JP2016102861A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スループットを低下させることなく記録材の種類等を判別し、適切に画像形成制御を行うこと。【解決手段】CPU100は、連続して搬送される複数の記録材の1枚目の記録材P1をv1で搬送させながら坪量検知部30及び表面性検知部40により検知した結果に基づき(t32〜t33)、記録材P1の画像形成を行う際の速度をv2に、画像形成条件を第一の条件に決定した場合には(t33〜t34)、記録材P1の速度をv1からv2に切り替えて第一の条件で画像形成を行い(t34〜t39)、2枚目の記録材P2をv2で搬送させながら坪量検知部30及び表面性検知部40により検知した結果に基づき(t42〜t43)、記録材P2の画像形成を行う際の画像形成条件を第二の条件に決定した場合には(t43〜t44)、記録材P2の速度はv2のまま第二の条件で画像形成を行う(t44〜t48)。【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置であって、記録材の紙種判別を行う記録材判別装置を有する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置では、外部装置としてのコンピュータ等や、画像形成装置本体に設けられた操作パネル等を用いて、記録材の種類等(サイズ、厚さ等)がユーザによって設定されていた。そして、コンピュータ等や操作パネル等を用いて設定された情報に応じて、転写手段における転写条件や定着条件等の画像形成条件が制御されていた。ここで、転写条件とは、例えば転写電圧や転写時の記録材の搬送速度であり、定着条件とは、例えば定着温度や定着時の記録材の搬送速度である。このようなコンピュータ等や操作パネル等を用いて記録材の種類を設定するというユーザの負担を軽減するために、次のような装置が提供されている。即ち、画像形成装置の内部に記録材の種類等を判別するセンサを備え、センサにより記録材の種類等を自動的に判別する装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−029622号公報
しかし、近年の画像形成装置には、印刷の高速化の要求に対応して、連続印刷時のスループットを向上させることが求められている。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、スループットを低下させることなく記録材の種類等を判別し、適切に画像形成制御を行うことを目的とする。
前述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材の表面性を検知する第一の検知手段と、記録材の坪量を検知する第二の検知手段と、前記第一の検知手段及び前記第二の検知手段の検知結果に基づき、記録材の紙種を判別し、判別した結果に基づき、画像形成動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、連続して搬送される複数の記録材の1枚目の記録材を第一の速度で搬送させながら前記第一の検知手段及び前記第二の検知手段により検知した結果に基づき、前記1枚目の記録材の画像形成を行う際の速度を第二の速度に、画像形成条件を第一の条件に決定した場合には、前記1枚目の記録材の速度を前記第一の速度から前記第二の速度に切り替えて前記第一の条件で画像形成を行い、前記1枚目の記録材に続いて搬送されている2枚目の記録材を前記第二の速度で搬送させながら前記第一の検知手段及び前記第二の検知手段により検知した結果に基づき、前記2枚目の記録材の画像形成を行う際の画像形成条件を第二の条件に決定した場合には、前記2枚目の記録材の速度は前記第二の速度のまま前記第二の条件で画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、スループットを低下させることなく記録材の種類等を判別し、適切に画像形成制御を行うことができる。
実施例1〜3の画像形成装置の概略構成図 実施例1〜3の表面性検知部の構成図 実施例1〜3の表面性検知範囲を示す図 実施例1〜3の表面性検知部のブロック図 実施例1〜3の坪量検知部のブロック図 実施例1の連続印刷のタイミングチャート 実施例1の連続印刷のタイミングチャート 実施例2の連続印刷のタイミングチャート 実施例3の連続印刷のタイミングチャート
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。尚、以下の実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<画像形成装置の説明>
図1に実施例1の画像形成装置1の構成の概要を示す。画像形成制御部10は、制御手段であるCPU100を有する。収納部である給紙カセット101に積載された記録材Pは、ピックアップローラ102、給紙ローラ103、レジストレーションローラ104、記録材判別装置7を介して、所定のタイミングでプロセスカートリッジ105へ搬送される。記録材判別装置7は、表面性検知部40と、判別処理部45と、坪量検知部30を有し、坪量検知部30は、送信部31と受信部32を有する。尚、記録材判別装置7の詳細は後述する。
画像形成手段であるプロセスカートリッジ105は、帯電手段である帯電器106、現像手段である現像器107、クリーニング手段であるクリーニングブレード108、及び像担持体である感光ドラム109で一体的に構成されている。感光ドラム109には、露光手段である露光装置111から出射されるレーザ光により静電潜像が形成され、静電潜像は現像器107により現像されて、感光ドラム109上に未定着のトナー像が形成される。
感光ドラム109上の未定着のトナー像は、転写手段である転写ローラ110により記録材Pに転写され、記録材Pは定着器115に搬送される。所定の電圧(転写電圧)が印加された転写ローラ110により未定着のトナー像が記録材Pに転写される位置を、一次転写部という。記録材Pは、定着手段である定着器115において加熱加圧処理され、未定着のトナー像が記録材Pに定着される。その後、記録材Pは、中間排紙ローラ116、排紙ローラ117を介して画像形成装置1の本体外に排出され、一連のプリント動作を終える。駆動手段であるモータ118は、感光ドラム109や定着器115などに駆動力を与えている。モータ119は、ピックアップローラ102、給紙ローラ103、レジストレーションローラ104等に駆動力を与えている。モータ119、ピックアップローラ102、給紙ローラ103、レジストレーションローラ104により記録材Pの搬送手段が構成されている。尚、本実施例では、プロセスカートリッジ105が一つの場合を説明したが、複数のプロセスカートリッジを備える画像形成装置であってもよい。
