JP2016107309A - 超音波溶着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気圧によって変位する超音波溶着ホーンによって付与される圧力を、高い応答性の下、多段階的に変化させることができる超音波溶着装置を提供する。【解決手段】超音波溶着装置は、超音波溶着ホーン15と、超音波溶着ホーン15の動線上に配置されるアンビル16とを備え、アンビル16上に配置される溶着対象物100を溶着する。超音波溶着装置は、圧縮空気を送り出す空気圧源21と、圧縮空気による圧力によって超音波溶着ホーン15をアンビル16に対して相対移動させる空気圧シリンダ11と、空気圧源21から分岐する分岐路の各々に設けられる複数の電空レギュレータ23,24と、圧縮空気の圧力を調整する電空レギュレータ23,24を切り換える第1方向切換弁25と、電空レギュレータ23,24の設定圧力と、第1方向切換弁25とを制御する制御装置12と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波振動を溶着対象物に付与することによって溶着対象物の接合を行う超音波溶着装置に関する。
超音波溶着は、複数の溶着対象物に圧力を付与しながら超音波振動を加えることによって、複数の溶着対象物が互いに接触する接触面を摩擦熱により溶融させて接合する方法である。超音波溶着にあたっては、溶着対象物の材料等に応じて、超音波振動の振幅や溶着時間の他、溶着対象物に付与する圧力も適切に制御する必要がある。例えば、特許文献1には、超音波溶着ホーンをサーボモータで変位させる超音波溶着装置が記載されている。この超音波溶着装置は、溶着対象物の溶け込み深さを所望の値にするために、溶着対象物に与える圧力を検知して、検知結果に基づきサーボモータを制御する。
特許第3963918号公報
サーボモータを用いた超音波溶着装置は、高い応答性の下、多段階的に圧力を変化させることができるが、最大圧力が限られるため、溶着可能な対象物の範囲が狭められる。一方、溶着対象物を高圧で押圧することができる超音波溶着装置として、空気圧によって超音波溶着ホーンを変位させる装置が知られている。この種の装置は、空圧回路内の空気圧を変化させて超音波溶着ホーンを変位させるために、サーボモータを用いた超音波溶着装置よりも応答性が低い。このため、空気圧を利用する超音波溶着装置では、高い応答性が求められる制御となると、これを実行することが困難であった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、空気圧によって変位する超音波溶着ホーンによって付与される圧力を、高い応答性の下、多段階的に変化させることができる超音波溶着装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する超音波溶着装置は、超音波溶着ホーンと、前記超音波溶着ホーンの動線上に配置されるアンビルとを備え、前記アンビル上に配置される溶着対象物を溶着する超音波溶着装置であって、圧縮空気を送り出す空気圧源と、圧縮空気による圧力によって前記超音波溶着ホーンを前記アンビルに対して相対移動させるアクチュエータと、前記空気圧源から分岐する分岐路の各々に設けられる複数の電空レギュレータと、圧縮空気の圧力を調整する前記電空レギュレータを切り換える切換部と、前記電空レギュレータの設定圧力と、前記切換部とを制御する制御装置と、を備えることを要旨とする。
上記構成では、複数の電空レギュレータを、空気圧源及びアクチュエータの間に並列に設け、それらの切り換えを制御装置によって制御することによって、多段階的に圧力を変化させる際の応答性を高めることができる。
この超音波溶着装置について、前記電空レギュレータは排気口を備え、前記制御装置は、前記電空レギュレータの排気を行うとともに、前記電空レギュレータを切り換えることが好ましい。
上記構成によれば、電空レギュレータの排気口から排気することによって、次の工程に速やかに移行することが可能となるので、多段階的に圧力を変化させる際の応答性を高めることができる。
