に取り付けられている。すなわち、この把手本体62には、軸方向が見込み方向に沿った軸部62aが設けられており、把手本体62は当該軸部62aを中心として回転する。なお、軸部62aの断面形状は、正方形状となっている。
台座64は、把手60(把手本体62)を竪框56に取り付けるためのものである。なお、本実施の形態においては、台座64は、後述する樹脂ライナー80を介して竪框56に取り付けられている。この台座64は、金属製の部品と樹脂製の部品とからなり、平面視において長方形状を備えている。そして、長辺方向が上下方向に沿うように竪框56に取り付けられている。
この台座64は、金属製の台座本体68に、ポリアセタール系の樹脂製(具体的な材質は、POM)の台座部品70が嵌め込まれることにより構成されている。すなわち、台座本体68の裏面側(つまり、竪框56に近い方の面側)には、凹部が形成されており、当該凹部に台座部品70が収容されている。
台座64の中央部には、前記軸部62aが貫通する貫通穴が設けられている。具体的には、台座本体68に円形状の本体貫通穴(不図示)が、台座部品70には円形状の部品貫通穴70aが、それぞれ設けられており、軸部62aは、本体貫通穴及び部品貫通穴70aを貫通している。ここで、本体貫通穴については、軸部62aのみが貫通する一方で、部品貫通穴70aについては、軸部62aと軸部62aが嵌合するナット部品76の双方が貫通している。
すなわち、ナット部品76は、円形状の部品である一方で、中央部には軸部62aを貫通させるための正方形状の軸貫通穴76aが設けられている。そして、正方形状の軸部62aが正方形状の軸貫通穴76aを貫通しているため、軸部62aが回転すると、ナット部品76は軸部62aと一体的に回転するようになっている。ナット部品76の材質は台座部品70と同じくポリアセタール系の樹脂製(具体的な材質は、POM)である。
また、ナット部品76は、共に円形状の小径部77と大径部78とを備えている(なお、軸部62aは小径部77と大径部78の双方を貫いている)。小径部77は、大径部78よりも、見込み方向において、竪框56に近い側に設けられている。そして、小径部77が部品貫通穴70aに入り込んでいる(部品貫通穴70aを貫通している)一方で、大径部78は、台座部品70に設けられた一対のバネ部材72と係合するようになっている。
つまり、大径部78の外周部には、90度間隔で4箇所に、凹部78aが設けられている。その一方で、バネ部材72は、180度間隔で2箇所に設けられ、各々のバネ部材72の先端凸部72aが、4つの凹部78aのうちの互いに向かい合う2つの凹部78a(互いに180度離れた2つの凹部78a)に同時に嵌合できるようになっている。そして、把手本体62の長手方向が上下方向に沿った図1の状態においては、各々の先端凸部72aが、4つの凹部78aのうちの互いに向かい合う2つの凹部78aに嵌合しており、この状態から、操作者が当該把手本体62を90度回転させて前記長手方向が左右方向に沿った状態に移行させると、各々の先端凸部72aが、4つの凹部78aのうちの他の2つの凹部78aに嵌合することとなる、このように、台座部品70のバネ部材72は、把手本体62の軸部62aと一体的に回転するナット部品76と協働して、把手本体62を90度毎に位置決めする役割を果たす。
また、台座64の長辺方向における両端部には、ネジ穴が2箇所設けられている。具体的には、台座本体68に本体ネジ穴(不図示)が、台座部品70には部品ネジ穴70bが、それぞれ設けられており、ネジ(不図示)は、本体ネジ穴及び部品ネジ穴70bを貫通している。なお、台座部品70には、後述する樹脂ライナー80を台座部品70に嵌め込むための円形状の突出部70cが設けられており、この突出部70cに部品ネジ穴70bが配置されている。なお、台座64の当該両端部には、ネジを隠すためのキャップ69がネジの頭部を覆うように設けられている。
樹脂ライナー80は、把手60の台座64と障子40の竪框56との間に設けられた樹脂製(具体的な材質は、ASA等のスチレン系樹脂)の部材である。この樹脂ライナー80(ASA等のスチレン系樹脂)の融点または軟化点は前述した台座部品70(POM等のポリアセタール系)の発火点よりも低くなっており、このことにより、把手60、具体的には、把手60の台座64に設けられた台座部品70の発火を防止する役割を果たす(詳細については、後述する)。
樹脂ライナー80は、厚みを有し、台座64と同様、平面視において長方形状を備えている。そして、当該樹脂ライナー80は、見込み方向において竪框56と台座64に挟まれた状態で、竪框56と台座64の双方に接触している(台座64については、台座64の裏面に接触しているため、多くの部分で台座部品70に接触している)。なお、本実施の形態においては、樹脂ライナー80の外側面80aが、台座64の外側面64aと面一となっている。
樹脂ライナー80の中央部には、前記軸部62aが貫通するライナー貫通穴80bが設けられており、台座64の前記貫通穴を貫通する軸部62aが、ライナー貫通穴80bも貫通している。台座64の貫通穴とライナー貫通穴80bを貫通する軸部62aは竪框56まで達しており、竪框56に設けられた不図示の施錠機構と連結している。
また、樹脂ライナー80の長辺方向における両端部には、ライナーネジ穴80cが2箇所設けられており、台座64の前記ネジ穴を貫通するネジ(不図示)は、ライナーネジ穴80cも貫通している。台座64のネジ穴とライナーネジ穴80cを貫通するネジは竪框56まで達しており、このことにより、台座64が樹脂ライナー80を介して竪框56に固定されている。換言すれば、台座64が樹脂ライナー80に取り付けられ(設けられ)、樹脂ライナー80が竪框56に取り付けられている(設けられている)。
なお、樹脂ライナー80には、台座64(台座部品70)に嵌め込むための円形状の窪み部80dと、竪框56に嵌め込むための円形状の突出部80eとを備えている。そして、窪み部80dが突出部70cに嵌合することにより、樹脂ライナー80が台座64(台座部品70)と一体化されている。また、竪框56には、突出部80eと嵌合する不図示の位置決め穴が設けられており、当該嵌合により、樹脂ライナー80(換言すれば、一体化された台座64及び樹脂ライナー80)が竪框56に取り付けられている(位置決めされている)。なお、ライナーネジ穴80cは窪み部80d及び突出部80eに配置されている。
