JP2016104546A - スクリーン印刷用の乾燥装置及び印刷物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この構成によれば、例えば、乾燥時間を短縮することが可能である。ここで、積層体の印刷層を比較的高温の条件で乾燥する場合、従来の移動体では、積層体から移動体への熱伝導が促進されることで積層体の温度が部分的に低くなる現象が顕著になる。この点、上記のスクリーン印刷用の乾燥装置によれば、乾燥時間を短縮し、かつ印刷層の乾燥温度の均一性を改善することが可能となる。
この構成によれば、樹脂製の支持部材は、金属製の支持部材よりも衝撃を吸収し易いため、積層体への衝撃が緩和され易くなる。また、樹脂製の支持部材は、金属製の支持部材よりも柔軟であるため、積層体における傷の発生を抑制することができる。また、積層体から本体部材への熱伝導をさらに抑制することが可能となる。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置において、前記複数の支持部材は、前記積層体に点接触する曲面を有する支持部材を含むことが好ましい。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置において、前記複数の本体部材は、筒状であることが好ましい。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置において、前記複数の支持部材は、基端部と、前記基端部から突出する突出部とを有する支持部材を含み、前記突出部は、前記筒状の本体部材の有する第1貫通孔から突出されるとともに、前記基端部は、前記筒状の本体部材の内部に配置され、前記筒状の本体部材は、前記第1貫通孔に対向する第2貫通孔を有し、前記第2貫通孔に挿入されるとともに前記基端部を支持する取付部材を用いて前記筒状の本体部材に前記支持部材が取り付けられていることが好ましい。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置において、前記積層体としては、板ガラスと前記板ガラスに積層された印刷層とを有する構成が挙げられる。
上記課題を解決する印刷物の製造方法は、板材にスクリーン印刷法を用いて印刷層を積層するスクリーン印刷工程と、前記印刷層を乾燥する乾燥工程とを備える印刷物の製造方法であって、前記乾燥工程において、上記スクリーン印刷用の乾燥装置を用いる。
上記印刷物の製造方法において、さらに、前記乾燥工程によって乾燥された前記印刷層を前記板材に焼き付ける焼成工程を備える方法が挙げられる。
図4(a)に示すように、各移動体13における支持部材15の突出部17は、本体部材14の第1貫通孔H1から突出されるとともに、支持部材15の基端部16は、本体部材14の内部に配置されている。支持部材15の基端部16は、第2貫通孔H2に挿入された取付部材18で支持されている。第1貫通孔H1の内径は、基端部16の外径よりも小さく、突出部17の外径よりも大きい。第2貫通孔H2の内径は、基端部16の外径及び突出部17の外径よりも大きい。
スクリーン印刷機11から搬出された積層体Pは、スクリーン印刷用の乾燥装置12に搬入される。スクリーン印刷用の乾燥装置12では、積層体Pは搬送されながら積層体Pの印刷層P2が乾燥される。このとき、スクリーン印刷用の乾燥装置12における各移動体13は、本体部材14に設けられるとともに積層体Pを支持する複数の支持部材15を備えている。複数の支持部材15は、積層体Pの搬送方向D1に対して直交する幅方向D2において離間して配置されている。このため、各移動体13の本体部材14と非接触状態で積層体Pを搬送することが可能となる。これにより、乾燥中の積層体Pから本体部材14への熱伝導が抑制されるため、印刷層P2の乾燥温度の均一性が高められる。なお、搬送部12bの各移動体13は、積層体Pの搬送方向D1に移動される構成である。すなわち、この搬送部12bは、各移動体13を回転させずに積層体Pを搬送する構成であるため、複数の支持部材15と積層体Pとが擦れ難い。これにより、積層体Pにおける傷の発生を抑制することができる。また、各移動体13の本体部材14は、積層体Pの搬送方向D1に対して直交する幅方向D2に延在する構成である。このような本体部材14を有する各移動体13では、本体部材14の両端部分を周知のコンベア駆動機構に連結することで容易に駆動することができるため、搬送部12bの構成を簡略化することができる。印刷物の製造方法についても、乾燥工程においてスクリーン印刷用の乾燥装置12を用いるため、上述した作用が得られる。
(1)スクリーン印刷用の乾燥装置12は、板材P1にスクリーン印刷法を用いて積層された印刷層P2を有する積層体Pを加熱する加熱器12aと、積層体Pを搬送する搬送部12bとを備え、印刷層P2の乾燥に用いられる。スクリーン印刷用の乾燥装置12の搬送部12bは、積層体Pを搬送する搬送方向D1に移動される複数の移動体13を備え、各移動体13は、搬送方向D1に対して直交する幅方向D2に延在する本体部材14と、本体部材14に設けられるとともに積層体Pを支持する複数の支持部材15とを備えている。複数の支持部材15は、搬送方向D1と直交する幅方向D2において離間して配置されている。
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の支持部材15は樹脂材料から構成されているが、金属、カーボン、又はセラミックスから支持部材15を構成することもできる。また、異なる二種以上の材料から支持部材15を構成してもよい。前記支持部材15は、例えば、金属製の基端部16と樹脂製の突出部17とを有する支持部材15に変更することもできる。
Claims (10)
- 板材にスクリーン印刷法を用いて積層された印刷層を有する積層体を加熱する加熱器と、前記積層体を搬送する搬送部とを備え、前記印刷層の乾燥に用いられるスクリーン印刷用の乾燥装置であって、
前記搬送部は、前記積層体を搬送する搬送方向に移動される複数の移動体を備え、各移動体は、前記搬送方向に対して直交する幅方向に延在する本体部材と、前記本体部材に設けられるとともに前記積層体を支持する複数の支持部材とを備え、前記複数の支持部材は、前記幅方向において離間して配置されていることを特徴とするスクリーン印刷用の乾燥装置。 - 前記加熱器が前記積層体を300℃以上、500℃以下の温度範囲で加熱する構成であることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
- 前記複数の支持部材は、樹脂製の支持部材を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
- 前記搬送方向で隣り合う第1移動体及び第2移動体の各移動体において、
前記第1移動体の有する複数の第1支持部材と、
前記第2移動体の有する複数の第2支持部材とが前記搬送方向に対して直交する幅方向において異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。 - 前記複数の支持部材は、前記積層体に点接触する曲面を有する支持部材を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
- 前記複数の本体部材は、筒状であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
- 前記複数の支持部材は、基端部と、前記基端部から突出する突出部とを有する支持部材を含み、
前記突出部は、前記筒状の本体部材の有する第1貫通孔から突出されるとともに、
前記基端部は、前記筒状の本体部材の内部に配置され、
前記筒状の本体部材は、前記第1貫通孔に対向する第2貫通孔を有し、
前記第2貫通孔に挿入されるとともに前記基端部を支持する取付部材を用いて前記筒状の本体部材に前記支持部材が取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。 - 前記積層体は、板ガラスと前記板ガラスに積層された印刷層とを有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
- 板材にスクリーン印刷法を用いて印刷層を積層するスクリーン印刷工程と、前記印刷層を乾燥する乾燥工程とを備える印刷物の製造方法であって、
前記乾燥工程において、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置を用いることを特徴とする印刷物の製造方法。 - さらに、前記乾燥工程によって乾燥された前記印刷層を前記板材に焼き付ける焼成工程を備えることを特徴とする請求項9に記載の印刷物の製造方法。
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2014
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