JP2016104956A - 円筒型タンクの構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば縦シームに対する位置合わせのためなどに足場の組み直しを容易に行えるようにした円筒型タンクの構築方法を提供する。【解決手段】金属製の内槽とコンクリート製の外槽とを有する円筒型タンクの構築方法であって、外槽内に取り込まれた内槽側板の上昇と、当該上昇した内槽側板の下側への次の内槽側板の接続と、を交互に繰り返して内槽を組み立てる工程を備え、内槽側板に対する作業を行うための足場を、内槽側板に対して外槽の反対側に位置する支持枠あるいは外槽に着脱可能に取り付けられる枠体と当該枠体に着脱可能に掛け渡される足場板とを有する縦用足場を用いることにより、内槽側板と外槽との間あるいは内槽側板と支持枠との間に形成する。【選択図】図10

Description

本発明は、円筒型タンクの構築方法に関する。
内槽と外槽とを有する二重殻構造の円筒型タンクは、LNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)等の低温液体の貯蔵に用いられている。特許文献1には、金属製の内槽とコンクリート製の外槽とを有する円筒型タンクの建設工法が開示されている。
特許文献1には、円筒型タンクの工期の短縮化を図るため、金属製の内槽とコンクリート製の外槽とを同時に施工する手法が開示されている。具体的には、外槽下段の内周面に沿って架台を設置し、次いでこの架台上にて、ジャッキアップ装置により内槽側板の上昇と、上昇した内槽側板の下側への次の内槽側板の溶接とを交互に繰り返し、内槽を組み立てている。また、このような内槽の組み立てと並行して、外槽も下段側から最上段まで順次施工する。
このような円筒型タンクの建設工法では、ジャッキアップ装置によって上昇させた内槽側板の下側の空間に、次に取り付けるべき内槽側板を工事口から取り込む。そして、取り込んだ内槽側板を外槽の周方向に沿わせて円環状に組み、隣り合う内槽側板間の縦方向(上下方向)の継ぎ目(縦シーム)を溶接するとともに、上昇させた内槽側板に対しても溶接する。
特開2012−149416号公報
ところで、このような内槽側板間の溶接や、溶接後の検査を行うためには、例えば溶接を行うための足場や、溶接箇所の検査等を行うための足場が必要となる。特に、縦シームの溶接やその溶接後の検査に関しては、溶接線(縦シーム)や溶接後の箇所を目視でき、また、手で触れることができる等の必要がある。従って、例えば4mの高さの内槽側板に対し、その高さ方向に複数段(2〜3段)の足場を設置し、高さ方向の全長(全域)に対して容易に作業できるようにする必要がある。
しかしながら、内槽側板の内側に組み立てられる一般的なビティー枠は、その高さが1800mmピッチに規格化されており、従ってビティー枠の各段の高さが、溶接や溶接後の検査を行うための足場の好ましい高さに対してずれてしまうことが多く、アクセスが悪いことからビティー枠を直接利用できないといった問題がある。
また、内槽側板は、内槽における高さ位置に応じて板厚が異なっており、従って製造上の理由により横幅も内槽における高さ位置に応じて異なっている。すなわち、内槽下側では板厚が厚く、横幅が狭く(短く)なっており、内槽上側では板厚が薄く、横幅が広く(長く)なっている。そのため、縦シーム(溶接線)の位置は、内槽側板の段が変わる毎に、すなわち内槽における高さ位置が変わる毎に変わってしまい、従って縦シームの溶接やその後の検査のための足場の位置も内槽側板が変わる毎に変える必要がある。しかしながら、このように足場の位置を変えるためには、足場を組み直す必要があり、これが工期短縮化を阻む一因になっている。
なわち、従来では内槽側板に取付部材を溶接してこの取付部材に足場を取り付けていたため、足場の位置を変えるためには取付部材の溶接を再度行う必要があった。また、内槽側板をジャッキアップしたりジャッキダウンする際には、取付部材が他の箇所に干渉しないように取付部材を外す必要があった。しかし、前記した足場の組み直しの際にも取付部材の溶接や取り外しを行う必要があることから、このような足場の組み直しのために工期の短縮化が阻まれているのが現状である。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、例えば縦シームに対する位置合わせのためなどに足場の組み直しを容易に行えるようにした、円筒型タンクの構築方法を提供することにある。
本発明の円筒型タンクの構築方法は、内槽と外槽とを有する円筒型タンクの構築方法であって、前記外槽内に取り込まれた内槽側板の上昇と、当該上昇した前記内槽側板の下側への次の前記内槽側板の接続と、を交互に繰り返して前記内槽を組み立てる工程を備え、前記内槽側板に対する作業を行うための足場を、前記内槽側板に対して前記外槽の反対側に位置する支持枠あるいは前記外槽に着脱可能に取り付けられる枠体と当該枠体に着脱可能に掛け渡される足場板とを有する縦用足場を用いることにより、前記内槽側板と前記外槽との間あるいは前記内槽側板と前記支持枠との間に形成することを特徴とする。
また、前記円筒型タンクの構築方法においては、前記外槽の内側に前記内槽側板を支持する架台を設置する工程を前記内槽の組み立ての前工程として有することが好ましい。
また、前記円筒型タンクの構築方法においては、前記縦用足場は、前記枠体から伸縮可能に延出して前記内槽側板に突き当たる側板突き当て部材を有することが好ましい。
また、前記円筒型タンクの構築方法においては、前記内槽側板と前記外槽との間の前記縦用足場は、前記枠体から伸縮可能に延出して前記外槽に突き当たる外槽突き当て部材を有することが好ましい。
本発明によれば、本発明の円筒型タンクの構築方法によれば、内槽側板とこれに対向する外槽あるいは支持枠との間に、内槽側板に対する作業を行うための足場を、外槽あるいは支持枠に着脱可能に取り付けられる枠体と、該枠体に着脱可能に掛け渡される足場板と、を有する縦用足場によって形成するので、例えば内槽側板の縦シームの溶接を行う際などに、単に所望位置に枠体を設置し、この枠体に足場板を掛け渡すことで現場にて容易に縦用足場を組むことができる。よって、この縦用足場を利用して内槽側板の縦シームの溶接や溶接後の検査を容易に行うことができ、また、縦シームの位置に合わせて足場の組み直しを容易に行うことができ、さらに、内槽側板に直接取り付けないため例えば内槽側板のジャッキアップやジャッキダウン時にもこれに影響されず、足場の組み直しを行う必要がないため、工期の短縮化を図ることができる。