この超音波溶着装置について、前記制御装置は、一方の前記電空レギュレータによって圧力調整された圧縮空気によって溶着対象物を押圧する1乃至複数の工程と、他方の前記電空レギュレータによって圧力調整された圧縮空気によって溶着対象物を押圧する1乃至複数の工程とからなる全工程のうち、少なくとも一つの工程で、超音波振動を付与することが好ましい。
上記構成によれば、溶着対象物を押圧する圧力を多段階的に変化させる全工程の少なくとも一つが、超音波を発振するのに適した圧力で押圧する工程となるように制御される。このため、高い応答性の下、超音波を発振するのに適した圧力よりも大きい圧力での押圧や、超音波を発振するのに適した圧力よりも小さい圧力での押圧が可能となる。
この超音波溶着装置について、前記制御装置は、一方の前記電空レギュレータによる圧力調整により溶着対象物を第1圧力で押さえつける工程と、他方の前記電空レギュレータによる圧力調整により前記溶着対象物を前記第1圧力よりも小さい第2圧力で押さえつつ当該超音波溶着ホーンによって超音波振動を付与する工程と、を行うことが好ましい。
超音波振動の付与を開始する圧力が大きすぎると、適切に超音波溶着を行うことができない。上記構成では、超音波を発振するときの圧力よりも高い圧力での押圧が必要な場合でも、相対的に高い第1圧力で溶着対象物を押圧した直後に、相対的に低い第2圧力で押圧しながら超音波を発振することができる。また、第1圧力から第2圧力への移行にかかる時間も短くすることができる。
この超音波溶着装置について、前記制御装置は、一方の前記電空レギュレータによる圧力調整により溶着対象物を第1圧力で押さえつける工程と、他方の前記電空レギュレータによる圧力調整により前記溶着対象物を前記第1圧力よりも大きい第2圧力で押さえつつ当該超音波溶着ホーンによって超音波振動を付与する工程と、を行うことが好ましい。
超音波振動の付与を開始する圧力が小さすぎると、適切に超音波溶着を行うことができない。上記構成では、超音波を発振するときの圧力よりも低い圧力での押圧が必要な場合でも、相対的に低い第1圧力で溶着対象物を押圧した後に、相対的に高い第2圧力で押圧しながら超音波を発振することができる。また、第1圧力から第2圧力への移行にかかる時間も短くすることができる。
本発明にかかる超音波溶着装置によれば、空気圧によって変位する超音波溶着ホーンによって付与される圧力を、高い応答性の下、多段階的に変化させることができる。
本発明にかかる超音波溶着装置の一実施形態について、超音波溶着装置の構成を示す概略図。 同実施形態の圧力制御機構の構成を示す概略図。 同実施形態における第1電空レギュレータによって圧縮空気が供給される際の圧力制御機構を示す概略図。 同実施形態における第2電空レギュレータによって圧縮空気が供給される際の圧力制御機構を示す概略図。 同実施形態における空気圧シリンダが復動する際の圧力制御機構の概略図。 同実施形態の超音波溶着装置の溶着対象物の一例であって、当該溶着対象物一部の断面を示す図。 同実施形態における超音波溶着の手順を示すフローチャート。
以下、超音波溶着装置の一実施形態を説明する。
図1に示すように、超音波溶着装置は、アクチュエータである空気圧シリンダ11と、空気圧シリンダ11に加わる空気圧を制御する制御装置12とを備える。
空気圧シリンダ11は、複動形のシリンダであって、往動動作及び復動動作が圧縮空気の供給によって行われる。空気圧シリンダ11は、シリンダ13と、シリンダ13内を往動及び復動するロッド14とを備えている。ロッド14の先端には、超音波振動を溶着対象物に伝える超音波溶着ホーン15が固定されている。
制御装置12は、図示しない発振器に電気的に接続され、発振器を所定の条件で作動させる。発振器からの電気信号は、振動子によって機械的振動に変換され、超音波溶着ホーン15を、予め定められた振幅、周波数で振動させる。
超音波溶着ホーン15の動線L上には、支持台としてのアンビル16が設けられている。アンビル16上であって、超音波溶着ホーン15の動線L、又は動線Lの延長線上には、溶着対象物100が載置される。
