JP2016107363A - 作業システムおよび作業方法 - Google Patents

作業システムおよび作業方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016107363A
JP2016107363A JP2014246072A JP2014246072A JP2016107363A JP 2016107363 A JP2016107363 A JP 2016107363A JP 2014246072 A JP2014246072 A JP 2014246072A JP 2014246072 A JP2014246072 A JP 2014246072A JP 2016107363 A JP2016107363 A JP 2016107363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
robot
work
robots
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014246072A
Other languages
English (en)
Inventor
原田 敏行
Toshiyuki Harada
敏行 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2014246072A priority Critical patent/JP2016107363A/ja
Publication of JP2016107363A publication Critical patent/JP2016107363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ラインをより効率化させること。【解決手段】実施形態の一態様に係る作業システムは、ワークコンベア(第1コンベア)と、ロボットコンベア(第2コンベア)と、制御装置とを備える。ワークコンベアは、複数のワークを順次搬送する。ロボットコンベアは、ワークコンベアに沿って設けられ、ワークコンベアに対する所定区間を複数のロボットが揃ってそれぞれ繰り返し往復するように上記複数のロボットを往復搬送する。制御装置は、上記所定区間において上記複数のロボットのそれぞれがワークのそれぞれに並走する間に、ロボットそれぞれにワークそれぞれに対する所定作業を実施させる。【選択図】図1A

Description

開示の実施形態は、作業システムおよび作業方法に関する。
従来、工場等のラインにおいて人手により行われていた所定の作業をロボットに行わせることでラインの効率化を図る作業システムが種々提案されている。
かかる作業システムには、コンベア等の搬送装置によって作業対象であるワークを搬送しつつ、かかるワークへロボットを搭載した台車等を並走させて、ロボットにワークに対する所定の作業を行わせるものがある。
一例として、特許文献1には、それぞれにロボットを搭載した複数の台車を、コンベアによって搬送されるワークごとに順次並走させて、ロボット1台にワークに対する全工程を行わせるシステムが提案されている。
特公昭61−30873号公報
しかしながら、上述した従来技術には、ラインをより効率化させるうえで更なる改善の余地がある。
具体的には、上述した従来技術では、ロボット1台がワークに対する全工程を担うため、タクトタイムの短縮化を図りにくいという問題があった。この点、ロボットごとに一工程ずつを割り振ることも考えられるが、ロボットを搬送する台車は個別に走行制御されるため、工程間にタイミングのずれや遅延等を生じさせやすく、非効率的である。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、ラインをより効率化させることができる作業システムおよび作業方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る作業システムは、第1コンベアと、第2コンベアと、制御装置とを備える。前記第1コンベアは、複数のワークを順次搬送する。前記第2コンベアは、前記第1コンベアに沿って設けられ、前記第1コンベアに対する所定区間を複数のロボットが揃ってそれぞれ繰り返し往復するように前記複数のロボットを往復搬送する。前記制御装置は、前記所定区間において前記複数のロボットのそれぞれが前記ワークのそれぞれに並走する間に、前記ロボットそれぞれに前記ワークそれぞれに対する所定作業を実施させる。
実施形態の一態様によれば、ラインをより効率化させることができる。
