JP6435174B2 - スクリーン印刷用の乾燥装置及び印刷物の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーン印刷用の乾燥装置及び印刷物の製造方法に関する。
従来、板材にスクリーン印刷法を用いて印刷層を積層した印刷物が知られている。例えば、特許文献1には、板ガラスにスクリーン印刷法を用いて印刷層を積層したガラス物品が開示されている。このガラス物品の製造工程は、板ガラスに印刷層を積層した積層体を乾燥する乾燥工程を備えている。この乾燥工程で用いられる乾燥装置は、積層体を搬送するコンベアを備え、積層体を搬送しながら印刷層が乾燥されるように構成されている。
特開2002−162163号公報
図7(a)及び図7(b)に示すように、スクリーン印刷用の乾燥装置における搬送部111としては、印刷層を有する積層体Pを載置した状態で積層体Pの搬送方向D1に移動される複数の移動体112を備える構成が挙げられる。各移動体112は、積層体Pの搬送方向D1に対して直交する幅方向D2に延在するパイプから構成され、各移動体112の両端部分は図示を省略したコンベア駆動機構に連結されている。このように複数の移動体112を用いた積層体Pの搬送では、移動不能な複数のロールを回転させて積層体Pを搬送するロールコンベアとは異なり、各移動体112を回転させずに積層体Pを搬送することが可能である。すなわち、複数の移動体112を備える搬送部111では、各移動体112と積層体Pとの擦れが抑制されることで、積層体Pにおける傷の発生を抑制することができる。
ところが、従来の搬送部111を備えたスクリーン印刷用の乾燥装置では、積層体Pの印刷層が乾燥される際に、積層体Pの幅方向D2にわたる定位置に複数の移動体112が接触し続けることになる。このため、積層体Pの印刷層が乾燥される際に、積層体Pから移動体112への熱伝導を要因として、積層体Pの温度が部分的に低くなり易い。これにより、乾燥後の積層体Pでは、その幅方向D2にわたる複数の箇所において乾燥不良が発生し易い。この乾燥不良となった箇所は、さらに印刷層の焼き付け等の再加熱を行ったとしても視認され易く、積層体Pの部分的な乾燥不良は、印刷物における外観不良の一因となっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スクリーン印刷法を用いて得られた印刷物において外観不良の発生を抑制することのできるスクリーン印刷用の乾燥装置及び印刷物の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するスクリーン印刷用の乾燥装置は、板材にスクリーン印刷法を用いて積層された印刷層を有する積層体を加熱する加熱器と、前記積層体を搬送する搬送部とを備え、前記印刷層の乾燥に用いられるスクリーン印刷用の乾燥装置であって、前記搬送部は、前記積層体を搬送する搬送方向に移動される複数の移動体を備え、各移動体は、前記搬送方向に対して直交する幅方向に延在する本体部材と、前記本体部材に設けられるとともに前記積層体を支持する複数の支持部材とを備え、前記複数の支持部材は、前記幅方向において離間して配置されている。
この構成によれば、各移動体の本体部材と非接触状態で積層体を搬送することが可能となる。これにより、乾燥中の積層体から本体部材への熱伝導が抑制されるため、印刷層の乾燥温度の均一性が高められる。なお、搬送部の各移動体は、積層体の搬送方向に移動される構成である。すなわち、この搬送部は、各移動体を回転させずに積層体を搬送する構成であるため、複数の支持部材と積層体(板材)とが擦れ難い。これにより、積層体(板材)における傷の発生を抑制することができる。また、各移動体の本体部材は、積層体の搬送方向に対して直交する幅方向に延在する構成である。このような本体部材を有する各移動体では、本体部材の両端部分を周知のコンベア駆動機構に連結することで容易に駆動することができるため、搬送部の構成を簡略化することができる。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置は、前記加熱器が前記積層体を300℃以上、500℃以下の温度範囲で加熱する構成であることが好ましい。
この構成によれば、例えば、乾燥時間を短縮することが可能である。ここで、積層体の印刷層を比較的高温の条件で乾燥する場合、従来の移動体では、積層体から移動体への熱伝導が促進されることで積層体の温度が部分的に低くなる現象が顕著になる。この点、上記のスクリーン印刷用の乾燥装置によれば、乾燥時間を短縮し、かつ印刷層の乾燥温度の均一性を改善することが可能となる。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置において、前記複数の支持部材は、樹脂製の支持部材を含むことが好ましい。