制御装置12は、圧力制御機構20を介して、空気圧シリンダ11に圧縮空気を供給する。圧力制御機構20は、空気圧源21、第1電空レギュレータ23、第2電空レギュレータ24を備える。第1電空レギュレータ23、及び第2電空レギュレータ24は、制御装置12によって2次側の圧力が設定される。
また、圧力制御機構20は、第1電空レギュレータ23及び第2電空レギュレータ24を切り替える第1方向切換弁25と、空気圧シリンダ11の動作を制御する第2方向切換弁26とを備える。第1方向切換弁25及び第2方向切換弁26は、電磁弁であって、制御装置12によって制御される。
次に、図2に従って圧力制御機構20の構成について詳述する。空気圧源21から延びる圧縮空気供給路22は、2つの分岐路30,31に分岐する。分岐路30,31の各々には、第1電空レギュレータ23及び第2電空レギュレータ24が設けられている。なお、分岐路30,31の手前に、フィルタ27を設けてもよい。
第1電空レギュレータ23は、制御装置12からの指令によって2次側の設定圧力PS1が設定される。第1電空レギュレータ23に設定圧力PS1が設定され、第1電空レギュレータ23を介して圧縮空気が供給されることによって、空気圧シリンダ11によって溶着対象物100に対し第1圧力P1の押圧力が付与される。また、第1電空レギュレータ23は、第1電空レギュレータ23内を排気する排気口33を有する。排気口33は、制御装置12によって開閉される。
第2電空レギュレータ24は、制御装置12からの指令によって2次側の設定圧力PS2が設定される。第2電空レギュレータ24に設定圧力PS2が設定され、第2電空レギュレータ24を介して圧縮空気が供給されることによって、空気圧シリンダ11によって溶着対象物100に対し第2圧力P2の押圧力が付与される。また、第1電空レギュレータ23は、第2電空レギュレータ24内を排気する排気口34を有する。排気口34は、制御装置12による制御によって開閉される。
第1方向切換弁25は、例えばシングルソレノイド形の2位置弁であって、空気の流れ方向が限定されないユニバーサル弁である。第1方向切換弁25は、ソレノイド25Sに通電しない非通電状態において、第2電空レギュレータ24と空気圧シリンダ11側とを接続する。また第1方向切換弁25は、ソレノイド25Sの通電状態において、第1電空レギュレータ23と空気圧シリンダ11側とを接続する。なお、第1方向切換弁25は、第1電空レギュレータ23と第2電空レギュレータ24とを切り換えることができる弁であればよい。例えば、第1方向切換弁25は、5つのポートを有する2位置弁であってもよく、空気圧源21から空気圧シリンダ11側への空気の供給を停止する中立位置を含む3位置弁であってもよい。
第2方向切換弁26は、例えば、シングルソレノイド形の5ポート2位置弁であって、圧縮空気の流れ方向が限定されないユニバーサル弁である。第2方向切換弁26の入力ポート26Pは、第1方向切換弁25に接続する圧縮空気供給路35に接続している。また、空気圧シリンダ11に接続するシリンダ接続ポート26A,26Bは、シリンダ13の第1空気供給室13Aと第2空気供給室13Bとにそれぞれ接続されている。
第2方向切換弁26は、ソレノイド26Sに通電しない非通電状態において、入力ポート26Pと第1シリンダ接続ポート26Aとを連通し、第2シリンダ接続ポート26Bと排気ポート26Rと接続する。これにより、空気圧源21から圧縮空気が供給されると、空気圧シリンダ11の第1空気供給室13Aに圧縮空気が供給され、第2空気供給室13B内の空気は第2方向切換弁26を介して排気される。その結果、ロッド14が往動して、超音波溶着ホーン15をアンビル16に接近させる。
第2方向切換弁26は、ソレノイド26Sに通電する通電状態において、排気ポート26Rと第1シリンダ接続ポート26Aとを連通し、入力ポート26Pと第2シリンダ接続ポート26Bとを連通する。これにより、空気圧源21から圧縮空気が供給されると、第2空気供給室13Bに圧縮空気が供給され、第1空気供給室13A内の空気は第2方向切換弁26を介して排気される。その結果、ロッド14が復動して、超音波溶着ホーン15がアンビル16に対して離間する方向に移動する。