図1Aは、実施形態に係る作業システムの構成を示す平面模式図である。 図1Bは、実施形態に係る作業システムの構成を示す斜視分解図である。 図1Cは、ワークに対するロボットの動きを示す簡略的な模式図である。 図1Dは、ワークコンベアおよびロボットコンベアの速度遷移を示す図である。 図1Eは、複数のロボットの揃った動きを示す簡略的な模式図である。 図2Aは、ワークの一例を示す模式図(その1)である。 図2Bは、ワークの一例を示す模式図(その2)である。 図2Cは、ワークの一例を示す模式図(その3)である。 図2Dは、ワークの一例を示す模式図(その4)である。 図3は、実施形態に係る作業システムのブロック図である。 図4Aは、クランプ機構の構成および動きを示す平面模式図(その1)である。 図4Bは、クランプ機構の構成および動きを示す平面模式図(その2)である。 図4Cは、チャック爪の多段構成を示す模式図である。 図4Dは、固定カムの構成を示す平面模式図である。 図4Eは、クランプ機構の動きを示す斜視模式図である。 図5は、実施形態に係る作業システムが実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する作業システムおよび作業方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1Aは、実施形態に係る作業システム1の構成を示す平面模式図である。また、図1Bは、実施形態に係る作業システム1の構成を示す斜視分解図である。なお、図1Aには、説明の便宜のために、鉛直上向きを正方向とするZ軸を図示している。かかるZ軸は、以下の説明で用いる他の図面においても示す場合がある。
また、以下では、ある同一符号の構成要素が複数ある場合に、符号に「−番号」の形式で付番を付してそれぞれを識別する場合がある。また、これらを総称する場合に、上記符号を複数のうちの一部にのみ付し、その他については省略する場合がある。
図1Aに示すように、作業システム1は、ワークコンベア10と、ロボットコンベア20と、固定カム30と、複数のロボット40とを備える。なお、本実施形態では、ロボット40は、ロボット40−1〜40−5の5基が設けられるものとする。
ワークコンベア10およびロボットコンベア20は、それぞれ略円環状に形成されて、図1Bに示すように同心配置される。なお、ワークコンベア10は、たとえば図1Bの矢印101に示すように、一定の方向に循環的に回転可能となるように設けられる。
また、ロボットコンベア20は、たとえば図1Bの矢印102に示すように、所定量分、往復可能となるように設けられる。また、ロボットコンベア20の搬送面(可動面)上には、ロボット40−1〜40−5が固定される。
これにより、作業システム1では、ワークコンベア10が循環的に回転し、かかるワークコンベア10に対する所定区間を、ロボット40−1〜40−5が揃って往復することとなる。なお、ロボット40は、たとえばロボット40−3および40−4のように、ワークコンベア10の内周側に位置付けられてもよい。
また、固定カム30は、ワークコンベア10の内周に沿って設けられる。ワークコンベア10は、かかる固定カム30に対して相対回転する。
このような構成において、ワークコンベア10は、複数のワークW(図1C以降参照)を順次搬送する。
図1Aに示すように、ワークコンベア10は、所定間隔θで設けられた載置台11およびかかる載置台11にそれぞれ設けられたクランプ機構12(固定機構)をさらに備える。ここで、所定間隔θは、本実施形態のようにワークコンベア10が略円環状である場合、360°を等分割した値である(図中の「θ×n=360°」参照)。したがって、本実施形態の場合n=5であるので、所定間隔θは72°となる。ワークWは、かかるクランプ機構12によって固定されつつ順次搬送される。クランプ機構12の詳細については、図4A〜図4Eを用いて後述する。
なお、ワークWにたとえば取り付けられる各パーツは、ロボット40−1〜40−4の各近傍に設けられた供給部50−1〜50−4からそれぞれ供給される。ロボット40−1〜40−4は、かかる供給部50−1〜50−4からそれぞれパーツを取り出して、各々の実施する各所定作業に使用する。
ここで、本実施形態において、ロボット40がそれぞれ所定作業を実施する際のワークWに対するロボット40の動き、言い換えれば、ワークコンベア10に対するロボットコンベア20の相対的な動きについて、図1C〜図1Eを用いて詳しく述べておく。
図1Cは、ワークWに対するロボット40の動きを示す簡略的な模式図である。図1Dは、ワークコンベア10およびロボットコンベア20の速度遷移を示す図である。図1Eは、複数のロボット40の揃った動きを示す簡略的な模式図である。
なお、図1Cおよび図1Eでは、説明を分かりやすくするために、ワークコンベア10およびロボットコンベア20をあえて直線的に示している。また、図1Dにおいて速度が下り勾配を示す区間では、搬送方向が逆転している。また、図1Eに示すθは図1Aの所定間隔θに対応する。
既に述べた説明と一部重複するが、図1Cに示すように、本実施形態では、ワークコンベア10が、ワークWを一定の方向へ等速で搬送する(図中の矢印101参照)。そして、ロボット40は、かかるワークコンベア10に対する所定区間を繰り返し往復するように、ロボットコンベア20によって往復搬送される(図中の矢印102参照)。
これをワークコンベア10およびロボットコンベア20の速度遷移について示すと図1Dのようになる。すなわち、図1Dに示すように、本実施形態では、ワークコンベア10は、等速でワークWを順次搬送し、ロボットコンベア20は、上述の所定区間についてロボット40を往復搬送する。
