JP2003099132A - 電空レギュレータ - Google Patents

電空レギュレータ

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JP2003099132A
JP2003099132A JP2001286636A JP2001286636A JP2003099132A JP 2003099132 A JP2003099132 A JP 2003099132A JP 2001286636 A JP2001286636 A JP 2001286636A JP 2001286636 A JP2001286636 A JP 2001286636A JP 2003099132 A JP2003099132 A JP 2003099132A
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Toru Inohara
徹 猪原
Hideo Seo
秀夫 瀬尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高価で高精度の圧力センサを用いることなく吐
出圧力値の誤差を抑えることを可能とする電空レギュレ
ータを提供する。 【解決手段】入力手段によって入力された設定圧力値
と、メインバルブから吐出される吐出圧力値との圧力セ
ンサの誤差等に基づく偏差の中、設定圧力の設定範囲内
で代表的な3点または4点(A)を補正データのデータ
テーブルとして制御手段内の記憶手段に記憶させてお
き、それらの補正データに基づいて直線補間して計算さ
れた駆動信号を給気用電磁弁または排気用電磁弁に出力
することでメインバルブの吐出圧力を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁から給排気
される気体に基づいてパイロット圧力を制御すること
で、メインバルブから吐出される気体の圧力を調整する
電空レギュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】空気圧機器に一定圧力を供給するための
電空レギュレータとして、例えば、特公平7−5041
8号公報に開示されている技術を挙げることができる。
【0003】この従来技術に係る電空レギュレータは、
メインバルブから吐出される吐出圧力を調整する際に圧
力センサを用いて吐出圧力を検出し、検出した検出圧力
値と設定圧力値とを比較し、その比較結果に応じ電磁弁
を制御することでパイロット室に対して空気圧パルスを
供給し、パイロット室に連結された給気弁体または排気
弁体を開閉し、メインバルブから吐出される吐出圧力を
設定圧力値に調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術に係る電空レギュレータあるいは一般的な電空レギュ
レータにおいて、吐出圧力を検出する圧力センサでは、
検出圧力値として出力される電気信号(ここでは、出力
電圧とする。)がリニアに変化していないために、実際
には図3に示されるような出力特性を有していることが
明らかになった。
【0005】その結果、図4Aに示されるように、設定
圧力の範囲において、最小値(ゼロ)および最大値で理
想値と吐出圧力値とを一致させた場合、設定圧力範囲の
中間域では最大1%F.S.(F.S.は、設定圧力値
の範囲としてのフルスケールを意味する。)近くの誤差
が確認されている(図5A参照)。この誤差は、ユーザ
の使用状態によっては許容されない場合がある。
【0006】そこで、本出願人はより高精度の圧力セン
サを適用して高精度化を図るべく検討をしたが、該圧力
センサが高価なものとなり装置全体のコストアップにつ
ながるという別の問題に直面した。
【0007】本発明は、前記の問題に鑑みなされたもの
であり、高価で高精度の圧力センサを用いることなく吐
出圧力値の誤差を抑えることを可能とする電空レギュレ
ータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明では、給気用電磁弁から給気され排気用電
磁弁から排気される気体に基づいてパイロット圧力を加
減することで、メインバルブから吐出される気体の吐出
圧力を設定圧力値に調整する電空レギュレータにおい
て、吐出圧力を検出して検出圧力値を出力する圧力セン
サと、検出圧力値と設定圧力値とを比較し、吐出圧力を
設定圧力値に調整するために前記給気用電磁弁と前記排
気用電磁弁を制御する制御手段と、設定圧力値の設定範
囲内において、設定圧力値の最小値と最大値と、該最小
値と最大値との間の少なくとも1つの所定値に対する、