<記録材判別装置の説明>
本実施例の記録材検知手段である記録材判別装置7について説明する。記録材判別装置7は、図1で示されるようにレジストレーションローラ104の、記録材Pの搬送方向における下流側であって、一次転写部よりも搬送方向における上流側に配置されている。記録材Pの紙種を判別する記録材判別装置7は、記録材Pの表面性を検知する第一の検知手段である表面性検知部40と、記録材Pの坪量を検知する第二の検知手段である坪量検知部30を含む。ここで、紙種とは、普通紙、コート紙、OHP用紙、エンボス紙等の記録材Pの種類や厚さ等をいう。
<表面性検知部の説明>
表面性検知部40について図2〜図5を用いて説明する。図2(a)は表面性検知部40の横断面視図であり、図2(a)の右側から左側に向かって記録材Pが搬送され、記録材Pの搬送方向は矢印で図示している通りである。図2(b)は表面性検知部40の上面斜視図である。表面性検知部40は、LED41、結像レンズ42、CMOSラインセンサ43、基準板46a、46b、保護部材47を備える。尚、記録材Pの搬送方向を副走査方向ともいい、CMOSラインセンサ43の長手方向、即ち副走査方向に直交する方向を主走査方向という。
LED41は、記録材Pの表面に光を照射する照射手段であり、記録材Pの表面に対して略10度の角度で光を照射し、記録材Pの滑らかさ又は粗さの度合いを示す表面性に応じた明暗(影)を発生させるように配置されている。結像レンズ42は、LED41から照射された光によって記録材Pの表面から反射する反射光を結像する結像手段である。CMOSラインセンサ43は、結像レンズ42により結像された光を撮像する撮像手段であり、記録材Pの副走査方向の所定の位置における主走査方向の画像を撮像する。より詳細には、CMOSラインセンサ43は、記録材Pの表面に発生した明暗(影)を撮像する。このように、本実施例では、記録材Pの表面性を検知するセンサとして、ラインセンサを用いている。基準板46a、46bは、LED41の光が照射可能な領域の両端部に位置しており、基準板46aを内面基準板46a、基準板46bを内面基準板46bとする。保護部材47は、結像レンズ42及びLED41を保護する。
図2(b)に示すように、結像レンズ42及びCMOSラインセンサ43は、記録材Pの搬送方向と直交するように配置されている。これにより、CMOSラインセンサ43は、LED41から照射された光によって、記録材Pの表面から反射する反射光と、内面基準板46a、46bから反射する反射光を同時に撮像することが可能である。
図3はLED41から照射される光の光軸を中心とした、記録材Pの搬送方向に直行する方向におけるLED41の照射範囲を、表面性検知部40の上面から示した図である。記録材Pの表面性を判別する際に用いられる、記録材の有効画像範囲(記録材有効画像範囲という)をA、内面基準板46a、46bからの反射光を検知する内面基準板の有効画素範囲(内面基準板有効画素範囲)をa、bとする。図4は表面性検知部40の動作制御ブロック図の一例である。画像形成制御部10は、CPU100、ROM100a、RAM100bを有している。CPU100は、ROM100aに記憶された各種のプログラムを実行することにより、RAM100bを作業領域として用いながら、画像形成に係る各種の動作を制御する。画像形成制御部10は照射制御部462を有し、搬送されている記録材Pの表面に対して照射制御部462により制御されたLED41から光が照射される。LED41から照射された光は、記録材P又は基準板46a、46bにより反射される。記録材Pからの反射光は、記録材Pの表面の状態(凹凸等)を反映した明暗の画像として、結像レンズ42を介してCMOSラインセンサ43で撮像される。CMOSラインセンサ43で撮影された画像は、記録材Pの表層の面の画像(以下、表面画像という)である。CMOSラインセンサ43で撮像した記録材Pの表面画像の情報は判別処理手段である判別処理部45へ出力される。
判別処理部45は、表面性検知部40から入力された記録材Pの表面画像の情報を、画素毎にアナログ−デジタル変換部(以下、A−D変換部とする)451においてアナログデータからデジタルデータに変換する。ここで、A−D変換部451では、記録材Pの搬送方向と直交する同一直線上の画像を1ライン単位で同時に読み込む。本実施例では、8ビットのA−D変換ICを使用し、A−D変換部451は0から255の値を画像抽出部452に出力する。画像抽出部452は、A−D変換部451から入力された記録材Pの表面画像の情報を、搬送方向へつなぎ合わせ、二次元の表面画像の情報を取得する。より詳細には、画像抽出部452は、1ライン単位で入力された表面画像の情報を、記憶部455上に1ライン単位で記憶させ、記憶部455上で記憶領域をずらして記憶させていくことで、二次元の表面画像の情報を記憶させる。これにより、画像抽出部452は、二次元の表面画像の情報を取得する。
本実施例では、記録材Pの搬送速度を80mm/秒とし、CMOSラインセンサ43の解像度を1ラインの600dpi(1ドットあたり約42μm)としている。本実施例では、表面性検知部40のCMOSラインセンサ43は、記録材Pの5mm×5mm相当の領域を撮像する。よって、表面性検知部40により撮影された表面画像の画像サイズは、118ドット×118ドット(600ドット×5mm/25.4mm)とする。CMOSラインセンサ43の撮像は、42μm/(80mm/秒)、即ち約530μsec(マイクロ秒)間隔で行う。このように、CMOSラインセンサ43は、搬送されている記録材Pを所定の時間間隔で撮像することで、記録材P上の二次元の撮像エリアを重複することなく撮像することができ、二次元の画像データを得ることができる。このように、本実施例では、記録材Pを搬送させながらCMOSラインセンサ43により撮像し、画像抽出部452により所定の面積の記録材Pの表面画像を撮像する。
