JP2016107849A - 開閉ルーフ車の整流構造 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、開閉ルーフを開いた状態における特有の騒音を抑制する様々な技術が提案されている。
上記ウインドウ枠材は、鋼板で構成した枠材、あるいは鋼板で構成した枠材にトリムやガーニッシュを装着した枠材などとすることができる。
上記開閉ルーフが開いた際とは、例えば車両後部に折り畳むように格納される開閉ルーフにおいて、ウインドウ枠材から開閉ルーフの前端が離間開始した状態をいう。
具体的には、例えば、ウインドウ枠材における上部の車幅方向外側に、ウインドウ枠材と開閉ルーフとの固定部や位置決め部を配設した場合であっても、昇降手段は、格納位置から車両上方、かつ車幅方向外側に向けてデフレクタを移動することで、固定部や位置決め部を回避するようにしてデフレクタを上昇させることができる。
従って、開閉ルーフ車の整流構造は、ウインドウ枠材の上部における車幅方向外側を流れる走行風を整流するとともに、走行風による騒音の発生を抑制することができる。
具体的には、開閉ルーフが閉じた状態では、走行風が車両表面に沿って車両後方へ流動するが、開閉ルーフが開いた状態では、車両上部の開口や車室内との圧力差によって走行風が車両後方へスムーズに案内されず、開閉ルーフが閉じた場合に比べて走行風の流れが乱れ易い。
従って、開閉ルーフ車の整流構造は、ウインドウ枠材と略対向する対向突出部が車両後方に配設された場合であっても、車両後方へ流れる走行風による騒音の発生をより抑制することができる。
この発明により、開閉ルーフ車の整流構造は、部品点数を低減するとともに、簡素な構成で、ウインドウ枠材の上部における車幅方向外側を流れる走行風を整流することができる。
具体的には、一対の連結支持部、一対の連結支持部から延設した一対の延設部、及び横架部で連結部材を構成しているため、弾性を有する一本の線状体で連結部材を形成することができる。
まず、本実施形態における車両1について、図1から図5を用いて詳しく説明する。
また、図中において、矢印Fr及びRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印Rh及びLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、図中の上方を車両上方とし、図中の下方を車両下方とする。
フロントピラー110は、図示を省略したピラーパネルと、車両の意匠面を構成するピラーガーニッシュ111と、車室部8側の意匠部分であるピラートリム112とで構成している。なお、ピラーガーニッシュ111がピラーパネルの車幅方向外側に装着され、ピラートリム112がピラーパネルの車幅方向内側に装着されている。
なお、図6は開閉ルーフ20が開いた状態におけるデフレクタ装置30の背面図を示し、図7は図6中のA−A矢視断面図を示し、図8は開閉ルーフ20が閉じた状態におけるデフレクタ装置30の背面図を示し、図9は図8中のA−A矢視断面図を示している。
横架部323は、図10及び図11に示すように、一対の延設部322における前端を略直角に折り曲げて、延設部322の前端同士をそれぞれ連結するように形成している。
まず、開閉ルーフ20が開いた状態において、乗員の操作によって開閉ルーフ20が閉じられると、開閉ルーフ20は、折り畳まれていたルーフ前部21、及びルーフ後部22を展開しながら、車室部8の上方へ移動する。
従って、車両1の整流構造は、ウインドウ枠材10の上部における車幅方向外側を流れる走行風を整流するとともに、走行風による騒音の発生を抑制することができる。
従って、車両1の整流構造は、トーションバーバネとして機能する連結部材32によって、より簡素な構成で、ウインドウ枠材10の上部における車幅方向外側を流れる走行風を、より安定して整流することができる。
また、車両後方への格納空間に向けて折り畳むように格納される開閉ルーフ20としたが、これに限定せず、車両上部のルーフ部分が取り外し可能な開閉ルーフであってもよい。
また、挟持部材33とヘッダインナパネル122とで連結部材32を挟持したが、これに限定せず、例えば、挟持部材33とヘッダトリム125とで連結部材32を挟持してもよい。
また、車両上方へ上昇するデフレクタ31としたが、これに限定せず、車両斜め上方後方、かつ車幅方向外側へ向けて上昇するデフレクタとしてもよい。
この発明の開閉ルーフ車は、実施形態の車両1に対応し、
以下同様に、
昇降手段は、連結部材32、及び挟持部材33に対応し、
対向突出部は、デッキカバー23に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
9…フロントウインドウガラス
10…ウインドウ枠材
20…開閉ルーフ
23…デッキカバー
31…デフレクタ
32…連結部材
33…挟持部材
321…連結支持部
322…延設部
323…横架部
Claims (4)
- 車両の上部を開閉自在に覆う開閉ルーフと、
該開閉ルーフの前端が当接するとともに、フロントウインドウガラスを支持するウインドウ枠材と、
該ウインドウ枠材の上部に配置したデフレクタと、
該デフレクタを昇降する昇降手段とを備え、
前記開閉ルーフが開いた際、前記昇降手段によって前記デフレクタが上昇する開閉ルーフ車の整流構造であって、
前記開閉ルーフが閉じた状態における前記デフレクタの位置を格納位置として、
前記昇降手段を、
前記開閉ルーフが開いた際、格納位置から車両上方、かつ車幅方向外側へ向けて前記デフレクタを移動させる構成とした
開閉ルーフ車の整流構造。 - 前記ウインドウ枠材に対して所定間隔を隔てた車両後方の位置に、
前記ウインドウ枠材の上部における車幅方向外側近傍と略対向するとともに、車両上方へ向けて突出した対向突出部を配置した
請求項1に記載の開閉ルーフ車の整流構造。 - 前記昇降手段に、
車幅方向に所定間隔を隔てて配置するとともに、前記ウインドウ枠材と前記デフレクタとを連結支持する一対の連結支持部を備え、
前記連結支持部を、
弾性を有する線状体で形成するとともに、前記ウインドウ枠材に対して装着固定し、前記デフレクタに対して回転自在に連結する構成とし、
前記開閉ルーフが開いた状態において、
前記デフレクタにおける前記連結支持部の連結位置を、
前記ウインドウ枠材における前記連結支持部の固定位置に対して車幅方向内側に設けた
請求項1または請求項2に記載の開閉ルーフ車の整流構造。 - 前記一対の連結支持部と、
前記連結支持部におけるウインドウ枠材側の端部から車両前後方向に延設した一対の延設部と、
該一対の延設部の先端同士を連結するように延設した横架部とで一体形成するとともに、連結部材を構成し、
前記昇降手段に、
前記ウインドウ枠材とで前記一対の延設部を挟持する挟持部材を備え、
前記デフレクタの下部と前記ウインドウ枠材とを、
前記連結部材における前記一対の連結部で連結する構成とした
請求項3に記載の開閉ルーフ車の整流構造。
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---|---|---|---|---|
JPS57109018U (ja) * | 1980-12-19 | 1982-07-06 | ||
JPS59124432A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-18 | Nissan Shatai Co Ltd | 自動車におけるエアデフレクタ装置 |
JPS6227824U (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-20 | ||
JP2009126342A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Aisin Seiki Co Ltd | サンルーフデフレクタ装置 |
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