このような双方の搬送で、双方の速度が重なる区間は、ワークWとロボット40とが並走する「並走区間」となる。本実施形態では、かかる「並走区間」において、ロボット40のそれぞれに、対向するワークWのそれぞれに対する所定作業を実施させる。なお、「並走区間」手前の速度0の区間では、各ロボット40は、各供給部50からそれぞれパーツを取り出す。
そして、ロボットコンベア20は、このような所定区間に対する1往復分を1周期として、繰り返しロボット40を往復搬送する。なお、このとき、ロボットコンベア20は、1周期の始まりにロボット40のそれぞれがワークWのそれぞれと対向するようにロボット40を搬送する(図中の「m」〜「m+2」番目のワークW参照)。
言い換えれば、ロボットコンベア20は、ロボット40を所定区間の始端位置から1回往復搬送した場合に、上記始端位置へ戻されたロボット40がワークコンベア10上を搬送される次のワークWと対向する周期でロボット40のそれぞれを往復搬送する。
したがって、ロボット40は、かかる周期において往復搬送された場合に、ワークWのいずれか一つ、言い換えれば上述のクランプ機構12のいずれか一つとそれぞれ対向する配置位置でロボットコンベア20の搬送面上に固定されることとなる。
なお、ロボット40のそれぞれは、同じロボットコンベア20の搬送面上に固定されているので、図1Eに示すように、すべてのロボット40がワークコンベア10に対し、揃って同じ往復運動を行うこととなる。
すなわち、本実施形態では、ロボット40はそれぞれ揃ってワークWのそれぞれに対向し、同じタイミングでそれぞれワークWと並走し、かかる並走する間においてワークWそれぞれに対する所定作業を実施する。
したがって、本実施形態によれば、工程間にタイミングのずれや遅延等を生じさせにくくすることができるので、タクトタイムを短縮化し、ラインをより効率化させることができる。なお、図1Eのθは図1Aの所定間隔θに対応するとしたが、厳密な同一値に限定されるものではない。すなわち、各ロボット40が揃って各ワークWに対向し、同じタイミングで各ワークWと並走しながら各ワークWに対する所定作業を実施することが可能であれば、図1Eのθは、各ロボット40のタイプや可動範囲に応じた異なる値であってもよい。
図1Aの説明に戻り、払出部60について説明する。図1Aに示すように、作業システム1は、払出部60を備える。払出部60は、たとえばロボット40−1〜40−4によって実施された所定作業によって完成したワークWの完成品を払い出す場所である。
かかる払い出しは、たとえばワークWの払い出しを所定作業とするロボット40−5によって行われる。ロボット40−5は、ワークWに並走しつつたとえばロボットハンド等によってワークWを保持し、クランプ機構12からワークWを取り外して、払出部60へワークWを払い出す。この点は、後ほど図4Eを用いた説明でも述べる。
また、作業システム1は、制御装置70を備える。制御装置70は、ワークコンベア10、ロボットコンベア20およびロボット40のそれぞれ等と通信可能に接続されて、システム全体を制御する。
なお、本実施形態では、1つの制御装置70でシステム全体を制御する例を挙げているが、たとえばワークコンベア10、ロボットコンベア20およびロボット40のそれぞれに個別に制御装置が接続され、これら各装置が個別に制御されることとしてもよい。
ここで、以下の説明で用いる本実施形態におけるワークWの一例について説明しておく。図2A〜図2Dは、ワークWの一例を示す模式図(その1)〜(その4)である。実施形態に係る作業システム1は、ロボット40のそれぞれが、パーツP1〜P4を組み上げてゆき、ワークWの完成品としてロケット状の玩具を製作するものとする。
たとえば、ロボット40−1は第1工程を担い、図2Aに示すパーツP1を供給部50−1から取り出してワークコンベア10の載置台11へ載置するものとする。
また、ロボット40−2は第2工程を担い、ワークコンベア10上を搬送されてきてロボット40−2と対向したパーツP1に対して、図2Bに示すパーツP2を供給部50−2から取り出して組み付けるものとする。
また、ロボット40−3は第3工程を担い、ワークコンベア10上を搬送されてきてロボット40−3と対向したワークWに対して、図2Cに示すパーツP3を供給部50−3から取り出してパーツP2へ組み付けるものとする。
また、ロボット40−4は第4工程を担い、ワークコンベア10上を搬送されてきてロボット40−4と対向したワークWに対して、図2Dに示すパーツP4を供給部50−4から取り出して組み付けるものとする。
そして、ロボット40−5は第5工程を担い、ワークコンベア10上を搬送されてきてロボット40−5と対向したワークWの完成品を、前述の払出部60へ払い出すものとする。
次に、実施形態に係る作業システム1の構成について、図3を用いて説明する。図3は、実施形態に係る作業システム1のブロック図である。なお、図3では、作業システム1の説明に必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