それぞれ、吐出圧力と検出圧力値の誤差を3点、予め記
憶する記憶手段とを有し、前記制御手段は、圧力センサ
から検出圧力値を受けたとき、前記3点の中、隣り合う
2点を直線補間して該検出圧力値での誤差を計算し、計
算した誤差により検出圧力値を補正して前記給気用電磁
弁と前記排気用電磁弁を制御することを特徴とする。
【0009】さらに、本発明では、給気用電磁弁から給
気され排気用電磁弁から排気される気体に基づいてパイ
ロット圧力を加減することで、メインバルブから吐出さ
れる気体の吐出圧力を設定圧力値に調整する電空レギュ
レータにおいて、吐出圧力を検出して検出圧力値を出力
する圧力センサと、検出圧力値と設定圧力値とを比較
し、吐出圧力を設定圧力値に調整するために前記給気用
電磁弁と前記排気用電磁弁を制御する制御手段と、設定
圧力値の設定範囲内において、設定圧力値の最小値、1
/3値、2/3値、および最大値に対する、それぞれ、
吐出圧力と検出圧力値の誤差を4点、予め記憶する記憶
手段とを有し、前記制御手段は、圧力センサから検出圧
力値を受けたとき、前記4点の中、隣り合う2点を直線
補間して該検出圧力値での誤差を計算し、計算した誤差
により検出圧力値を補正して前記給気用電磁弁と前記排
気用電磁弁を制御することを特徴とする。
【0010】本発明によれば、メインバルブから吐出さ
れる吐出圧力値と圧力センサによって検出された検出圧
力値との誤差の中、設定圧力の設定範囲内で代表的な3
点または4点が補正データのデータテーブルとして制御
手段内の記憶手段に記憶され、該補正データを基に直線
補間して計算された駆動信号が給気用電磁弁または排気
用電磁弁に出力されて、メインバルブに配設された給気
弁体または排気弁体が制御されることによって吐出圧力
が調整されるので、従来と同様の圧力センサを用いてい
ても、設定圧力値と吐出圧力値との誤差が極めて小さく
抑えられ高精度化を図ることが可能となる。
【0011】また、高価で高精度の圧力センサを用いる
ことなく従来と同様の圧力センサを用いているので、装
置全体のコストアップを回避することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る電空レギュレータに
ついて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態に係る電空レギ
ュレータ10の全体システム構成図を示し、図2は前記
電空レギュレータ10の制御ブロック図を示す。
【0014】この電空レギュレータ10は、図示しない
空気圧機器の圧力制御を行うためのメインバルブ12を
有している。
【0015】メインバルブ12には、図示しない空気圧
源に接続される供給ポート14と、図示しない空気圧機
器に接続される吐出ポート16が形成されている。
【0016】供給ポート14と吐出ポート16間を結ぶ
通路18内には、給気口20を開閉する給気弁体22が
配設され、この給気弁体22は、ばね24の圧縮力によ
って給気口20が常時閉じる方向に付勢されている。
【0017】メインバルブ12には、排気ポート26が
形成され、この排気ポート26と吐出ポート16間を連
通する排気口28には、この排気口28を開閉する排気
弁体30が摺動可能に嵌合されている。排気弁体30
は、ばね32の圧縮力により排気口28が常時閉じる方
向に付勢されている。
【0018】メインバルブ12の中央部には、ステム3
4が配設され、ステム34の一端側は給気弁体22に当
接している。ステム34の他端側はダイヤフラム36に
一体的に連結されている。
【0019】ダイヤフラム36により第1パイロット室
38aと第2パイロット室38bとが区画される。第2
パイロット室38bは吐出ポート16に連通している。
第1パイロット室38aと第2パイロット室38bを併
せてパイロット室38という。
【0020】ダイヤフラム36の第1パイロット室38
aに加わる圧力を制御する給気用電磁弁40と排気用電
磁弁42とが第1パイロット室38aに接続されてい
る。
【0021】給気用電磁弁40は、その内部に電磁コイ
ルおよび気体流路を開閉するための弁体等が備えられ、
制御手段44から前記電磁コイルに駆動信号が供給され
たときに前記弁体が開放される。
【0022】排気用電磁弁42は、その内部に電磁コイ
ルおよび気体流路を開閉するための弁体等が備えられ、
制御手段44から前記電磁コイルに駆動信号が供給され
たときに前記弁体が開放される。この弁体は排気ポート
26に連通されている。
【0023】第2パイロット室38bの圧力、すなわち
吐出圧力が吐出ポート16に連通する圧力センサ48に
より検出される。圧力センサ48は、吐出圧力値Pを検