画像抽出部452は、得られた二次元の表面画像の画像データから、予め記憶部455に記憶されている記録材有効画像範囲Aの情報に基づき、記録材Pの種類を判別するために用いる表面画像の抽出を行う。そして、画像抽出部452は、抽出した記録材有効画像範囲A内の表面画像の情報を特徴量算出部453と光量補正量算出部456に出力する。特徴量算出部453は、画像抽出部452から入力された表面画像の明暗の情報に基づき表面画像の特徴量の算出を行い、算出した結果を画像形成制御部10内のCPU100に出力する。CPU100は、特徴量算出部453から入力された表面画像の特徴量に基づき、記録材Pの表面性の判別を行う。尚、記憶部455には、LED41の発光を制御するための電流値や、後述するLED41の光量を調整する際に必要な光量の目標値も記憶されている。また、記憶部455には、内面基準板有効画素範囲a、bも記憶されている。
記録材Pの表面画像を正確に取得するためには、LED41の光量の調整が必要となる。LED41の光量が大きすぎる場合には記録材Pからの反射光が多くなり、取得した表面画像が明るくなりすぎ、表面画像の特徴量(明暗)が正しく得られない可能性がある。また、LED41の光量が不足する場合には、取得した表面画像が暗くなりすぎ、表面画像の特徴量(明暗)が正しく得られない可能性がある。更に、LED41は、経時変化によって発光光量が低下してくる。これらの理由から、CMOSラインセンサ43により表面画像を撮像する前に、撮像に適した光量でLED41を発光するために、予めLED41の光量の調整を行う。
光量の低下を細かく制御するためには、記録材Pを1枚撮像する毎にLED41の光量を補正することが理想である。このため、画像抽出部452は、得られた二次元の表面画像の情報から、予め記憶部455に記憶されている内面基準板有効画素範囲a、bの情報に基づき、LED41の光量を補正するために用いる内面基準板46a、46bの表面画像の抽出を行う。画像抽出部452は、抽出した内面基準板有効画像範囲a、b内の表面画像の情報を光量補正量算出部456に出力する。このように、判別処理部45では、記録材Pの表面画像の撮像を行う期間内で内面基準板46a、46bの表面画像も検出し、光量補正量算出部456により光量の補正量を算出し、CPU100に出力する。CPU100は、光量補正量算出部456の算出結果、即ち、算出された光量の補正量に基づき、LED41が所定の光量になるように照射制御部462を制御する。
次に、記録材Pの搬送速度が所定の搬送速度(例えば、80mm/秒)の半分(40mm/秒)になった場合について説明する。搬送速度が40mm/秒のときに搬送方向を600dpiで撮像するためには、CMOSラインセンサ43の撮像は42μm/(40mm/秒)即ち約1060μsec間隔で行う必要がある。即ち、記録材Pの搬送速度が所定の速度の80mm/秒の場合と比較して、搬送速度が40mm/秒の場合には撮像時間は2倍となる。一方、記録材Pの搬送速度(言い換えれば、撮像時間)によらず記録材Pの表面に発生した明暗(影)の撮像結果は同じにしたい。ここで、記録材Pの表面に発生した明暗の撮像結果とは、具体的には、CMOSラインセンサ43が受光する積算の光量のことである。よって、CPU100は、記録材PへのLED41の照射光量を半分にすることで、撮像時間が2倍になった場合でも同一の撮像結果になるように制御している。このように、本実施例では、光量補正量算出部456により算出された光量の補正量に基づき、CPU100がLED41の光量を、記録材Pの搬送速度に応じた光量に補正している。
ここまでラインセンサを用いた記録材Pの表面性判別方法について説明を行ってきたが、これらは一般的な構成に関して説明したものである。例えば、内面基準板46a、46bの位置や有無、光源であるLED41の個数等の構成は、上述した構成に限定されるものではない。
<坪量検知部の説明>
図5を用いて坪量検知部30について説明する。図1の画像形成装置1において、記録材Pの坪量の情報を検知するための坪量検知部30は、超音波の送信手段である送信部31と受信手段である受信部32を有し、記録材Pを搬送する搬送路を挟むように送信部31と受信部32が配置されている。また、画像形成制御部10は、超音波の送受信制御や記録材Pの坪量を判別する動作(以下、坪量判別動作という)を行う坪量検知部制御部90を備えている。ここでいう坪量とは、記録材Pの単位面積当たりの質量であり、[g/m]で表わす。画像形成制御部10は、坪量検知部制御部90からの出力結果に応じて、画像形成における画像形成条件の制御を行っている。尚、画像形成条件とは、例えば、転写電圧や定着温度、記録材Pの搬送速度等、画像形成を行う際の各種の条件をいう。
坪量検知部30の送信部31と受信部32は同様の構成であり、それぞれ機械的変位と電気信号の相互変換素子である圧電素子(ピエゾ素子ともいう)と、電極端子とを有する。送信部31では、電極端子に所定の周波数のパルス電圧を入力すると圧電素子が発振して音波が発生し、発生した音波が空気中を伝搬する。音波が記録材Pに到達すると、音波によって記録材Pが振動する。記録材Pの振動は空気中を音波として伝搬し、受信部32に到達する。このように、送信部31で発生させた音波が、記録材Pを介して受信部32に伝搬する。受信部32の圧電素子は、受信した音波の振幅に応じた出力電圧を電極端子に発生させる。これが圧電素子を用いて超音波を送受信する場合の動作原理である。本実施例では、送信部31及び受信部32は、32kHzの周波数特性を持つ超音波を送受信する。超音波の周波数は予め設定されるものであり、送信部31及び受信部32の構成、検知精度等に応じて適切な範囲の周波数を選択すればよい。
画像形成制御部10内のCPU100は、記録材Pの坪量の測定の開始を示す信号を受信制御部34の駆動信号制御部341に出力する。駆動信号制御部341は、CPU100から信号を入力されると、所定の周波数の超音波を発生させるために、送信制御部33の駆動信号生成部331に対して、超音波送信信号を生成するよう指示する。駆動信号生成部331は、記録材Pや搬送路周囲の部材による反射波等の外乱の影響を低減するために、送信部31が照射した直接波のみを受信部32で受信できるように、一定の周期のパルス波を出力する。これは、バースト波と呼ばれている。本実施例では、駆動信号生成部331は、1回の測定で、32kHzのパルス波を5パルス、連続して出力する。駆動信号生成部331では、このように、予め設定された周波数を持つ信号を生成し、増幅器332に出力する。増幅器332は、駆動信号生成部331から入力された所定の周波数を持つ信号のレベル(電圧値)を増幅し、送信部31へ出力する。