この構成によれば、樹脂製の支持部材は、金属製の支持部材よりも衝撃を吸収し易いため、積層体への衝撃が緩和され易くなる。また、樹脂製の支持部材は、金属製の支持部材よりも柔軟であるため、積層体における傷の発生を抑制することができる。また、積層体から本体部材への熱伝導をさらに抑制することが可能となる。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置では、前記搬送方向で隣り合う第1移動体及び第2移動体の各移動体において、前記第1移動体の有する複数の第1支持部材と、前記第2移動体の有する複数の第2支持部材とが前記搬送方向に対して直交する幅方向において異なる位置に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、積層体が第1支持部材及び第2支持部材に安定して支持され易くなる。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置において、前記複数の支持部材は、前記積層体に点接触する曲面を有する支持部材を含むことが好ましい。
この構成によれば、積層体から移動体への熱伝導がさらに抑制され易くなる。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置において、前記複数の本体部材は、筒状であることが好ましい。
この構成によれば、本体部材の熱伝導が抑制されるため、積層体から本体部材への熱伝導もさらに抑制され易くなる。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置において、前記複数の支持部材は、基端部と、前記基端部から突出する突出部とを有する支持部材を含み、前記突出部は、前記筒状の本体部材の有する第1貫通孔から突出されるとともに、前記基端部は、前記筒状の本体部材の内部に配置され、前記筒状の本体部材は、前記第1貫通孔に対向する第2貫通孔を有し、前記第2貫通孔に挿入されるとともに前記基端部を支持する取付部材を用いて前記筒状の本体部材に前記支持部材が取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、本体部材に支持部材を容易に着脱することができるため、例えば、支持部材を容易に交換することができる。
上記スクリーン印刷用の乾燥装置において、前記積層体としては、板ガラスと前記板ガラスに積層された印刷層とを有する構成が挙げられる。
このようなガラス物品の製造の際に上記スクリーン印刷用の乾燥装置を用いることで、例えば、ガラス物品の歩留まりを向上することが容易となる。
上記課題を解決する印刷物の製造方法は、板材にスクリーン印刷法を用いて印刷層を積層するスクリーン印刷工程と、前記印刷層を乾燥する乾燥工程とを備える印刷物の製造方法であって、前記乾燥工程において、上記スクリーン印刷用の乾燥装置を用いる。
この方法によれば、上記スクリーン印刷用の乾燥装置の構成に基づく作用が発揮される。
上記印刷物の製造方法において、さらに、前記乾燥工程によって乾燥された前記印刷層を前記板材に焼き付ける焼成工程を備える方法が挙げられる。
板材にスクリーン印刷法を用いて積層された印刷層は、粘着性を有しているため、その印刷層を手で触れると剥離するおそれがあり、また、印刷層に異物が付着すると、その異物は、印刷層を板材に焼き付ける焼成工程後にも残留する可能性が高い。すなわち、印刷層が粘着性を有している状態は、印刷層の外観不良を招き易いため、スクリーン印刷後の印刷層は直ちに乾燥されることが好ましい。この点、上記スクリーン印刷用の乾燥装置を用いた乾燥工程を行うことで印刷層の粘着性が低減されるため、積層体を焼成工程に搬入する際や焼成工程中において印刷層の粘着性を要因とした外観不良の発生を抑制することが可能である。従って、上記の乾燥工程を備えた印刷物の製造方法は、さらに、乾燥工程によって乾燥された印刷層を板材に焼き付ける焼成工程を備える場合に好適である。
本発明によれば、スクリーン印刷法を用いて得られた印刷物において外観不良の発生を抑制することができる。
実施形態における印刷物の製造方法を説明する説明図である。 乾燥装置の概略を示す平面図である。 乾燥装置の概略を示す側面図である。 (a)は、図2に示す4a−4a線に沿った搬送部の断面図であり、(b)は搬送部の要部を分解して示す断面図である。 (a)は図4(b)に示す5a−5a線に沿った支持部材の断面図であり、(b)は支持部材の変更例を示す断面図である。 (a)及び(b)は、搬送部の変更例を示す断面図である。 (a)は、従来の搬送装置の概略を示す平面図であり、(b)はその側面図である。