出しこれを検出圧力値Bとして電気信号(圧力検出信
号、吐出圧力信号または圧力信号ともいう。)に変換し
て制御手段44へ導出する。
【0024】図2に示されるように、制御手段44は、
制御・判断・処理・演算の各手段として機能するマイク
ロプロセッサ50を有している。マイクロプロセッサ5
0には、記憶手段としてのメモリ51が含まれる。メモ
リ51には、作業用のRAMとプログラム等が書き込ま
れるEEPROMが含まれる。
【0025】圧力センサ48から導出される検出圧力値
Bは、A/D変換器52を通じてデジタルの電気信号と
してマイクロプロセッサ50に導入される。
【0026】給気用電磁弁40および排気用電磁弁42
は、それぞれ給気弁コントロールユニット54と排気弁
コントロールユニット56により駆動制御され、これら
のコントロールユニット54、56はマイクロプロセッ
サ50に接続されている。
【0027】また、圧力センサ48により検出され、電
気信号に変換された検出圧力値B等が圧力表示手段58
に表示されるとともに、必要に応じて入力手段60によ
り入力された設定圧力値Qが表示される。従って、圧力
表示手段58と入力手段60とは、いわゆるユーザイン
タフェース62として機能する。
【0028】本発明の実施の形態に係る電空レギュレー
タ10は、基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその動作について説明する。
【0029】まず、電空レギュレータ10の全体動作に
ついて説明する。
【0030】入力手段60により所望の設定圧力値Qが
入力され、マイクロプロセッサ50から給気弁コントロ
ールユニット54を介して給気用電磁弁40へ駆動信号
が出力される。
【0031】次いで、給気用電磁弁40が前記駆動信号
に応じてその弁体が開放されて、供給ポート14から供
給される圧力気体が第1パイロット室38aに供給され
る。そして、第1パイロット室38a内の圧力(パイロ
ット圧力)が第2パイロット室38b内の圧力より大き
くなりダイヤフラム36が図1中下降し、前記ダイヤフ
ラム36と一体的に下降するステム34の端部に当接さ
れた給気弁体22が開放され、前記圧力気体が供給ポー
ト14から通路18、給気口20を通じて吐出ポート1
6に供給される。
【0032】ここで、吐出ポート16に供給された圧力
気体の吐出圧力は、圧力センサ48により検出される。
そこでは、前記吐出圧力値Pが検出圧力値Bとして電気
信号に変換され、さらにA/D変換器52によってデジ
タルの電気信号に変換されてマイクロプロセッサ50に
導入される。このとき、マイクロプロセッサ50内で
は、前記電気信号に変換された検出圧力値Bと入力手段
60により設定されていた所望の設定圧力値Qとが比較
され、その誤差に応じた駆動信号が給気用電磁弁40ま
たは排気用電磁弁42に出力される。
【0033】例えば、前記検出圧力値Bが入力手段60
により設定されていた所望の設定圧力値Qより低い場
合、マイクロプロセッサ50からの駆動信号は給気用電
磁弁40に出力される。この駆動信号に応じて給気用電
磁弁40の弁体がより開放されて供給ポート14から第
1パイロット室38aに圧力気体が供給され、第1パイ
ロット室38a内の圧力がより大きくなりダイヤフラム
36がより下降する。そして、前記ダイヤフラム36と
一体的に下降するステム34の端部に当接された給気弁
体22がより開放され、前記圧力気体が供給ポート14
から通路18、給気口20を通じてより多く吐出ポート
16に供給されて吐出圧力が増加される。このとき、吐
出圧力値Pは圧力センサ48により検出され、検出圧力
値Bとして電気信号に変換されてA/D変換器52を通
じてマイクロプロセッサ50に導入され、再び入力手段
60により設定されていた所望の設定圧力値Qと比較さ
れる。
【0034】ここで、前記検出圧力値Bが入力手段60
により設定されていた所望の設定圧力値Qより高くなっ
た場合、今度は、マイクロプロセッサ50からの駆動信
号は排気用電磁弁42に出力される。この駆動信号に応
じて排気用電磁弁42の弁体が開放されて第1パイロッ
ト室38a内の圧力気体が排気ポート26を通じて大気
に放出され、第2パイロット室38bに比較して圧力が
小さくなることによってダイヤフラム36が図1中上昇
する。そして、前記ダイヤフラム36と一体的にステム
34が図1中上昇し、給気弁体22がステム34との当
接が放たれ、ばね24の圧縮力によって給気口20が閉
じられる。同時に、ステム34の略中間位置に固定され
た止め輪46が図1中上昇することによって排気弁体3
0が開放され、吐出ポート16が排気口28、排気ポー