受信部32は、送信部31から送信された超音波、又は、記録材Pを透過した超音波を受信して、受信制御部34の検知回路342に出力する。検知回路342は、信号の増幅機能と信号の整流機能を有しており、記録材Pが送信部31と受信部32との間に存在しない状態と、存在する状態とで増幅率を変更できるようにしている。検知回路342は、入力された信号を増幅、整流してA−D変換部343に出力する。A−D変換部343は、検知回路342から入力された信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換し、ピーク抽出部344に出力する。ピーク抽出部344は、A−D変換部343から入力されたデジタル信号に基づいて、入力されたデジタル信号のピーク(極大値)を抽出し、抽出したピーク値を記憶部346に記憶する。これらの動作を「ピーク検出動作」と呼ぶ。
ピーク検出動作は、送信部31と受信部32の間に記録材Pが存在しない状態と存在する状態に対して、各々所定間隔で所定回数実施される。算出手段である演算部347は、記憶部346に記憶されたデジタル信号のピーク値に基づき、記録材Pが存在しない状態での所定回数のピーク値の平均値と、記録材Pが存在する状態での所定回数のピーク値の平均値との比から記録材Pの透過係数を算出する。演算部347は、算出した透過係数をCPU100に出力する。演算部347により算出された透過係数は記録材Pの坪量に相当する値であり、CPU100は、演算部347で算出された透過係数に基づいて、記録材Pの坪量を判別する。
<画像形成条件の説明>
CPU100は、表面性検知部40と坪量検知部30の検知結果に基づいて記録材Pの紙種を判別し、判別結果に応じて転写電圧や定着器115の定着温度、更には定着中の記録材Pの搬送速度などの画像形成条件を決定する。例えば、CPU100は、坪量の大きい記録材Pや表面性の粗い記録材Pでは、転写電圧や定着温度を高めに設定する。一方、CPU100は、坪量が小さい記録材Pや表面性の滑らかな記録材Pでは、転写電圧や定着温度を低めに設定する。記録材Pの坪量や表面性は、同じ銘柄の記録材Pであっても、記録材P毎に微妙に異なる。よって、坪量検知部30と表面性検知部40により記録材P毎に坪量と表面性を検知して、記録材P毎に転写電圧や定着温度を微調整することが望ましい。また、CPU100は、坪量が更に大きい記録材Pや表面性が更に粗い記録材Pなどの定着温度を高めても定着性が確保できない記録材Pに対しては、定着中の記録材Pの搬送速度も遅く設定する。CPU100は、決定した画像形成条件に基づき、画像形成動作を制御する。このため、CPU100は、制御手段としても機能する。
<本実施例の動作の説明>
(1枚目の定着時の搬送速度を変更しない場合)
図6は、2枚の記録材Pに連続して印字する場合(以下、2枚連続印字という)のジョブのタイミングチャートである。尚、本実施例の制御は2枚連続印字に限定されず、複数の記録材Pを連続して印字する場合にも適用でき、以降の実施例においても同様である。図6(a)は1枚目の記録材P1の搬送速度を示し、図6(b)は2枚目の記録材P2の搬送速度を示し、図6(c)は感光ドラム109及び定着器115の回転速度を示す。いずれも横軸は時間を示す。
図6(a)を用いて1枚目の記録材P1について説明する。画像形成が開始されると、時刻t11で1枚目の記録材P1の搬送を、搬送速度v1で開始する。時刻t11は、給紙カセット101から記録材P1の給紙が開始された時刻である。図6(c)に示すように、時刻t11で基準速度である回転速度v1で、感光ドラム109と定着器115の回転も開始する。また、図6には示していないが、定着器115の加熱も開始する。時刻t12で記録材P1の先端が記録材判別装置7に到達すると、表面性検知部40と坪量検知部30により前述した動作で記録材P1の表面性と坪量が検知される。記録材判別装置7による記録材P1の判別が終了すると、時刻t13で記録材P1の搬送を一旦停止する。ここで、時刻t12から時刻t13までの記録材判別装置7による記録材P1の判別動作を行っている期間を、記録材判別期間〔1〕という。
CPU100は、表面性検知部40と坪量検知部30により得られた記録材P1の表面性と坪量の検知結果から、転写条件や定着温度や定着時の記録材P1の搬送速度等の画像形成条件を決定する。ここで、転写条件とは、例えば転写電圧や転写時の記録材の搬送速度であり、転写時の記録材Pの搬送速度は感光ドラム109の回転速度でもある。また、定着時の記録材の搬送速度は定着器115の回転速度でもある。CPU100は決定したこれらの条件で感光ドラム109への画像形成を開始するとともに、時刻t14で記録材P1の搬送を再開する。ここで、時刻t13から時刻t14までのCPU100により画像形成条件の設定を行っている期間を、画像形成条件設定期間〔2〕という。
尚、図6では、定着時の記録材P1の搬送速度を基準の搬送速度v1と同じ搬送速度v1に決定した例であり、CPU100は、時刻t14で記録材P1の搬送速度をv1として再開する。記録材P1の先端は時刻t15で感光ドラム109と転写ローラ110のニップ部に到達し、続いて時刻t16で定着器115のニップ部に到達する。記録材P1は、時刻t15から時刻t17の期間で転写ローラ110によりトナー像の転写が行われ、この期間を転写期間〔3〕という。また、記録材P1は、時刻t16から時刻t18の期間で定着器115により定着処理が行われ、この期間を定着期間〔4〕という。時刻t19で記録材P1は、画像形成装置1の本体外へ排出される。言い換えれば、記録材P1の後端は、時刻t17で感光ドラム109と転写ローラ110のニップ部を通過し、続いて時刻t18で定着器115のニップ部を通過する。