本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 ナックルサポートの取り付け状態を説明するための要部縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための要部縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 脚付架台上に形成する縦用足場の一例の概略構成を示す要部縦断面図である。 脚付架台上に形成する横用足場の一例の概略構成を示す要部縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。 本発明の一実施形態における工程を説明するための縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る円筒型タンクの構築方法の一実施形態を詳しく説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。以下の説明では、円筒型タンクとして、LNGを貯蔵する地上式のPC(プレストレスコンクリート)二重殻貯槽を例示する。
まず、図1に示すように、略円板状の基礎版(コンクリート製の外槽の底部)1の工事を行い、その上面に底部ライナー(図示せず)を形成する。その際、本実施形態では、基礎版1の外周縁部より内側に、基礎版1の周方向に沿って内槽アンカーストラップ2を設置する。
次に、基礎版1の外周縁部の、内槽アンカーストラップ2より外側に、外槽の側壁3(PC壁)の一部、例えば全部で9段積み上げて形成する側壁3の5段目(#5)までを形成する。
なお、ここで形成する外槽の側壁3(PC壁)の一部には、その下段側、例えば2段目から3段目にかけて、工事口4を形成する。また、この側壁3の一部には、その上に残りの段の側壁を積み上げて最終的に9段からなる側壁3を形成するため、残りの段のための型枠を組み立てるなどの必要上、側壁3の一部の上部側、例えば4段目以上の部位に懸垂足場5を設置しておく。
このようにして外槽の側壁3の一部を形成したら、この側壁3の内周面側にその周方向に沿って、内槽側板組立用の脚付架台6(架台)を複数設置する。脚付架台6は、後述する内槽側板を支持するための門型架台である。この脚付架台6を、内槽側板が複数組み合わされて形成される金属製かつ円筒状の内槽が最終的に下ろされる領域となるアニュラー領域Xを跨ぐようにして、基礎版1上に設置する。なお、脚付架台6を形成、設置した後に、または脚付架台6の形成に続いて、後述するようにこの脚付架台6上に縦用足場を形成する。
次に、後述する縦用足場の形成とは別に、図2に示すように側壁3の一部の上にコンクリートを打設し、6段目(#6)の側壁を形成する。なお、このような側壁3の施工にあたっては、その上部側を順次形成するに伴い、懸垂足場5についても順次上側に移動させる。
また、これに並行して脚付架台6上に、内槽の側壁の一部となる内槽側板7を側壁3の周方向に沿って複数立設し、これら内槽側板7を隣り合うもの同士横方向に一体的に溶接する。これにより、各内槽側板7を円環状に組み立てる。なお、このような溶接は、主に後述する下段足場(下段外側足場、下段内側足場)を利用して行う。また、ここで組み立てる内槽側板7は、最上段(本実施形態では9段目[#9])に対応するものである。内槽側板7は、優れた靱性と強度を備えるNi鋼材等によって形成されている。
また、側壁3の内部では、基礎版1の中央部にて屋根架台8を組み立てる。
次に、図3に示すように最上段の内槽側板7の上端部にナックルプレート9(ナックル部)の各プレートを取り付け、これによってナックルプレート9を組み立てるとともにこれを内槽側板7の上端部に取り付ける。ナックルプレート9は、後述する内槽屋根の外周縁部にて下方に向けて湾曲するように形成されるものであり、前述したようにその下端縁部に最上段の内槽側板7の上端縁部が接続される。
このナックルプレート9には、図4に示すようにその外周面に、ナックルサポート10を取り付ける。本実施形態では、ナックルプレート9の周方向に沿ってナックルサポート10を等間隔で複数個(例えば30個)設ける。ナックルサポート10は、後述するジャッキアップ装置に連結する被吊り部を形成するための鋼板製のもので、側面視略三角形状に形成された一対のサポート板10a、サポート板10aと、これらサポート板10a間に挟持された平面視略正方形状の被吊り板10bと、サポート板10a間に挟持され、且つ被吊り板10bの上面側に連結してサポート板10aと被吊り板10bとの間を補強する補強板10cとを有して形成されている。
サポート板10aは、ナックルプレート9の湾曲形状に対応して湾曲して形成された一辺部が、ナックルプレート9の湾曲面に接合され、溶接等によって取り付け固定されている。被吊り板10bと補強板10cとは、溶接等によって互いに連結した状態で、サポート板10a間に溶接やボルト止め等によって取り付け固定されている。ここで、被吊り板10bは、その外側端(側壁3側の端部)がサポート板10aの外側端に一致した状態で、サポート板10a、サポート板10a間に固定されている。この被吊り板10bには、ナックルプレート9と反対の側、すなわち外槽の側壁3側に向かって開口する切欠(図示せず)が形成されており、この切欠が、後述するジャッキアップ装置に連結する被吊り点となっている。
次に、図5に示すように屋根架台8上に内槽屋根ブロックを搭載し、内槽屋根14(タンク屋根部)を組み立てる。
また、基礎版1上に高所作業車(図示せず)を乗り入れる。また、脚付架台6の下のアニュラー領域Xにおいてアニュラー部16を形成すべく、その一部を施工する。
また、外槽の側壁3についても順次上側に積み上げていき、外槽の側壁3を最終段となる9段目(#9)まで施工する。なお、この時点では、側壁3形成のための懸垂足場5が、例えば6段目から7段目以上に組まれた状態のまま残っている。
次に、図6に示すように前記ナックルプレート9上に、外槽の側壁3の内周面から離間した状態で、且つ、前記懸垂足場5に干渉しない高さで、ジャッキアップ装置用足場17を組み立てる。このジャッキアップ装置用足場17としては、環状に形成されているナックルプレート9の周方向に沿って環状に形成し、これによって半径方向への倒れを防止する。また、その組み立てにあたっては、前記ナックルサポート10にほぼ全体を支持させ、さらに倒れ防止材(図示せず)をナックルプレート9や内槽屋根14との間に設けることで、ナックルプレート9や内槽屋根14に固定した状態にジャッキアップ装置用足場17を形成する。本実施形態では、図6に示すように外槽の側壁3のほぼ4段目(#4)から5段目(#5)に対応して、ジャッキアップ装置用足場17を組み立てる。