以下、スクリーン印刷用の乾燥装置及び印刷物の製造方法の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1に示すように、本実施形態の印刷物の製造方法は、スクリーン印刷工程、乾燥工程、及び焼成工程を備えている。スクリーン印刷工程は、板材にスクリーン印刷機11を用いて印刷層を積層する工程である。スクリーン印刷機11としては、スクリーンマスク及びスキージを備えた周知のものが用いられる。スクリーン印刷用のインクについても、乾燥が必要な溶剤型のインクであれば特に限定されない。スクリーン印刷用のインクとしては、例えば、顔料、溶剤、有機バインダー、ガラスフリット等を含有するペースト状のものが用いられる。顔料としては、例えば、金属酸化物等の無機顔料が挙げられる。溶剤としては、例えば、沸点が200℃以上のものが好適に用いられる。沸点が200℃以上の溶剤としては、例えば、ターピネオール(テルピネオール)、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、ブチルカルビトールアセテート、イソホロン、及び芳香族炭化水素系溶剤が挙げられる。有機バインダーとしては、例えば、セルロース樹脂系バインダー、アクリル樹脂系バインダー、アミド系樹脂バインダー、及びアルキッド系樹脂バインダーが挙げられる。スクリーン印刷用インクには、例えば、消泡剤、分散剤、レベリング剤等が含有されていてもよい。
板材としては、例えば、板ガラス、ガラス以外の無機材料(セラミックス)から構成される板材、及び金属製の板材が挙げられる。板材の一例としては、調理器用のトッププレートとして用いられる板ガラスが挙げられる。この板ガラスは、例えば、LAS(LiO−Al−SiO)系結晶性ガラスから成形される。LAS系結晶性ガラスは、成形された板ガラスの熱処理によりβ−石英固溶体又はβ−スポジュメン固溶体が主結晶として析出するガラスである。
スクリーン印刷工程で印刷された印刷層は、乾燥工程で乾燥される。乾燥工程で用いられる乾燥装置12は、板材にスクリーン印刷法を用いて積層された印刷層を有する積層体Pを加熱する加熱器12aと、その積層体Pを搬送する搬送部12bとを備えている。加熱器12aは、搬送部12bの上方に設けられている。加熱器12aとしては、例えば、遠赤外線ヒーター、及び近赤外線ヒーターが挙げられる。本実施形態の加熱器12aは、積層体Pを300℃以上、500℃以下の温度範囲で加熱可能に構成されていることが好ましい。
図2及び図3に示すように、搬送部12bは、積層体Pを搬送する搬送方向D1に移動される複数の移動体13を備えている。各移動体13は、積層体Pの搬送方向D1と直交する幅方向D2に延在する本体部材14と、本体部材14に設けられるとともに積層体Pを支持する複数の支持部材15とを備えている。複数の支持部材15は、積層体Pの搬送方向D1に対して直交する幅方向D2において離間して配置されている。
各移動体13は、図示を省略した周知のコンベア駆動機構により駆動される。コンベア機構は、各移動体13の本体部材14の両端部分に連結される。コンベア駆動機構としては、例えば、チェーンコンベア機構が挙げられる。詳述すると、各移動体13は、図3に矢印で示すように、積層体Pの搬送方向D1の下流端まで移動した後に上流端に戻され、再び積層体Pを搬送方向D1へ搬送するように駆動される。
なお、図3に拡大して示すように、積層体Pは、板材P1に積層された印刷層P2を上方に向けて搬送される。乾燥工程(乾燥装置12)では、積層体Pの印刷層P2に含まれる溶剤が揮発される。
図2及び図3に示すように、搬送方向D1で隣り合う第1移動体13a及び第2移動体13bの各移動体において、第1移動体13aの有する複数の第1支持部材15aと、第2移動体13bの有する複数の第2支持部材15bとは、積層体Pの搬送方向D1に対して直交する幅方向D2において異なる位置に配置されている。すなわち、複数の第1支持部材15a及び複数の第2支持部材15bとは、幅方向D2において千鳥状に配列されている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、各移動体13の本体部材14は、金属材料から円筒状に形成されている。本体部材14を構成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼が挙げられる。本体部材14は、支持部材15の先端側が突出される第1貫通孔H1と、第1貫通孔H1に対向する第2貫通孔H2とを有している。
図4(a)及び図5(a)に示すように、支持部材15は、円板状の基端部16と基端部16から突出する円柱状の突出部17とを有している。支持部材15の突出部17は、印刷部に点接触する曲面17aを有している。本体部材14から突出する支持部材15の突出長さは、2mm以上、20mm以下の範囲であることが好ましい。