次に、図6(b)を用いて2枚目の記録材P2について説明する。2枚目の記録材P2は、所定の時刻t21で、1枚目の記録材P1と同じ搬送速度v1で搬送が開始される。時刻t22で記録材P2の先端が記録材判別装置7に到達すると、時刻t23までの間、表面性検知部40と坪量検知部30により記録材P2の表面性と坪量が検知される(記録材判別期間〔1〕)。そして、CPU100は、時刻t23から時刻t24までの間、記録材P2を搬送速度v1で搬送しつつ、次の判断を行う。即ち、CPU100は、表面性検知部40と坪量検知部30により得られた記録材P2の表面性と坪量の検知結果から、転写条件や定着温度を変更する必要があるか否かを判断する(画像形成条件設定期間〔2〕)。
CPU100が画像形成条件設定期間〔2〕で、転写条件の変更が必要であると判断した場合は、記録材P1の転写が終了した時刻t17から記録材P2の転写が開始される時刻t24の期間で、転写条件を変更する。また、CPU100が画像形成条件設定期間〔2〕で、定着温度の変更が必要であると判断した場合は、記録材P1の定着が終了した時刻t18から記録材P2の定着が開始される時刻t25の期間で、定着温度を変更する。この場合、スループットを向上させるために、2枚目の記録材P2の画像形成条件設定期間〔2〕である時刻t23から時刻t24の間のいずれかのタイミングで感光ドラム109への2枚目の記録材P2に対する画像形成が開始される。画像形成中に画像形成速度(感光ドラム109、定着器115の回転速度)を変更すると色ずれ等が発生するため、2枚目の記録材P2の画像形成条件設定期間〔2〕では定着器115の回転速度は変更しない。記録材P2は時刻t24から時刻t26の転写期間〔3〕、及び時刻t25から時刻t27までの定着期間〔4〕を経て、時刻t28で画像形成装置1の本体外へ排出される。尚、図6(c)は、感光ドラム109と定着器115が、時刻t11から時刻t28まで回転速度v1で回転していることを示している。
(1枚目の定着時の搬送速度を変更する場合)
続いて、1枚目の記録材P1の記録材判別の結果、定着時の搬送速度v1を変更する場合の動作について説明する。図7(a)〜図7(c)は、2枚連続印字した場合の1枚目の記録材P1及び2枚目の記録材P2の搬送速度と、感光ドラム109及び定着器115の回転速度を示したタイミングチャートであり、図6(a)〜図6(c)に対応している。図7(a)を用いて1枚目の記録材P1について説明する。画像形成が開始されると、時刻t31で1枚目の記録材P1の搬送を、第一の速度である搬送速度v1で開始する。図7(c)に示すように、時刻t31で基準速度である回転速度v1で、感光ドラム109と定着器115の回転も開始する。また、図7には示していないが、定着器115の加熱も開始する。時刻t32で記録材P1の先端が記録材判別装置7に到達すると、表面性検知部40と坪量検知部30により前述した動作で記録材P1の表面性と坪量が検知される。記録材判別装置7による記録材判別が終了すると、時刻t33で記録材P1の搬送を一旦停止する(記録材判別期間〔1〕)。
CPU100は、表面性検知部40と坪量検知部30により得られた記録材P1の表面性と坪量の検知結果から、転写条件や定着温度、定着時の記録材P1の搬送速度等の画像形成条件(第一の条件)を決定する。図7では、CPU100は、記録材判別期間〔1〕における記録材判別装置7による記録材判別の結果、記録材P1の定着時の搬送速度について、v1の半分の第二の速度であるv2が適正であると判断する。このため、CPU100は、感光ドラム109と定着器115の回転速度をv1からv2に切り替える。CPU100は、感光ドラム109と定着器115の回転速度がv1からv2に切り替えられた以降における所定のタイミングで、感光ドラム109への画像形成を開始する。CPU100はこの動作とともに、時刻t34で記録材P1の搬送を搬送速度v2で再開する、即ち、記録材P1の搬送速度もv1からv2に切り替える。
記録材P1の先端が時刻t35で感光ドラム109と転写ローラ110のニップ部に到達し、続いて時刻t36で定着器115のニップ部に到達する。記録材P1は時刻t35から時刻t37の転写期間〔3〕、及び時刻t36から時刻t38までの定着期間〔4〕を経て、時刻t39で画像形成装置1の本体外へ排出される。ここで、記録材P1の後端は時刻t37で感光ドラム109と転写ローラ110のニップ部を通過し、続いて時刻t38で定着器115のニップ部を通過する。
次に、図7(b)を用いて2枚目の記録材P2について説明する。2枚目の記録材P2は、所定のタイミングである時刻t41で、1枚目の記録材P1について画像形成条件設定期間〔2〕で決定された第二の速度である搬送速度v2で搬送が開始される。時刻t42で記録材P2の先端が記録材判別装置7に到達すると、時刻t43までの間、表面性検知部40と坪量検知部30により前述した動作で記録材P2の表面性と坪量が検知される(記録材判別期間〔1〕)。そして、CPU100は、時刻t43から時刻t44までの期間で記録材P2の搬送を継続しつつ、記録材P2の表面性と坪量の検知結果から、転写条件や定着温度の変更が必要か否かを判断する(画像形成条件設定期間〔2〕)。
CPU100は、転写条件の変更が必要であると判断した場合は、記録材P1の転写が終了した時刻t37から記録材P2の転写が開始される時刻t44の期間で第二の条件である転写条件に変更する。また、CPU100は、定着温度の変更が必要であると判断した場合は、記録材P1の定着が終了した時刻t38から記録材P2の定着が開始される時刻t45の期間で第二の条件である定着温度に変更する。この場合も、図6で説明した理由と同じ理由により、2枚目の画像形成条件設定期間〔2〕では定着時の搬送速度は変更しない。記録材P2は時刻t44から時刻t46の転写期間〔3〕、及び時刻t45から時刻t47までの定着期間〔4〕を経て、時刻t48で画像形成装置1の本体外へ排出される。尚、図7(c)は、感光ドラム109と定着器115が回転速度v1から回転速度v2に変更されて回転していることを示している。
また、本実施例では1枚目の記録材P1の画像形成条件設定期間〔2〕では、記録材P1の搬送を停止させ、2枚目の記録材P2の画像形成条件設定期間〔2〕では記録材P2の搬送をしている場合について説明した。しかし、必ずしも1枚目の画像形成条件設定期間〔2〕で記録材P2の搬送を停止させる必要はない。これについては、実施例2で説明する。
以上、本実施例によれば、スループットを低下させることなく記録材の種類等を判別し、適切に画像形成制御を行うことできる。