そして、このジャッキアップ装置用足場17を利用して側壁3の所定位置、本実施形態では5段目(#5)に、吊り架台18(吊り部)を側壁3の周方向に等間隔となるように複数設置する。すなわち、この吊り架台18を例えば側壁3に予め埋め込んだアンカープレート等に強固且つ着脱可能に締結固定し、側壁3からその内方に向けて略水平に凸設する。
次に、吊り架台18とナックルサポート10の被吊り板10bとの間に、それぞれジャッキアップ装置19を取り付ける。ジャッキアップ装置19は、図7に示すようにセンターホールジャッキとして構成されたもので、吊り架台18に係合され支持されるジャッキ本体20aと、ジャッキ本体20aに上端部が取り付けられ、下端部がナックルサポート10の被吊り板10bに取り付けられたジャッキアップロッド20と、ジャッキアップロッド20の下端部を被吊り板10bに取り付けるためのナット19aと、を有して構成される。なお、図7では、見やすくするためにジャッキアップ装置用足場17の記載を省略している。
このようなジャッキアップ装置19の取り付けは、吊り架台18の上にジャッキ本体20aを係合させ固定した状態でジャッキアップロッド20を垂下させ、さらにこのジャッキアップロッド20の下端部をナックルサポート10の被吊り板10bの前記切欠内に差し入れる。そして、予め用意したナット19aによってジャッキアップロッド20の下端部を被吊り板10bに固定する。
なお、図7に示すようにジャッキアップ装置19の下側には、ゴンドラレール11が設けられている。ゴンドラレール11は、全てのナックルサポート10に取り付けられたことにより、ナックルプレート9の周方向に沿ってその外側に円環状に配置されている。このゴンドラレール11には、その周方向に沿って移動可能、且つ昇降可能にフック12が吊り下げられている。また、ナックルプレート9の内側には、その周方向に沿ってナックル内面レール13が円環状に配置されている。このナックル内面レール13にも、適宜な吊り具(図示せず)が取り付けられるようになっている。これらゴンドラレール11やナックル内面レール13を利用することにより、溶接装置や溶接の検査装置、各種機材等を昇降させたり、周方向に搬送することが可能になっている。
このようにしてジャッキアップ装置19を、外槽の側壁3の周方向に所定間隔で複数設置し、さらにそれぞれナックルサポート10の被吊り板10bに取り付けたら、図6に示すように屋根架台8を撤去する。屋根架台8を撤去すると、前記タンク構成部材の重量が複数のジャッキアップ装置19によって保持された状態となる。
ここで、図6に示すように吊り架台18が設けられた位置は側壁3の5段目(#5)であり、ナックルサポート10が設けられた位置は側壁3の3段目(#3)に対向する位置であるため、前記ジャッキアップロッド20はこれらの間に対応する充分な長さに形成されている。しかし、このような長さに形成されたジャッキアップロッド20は、後述するようにジャッキアップ装置19を稼働させてジャッキアップロッド20を上昇させた際、このジャッキアップロッド20がその直上に位置する懸垂足場5に干渉されてしまう。
そこで、ジャッキアップロッド20は、図7に示すように複数のロッド20bが長さ方向に連結して形成されており、これらは螺子止め等によって着脱可能に構成されている。
これにより、ジャッキアップロッド20を上昇させた際、吊り架台18より上方に突出したロッド20bをその下側のロッド20bから切り離すことにより、ジャッキアップロッド20が懸垂足場5に干渉されるのを防止することができる。なお、図6中の符号21は、前記ジャッキアップ装置19の各構成部材の吊り上げや吊り下げを行ったり、切り離したロッド20bを吊り下げたりするための吊り天秤であり、天秤棒21aの一方の端部に錘21bを有して構成された公知のものである。この吊り天秤21は、図示しないクレーンによって吊られており、これによって昇降や水平移動の各動作が制御されている。
また、このような工程中、基礎版1上では、前記アニュラー部16の保冷工事及び中央部の保冷工事を並行して行う。アニュラー部16の保冷工事は、図7に示すように脚付架台6の下で、底部冷熱抵抗緩和材22の上にパーライトコンクリートブロック23a、パーライトコンクリートブロック23b、構造用軽量コンクリートブロック24を組み立て、その上にアニュラープレート16aを取り付けることによって行う。アニュラー部16は、組み立てられた内槽側板7を最終的に支持するものであり、アニュラープレート16aが厚く形成され、またその保冷構造もコンクリートブロック等の硬質なもので形成される。
次に、図8に示すようにジャッキアップ装置19でナックルプレート9を吊り上げることにより、このナックルプレート9とこれに支持される内槽屋根14、内槽側板7、ナックルサポート10、ジャッキアップ装置用足場17を含むタンク構成部材Yを上昇させる。具体的には、ジャッキ本体20aを正転駆動させることによってジャッキアップロッド20上昇させ、ナックルサポート10とともに組み立て途中のタンク構成部材Yをジャッキアップする。
ここで、ジャッキアップ装置19によって吊り上げられるナックルプレート9は、内槽屋根14と内槽側板7とを接続するためのもので、内槽側板7より板厚が充分に厚く、強度が高いため、内槽側板7や内槽屋根14、さらにジャッキアップ装置用足場17を含む重量が付加されても座屈等の懸念がない。
ジャッキアップ装置19によってタンク構成部材Yを内槽側板7のほぼ一段分上昇させたら、内槽側板7の下方に形成された空間、すなわち脚付架台6上の空間に、次の内槽側板7を搬入する。内槽側板7の搬入は、側壁3に設けられた工事口4を介して行う。工事口4周辺には第1搬送装置(図示せず)が設けられており、この搬送装置によって側壁3の外から工事口4を通って脚付架台6上に内槽側板7が順次搬送される。また、脚付架台6上には、側壁3の周方向に沿って第2搬送装置(図示せず)が設けられている。この第2搬送装置は、側壁3の周方向に沿うレール(図示せず)等を有して構成されたもので、脚付架台6上に搬送されてきた内槽側板7を、さらに側壁3の周方向に順次搬送するものである。
次に、第2搬送装置で搬送されてきた内槽側板7を脚付架台6上に立て、ジャッキアップされた内槽側板7の下方に円環状に配置する。そして、図9に示すようにこれら内槽側板7を隣り合うもの同士横方向に一体的に溶接するとともに、上下に並ぶ内槽側板7同士も一体的に溶接することで、これら内槽側板7を一体の円筒状に形成する。すなわち、最上段となる9段目(#9)の内槽側板7の下に8段目(#8)の内槽側板7を取り付ける。
ここで、このような横方向に隣り合う内槽側板7同士の溶接(縦シーム溶接)やこの溶接に係る検査等の作業、さらに、上下に並ぶ内槽側板7同士の溶接(横シーム溶接)やこの溶接に係る検査等の作業については、脚付架台6を設置した後にこの脚付架台6上に形成した足場を利用して行う。具体的には、縦シーム溶接に係る作業には主に縦用足場を用い、横シーム溶接に係る作業には主に横用足場を用いる。