ト26を通じて大気に連通されて吐出圧力が減少され
る。
【0035】以上のように、本実施の形態に係る電空レ
ギュレータ10では、マイクロプロセッサ50において
検出圧力値Bと入力手段60により設定されていた所望
の設定圧力値Qとが比較され、その誤差に応じた駆動信
号が給気用電磁弁40または排気用電磁弁42に出力さ
れて給気用電磁弁40または排気用電磁弁42の弁体が
開閉され、第1パイロット室38aと第2パイロット室
38bとの圧力が制御されることによって、メインバル
ブ12から吐出される吐出圧力が所望の設定圧力値Qに
調整される。
【0036】以上の説明が電空レギュレータ10の全体
説明である。
【0037】次に、電空レギュレータ10の制御手段4
4による圧力センサ48の補正処理を説明する。
【0038】電空レギュレータ10を構成する制御手段
44には、圧力センサ48で検出された検出圧力値Bが
A/D変換器52を通じて電気信号として導入されてい
るが、この圧力センサ48から出力される検出圧力値B
は図3に示したような出力特性を有しており、その結
果、図4Aに示したように、設定圧力と吐出圧力とはそ
の誤差が比較的大きいことを既に述べている。
【0039】そこで、マイクロプロセッサ50のメモリ
51に、設定圧力の設定範囲内において、最小値と最大
値と該最小値と最大値との間の少なくとも1つの所定値
に対して、予め吐出圧力値Pに対する検出圧力値Bの誤
差を補正データのデータテーブルとして作成して記憶さ
せ、入力手段60から入力された値が記憶された前記デ
ータテーブルの値であるときは、その補正データに対応
する駆動信号が給気用電磁弁40または排気用電磁弁4
2に出力されて、メインバルブ12に配設された給気弁
体22または排気弁体30が制御されることによって吐
出圧力が調整される。
【0040】この補正データは、例えば、図4Bに示さ
れるように、設定圧力の設定範囲の最小値(ゼロ)およ
び最大値を含み、この設定範囲の中間域ではその等分点
(図4Bでは、補正点Aとして示す。)が記憶されてい
る。
【0041】一方、入力手段60から入力された設定圧
力値Qが前記補正データのデータテーブルとして記憶さ
れている値ではない場合、マイクロプロセッサ50内で
は、入力された値の隣り合う2点の補正データが選択さ
れ、この2点の補正データを基に直線補間して計算され
た駆動信号が給気用電磁弁40または排気用電磁弁42
に出力されて、メインバルブ12に配設された給気弁体
22または排気弁体30が制御されることによって吐出
圧力が調整される。
【0042】この結果、本実施の形態に係る電空レギュ
レータ10では、図5Bに示されるように、設定圧力と
吐出圧力との誤差が最大でも0.2%F.S.以下に抑
えられることが確認されている。
【0043】なお、本実施の形態では、前記補正データ
のデータテーブルは、設定圧力の設定範囲の最小値(ゼ
ロ)および最大値を含み4つの等分点が取り上げられて
いる。
【0044】理想的には、例えば、設定圧力の最小目盛
に対するすべての補正データのデータテーブルを作成し
記憶させることによって、さらに高精度化を図ることが
可能となる。ただし、前記マイクロプロセッサ50内の
メモリ51の記憶容量の制限を考慮する必要がある。
【0045】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、メインバルブ12から吐出される吐出圧力値Pと圧
力センサ48によって検出された検出圧力値Bとの誤差
が補正データのデータテーブルとしてマイクロプロセッ
サ50内のメモリ51に記憶され、該補正データを基に
直線補間して計算された駆動信号が給気用電磁弁40ま
たは排気用電磁弁42に出力されて、メインバルブ12
に配設された給気弁体22または排気弁体30が制御さ
れることによって吐出圧力が調整されるので、従来と同
様の圧力センサ48を用いていても、設定圧力値Qと吐
出圧力値Pとの誤差は従来技術の最大1%F.S.近く
であることに比し、0.2%F.S.以下に抑えること
が可能となる。
【0046】また、高価で高精度の圧力センサを用いる
ことなく従来と同様の圧力センサ48を用いているの
で、装置全体のコストアップを回避することができる。
【0047】なお、上述した実施の形態では、検出圧力
値Bの誤差を直接補正するように構成しているが、設定
圧力値Qと検出圧力値Bとの偏差を補正する構成、すな
わち検出圧力値Bの誤差を間接的に補正する構成も本発
明に含まれることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0049】すなわち、メインバルブから吐出される吐