実施例1では、記録材判別期間〔1〕に1枚目の記録材P1を搬送させながら記録材P1の判別を実行した後に、画像形成条件設定期間〔2〕では記録材P1を一旦停止させる構成を説明した。本実施例では、1枚目の記録材P1の判別を行った後、画像形成条件設定期間〔2〕において記録材P1を停止させずに、適正な画像形成条件で画像形成を行う構成について説明する。尚、画像形成装置1の構成、記録材判別装置7の構成、及び記録材Pの判別方法については実施例1と同じであり、説明を省略する。
<本実施例の動作の説明>
図8は、2枚連続印字した場合の1枚目の記録材P1及び2枚目の記録材P2の搬送速度と、感光ドラム109及び定着器115の回転速度を示したタイミングチャートであり、図6に対応している。図8(a)を用いて1枚目の記録材P1について説明する。画像形成が開始されると、時刻t51で1枚目の記録材P1の搬送を搬送速度v1で開始する。図8(c)に示すように、時刻t51で感光ドラム109と定着器115についても基準の回転速度v1で回転を開始する。また、図8には図示していないが、定着器115の加熱も開始する。時刻t52で記録材P1の先端が記録材判別装置7に到達すると、時刻t53までの期間で、表面性検知部40と坪量検知部30により前述した動作で記録材P1の表面性と坪量が検知される(記録材判別期間〔1〕)。
記録材P1の判別が終了すると、CPU100は表面性検知部40と坪量検知部30によって得られた表面性と坪量の検知結果から、転写条件や定着温度、定着時の搬送速度を決定する。図8(a)では定着時の記録材P1の搬送速度についてv1の半分のv2が適正と判断されたため、図8(c)に示すように感光ドラム109と定着器115の回転速度をv2に変更する。また、時刻t53から時刻t54の期間で、CPU100は、記録材P1の搬送速度をv1からv2に変更する。更に、CPU100は、感光ドラム109と定着器115の回転速度がv2に変更された以降における所定のタイミングで、感光ドラム109への画像形成を開始する(画像形成条件設定期間〔2〕)。記録材P1の先端が時刻t55で感光ドラム109と転写ローラ110のニップ部に到達し、続いて時刻t56で定着器115のニップ部に到達する。記録材P1は時刻t55から時刻t57の転写期間〔3〕、及び時刻t56から時刻t58までの定着期間〔4〕を経て、時刻t59で画像形成装置1の本体外へ排出される。
次に、図8(b)を用いて2枚目の記録材P2について説明する。2枚目の記録材P2は、所定のタイミングである時刻t61において、1枚目の記録材P1について画像形成条件設定期間〔2〕で決定された搬送速度v2で搬送が開始される。時刻t62で記録材P2の先端が記録材判別装置7に到達すると、時刻t63までの間、表面性検知部40と坪量検知部30により前述した動作で記録材P2の表面性と坪量が検知される(記録材判別期間〔1〕)。そして、時刻t63から時刻t64までの間で記録材P2の搬送を継続しつつ、CPU100は得られた表面性と坪量の検知結果から、転写条件や定着温度を変更する必要があるか否かを判断する(画像形成条件設定期間〔2〕)。
CPU100は、転写条件の変更が必要であると判断した場合は、記録材P1の転写が終了した時刻t57から記録材P2の転写が開始される時刻t64の間で転写条件を変更する。また、CPU100は、定着温度の変更が必要と判断した場合は、記録材P1の定着が終了した時刻t58から記録材P2の定着が開始される時刻t65の間で定着温度を変更する。この場合においても、実施例1の図6で説明した理由と同じ理由により、2枚目の記録材P2の画像形成条件設定期間〔2〕では定着時の搬送速度は変更しない。記録材P2は時刻t64から時刻t66の転写期間〔3〕、及び時刻t65から時刻t67までの定着期間〔4〕を経て、時刻t68で画像形成装置1の本体外へ排出される。尚、図8(c)は、感光ドラム109と定着器115が、回転速度v1から回転速度v2に変更されて回転していることを示している。
本実施例では、記録材P1の判別結果で定着時の搬送速度の変更が必要になった場合に、記録材P1を搬送しつつ定着器115の回転速度を変更する場合について説明した。本実施例の効果としては、記録材P1の判別後の時刻t53から記録材P1に対する転写工程を開始する時刻t55までの期間を、実施例1の図7(a)に示す時刻t33から時刻t35までの期間よりも短縮することができる。これは、記録材P1を停止した状態から搬送速度v2にするまでの時間よりも、搬送速度v1から搬送速度v2にする時間のほうが短いからである。これにより、本実施例では、更にスループットを向上させることができる。また、本実施例では、搬送速度をv1からv2へ低速に変更する例で説明したものの(v1>v2)、高速回転に変更する場合(v1<v2)にも同様の制御ができる。
以上、本実施例によれば、スループットを低下させることなく記録材の種類等を判別し、適切に画像形成制御を行うことができる。
実施例1では感光ドラム109と定着器115を基準である回転速度v1で駆動して画像形成を開始している。しかし、前回の画像形成から給紙カセット101の開閉が発生していない場合には、給紙カセット101から給紙される記録材Pは、同一種類の記録材Pである確率が高い。このため、画像形成時の搬送速度についても前回の画像形成時に決定した搬送速度で画像形成を行う可能性が高いと判断できる。そこで本実施例では、1枚目の記録材P1の給紙カセット101からの搬送は搬送速度v1で行うものの、2枚目以降の感光ドラム109と定着器115の回転速度については前回の画像形成時に判断した回転速度v2で画像形成を開始する構成について説明する。
ここで、1枚目の記録材P1を給紙カセット101から搬送速度v1(>v2)で搬送する理由は、給紙カセット101にどのような記録材Pが収容されているかわからないからである。仮に、画像形成装置1で画像形成を行うことが可能な記録材Pの中で最も早い画像形成速度(本実施例ではv1)で画像形成することが可能な記録材Pが、給紙カセット101に収納されていたとする。この場合、最も早い画像形成速度に相当する搬送速度で記録材P1を記録材判別装置7まで搬送させる。そして、記録材判別装置7による判別の結果、最も早い画像形成速度で画像形成が可能な記録材Pであると判断された場合、そのまま最も早い画像形成速度に相当する搬送速度で搬送することが可能となる。