次に、図3〜図5に従って、圧力制御機構20の基本的な動作について説明する。
図3に示すように、第1電空レギュレータ23を通じた圧縮空気の供給が行われる際は、第1方向切換弁25は通電され、第2方向切換弁26は非通電とされる。通電状態の第1方向切換弁25により、第2電空レギュレータ24が設けられた分岐路31は閉鎖される。また、第1電空レギュレータ23の2次側圧力は、設定圧力PS1に調整される。また非通電状態の第2方向切換弁26により、圧縮空気供給路35と空気圧シリンダ11の第1空気供給室13Aが接続される。第2空気供給室13Bは、第2方向切換弁26の排気ポート26Rと接続される。その結果、空気圧源21から供給された圧縮空気は、第1電空レギュレータ23、第1方向切換弁25、第2方向切換弁26を介して第1空気供給室13Aに供給され、第2空気供給室13Bは排気されてロッド14が往動する。また、第1電空レギュレータ23の2次側圧力が設定圧力PS1に調整されるため、アンビル16上の溶着対象物100は、第1圧力P1で押圧される。
図4に示すように、第1電空レギュレータ23を通じた圧縮空気の供給から、第2電空レギュレータ24を通じた圧縮空気の供給に切り換える際は、第1電空レギュレータ23から急速排気させる。これにより、第1電空レギュレータ23の下流から、第1空気供給室13A内の圧縮空気の一部が排気される。また、第1方向切換弁25及び第2方向切換弁26は非通電とされる。非通電状態の第1方向切換弁25により、第1電空レギュレータ23が設けられた分岐路30は閉鎖され、第2電空レギュレータ24の2次側圧力が第2設定圧力PS2に調整される。
このとき、第2方向切換弁26は非通電状態が維持されるので、超音波溶着ホーン15によって積層体101の押圧が継続されるが、溶着対象物100に加わる圧力は、第2圧力P2となる。
また、積層体101に加わる圧力が第2圧力P2に維持されている間、または、第1圧力P1に維持されている間に、超音波溶着ホーン15から超音波振動が発振される。超音波振動を発振する間の圧力は、溶着対象物100の材料や、所望される溶着強度等に応じて、適宜変更する。
さらに、溶着対象物100によっては、超音波振動を発振する前に予め押圧が必要な場合や、超音波振動の発振が終了した後も、加圧を続けて溶着強度を高める場合がある。従って、溶着対象物100に応じて、溶着対象物100に付与する圧力を多段階的に変更する。例えば、第1圧力P1での押圧と、第2圧力P2での押圧の後にも、押圧の必要がある場合には、第2電空レギュレータ24から急速排気するとともに、第1電空レギュレータ23に新たな設定圧力PS1を設定する。
図5に示すように、ロッド14を復動させる際には、第1方向切換弁25が非通電とされ、第2方向切換弁26が通電される。その結果、空気圧シリンダ11の第1空気供給室13Aの圧縮空気は、第2方向切換弁26を介して排出され、第2電空レギュレータ24を通過した圧縮空気は、第2空気供給室13Bに供給される。これにより、空気圧シリンダ11のロッド14は復動し、超音波溶着ホーン15は、溶着対象物100から離れる。
このように、電空レギュレータ23,24を用いて、溶着対象物100に付与する圧力を変更するため、第1圧力P1から第2圧力P2への移行、および第2圧力P2から第1圧力P1への移行にかかる時間を短縮し、応答性を高めることができる。また、1対の電空レギュレータ23,24を用いて、溶着対象物100に付与する圧力を多段階的に変化させているため、3つ以上のレギュレータを用いる圧力制御機構20に比べ、装置の複雑化を抑制できる。また、細かい圧力制御が可能となるため、超音波溶着ホーン15の負荷を抑制するような制御も可能となる。