本実施形態の支持部材15は、樹脂製である。支持部材15を構成する樹脂材料は、乾燥工程(乾燥装置12)における熱に耐え得る耐熱性を有するものであれば、特に限定されず、その樹脂材料としては、例えば、ポリイミドが好ましく、より好ましくは全芳香族ポリイミドである。
次に、各移動体13における支持部材15の取付構造について説明する。
図4(a)に示すように、各移動体13における支持部材15の突出部17は、本体部材14の第1貫通孔H1から突出されるとともに、支持部材15の基端部16は、本体部材14の内部に配置されている。支持部材15の基端部16は、第2貫通孔H2に挿入された取付部材18で支持されている。第1貫通孔H1の内径は、基端部16の外径よりも小さく、突出部17の外径よりも大きい。第2貫通孔H2の内径は、基端部16の外径及び突出部17の外径よりも大きい。
支持部材15を本体部材14に取り付けるには、図4(b)に示すように、支持部材15を本体部材14の第2貫通孔H2から挿入し、さらに支持部材15の突出部17を本体部材14の第1貫通孔H1に挿入する。そして、支持部材15の基端部16を本体部材14の第2貫通孔H2に挿入される取付部材18で支持することで、本体部材14に支持部材15が取り付けられる。このとき、本体部材14及び支持部材15の熱膨張を許容し、支持部材15に不要な負荷がかかることを抑制するという観点から、取付部材18は、支持部材15の基端部16を本体部材14に押圧せずに基端部16と本体部材14との間に隙間が形成されるように本体部材14に固定されることが好ましい。また、同様の観点から、支持部材15の突出部17及び第1貫通孔H1は、第1貫通孔H1に突出部17が遊嵌されるように構成されることが好ましい。なお、本実施形態では、取付部材18としてボルトが用いられるとともに、そのボルトはワッシャWを介して本体部材14の第2貫通孔H2に螺入されている。ボルトの材質は、金属であってもよいし、樹脂であってもよい。
乾燥工程で乾燥された印刷物は、焼成工程で焼成される。図1に示すように、焼成工程では、焼成炉19が用いられる。焼成炉19としては、周知の構成のものを用いることができる。乾燥工程後の積層体Pは、焼成工程(焼成炉19)で、例えば、500℃を超える温度に加熱される。この焼成工程によって、積層体Pの印刷層P2は、板材P1に焼き付けられることで印刷物が得られる。なお、焼成工程(焼成炉19)における積層体Pの加熱温度は、例えば、900℃以下の範囲に設定される。
次に、スクリーン印刷用の乾燥装置12及び印刷物の製造方法の主な作用について説明する。
スクリーン印刷機11から搬出された積層体Pは、スクリーン印刷用の乾燥装置12に搬入される。スクリーン印刷用の乾燥装置12では、積層体Pは搬送されながら積層体Pの印刷層P2が乾燥される。このとき、スクリーン印刷用の乾燥装置12における各移動体13は、本体部材14に設けられるとともに積層体Pを支持する複数の支持部材15を備えている。複数の支持部材15は、積層体Pの搬送方向D1に対して直交する幅方向D2において離間して配置されている。このため、各移動体13の本体部材14と非接触状態で積層体Pを搬送することが可能となる。これにより、乾燥中の積層体Pから本体部材14への熱伝導が抑制されるため、印刷層P2の乾燥温度の均一性が高められる。なお、搬送部12bの各移動体13は、積層体Pの搬送方向D1に移動される構成である。すなわち、この搬送部12bは、各移動体13を回転させずに積層体Pを搬送する構成であるため、複数の支持部材15と積層体Pとが擦れ難い。これにより、積層体Pにおける傷の発生を抑制することができる。また、各移動体13の本体部材14は、積層体Pの搬送方向D1に対して直交する幅方向D2に延在する構成である。このような本体部材14を有する各移動体13では、本体部材14の両端部分を周知のコンベア駆動機構に連結することで容易に駆動することができるため、搬送部12bの構成を簡略化することができる。印刷物の製造方法についても、乾燥工程においてスクリーン印刷用の乾燥装置12を用いるため、上述した作用が得られる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような作用効果が発揮される。
(1)スクリーン印刷用の乾燥装置12は、板材P1にスクリーン印刷法を用いて積層された印刷層P2を有する積層体Pを加熱する加熱器12aと、積層体Pを搬送する搬送部12bとを備え、印刷層P2の乾燥に用いられる。スクリーン印刷用の乾燥装置12の搬送部12bは、積層体Pを搬送する搬送方向D1に移動される複数の移動体13を備え、各移動体13は、搬送方向D1に対して直交する幅方向D2に延在する本体部材14と、本体部材14に設けられるとともに積層体Pを支持する複数の支持部材15とを備えている。複数の支持部材15は、搬送方向D1と直交する幅方向D2において離間して配置されている。