また、図3を用いた説明では、主として制御装置70の内部構成について説明することとし、これまで既に説明した構成要素については説明を簡略化するか省略する場合がある。
図3に示すように、制御装置70は、制御部71と、記憶部72とを備える。制御部71は、ワークコンベア制御部71aと、ロボットコンベア制御部71bと、ロボット制御部71cとをさらに備える。
記憶部72は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリといった記憶デバイスであり、運転情報72aと、教示情報72bとを記憶する。
なお、図3に示す制御装置70の各構成要素は、すべてが制御装置70単体に配置されなくともよい。たとえば、記憶部72の記憶する運転情報72aや教示情報72bを制御装置70の上位装置が記憶し、上位装置から制御装置70が適宜取得するようにしてもよい。
制御部71は、ワークコンベア制御部71a、ロボットコンベア制御部71bおよびロボット制御部71cによる各処理の同期を取りつつ、作業システム1を全体制御する。ワークコンベア制御部71aは、運転情報72aに基づき、ワークコンベア10が一定の方向に等速でワークWを順次搬送するように制御する。また、ロボットコンベア制御部71bは、運転情報72aに基づき、ロボットコンベア20が所定区間を所定の速度遷移に基づいて繰り返し往復回転するように制御する。
なお、運転情報72aは、たとえば図1Dに示したような速度遷移等に関する情報に基づくワークコンベア10およびロボットコンベア20の制御情報である。
ロボット制御部71cは、教示情報72bに基づき、ロボット40のそれぞれが「並走区間」の間にワークWのそれぞれに対して所定作業を実施するように、ロボット40のそれぞれを制御する。
なお、教示情報72bは、ロボット40のそれぞれを動作させる特定のプログラムである「ジョブ」を含む情報である。教示情報72bは、ロボット40のそれぞれが実施する作業内容に応じて予め生成され、登録される。
なお、ここでは、ワークコンベア10およびロボットコンベア20が、それぞれワークコンベア制御部71aおよびロボットコンベア制御部71bによって制御されることとしたが、機械的要素の組み合わせのみによってそれぞれ動作することとしてもよい。
次に、クランプ機構12および固定カム30について、図4A〜図4Eを用いて説明する。図4Aおよび図4Bは、クランプ機構12の構成および動きを示す平面模式図(その1)および(その2)である。
図4Cは、チャック爪12aの多段構成を示す模式図である。図4Dは、固定カム30の構成を示す平面模式図である。図4Eは、クランプ機構12の動きを示す斜視模式図である。
図4Aに示すように、クランプ機構12は、1組のチャック爪12a(保持具)と、ばね部材12bと、カムフォロア12cとを備える。チャック爪12aは、ばね部材12bのばね力によって、通常は閉じた状態となるように構成される。
また、図4Bに示すように、クランプ機構12は、カムフォロア12cが押圧されたならば(図中の矢印401参照)、かかる押圧の力により、前述のばね力に対抗してチャック爪12aが開くように構成される(図中の矢印402参照)。
また、図4Cに示すように、1組のチャック爪12aは、ロボット40のそれぞれが実施する所定作業のそれぞれに応じたワークWの異なる部位をそれぞれ保持可能となるように、たとえば高さ方向に多段に設けることができる。
たとえば、図4Cでは、ワークWのパーツP1を保持する1組のチャック爪12a−1と、パーツP2を保持する1組のチャック爪12a−2とが多段に設けられた例を示している。
かかるチャック爪12aは、前述の固定カム30に対するワークコンベア10の相対運動によって、カムフォロア12cが固定カム30のカム曲面に追従することで開閉可能となるように設けられる。
具体的には、図4Dに示すように、固定カム30は、ワークコンベア10に面する外周面に形成されるカム曲面を有する。たとえば、チャック爪12aが、図4Cに示したように多段で設けられるならば、これに応じて固定カム30には、多段でカム曲面31,32および33が形成される。
なお、図4Dで閉曲線C1に囲まれたカム曲面31は、前述の第1工程においてロボット40−1がパーツP1を載置台11へ載置した後に、カムフォロア12cの押圧を解いてチャック爪12a−1を閉じさせ、チャック爪12a−1にパーツP1を保持させる。
また、閉曲線C2に囲まれたカム曲面32は、前述の第2工程においてロボット40−2がパーツP2をパーツP1へ組み付けた後に、カムフォロア12cの押圧を解いてチャック爪12a−2を閉じさせ、チャック爪12a−2にパーツP2を保持させる。
そして、閉曲線C3に囲まれたカム曲面33は、前述の第5工程においてロボット40−5がワークWを払い出す前に、カムフォロア12cを押圧することによってすべてのチャック爪12aを開かせ、クランプ機構12からワークWを解放する。