尚、図4、図5で説明したように、画像形成制御部10はROM100a、RAM100bを有しており、前回のジョブの画像形成時に決定した画像形成速度が記憶されているものとする。また、CPU100は、給紙カセット101の開閉を、図1には不図示のセンサ等の開閉検知手段の検知結果に基づいて判断するものとする。更に、画像形成装置1の構成、記録材判別装置7の構成、及び記録材Pの判別方法については実施例1と同じであり、説明を省略する。
図9は、2枚連続印字した場合の1枚目の記録材P1及び2枚目の記録材P2の搬送速度と、感光ドラム109及び定着器115の回転速度を示したタイミングチャートであり、図6と同様の図である。尚、前回CPU100が判断した画像形成速度(搬送速度でもある)がv2であり、RAM100bには画像形成速度(搬送速度)v2が記憶されているものとして説明する。図9(a)を用いて1枚目の記録材P1について説明する。画像形成が開始されると、時刻t71で1枚目の記録材P1の搬送が搬送速度v1で開始される。一方、CPU100は、図9(c)に示すように、感光ドラム109と定着器115は、RAM100bに記憶されている前回の画像形成時に判断した回転速度v2で回転を開始する。また、CPU100は、定着器115の加熱も開始する。時刻t72で記録材P1が記録材判別装置7に到達すると、表面性検知部40と坪量検知部30により前述した動作で記録材P1の表面性と坪量が検知される。記録材P1の判別が終了すると、時刻t73で記録材P1の搬送を一旦停止する(記録材判別期間〔1〕)。
CPU100は、表面性検知部40と坪量検知部30により得られた表面性と坪量の検知結果から、転写条件や定着温度、定着時の搬送速度を決定する。本実施例では、記録材P1が、RAM100bに記憶された前回の画像形成時に検知した記録材の表面性と坪量と同等と判断した場合について説明する。CPU100は、定着器115の回転速度をv2のまま変更しない。その後、所定のタイミングで感光ドラム109への画像形成を開始するとともに、時刻t74で記録材P1の搬送を搬送速度v2で再開する(画像形成条件設定期間〔2〕)。記録材P1の先端が時刻t75で感光ドラム109と転写ローラ110のニップ部に到達し、続いて時刻t76で定着器115のニップ部に到達する。記録材P1は時刻t75から時刻t77の転写期間〔3〕、及び時刻t76から時刻t78までの定着期間〔4〕を経て、時刻t79で画像形成装置1の本体外へ排出される。
図9(b)を用いて2枚目の記録材P2について説明する。2枚目の記録材P2は、所定の時刻t81において、RAM100bに記憶された搬送速度v2で搬送が開始される。時刻t82で記録材P2の先端が記録材判別装置7に到達すると、時刻t83までの間、前述した動作で表面性検知部40と坪量検知部30により記録材P2の表面性と坪量を検知する(記録材判別期間〔1〕)。そして、時刻t83から時刻t84までの間で記録材P2の搬送を継続しつつ、CPU100は得られた表面性と坪量の検知結果から、転写条件や定着温度の変更が必要か否かを判断する(画像形成条件設定期間〔2〕)。CPU100は、転写条件の変更が必要であると判断した場合は、記録材P1の転写が終了した時刻t77から記録材P2の転写が開始される時刻t84の間で転写条件を変更する。
また、CPU100は、定着温度の変更が必要であると判断した場合は、記録材P1の定着が終了した時刻t78から記録材P2の定着が開始される時刻t85の間で定着温度を変更する。記録材P2は、時刻t84から時刻t86の転写期間〔3〕、及び時刻t85から時刻t87までの定着期間〔4〕を経て、時刻t88で画像形成装置1の本体外へ排出される。尚、図9(c)は、感光ドラム109と定着器115が回転速度v2で回転していることを示している。ここで、本実施例では、給紙カセット101の開閉がなかった場合でも、記録材P1、P2の判別動作や画像形成条件の設定動作を行っている。これは、1枚目や2枚目以降の記録材Pについて、複数枚分の判別結果を蓄積することにより、記録材Pの判別をより正確に行うことができるからである。本実施例のように、複数枚分の判別結果を蓄積することで、給紙カセット101内に収納された記録材に対してより適切な画像形成条件で画像形成を実行することができる。
以上のように、前回の画像形成から給紙カセット101の開閉が発生していない場合という前提を考慮することにより、次のような効果を得ることができる。本実施例では、定着器115の回転速度を前回の画像形成時に決定した遅い場合の回転速度v2で回転させる。一方、1枚目の記録材P1の給紙動作はv2よりも速い基準である搬送速度v1で行う。そして、CPU100が、記録材P1について前回の画像形成時に判別した記録材の表面性と坪量と同等と判断した場合には、定着器115の回転速度v2の変更は発生せず、そのまま回転速度v2で以降の動作を継続する。この場合、図7と比較して、1枚目の記録材P1の画像形成開始前に感光ドラム109と定着器115の回転速度がv1からv2に変化するまでの時間(図7(a)の時刻t33から時刻t34の間の所定の時間)を待つ必要がなくなる。これにより、本実施例では、画像形成開始の時刻t71から記録材P1の転写開始の時刻t75までの期間を、実施例1の図7に示す時刻t31から時刻t35までの期間よりも短縮することができ、スループットを更に向上させることができる。
尚、1枚目の記録材P1について、画像形成条件設定期間〔2〕で記録材P1の搬送を停止させず、図8で説明したように搬送速度v1から搬送速度v2に変更させるようにしてもよい。この場合、記録材P1の先端が時刻t75に搬送速度v2で感光ドラム109と転写ローラ110のニップ部に到達するように制御する。
尚、実施例1〜3において、2枚目以降の記録材P2の記録材判別期間〔1〕と画像形成条件設定期間〔2〕は、転写期間〔3〕の前に限定されるものではない。例えば連続印字時に、記録材Pの記録材判別期間〔1〕と画像形成条件設定期間〔2〕を転写期間〔3〕中に平行して設け、表面性と坪量の判別を行った記録材Pの判別結果は、判別した記録材P以降の記録材Pに対する転写条件や定着温度として決定してもよい。即ち、1枚目の記録材P1について転写期間〔3〕中に記録材判別動作と画像形成条件設定動作を行い、1枚目の記録材P1についての表面性と坪量の検知結果から、2枚目の記録材P2の転写条件や定着温度、定着速度を決定する構成としてもよい。尚、この場合、1枚目の記録材P1については、例えば図7では、時刻t32から時刻t33の記録材判別期間〔1〕において記録材判別動作を行って、この判別結果に基づき画像形成条件を決定する。