溶着対象物100に付与される圧力を変化させる際の応答性が低いと、圧力の移行に時間がかかり、超音波の発振時間を超えてしまう。超音波の発振時間が長くなると、溶着対象物に破損等の悪影響を及ぼすため、発振時間を長くすることは好ましくない。このため、圧力を変化させる際の応答性が高められれば、好適な発振時間内に圧力を多段階的に変更することができる。
また、超音波の発振時間内に溶着対象物100を多段階的に押圧することが要請される場合もあるが、溶着対象物100を異なる圧力で多段階的に押圧する工程の一部において、超音波を発振することが要請される場合もある。超音波を発振するとき、溶着対象物100に対する圧力が大きすぎると、適切な振幅が発生せず、超音波溶着ホーン15にも負荷がかかる。また、溶着対象物100に対する圧力が小さすぎる場合には、適正な加圧が与えられず溶着できない。このため、超音波を発振するときに、適切な摩擦力が発生するような圧力で溶着対象物100を押圧する必要があるが、上記のように応答性が高められた超音波溶着装置においては、溶着対象物100を多段階的に押圧する工程の中で、一瞬だけ超音波溶着に好適な圧力とすることもできる。このため、超音波の発振時間が相対的に短く、溶着対象物100の押圧時間が相対的に長い場合でも、溶着対象物100に応じた細かい制御を行うことができる。
次に、図6及び図7を参照して、超音波溶着装置全体の動作の一例について説明する。まず図6を参照して、超音波溶着装置の溶着対象とする溶着対象物100の一例を示すが、超音波溶着装置の溶着対象物はこれに限定されるものではない。例えば、溶着対象物100は、熱可塑性樹脂を含む繊維質材である。即ち、繊維自体が熱可塑性樹脂であってもよいし、熱可塑性を有さない繊維と熱可塑性樹脂とを含むものであってもよい。繊維質材は、繊維等を、圧縮や接合等により成形したものや、不織布、織布等である。
図6では、6枚のシート状の溶着対象物100を積層した積層体101を超音波溶着の対象としている。超音波溶着が完了した溶着対象物100は、溶着対象物100を接合した溶着部102が、超音波振動がその下層の溶着対象物100まで伝播するような厚みまで圧縮され、各シートは、超音波溶着によって互いに接合されている。なお、超音波溶着と同時、又は超音波溶着が完了すると、積層体101は、カッター等によって所定の形状に切断される。
次に図7を参照して、超音波溶着の手順について説明する。まず超音波溶着ホーン15がアンビル16上の積層体101を押圧しない非押圧位置にある状態で、アンビル16上に積層体101をセットする。
超音波溶着を開始するための条件が成立すると、制御装置12は、第1電空レギュレータ23及び第2電空レギュレータ24に対し、圧力を指示する(ステップS1)。即ち、第1電空レギュレータ23に設定圧力PS1を指示し、第2電空レギュレータ24に設定圧力PS2を指示する。なお、ここでは、第1電空レギュレータ23の設定圧力PS1は、第2電空レギュレータ24の設定圧力PS2よりも大きい。
さらに、制御装置12は、空気圧源21を作動させるとともに、第1方向切換弁25を通電状態として、第1電空レギュレータ23を作動させる(ステップS2)。またこのとき、第2方向切換弁26を非通電状態として、空気圧シリンダ11のロッド14を往動させる。これにより、ロッド14の先端に設けられた超音波溶着ホーン15によって積層体101の溶着部102に第1圧力P1の押圧力が加えられる。なお、この第1圧力P1は、積層体101の溶着部102を圧縮するための圧力である。
超音波溶着ホーン15によって押圧されることで、溶着部102は、超音波溶着に適した厚さに調整される。第1圧力P1の押圧は、所定時間継続される。
次に、制御装置12は、第1電空レギュレータ23の排気口33を開いて、急速排気を行うとともに、第1方向切換弁25を非通電状態として、第2電空レギュレータ24に切り換える(ステップS3)。これにより、第1電空レギュレータ23から第1方向切換弁25までの圧縮空気の一部が排気口33から急速に排出される。また、積層体101の溶着部102が第2圧力P2で押圧される。この第2圧力P2は、積層体101を構成する各シートの間に適切な摩擦力を発生させて超音波溶着するための圧力である。また制御装置12は、第2電空レギュレータ24を作動するタイミングとほぼ同じタイミングで発振器を作動させ、超音波溶着ホーン15を介して積層体101に超音波振動を付与する。