この構成によれば、上述したように印刷層P2の乾燥温度の均一性が高められるという作用が得られる。これにより、スクリーン印刷法を用いて得られた印刷物において外観不良の発生を抑制することができる。
(2)スクリーン印刷用の乾燥装置12は、加熱器12aが積層体Pを300℃以上、500℃以下の温度範囲で加熱する構成であることが好ましい。この場合、例えば、乾燥時間を短縮することが可能である。ここで、積層体Pの印刷層P2を比較的高温の条件で乾燥する場合、図7(a)及び図7(b)に示される従来の移動体112では、積層体Pから移動体112への熱伝導が促進されることで積層体Pの温度が部分的に低くなる現象が顕著になる。この点、上記スクリーン印刷用の乾燥装置12によれば、乾燥時間を短縮し、かつ印刷層P2の乾燥温度の均一性を改善することが可能となる。従って、印刷物の生産効率を高め、かつ印刷物の外観の品質を維持又は向上することが可能となる。
(3)スクリーン印刷用の乾燥装置12において、複数の支持部材15は、樹脂製の支持部材15を含むことが好ましい。樹脂製の支持部材15は、金属製の支持部材よりも衝撃を吸収し易いため、積層体Pへの衝撃が緩和され易くなる。また、樹脂製の支持部材15は、金属製の支持部材よりも柔軟であるため、積層体Pにおける傷の発生を抑制することができる。従って、例えば、脆性材料からなる板材P1を有する積層体Pを乾燥する乾燥装置12として好適である。また、積層体Pから本体部材14への熱伝導をさらに抑制することが可能となる。従って、印刷層P2の乾燥温度の均一性をさらに高めることが可能となるため、スクリーン印刷法を用いて得られた印刷物において外観不良をさらに低減することが可能となる。
(4)スクリーン印刷用の乾燥装置12において、搬送部12bの第1移動体13a及び第2移動体13bは、搬送方向D1で隣り合う位置に配置されている。スクリーン印刷用の乾燥装置12では、第1移動体13aの有する複数の第1支持部材15aと、第2移動体13bの有する複数の第2支持部材15bとが搬送方向D1に対して直交する幅方向D2において異なる位置に配置されていることが好ましい。この場合、積層体Pが第1支持部材15a及び第2支持部材15bに安定して支持され易くなる。
(5)スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の有する複数の支持部材15は、積層体Pに点接触する曲面17aを有する支持部材15を含むことが好ましい。この場合、積層体Pから移動体13への熱伝導がさらに抑制され易くなる。従って、印刷層P2の乾燥温度の均一性をさらに高めることが可能となるため、スクリーン印刷法を用いて得られた印刷物において外観不良をさらに低減することが可能となる。
(6)スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の有する複数の本体部材14は、筒状であることが好ましい。この場合、本体部材14の熱伝導が抑制されるため、積層体Pから移動体13(本体部材14)への熱伝導もさらに抑制され易くなる。従って、印刷層P2の乾燥温度の均一性をさらに高めることが可能となるため、スクリーン印刷法を用いて得られた印刷物において外観不良をさらに低減することが可能となる。
(7)スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の有する複数の支持部材15は、基端部16と、基端部16から突出する突出部17とを有する支持部材15を含むことが好ましい。この支持部材15の突出部17は、筒状の本体部材14の有する第1貫通孔H1から突出される。また、この支持部材15の基端部16は、筒状の本体部材14の内部に配置される。そして、筒状の本体部材14は、第1貫通孔H1に対向する第2貫通孔H2を有し、第2貫通孔H2に挿入されるとともに基端部16を支持する取付部材18を用いて筒状の本体部材14に支持部材15が取り付けられる。この場合、本体部材14に支持部材15を容易に着脱することができるため、例えば、支持部材15を容易に交換することができる。
(8)スクリーン印刷用の乾燥装置12において、積層体Pは、板ガラスと板ガラスに積層された印刷層P2とを有することが好ましい。このようなガラス物品の製造の際に上記スクリーン印刷用の乾燥装置12を用いることで、例えば、ガラス物品の歩留まりを向上することが容易となる。例えば、調理器用のトッププレートとして用いられるガラス物品は、特に美観が要求される傾向にあるため、このようなガラス物品の生産効率を高め、かつ歩留まりを維持又は向上するという観点で、上記スクリーン印刷用の乾燥装置12は好適である。