以上、本実施例によれば、スループットを低下させることなく記録材の種類等を判別し、適切に画像形成制御を行うことができる。
30 坪量検知部
40 表面性検知部
100 CPU
P 記録材

Claims (13)

  1. 記録材の表面性を検知する第一の検知手段と、
    記録材の坪量を検知する第二の検知手段と、
    前記第一の検知手段及び前記第二の検知手段の検知結果に基づき、記録材の紙種を判別し、判別した結果に基づき、画像形成動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    連続して搬送される複数の記録材の1枚目の記録材を第一の速度で搬送させながら前記第一の検知手段及び前記第二の検知手段により検知した結果に基づき、前記1枚目の記録材の画像形成を行う際の速度を第二の速度に、画像形成条件を第一の条件に決定した場合には、前記1枚目の記録材の速度を前記第一の速度から前記第二の速度に切り替えて前記第一の条件で画像形成を行い、
    前記1枚目の記録材に続いて搬送されている2枚目の記録材を前記第二の速度で搬送させながら前記第一の検知手段及び前記第二の検知手段により検知した結果に基づき、前記2枚目の記録材の画像形成を行う際の画像形成条件を第二の条件に決定した場合には、前記2枚目の記録材の速度は前記第二の速度のまま前記第二の条件で画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一の検知手段は、
    記録材に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段により照射された光の記録材による反射光を受光し、前記記録材の表面の記録材の搬送方向に直交する方向の画像を撮像する撮像手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、搬送されている記録材を前記撮像手段により所定の時間間隔で撮像した記録材の二次元の画像データに基づき、前記記録材の表面性を判別することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記撮像手段は、ラインセンサであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第一の検知手段は、前記照射手段により光が照射される位置の前記搬送方向に直交する方向の両端部に配置された基準板を有し、
    前記照射手段は、前記基準板に光を照射し反射された光を前記撮像手段により撮像した結果に基づき、光量が調整されることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第二の検知手段は、
    超音波を送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された超音波を受信する受信手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記受信手段により記録材を介して超音波を受信した結果に基づき、前記記録材の坪量を判別することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第二の検知手段は、前記受信手段により記録材を介して超音波を受信した結果に基づき、前記記録材の透過係数を算出する算出手段を有し、
    前記制御手段は、前記算出手段により算出された透過係数に基づき、前記記録材の坪量を判別することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記1枚目の記録材の搬送が停止した状態で、前記第一の条件を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記1枚目の記録材を搬送させながら、前記第一の条件を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. トナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写する転写手段と、
    前記転写手段により転写されたトナー像を定着させる定着手段と、
    を備え、
    前記制御手段により決定される前記画像形成条件は、前記転写手段によりトナー像を記録材に転写させる際に前記転写手段に印加される電圧、及び、前記定着手段によりトナー像を定着させる際の温度、を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記画像形成装置で画像形成を行うことが可能な記録材の中で最も早い速度を前記第一の速度とし、記録材を積載する収納部から前記第一の速度で前記1枚目の記録材を給紙することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記1枚目の記録材の速度を前記第一の速度から前記第二の速度に切り替える際には、前記転写手段による前記1枚目の記録材へのトナー像の転写を開始するまでの間に切り替えることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段が決定した前回の速度を記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記1枚目の記録材について、前記像担持体及び前記定着手段の速度を、前記記憶手段に記憶された速度で回転させることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている速度で、前記収納部から前記2枚目の記録材を給紙することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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