図10は、脚付架台6上に形成した縦用足場の一例の概略構成を示す図であり、図10中符号60は内槽側板7の内側に形成配置する内側縦用足場、符号70は内槽側板7の外側に形成配置する外側縦用足場である。なお、図1〜図9、及び後述する図11〜図18では、内側縦用足場60、外側縦用足場70についての図示を省略している。
内側縦用足場60は、脚付架台6上に設置されると共に内槽側板7に対して外槽と反対側に位置する支持枠足場41(支持枠)と内槽側板7の内周面との間に形成されたもので、支持枠足場41に着脱可能に取り付けられる枠体61と、この枠体61に着脱可能に掛け渡される足場板62と、を有している。
支持枠足場41は、一般的なビティー枠からなる足場であって、建て枠や筋交い、横パイプ、鋼製板などが現場にて架台本体6a上で組み立てられ、設置される。すなわち、鳥居型の建て枠間を水平に配置される横パイプや斜めの筋交いで連結し、さらに横パイプ上に鋼製板が敷かれることにより、支持枠足場41を設置する。なお、各段部を形成する鋼製板については、軽量化のため、金属網板、例えばエキスパンドメタルなどによって形成される。
枠体61は、パイプが縦横に組まれて形成された直方体状のもので、例えば、前後左右に縦パイプ61aが配置され、これら縦パイプ61a間が横パイプ61bで連結されて形成される。または、一対の縦パイプ61a間がその上下方向にて複数の横パイプ61bで連結されたパイプユニットが一対用意され、これら一対のパイプユニットが左右(外槽の側壁3の周方向)に互いに対向させられ、これらパイプユニット間の前側及び後側がそれぞれ横パイプ61bで連結されて形成される。
左右に配置されて前後方向に延びる横パイプ61b間には足場板62が掛け渡され、この足場板62が実質的な足場となる。従って、この足場板62を支持するための横パイプ61bは、縦パイプ61aに対してその高さ方向に複数段設けられる。一般に内槽側板7はその一段分の高さが4m程度である。従って、この内槽側板7の上下方向の継ぎ目について下から上まで無理なく溶接(縦シーム)やその検査等を行うためには、一段分の内槽側板7に対してその上下方向に2箇所から5箇所程度に分けた位置からアクセスできるようにするのが好ましい。そこで、足場板62を支持するための横パイプ61bについては、縦パイプ61aに対してその高さ方向に2段から5段程度、例えば1.5m程度のピッチで複数段配置する。ただし、この横パイプ61bを梯子としても利用するため、横パイプ61bの上下方向のピッチを狭くして多段に配置するのがより好ましい。
枠体61は、図10に示すように支持枠足場41側の縦パイプ61aが、例えば上下2箇所で支持枠足場41の縦枠にクランプ63で着脱可能に取り付けられ、固定される。また、枠体61には、これを構成する上下の横パイプ61bのうちの複数に、内槽側板7に突き当たる側板突き当て部材64が設けられている。側板突き当て部材64は、横パイプ61bの内槽側板7側に配設されたもので、横パイプ61b内に形成された雌螺子部(図示せず)に螺合する雄螺子部(図示せず)を有した棒状体である。この側板突き当て部材64には、その先端に内槽側板7に当接する突き当て板(図示せず)が一体に設けられている。
このような構成によって側板突き当て部材64は、内側縦用足場60を設置する際には横パイプ61b内に収納され、内側縦用足場60を設置した後には突き当て板が回されて横パイプ61bから延び出るようになっている。すなわち、側板突き当て部材64は枠体61から伸縮可能に延出するようになっている。このように側板突き当て部材64を延出させて突き当て板を内槽側板7に突き当てることにより、内側縦用足場60は支持枠足場41と内槽側板7との間に安定した状態に保持され、従って風等に起因する内側縦用足場60の揺れが無くなる。
外側縦用足場70は、内槽側板7の外周面と外槽の側壁3との間に形成されたもので、外槽の側壁3の内面に固定された枠材48に取り付けられる枠体71と、この枠体61に着脱可能に掛け渡される足場板72と、を有している。枠材48は、側壁3の周方向に略等間隔で複数配置されたアングル材によって形成されたもので、アングル材が鉛直方向に立てられ、側壁3に固定されたことで形成されている。すなわち、枠材48は、側壁3に予め埋め込まれた埋め込みプレート(図示せず)にアングル材がボルト止めされることなどにより、側壁3の内面に着脱可能に固定されている。
枠体71は、内側縦用足場60の枠体61と同様に構成されたもので、パイプを縦横に組んで形成されたものである。そして、この枠体71は、図10に示すように側壁3側の縦パイプ71aが、例えば上下2箇所でクランプ等の取付部材73によって枠材48に着脱可能に取り付けられ、固定される。
また、枠体71には、これを構成する上下の横パイプ71bのうちの複数に、内槽側板7に突き当たる側板突き当て部材74が設けられている。側板突き当て部材74は、内側縦用足場60の側板突き当て部材64と同様に形成されたもので、内槽側板7側の横パイプ71b内に形成された雌螺子部(図示せず)に螺合する雄螺子部(図示せず)を有した棒状体である。この側板突き当て部材74には、その先端に内槽側板7に当接する突き当て板(図示せず)が一体に設けられている。
このような構成からなる側板突き当て部材74は、前記側板突き当て部材64と同様にして、外側縦用足場70を設置する際には横パイプ71b内に収納され、外側縦用足場70を設置した後には突き当て板が回されて横パイプ71bから延び出るようになっている。すなわち、側板突き当て部材74は枠体71から伸縮可能に延出するようになっている。
また、枠体71には、これを構成する上下の横パイプ71bのうちのいくつかに、外槽の側壁3に突き当たる外槽突き当て部材75が設けられている。外槽突き当て部材75は、側板突き当て部材74と同様に形成されたもので、内槽側板7側の横パイプ71b内に形成された雌螺子部(図示せず)に螺合する雄螺子部(図示せず)を有した棒状体である。この外槽突き当て部材75にも、その先端に外槽の側壁3に当接する突き当て板(図示せず)が一体に設けられている。
このような構成からなる外槽突き当て部材75も、前記側板突き当て部材74と同様に、外側縦用足場70を設置する際には横パイプ71b内に収納され、外側縦用足場70を設置した後には突き当て板が回されて横パイプ71bから延び出るようになっている。すなわち、外槽突き当て部材75は枠体71から伸縮可能に延出するようになっている。従って、取付部材73で枠材48に枠体71を取り付けたうえで、側板突き当て部材74、外槽突き当て部材75をそれぞれ延出させて突き当て板を内槽側板7や外槽の側壁3に突き当てることにより、外側縦用足場70を外槽の側壁3と内槽側板7との間に安定した状態に保持することができ、これによって風等に起因する外側縦用足場70の揺れを無くすことができる。