出圧力値と圧力センサによって検出された検出圧力値と
の誤差の中、設定圧力の設定範囲内で代表的な3点また
は4点が補正データのデータテーブルとして制御手段内
の記憶手段に記憶され、該補正データを基に直線補間し
て計算された駆動信号が給気用電磁弁または排気用電磁
弁に出力されて、メインバルブに配設された給気弁体ま
たは排気弁体が制御されることによって吐出圧力が調整
されるので、従来と同様の圧力センサを用いていても、
設定圧力値と吐出圧力値との誤差が極めて小さく抑えら
れ高精度化を図ることが可能となる。
【0050】また、高価で高精度の圧力センサを用いる
ことなく従来と同様の圧力センサを用いているので、装
置全体のコストアップを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電空レギュレータの
全体システム構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電空レギュレータの
制御ブロック図である。
【図3】従来技術に係る電空レギュレータにおいて、圧
力センサの出力特性を模式的に示すグラフである。
【図4】図4Aは、従来技術に係る電空レギュレータの
設定圧力と吐出圧力の関係を模式的に示すグラフであ
り、図4Bは、本発明の実施の形態に係る電空レギュレ
ータの設定圧力と吐出圧力の関係を模式的に示すグラフ
である。
【図5】図5Aは、従来技術に係る電空レギュレータの
実測値の吐出圧力誤差を示すグラフであり、図5Bは、
本発明の実施の形態に係る電空レギュレータの実測値の
吐出圧力誤差を示すグラフである。
【符号の説明】
10…電空レギュレータ 12…メインバル
ブ 22…給気弁体 30…排気弁体 38…パイロット室 40…給気用電磁
弁 42…排気用電磁弁 44…制御手段 48…圧力センサ 50…マイクロプ
ロセッサ 58…圧力表示手段 60…入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H316 BB02 DD01 DD20 EE02 EE10 EE12 FF12 GG01 HH02 HH12 HH14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給気用電磁弁から給気され排気用電磁弁か
    ら排気される気体に基づいてパイロット圧力を加減する
    ことで、メインバルブから吐出される気体の吐出圧力を
    設定圧力値に調整する電空レギュレータにおいて、 吐出圧力を検出して検出圧力値を出力する圧力センサ
    と、 検出圧力値と設定圧力値とを比較し、吐出圧力を設定圧
    力値に調整するために前記給気用電磁弁と前記排気用電
    磁弁を制御する制御手段と、 設定圧力値の設定範囲内において、設定圧力値の最小値
    と最大値と、該最小値と最大値との間の少なくとも1つ
    の所定値に対する、それぞれ、吐出圧力と検出圧力値の
    誤差を3点、予め記憶する記憶手段とを有し、 前記制御手段は、圧力センサから検出圧力値を受けたと
    き、前記3点の中、隣り合う2点を直線補間して該検出
    圧力値での誤差を計算し、計算した誤差により検出圧力
    値を補正して前記給気用電磁弁と前記排気用電磁弁を制
    御することを特徴とする電空レギュレータ。
  2. 【請求項2】給気用電磁弁から給気され排気用電磁弁か
    ら排気される気体に基づいてパイロット圧力を加減する
    ことで、メインバルブから吐出される気体の吐出圧力を
    設定圧力値に調整する電空レギュレータにおいて、 吐出圧力を検出して検出圧力値を出力する圧力センサ
    と、 検出圧力値と設定圧力値とを比較し、吐出圧力を設定圧
    力値に調整するために前記給気用電磁弁と前記排気用電
    磁弁を制御する制御手段と、 設定圧力値の設定範囲内において、設定圧力値の最小
    値、1/3値、2/3値、および最大値に対する、それ
    ぞれ、吐出圧力と検出圧力値の誤差を4点、予め記憶す
    る記憶手段とを有し、 前記制御手段は、圧力センサから検出圧力値を受けたと
    き、前記4点の中、隣り合う2点を直線補間して該検出
    圧力値での誤差を計算し、計算した誤差により検出圧力
    値を補正して前記給気用電磁弁と前記排気用電磁弁を制
    御することを特徴とする電空レギュレータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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