(9)印刷物の製造方法は、板材P1にスクリーン印刷法を用いて印刷層P2を積層するスクリーン印刷工程と、前記印刷層P2を乾燥する乾燥工程とを備えている。この乾燥工程において、上記スクリーン印刷用の乾燥装置12が用いられる。この方法によれば、スクリーン印刷法を用いて得られた印刷物において外観不良の発生を抑制することができる。
(10)板材P1にスクリーン印刷法を用いて積層された印刷層P2は、粘着性を有しているため、その印刷層P2を手で触れると剥離するおそれがあり、また、印刷層P2に異物が付着すると、その異物は、印刷層P2を板材P1に焼き付ける焼成工程後にも残留する可能性が高い。すなわち、印刷層P2が粘着性を有している状態は、印刷層P2の外観不良を招き易いため、スクリーン印刷後の印刷層P2は直ちに乾燥されることが好ましい。この点、上記スクリーン印刷用の乾燥装置12を用いた乾燥工程を行うことで印刷層P2の粘着性が低減されるため、積層体Pを焼成工程に搬入する際や焼成工程中において印刷層P2の粘着性を要因とした外観不良の発生を抑制することが可能である。従って、上記の乾燥工程を備えた印刷物の製造方法は、さらに、乾燥工程によって乾燥された印刷層P2を板材P1に焼き付ける焼成工程を備える場合に好適である。
(変更例)
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の支持部材15は樹脂材料から構成されているが、金属、カーボン、又はセラミックスから支持部材15を構成することもできる。また、異なる二種以上の材料から支持部材15を構成してもよい。前記支持部材15は、例えば、金属製の基端部16と樹脂製の突出部17とを有する支持部材15に変更することもできる。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の支持部材15は、基端部16を支持する取付部材18を用いて移動体13の本体部材14に取り付けられているが、この取付部材18を省略することもできる。例えば、移動体13の支持部材15は、移動体13の本体部材14に接着剤を用いて取り付けることもできる。また、例えば、移動体13の支持部材15を金属製の支持部材に変更した場合は、移動体13の本体部材14に溶接により取り付けることもできる。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の支持部材15を本体部材14に取り付ける取付部材18は、ボルトに限定されず、本体部材14の第2貫通孔H2に圧入又は係止されるピンであってもよい。このような支持部材であっても、第2貫通孔H2に挿入されるとともに基端部16を支持するように設けられるため、上記(7)欄で述べた作用効果が得られる。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の支持部材15における突出部17の形状は円柱状であるが、多角柱状や図5(b)に示される平板状に変更してもよい。また、突出部17は、内部に中空部を有するものであってもよい。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の支持部材15における突出部17は、積層体Pに点接触する曲面17aを有しているが、積層体Pに線接触又は面接触するように変更することもできる。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12において、第1移動体13aの有する複数の第1支持部材15aと、第2移動体13bの有する複数の第2支持部材15bとが幅方向D2において異なる位置に配置されているが、複数の第1支持部材15aと複数の第2支持部材15bとが幅方向D2において同じ位置に配置されていてもよい。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の本体部材14の形状は円筒状であるが、例えば、図6(a)に示すように、六角筒状の本体部材14に変更することもできる。このように移動体13の本体部材14の形状は、多角筒状に変更してもよい。また、移動体13の本体部材14の形状は、円柱状又は角柱状に変更することもできる。また、移動体13の本体部材14の形状は、図6(b)に示すように、板状に変更することもできる。なお、図6(b)に示される移動体13の支持部材15は、板状の本体部材14に螺着されるボルトで構成されるとともに積層体Pに面接触されるように構成されている。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12において、移動体13の本体部材14は、金属材料から構成されているが、例えば、樹脂材料に変更することもできる。但し、例えば、耐久性の観点から金属製の本体部材14が好ましい。そして、金属製の本体部材14を用いる場合、本体部材14の熱伝導性が高まるため、図7(a)及び図7(b)に示される従来の搬送部では、特に、積層体Pの部分的な乾燥不良が発生し易くなる。従って、前記実施形態の乾燥装置12及び印刷物の製造方法は、金属製の本体部材14を用いた場合に好適である。