なお、これら内側縦用足場60や外側縦用足場70の足場板62や足場板72については、実際に作業する際の足場となる高さ(段)の横パイプ61b(71b)上に掛け渡して使用に供し、その上の段については、作業の邪魔にならないように足場板62(72)を掛け渡すことなく横パイプ61b(71b)間を開放しておく。
このような構成からなる縦用足場は、前述したように主に縦シーム溶接に係る作業に用いられ、横シーム溶接に係る作業には横用足場が用いられる。従って、縦シーム溶接に係る作業が終了した後には、一旦、内側縦用足場60、外側縦用足場70を共に撤去する。
すなわち、各突き当て部材を縮めて横パイプ内に収納し、クランプ63や取付部材73を外し、さらに枠体から足場板を外した後、枠体を適宜解体したうえで、脚付架台6の架台本体6a上の、横シーム溶接に係る作業に干渉しない位置に片付けておく。そして、このように内側縦用足場60、外側縦用足場70を共に撤去した後、またはこれら内側縦用足場60、外側縦用足場70を組み立てる前に、横シーム溶接に係る作業を行うための横用足場を組み立てる。
図11は、脚付架台6の一部として脚付架台6上に形成した横用足場の一例の概略構成を示す図であり、図11中符号40は内槽側板7の内側に形成配置する内側横用足場、符号50は内槽側板7の外側に形成配置する外側横用足場である。なお、図1〜図9、及び後述する図12〜図18では、内側横用足場40、外側横用足場50についての図示を省略している。
内側横用足場40は、脚付架台6の架台本体6a上に設置されたもので、支持枠足場41と、この支持枠足場41に取り付けられた下段内側足場42及び上段内側足場43とによって構成されている。支持枠足場41は、図10に示した内側縦用足場60に用いられたものと同じもので、この内側縦用足場60と、図11に示す内側横用足場40とに共に用いられる。
このような支持枠足場41には、その高さ方向の所定の位置に、前記の下段内側足場42及び上段内側足場43が取り付けられている。これら下段内側足場42、上段内側足場43は、本実施形態では同一の構成となっており、図11中に矢印で示すように内槽側板7と反対の側を回動軸として、内側上方に開閉可能に開く開閉足場となっている。
すなわち、これら下段内側足場42、上段内側足場43は、支持枠足場41の横パイプ(図示せず)に取り付けられたもので、軸受け部となる一対の太径の短管(図示せず)と、これら短管間に回動自在、且つ、長さ方向に移動可能に内挿され、保持(挟持)された回動軸となる細径の長管(図示せず)と、この長管に一体に固定された矩形状の板体44と、を有して構成されている。そして、一対の短管がクランプによってそれぞれ横パイプに取り付けられたことにより、長管は回動可能、すなわち回動軸として機能する。
これによって長管に固定された板体44は、内槽側板7と反対の側となる内側の上方に開閉可能に開くようになっている。また、この板体44にはその両側にそれぞれチェーン46が連結されており、これらチェーン46が内側斜め上方の支持枠足場41に連結されることにより、板体44は水平な姿勢に保持されている。すなわち、下側に回動することなく、内側上方にのみ開閉可能になっている。なお、板体44は、前記支持枠足場41の鋼製板と同様に、軽量化のためエキスパンドメタルなどの金属網板によって形成されている。
このような構成のもとに下段内側足場42、上段内側足場43は、支持枠足場41に容易に取り付けられ、固定されている。そして、それぞれの板体44上に溶接装置や検査装置などの機材を設置できるようになっており、従って各板体44上にて作業が行えるようになっている。具体的には、下段内側足場42上では上昇させた内槽側板7への次の内槽側板7の溶接を主に行うようになっており、上段内側足場43上では上下の内槽側板7間の溶接状態の検査を主に行うようになっている。
また、このような下段内側足場42、上段内側足場43は、上方のナックル内面レール13から吊り下げた吊り具などを利用して装置などの機材を昇降させる際や、溶接後の内槽側板を上昇させる際などに、単に開閉足場である板体44を内側上方に開いて内槽側板7側を開口することで、下段内側足場42や上段内側足場43が機材等や付属品などに干渉しないようにすることができる。なお、板体44を内側上方に開いて内槽側板7側を開口した際には、例えば前記チェーン46を図示しない固定装置で固定したり、板体44を直接ロープなどで支持枠足場41に固定することにより、板体44を開いた状態に固定する。
ここで、下段内側足場42、上段内側足場43の支持枠足場41に対する取付位置(取付高さ)については、下段内側足場42は、上昇させた内槽側板7への次の内槽側板7の溶接を容易に行える位置(高さ)とするのが好ましく、上段内側足場43は、上下の内槽側板7間の溶接状態の検査を容易に行える位置(高さ)とするのが好ましい。具体的には、立てられ、あるいは吊り下げられた高さ4m程度の内槽側板7の上端から、1.2m程度低い位置に配するのが好ましい。
すなわち、溶接や溶接後の検査を行うための作業者が立つ板体44は、特に上下の内槽側板7間の継ぎ目7a(横シーム)より1.2m程度低い位置とするのが、上下間の継ぎ目7aの位置に作業者の手や目の位置を合わせやすくなり、好ましい。従って、本実施形態の下段内側足場42、上段内側足場43は、それぞれの板体44が、対向配置される内槽側板7の上端から1.2m程度低い位置に配置される。その際、本実施形態の下段内側足場42や上段内側足場43は、前述したように単にクランプによって短管を横パイプに取り付けることで支持枠足場41に固定することができるため、その高さを所望の高さに容易に合わせることができる。
このような構成の内側横用足場40を架台本体6a上に形成することにより、主に上下に並ぶ内槽側板7同士の溶接(横シーム)、及びこのような溶接に係る検査等の作業を容易に行うことができる。すなわち、支持枠足場41の下段内側足場42によって上下に並ぶ内槽側板7間の継ぎ目7aの溶接を行い、上段内側足場43によって前記継ぎ目7aの溶接の検査を行うことができる。
外側横用足場50は、内槽側板7の外側、すなわち外槽の側壁3と内槽側板7との間にて、脚付架台6の架台本体6aの上方に設置されたもので、外槽の側壁3の内面に固定された前記枠材48に取り付けられ、保持されている。枠材48は、前述したように複数のアングル材によって形成されたもので、このような複数のアングル材からなる枠材48に、図10に示した外側縦用足場70と同様に、図11に示すように外側横用足場50も取り付けられ、保持されている。