かかるカム曲面33に対し、ワークコンベア10の相対運動によりカムフォロア12cが接近しているのを示したのが図4Eである(図中の矢印403参照)。なお、このとき、前述の制御装置70は、すべてのチャック爪12aが開いた状態となってワークWの保持を解く前に、ロボット40−5に前もってワークWを保持させる。
そして、制御装置70は、すべてのチャック爪12aがワークWの保持を解いた後に、ロボット40−5にワークWをクランプ機構12から取り外させる。このように、クランプ機構12かロボット40−5かのいずれかが必ずワークWを保持している状態を作り出すことによって、品質よく確実にワークWの受け渡しを行うことができる。
また、図4A〜図4Eに示してきたようにクランプ機構12および固定カム30を構成することによって、無限回転であるが故にエアや電気を用いた位置決め/固定機構を設けづらいワークコンベア10に対し、これらエアや電気を用いることなく位置決め/固定機構を設けることができる。また、低コスト化にも資することができる。
次に、実施形態に係る作業システム1が実行する処理手順について図5を用いて説明する。図5は、実施形態に係る作業システム1が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、ワークコンベア10が、複数のワークWを順次搬送する(ステップS101)。これに並行して、ロボットコンベア20上の各ロボット40が、各供給部50からパーツP1〜P4を取り出し(ステップS102)、ロボットコンベア20が、ワークコンベア10に対する所定区間を複数のロボット40が揃ってそれぞれ繰り返し往復するように、これらロボット40を往復搬送する(ステップS103)。
そして、制御装置70が、上記所定区間において各ロボット40が各ワークWに並走する間に、各ロボット40に各ワークWに対する所定作業を実施させる(ステップS104)。
そして、残りのパーツP1〜P4があるならば(ステップS105,Yes)、ステップS102からの処理を繰り返す。また、残りのパーツP1〜P4がないならば(ステップS105,No)、ワークコンベア10が停止し(ステップS106)、処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係る作業システムは、ワークコンベア(第1コンベア)と、ロボットコンベア(第2コンベア)と、制御装置とを備える。ワークコンベアは、複数のワークを順次搬送する。
ロボットコンベアは、ワークコンベアに沿って設けられ、ワークコンベアに対する所定区間を複数のロボットが揃ってそれぞれ繰り返し往復するように上記複数のロボットを往復搬送する。
制御装置は、上記所定区間において上記複数のロボットのそれぞれがワークのそれぞれに並走する間に、ロボットそれぞれにワークそれぞれに対する所定作業を実施させる。
したがって、実施形態に係る作業システムによれば、ラインをより効率化させることができる。
なお、上述した実施形態では、ワークコンベアおよびロボットコンベアがそれぞれ略円環状に形成されて同心配置される場合を例に挙げたが、これに限られるものではない。
たとえばロボットコンベアは扁平で回転可能な台座になっていて、台座全体を回転させることによってロボットをワークコンベアに沿って往復させることとしてもよい。
また、ワークコンベアおよびロボットコンベアがそれぞれ直線状であってもよい。また、ワークコンベアおよびロボットコンベアが互いに異なる形状であって、それぞれの搬送路が上述してきた所定区間においてのみ互いに接近するように配置されていてもよい。
また、上述した実施形態では、コンベアがギヤ回転する場合を例に挙げたが(図1B参照)、コンベヤの駆動方式を限定するものではない。
また、上述した実施形態における各ロボットは、一般に3軸以上の自由度を持つ産業用ロボットであることが好ましいが、ロボットの軸数を限定するものではない。すなわち、上述した実施形態では、「ロボット」と言った場合、ワークに対して所定作業を実施することが可能であれば、2軸以下の自由度を持つものを広く含むこととする。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 作業システム
10 ワークコンベア
11 載置台
12 クランプ機構
12a チャック爪
12b ばね部材
12c カムフォロア
20 ロボットコンベア
30 固定カム
31、32、33 カム曲面
40 ロボット
50 供給部
60 払出部
70 制御装置
71 制御部
71a ワークコンベア制御部
71b ロボットコンベア制御部
71c ロボット制御部
72 記憶部
72a 運転情報
72b 教示情報
P1〜P4 パーツ
W ワーク

Claims (10)

  1. 複数のワークを順次搬送する第1コンベアと、
    前記第1コンベアに沿って設けられ、前記第1コンベアに対する所定区間を複数のロボットが揃ってそれぞれ繰り返し往復するように前記複数のロボットを往復搬送する第2コンベアと、