即ち、積層体101を第1圧力P1で押圧すると、溶着対象物100の間の摩擦が不足する等して、十分に樹脂が溶融しない。これに対し、積層体101を、第1圧力P1よりも小さい第2圧力P2で押圧すると、接触面の間の摩擦が適切に行われ、接触面内において均一に樹脂が溶融する。また、積層体101の厚みは予め調整されているので、5つの接合部での熱可塑性樹脂の溶け込み深さ等がほぼ同じとなる。このため、上層の接合部では樹脂が十分に溶けているものの下層の接合部での樹脂の溶融が不足するような状態が抑制される。
そして、制御装置12は、第1電空レギュレータ23に対し、新たな設定圧力PS1を指示する(ステップS4)。この設定圧力PS1は、ステップS1で設定した圧力と同じでもよいし、異なるものであってもよい。このとき、超音波溶着ホーン15から超音波は発振されていてもよいし、発振されていなくてもよい。ここでは、所望の溶着強度を得るために、超音波溶着ホーン15は、超音波の発振が停止された状態で押圧力を付与している。
また、制御装置12は、第2電空レギュレータ24の排気口34を開いて急速排気するとともに、第1方向切換弁25を通電状態として、第1電空レギュレータ23に切り換える(ステップS5)。これにより、超音波溶着ホーン15によって積層体101の溶着部102に第1圧力P1の押圧力が加えられる。
制御装置12は、第2電空レギュレータ24に新たな設定圧力PS2を指示する(ステップS6)。この設定圧力PS2は、ステップS1で設定した圧力と同じでもよいし、異なるものであってもよい。以降、必要に応じて、ステップS3〜ステップS6を繰り返す。
そして、制御装置12は、超音波溶着を終了すると、第2方向切換弁26を制御して、ロッド14を復動させ、超音波溶着ホーン15を積層体101から離間させる。
なお、上記した超音波溶着の手順では、相対的に大きい第1圧力P1で溶着対象物を押圧してから相対的に小さい第2圧力P2で押圧したが、要求される溶着強度、溶け込み深さ、形状の転写の必要性等によっては、相対的に小さい第1圧力で溶着対象物を押圧してから相対的に大きい第2圧力で押圧してもよい。
以上説明したように、本実施の形態にかかる超音波溶着装置によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)第1電空レギュレータ23及び第2電空レギュレータ24を、空気圧源21と空気圧シリンダ11との間に並列に設け、それらの切り換えを制御装置12によって制御することによって、多段階的に圧力を変化させる際の応答性を高めることができる。
(2)第1電空レギュレータ23及び第2電空レギュレータ24を切り換える際に、それらの排気口33,34から急速排気することによって、次の工程に速やかに移行することが可能となる。このため、多段階的に圧力を変化させる際の応答性を高めることができる。
(3)制御装置12による制御によって、溶着対象物100を押圧する圧力を多段階的に変化させる全工程の少なくとも一つが、超音波を発振するのに適した圧力で押圧する工程となる。このため、高い応答性の下、超音波を発振するのに適した圧力よりも大きい圧力での押圧や、超音波を発振するのに適した圧力よりも小さい圧力での押圧が可能となる。
(4)超音波振動の付与を開始する圧力が大きすぎると、適切に超音波溶着を行うことができない。上記超音波溶着装置では、超音波を発振するときの圧力よりも高い圧力での押圧が必要な場合でも、相対的に高い第1圧力で溶着対象物を押圧した後に、相対的に低い第2圧力で押圧しながら超音波を発振することができる。このため、溶着可能な対象物の範囲を拡大することができる。
(5)超音波振動の付与を開始する圧力が小さすぎると、適切に超音波溶着を行うことができない。上記超音波溶着装置では、超音波を発振するときの圧力よりも低い圧力での押圧が必要な場合でも、相対的に低い第1圧力で溶着対象物を押圧した後に、相対的に高い第2圧力で押圧しながら超音波を発振することができる。このため、溶着可能な対象物の範囲を拡大することができる。