外側横用足場50は、枠材48の下側に取り付けられた下段外側足場51と、上側に取り付けられた上段外側足場52とを備えている。下段外側足場51は、内側横用足場40の下段内側足場42と対応する高さ位置に配置されたもので、側壁3の周方向に設置されたアングル材からなる枠材48に対して周方向(水平方向)に取り付けられた保持部材49と、該保持部材49に回動可能に保持された回動軸(図示せず)を一体に有する矩形状の板体53とを備えている。このような構成によって板体53は、保持部材49に保持された回動軸の回動によって外側下方(側壁3側の下方)に開閉可能に開くようになっている。なお、板体53も、前記内側横用足場40の板体44と同様に、軽量化のためエキスパンドメタルなどの金属網板によって形成されている。
この板体53には、その先端側(内槽側板7側)の両側の底部に、それぞれやらず54が回動可能に連結されている。やらず54は、棒状のつっかい(つっかい棒)であり、下端部が枠材48に対してボルト止め等によって着脱可能に固定され、上端部がヒンジ等によって板体53に回動可能に連結されている。このような構成によって板体53は、図11中に実線で示すようにやらず54の下端部が枠材48に固定された状態で、やらず54に支持されてその姿勢が水平に維持されるようになっている。これにより、板体53によって作業者や機材等の荷重が支持可能となり、板体53は作業足場として機能する。
また、この状態から、やらず54の下端部の枠材48への固定が解除されることにより、板体53は図11中に二点鎖線で示すように外側下方(側壁3側の下方)に回動して開き、側壁3と内槽側板7との間を開口する。また、やらず54も板体53とともに側壁3の内面に沿って垂れ下がることにより、側壁3と内槽側板7との間を開口する。
ここで、下段外側足場51における前記保持部材49の高さは、架台本体6aの上面から2.8m程度高い位置(内槽側板7の高さ4mから1.2m引いた高さ)にある。従って、架台本体6a上から作業者が手を伸ばすことでやらず54の下端部に手が届くため、やらず54の枠材48への固定を解除し、そのままやらず54を降ろすことで板体53を開くことができる。よって、内槽側板7の内側において比較的広いスペースがあり、支持枠足場41から板体44の開閉を行える内側横用足場40に比べ、1100mm程度の隙間しかない内槽側板7と外槽の側壁3との間の外側横用足場50においても、板体53の開閉を容易に行うことができる。なお、板体53は側壁3の周方向に沿って多数連続して設置されている。従って板体53を開閉する際には、これに先だって板体53上の作業者や機材等を隣の板体53などに移動させておくことにより、板体53の開閉を円滑に行うことができる。
このような構成からなる下段外側足場51は、その板体53の水平状態における高さ位置が、前記下段内側足場42の板体44の水平状態における高さ位置とほぼ同じになるように形成配置されている。従って、この下段外側足場51の板体53上にて、上昇させた内槽側板7への次の内槽側板7の溶接を容易に行えるようになっている。また、ゴンドラレール11に吊り下げられたフック12によって機材等を昇降させる場合などでは、前述したようにやらず54を外すことによって板体53を外側下方(側壁3側の下方)に降ろし、内槽側板7側を開口することにより、板体53が機材等の昇降に干渉しないようにすることができる。さらに、縦シーム溶接に係る作業を行うべく、図10に示したように外側縦用足場70を組み立てる際にも、単にやらず54を外して板体53を外側下方(側壁3側の下方)に降ろすことで、下段外側足場51を撤去することなく、外側縦用足場70を組み立てることができる。
上段外側足場52は、内側横用足場40の上段内側足場43と対応する高さ位置に配置されて枠材48に取り付けられたもので、板体55と、この板体55を水平状態に支持する支持材56とによって構成されている。板体55は、その後端部が枠材48にボルト止め等によって固定され、その前側略半分(内槽側板7側の略半分)が、後側略半分に対して下方に回動可能に形成されている。
すなわち、前側に配置された前板55aは、後側に配置された後板55bに対し回動軸(図示せず)を介して、あるいはヒンジ等によって回動可能に連結されている。また、これら前板55aと後板55bとの間には、前板55aの下方への回動を不能にするストッパー等の公知のロック機構(図示せず)が設けられている。なお、図11に示した例では前板55aを後板55bに対して下方(外側下方)に回動可能に形成したが、前板55aを後板55bに対して上方(外側上方)に回動可能に形成してもよい。その場合にも、前記のロック機構としては、前板55aが下方へ回動するのを防止する、ストッパーが用いられる。また、前板55a、後板55bも、前記内側横用足場40の板体44と同様に、軽量化のためエキスパンドメタルなどの金属網板によって形成されている。
支持材56は、棒状又は細板状のもので、下端部が枠材48にボルト止め等によって固定され、上端部がボルト止め等によって板体55の後板55bの前端部に固定されている。これによって支持材56は、前板55aの回動に干渉することなく、後板55bを支持する。従って、図11中に実線で示すように作業時には、前板55aが後板55bとともに水平に維持される。よって、板体55によって作業者や機材等の荷重が支持可能となり、板体55は作業足場として機能する。
このような構成からなる上段外側足場52は、その板体55の水平状態における高さ位置が、前記上段内側足場43の板体44の水平状態における高さ位置とほぼ同じになるように形成配置されている。従って、この上段外側足場52の板体55上にて、上下の内槽側板7間における継ぎ目7aの溶接の検査を容易に行えるようになっている。
また、ゴンドラレール11に吊り下げられたフック12によって機材等を昇降させる場合などでは、図11中に二点鎖線で示すように前板55aを下方に回動することで、機材等の昇降に干渉しないように内槽側板7側を開口することができる。その際、板体55は前板55aのみが開口するので、作業者は後板55b上から前板55aを操作してこれを開くことができる。
前板55aの開閉の操作を行うにあたっては、例えば前板55aの前端部に予めロープなどを連結しておき、このロープを後板55b上から操作することで、前板55aの開閉を容易に行うことができる。なお、板体55も側壁3の周方向に沿って多数連続して設置されている。従って前板55aを開閉する際には、これに先だって板体55上の大きな機材等を隣の板体55などに移動させておくことにより、前板55aの開閉を円滑に行うことができる。