===本実施の形態に係る縦すべり出し窓10の有効性について===
上述したとおり、本実施の形態に縦すべり出し窓10は、枠体20と、枠体20に設けられ、把手60を有する障子40と、を備えることとした。そして、把手60は、金属製の把手本体62と、把手本体62を障子40に取り付けるための台座本体68と樹脂製の台座部品70とを備える台座64を有し、台座64と障子40との間には、融点または軟化点が台座部品70の発火点よりも低い樹脂ライナー80が設けられていることとした。そのため、低コストで把手60の発火を防止可能な縦すべり出し窓10を実現することが可能となる。
仮に台座64、障子40(竪框56)間に樹脂ライナー80を設けずに、台座64を竪框56に互いが接触するように取り付けた場合には、台座部品70は樹脂製であるため、火災が発生した際に、竪框56を伝わった熱が台座部品70に達して台座部品70が発火する虞がある。すなわち、本実施の形態においては、把手60が室内側に位置するため、室外での火災により屋内側で把手60(台座部品70)が発火する事態が生じ得る。
従来は、かかる事態を防止するために、台座64を全て金属製として樹脂製の台座部品70を使用しないようにすることとしていた。しかしながら、台座64を全て金属製とした場合には、高コストとなってしまう問題があった。
これに対し、本実施の形態においては、把手60の台座64と障子40の竪框56との間に樹脂ライナー80を設け、さらに、当該樹脂ライナー80を、その融点または軟化点が台座部品70の発火点よりも低い部材とした。そのため、火災が発生した際に、竪框56を伝わった火炎の熱が樹脂ライナー80に達するが、樹脂ライナー80の融点または軟化点が台座部品70の発火点よりも低いため、台座部品70が発火する前に樹脂ライナー80が溶融または軟化して落下する。そして、樹脂ライナー80が火炎の熱により溶融または軟化して落下することにより、樹脂ライナー80が位置する空間は、樹脂ライナー80の体積分の空気層となる。換言すれば、台座64(台座部品70)と竪框56の間には、樹脂ライナー80の厚み分の隙間が発生する。そして、当該空気層が存在することにより、空気層が断熱作用を発揮して、台座64(台座部品70)に火炎の熱が伝わりにくくなり、また、伝わった熱については、台座64(台座部品70)から放熱し易くなる。そのため、発火点を超える台座64(台座部品70)の温度上昇が抑えられる。したがって、低コストで把手60の台座64の発火を防止可能な縦すべり出し窓10を実現することが可能となる。
また、本実施の形態においては、台座部品70の材質はポリアセタール系樹脂であり、樹脂ライナー80の材質はスチレン系樹脂であることとした。
そのため、スチレン系樹脂の融点または軟化点はポリアセタール系樹脂の発火点よりも低いため、確実に樹脂ライナーが先に無くなることにより戸体と台座との間に空気層ができ、しかもスチレン系樹脂とポリアセタール系樹脂の様々な組合せが行えるため用途、機能、価格等の必要性に応じて適切な材料を選択することができる。
また、本実施の形態においては、台座部品70の材質はPOMであり、樹脂ライナー80の材質はASAであることとした。
POMの発火点は、約400度であり、ASAの軟化点は約120〜130度であるため、確実に樹脂ライナーの軟化点を樹脂製の台座部品の発火点よりも低くすることができる。
また、ASAは軟化点が低く、発火点が高い材質のためライナー自体の発炎リスクを低減できる。更に、ASAは塗装ができるため、ハンドルとライナーを組み合わせた時の意匠性が良く、しかも、対候性が良い材質なので劣化が起こりにくい。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
上記実施の形態においては、開口部装置として、窓を例に挙げたがこれに限定されるものではない。例えば、ドア等であってもよい。また、窓として、縦すべり出し窓10を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、どのような窓であってもよい。
また、戸体として、障子40を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、扉等であってもよい。また、スチレン系樹脂としてはASA以外にABSやAESを用いることもできる。
10 縦すべり出し窓、
20 枠体、40 障子、
60 把手、62 把手本体、
64 台座、64a 外側面、
70 台座部品、
80 樹脂ライナー、80a 外側面

Claims (4)

  1. 枠体と、前記枠体に設けられる、把手を有する戸体と、を備える開口部装置であって、
    前記把手は、
    金属製の把手本体と、
    前記把手本体を前記戸体に取り付けるための台座本体と樹脂製の台座部品とを備える台座を有し、
    前記台座と前記戸体との間には、融点または軟化点が前記台座部品の発火点よりも低い樹脂ライナーが設けられていることを特徴とする開口部装置。
  2. 請求項1に記載の開口部装置において、
    前記樹脂ライナーが位置する空間は、前記樹脂ライナーが火炎の熱により溶融または軟化することにより、前記樹脂ライナーの体積分の空気層となることを特徴とする開口部装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の開口部装置において、
    前記台座部品の材質はポリアセタール系樹脂であり、前記樹脂ライナーの材質はスチレン系樹脂であることを特徴とする開口部装置。
  4. 請求項3に記載の開口部装置において、
    前記台座部品の材質はPOMであり、前記樹脂ライナーの材質はASAであることを特徴とする開口部装置。
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