・前記印刷物の製造方法において、焼成工程を行わずに、乾燥工程で乾燥及び硬化された印刷層P2を有する印刷物を製造することもできる。なお、焼成工程を行わない場合、ガラスフリットを含有しないスクリーン印刷用のインクが用いられる。
・前記スクリーン印刷用の乾燥装置12及び印刷物の製造方法は、板ガラスへのスクリーン印刷に好適であるが、その板ガラスを構成するガラスは特に限定されず、例えば、無アルカリガラスや化学強化ガラスであってもよい。また、板ガラス(ガラス物品)の用途としては、ディスプレイ用途、タッチパネル用途、光電変換パネル用途、電子デバイス用途、窓ガラス用途、建材用途、及び車両用途が挙げられる。
12…乾燥装置、12a…加熱器、12b…搬送部、13…移動体、13a…第1移動体、13b…第2移動体、14…本体部材、15…支持部材、15a…第1支持部材、15b…第2支持部材、16…基端部、17…突出部、17a…曲面、18…取付部材、D1…搬送方向、D2…幅方向、H1…第1貫通孔、H2…第2貫通孔、P…積層体、P1…板材、P2…印刷層。

Claims (8)

  1. 板材にスクリーン印刷法を用いて積層された印刷層を有する積層体を加熱する加熱器と、前記積層体を搬送する搬送部とを備え、前記印刷層の乾燥に用いられるスクリーン印刷用の乾燥装置であって、
    前記搬送部は、前記積層体を搬送する搬送方向に移動される複数の移動体を備え、各移動体は、前記搬送方向に対して直交する幅方向に延在する本体部材と、前記本体部材に設けられるとともに前記積層体を支持する複数の支持部材とを備え、前記複数の支持部材は、前記幅方向において離間して配置され
    前記複数の本体部材は、筒状であり、
    前記複数の支持部材は、基端部と、前記基端部から突出する突出部とを有する支持部材を含み、
    前記突出部は、前記筒状の本体部材の有する第1貫通孔から突出されるとともに、
    前記基端部は、前記筒状の本体部材の内部に配置され、
    前記筒状の本体部材は、前記第1貫通孔に対向する第2貫通孔を有し、
    前記第2貫通孔に挿入されるとともに前記基端部を支持する取付部材を用いて前記筒状の本体部材に前記支持部材が取り付けられていることを特徴とするスクリーン印刷用の乾燥装置。
  2. 前記加熱器が前記積層体を300℃以上、500℃以下の温度範囲で加熱する構成であることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
  3. 前記複数の支持部材は、樹脂製の支持部材を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
  4. 前記搬送方向で隣り合う第1移動体及び第2移動体の各移動体において、
    前記第1移動体の有する複数の第1支持部材と、
    前記第2移動体の有する複数の第2支持部材とが前記搬送方向に対して直交する幅方向において異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
  5. 前記複数の支持部材は、前記積層体に点接触する曲面を有する支持部材を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
  6. 前記積層体は、板ガラスと前記板ガラスに積層された印刷層とを有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置。
  7. 板材にスクリーン印刷法を用いて印刷層を積層するスクリーン印刷工程と、前記印刷層を乾燥する乾燥工程とを備える印刷物の製造方法であって、
    前記乾燥工程において、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のスクリーン印刷用の乾燥装置を用いることを特徴とする印刷物の製造方法。
  8. さらに、前記乾燥工程によって乾燥された前記印刷層を前記板材に焼き付ける焼成工程を備えることを特徴とする請求項に記載の印刷物の製造方法。
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