(他の実施の形態)
なお、上記実施の形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・上記実施形態では、複数の溶着対象物が繊維質材である場合について説明したが、複数の溶着対象物のうち少なくとも一つが繊維質材であって、それ以外の溶着対象物が繊維質材以外の材料からなるものであってもよい。例えば、上層の溶着対象物が繊維質材であって、下層の溶着対象物が繊維質材よりも硬質で剛性を有する樹脂成型品であってもよい。また、溶着対象物は、繊維質材に限られず、熱可塑性を有するものであればよい。例えば、一対又は複数対の樹脂成型品であってもよい。
・上記実施形態では、第1電空レギュレータ23及び第2電空レギュレータ24に排気口33,34を設けたが、空気圧シリンダ11を排気する排気機構を別に設けてもよい。
・上記実施形態では、超音波溶着ホーン15を移動させるアクチュエータを、複動形の空気圧シリンダとしたが、単動形にしてもよい。
・上記実施形態では、圧力制御機構20に1対の電空レギュレータを設けたが、空気圧源21から3つ以上の複数の分岐路を分岐させ、その分岐路の各々に電空レギュレータを設けてもよい。
11…アクチュエータとしての空気圧シリンダ、12…制御装置、15…超音波溶着ホーン、16…アンビル、23…第1電空レギュレータ、24…第2電空レギュレータ、33,34…排気口、100…溶着対象物、L…動線。

Claims (5)

  1. 超音波溶着ホーンと、前記超音波溶着ホーンの動線上に配置されるアンビルとを備え、前記アンビル上に配置される溶着対象物を溶着する超音波溶着装置であって、
    圧縮空気を送り出す空気圧源と、
    圧縮空気による圧力によって前記超音波溶着ホーンを前記アンビルに対して相対移動させるアクチュエータと、
    前記空気圧源から分岐する分岐路の各々に設けられる複数の電空レギュレータと、
    圧縮空気の圧力を調整する前記電空レギュレータを切り換える切換部と、
    前記電空レギュレータの設定圧力と、前記切換部とを制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とする超音波溶着装置。
  2. 前記電空レギュレータは排気口を備え、
    前記制御装置は、前記電空レギュレータの排気を行うとともに、前記電空レギュレータを切り換える
    請求項1に記載の超音波溶着装置。
  3. 前記制御装置は、一方の前記電空レギュレータによって圧力調整された圧縮空気によって溶着対象物を押圧する1乃至複数の工程と、他方の前記電空レギュレータによって圧力調整された圧縮空気によって溶着対象物を押圧する1乃至複数の工程とからなる全工程のうち、少なくとも一つの工程で、超音波振動を付与する
    請求項1又は2に記載の超音波溶着装置。
  4. 前記制御装置は、一方の前記電空レギュレータによる圧力調整により溶着対象物を第1圧力で押さえつける工程と、
    他方の前記電空レギュレータによる圧力調整により前記溶着対象物を前記第1圧力よりも小さい第2圧力で押さえつつ当該超音波溶着ホーンによって超音波振動を付与する工程と、を行う
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の超音波溶着装置。
  5. 前記制御装置は、一方の前記電空レギュレータによる圧力調整により溶着対象物を第1圧力で押さえつける工程と、
    他方の前記電空レギュレータによる圧力調整により前記溶着対象物を前記第1圧力よりも大きい第2圧力で押さえつつ当該超音波溶着ホーンによって超音波振動を付与する工程と、を行う
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の超音波溶着装置。
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