図9に示したように脚付架台6上の空間に次の内槽側板7を搬入する際には、予め複数の内槽側板7同士を外槽の側壁3の外で横方向に連結しておいてもよい。そして、これを側壁3内に取り込んで環状に形成した後、上下に並ぶ内槽側板7同士を溶接するようにする。このように複数の内槽側板7同士を作業空間の制限の少ない側壁3の外で行うことにより、溶接作業が容易になり、効率よく内槽を組み立てることができる。
ここで、内槽側板7の内面には、図11に示すようにスティフナー57やキーナット58などの付属品が設けられており、内槽側板7の外面にも、キーナット58などが設けられている。従って、ジャッキアップ装置19によって内槽側板7を上昇させる際には、このような付属品が内側横用足場40の板体44や外側横用足場50の板体55、板体53に干渉してしまうおそれがある。
しかし、内側横用足場40の板体44は、図11中に矢印で示すように内側上方に回動可能に形成され、従って内槽側板7側を開閉可能に開口するように構成されていることから、内槽側板7を上昇させる際に板体44を回動させておくことにより、このような干渉を容易に、且つ、確実に防止することができる。また、外側横用足場50の板体55も、その前板55aが外側下方に回動可能に形成され、従って内槽側板7側を開閉可能に開口するように構成されていることから、前記の干渉を容易に、且つ、確実に防止することができる。さらに、外側横用足場50の板体53も、外側下方に回動可能に形成され、従って内槽側板7側を開閉可能に開口するように構成されていることから、前記の干渉を容易に、且つ、確実に防止することができる。
また、横方向に隣り合う内槽側板7間の縦の継ぎ目を溶接する場合には、図10に示した内側縦用足場60や外側縦用足場70を組み立て、これらを利用して行うが、この縦の継ぎ目は外槽の側壁3の周方向に所定間隔をおいて位置していることから、溶接装置や検査装置を周方向に移動させる必要がある。その際、特に溶接装置が重量物である自動溶接機である場合などでは、これを人力で移動させるのは困難であり、従って図7に示したゴンドラレール11やナックル内面レール13を利用して移動させる。
すなわち、内槽側板7の内側では、ナックル内面レール13を利用して自動溶接機を吊り下げ、ナックル内面レール13に沿って移動させることにより、自動溶接機を所望に位置に移動する。また、内槽側板7の外側では、ゴンドラレール11のフック12で自動溶接機を吊り下げ、ゴンドラレール11に沿って移動させることにより、自動溶接機を所望に位置に移動する。その際、内側縦用足場60や外側縦用足場70は簡易な構成となっているため、例えば足場板62(72)を外すだけで、自動溶接機の移動に干渉しないようになる。
図9に示したようにジャッキアップ装置19によってジャッキアップを行うと、ジャッキアップ装置19はそのジャッキアップロッド20の上端が吊り架台18より上方に突出し、それ以上上昇するとその直上に位置する懸垂足場5に干渉されてしまう。そこで、前記した内槽側板7同士の溶接等を行っている間に、ジャッキアップロッド20を構成する複数のロッド20bの、吊り架台18より上方に突出した部分を取り外す。そして、予めジャッキアップ装置用足場17の頂部に設置したダビット(図示せず)によって内槽屋根14上に降ろしておく。ロッド20bの取り外しは、ジャッキアップ装置用足場17を利用して行う。また、ジャッキアップ装置用足場17についても、懸垂足場5に干渉されないよう、吊り天秤21によってその上部側を順次撤去する。
次に、ジャッキアップ装置19によりタンク構成部材Yを内槽側板7のほぼ一段分上昇させ、内槽側板7の下方に形成された空間にさらに次の内槽側板7を搬入し、以下、前述した8段目(#8)の内槽側板7の場合と同様にして、図12に示すように7段目(#7)の内槽側板7を取り付ける。その際にも、吊り架台18より上方に突出したロッド20bを取り外し、吊り天秤21によって内槽屋根14上に降ろしておく。
このようにして9段目(#9)から7段目(#7)までの内槽側板7を取り付けたら、図13に示すように側壁3の内周面側の懸垂足場5を撤去する。すなわち、ここまでの間に充分な時間が経過していることから、外槽の側壁3は最上段となる9段目(#9)まで完成しており、従って型枠等を取り外すことが可能なため、側壁3の内周面側を撤去することができる。なお、側壁3の外周面側については、後工程で必要となるため撤去せずにそのまま残しておく。
次に、ジャッキアップ装置19の盛り替えを行うべく、図13に示すように外槽の側壁3の頂部に第2の吊り架台25を設置する。また、ジャッキダウンして一旦タンク構成部材Y(8段目や7段目の内槽側板7も含む)を脚付架台6上に降ろす。
続いて、図7に示したジャッキアップ装置19のジャッキアップロッド20を、吊り天秤21やクレーン等を利用して一旦ナックルサポート10の被吊り板10bから取り外す。また、ジャッキアップ装置19のジャッキ本体20aを吊り架台18から取り外す。これにより、ジャッキアップ装置19を外槽の側壁3とナックルプレート9との間から取り外す。さらに、吊り架台18を側壁3から取り外す。
そして、ジャッキアップ装置19のジャッキ本体20aを図13に示した第2の吊り架台25に取り付ける。また、その際にジャッキアップロッド20については、先に懸垂足場5に干渉されないようにその上部側を取り外し、内槽屋根14上に降ろしておいたが、側壁3の内周面側の懸垂足場5を撤去してジャッキアップロッド20を自由に伸ばせるようにしたので、内槽屋根14上に降ろしておいたロッド20bを再度ジャッキアップロッド20に取り付け、ジャッキアップロッド20を長くしておく。本実施形態では、図13に示すように外槽の側壁3の最上段となる9段目(#9)から5段目(#5)まで垂下させるため、予め別に用意した予備のロッド20bを付け足し、ジャッキアップロッド20を所望の長さに調整する。
このようにしてジャッキアップロッド20を所望の長さに調整したら、その下端側を再度ナックルサポート10の被吊り板10bの前記切欠内に差し入れる。そして、ナット19aによってジャッキアップロッド20の下端部を被吊り板10bに固定する。これにより、ジャッキアップ装置19を盛り替えることができる。このようにしてジャッキアップ装置19の盛り替えを終了したら、図13に示すようにジャッキアップ装置用足場17を撤去する。
次に、図14に示すようにジャッキアップ装置19でナックルプレート9を吊り上げ、タンク構成部材Yを内槽側板7のほぼ一段分上昇させる。
続いて、内槽側板7の下方に形成された空間にさらに次の内槽側板7を搬入し、以下、前述した8段目(#8)、7段目(#7)の内槽側板7の場合と同様にして、図15に示すように6段目(#6)の内槽側板7を取り付ける。