    前記所定区間において前記複数のロボットのそれぞれが前記ワークのそれぞれに並走する間に、前記ロボットそれぞれに前記ワークそれぞれに対する所定作業を実施させる制御装置と
    を備えることを特徴とする作業システム。
  2. 前記第2コンベアは、
    前記ロボットを前記所定区間の始端位置から1回往復搬送した場合に、前記始端位置へ戻された前記ロボットが前記第1コンベアを搬送される次のワークと対向する周期で前記ロボットのそれぞれを往復搬送すること
    を特徴とする請求項1に記載の作業システム。
  3. 前記第1コンベアは、
    該第1コンベアの搬送方向に沿って所定間隔ごとに設けられ、搬送中の前記ワークをそれぞれ固定する複数の固定機構
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の作業システム。
  4. 前記ロボットは、
    前記固定機構のいずれか一つとそれぞれ対向する配置位置で前記第2コンベアの搬送面上に固定されること
    を特徴とする請求項3に記載の作業システム。
  5. 前記固定機構は、
    前記ロボットのそれぞれが実施する前記所定作業のそれぞれに応じた前記ワークの異なる部位をそれぞれ保持可能に設けられた複数の保持具を有すること
    を特徴とする請求項3または4に記載の作業システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記ロボットに前記固定機構から前記ワークを受け取らせる場合に、すべての前記保持具が前記ワークの保持を解く前に前記ロボットに前記ワークを保持させるとともに、すべての前記保持具が前記ワークの保持を解いた後に前記ロボットに前記ワークを前記固定機構から取り外させること
    を特徴とする請求項5に記載の作業システム。
  7. 前記第1コンベアに沿って設けられ、該第1コンベアに面する外周面にカム曲面が形成されたカム
    をさらに備え、
    前記保持具のそれぞれは、
    前記ワークをチャックする1組のチャック爪と、カムフォロアとを有し、
    前記チャック爪は、
    前記カムに対する前記第1コンベアの相対運動によって前記カムフォロアが前記カム曲面に追従することで開閉可能となるように設けられること
    を特徴とする請求項5または6に記載の作業システム。
  8. 前記保持具は、高さ方向に多段に設けられ、
    前記カムは、
    多段の前記保持具それぞれに対応する多段の前記カム曲面を有すること
    を特徴とする請求項7に記載の作業システム。
  9. 前記第1および第2コンベアは、それぞれ略円環状に形成されて同心配置されること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の作業システム。
  10. 複数のワークを順次搬送することと、
    前記ワークの搬送方向に沿った所定区間を複数のロボットが揃ってそれぞれ繰り返し往復するように前記複数のロボットを往復搬送することと、
    前記所定区間において前記複数のロボットのそれぞれが前記ワークのそれぞれに並走する間に、前記ロボットそれぞれに前記ワークそれぞれに対する所定作業を実施させることと
    を含むことを特徴とする作業方法。
JP2014246072A 2014-12-04 2014-12-04 作業システムおよび作業方法 Pending JP2016107363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014246072A JP2016107363A (ja) 2014-12-04 2014-12-04 作業システムおよび作業方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014246072A JP2016107363A (ja) 2014-12-04 2014-12-04 作業システムおよび作業方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016107363A true JP2016107363A (ja) 2016-06-20

Family

ID=56122009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014246072A Pending JP2016107363A (ja) 2014-12-04 2014-12-04 作業システムおよび作業方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016107363A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328202Y2 (ja) * 1974-06-28 1978-07-15
JPS6037227Y2 (ja) * 1979-02-22 1985-11-06 セイコーインスツルメンツ株式会社 工業用ロボツトによる自動組立装置
JPH07125828A (ja) * 1993-09-13 1995-05-16 Mazda Motor Corp 搬送ラインの制御装置