次に、内槽屋根14の上に外槽屋根26を取り付ける。このような外槽屋根26を取り付けは、内槽屋根14上に多数のチャンネル型鋼等からなる連結材(図示せず)を取り付け、これら連結材に外槽屋根26を取り付けることで行う。
また、外槽の側壁3の内周面に対して、側部ライナー(図示せず)を貼設する作業を開始する。
以下、ジャッキアップ装置19によるタンク構成部材Yの上昇、内槽側板7(タンク構成部材Y)の下方への次の内槽側板7の搬入、搬入した内槽側板7のタンク構成部材Y(内槽側板7)への取り付けを順次繰り返し、図16に示すように内槽側板7を最下段の1段目(#1)まで取り付ける。これにより、内槽の側壁が完成する。
なお、このような各段の内槽側板7の取り付けの際に、すなわちタンク構成部材Yを吊り上げてその下方を空間としている間に、内槽側板7の搬入とは別に各種の資材27を側壁3内の基礎版1上に搬入する。また、外槽屋根26の上には作業足場28を組んでおく。
次に、図17に示すように脚付架台6を撤去し、これによってタンク構成部材Yの下方を空間にする。そして、ジャッキアップ装置19によってタンク構成部材Yをジャッキダウンし、外槽屋根26の屋根骨(図示せず)の外周端を外槽の側壁3の頂部内周面に埋設した取付端(図示せず)に連結し固定する。
続いて、外槽屋根26と内槽屋根14との間を連結する連結材(図示せず)を除去し、これらの間の連結を解除する。
次に、図18に示すようにジャッキアップ装置19によってタンク構成部材Yを再度ジャッキダウンし、内槽側板7の最下段の下端部をアニュラー部16上に降ろす。そして、内槽側板7の最下段の下端部を基礎版1に設置された内槽アンカーストラップ2に取り付ける。
次に、ナックルプレート9からナックルサポート10を除去する。
その後、外槽の側壁3の緊張工事を行う。また、外槽の側壁3の内周面に貼設した側部ライナー(図示せず)に対して、冷熱抵抗緩和材であるポリウレタンフォーム(PUF)を吹きつける。さらに、ジャッキアップ装置19、第2の吊り架台25等も撤去する。そして、工事口4の閉鎖、不図示のポンプバレルの設置を経た後、水張りをして耐圧・気密試験を実施する。
最後に、内槽と外槽との間にパーライト等の保冷材(図示せず)を充填して内外槽間保冷工事を行い、さらに、塗装工事、配管保冷工事を経て円筒型タンク100を構築する。
本実施形態の円筒型タンクの構築方法によれば、脚付架台6上に支持する内槽側板7とこれに対向する外槽の側壁3、及び支持枠足場41との間に、内槽側板7に対する作業を行うための足場を、枠体61(71)と足場板62(72)とを有してなる縦用足場(内側縦用足場60、外側縦用足場70)によって形成するので、例えば内槽側板7の縦シームの溶接を行う際などに、単に所望位置に枠体61(71)を設置し、この枠体61(71)に足場板62(72)を掛け渡すことにより、内側縦用足場60、外側縦用足場70を現場にて容易に組むことができる。よって、このような縦用足場を利用して内槽側板7の縦シームの溶接や溶接後の検査などを容易に行うことができる。また、縦シームの位置に合わせて足場の組み直しを容易に行うことができる。さらに、枠体61(71)等を内槽側板7に直接取り付けないため、内槽側板7のジャッキアップやジャッキダウン時にもこれに影響されず、従って足場の組み直しを行う必要がない。よって、このような縦用足場を用いる構築方法によれば、工期の短縮化を図ることができる。
また、内側縦用足場60及び外側縦用足場70に、枠体61(71)から伸縮可能に延出して内槽側板7に突き当たる側板突き当て部材64(74)を設けるので、内側縦用足場60及び外側縦用足場70上での作業時に側板突き当て部材64(74)を内槽側板7に突き当てておくことにより、内側縦用足場60や外側縦用足場70を固定してその揺れを無くすことができる。従って、内側縦用足場60や外側縦用足場70上での作業を安定して行うことができる。
また、外側縦用足場70に、枠体71から伸縮可能に延出して外槽の側壁3に突き当たる外槽突き当て部材75を設けるので、外側縦用足場70上での作業時に外槽突き当て部材75を外槽の側壁3に突き当てておくことにより、外側縦用足場70を固定してその揺れを無くすことができる。従って、外側縦用足場70上での作業を安定して行うことができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。前述した実施形態において示した各構成部材の形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では側壁3の内周面側に内槽側板7を支持するための脚付架台6(架台)を複数設置する工程を内槽の組み立ての前工程して有するが、本発明はこれに限定されない。すなわち、脚付架台6を基礎版1上に設ける工程(前工程)を削除することにより、基礎版1で、より正確には基礎版1の上面に設けられた底部ライナーで内槽側板7を支持してもよい。
3…側壁(外槽の側壁)、6…脚付架台(架台)、7…内槽側板、7a…継ぎ目、41…支持枠足場(支持枠)、48…枠材、60…内側縦用足場、61…枠体、62…足場板、63…クランプ、64…側板突き当て部材、70…外側縦用足場、71…枠体、72…足場板、73…取付部材、74…側板突き当て部材、75…外槽突き当て部材

Claims (4)

  1. 内槽と外槽とを有する円筒型タンクの構築方法であって、
    前記外槽内に取り込まれた内槽側板の上昇と、当該上昇した前記内槽側板の下側への次の前記内槽側板の接続と、を交互に繰り返して前記内槽を組み立てる工程を備え、
    前記内槽側板に対する作業を行うための足場を、前記内槽側板に対して前記外槽の反対側に位置する支持枠あるいは前記外槽に着脱可能に取り付けられる枠体と当該枠体に着脱可能に掛け渡される足場板とを有する縦用足場を用いることにより、前記内槽側板と前記外槽との間あるいは前記内槽側板と前記支持枠との間に形成することを特徴とする円筒型タンクの構築方法。
  2. 前記外槽の内側に前記内槽側板を支持する架台を設置する工程を前記内槽の組み立ての前工程として有することを特徴とする請求項1記載の円筒型タンクの構築方法。
  3. 前記縦用足場は、前記枠体から伸縮可能に延出して前記内槽側板に突き当たる側板突き当て部材を有することを特徴とする請求項1又は2記載の円筒型タンクの構築方法。
  4. 前記内槽側板と前記外槽との間の前記縦用足場は、前記枠体から伸縮可能に延出して前記外槽に突き当たる外槽突き当て部材を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の円筒型タンクの構築方法。
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