JP2008023689A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Honda Motor Co Ltd 搬送作業方法及びその装置
DE102007045143A1 (de) * 2007-09-20 2009-04-02 Mrk-Systeme Gmbh Bearbeitungs- beziehungsweise Fertigungsanlage
JP2009539624A (ja) * 2006-06-03 2009-11-19 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 移動するワークピース用の加工システム、及び該加工システムを位置決めするための方法
JP2011235411A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Canon Inc ワーク搬送システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328202Y2 (ja) * 1974-06-28 1978-07-15
JPS6037227Y2 (ja) * 1979-02-22 1985-11-06 セイコーインスツルメンツ株式会社 工業用ロボツトによる自動組立装置
JPH07125828A (ja) * 1993-09-13 1995-05-16 Mazda Motor Corp 搬送ラインの制御装置
JP2009539624A (ja) * 2006-06-03 2009-11-19 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 移動するワークピース用の加工システム、及び該加工システムを位置決めするための方法
JP2008023689A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Honda Motor Co Ltd 搬送作業方法及びその装置
DE102007045143A1 (de) * 2007-09-20 2009-04-02 Mrk-Systeme Gmbh Bearbeitungs- beziehungsweise Fertigungsanlage
JP2011235411A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Canon Inc ワーク搬送システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140283357A1 (en) Workpiece assembly system and method for assembling workpiece
JP6076483B2 (ja) レーザー光線を用いて非回転対称な工作物を加工する方法および装置
JP6716562B2 (ja) 部品のコンピュータ数値制御による組み立てまたは加工
US20110280691A1 (en) Work conveying system
TW201609509A (zh) 變距裝置
JP2017524551A5 (ja)
US11033996B2 (en) Rotary indexing table and method for transporting objects
JP2018043276A (ja) 鉄骨材溶接システムおよび鉄骨材溶接方法
JP2013226638A (ja) 回転加工機
JP2012020380A (ja) 多面加工機
WO2013128548A1 (ja) ロボットシステム
JP2017064873A (ja) 搬送装置
JP5633555B2 (ja) ロボットシステム
JP2016107363A (ja) 作業システムおよび作業方法
TW201636284A (zh) 用於處理物品之翻轉裝置,系統及方法
WO2015002621A1 (en) A processing line which can realize processes like drilling, milling and cutting
JP6215785B2 (ja) ワーク搬送システム
US10850387B2 (en) Automatic workpiece transfer machine
JP5321053B2 (ja) 缶製造装置及び缶の製造方法
JP5603122B2 (ja) パレット搬送装置及びそれを用いたワークの搬送方法
JP5296180B2 (ja) ワーク搬送装置
CN109794758B (zh) 一种弹簧和固定片的组装设备
CN111071726A (zh) 工件输送装置
JP2000141189A (ja) 板状体の端面研磨装置
JP2007044810A (ja) シャフト加工用機械のローディング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180626